説明

情報表示装置及びプログラム

【課題】説明情報の画像をプレビュー表示させる。
【解決手段】電子辞書1は、表示部40と、見出し語と当該見出し語の説明情報とを対応づけて複数記憶するとともに、何れかの見出し語の説明情報に画像を対応づけて記憶する辞書データベース820と、ユーザから検索文字列の入力を受ける入力部30と、辞書データベース820による記憶情報から検索文字列に対応する見出し語を検出して表示部40に一覧表示させつつ、この一覧表示された見出し語のうちユーザにより指定される指定見出し語の説明情報の先頭部分と、当該説明情報に対応付けられた画像とをプレビュー表示させるCPU20とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報表示装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、辞書機能を有する電子辞書などの情報表示装置においては、各見出し語と見出し語の説明情報とを対応付けて記憶する辞書データベースが備えられている。この情報表示装置で見出し語検索を行うと、入力された文字に対応する見出し語、例えば前方一致する見出し語が辞書データベース内で検索され、検出された見出し語が一覧表示されるとともに、ユーザ選択される見出し語の説明情報が辞書データベースから読み出され、その先頭部分がプレビュー表示される。そして、ユーザにより見出し語の決定操作が行われると、当該見出し語と、その説明情報とが全画面表示される。
【0003】
ところで、このような情報表示装置では、近年、見出し語の画像が辞書データベースに記憶され、見出し語とともに表示されるようになっている(例えば特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−48712号公報
【特許文献2】特開2011−76414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の情報表示装置では、見出し語の説明情報に画像が埋め込まれている場合に、その画像をプレビュー表示させることができないため、見出し語が一覧表示された状態から所望の見出し語を選択する際の使い勝手が悪い。
【0006】
本発明の課題は、説明情報の画像をプレビュー表示させることのできる情報表示装置及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明は、情報表示装置において、
表示手段と、
見出し語と、当該見出し語の説明情報とを対応づけて複数記憶するとともに、何れかの見出し語の説明情報に画像を対応づけて記憶する画像付辞書情報記憶手段と、
ユーザから検索文字列の入力を受ける検索文字列入力手段と、
前記画像付辞書情報記憶手段による記憶情報から検索文字列に対応する見出し語を検出して前記表示手段に一覧表示させつつ、見出し語一欄内でユーザにより指定される指定見出し語の説明情報の先頭部分と、当該説明情報に対応付けられた画像とをプレビュー表示させるプレビュー表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、説明情報の画像をプレビュー表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】電子辞書の概観を示す平面図である。
【図2】電子辞書の内部構成を示すブロック図である。
【図3】環境設定処理を示すフローチャートである。
【図4】辞書検索処理を示すフローチャートである。
【図5】辞書検索処理を示すフローチャートである。
【図6】マーカ単語帳表示処理を示すフローチャートである。
【図7】マーカ単語帳表示処理を示すフローチャートである。
【図8】表示部による表示内容を示す図である。
【図9】表示部による表示内容を示す図である。
【図10】表示部による表示内容を示す図である。
【図11】表示部による表示内容を示す図である。
【図12】表示部による表示内容を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明に係る情報表示装置を電子辞書に適用した場合の実施形態について詳細に説明する。
【0011】
[外観構成]
図1は、電子辞書1の平面図である。
この図に示すように、電子辞書1は、メインディスプレイ10、サブディスプレイ11、カードスロット12、及びキー群2を備えている。
【0012】
メインディスプレイ10及びサブディスプレイ11は、ユーザによるキー群2の操作に応じた文字や符号等、各種データを表示する部分であり、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescence Display)等によって構成されている。なお、本実施の形態におけるメインディスプレイ10及びサブディスプレイ11は、いわゆるタッチパネル110(図2参照)と一体的に形成されており、手書き入力等の操作を受け付け可能となっている。
【0013】
カードスロット12は、種々の情報を記憶した外部情報記憶媒体12a(図2参照)と着脱可能に設けられている。
【0014】
キー群2は、ユーザから電子辞書1を操作するための操作を受ける各種キーを有している。具体的には、キー群2は、訳/決定キー2bと、文字キー2cと、辞書選択キー2dと、カーソルキー2eと、シフトキー2fと、戻るキー2g等とを有している。
【0015】
訳/決定キー2bは、検索の実行や、見出し語の決定等に使用されるキーである。文字キー2cは、ユーザによる文字の入力等に使用されるキーであり、本実施の形態においては“A”〜“Z”キーを備えている。辞書選択キー2dは、後述の辞書データベース820,…(図2参照)の選択に使用されるキーである。
【0016】
