説明

折り戸開閉装置

【課題】折り戸の左右の吊り下げ具合のバランスが崩れにくく、設置およびメンテナンスが容易な折り戸開閉装置を提供する。
【解決手段】折り戸開閉装置1によれば、台形ネジユニット10の二本の台形ネジ11,11が回転駆動されることによって二つのナット12,12が互いに遠ざかるよう移動する際には、アームユニット40のXアーム部41の二本の棒状部材42,43がそれぞれの中央部を中心として回動しながら、スライドレールユニット30の二つのスライダー32,32を互いに遠ざかるよう移動させることで、折り戸200の下端を持ち上げるとともにスライドレールユニット30のシャフト33を台形ネジユニット10の台形ネジ11,11へ近づくよう移動させて、折り戸200を非折畳状態から折畳状態へ変化させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、上下の戸板が蝶番を介して折り畳み自在に連結された構造を有する折り戸を折り畳むための折り戸開閉装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、上下の戸板が蝶番を介して折り畳み自在に連結された構造を有する折り戸を折り畳むことで構造物の出入口や窓等の開口部を閉鎖状態と開放状態との間で変更可能とする折り戸開閉装置として種々のものが知られている。
【0003】
この種の折り戸開閉装置の中には、下側の戸板の左右下端をローラーチェーンやワイヤーロープでそれぞれ吊り下げ、折り戸を折り畳む際にローラーチェーンやワイヤーロープを巻き取る機構を有するものがある。
【0004】
また、特許文献1には、上述の折り戸開閉装置に相当するものとして、折り戸の両側に棒状のねじ軸をそれぞれ回転可能に配置するとともに、下側の戸板の左右下端それぞれに取り付けた2個のナット部材を上述の2本のねじ軸にそれぞれ螺合させ、上述の2本のねじ軸を同期させながら回転させることでナット部材とともに下側の戸板の左右下端を同時に上昇させて、折り戸を折り畳む技術が開示されている。また、この技術によれば、ねじ軸が回転しないようにすることで折り戸をロックすることができる(ロック機構)。このことは、強風などで折り戸に上下方向の力が作用しても、ねじ軸が回転しない限りねじ軸に螺合するナット部材が上下方向には移動しないからである。
【0005】
さらに、上述の特許文献1には、折り戸の折り畳みを補助するため、折り戸を折り畳む際にその折り畳む方向へ折り戸の中央部を付勢する機構(いわゆる蹴り出し機構)を備える点が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平9−184351号公報(第3,4頁、図1,2)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上述のような技術には次のような問題があった。
(1)まず、下側の戸板の左右下端をローラーチェーンでそれぞれ吊り下げる機構においては、繰り返し使用するうちにローラーチェーンが伸張するため、左右のローラーチェーンによる下側の戸板の左右下端の吊り下げ具合のバランスが崩れ、折り戸を円滑に折り畳んだり伸ばしたりできなくなるおそれがあった。
【0008】
(2)また、下側の戸板の左右下端をワイヤーロープでそれぞれ吊り下げる機構においても同様に、繰り返し使用するうちにワイヤーロープが伸張するため、左右のワイヤーロープによる下側の戸板の左右下端の吊り下げ具合のバランスが崩れ、折り戸を円滑に折り畳んだり伸ばしたりできなくなるおそれがあった。また、繰り返し使用するうちにワイヤーロープが切断してしまうこともあった。また、設置時のワイヤーロープの配索に多大な工数を要し、さらに、切断時やメンテナンス時のワイヤーロープの交換作業にも同様に多大な工数を要するという問題があった。
【0009】
また、このような下側の戸板の左右下端をワイヤーロープでそれぞれ吊り下げる機構においては、設置時やメンテナンス時にワイヤーロープの配索を行う必要があり、ワイヤーロープを含む構成を事前にユニット化しておくことができず、この点からも設置時やメンテナンス時に多大な工数を要していた。
【0010】
(3)また、下側の戸板の左右下端それぞれをねじ軸とナット部材とで上下させる機構においては、上述のような下側の戸板の左右下端をローラーチェーンやワイヤーロープでそれぞれ吊り下げる機構に比べて、下側の戸板の左右下端の吊り下げ具合のバランスが崩れにくく、設置時やメンテナンス時の工数も少なくて済むという有利な点があるが、ねじ軸の長さ寸法を折り畳み時における下側の戸板の左右下端の移動距離よりも大きく設定する必要があり、装置が大型化するという問題があった。また、このような装置の大型化に起因して装置の設置に多大な工数を要するという問題があった。
【0011】
また、このような下側の戸板の左右下端それぞれをねじ軸とナット部材とで上下させる機構においては、設置時やメンテナンス時にねじ軸の設置およびナット部材の設置を行う必要があり、ねじ軸およびナット部材を含む構成を事前にユニット化しておくことができず、この点からも設置時やメンテナンス時に多大な工数を要していた。
