説明

携帯用飲料容器

【課題】栓体下方の開口部と栓体上方の放出口を有し、下方開口部を開閉する開閉弁機構部と、開閉弁機構部を駆動する操作機構部を備えた栓体を採用した携帯用飲料容器であって、単一の栓体で付属コップを使用する間接喫飲も、栓体に口をつけての直接喫飲も容易に行える携帯用飲料容器を提供する。
【解決手段】栓体1が、放出口を栓体上面143の縁部近傍に設けると共に、放出口の外縁側を囲繞する所定の高さの周壁144を形成し、操作機構部を、栓体上面に栓体を横断する方向でスライド移動可能に装着して、前記スライド移動によって放出口を開閉すると共に、スライド移動によって弁棒部132を上下動させる動作裏面を備えたスライド操作体で構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器本体の注ぎ口に装着される栓体及びコップを備えた携帯用飲料容器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
携帯用飲料容器は、容器本体の注ぎ口に栓体を装着すると共に、喫飲に供するコップを前記栓体の上面を覆う様に被冠する形態で装着している。またコップを備えた携帯用飲料容器の栓体としては、従前より種々の構造の部材が提案されているが、栓機能を確実とするために、栓体に発条の付勢力で栓体の下方開口部の閉塞をなす開閉弁機構を組み込んだものが知られている。その基本的な構成は、栓体下方に開口部を設け、前記下方開口部と栓体上面の流出口とを連通する流出路を栓体内に形成すると共に、下方開口部を開閉する弁体を備え、前記弁体に下方開口部を閉塞する方向に付勢するバネを付設している開閉弁機構部と、前記弁体を動作させる操作機構部を栓体に組み込んでいるものである。
【0003】
前記の開閉弁機構部及び操作機構部の一般的な構造として多数採用されている構成は、弁機構部が、栓体下方の開口部を下方側から開閉する弁体、及び弁閉塞方向に付勢する付勢部材、及び弁体に連結された弁棒を備え、前記弁体を開閉駆動する操作機構部が、所定の動作で下方へ突出するカム面を有する操作体を備え、前記カム面で弁棒頂部を下圧して移動させることで弁開口をなすようにしているものである(特許文献1の図1,特許文献2の図2)。
【0004】
またコップを備えずに、前記の栓体の流出口から直接喫飲する構造(直飲タイプ)のものも知られている。例えば特許文献1の図2には、細筒状の流出口を備え、弁開放時に当該流出口に直接唇を付けて喫飲する栓体が示されており、特許文献3の図1,3には、栓体上面に開口した流出口に直接唇を付けて喫飲する栓体が示されている。
【0005】
勿論前記の栓体構造を備えていない直飲タイプの飲料容器も広く知られている。その構成は、直飲可能なように栓体上部を椀状に形成すると共に底面に流出口を設け、或いは細筒状の流出口を設け、流出口の反対側にヒンジ連結して煽り回動動作で前記流出口を開閉する閉塞体を設けているものも知られている(特開2002−102078号公報、特開2008−23202号公報)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−58606号公報。
【特許文献2】特開2004−175402号公報。
【特許文献3】特開平9−299253号公報。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前記の開閉弁機構を内装する栓体を備えた飲料容器は、コップを装備していることで、コップに注ぎ入れコップでの喫飲を行うが、同時にコップ喫飲(間接喫飲)の他に直接喫飲を望む場合も考えられる。その対応として前記特許文献1の図11に示されているように、1個の飲料容器に取り換え自在として間接喫飲用栓体と直接喫飲用栓体を設けている。また市販品において、コップと開閉弁機構を備えた栓体とを備えた飲料容器に、替え栓として煽り回動開閉を行う直飲用栓体を付属品とし、栓体の付け替えで対応する手段も行われている。
【0008】
然し間接喫飲用栓体と直接喫飲用栓体を二個備えることは、当然に製品コストを高めるものであり、且つ使用に際して栓体を取り換える必要があり、その手間が煩瑣である。
【0009】
また特許文献3には、開閉弁機構を備えた栓体において、流出路の上方開口部に直接唇を付けて喫飲する構成が示されているが、液面が全く視認できない状態での喫飲のため、容器収納飲料が熱い場合には非常に飲み難い。
【0010】
尚直飲用栓体として多用されている煽り回動開閉の栓体は、直飲時に容器を傾けて喫飲するために、開閉動作をなす閉塞体が顔に近接して飲み難くなるという問題がある。またこの構造は、閉塞体の開口動作が速やかに行われるように、閉塞体が流出口を開口する方向に付勢されている。このため流出口の閉塞を維持するには、閉塞体の係止構造が必要であり、当該係止構造の操作性を追求すると外れ易く、堅牢にすると操作性に問題が生ずる。而も飲料が熱い場合等の容器内圧が高まった場合には、前記内圧は閉塞体の開口動作方向に作用するため、閉塞維持に関して根本的な課題を有する。