カーソルキー2eは、画面内の反転表示位置、つまりカーソル位置の移動等に使用されるキーであり、本実施の形態においては上下左右の方向を指定可能となっている。シフトキー2fは、日本語の単語を検索対象に設定するとき等に使用されるキーである。戻るキー2gは、前回表示した画面に戻るとき等に使用されるキーである。
【0017】
[内部構成]
続いて、電子辞書1の内部構造について説明する。図2は、電子辞書1の内部構成を示すブロック図である。
【0018】
この図に示すように、電子辞書1は、表示部40、入力部30、記録媒体読取部60、CPU(Central Processing Unit)20、フラッシュROM(Read Only Memory)80、RAM(Random Access Memory)90を備え、各部はバスで相互にデータ通信可能に接続されて構成されている。
【0019】
表示部40は、上述のメインディスプレイ10及びサブディスプレイ11を備えており、CPU20から入力される表示信号に基づいて各種情報をメインディスプレイ10やサブディスプレイ11に表示するようになっている。
【0020】
入力部30は、上述のキー群2やタッチパネル110を備えており、押下されたキーやタッチパネル110の位置に対応する信号をCPU20に出力するようになっている。
【0021】
記録媒体読取部60は、上述のカードスロット12を備えており、当該カードスロット12に装着された外部情報記憶媒体12aから情報を読み出したり、当該外部情報記憶媒体12aに情報を記録したりするようになっている。
【0022】
ここで、外部情報記憶媒体12aには、辞書データベース820等が格納されるようになっている。なお、この辞書データベース820は後述のフラッシュROM80における辞書データベース820と同様のデータ構造を有しているため、ここでは説明を省略する。
【0023】
CPU20は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示やデータの転送等を行い、電子辞書1を統括的に制御するようになっている。具体的には、CPU20は、入力部30から入力される操作信号等に応じてフラッシュROM80に格納された各種プログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、CPU20は、処理結果をRAM90に保存するとともに、当該処理結果を表示部40に適宜出力させる。
【0024】
フラッシュROM80は、電子辞書1の各種機能を実現するためのプログラムやデータを記憶するメモリである。本実施の形態においては、フラッシュROM80は、本発明に係る情報表示プログラム81と、辞書データベース群82と、単語帳群83等とを記憶している。
【0025】
情報表示プログラム81は、後述の環境設定処理(図3参照)、辞書検索処理(図4〜図5参照)及びマーカ単語帳表示処理(図6〜図7参照)をCPU20に実行させるためのプログラムである。
【0026】
辞書データベース群82は、複数の辞書データベース820を有している。これら複数の辞書データベース820,…は、見出し語と、この見出し語の説明情報とを対応付けて複数記憶するとともに、何れかの見出し語の説明情報に画像を対応付けて記憶している。より詳細には、この辞書データベース820では、説明情報の何れかの部分に画像へのリンクが埋設されており、この部分に画像を対応付けて記憶している。なお、本実施の形態においては、このような辞書データベース820として、「和英辞書」などの辞書データベース820が辞書データベース群82に含まれている。
【0027】
単語帳群83は、複数のマーカ単語帳テーブル830を有している。
これら複数のマーカ単語帳テーブル830は、ユーザにより登録操作のされた見出し語を蓄積記憶するとともに、当該見出し語の説明情報中、ユーザ操作に基づきマーカ表示文字列として指定された文字列の位置情報を記憶するようになっている。
【0028】
RAM90は、CPU20が実行する各種プログラムや、これらプログラムの実行に係るデータ等を一時的に保持するメモリ領域を備えている。
【0029】
[動作]
続いて、電子辞書1の動作について、図面を参照しつつ説明する。
【0030】
<環境設定処理>
図3は、CPU20が情報表示プログラム81を読み出して実行する環境設定処理の流れを示すフローチャートである。
【0031】
この図に示すように、環境設定処理においてまずCPU20は、現時点での環境設定の各項目をメインディスプレイ10に一覧表示させる(ステップS1)。より詳細には、このときCPU20は、例えば図中のステップS1に示すように、説明情報中の画像をプレビュー表示させるか否かの項目(以下、画像プレビューの設定項目とする)等を環境設定項目としてメインディスプレイ10に表示させる。
【0032】
次に、CPU20は、画像プレビューの設定を変更する旨の操作が行われるか否かを判定し(ステップS2)、行われないと判定した場合(ステップS2;No)には他の処理へ移行する。
【0033】
また、ステップS2において画像プレビューの設定を変更する旨の操作が行われたと判定した場合(ステップS2;Yes)には、CPU20は、画像プレビューの設定変更画面をメインディスプレイ10に表示させる(ステップS3)。より詳細には、このときCPU20は、画像プレビューの設定についてON/OFFの切り替えボタンをメインディスプレイ10に表示させる。
【0034】
次に、ユーザがON/OFFの何れかのボタンを操作すると(ステップS4)、CPU20は、訳/決定キー2bが操作されるか否かを判定し(ステップS5)、操作されないと判定した場合(ステップS5;No)には他の処理へ移行する。
【0035】
また、ステップS5において訳/決定キー2bが操作されたと判定した場合(ステップS5;Yes)には、CPU20は、操作されたボタンに応じた設定内容を保存し(ステップS6)、環境設定処理を終了する。