【0012】
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、折り戸の左右の吊り下げ具合のバランスが崩れにくく、設置およびメンテナンスが容易な折り戸開閉装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するためになされた請求項1に係る折り戸開閉装置は、構造物の開口部を閉塞するための二枚の板材が連結部によって折り畳み可能に連結された構造を有するとともに折り畳み時の中心線と平行な回動軸を中心として回動可能に一方の端部が前記構造物に取り付けられた折り戸を、前記折り戸の前記二枚の板材が折り畳まれて前記開口部を開放する折畳状態と前記折り戸の前記二枚の板材が折り畳まれずに前記開口部を閉塞する非折畳状態との間で変化させる折り戸開閉装置である。
【0014】
この折り戸開閉装置は、回転スライドユニットと、駆動ユニットと、自由スライドユニットと、ガイドユニットと、アームユニットと、を備える。
まず、回転スライドユニットは、断面が台形形状である雄螺子と前記雄螺子に螺合可能な雌螺子とを螺合させた構成を有する回転スライド機構二組を、前記二本の雄螺子が同軸上に配置されて同時に回転可能であるとともに前記二本の雄螺子に螺合する前記二つの雌螺子が前記二本の雄螺子の回転時に互いに反対方向に移動するよう構成して、設置時に前記二本の雄螺子の共通の中心線が前記回動軸に沿うよう配置され、前記二つの雄螺子を回転駆動可能である。
【0015】
また、自由スライドユニットは、スライダーに形成された貫通孔に軸状のシャフトを内挿させることで前記スライダーが前記シャフト上を自由に移動可能な構成の自由スライド機構を有し、設置時に前記シャフトの中心線が前記回動軸に沿うよう配置される。
【0016】
また、ガイドユニットは一対の案内部材を有し、この一対の案内部材は、設置時に前記開口部の開口面に沿って配置されて前記自由スライドユニットの前記シャフトの両端部それぞれを前記開口面に沿って案内する。
【0017】
また、アームユニットはアーム部を有し、アーム部は、二本の棒状の棒状部材を互いに回動可能に連結した構成を有し、前記二本の棒状の棒状部材の一端それぞれを前記回転スライドユニットの前記二本の雌螺子にそれぞれ回動可能に取付可能であるとともに前記二本の棒状の棒状部材の他端の少なくとも何れか一方を前記自由スライドユニットの前記スライダーに回動可能に取付可能である。
【0018】
このように構成された本発明の折り戸開閉装置によれば、回転スライドユニットの二本の雄螺子が回転駆動されることによって二つの雌螺子が互いに遠ざかるよう移動する際には、アームユニットのアーム部の二本の棒状部材が互いに回動しながら、自由スライドユニットのスライダーを移動させることで、折り戸の他端を持ち上げるとともに自由スライドユニットのシャフトを回転スライドユニットの二本の雄螺子へ近づくよう移動させて、折り戸を非折畳状態から折畳状態へ変化させる。一方、回転スライドユニットの二本の雄螺子が回転駆動されることによって二つの雌螺子が互いに近づくよう移動する際には、アームユニットのアーム部の二本の棒状部材が反対方向に回動しながら、自由スライドユニットのスライダーを移動させることで、自由スライドユニットのシャフトを回転スライドユニットの二本の雄螺子から遠ざかるよう移動させて、折り戸を折畳状態から非折畳状態へ変化させる。
【0019】
また、回転スライドユニットの回転スライド機構では、断面が台形形状である雄螺子と雌螺子とが螺合されており、繰り返し使用しても、雄螺子および雌螺子の螺合具合がずれにくく且つ雄螺子および雌螺子が破壊されにくく、折り戸の左右の吊り下げ具合のバランスが崩れにくい。
【0020】
また、当該折り戸開閉装置が、回転スライドユニットと、自由スライドユニットと、ガイドユニットと、アームユニットと、から構成されており、構造物の開口部および折り戸への取り付け(設置)が容易である。
【0021】
さらに、回転スライドユニット、駆動ユニット、自由スライドユニット、ガイドユニットおよびアームユニットそれぞれが独立した構成であるので、これら各構成を別々に交換することができ、当該折り戸開閉装置のメンテナンスが容易である。
【0022】
したがって、当該折り戸開閉装置によって開閉される折り戸の左右の吊り下げ具合のバランスが崩れにくく、当該折り戸開閉装置の設置およびメンテナンスを容易とすることができる。
【0023】
また、請求項2に係る折り戸開閉装置は、請求項1に記載の折り戸開閉装置において、前記自由スライドユニットは、さらに、前記非折畳状態である前記折り戸が前記連結部から山型に折り曲げられ始めるのを阻止し、前記非折畳状態である前記折り戸の下端が持ち上がると前記非折畳状態である前記折り戸が前記連結部から山型に折り曲げられ始めるのを許容する折畳阻止機構を有することを特徴とする。
【0024】
このように構成された本発明の折り戸開閉装置によれば、非折畳状態である折り戸が風などに煽られて連結部から山型に折れ曲がるのを防ぐことができる。
