説明

感光記録材料用包装箱

【課題】 遮光性と分解性に優れた感光記録材料用包装箱を提供すること。
【解決手段】 外箱部3、内箱部5、蓋体部9から構成され、内箱部は上側に開口部12を有し、内箱部の開口部側が外箱部から突出して蓋嵌合部11を形成し、蓋嵌合部に蓋体部が嵌合することで内箱部内の遮光を維持する包装箱1において、外箱部の前面または背面には2本の平行なミシン線61が最上端から最下端または下部まで形成され、2本のミシン線の間は破断部63となっている。外箱部と内箱部とは破断部63においてのみ接着されており、破断部を2本のミシン線61に沿って破断することにより外箱部と内箱部とが分離可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、Xレイフィルム等の感光記録材料の包装に適した包装箱に関する。
【背景技術】
【0002】
Xレイフィルム等の感光記録材料を包装する包装箱は、暗室内で開封されるため易開封性が要求される。そこで例えば特許文献1や特許文献2に開示されているように、箱体の周囲にリッパー部を形成し、このリッパー部の端部に形成されたつまみ部を引っ張ることによりリッパー部が破断されて、箱体が開放される構造が既に提案されている。
【0003】
一方、感光記録材料を包装する包装箱は、その遮光性を高めるために外箱と内箱とを組み合わせて構成することが好ましい。しかし外箱と内箱とから構成される包装箱は、使用後の包装箱を廃棄するときに潰して平坦にすることが困難である。また外箱及び内箱の形態を維持するためにそれぞれのフラップが糊付けされ、外箱と内箱との一体性を維持するために両者も糊付けされている。そのため外箱と内箱をそれぞれ分解して平坦にするには多くの労力と時間を必要とする。
【0004】
【特許文献1】特開平8−114889号公報
【特許文献2】特開2002−160729号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで従来の包装箱が有している上記の問題点を考慮して、本発明は、遮光性と分解性に優れた感光記録材料用包装箱を提供することを課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は鋭意検討を重ねた結果、以下の構成を有する本発明の感光記録材料用包装箱によれば上記の課題を解決しうることを見い出した。
【0007】
本発明の感光記録材料用包装箱は、前面と背面、2つの側面同士が各々正対して成り、それぞれが矩形断面である外箱部と、前面と背面、2つの側面同士が各々正対して成り、それぞれが矩形断面である内箱部と、蓋体部とから構成され、内箱部における前面、背面及び2つの側面が外箱部においてそれぞれ対応する前面、背面及び2つの側面の内側に隣接した状態で組み立てられ、内箱部は上側に開口部を有し、内箱部の開口部側が外箱部から突出して蓋嵌合部を形成し、該蓋嵌合部に前記蓋体部が嵌合することで内箱部内の遮光を維持する包装箱において、前記外箱部の前面または背面には2本の平行なミシン線が最上端から最下端または下部まで形成され、前記2本のミシン線の間は破断部となっており、前記外箱部と内箱部とは前記破断部においてのみ接着されており、前記破断部を2本のミシン線に沿って破断することにより前記外箱部と内箱部とが分離可能であることことを特徴とするものである(第1の態様)。
【0008】
上記発明において、前記破断部が下側から上側へ向かって破断可能であってもよい(第2の態様)。
また上記発明において、前記破断部は前記外箱部の前面または背面のほぼ中心線上に位置していてもよい(第3の態様)。
また上記発明において、前記破断部が前記外箱部の底面まで連続して延びており、前記破断部を破断するきっかけとなる指摘み部が前記外箱部の底面にあってもよい(第4の態様)。
また上記発明において、前記破断部を破断するきっかけとなる指摘み部が前記外箱部の前面または背面の下側に位置していてもよい(第5の態様)。
【0009】
また上記発明において、前記内箱部のフラップ同士は接着されていなくてもよい(第6の態様)。
また上記発明において、前記内箱部のフラップに点状に接着剤が塗布されて内箱部の形状が維持されていてもよい(第7の態様)。