【0036】
<辞書検索処理>
図4〜図5は、CPU20が情報表示プログラム81を読み出して実行する辞書検索処理の流れを示すフローチャートである。
【0037】
この辞書検索処理においては、図4に示すように、まずCPU20は、ユーザ操作に応じて何れかの辞書データベース820を指定辞書データベース820Sとして指定する(ステップT1)。
【0038】
次に、CPU20は、ユーザから検索文字列の入力を受けた後(ステップT2)、メインディスプレイ10に見出し語の一覧表示エリアE1と、説明情報のプレビュー表示エリアE2とを形成するとともに、検索文字列に前方一致する見出し語を指定辞書データベース820Sから検索し、検出された見出し語を一覧表示エリアE1に一覧表示させる(ステップT3)。
【0039】
次に、CPU20は、見出し語一覧における先頭の見出し語を指定して反転表示させ(ステップT4)、指定見出し語の説明情報の先頭部分を指定辞書データベース820Sから読み出してプレビュー表示エリアE2に表示させる(ステップT5)。ここで、指定見出し語の説明情報の先頭部分とは、当該説明情報のうち、プレビュー表示エリアE2に表示可能な先頭側の部分である。
【0040】
次に、CPU20は、画像プレビューの設定がONになっているか否かを判定し(ステップT6)、ONになっていない、つまりOFFになっていると判定した場合(ステップT6;No)には、図5に示すように、後述のステップT15に移行する。
【0041】
また、図4に示すように、ステップT6において画像プレビューの設定がONになっていると判定した場合(ステップT6;Yes)には、CPU20は、指定見出し語の説明情報に複数の画像が対応付けられているか否かを判定する(ステップT7)。
【0042】
このステップT7において指定見出し語の説明情報に複数の画像が対応付けられていると判定した場合(ステップT7;Yes)には、CPU20は、これらの画像をサムネイル化してサブディスプレイ11に並べて表示させた後(ステップT8)、図5に示すように、後述のステップT15に移行する。
【0043】
また、図4に示すように、ステップT7において指定見出し語の説明情報に複数の画像が対応付けられていないと判定した場合(ステップT7;No)には、CPU20は、説明情報の先頭部分に画像が対応付けられているか否か、つまり当該先頭部分に画像へのリンクが埋め込まれているか否かを判定する(ステップT11)。
【0044】
このステップT11において説明情報の先頭部分に画像が対応付けられていないと判定した場合(ステップT11;No)には、CPU20は、説明情報における先頭部分よりも後ろに画像が対応付けられているか否かを判定する(ステップT12)。
【0045】
このステップT12において説明情報における先頭部分よりも後ろに画像が対応付けられていないと判定した場合、つまり指定見出し語の説明情報に画像が対応付けられていないと判定した場合(ステップT12;No)には、CPU20は、図5に示すように、後述のステップT15に移行する。
【0046】
また、図4に示すように、ステップT12において説明情報における先頭部分よりも後ろに画像が対応付けられていると判定した場合(ステップT12;Yes)には、CPU20は、この画像をサムネイル化してサブディスプレイ11に表示させた後(ステップT13)、図5に示すように、後述のステップT15に移行する。
【0047】
また、図4に示すように、ステップT11において説明情報の先頭部分に画像が対応付けられていると判定した場合(ステップT11;Yes)には、CPU20は、この画像をプレビュー表示エリアE2に表示させるとともに、プレビュー表示エリアE2に表示されていた説明情報の先頭部分をサブディスプレイ11に移動させて表示させる(ステップT14)。
【0048】
次に、図5に示すように、CPU20は、カーソルキー2eによって指定見出し語の変更操作が行われるか否かを判定し(ステップT15)、行われたと判定した場合(ステップT15;Yes)には、新たに指定された見出し語を反転表示させて上述のステップT5に移行する(図4参照)。
【0049】
また、ステップT15において指定見出し語の変更操作が行われないと判定した場合(ステップT15;No)には、CPU20は、指定見出し語を表示対象にする旨の操作が行われるか否かを判定する(ステップT21)。
【0050】
このステップT21において指定見出し語を表示対象にする旨の操作が行われないと判定した場合(ステップT21;No)には、CPU20は、他の処理へ移行する。
【0051】
また、ステップT21において指定見出し語を表示対象にする旨の操作が行われたと判定した場合(ステップT21;Yes)には、CPU20は、指定されていた見出し語の説明情報をメインディスプレイ10に全画面表示させた後(ステップT22)、マーカ機能を実行する旨の操作が行われるか否かを判定する(ステップT23)。また、このステップT22においてCPU20は、マーカ単語帳テーブル830において位置情報の記憶された文字列(マーカ表示文字列)が表示される場合には、当該文字列をマーカ表示させる。
【0052】
このステップT23においてマーカ機能を実行する旨の操作が行われないと判定した場合(ステップT23;No)には、CPU20は、他の処理へ移行する。
【0053】
また、ステップT23においてマーカ機能を実行する旨の操作が行われたと判定した場合(ステップT23;Yes)には、CPU20は、ユーザ操作に応じて、説明情報中の何れかの文字列をマーカ表示させる(ステップT24)。なお、このステップT24においてユーザは、画像へのリンク部分をマーカ表示させても良い。
【0054】