【0011】
そこで本発明は、単一栓体で間接喫飲及び直接喫飲の双方に対応できる携帯用飲料容器を提案したものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明に係る携帯用飲料容器は、有底筒状の容器本体と、容器本体の上部注ぎ口に装着される栓体と、栓体の上面を覆う様に被冠装着されるコップを備えた携帯用飲料容器であって、栓体が、栓体下方に開口部を設けると共に、栓体上方に前記開口部と連通する流出口を設け、前記開口部を下方側から開閉する弁体部、及び弁閉塞方向に付勢する付勢部材、及び弁体部上方に突設した弁棒部を備えた開閉弁機構部と、前記開閉弁機構部を開閉駆動する操作機構部を備え、前記流出口を栓体上面の縁部近傍に設けると共に、流出口の外縁側を囲繞する所定の高さの周壁を形成し、前記操作機構部を、栓体上面にスライド移動可能に装着し、前記スライド移動によって流出口を開閉すると共に、スライド移動によって弁棒部を上下動させる動作裏面を備えたスライド操作体で構成してなることを特徴とするものである。
【0013】
しかして前記飲料容器は、飲料を収納した容器本体の上部注ぎ口に栓体を密閉状態で装着し、更にコップを被冠装着して飲料の携帯に供するもので、通常時は、スライド操作体で流出口が閉塞され、下方開口部は弁体部で閉塞され、液漏れを起こすことなく携帯されるものである。喫飲に際しては、コップを外して栓体上面を露出させ、スライド操作体を操作して、流出口を開口すると同時に弁棒部を押し下げて弁体部で閉塞されていた下方開口部を開口する。前記状態で容器本体を傾斜させると下方開口部から内部飲料が流出路を経由して流出口から外部に流れ出るもので、周壁に唇を付けて直接喫飲したり、或いはコップに注ぎ入れて間接的に喫飲するものである。
【0014】
特に直飲に際しては、充分な高さの周壁を有して、且つ容器本体を傾斜させて流出口から流れ出た飲料は、流出口部分(栓体上面と周壁で形成される傾斜時窪み)に溜り、その液面を視認しながら喫飲することができるので、例えば熱い飲料であっても火傷することなく安全に喫飲することができる。更にコップへの注ぎ入れに際して、飲料は周壁に伝って流出するのを視認しながら行うことができるので、流出量の調整(飲料容器の傾斜角度調整)も容易に行える。
【0015】
また本発明(請求項2)は、前記携帯用飲料容器において、特に栓体上面を、流出口側が低くなる傾斜面に形成すると共に、周壁も栓体上面の低所部分のみを囲繞するように設けてなるものである。
【0016】
従って前記のとおり喫飲時における容器傾斜に際して、周壁が低くとも飲料は低所に溜り、液面を視認した状態での喫飲ができ、また喫飲終了時に当該低部に残った飲料はそのまま流出口から容器内に戻ることになる。
【0017】
また本発明(請求項3)に係る携帯用飲料容器は、前記の栓体において、更にスライド操作体が、先端部分で低所に設けた流出口の開閉を行うようにして、流出口上面位置から流出口と反対側の高所方向へ、傾斜面に添ってスライド移動可能に設けると共に、流出口の開口状態で、スライド移動体の尾端がコップ装着位置より突出するように設けてなるものである。
【0018】
従って流出口が開口状態では、スライド操作体の尾端がコップ装着位置より外方へ突出するので、流出口及び弁体の開口状態でのコップの被冠装着が不可能となり、使用者に開口状態を知らせることになる。
【発明の効果】
【0019】
本発明は上記の構成で、閉塞方向に付勢する弁体を備えた弁機構を採用して、喫飲時以外の携帯時には確実な栓機能を果たして液漏れ等を防止し、栓体上面の流出口の外縁部を囲繞する所定の高さの周壁を備え、而も蓋体上部に喫飲の邪魔になる他部材(例えば煽り回動閉塞体のような部材)を備えることが無いのでないので、容器からの直飲が容易に行うことができ、且つ付属したコップへの注ぎ入れによる間接喫飲も可能であり、複数の栓体を装備することなく、単一栓体での間接喫飲及び直接喫飲を容易に行うことができたものである。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の実施形態の栓体の全体斜視図。
【図2】同断面図。
【図3】同喫飲状態時の説明図(断面図)。
【図4】同分解斜視図。
【図5】同断面図。
【図6】同実施形態の要部断面図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
次に本発明の実施形態について説明する。実施形態に示した携帯用飲料容器は、栓体1、容器本体2、肩部体3及びコップ兼用の蓋(コップ蓋)4で構成されるもので、容器本体2に肩部材3を装着し、栓体1及びコップ蓋4を組み込むものである。