また、請求項3に係る折り戸開閉装置は、請求項1または請求項2の何れか1項に記載の折り戸開閉装置において、前記自由スライドユニットは、さらに、前記非折畳状態である前記折り戸の下端が持ち上がると前記折り戸を付勢して前記折り戸が前記連結部から山型に折り曲がるのを補助する折畳補助機構を有することを特徴とする。
【0025】
このように構成された本発明の折り戸開閉装置によれば、折り戸を非折畳状態から折畳状態へ円滑に変化させることができる。
また、請求項4に係る折り戸開閉装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の折り戸開閉装置において、前記自由スライドユニットは、さらに、前記非折畳状態にある前記折り戸の前記構造物へ取り付けられた端部とは反対側の端部を前記構造物へ取り付けられた端部から離間する方向へ向けて付勢する付勢機構を有することを特徴とする。
【0026】
このように構成された本発明の折り戸開閉装置によれば、非折畳状態である折り戸が風などに煽られて、折り戸の下端が持ち上がって連結部から山型に折れ曲がるのを防ぐことができる。
【0027】
また、請求項5に係る折り戸開閉装置は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の折り戸開閉装置において、前記ガイドユニットは、前記構造物の開口部の左右の壁面にそれぞれ取り付けられて、ロック用レールブロックおよび前記自由スライドユニットのシャフト用レールブロックを前記構造物の前記開口部の開口面に沿ってそれぞれ案内するよう構成されていることを特徴とする。
【0028】
このように構成された本発明の折り戸開閉装置によれば、ロック用レールブロックを案内する一対のレールとシャフト用レールブロックを案内する一対のレールとを用意する場合に比べて、一対のレールを用意するだけで済み、部品点数を低減することができるとともに、ガイドユニットの奥行き寸法を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】閉鎖状態の折り戸および折り戸開閉装置の正面図
【図2】開放状態の折り戸および折り戸開閉装置の正面図
【図3】折り戸および折り戸開閉装置の開放動作を説明する説明図(1)
【図4】折り戸および折り戸開閉装置の開放動作を説明する説明図(2)
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下に本発明の実施形態を図面とともに説明する。
[1.折り戸開閉装置1の構成の説明]
本実施形態の折り戸開閉装置1は、構造物100の開口部101を閉塞するための折り戸200を折畳状態と非折畳状態との間で変化させる装置である。なお、本実施形態の折り戸200は、構造物100の開口部101を閉塞するための二枚の板材201,202が連結部203によって折り畳み可能に連結された構造を有し、折り畳み時の中心線204と平行な回動軸205を中心として回動可能に一方の端部が構造物100の上部102に取り付けられている。また、折畳状態とは、折り戸200の二枚の板材201,202が連結部203によって折り畳まれて構造物100の開口部101を開放する状態を云う。また、非折畳状態とは、折り戸200の二枚の板材201,202が折り畳まれずに構造物100の開口部101を閉塞する状態を云う。
【0031】
具体的には、折り戸開閉装置1は、図1に示すように、回転スライドユニットとしての台形ネジユニット10と、ガイドユニットとしてのレールユニット20と、自由スライドユニットとしてのスライドレールユニット30と、アームユニット40と、を備える。以下、順に説明する。
【0032】
[1.1.台形ネジユニット10の構成の説明]
台形ネジユニット10は、断面が台形形状である雄螺子を有する台形ネジ11と台形ネジ11の雄螺子に螺合可能な雌螺子を有するナット12とを螺合させた構成を有する回転スライド機構13二組が同軸上に配置されるとともに、二本の台形ネジ11,11の間に転向ギア14を取り付けた構成を有している。そして、転向ギア14の入力軸には駆動モータ15が取り付けられており、駆動モータ15が起動すると、転向ギア14の入力軸(図示省略)が回転駆動され、転向ギア14に接続される二本の台形ネジ11,11が互いに反対方向に回転して、二本の台形ネジ11,11に螺合する二つのナット12,12が、二本の台形ネジ11,11の回転時に、互いに遠ざかるように移動したり互いに近づくように移動したりするといった具合に、互いに反対方向に移動するようになっている。
【0033】
より具体的には、上述のように転向ギア14に接続された各台形ネジ11は、上述のような断面が台形形状である雄螺子が中央の転向ギア14側の端部から反対側の端部へ向かって右巻きになるよう形成されており、各台形ネジ11が転向ギア14側から見て時計回りに回転する場合に螺合するナット12が転向ギア14側へ向けて移動し、一方、各台形ネジ11が転向ギア14側から見て反時計回りに回転する場合に螺合するナット12が転向ギア14側とは反対側へ向けて移動するようになっている。