次に、CPU20は、現時点で説明情報の表示されている見出し語と、マーカ表示された文字列部分(画像へのリンクの場合を含む)の位置情報とを対応付けてマーカ単語帳テーブル830に記憶させた後(ステップT25)、戻るキー2gが操作されるか否かを判定する(ステップT26)。
【0055】
このステップT26において戻るキー2gが操作されないと判定した場合(ステップT26;No)には、CPU20は、他の処理へ移行する。
【0056】
また、ステップT26において戻るキー2gが操作されたと判定した場合(ステップT26;Yes)には、CPU20は、処理の戻り先がマーカ単語帳処理であるか否かを判定する(ステップT27)。なお、このときCPU20は、後述のステップU26(図7参照)と、上述のステップT21との何れの処理を経て説明情報が全画面表示されているかに基づいて、処理の戻り先がマーカ単語帳処理であるか否かを判定するようになっている。
【0057】
そして、このステップT27において処理の戻り先がマーカ単語帳処理でないと判定した場合(ステップT27;No)には、CPU20は、上述のステップT4に移行する一方、処理の戻り先がマーカ単語帳処理であると判定した場合(ステップT27;Yes)には、後述のステップU4(図6参照)に移行する。
【0058】
<マーカ単語帳表示処理>
図6〜図7は、CPU20が情報表示プログラム81を読み出して実行するマーカ単語帳表示処理の流れを示すフローチャートである。
【0059】
このマーカ単語帳表示処理においては、図6に示すように、まずCPU20は、ユーザ操作に応じて単語帳群83における何れかのマーカ単語帳テーブル830を指定マーカ単語帳テーブル830Sとして指定する(ステップU1)。
【0060】
次に、CPU29は、画像プレビューの設定がONになっているか否かを判定し(ステップU2)、ONになっていない、つまりOFFになっていると判定した場合(ステップU2;No)には、メインディスプレイ10に見出し語の一覧表示エリアE1と、説明情報のプレビュー表示エリアE2とを形成し、指定マーカ単語帳テーブル830Sに記憶された見出し語を一覧表示エリアE1に一覧表示させた後(ステップU3)、図7に示すように、後述のステップU21に移行する。
【0061】
また、図6に示すように、ステップU2において画像プレビューの設定がONになっていると判定した場合(ステップU2;Yes)には、CPU20は、指定マーカ単語帳テーブル830Sに記憶された見出し語を3行2列に配置してメインディスプレイ10に一覧表示させる(ステップU4)。
【0062】
次に、CPU20は、見出し語一覧における先頭の見出し語(本実施の形態においては左上の見出し語)を指定見出し語として指定した後(ステップU5)、指定見出し語の説明情報に画像が対応付けられているか否かを判定する(ステップU6)。
【0063】
このステップU6において指定見出し語の説明情報に画像が対応付けられていないと判定した場合(ステップU6;No)には、CPU20は、後述のステップU11に移行する。
【0064】
また、ステップU6において指定見出し語の説明情報に画像が対応付けられていると判定した場合(ステップU6;Yes)には、CPU20は、説明情報内で当該画像についてのリンク部分がマーカ表示文字列として指定マーカ単語帳テーブル830Sに記憶されているか否かを判定する(ステップU7)。
【0065】
このステップU7においてリンク部分がマーカ表示文字列として指定マーカ単語帳テーブル830Sに記憶されていると判定した場合(ステップU7;Yes)には、CPU20は、当該リンク部分に対応する画像をサムネイル化して指定見出し語の近傍に表示させ(ステップU8)、後述のステップU11に移行する。
【0066】
また、ステップU7においてリンク部分がマーカ表示文字列として指定マーカ単語帳テーブル830Sに記憶されていないと判定した場合(ステップU7;No)には、CPU20は、指定見出し語の説明情報における最も先頭側に対応付けられた画像をサムネイル化して指定見出し語の近傍に表示させる(ステップU9)。
【0067】
次に、CPU20は、見出し語一覧に次の見出し語が存在するか否かを判定し(ステップU11)、存在すると判定した場合(ステップU11;Yes)には、次の見出し語を指定見出し語として指定した後(ステップU12)、上述のステップU6に移行する。
【0068】
また、ステップU11において見出し語一覧に次の見出し語が存在しないと判定した場合(ステップU11;No)には、図7に示すように、CPU20は、見出し語一覧における先頭の見出し語を指定見出し語として指定して反転表示させる(ステップU21)。
【0069】
次に、CPU20は、画像プレビューの設定がONになっているか否かを判定し(ステップU22)、ONになっていると判定した場合(ステップU22;Yes)には、指定見出し語の説明情報を先頭からサブディスプレイ11に表示させ(ステップU23)、後述のステップU25に移行する。
【0070】
また、ステップU22において画像プレビューの設定がONになっていないと判定した場合(ステップU22;No)には、CPU20は、指定見出し語の説明情報を先頭からプレビュー表示エリアE2に表示させる(ステップU24)。
【0071】
次に、CPU20は、カーソルキー2eによって指定見出し語の変更操作が行われるか否かを判定し(ステップU25)、行われたと判定した場合(ステップU25;Yes)には、新たに指定された見出し語を反転表示させて上述のステップU22に移行する。
【0072】
また、ステップU25において指定見出し語の変更操作が行われないと判定した場合(ステップU25;No)には、CPU20は、指定見出し語を表示対象にする旨の操作が行われるか否かを判定する(ステップU26)。
【0073】
このステップU26において指定見出し語を表示対象にする旨の操作が行われないと判定した場合(ステップU26;No)には、CPU20は、他の処理へ移行する。