【0022】
容器本体2は、金属製真空二重ボトルが主として採用されるが特に限定されるものではないが、金属製真空二重ボトルを採用した場合には、容器本体2の上部注ぎ口21の外周に肩部体3が装着される。
【0023】
肩部体3は、外周面を上下二段に形成し、下方大径周面にはコップ蓋4の装着用螺条31を形成し、上方小径周面には栓体1の装着用螺条32を形成したものである。
【0024】
栓体1は、洗浄等を考慮して分解組立を可能とした下方栓体1aと上方栓体1bで構成される。
【0025】
下方栓体1aは、栓体外周部11と、栓体挿入部12と、開閉弁機構部13で構成され、上方栓体1bは、栓体上面部14と、装着筒部15と操作機構部(スライド操作体)16で構成される。
【0026】
栓体外周部11は、前記した肩部体3の上方小径周面の装着用螺条32に螺合するようにしたものである。
【0027】
栓体挿入部12は、有底筒状部121の上端を、段差部122を介して容器本体2の上方注ぎ口21の上端を跨ぐ形状で、栓体外周部11に連結したもので、栓体外周部11の螺合装着で上方注ぎ口21の内方に挿入されるものである。更に内周面に連結螺溝123を形成した連結筒部124を底部の中央に立設し、連結筒部124の外周側底部の一部を開口して下方開口部125とし、有底筒状部121の下端外周には、栓体外周部11の螺合装着で上方注ぎ口21の内面に密着すると共に、後記する弁体部131と当接して下方開口部122を閉塞するためのパッキン126を設けてなる。
【0028】
開閉弁機構部13は、弁体部131と弁棒部132と付勢部材133を備えてなるもので、弁体部131は下方開口部125の下方に位置して下方開口部125の開閉をなすものである。弁棒部132は、下端を前記弁体部131に連結し、有底筒状部131の底面を貫通して後述する栓体上面144より上方に突出する長さを有するものである。
【0029】
付勢部材133は、弁棒部132の上方部分に設けた傘受け部134と有底筒状部131の底面間に介装したもので、弁体部131を上方に引き上げて下方開口部125を閉塞する方向に付勢してなるものである。
【0030】
栓体上面部14は、嵌合装着部141と、鍔部142と、栓体上面143と、周壁144を備えてなるもので、嵌合装着部141は、下方栓体1aの段差部122に嵌合するもので、前記段差部122の内周面と嵌合装着部141の外周面との間にはOリング145を介在させて上下栓体1a,1bを連結した際にの密封が実現するようにしている。
【0031】
鍔部142は前記嵌合装着部141の上部外周に周設したもので、栓体外周部11の上端面に載置状に配置される。
【0032】
栓体上面143は、前記嵌合装着部141の内側に蓋状となるように設けたもので、一方側が低くなる傾斜面に形成し、縁側に近い最低箇所に表裏貫通する流出口146を設けたものである。
【0033】
周壁144は、前記流出口146を設けた位置を中心として約外周の半分程度の縁部を囲繞するもので、流出口146と対応する箇所を、唇を添えるに十分な高さにとし、反対側に向かって徐々に低く形成してなるものである。
【0034】
装着筒部15は、弁棒部132、付勢部材133及び傘受け部134を内装できる内径を備え、栓体上面144の中心に、上方を開口して前記栓体上面144から下方に突設したもので、下端外周に連結螺溝123と対応する連結螺条151を設けたものである。
【0035】
操作機構部16は、スライド操作体で形成されるもので、前記栓体上面143に傾斜面に添って、低所から高所方向に移動可能に装着し、先端部分は前記流出口146の開閉をなすようにし、表面には操作突部161を設け、裏面には、方栓体1bを下方栓体1aと一体とした状態で、流出口146を開口する方向に移動させると、弁棒部132の上端を下圧して下動させるスロープ面(動作裏面)162と、蓋体上面143に対してスロープ面162と逆スロープとなって下動位置を維持する下圧保持面(動作裏面)163を形成したものである。
【0036】
またスライド操作体(操作機構部)16は、流出口146を開口した状態で、スライド操作体16の尾端が、容器本体1にコップ蓋4を装着した際におけるコップ蓋4の位置まで突出するように設けたもので、前記の突出状態(流出口146の開口状態)では、コップ蓋4が装着できないようにしているものである。
【0037】
前記の上方栓体1bは、装着筒部15の連結螺条151を下方栓体1aの連結筒部124の内周面の連結螺溝123に螺合して一体化し、飲料を収納した容器本体2の上部注ぎ口21に栓体挿入部12を差し入れ、栓体外周部11を肩部材3螺合装着し、更にコップ蓋4を装着して、飲料の携帯に供するものである。