【0034】
また、レール16には、折り戸200の二枚の板材201,202が折り畳まれずに構造物100の開口部101を閉鎖する際のナット12を検出するリミットスイッチ17と、折り戸200の二枚の板材201,202が折り畳まれて構造物100の開口部101を開放する際のナット12を検出するリミットスイッチ18とが取り付けられている。
【0035】
なお、転向ギア14および二本の台形ネジ11,11は、構造物100の開口部101の天井面に取り付けられる。このとき、二本の台形ネジ11,11の共通の中心線が折り戸200の回動軸205に沿うよう配置されるようになっている。また、構造物100の開口部101の天井面には、レール16,16がそれぞれ台形ネジ11,11に沿って取り付けられており、レール16,16は、台形ネジ11,11と螺合するナット12,12の左右方向の移動を案内するようになっている。
【0036】
[1.2.レールユニット20の構成の説明]
レールユニット20は、一対の案内部材としての左側レール21および右側レール22から構成される。
【0037】
左側レール21は、金属製の長尺材であり、ロック用レールブロック23およびスライドレールユニット30のシャフト用レールブロック34それぞれの上下方向の移動を案内するためのガイド溝21aが長手方向に沿って形成されている。また、ガイド溝21aの上部からは軸状のストッパー21bが突出しており、ガイド溝21aの下部からは軸状のストッパー21cが突出している。そして、ガイド溝21aのストッパー21bとストッパー21cとの間には、ロック用レールブロック23が内挿されている。
【0038】
この左側レール21は、構造物100の開口部101の左側の壁面に取り付けられて、スライドレールユニット30のシャフト用レールブロック34を開口部101の開口面に沿って案内するようになっている。
【0039】
一方、右側レール22は、左側レール21と同様の構成を有し、構造物100の開口部101の右側の壁面に取り付けられて、ロック用レールブロック24およびスライドレールユニット30のシャフト用レールブロック35を開口部101の開口面に沿って案内するようになっている。なお、右側レール22については、上述の左側レール21と同様の構成を有しているので、ここではその詳細な説明は省略する。
【0040】
また、左側レール21のガイド溝21aと右側レール22のガイド溝22aが互いに対向する状態になっている。
また、ロック用レールブロック23からはロック用軸23aが開口部101の内部に向けて突出し、ロック用レールブロック24からはロック用軸24aが開口部101の内部に向けて突出しており、これらロック用レールブロック23のロック用軸23aとロック用レールブロック24のロック用軸24aとが互いに対向する状態になっている。
【0041】
[1.3.スライドレールユニット30の構成の説明]
スライドレールユニット30は、二つのスライダー32,32それぞれの貫通孔32a,32aに軸状のシャフト33を内挿させることで二つのスライダー32,32が円筒状のシャフト33上を自由に移動可能な構成の自由スライド機構31を有し、シャフト33の両端部それぞれがシャフト用レールブロック34,35に支持されて、シャフト33の中心線が折り戸200の回動軸205に沿うよう折り戸200の下端付近に取り付けられている。
【0042】
また、スライドレールユニット30は、折畳阻止機構および折畳補助機構としてのロック・蹴り出しアーム36,37を有している。このロック・蹴り出しアーム36,37は金属製の板材であり、シャフト用レールブロック34,35の軸34b,35bをそれぞれガイドするガイド溝36a,37aとレールユニット20のロック用軸23a,24aをガイドするガイド溝36b,37bが形成され、折り戸200の両端付近に構造物100の開口部101の側壁に対向する姿勢でそれぞれ取り付けられている。
【0043】
そして、ガイド溝36b,37bは、上述のように折り戸200に取り付けた際に、上半分が上側に行くに従って前方(折り戸200の折畳時の山側)に傾斜するとともに下半分が後方(折り戸200の折畳時の谷側)に開口する形状となっている(図3参照)。
【0044】
また、スライドレールユニット30は、付勢機構としてのコイルばね39を有している。このコイルばね39は、中心線方向に伸縮可能なコイル状のばねであり、一端がシャフト用レールブロック35の軸35cに取り付けられるとともに他端がシャフト33の右側端部付近に取り付けられており、非折畳状態である折り戸200の下端を下方へ向けて付勢している。
【0045】
[1.4.アームユニット40の構成の説明]
アームユニット40は、金属製の2本の棒状の棒状部材42,43それぞれのほぼ中央部同士を互いに回転可能に連結した構成のXアーム部41を有している。
【0046】
また、棒状部材42の両端部それぞれには雄螺子(図示省略)が形成されており、これら雄螺子に螺合可能な雌螺子を有する取付部42a,42bがそれぞれ取り付けられている。このことにより、棒状部材42は、その長さ寸法が調節可能となっている。
