説明

成端箱

【課題】作業性を向上させた成端箱を提供する。
【解決手段】成端箱Aは、屋内からの光ファイバケーブル103が着脱自在に接続される光アダプタ2と、屋内からの電話ケーブル101が接続される端子台33と、少なくとも光アダプタ2及び端子台33が収納されるケース1とを備える。ケース1の上面には、屋外からの光ファイバケーブル102と電話ケーブル100とを引き込むための挿入溝11a,11bが設けられている。またケース1の下面には、光アダプタ2の接続部位を外部に露出させる矩形状の開口溝11cが設けられ、さらにケース1の前面には、端子台33の接続部位を外部に露出させる矩形状の開口部12bが設けられている。したがって、光ファイバケーブル103及び電話ケーブル101を接続する際には、そのまま光アダプタ2及び端子台33に接続すればよく、作業性の向上が図れる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、成端箱に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、光ファイバケーブル同士を接続するレセプタクルを備えた配線装置が提供されている(例えば特許文献1参照)。この配線装置は、一面が開口する矩形箱状のボディと、ボディの開口を閉塞するようにしてボディに着脱自在に取り付けられるカバーとで構成されたハウジングを備える。このハウジングには、屋外から引き込まれた光ファイバケーブルと屋内からの光ファイバケーブルとを光学的に接続するレセプタクルが、接続部位を外部に露出させた状態で収納されている。したがって、作業者が光ファイバケーブルをレセプタクルに接続する際には、そのまま光ファイバケーブルを接続するだけでよい。また上記ハウジングには、屋外から引き込まれた電話ケーブルが電気的に接続された端子台が収納されており、この端子台には屋内からの電話ケーブルが接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−169763号公報(段落[0019]−段落[0045]、及び、第1図−第7図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献1に示した配線装置によれば、カバーをボディに取り付けた状態では上記端子台が外部に露出していないため、作業者が電話ケーブルを上記端子台に接続する際にはカバーを取り外さなければならず、作業性がよくなかった。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、作業性を向上させた成端箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の成端箱は、屋内からの光ファイバケーブルが着脱自在に接続される光アダプタと、屋内からの電話ケーブルが接続される端子台と、少なくとも前記光アダプタ及び前記端子台が収納されるケースとを備える。ケースには、屋外からの光ファイバケーブルと電話ケーブルとを引き込むためのケーブル引込部が設けられている。光アダプタ及び端子台は、それぞれ屋内からのケーブルが接続される接続部位が外部に露出するようにしてケースに収納されている。
【0007】
この成端箱において、屋外からの電話ケーブルに加えられる張力を低減する第1の張力低減手段、又は、屋内からの電話ケーブルに加えられる張力を低減する第2の張力低減手段のうち少なくとも何れか一方を備えているのが好ましい。
【0008】
また、この成端箱において、天井裏に設けられた吊ボルトにケースを固定するための固定部材を備えているのも好ましい。
【0009】
さらに、この成端箱において、吊ボルトに固定するための結束バンドを挿通させるノックアウト孔がケースに設けられているのも好ましい。
【0010】
また、この成端箱において、端子台を開閉自在に覆うカバーを備えているのも好ましい。
【0011】
さらに、この成端箱において、屋外からの光ファイバケーブルの余長をループ状に巻き取る余長収納部を備え、余長収納部に巻き取られた光ファイバケーブルにより囲まれるスペースに端子台が配置されているのも好ましい。
【発明の効果】
【0012】