また上記発明において、前記内箱部の側面は2枚のフラップが重なって構成されており、前記2枚のフラップのうち内側に位置するフラップの外側辺には凸部が形成され、前記2枚のフラップのうち外側に位置するフラップを折るための折れ線上には、前記凸部と対応する位置に凸部が係合する溝部が形成されていてもよい(第8の態様)。
【発明の効果】
【0010】
第1の態様によれば、指摘み部を指で摘んで破断部を強く引っ張ることにより、外箱部の2本のミシン線が破断し、これに伴い内箱部に接着している破断部が破断する。破断部が全て破断されることで外箱部と内箱部とは接着している部分がなくなるため分離可能となるから、包装箱を外箱部と内箱部とに分けて容易に分解して廃棄することができる。
第2の態様によれば、包装箱の蓋体部の開閉時などに使用者が誤って破断部の上端側を破断し、そこから包装箱の内部に光が侵入することを防止することができる。また蓋嵌合部に隣接する外箱の上辺付近に外箱と内箱との接着部分を設けることができるので、外箱が内箱から浮き上がることを防止できる。
【0011】
第3の態様によれば、外箱が内箱に対してほぼ中心線上で接着されるようになるから、外箱が内箱から浮き上がることをより有効に防止することができる。
第4の態様によれば、指摘み部を起こし易く、また底面から前面または背面に掛けて一連に破断することができるため、外箱部と内箱部とを分離しやすい。
第5の態様によれば、自動製箱が容易であり、また指摘み部の位置を使用者に認識させやすい。
【0012】
第6の態様によれば、外箱部から内箱部を分離した後に、内箱部の分解が容易となる。
第7の態様によれば、製箱の工程適性が良く、また内箱部の分解性も良い。
第8の態様によれば、内箱部の組み立て時に凸部が溝部に係合することで、内箱部に斜め方向の力が掛かった場合に内箱の変形を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下において、本発明の感光記録材料用包装箱(以下、包装箱という)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明に係る包装箱1を示す斜視図であり、包装箱1は外箱部3、内箱部5及び蓋体部9から構成されている。外箱部3及び内箱部5は別個の部材で構成され、それぞれ前面と背面及び2つの側面同士が各々正対して成り、それぞれが矩形断面を有する。尚、本明細書において前面と背面の語は説明の便宜上区別するために付けた名称であり、包装箱1のいずれを前面または背面とするかは本発明に関して本質的な問題ではない。因みに本実施形態では、後述する筋押し線39の形成されている側を前面としている。
【0015】
内箱部5の上部分は、外箱部3の上端から突出しており、その部分に蓋嵌合部11が形成されている。蓋嵌合部11には蓋体部9が嵌合可能であり、蓋体部9の嵌合時には内箱部5内の遮光が維持される。蓋嵌合部11の上端には、内箱部内に収容される感光記録材料などを包装した内装袋Mを取り出すための開口部12が形成されている。
【0016】
内箱部5は一例として図5に示すような展開図13を組み立てて構成されている。展開図13において破線15は谷折れ線を示し、一点鎖線17は展開図13の中心線を示す。
【0017】
蓋嵌合部11は、図1において正面側を向いた内箱前面19と、内箱前面19に対向する内箱背面21と、図1中、内箱前面19の右側において内箱前面19と内箱背面21とを接続する接続側板23と、図1中、内箱前面19の左側において内箱前面19と内箱背面21との間に形成される空間を覆う被覆部25とから構成されている。
【0018】
接続側板23は、図5の展開図13におけるフラップ27とフラップ29とが重なった状態で構成されており、両フラップの少なくとも上部分が接着されることで固定状態となっている。被覆部25は、図5の展開図13におけるフラップ31がフラップ33の外側に位置するように折り曲げられ、これら互い同士が隣接して重なっているが、フラップ31とフラップ33との間は接着されていない。展開図13におけるフラップ31とフラップ33は、組み立て時にはそれぞれ外側フラップ35及び内側摺動フラップ37となっている。上述のように蓋嵌合部11の一方が開放できないように固定されているため、この固定されている側から蓋体部9を被せ易いという特徴を有する。