【0047】
また、取付部42a,42bそれぞれには円形の貫通孔42c,42dがそれぞれ形成されており、取付部42aの貫通孔42cには台形ネジユニット10の左側のナット12に形成された円筒状の軸部12aが内挿され、取付部42bの貫通孔42dにはスライドレールユニット30の二つのスライダー32のうちの一方に形成された円筒状の軸部32aが内挿されている。
【0048】
なお、ナット12の軸部12aの先端には、横方向に貫通孔12bが形成されており、この貫通孔12bにピン12cが挿入されて、取付部42aが軸部12aから取り外せないようになっている。なお、ピン12cを軸部12aから外せば、取付部42aが軸部12aから取り外すことができる。
【0049】
また、スライダー32の軸部32aの先端には、横方向に貫通孔31bが形成されており、この貫通孔31bにピン31cが挿入されて、取付部42bが軸部31aから取り外せないようになっている。なお、ピン31cを軸部31aから外せば、取付部42bが軸部31aから取り外すことができる。
【0050】
このことにより、棒状部材42は、台形ネジユニット10のナット12およびスライドレールユニット30のスライダー32に対して着脱可能となっており、台形ネジユニット10のナット12およびスライドレールユニット30のスライダー32に対して取り付けられた際には回動可能となる。
【0051】
なお、棒状部材43については、上述の棒状部材42と同様の構成を有しているので、ここではその詳細な説明は省略する。
[2.折り戸開閉装置1の動作の説明]
次に、折り戸開閉装置1の動作を、図1〜図4を参照して説明する。
【0052】
[2.1.折り戸200が開口部101を閉鎖する状態(初期状態)の説明]
まず、図1に例示するような折り戸200が折り畳まれておらず、構造物100の開口部101を閉鎖している状態(非折畳状態)においては、台形ネジユニット10の二つのナット12,12が共に中央付近(転向ボックス14近傍)に位置して両者の間隔が狭くなっており、スライドレールユニット30の二つのスライダー32,32も共に中央付近に位置して両者の間隔が狭くなっている。
【0053】
なお、折り戸200を開けようとして台形ネジユニット10の二つのナット12,12が台形ネジ11,11に沿う方向に移動させる力が作用しても、台形ネジ11,11が回転しない限りは二つのナット12,12が台形ネジ11,11に沿う方向に移動せず、折り戸200は開かない。
【0054】
また、ロック用レールブロック23,24が、レール21,22の下部のストッパー21c,22cによってそれぞれ支持されており、それ以上は下方へ移動できないようになっている。
【0055】
また、ロック用レールブロック23,24のロック用軸23a,24aが、それぞれロック・蹴り出しアーム36,37のガイド溝36b,37bの上端に内挿された状態となっており、折り戸200がロックされて開かないようになっている。
【0056】
[2.2.折り戸200を折り畳む動作の説明]
利用者がスイッチボックス(図示省略)の開動作スイッチを操作すると、スイッチボックスに接続された制御盤(図示省略)が駆動モータ15を制御して回転駆動させる。すると、台形ネジユニット10の二本の台形ネジ11,11が互いに反対方向に回転し、台形ネジ11,11に螺合する二つのナット12,12が互いに遠ざかるように移動する。同時に、Xアーム部41の棒状部材42,43が互いに回動して広がっていき、これに伴ってスライドレールユニット30の二つのスライダー32,32が互いに遠ざかるように移動する。
【0057】
初期の段階では、台形ネジユニット10の二つのナット12,12とスライドレールユニット30の二つのスライダー32,32との間の上下方向の距離が小さくなり始めて折り戸200の下端が持ち上げられ、折り戸200に取り付けられているロック・蹴り出しアーム36,37も持ち上げられる(図3(b)参照)。このとき、ロック・蹴り出しアーム36,37に形成された長孔状のガイド溝36a,37aの内部をシャフト用レールブロック34,35の軸34b,35bが上方に移動するとともに、ロック用レールブロック23,24のロック用軸23a,24aがロック・蹴り出しアーム36,37のガイド溝36b,37bの内部を下方へ移動するが、ガイド溝36b,37bの上部が下方に行くに従って後方に傾斜しているため、ロック用軸23a,24aがガイド溝36b,37bによって後方に案内され、折り戸200が後方に付勢されて折り畳まれ始める。
【0058】
そして、台形ネジユニット10の二つのナット12,12とスライドレールユニット30の二つのスライダー32,32との間の上下方向の距離がさらに小さくなって折り戸200の下端が更に持ち上げられて折り戸200が折り畳まれていくと、ロック用軸23a,24aがガイド溝36b,37bを下方へさらに移動し、ガイド溝36b,37bの下部の開口から後方へ外れる(図4(a)参照)。
【0059】