【0074】
また、ステップU26において指定見出し語を表示対象にする旨の操作が行われたと判定した場合(ステップU26;Yes)には、図5に示すように、CPU20は、上述のステップT22に移行する。
【0075】
(動作例)
続いて、上述した電子辞書1の処理を具体的に説明する。
【0076】
<動作例1>
まず、画像プレビューの設定がOFFになっている状態から、ユーザが「今日の夕ご飯」の辞書データベース820を指定辞書データベース820Sとして指定し(ステップT1)、検索文字列を入力すると(ステップT2)、図8(a)に示すように、メインディスプレイ10に見出し語の一覧表示エリアE1と、説明情報のプレビュー表示エリアE2とが形成されるとともに、検索文字列に前方一致する見出し語が指定辞書データベース820Sから検索され、検出された見出し語が一覧表示エリアE1に一覧表示される(ステップT3)。
【0077】
次に、見出し語一覧における先頭の見出し語が指定されて反転表示され(ステップT4)、指定見出し語の説明情報の先頭部分が指定辞書データベース820Sから読み出されてプレビュー表示エリアE2に表示される(ステップT5)。
【0078】
次に、ユーザが現時点での環境設定の各項目をメインディスプレイ10に一覧表示させ(ステップS1)、図8(b)に示すように、画像プレビューの設定を変更する旨の操作を行うと(ステップS2;Yes)、画像プレビューの設定についてのON/OFFの切り替えボタンがメインディスプレイ10に表示される(ステップS3)。
【0079】
次に、図8(c)に示すように、ユーザがONのボタンを操作し(ステップS4)、訳/決定キー2bを操作すると(ステップS5;Yes)、画像プレビューの設定がONに設定される(ステップS6)。
【0080】
次に、ユーザが「今日の夕ご飯」の辞書データベース820を指定辞書データベース820Sとして指定し(ステップT1)、検索文字列を入力すると(ステップT2)、図8(d)に示すように、メインディスプレイ10に見出し語の一覧表示エリアE1と、説明情報のプレビュー表示エリアE2とが形成されるとともに、検索文字列に前方一致する見出し語が指定辞書データベース820Sから検索され、検出された見出し語が一覧表示エリアE1に一覧表示される(ステップT3)。
【0081】
次に、見出し語一覧における先頭の見出し語が指定されて反転表示され(ステップT4)、指定見出し語の説明情報の先頭部分が指定辞書データベース820Sから読み出されてプレビュー表示エリアE2に表示される(ステップT5)(上述の図8(a)参照)。
【0082】
次に、画像プレビューの設定がONになっており(ステップT6;Yes)、説明情報の先頭部分に画像が対応付けられていると判定され(ステップT11;Yes)、図8(d),(e)に示すように、この画像がプレビュー表示エリアE2に表示されるとともに、プレビュー表示エリアE2に表示されていた説明情報の先頭部分がサブディスプレイ11に移動されて表示される(ステップT14)。
【0083】
また、図8(c)に示した状態から、ユーザが「ビジュアル大世界史」の辞書データベース820を指定辞書データベース820Sとして指定し(ステップT1)、検索文字列を入力すると(ステップT2)、図9(a)に示すように、メインディスプレイ10に見出し語の一覧表示エリアE1と、説明情報のプレビュー表示エリアE2とが形成されるとともに、検索文字列に前方一致する見出し語が指定辞書データベース820Sから検索され、検出された見出し語が一覧表示エリアE1に一覧表示される(ステップT3)。
【0084】
次に、見出し語一覧における先頭の見出し語が指定されて反転表示され(ステップT4)、指定見出し語の説明情報の先頭部分が指定辞書データベース820Sから読み出されてプレビュー表示エリアE2に表示される(ステップT5)。
【0085】
次に、説明情報における先頭部分よりも後ろに画像が対応付けられていると判定され(ステップT12;Yes)、図9(b)に示すように、この画像がサムネイル化されてサブディスプレイ11に表示される(ステップT13)。
【0086】
また、図8(c)に示した状態から、ユーザが「ビジュアル大世界史」の辞書データベース820を指定辞書データベース820Sとして指定し(ステップT1)、別の検索文字列を入力すると(ステップT2)、図9(c)に示すように、メインディスプレイ10に見出し語の一覧表示エリアE1と、説明情報のプレビュー表示エリアE2とが形成されるとともに、検索文字列に前方一致する見出し語が指定辞書データベース820Sから検索され、検出された見出し語が一覧表示エリアE1に一覧表示される(ステップT3)。
【0087】
次に、見出し語一覧における先頭の見出し語が指定されて反転表示され(ステップT4)、指定見出し語の説明情報の先頭部分が指定辞書データベース820Sから読み出されてプレビュー表示エリアE2に表示される(ステップT5)。
【0088】
次に、指定見出し語の説明情報に複数の画像が対応付けられていると判定され(ステップT7;Yes)、図9(d)に示すように、これらの画像がサムネイル化されてサブディスプレイ11に並べて表示される(ステップT8)。
【0089】
<動作例2>
まず、画像プレビューの設定がOFFになっている状態から、ユーザが単語帳群83における何れかのマーカ単語帳テーブル830を指定マーカ単語帳テーブル830Sとして指定すると(ステップU1)、画像プレビューの設定がOFFになっていると判定され(ステップU2;No)、図10(a)に示すように、メインディスプレイ10に見出し語の一覧表示エリアE1と、説明情報のプレビュー表示エリアE2とが形成され、指定マーカ単語帳テーブル830Sに記憶された見出し語が一覧表示エリアE1に一覧表示される(ステップU3)。なお、この図では、各見出し語に収録元の辞書データベース820の辞書名が付記されている。