【0019】
蓋嵌合部11の内箱前面19には、接続側板23との境界の上端から内側摺動フラップ37の下端付近に掛けて、下に凸に湾曲した曲線の筋押し線39が形成されており、この筋押し線39より上側の内箱前面19には、筋押し線39に沿って折れることにより外方へ開放可能な開放フラップ41が形成されている。筋押し線39の被覆部25側は、内箱前面19と内側摺動フラップ37との境界線40に対してほぼ直交するように形成されている。これにより、筋押し線39を何回も折り曲げたときに、筋押し線39と、境界線40との接続部分が傷むことを防止している。また開放フラップ41の上辺44は、内箱前面19の接続側板23側から被覆部25側へ掛けて低くなるように傾斜しており、上述したように蓋嵌合部11の固定された側から蓋体部9を被せた後で、被覆部25側へ蓋体部9を被せていくときに蓋を被せやすくしている。開放フラップ41の上辺44には、開放フラップ41を外側に開く際に指を掛けるための指掛け切り欠き42が形成されている。
【0020】
内側摺動フラップ37の外縁38は湾曲しており、開放フラップ41を内側に押し込んだときに、開放フラップ41の内側摺動フラップ37側の面が内箱前面19よりも内側に折り曲がることができるように、展開図13においてフラップ31とフラップ33の外縁線50の延長線より内側に切り欠かれている(図5の符号43で示す領域を参照)。このような構成を採用することにより、固定されている接続側板23側から蓋体部9を斜めに被せた後、被覆部25側へ蓋体部9を被せてくるときに、開放フラップ41の内側摺動フラップ37側が内側に変形可能で、その部分の幅が一時的に狭くなるため、蓋体部9を容易に蓋嵌合部11に被せることができるようになる。
【0021】
次に本発明の特徴的構成について説明する。外箱部3は、外箱前面51と、外箱背面53と、外箱前面51及び外箱背面53をそれらの両側で接続する左右の外箱側面55、57及び外箱底面59から構成されている。外箱前面51の左寄りには、上端から下端を介して外箱底面59の外箱背面53側に掛けて平行に延びる2本のリッパー状のミシン線61が形成されており、これら2本のミシン線61の間には破断部63が形成されている。外箱底面59の外箱背面53側には破断部63の下側の端部が形成され、ここに指摘み部65が形成されている。そして外箱部3は内箱部5の蓋嵌合部11よりも下側の周囲を包囲する状態で、破断部63においてのみ外箱部3と内箱部5とが接着剤67で接着されている。これにより包装箱1の組み立て状態では、外箱部3と内箱部5とが分離することが防止される一方、破断部63を破断したときには、外箱部3と内箱部5との唯一の接着部分が剥がされるため、外箱部3と内箱部5とを容易に分離できるようになる。
【0022】
尚、本発明では指摘み部65が包装箱1の下側に設けられており、下側から上側に向かって破断する構造となっているから、包装箱1の蓋体部9の開閉時などに使用者が誤って破断部63の上端側を破断し、そこから包装箱1の内部に光が侵入することを防止することができる。また蓋嵌合部11に隣接する外箱前面51の上辺位置で内箱前面19に対して外箱が接着することができるので、外箱前面51が内箱前面19から浮き上がることを防止できる。図8には、指摘み部65のバリエーションを示す。図8では指摘み部65の先端が外箱前面51の下方に設けられており、切欠部66に指を入れて指摘み部65を上方に引くことにより破断部63を破断する。
【0023】
次に本発明の感光記録材料用包装箱の作用について説明する。図1に示すように蓋体部9を取り去った状態で、使用者は指掛け切り欠き42に指を掛けて外側へ引くことにより、筋押し線39に沿って開放フラップ41の左側が大きく開放する。使用者は、この開放した部分から感光記録材料の内装袋Mの上端を指で掴み、容易に内装袋Mを取り出すことができる。また内装袋Mから感光記録材料を取り出した後、内装袋Mを再度包装箱1に収納する場合には、内装袋Mを包装箱に入れ、まず蓋体部9下側の開口部分を、固定された接続側板23側に斜めに差し込む。このとき接続側板23側では開放フラップ41が外側に開いていないため、容易に蓋体部9を被せることができる。次に斜めの蓋体部9を図1の左側に被せていく。これにより仮に開放フラップ41が外側に開き気味であっても、開放フラップ41が自然に内側へ閉じていき、蓋体部9を容易に蓋嵌合部11に被せることが可能となる。