途中、ロック用レールブロック23,24が、上昇するシャフト用レールブロック34,35のプランジャー34a,35aに係止されて、シャフト用レールブロック34,35に着脱可能に連結される(図2(c)および図4(a)参照)。
【0060】
さらに、台形ネジユニット10の二つのナット12,12とスライドレールユニット30の二つのスライダー32,32との間の上下方向の距離がさらに小さくなって折り戸200の下端が更に持ち上げられて折り戸200が折り畳まれていき、折り戸200の二枚の板材201,202が折り畳まれて構造物100の開口部101を開放する状態(折畳状態)となり、リミットスイッチ18が台形ネジユニット10のナット12を検知したら、制御盤が駆動モータ15を停止させる(図2(a)および図4(b)参照)。
【0061】
また、ロック用レールブロック23,24が、レール21,22の上部のストッパー21b,22bによってそれ以上は上方へ移動できないようになっており、折り戸200の二枚の板材201,202がそれ以上は折り畳まれないようになっている(図4(b)参照)。
【0062】
[2.3.折り戸200の折り畳み状態を解消する動作の説明]
利用者がスイッチボックスの閉動作スイッチを操作すると、スイッチボックスに接続された制御盤が駆動モータ15を制御して開動作時とは反対方向に回転駆動させる。すると、台形ネジユニット10の二本の台形ネジ11,11が互いに反対方向に回転し、台形ネジ11,11に螺合する二つのナット12,12が互いに近づくように移動する。同時に、Xアーム部41の棒状部材42,43が互いに回動して狭まっていき、これに伴ってスライドレールユニット30の二つのスライダー32,32が互いに近づくように移動する。
【0063】
すると、台形ネジユニット10の二つのナット12,12とスライドレールユニット30の二つのスライダー32,32との間の上下方向の距離が大きくなっていき、折り戸200が折り畳まれた状態が解消されながら、折り戸200の下端が下がっていく。
【0064】
途中、シャフト用レールブロック34,35とともに下降するロック用レールブロック23,24が、レール21,22の下部のストッパー21c,22cに当接してそれ以上は下方へ移動できないようになり、下降を続けるシャフト用レールブロック34,35のプランジャー34a,35aによる係止が解除されて、シャフト用レールブロック34,35から離れる(図2(c)参照)。
【0065】
そして、ロック用軸23a,24aがガイド溝36b,37bの下部の開口から入り、ガイド溝36b,37bの内部を上方へ移動し、さらに、ガイド溝36b,37bの上部が上方に行くに従って前方に傾斜しているため、ガイド溝36b,37bの上部を上方へ移動しながら前方に案内される。このとき、ロック用軸23a,24aがガイド溝36b,37bによってロックされる。また、ロック・蹴り出しアーム36,37に形成された長孔状のガイド溝36a,37aの内部をシャフト用レールブロック34,35の軸34b,35bが下方に移動する。
【0066】
さらに、台形ネジユニット10の二つのナット12,12とスライドレールユニット30の二つのスライダー32,32との間の上下方向の距離が大きくなり、折り戸200の二枚の板材201,202が折り畳まれずに構造物100の開口部101を閉塞する状態(非折畳状態、初期状態)になり、リミットスイッチ17が台形ネジユニット10のナット12を検知したら、制御盤が駆動モータ15を停止させる。
【0067】
[3.実施形態の効果]
(1)このように本実施形態の折り戸開閉装置1によれば、台形ネジユニット10の二本の台形ネジ11,11が回転駆動されることによって二つのナット12,12が互いに遠ざかるよう移動する際には、アームユニット40のXアーム部41の二本の棒状部材42,43がそれぞれの中央部を中心として回動しながら、スライドレールユニット30の二つのスライダー32,32を互いに遠ざかるよう移動させることで、折り戸200の下端を持ち上げるとともにスライドレールユニット30のシャフト33を台形ネジユニット10の台形ネジ11,11へ近づくよう移動させて、折り戸200を非折畳状態から折畳状態へ変化させる。一方、台形ネジユニット10の二本の台形ネジ11,11が回転駆動されることによって二つのナット12,12が互いに近づくよう移動する際には、アームユニット40のXアーム部41の二本の棒状部材42,43がそれぞれの中央部を中心として回動しながら、スライドレールユニット30の二つのスライダー32,32を互いに近づくよう移動させることで、スライドレールユニット30のシャフト33を台形ネジユニット10の二本の台形ネジ11,11から遠ざかるよう移動させて、折り戸200を折畳状態から非折畳状態へ変化させる。
【0068】
(2)また、台形ネジユニット10の回転スライド機構13では、断面が台形形状である台形ネジ11とナット12とが螺合されており、繰り返し使用しても、台形ネジ11およびナット12の螺合具合がずれにくく且つ台形ネジ11およびナット12が破壊されにくく、折り戸200の左右の吊り下げ具合のバランスが崩れにくい。