【0090】
次に、見出し語一覧における先頭の見出し語が指定見出し語として指定されて反転表示された後(ステップU21)、画像プレビューの設定がONになっていないと判定され(ステップU22;No)、指定見出し語の説明情報が先頭からプレビュー表示エリアE2に表示される(ステップU24)。
【0091】
<動作例3>
まず、画像プレビューの設定がONになっている状態から、ユーザが単語帳群83における何れかのマーカ単語帳テーブル830を指定マーカ単語帳テーブル830Sとして指定すると(ステップU1)、画像プレビューの設定がONになっていると判定され(ステップU2;Yes)、図10(b)に示すように、指定マーカ単語帳テーブル830Sに記憶された見出し語が3行2列に配置されてメインディスプレイ10に一覧表示される(ステップU4)。
【0092】
次に、見出し語一覧における先頭の見出し語(本実施の形態においては左上の見出し語)が指定見出し語として指定された後(ステップU5)、指定見出し語の説明情報に画像が対応付けられており(ステップU6;Yes)、リンク部分がマーカ表示文字列として指定マーカ単語帳テーブル830Sに記憶されていないと判定され(ステップU7;No)、指定見出し語の説明情報における最も先頭側に対応付けられた画像がサムネイル化されて指定見出し語の近傍に表示される(ステップU9)。
【0093】
以降、見出し語一覧に次の見出し語が存在すると判定されて(ステップU11;Yes)、次の見出し語が指定見出し語として指定された後(ステップU12)、上記と同様にして、指定見出し語の説明情報における最も先頭側に対応付けられた画像がサムネイル化され、各指定見出し語の近傍に表示される(ステップU9)。
【0094】
そして、見出し語一覧に次の見出し語が存在しないと判定されると(ステップU11;No)、見出し語一覧における先頭の見出し語が指定見出し語として指定して反転表示された後(ステップU21)、画像プレビューの設定がONになっていると判定され(ステップU22;Yes)、指定見出し語の説明情報が先頭からサブディスプレイ11に表示される(ステップU23)。
【0095】
次に、ユーザがカーソルキー2eによって指定見出し語の変更操作を行うと(ステップU25;Yes)、新たに指定された見出し語「大気と太陽エネルギー」が反転表示され、図10(c)に示すように、指定見出し語「大気と太陽エネルギー」の説明情報が先頭からサブディスプレイ11に表示される(ステップU23)。
【0096】
次に、指定見出し語「大気と太陽エネルギー」を表示対象にする旨の操作をユーザが行うと(ステップU26;Yes)、図11(a)に示すように、指定見出し語「大気と太陽エネルギー」の説明情報がメインディスプレイ10に全画面表示される(ステップT22)。また、本動作例においては、図11(b)に示すように、このときサブディスプレイ11には、指定見出し語「大気と太陽エネルギー」の説明情報に対応付けられた画像が表示される。
【0097】
次に、マーカ機能を実行する旨の操作をユーザが行うと(ステップT23;Yes)、図11(a)に示すように、その操作に応じて、説明情報中の文字列(ここでは「位置」の部分)がマーカ表示される(ステップT24)。
【0098】
次に、現時点で説明情報の表示されている見出し語「大気と太陽エネルギー」と、マーカ表示された文字列部分「位置」の位置情報とが対応付けられてマーカ単語帳テーブル830に記憶される(ステップT25)。
【0099】
次に、ユーザが戻るキー2gを操作すると(ステップT26;Yes)、上述の図10(b)に示した内容がメインディスプレイ10に表示され(ステップU4〜U12)、ユーザがカーソルキー2eによって見出し語「気象観測」を指定し(ステップU25;Yes)、指定見出し語「気象観測」を表示対象にする旨の操作を行うと(ステップU26;Yes)、図11(c)に示すように、指定見出し語「気象観測」の説明情報がメインディスプレイ10に全画面表示される(ステップT22)。また、本動作例においては、図11(d)に示すように、このときサブディスプレイ11には、指定見出し語「気象観測」の説明情報に対応付けられた3つの画像が表示される。
【0100】
次に、マーカ機能を実行する旨の操作をユーザが行うと(ステップT23;Yes)、図12(a)に示すように、その操作に応じて、説明情報中の文字列(ここでは「解説」の部分)がマーカ表示される(ステップT24)。なお、ここでマーカ表示された文字列「解説」には、指定見出し語「気象観測」の説明情報に対応付けられた3番目の画像(図12(b)において太枠で囲った画像)に対するリンクが埋設されている。
【0101】
次に、現時点で説明情報の表示されている見出し語「気象観測」と、マーカ表示された文字列部分「解説」の位置情報とが対応付けられてマーカ単語帳テーブル830に記憶される(ステップT25)。
【0102】
次に、ユーザが戻るキー2gを操作すると(ステップT26;Yes)、上述の図10(b)に示した内容がメインディスプレイ10に表示される(ステップU4〜U12)。但し、ここで、見出し語「気象観測」が指定見出し語として指定されたときには(ステップU12)、指定見出し語「気象観測」の説明情報に画像が対応付けられており(ステップU6;Yes)、画像へのリンク部分がマーカ表示文字列として指定マーカ単語帳テーブル830Sに記憶されていると判定され(ステップU7;Yes)、図12(c)に示すように、当該リンク部分に対応する画像がサムネイル化されて指定見出し語「気象観測」の近傍に表示される(ステップU8)。
【0103】