【0024】
次に内装袋M内の感光記録材料を使い切り、包装箱1を廃棄する場合には、図3に示すように指摘み部65を指で摘み、そのまま図3の矢印69で示すように上方へ強く引っ張ることにより、2本のミシン線61が破断し始める。
【0025】
図4に示すように2本のミシン線61により破断部63が完全に破断されると、外箱部3と内箱部5との接着部分67が剥がされているので、外箱部3を開くようにして内箱部5から容易に分離できるようになる。外箱部3を内箱部5から分離したら、各々を別々に平坦な形状に分解することができるので、使用後の包装箱1を容易に廃棄することができる。
【0026】
次に本発明の包装箱の他の実施形態について説明する。上記実施形態では破断部63が外箱前面51の左寄りに形成されているが、外箱前面51のほぼ中心線上に位置するように破断部63を形成してもよい。このような位置に破断部63を形成すれば、外箱前面51が内箱前面19に対してほぼ中心線上で接着されるようになるから、外箱前面51が内箱前面19から浮き上がることをより有効に防止することができる。また破断部63は外箱前面51ではなく、外箱背面53に形成してもよい。
【0027】
指摘み部65に関して、上記実施形態では外箱底面59に形成されているが、指摘み部65の存在を使用者に認識しやすくするために、図6に示すように指摘み部65を外箱前面51の下端位置あるいは下方の位置に設けてそこから上方へ破断していく構成を採用することもできる。破断部63を下向きに破断するように形成することは加工上の手間が掛かる上、分解時も手間が掛かるのでなるべく上向きに破断するように構成することが望ましいが、破断部63を下向きに破断するように形成することも可能である。また外箱前面51の途中に指摘み部65を設けて、上向きと下向きとに破断部63を破断する構成であってもよい。
【0028】
内箱部5に関して、上記実施形態では、接続側板23の少なくとも上部分が接着されることで固定状態となっているが、このような接着部分は接着剤を点状に設けて分解時に容易に分解できるようにすることが好ましい。更に、内箱部5は外箱部3によって周囲を囲まれており、その形状維持が可能であるから、内箱部5に一切接着部分を設けずに易分解性を高めるようにすることもできる。
【0029】
また図7の内箱部の展開図に示すように、組み立て時に内箱部の側面を構成する両側各2枚ずつのフラップのうち内側に位置するフラップ27、33の外側辺71にそれぞれ凸部73を形成し、2枚ずつのフラップのうち外側に位置するフラップ29、31を折るための谷折れ線75上には、各凸部73と対応する位置に凸部73が係合する溝部77を形成するようにしてもよい。このような構成を採用することにより、内箱部の組み立て時に凸部73が溝部77に係合することで、内箱部に斜め方向の力が掛かった場合に内箱の変形を防止することができる。
【産業上の利用可能性】
【0030】
本発明の感光記録材料用包装箱は、様々な種類の感光記録材料を包装するための包装箱として広く利用することが可能である。特に、直接撮影医療用フィルムなどのXレイフィルム用の包装箱として好ましく使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の感光記録材料用包装箱の一実施形態の斜視図である。
【図2】本発明の感光記録材料用包装箱の一実施形態の底面図である。
【図3】本発明の感光記録材料用包装箱の分解途中の様子を示す斜視図である。
【図4】本発明の感光記録材料用包装箱の分解終了時の様子を示す斜視図である。
【図5】本発明の感光記録材料用包装箱の一実施形態の内箱部の展開図である。
【図6】指摘み部の位置を変えた他の実施形態を示す斜視図である。
【図7】本発明の感光記録材料用包装箱の他の実施形態を示す内箱部の展開図である。
【図8】指摘み部の先に切欠部を有する態様を示す平面図である。