【0069】
(3)また、当該折り戸開閉装置1が、台形ネジユニット10と、レールユニット20と、スライドレールユニット30と、アームユニット40と、から構成されており、構造物の開口部および折り戸への取り付け(設置)が容易である。
【0070】
(4)さらに、台形ネジユニット10、レールユニット20、スライドレールユニット30およびアームユニット40それぞれが独立した構成であるので、これら各構成を別々に交換することができ、当該折り戸開閉装置1のメンテナンスが容易である。
【0071】
(5)したがって、当該折り戸開閉装置1によって開閉される折り戸200の左右の吊り下げ具合のバランスが崩れにくく、当該折り戸開閉装置1の設置およびメンテナンスを容易とすることができる。
【0072】
(6)また、本実施形態の折り戸開閉装置1によれば、スライドレールユニット30のロック・蹴り出しアーム36,37のガイド溝36b,37bが、非折畳状態である折り戸200が山型に折り曲げられ始めるのを阻止し、非折畳状態である折り戸200の下端が持ち上がると非折畳状態である折り戸200が山型に折り曲げられ始めるのを許容する折畳阻止機構としての機能を有するので、非折畳状態である折り戸が風などに煽られて連結部203から山型に折れ曲がるのを防ぐことができる。
【0073】
(7)また、本実施形態の折り戸開閉装置1によれば、スライドレールユニット30のロック・蹴り出しアーム36,37のガイド溝36b,37bが、非折畳状態である折り戸200の下端が持ち上がると折り戸200を付勢して折り戸200が山型に折り曲がるのを補助する折畳補助機構としての機能を有するので、折り戸200を非折畳状態から折畳状態へ円滑に変化させることができる。
【0074】
(8)また、本実施形態の折り戸開閉装置1によれば、スライドレールユニット30のコイルばね39が、一端がシャフト用レールブロック35の軸35bに取り付けられるとともに他端がシャフト33に取り付けられており、非折畳状態である折り戸200の下端を下方へ向けて付勢しているので、非折畳状態である折り戸200が風などに煽られて、折り戸200の下端が持ち上がって連結部203から山型に折れ曲がるのを防ぐことができる。
【0075】
(9)また、本実施形態の折り戸開閉装置1によれば、レールユニット20の左側レール21および右側レール22が、構造物100の開口部101の左右の壁面にそれぞれ取り付けられて、ロック用レールブロック23,24およびスライドレールユニット30のシャフト用レールブロック34,35を構造物100の開口部101の開口面に沿ってそれぞれ案内するよう構成されているので、ロック用レールブロック23,24を案内する一対のレールとシャフト用レールブロック34,35を案内する一対のレールとを用意する場合に比べて、一対のレール21,22を用意するだけで済み、部品点数を低減することができるとともに、レールユニット20の奥行き寸法を小さくすることができる。
【0076】
[4.他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様々な態様にて実施することが可能である。
【0077】
(1)上記実施形態では、台形ネジユニット10の転向ギア14に駆動モータ15を接続して、転向ギア14を介して二本の台形ネジ11,11を回転駆動するよう構成しているが、これには限られず、例えば台形ネジユニット10の転向ギア14の入力軸にハンドルを取り付けて、ハンドルを回転させることで転向ギア14を介して二本の台形ネジ11,11を回転駆動するといった具合に手動で操作するようにしてもよい。
【0078】
(2)上記実施形態では、台形ネジユニット10の二つのナット12,12とスライドレールユニット30の二つのスライダー32,32とを連結して、二つのナット12,12の左右方向の動作を二つのスライダー32,32に伝達しながら、台形ネジユニット10の二本の台形ネジ11,11とスライドレールユニット30のシャフト33との間の距離寸法を変化させる構成として、金属製の2本の棒状の棒状部材42,43それぞれのほぼ中央部同士を互いに回転可能に連結した構成のXアーム部41を用いているが、これには限られず、例えば金属製の棒状の棒状部材の中央部に他の棒状の棒状部材の先端を回動可能に連結した構成のYアーム部を用いて、台形ネジユニット10の二つのナット12,12とスライドレールユニット30の一つのスライダー32とを連結して、二つのナット12,12の左右方向の動作を一つのスライダー32に伝達しながら、台形ネジユニット10の二本の台形ネジ11,11とスライドレールユニット30のシャフト33との間の距離寸法を変化させるように構成してもよい。
【0079】
(3)上記実施形態では、台形ネジユニット10が、断面が台形形状である雄螺子を有する台形ネジ11と台形ネジ11の雄螺子に螺合可能な雌螺子を有するナット12とを螺合させた構成を有する回転スライド機構13二組が同軸上に配置されるとともに、二本の台形ネジ11,11の間に転向ギア14を取り付けた構成を有しているが、これには限られず、断面が台形形状である雄螺子を両端で異なる巻き方向となるよう形成した台形ネジと台形ネジの雄螺子に螺合可能な雌螺子を有する二つのナットをそれぞれの雄螺子に螺合させた構成を有する回転スライド機構を用いてもよい。