作業性を向上させた成端箱を提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本実施形態の成端箱の一例を示し、(a)は前方から見た斜視図、(b)は上方から見た平面図、(c)は下方から見た平面図である。
【図2】同上を後方から見た斜視図である。
【図3】同上から上ケースを取り外した状態の斜視図である。
【図4】同上を構成する端子ブロックのブロック本体の正面図である。
【図5】同上の他の例を示す斜視図である。
【図6】同上のさらに他の例を示す斜視図である。
【図7】同上のさらにまた他の例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、成端箱の実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。本実施形態の成端箱Aは、例えば天井裏に設けられた吊ボルト(図示せず)に取り付けられ、屋外から引き込まれた光ファイバケーブル102と屋内からの光ファイバケーブル103とを光学的に接続するために用いられる。またこの成端箱Aは、屋外から引き込まれた電話ケーブル100と屋内からの電話ケーブル101とを電気的に接続する機能も有している。なお、以下の説明では特に断りがない限り、図1(c)における上下方向を前後方向とし、図1(c)における左右方向を左右方向とし、図1(c)の紙面に垂直な方向における奥側を上側、手前側を下側と規定して説明を行う。
【0015】
図1(a)は本実施形態の成端箱Aの一例を示す斜視図であり、この成端箱Aは、上ケース12と下ケース11とで矩形箱状に形成されたケース1を備える。
【0016】
下ケース11は、絶縁性を有する樹脂材料からなる樹脂成形品であって、前面及び左右両側面が開口する扁平な箱体からなる(図3参照)。下ケース11の上面には、図1(b)に示すように屋外からの光ファイバケーブル102が挿入される挿入溝11bと、屋外からの電話ケーブル100が挿入される挿入溝11aとが左右方向に並べて設けられている。これらの挿入溝11a,11bには、ゴムブッシュ4,5が取り付けられるようになっており、これらのゴムブッシュ4,5によって挿入溝11a,11bからケース1内に塵や埃が入り込むのを防止している。ここに本実施形態では、挿入溝11a,11bによりケーブル引込部が構成されている。
【0017】
また下ケース11の下面には、図1(c)に示すように光アダプタ2の屋内側の接続部位を外部に露出させる矩形状の開口溝11cが設けられており、この開口溝11cの端縁には、光アダプタ2を保持する保持立片11dが左右両側に設けられている(図3参照)。さらに各保持立片11dの上部には、各保持立片11dとともに光アダプタ2を保持する保持立片11eがそれぞれ設けられている。
【0018】
また下ケース11の底面において挿入溝11aの近傍には、図3に示すように略L字状に立設されたケーブル保持片11fが設けられている。さらに下ケース11の底面の略中央には、前方に突出する円柱状の突起11gが設けられており、この突起11gには上方に延設された舌片11hが一体に設けられている。また下ケース11の裏面には、図2に示すように天井裏に設けられた吊ボルト(図示せず)にケース1を取り付けるための固定部材6が取り付けられるようになっており、さらに固定部材6の取付部位の上下両側には一対のノックアウト孔11j,11jがそれぞれ設けられている。
【0019】
上ケース12は、絶縁性を有する樹脂材料からなる樹脂成形品であって、後面及び上下両側面が開口する扁平な箱体からなる。上ケース12の前面には、厚みを薄くすることで形成された凹所12aが設けられており、凹所12aの底面には後述の端子台33の接続部位を外部に露出させる矩形状の開口部12bが設けられている。また凹所12aの底面には、略L字状に立設された複数(図1(a)では3個)のケーブル保持片12c〜12eが上下方向に並べて設けられている。なお、両端のケーブル保持片12c,12eはその開口側が右側となるように形成され、残りのケーブル保持片12dはその開口側が左側となるように形成されている。ここに本実施形態では、ケーブル保持片11fにより第1の張力低減手段が構成され、ケーブル保持片12c〜12eにより第2の張力低減手段が構成されている。
【0020】