【符号の説明】
【0032】
1 感光記録材料用包装箱
3 外箱部
5 内箱部
9 蓋体部
11 蓋嵌合部
12 開口部
13 展開図
15 破線
17 一点鎖線
19 内箱前面
21 内箱背面
23 接続側板
25 被覆部
27 フラップ
29 フラップ
31 フラップ
33 フラップ
35 外側フラップ
37 内側摺動フラップ
38 内側摺動フラップの外縁
39 筋押し線
40 内箱前面と内側摺動フラップとの境界線
41 開放フラップ
42 指掛け切り欠き
43 切り欠かれた領域
44 開放フラップの上辺
50 フラップの外縁線
51 外箱前面
53 外箱背面
55 外箱側面
57 外箱側面
59 外箱底面
61 ミシン線
63 破断部
65 指摘み部
67 接着剤
69 矢印
71 内側フラップの外側辺
73 凸部
75 外側フラップの谷折れ線
77 溝部
M 感光記録材料の内装袋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面と背面、2つの側面同士が各々正対して成り、それぞれが矩形断面である外箱部と、前面と背面、2つの側面同士が各々正対して成り、それぞれが矩形断面である内箱部と、蓋体部とから構成され、内箱部における前面、背面及び2つの側面が外箱部においてそれぞれ対応する前面、背面及び2つの側面の内側に隣接した状態で組み立てられ、内箱部は上側に開口部を有し、内箱部の開口部側が外箱部から突出して蓋嵌合部を形成し、該蓋嵌合部に前記蓋体部が嵌合することで内箱部内の遮光を維持する包装箱において、
前記外箱部の前面または背面には2本の平行なミシン線が最上端から最下端または下部まで形成され、前記2本のミシン線の間は破断部となっており、
前記外箱部と内箱部とは前記破断部においてのみ接着されており、前記破断部を2本のミシン線に沿って破断することにより前記外箱部と内箱部とが分離可能であることを特徴とする感光記録材料用包装箱。
【請求項2】
請求項1において、前記破断部が下側から上側へ向かって破断可能であることを特徴とする感光記録材料用包装箱。
【請求項3】
請求項1または2において、前記破断部は前記外箱部の前面または背面のほぼ中心線上に位置することを特徴とする感光記録材料用包装箱。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項において、前記破断部が前記外箱部の底面まで連続して延びており、前記破断部を破断するきっかけとなる指摘み部が前記外箱部の底面にあることを特徴とする感光記録材料用包装箱。
【請求項5】
請求項1〜3のいずれか1項において、前記破断部を破断するきっかけとなる指摘み部が前記外箱部の前面または背面の下側に位置することを特徴とする感光記録材料用包装箱。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項において、前記内箱部のフラップ同士が接着されていないことを特徴とする感光記録材料用包装箱。
【請求項7】
請求項1〜5のいずれか1項において、前記内箱部のフラップに点状に接着剤が塗布されて内箱部の形状が維持されていることを特徴とする感光記録材料用包装箱。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか1項において、前記内箱部の側面は2枚のフラップが重なって構成されており、前記2枚のフラップのうち内側に位置するフラップの外側辺には凸部が形成され、前記2枚のフラップのうち外側に位置するフラップを折るための折れ線上には、前記凸部と対応する位置に凸部が係合する溝部が形成されていることを特徴とする感光記録材料用包装箱。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−33480(P2007−33480A)
【公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−212070(P2005−212070)
【出願日】平成17年7月22日(2005.7.22)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】