【符号の説明】
【0080】
1…折り戸開閉装置、10…台形ネジユニット、11…台形ネジ、12…ナット、13…回転スライド機構、14…転向ギア、15…駆動モータ、16…レール、17,18…リミットスイッチ、20…レールユニット、21…左側レール、22…右側レール、23,24…ロック用レールブロック、30…スライドレールユニット、31…自由スライド機構、32…スライダー、33…シャフト、34,35…シャフト用レールブロック、36,37…ロック・蹴り出しアーム、39…コイルばね、40…アームユニット、41…Xアーム部、42,43…棒状部材、100…構造物、101…開口部、200…折り戸、201,202…板材、203…連結部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造物の開口部を閉塞するための二枚の板材が連結部によって折り畳み可能に連結された構造を有するとともに折り畳み時の中心線と平行な回動軸を中心として回動可能に一方の端部が前記構造物に取り付けられた折り戸を、前記折り戸の前記二枚の板材が折り畳まれて前記開口部を開放する折畳状態と前記折り戸の前記二枚の板材が折り畳まれずに前記開口部を閉塞する非折畳状態との間で変化させる折り戸開閉装置であって、
断面が台形形状である雄螺子と前記雄螺子に螺合可能な雌螺子とを螺合させた構成を有する回転スライド機構二組を、前記二本の雄螺子が同軸上に配置されて同時に回転可能であるとともに前記二本の雄螺子に螺合する前記二つの雌螺子が前記二本の雄螺子の回転時に互いに反対方向に移動するよう構成して、設置時に前記二本の雄螺子の共通の中心線が前記回動軸に沿うよう配置され、前記二つの雄螺子を回転駆動可能な回転スライドユニットと、
スライダーに形成された貫通孔に軸状のシャフトを内挿させることで前記スライダーが前記シャフト上を自由に移動可能な構成の自由スライド機構を有し、設置時に前記シャフトの中心線が前記回動軸に沿うよう配置される自由スライドユニットと、
設置時に前記開口部の開口面に沿って配置されて前記自由スライドユニットの前記シャフトの両端部それぞれを前記開口面に沿って案内する一対の案内部材を有するガイドユニットと、
二本の棒状の棒状部材を互いに回動可能に連結した構成を有し、前記二本の棒状の棒状部材の一端それぞれを前記回転スライドユニットの前記二本の雌螺子にそれぞれ回動可能に取付可能であるとともに前記二本の棒状の棒状部材の他端の少なくとも何れか一方を前記自由スライドユニットの前記スライダーに回動可能に取付可能なアーム部を有するアームユニットと、
を備えることを特徴とする折り戸開閉装置。
【請求項2】
請求項1に記載の折り戸開閉装置において、
前記自由スライドユニットは、さらに、前記非折畳状態である前記折り戸が前記連結部から山型に折り曲げられ始めるのを阻止し、前記非折畳状態である前記折り戸の下端が持ち上がると前記非折畳状態である前記折り戸が前記連結部から山型に折り曲げられ始めるのを許容する折畳阻止機構を有することを特徴とする折り戸開閉装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2の何れか1項に記載の折り戸開閉装置において、
前記自由スライドユニットは、さらに、前記非折畳状態である前記折り戸の下端が持ち上がると前記折り戸を付勢して前記折り戸が前記連結部から山型に折り曲がるのを補助する折畳補助機構を有することを特徴とする折り戸開閉装置。
【請求項4】
請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の折り戸開閉装置において、
前記自由スライドユニットは、さらに、前記非折畳状態にある前記折り戸の前記構造物へ取り付けられた端部とは反対側の端部を前記構造物へ取り付けられた端部から離間する方向へ向けて付勢する付勢機構を有することを特徴とする折り戸開閉装置。
【請求項5】
請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の折り戸開閉装置において、
前記ガイドユニットは、前記構造物の開口部の左右の壁面にそれぞれ取り付けられて、ロック用レールブロックおよび前記自由スライドユニットのシャフト用レールブロックを前記構造物の前記開口部の開口面に沿ってそれぞれ案内するよう構成されていることを特徴とする折り戸開閉装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2011−246957(P2011−246957A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−120832(P2010−120832)
【出願日】平成22年5月26日(2010.5.26)
【出願人】(000210986)中央発條株式会社 (173)
【Fターム(参考)】