以上の電子辞書1によれば、図4のステップT8,T13,T14や図8,図9等に示したように、検索文字列に対応する見出し語が検出されて一覧表示されつつ、見出し語一欄内でユーザにより指定される指定見出し語の説明情報の先頭部分と、当該説明情報に対応付けられた画像とがプレビュー表示されるので、説明情報の画像をプレビュー表示させることができる。
【0104】
また、図4のステップT6や図8等に示したように、画像のプレビューがオンに設定されている場合にのみ、説明情報に対応付けられた画像がプレビュー表示されるので、説明情報の画像を、必要な場合にのみプレビュー表示させることができる。
【0105】
また、図6のステップU8,U9や図10等に示したように、ユーザにより指定される見出し語と、当該見出し語の説明情報中、ユーザ操作に基づいて指定される指定文字列の位置情報とがマーカ単語帳テーブル830に蓄積記憶された後、記憶された見出し語が一覧表示され、一覧表示される何れかの見出し語の説明情報に1つ以上の画像が対応付けられている場合には、当該見出し語と、これらの画像の何れかとが併せて表示されるので、マーカ単語帳テーブル830に登録された見出し語の画像をプレビュー表示させることができる。
【0106】
また、図6のステップU8や図12等に示したように、一覧表示される何れかの見出し語の説明情報に複数の画像が対応付けられており、これら複数の画像の何れかが当該見出し語の説明情報における指定文字列にリンクされている場合には、当該見出し語と当該画像とが併せて表示されるので、マーカされた指定文字列にリンクした適切な画像をプレビュー表示させることができる。
【0107】
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0108】
例えば、本発明に係る例文帳作成装置を電子辞書1として説明したが、本発明が適用可能なものは、このような製品に限定されず、携帯電話、パソコン、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機などの電子機器全般に適用可能である。また、本発明に係る情報表示プログラム81は、電子辞書1に対して着脱可能な外部情報記憶媒体12aに記憶されることとしてもよい。
【0109】
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
表示手段と、
見出し語と、当該見出し語の説明情報とを対応づけて複数記憶するとともに、何れかの見出し語の説明情報に画像を対応づけて記憶する画像付辞書情報記憶手段と、
ユーザから検索文字列の入力を受ける検索文字列入力手段と、
前記画像付辞書情報記憶手段による記憶情報から検索文字列に対応する見出し語を検出して前記表示手段に一覧表示させつつ、この一覧表示された見出し語のうちユーザにより指定される指定見出し語の説明情報の先頭部分と、当該説明情報に対応付けられた画像とをプレビュー表示させるプレビュー表示制御手段と、
を備えることを特徴とする情報表示装置。
<請求項2>
請求項1記載の情報表示装置において、
ユーザ操作に基づいて、画像のプレビューのオン/オフを設定する画像プレビュー設定手段を備え、
前記プレビュー表示制御手段は、
前記画像プレビュー設定手段により画像のプレビューがオンに設定されている場合にのみ、説明情報に対応付けられた画像をプレビュー表示させることを特徴とする情報表示装置。
<請求項3>
請求項1または2記載の情報表示装置において、
前記画像付辞書情報記憶手段は、
説明情報の何れかの部分に対応付けて画像を記憶しており、
前記表示手段は、
メインディスプレイと、サブディスプレイとを有しており、
前記プレビュー表示制御手段は、
前記指定見出し語の説明情報の先頭部分に画像が対応付けられている場合には、当該画像を前記メインディスプレイにプレビュー表示させるとともに、当該説明情報の先頭部分を前記サブディスプレイにプレビュー表示させ、
前記指定見出し語の説明情報の先頭部分より後ろに画像が対応付けられている場合には、当該画像を前記サブディスプレイにプレビュー表示させるとともに、当該説明情報の先頭部分を前記メインディスプレイにプレビュー表示させることを特徴とする情報表示装置。
<請求項4>
請求項3記載の情報表示装置において、
前記プレビュー表示制御手段は、
前記指定見出し語の説明情報に複数の画像が対応付けられている場合には、これらの画像をサムネイル化して前記サブディスプレイにプレビュー表示させるとともに、前記指定見出し語の説明情報の先頭部分を前記メインディスプレイにプレビュー表示させることを特徴とする情報表示装置。
<請求項5>
請求項1〜4の何れか一項に記載の情報表示装置において、
ユーザにより指定される見出し語と、当該見出し語の説明情報中、ユーザ操作に基づいて指定される指定文字列の位置情報とを蓄積記憶する単語帳記憶手段と、
ユーザ操作に基づいて、前記単語帳記憶手段により記憶された見出し語を前記表示手段に一覧表示させる単語帳一覧表示制御手段と、
前記単語帳一覧表示制御手段により表示された見出し語のうちユーザにより指定された見出し語の説明情報を前記画像付辞書情報記憶手段による記憶情報から読み出して前記表示手段に表示させるとともに、当該説明情報中、前記指定文字列をマーカ表示させる指定単語説明情報表示制御手段と、
を備え、
前記単語帳一覧表示制御手段は、
一覧表示される見出し語の説明情報に1つ以上の画像が対応付けられている場合には、当該見出し語と、これらの画像の何れかとを併せて表示させることを特徴とする情報表示装置。
<請求項6>
請求項5記載の情報表示装置において、
前記画像付辞書情報記憶手段は、
説明情報の何れかの部分に対応付けて画像を記憶しており、
前記単語帳一覧表示制御手段は、
一覧表示される見出し語の説明情報に複数の画像が対応付けられており、これら複数の画像の何れかが当該見出し語の説明情報における前記指定文字列に対応付けられている場合には、当該見出し語と当該画像とを併せて表示させることを特徴とする情報表示装置。