また本実施形態の成端箱Aは、光ファイバケーブル102,103を光学的に接続する光アダプタ2と、電話ケーブル100,101を電気的に接続する端子ブロック3とを備えており、光アダプタ2及び端子ブロック3はともにケース1に収納されている。
【0021】
光アダプタ2は、樹脂成形品からなる矩形箱状のアダプタ本体21を有し、アダプタ本体21の下面には、光ファイバケーブル103のプラグ103Aが差込接続される接続口21aが左右方向に並べて2個設けられている(図1(a)参照)。また各接続口21aには、それぞれ従来周知のシャッター22が開閉自在に設けられており、光ファイバケーブル103を接続していない状態ではシャッター22により接続口21aが閉塞した状態にある。さらにアダプタ本体21の上面には、光ファイバケーブル102のプラグ102Aが差込接続される接続口(図示せず)が左右方向に並べて2個設けられている。この光アダプタ2は、両光ファイバケーブル102,103それぞれに設けられたフェルール(図示せず)をずれることなく付き合わせる機能を有している。
【0022】
端子ブロック3は、図3及び図4に示すように樹脂材料により矩形板状に形成されたブロック本体31を有する。ブロック本体31の上部には、屋外からの電話ケーブル100が接続される一次側の端子台32を保持するU字状の端子台保持部31aが前方に立設されている。また端子台保持部31aの下側には、挿入溝11bを通して下ケース11内に引き込まれた光ファイバケーブル102の余長を収納する余長収納部34が設けられている。この余長収納部34は、所定の間隔を空けてループ状に形成された複数の円弧状の立設片31cと、各立設片31cよりも外側に形成され且つ立設片31cと同様に所定の間隔を空けてループ状に形成された複数の円弧状の立設片31dとで構成される。そして、光ファイバケーブル102の余長は立設片31cと立設片31dの間のスペースに巻き取られ、その後先端部のプラグ102Aを光アダプタ2に接続することで一次側の接続作業が完了する。なお、組付手順については後述する。
【0023】
余長収納部34に巻き取られた光ファイバケーブル102により囲まれるスペース(立設片31cの内側のスペース)には、屋内からの電話ケーブル101が接続される二次側の端子台33を保持するU字状の端子台保持部31bが前方に立設されている。ここに、ブロック本体31において各端子台保持部31a,31bに対応する部位にはそれぞれ開口部31f,31gが設けられており、これらの開口部31f,31gを通して後方から端子台32,33を挿入することで、端子台32,33がそれぞれ対応する端子台保持部31a,31bに保持される。なお端子台32,33はそれぞれ1枚の基板(図示せず)に実装されており、この基板に形成された導電パターンによって電気的に接続されている。またブロック本体31の略中央には長孔31eが設けられており、この長孔31eの開口端縁に下ケース11の舌片11hを係止させることで端子ブロック3が下ケース11に取り付けられる。なお、上記の端子台32,33は何れも速結端子構造を備えたものであり、電話ケーブル100,101の各芯線を対応する端子台32,33に差し込むだけで接続することができる。
【0024】
固定部材6は、図2に示すように矩形板状に形成された取付部61を有し、取付部61の上下両側には一対の保持片62,63がそれぞれ設けられている。ここにおいて、一方の保持片62は他方の保持片63よりも長さ寸法が長くなっており、これらの保持片62,63の間の隙間bに吊ボルト(図示せず)が入り込むようにしてケース1が吊ボルトに取り付けられる。なおこの固定部材6は、適宜の取付手段により下ケース11に取り付けられる。
【0025】
次に、光アダプタ2及び端子ブロック3を下ケース11に組み付ける手順について説明する。なお、端子台32,33が実装された基板については予めブロック本体31に取り付けられているものとして説明する。作業者が、向かい合う各組の保持立片11d,11eの間に光アダプタ2を配置し、前方から光アダプタ2を押し込むと、アダプタ本体21が各組の保持立片11d,11eの間で保持され、光アダプタ2が下ケース11に組み付けられる。また作業者が、端子ブロック3のブロック本体31の長孔31eに下ケース11の突起11g及び舌片11hを挿入し、ブロック本体31を下側にスライドさせると、長孔31eの開口端縁に舌片11hが係止され、端子ブロック3が下ケース11に組み付けられる。