【0038】
携帯時(非喫飲時)においては、前記栓体1の装着に際してパッキン126によって栓体挿入部12と上部注ぎ口21との間が密閉され、栓体1自体では付勢部材133で付勢された弁体部131で下方開口部125が密閉され、液漏れが生じない状態が維持される。
【0039】
そして喫飲に際しては、コップ蓋4を外し、スライド操作体(操作機構部)16を外周方向(周壁形成箇所と反対側)に移動操作する。このスライド操作体16の移動によって弁棒部132の頂部がスロープ面162で押されて下方移動すると共に、弁棒部132の頂部が下圧保持面163に達すると、弁体部131が下方移動し、且つ当該位置が維持され、同時に流出口146も開口されることになる。
【0040】
そこで飲料容器を流出口145側に傾斜させると、容器内飲料は、下方開口部125、遊底筒状部121の内方(流出路a)、流出口146を通過して容器外に流出することになる。
【0041】
容器から流出する飲料は周壁144の内側面を伝って流れ出るので、コップ蓋4に注ぎ入れて喫飲(間接喫飲)するようにしても良いし、周壁144に直接唇をつけてそのまま喫飲(直接喫飲)するようにしても良い。
【0042】
容器位置を元に戻すと、周壁144と栓体上面143の低所に残った飲料は、自然に流出口146から容器本体1内に流れ込み、スライド操作体16を復帰させると、閉栓状態(携帯時状態)に戻るものである。
【0043】
特に前記の携帯用飲料容器においては、周壁144に直接唇をつけて喫飲する所謂直飲に際しては、飲料が流出口146を含む栓体上面143と周壁144で形成される傾斜時窪み(低所)に溜り、その飲料の液面を視認しながら喫飲することができるので、例えば熱い飲料であっても火傷することなく安全に喫飲することができるものである。
【0044】
尚本発明に係る携帯用飲料容器は前記の実施形態に限定されるものではなく、コップ兼用蓋体(コップ蓋)4を採用せずに、コップと蓋体を別々に形成し、コップを蓋体の内側に収納する構造としても良いし、肩部材3も前記のコップと蓋体を採用した場合に対応できる構造や、栓体の組み込み構造に対応して適宜な構造とすることができるものである。
【符号の説明】
【0045】
1 栓体
1a 下方栓体
1b 上方栓体
11 栓体外周部
12 栓体挿入部
121 有底筒状部
122 段差部
123 連結螺溝
124 連結筒部
125 下方開口部
126 パッキン
13 開閉弁機構部
131 弁体部
132 弁棒部
133 付勢部材
134 傘受け部
14 栓体上面部
141 嵌合装着部
142 鍔部
143 栓体上面
144 周壁
145 Oリング
146 流出口
15 装着筒部
151 連結螺条
16 操作機構部(スライド操作体)
161 操作突部
162 スロープ面
163 下圧保持面
2 容器本体
21 上部注ぎ口
3 肩部体
31 装着用螺条
4 コップ蓋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
有底筒状の容器本体と、容器本体の上部注ぎ口に装着される栓体と、栓体の上面を覆う様に被冠装着されるコップを備えた携帯用飲料容器であって、栓体が、栓体下方に開口部を設けると共に、栓体上方に前記開口部と連通する流出口を設け、前記開口部を下方側から開閉する弁体部、及び弁閉塞方向に付勢する付勢部材、及び弁体部上方に突設した弁棒部を備えた開閉弁機構部と、前記開閉弁機構部を開閉駆動する操作機構部を備え、前記流出口を栓体上面の縁部近傍に設けると共に、流出口の外縁側を囲繞する所定の高さの周壁を形成し、前記操作機構部を、栓体上面にスライド移動可能に装着し、前記スライド移動によって流出口を開閉すると共に、スライド移動によって弁棒部を上下動させる動作裏面を備えたスライド操作体で構成してなる携帯用飲料容器。
【請求項2】
栓体上面を、流出口側が低くなる傾斜面に形成すると共に、周壁を栓体上面の低所部分側のみを囲繞するように設けてなる請求項1記載の携帯用飲料容器。
【請求項3】
スライド操作体が、先端部分で低所に設けた流出口の開閉を行うようにして、流出口上面位置から流出口と反対側の高所方向へ、傾斜面に添ってスライド移動可能に設けると共に、流出口の開口状態で、スライド移動体の尾端がコップ装着位置より突出するように設けてなる請求項2記載の携帯用飲料容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−52889(P2013−52889A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−191168(P2011−191168)
【出願日】平成23年9月2日(2011.9.2)
【出願人】(000111867)パール金属株式会社 (15)
【Fターム(参考)】