<請求項7>
表示手段を有するコンピュータに、
見出し語と、当該見出し語の説明情報とを対応づけて複数記憶するとともに、何れかの見出し語の説明情報に画像を対応づけて記憶する画像付辞書情報記憶機能と、
ユーザから検索文字列の入力を受ける検索文字列入力機能と、
前記画像付辞書情報記憶機能による記憶情報から検索文字列に対応する見出し語を検出して前記表示手段に一覧表示させつつ、この一覧表示された見出し語のうちユーザにより指定される指定見出し語の説明情報の先頭部分と、当該説明情報に対応付けられた画像とをプレビュー表示させるプレビュー表示制御機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
【符号の説明】
【0110】
1 電子辞書
20 CPU
30 入力部
40 表示部
81 情報表示プログラム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示手段と、
見出し語と、当該見出し語の説明情報とを対応づけて複数記憶するとともに、何れかの見出し語の説明情報に画像を対応づけて記憶する画像付辞書情報記憶手段と、
ユーザから検索文字列の入力を受ける検索文字列入力手段と、
前記画像付辞書情報記憶手段による記憶情報から検索文字列に対応する見出し語を検出して前記表示手段に一覧表示させつつ、この一覧表示された見出し語のうちユーザにより指定される指定見出し語の説明情報の先頭部分と、当該説明情報に対応付けられた画像とをプレビュー表示させるプレビュー表示制御手段と、
を備えることを特徴とする情報表示装置。
【請求項2】
請求項1記載の情報表示装置において、
ユーザ操作に基づいて、画像のプレビューのオン/オフを設定する画像プレビュー設定手段を備え、
前記プレビュー表示制御手段は、
前記画像プレビュー設定手段により画像のプレビューがオンに設定されている場合にのみ、説明情報に対応付けられた画像をプレビュー表示させることを特徴とする情報表示装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の情報表示装置において、
前記画像付辞書情報記憶手段は、
説明情報の何れかの部分に対応付けて画像を記憶しており、
前記表示手段は、
メインディスプレイと、サブディスプレイとを有しており、
前記プレビュー表示制御手段は、
前記指定見出し語の説明情報の先頭部分に画像が対応付けられている場合には、当該画像を前記メインディスプレイにプレビュー表示させるとともに、当該説明情報の先頭部分を前記サブディスプレイにプレビュー表示させ、
前記指定見出し語の説明情報の先頭部分より後ろに画像が対応付けられている場合には、当該画像を前記サブディスプレイにプレビュー表示させるとともに、当該説明情報の先頭部分を前記メインディスプレイにプレビュー表示させることを特徴とする情報表示装置。
【請求項4】
請求項3記載の情報表示装置において、
前記プレビュー表示制御手段は、
前記指定見出し語の説明情報に複数の画像が対応付けられている場合には、これらの画像をサムネイル化して前記サブディスプレイにプレビュー表示させるとともに、前記指定見出し語の説明情報の先頭部分を前記メインディスプレイにプレビュー表示させることを特徴とする情報表示装置。
【請求項5】
請求項1〜4の何れか一項に記載の情報表示装置において、
ユーザにより指定される見出し語と、当該見出し語の説明情報中、ユーザ操作に基づいて指定される指定文字列の位置情報とを蓄積記憶する単語帳記憶手段と、
ユーザ操作に基づいて、前記単語帳記憶手段により記憶された見出し語を前記表示手段に一覧表示させる単語帳一覧表示制御手段と、
前記単語帳一覧表示制御手段により表示された見出し語のうちユーザにより指定された見出し語の説明情報を前記画像付辞書情報記憶手段による記憶情報から読み出して前記表示手段に表示させるとともに、当該説明情報中、前記指定文字列をマーカ表示させる指定単語説明情報表示制御手段と、
を備え、
前記単語帳一覧表示制御手段は、
一覧表示される見出し語の説明情報に1つ以上の画像が対応付けられている場合には、当該見出し語と、これらの画像の何れかとを併せて表示させることを特徴とする情報表示装置。
【請求項6】
請求項5記載の情報表示装置において、
前記画像付辞書情報記憶手段は、
説明情報の何れかの部分に対応付けて画像を記憶しており、
前記単語帳一覧表示制御手段は、
一覧表示される見出し語の説明情報に複数の画像が対応付けられており、これら複数の画像の何れかが当該見出し語の説明情報における前記指定文字列に対応付けられている場合には、当該見出し語と当該画像とを併せて表示させることを特徴とする情報表示装置。
【請求項7】
表示手段を有するコンピュータに、
見出し語と、当該見出し語の説明情報とを対応づけて複数記憶するとともに、何れかの見出し語の説明情報に画像を対応づけて記憶する画像付辞書情報記憶機能と、
ユーザから検索文字列の入力を受ける検索文字列入力機能と、
前記画像付辞書情報記憶機能による記憶情報から検索文字列に対応する見出し語を検出して前記表示手段に一覧表示させつつ、この一覧表示された見出し語のうちユーザにより指定される指定見出し語の説明情報の先頭部分と、当該説明情報に対応付けられた画像とをプレビュー表示させるプレビュー表示制御機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−45271(P2013−45271A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−182290(P2011−182290)
【出願日】平成23年8月24日(2011.8.24)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】