説明

撮像装置

【課題】光学部材に付着した異物を撮像装置の姿勢に関係なく除去することができるとともに、除去された異物が光学部材に再付着するのを防止することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】この撮像装置は、撮像部101の近傍に配設された光学部材122に付着した異物を光学部材122から除去する異物除去手段124と、撮像部101に入射する光束の光量を調整するシャッター部材113と、光束を反射する第1の状態と、光束を反射させることなく、撮像部101に導く第2の状態とに切り換え動作可能なミラーユニット105と、シャッター部材113と光学部材122との間の空間とミラーユニット105の反射面側の空間とをつなぐ流路Xと、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ミラーユニットおよび撮像素子を有する撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
カメラの撮影レンズの焦点面近傍に塵埃等の異物が存在すると、その異物の影が撮像素子に写り込んでしまうという問題がある。このような異物は、レンズ交換時に塵埃が外部から侵入したり、カメラ内部でのシャッターやミラーの動作に伴い、その構造部材である樹脂等の微細な摩耗紛が発生したりすることが原因と考えられている。撮像素子の保護用のカバーガラスとカバーガラスの前面に配設されている赤外カットフィルタや光学ローパスフィルタ(以下、LPFと略す)等の光学フィルタとの間に異物が入り込んだ場合には、その異物を除去するためにカメラを分解しなければならない。従って、撮像素子のカバーガラスと光学フィルタとの間に異物が入り込まないような密閉構造を設けることが有効である。
【0003】
しかし、光学フィルタの撮像素子と対向していない面に異物が付着した場合、該付着位置が焦点面の近傍であると、付着した異物が影となって撮像素子に写り込んでしまうという問題が依然として残っている。
【0004】
そこで、このような問題を解決するために、撮像素子の被写体側に撮影光束を透過させる防塵幕を設け、この防塵幕を圧電素子で振動させることにより、防塵幕の表面に付着した塵埃などの異物を除去する技術が提案されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−319222号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1では、防塵幕を振動させて該防塵幕に付着した異物を除去する場合に、防塵幕から除去された異物が他の構造物に付着し、該付着物がカメラの振動などにより再び防塵幕に付着するという問題がある。また、防塵幕の異物付着面が重力が作用する方向と逆の方向の面を向いている場合、異物を除去することができないという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、光学部材に付着した異物を撮像装置の姿勢に関係なく除去することができるとともに、除去された異物が光学部材に再付着するのを防止することができる撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、被写体像を光電変換する撮像素子と、前記撮像素子に対して被写体側に配設された光学部材と、前記撮像素子に入射する前記被写体像の光束の光量を調整するシャッター部材と、前記光束を反射する第1の状態と、前記光束を反射させることなく、前記撮像素子に導く第2の状態とに切り換え動作可能なミラーユニットと、前記シャッター部材と前記光学部材との間の空間と前記ミラーユニットの反射面側の空間とをつなぐ流路と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、光学部材に付着した異物を撮像装置の姿勢に関係なく除去することができるとともに、除去された異物が光学部材に再付着するのを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態の一例を図を参照して説明する。
【0010】
図1は、本発明の実施の形態の一例であるカメラ100を説明するための概略断面図である。カメラ100は、光のエネルギーを電気信号に変換する撮像部101を備える。カメラ100の前面側には、交換レンズl02が着脱自在に装着されるマウント部104が設けられている。
【0011】
交換レンズ102は、被写体からの反射光を捉え、撮像部101に結像させるための複数のレンズ102a,102bと、撮像部101に入射する光量を調節する絞り機構103とからなる。
【0012】
交換レンズ102と撮像部101の光軸上において、ミラーボックス107(図1に破線で示す領域)とよばれる空間内には、主ミラー105(ミラーユニット)が配置されている。主ミラー105は、被写体像を使用者が確認するために入射した光束の一部を図1の上方に反射させてファインダ106に導く。
【0013】
ファインダ106は、主ミラー105により図1の上方に反射した光束が結像するフォーカシングスクリーン108と、フォーカシングスクリーン108に結像した像を正立実像にするために内部で像を反射させるプリズム109とを備える。また、ファインダ106は、プリズム109から射出された像を適正な倍率で使用者が確認できるように変倍する接眼レンズ110を備える。主ミラーの一部の領域は、入射光を所定の割合で透過するようになっており、透過した光束はサブミラー111によってAFユニット112に導かれる。
【0014】
主ミラー105の後方には、複数のシャッター羽根を備えるフォーカルプレーンシャッター113(シャッター部材)が配置される。フォーカルプレーンシャッター113は、入射した被写体像の光束の光量を調整するためのもので、入射した光束を所望する時間だけ撮像部1011に照射させる。撮像部101とフォーカルプレーンシャッター113とに挟まれた空間Sと、ミラーボックス107内の主ミラー105の反射面側の空間との間には、図のように空気が通過するための流路が設けられており、この流路には開口部が開閉する開閉機構114が設けられている。