【0026】
続けて、屋外からの光ファイバケーブル102及び電話ケーブル100を下ケース11に組み付ける手順について説明する。作業者が、電話ケーブル100の各芯線をそれぞれ対応する端子台32の速結端子に接続した後、電話ケーブル100を下ケース11の底面とケーブル保持片11fの間に差し込む。そして最後に、作業者が電話ケーブル100に取り付けられたゴムブッシュ4を挿入溝11aに挿入すると、電話ケーブル100が下ケース11に組み付けられる。なおこの状態では、電話ケーブル100がケーブル保持片11fに保持されているため、電話ケーブル100に加えられる張力を低減することができ、その結果、電話ケーブル100と端子台32の接続部分に張力が加わるのを抑えることができる。また作業者が、光ファイバケーブル102に取り付けられたゴムブッシュ5を挿入溝11bに挿入した後、光ファイバケーブル102の余長を立設片31cと立設片31dの間のスペースに巻き取る。そして最後に、作業者が先端部のプラグ102Aを光アダプタ2に接続すると、光ファイバケーブル102が下ケース11に組み付けられる。
【0027】
そして、作業者が下ケース11の上面開口を閉塞するように上ケース12を取り付けると、成端箱Aの施工が完了する。
【0028】
この成端箱Aは上述の固定部材6により吊ボルトに取り付けられるが、その際、下ケース11の底面に設けられたノックアウト孔11j,11jに結束バンド(図示せず)を通し、結束バンドを用いて吊ボルトに固定してもよい。この場合、結束バンドを用いることで固定部材6とともに二重にケース1を固定することができ、しかも固定部材6を取り外す際の落下防止として結束バンドを機能させることもできる。
【0029】
次に、屋内からの光ファイバケーブル103及び電話ケーブル101を接続する手順について説明する。上述のように、光アダプタ2の接続部位である接続口21a,21aは開口溝11cを通して外部に露出しており、作業者が各光ファイバケーブル103のプラグ103Aを対応する接続口21aに差込接続するだけで光ファイバケーブル103を接続することができる。また同様に、二次側の端子台33の接続部位は開口部12bを通して外部に露出しており、作業者が電話ケーブル101の各芯線を対応する端子台33の速結端子に接続するだけで電話ケーブル101を接続することができる。したがって、従来例のようにカバーを取り外さなくていいことから、作業性を向上させることができる。なおこの状態では、図1(a)に示すように各ケーブル保持片12c〜12eと凹所12aの底面との間で電話ケーブル101を保持させており、電話ケーブル101に加えられる張力を低減できるので、電話ケーブル101と端子台33の接続部分に張力が加わるのを抑えることができる。
【0030】
上記の例では端子台33が開口部12bを通して外部に露出しているため、成端箱Aを天井裏に設置した場合には塵や埃などが端子台33に付着する可能性がある。したがって、図5に示すように端子台33を覆うカバー7を設けるのが好ましい。
【0031】
カバー7は、透明又は半透明の樹脂材料からなる樹脂成形品であって、後面及び上面が開口する扁平なカバー本体71を有する。カバー本体71の前面にはカバー7を取り外す際に指を引っ掛けるための引掛け溝73が設けられ、またカバー本体71の後面側には係止突起72が設けられている。さらにカバー本体71の下面には、電話ケーブル101を外部に導出するためのケーブル挿通孔74が設けられている。一方、上ケース12において係止突起72に対応する部位には、係止突起72と係合する係止孔12fが設けられている。
【0032】
このカバー7は、ケース1に対して上下方向にスライドさせることで着脱され、作業者がケース1に対してカバー7を下側から上側にスライドさせると、係止突起72が係止孔12fに係止され、カバー7がケース1に取り付けられる。また、作業者が引掛け溝73に指を引掛けた状態でカバー7を下側に引くと、係止突起72と係止孔12fの係止状態が解除され、さらにカバー7を下側に引くことでカバー7がケース1から取り外される。
【0033】
また上記の例では、二次側の端子台33を余長収納部34に巻き取られた光ファイバケーブル102により囲まれるスペースに配置しているが、例えば図6に示すように余長収納部34の外側(下側)に端子台33を配置してもよい。さらに上記の例では、光アダプタ2が1つの場合を示したが、例えば図7に示すように光アダプタ2が2つであってもよく、また端子台32,33や光アダプタ2の配置についても、図7に示すように中央に端子台32,33を配置し、その左右両側に光アダプタ2を配置してもよい。
【0034】
而して本実施形態によれば、屋内からの光ファイバケーブル103が接続される光アダプタ2の接続口21a、及び、屋内からの電話ケーブル101が接続される端子台33の接続部位がともに外部に露出している。したがって、作業者は光ファイバケーブル103及び電話ケーブル101を接続する際にはそれぞれ光アダプタ2及び端子台33に接続するだけでよく、従来例に比べて作業性が向上するという利点がある。また本実施形態のように、端子台33をカバー7で覆うことで塵や埃などが端子台33に付着するのを防止することができる。さらに本実施形態のように、余長収納部34に巻き取られた光ファイバケーブル102により囲まれるスペースに端子台33を配置することで、端子台33を配置するためのスペースを別に設けなくてもよく、ケース1の小型化が図れる。
【0035】
なお本実施形態では、第1の張力低減手段(ケーブル保持片11f)及び第2の張力低減手段(ケーブル保持片12c〜12e)の両方を設けているが、少なくとも何れか一方が設けられていればよい。また本実施形態では、光ファイバケーブル102が挿入される挿入溝11bと、電話ケーブル100が挿入される挿入溝11aとが別々に設けられているが、1つの挿入溝であってもよい。さらに本実施形態では、ケース1に対してカバー7をスライドさせることでカバー7が取り付けられるようになっているが、ねじなどを用いることなく簡単に取り付けられるようになっていれば、他の取付方法でもよい。
【符号の説明】
【0036】
1 ケース
2 光アダプタ
11a,11b 挿入溝(ケーブル引込部)
11c 開口溝
12b 開口部
33 端子台
100,101 電話ケーブル
102,103 光ファイバケーブル
A 成端箱

【特許請求の範囲】
【請求項1】
屋内からの光ファイバケーブルが着脱自在に接続される光アダプタと、屋内からの電話ケーブルが接続される端子台と、少なくとも前記光アダプタ及び前記端子台が収納されるケースとを備え、前記ケースには、屋外からの光ファイバケーブルと電話ケーブルとを引き込むためのケーブル引込部が設けられており、前記光アダプタ及び前記端子台は、それぞれ屋内からのケーブルが接続される接続部位が外部に露出するようにして前記ケースに収納されていることを特徴とする成端箱。
【請求項2】
屋外からの電話ケーブルに加えられる張力を低減する第1の張力低減手段、又は、屋内からの電話ケーブルに加えられる張力を低減する第2の張力低減手段のうち少なくとも何れか一方を備えていることを特徴とする請求項1記載の成端箱。
【請求項3】
天井裏に設けられた吊ボルトに前記ケースを固定するための固定部材を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の成端箱。
【請求項4】
前記吊ボルトに固定するための結束バンドを挿通させるノックアウト孔が前記ケースに設けられていることを特徴とする請求項3記載の成端箱。
【請求項5】
前記端子台を開閉自在に覆うカバーを備えていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の成端箱。
【請求項6】
屋外からの光ファイバケーブルの余長をループ状に巻き取る余長収納部を備え、前記余長収納部に巻き取られた前記光ファイバケーブルにより囲まれるスペースに前記端子台が配置されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の成端箱。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−24923(P2013−24923A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−156808(P2011−156808)
【出願日】平成23年7月15日(2011.7.15)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】