【0015】
開閉機構114は、前記空間Sとミラーボックス107との間を駆動機構210により開口部を開閉することで連通したり遮断したりする機構である。116,117,118は異物を捕獲するための粘着部材(異物捕獲部材)である。
【0016】
そして、ミラーボックス107の交換レンズ102側からフォーカルプレーンシャッター113を経て撮像部101の交換レンズ102側までの空間はほぼ密閉構造となっている。これにより、交換レンズ102が装着されている間は、領域Aからの空気の流出、領域A内への空気の流入がほとんどできない構造になっている。
【0017】
なお、115は撮像モードとクリーニングモードとを、ユーザーが切り替え設定するための切替スイッチ(設定手段)である。
【0018】
図2は、撮像部101とミラーボックス107とフォーカルプレーンシャッター113とその周辺部の断面図である。
【0019】
図2に示すように、撮像部101には、被写体像を光電変換する撮像素子119およびLPF122(光学部材)が配置されている。撮像素子119は、パッケージ部材120に収められて保護部材121により保護されている。LPF122は、後述するクリーニングモード時に積層圧電素子を備えた加振部材124(加振手段)により加振され、これにより、LPF122に付着した異物が除去されるようになっている。また、パッケージ部材120とLPF122との間と、領域Aを形成する壁部131とLPF122との間とは、弾性部材123により密閉され、領域Aおよびパッケージ部材120には、LPF122の振動が伝わらないようになっている。
【0020】
フォーカルプレーンシャッター113は、4枚のシャッター羽根125a〜125dからなる先幕125と、4枚のシャッター羽根からなる後幕126とを有する。先幕125と後幕126とは、それぞれのシャッター羽根が展開あるいは重畳するように走行する。そして、先幕125と後幕126との間に形成されるスリット幅により撮像部101に入射する光量を調節する。また、先幕125は押え板128によって押さえられ、押え板128の略中央部には撮像のための開口が設けられている。後幕126は押え板129によって押さえられ、押え板129の略中央部には撮像のための開口が設けられている。先幕125の駆動スペースと後幕126の駆動スペースとは、中間板127によって区画されている。
【0021】
次に、図3を参照して、カメラ100の制御系について説明する。
【0022】
図3に示すように、カメラ100には、カメラシステム制御部201(制御手段)、ミラー制御部205、開閉機構制御部206、シャッター制御部207、および加振制御部208が設けられている。
【0023】
カメラシステム制御部201は、CPU202、ROM203、RAM204、タイマー212などから構成され、カメラ全体の制御を行うと共に、各種の個別制御を行う。ミラー制御部205は、カメラシステム制御部201からの制御信号に基づいて、主ミラー105を駆動機構209によって駆動する。
【0024】
開閉機構制御部206は、カメラシステム制御部201からの制御信号に基づいて、開閉機構114を駆動機構210によって駆動する。シャッター制御部207は、カメラシステム制御部201からの制御信号に基づいて、フォーカルプレーンシャッター113を駆動機構211によって駆動する。加振制御部208は、カメラシステム制御部201からの制御信号に基づいて、加振部材124を駆動する。
【0025】
次に、図4〜図6を参照して、カメラ100のクリーニング動作の一例について説明する。図4は、カメラ100のクリーニング動作のシーケンスを説明するためのフローチャート図である。図5および図6は、図4のシーケンスに対応したクリーニング動作中の撮像部101とミラーボックス107とフォーカルプレーンシャッター113とその周辺部の概略断面図である。ここで、図4での各処理は、カメラシステム制御部201のROM203等に記憶された制御プログラムがRAM204にロードされて、CPU202により実行される。
【0026】
まず、ステップS1では、ユーザーがモード切替スイッチ115を操作してクリーニングモードが選択されるまで、図5(a)に示すように待機状態となる。このとき、LPF122には、異物130が付着しているものとする。ユーザーにより、クリーニングモードが選択されると、ステップS2へと移行する。
【0027】
ステップS2では、図5(b)に示すように、展開状態にあった先幕125のシャッター羽根125a〜125dは、重畳状態となるように、図5の下方向へと走行し、ステップS3へと移行する。
【0028】
ステップS3では、開閉機構114が、撮像部101とフォーカルプレーンシャッター113との間の空間Sと、ミラーボックス107とを連通状態にし、ステップS4へと移行する。
【0029】
ステップS4では、ステップS2の動作とステップS3の動作が完了したことを不図示のスイッチで確認し、ステップS5へと移行する。
【0030】
ステップS5では、主ミラー105とサブミラー111とがミラーアップ動作(第1の状態から第2の状態への切り換え動作)を開始する。ミラーアップ動作が開始されると、ステップS6へと移行する。
【0031】
ステップS6では、図6(a)に示すように、加振部材124が駆動して異物除去動作を開始する。加振部材124が駆動することにより、異物130はLPF122から浮き上がるか、付着力が低下した状態になる。そして、図6(b)に示すように、ステップS5で開始していたミラーアップ動作により、主ミラー105の図5の上方の空間の空気が、図6(b)の矢印Xで示すように、LPF122の前面へと流れ込む。LPF122の前面に流れ込んできた空気は、フォーカルプレーンシャッター113の開口部を抜け、ミラーボックス107内へと導かれる。
【0032】
ここで、矢印Xのように空気が流れる理由について説明する。ミラーアップ動作中、主ミラー105の上方の空間にある空気は、主ミラー105が徐々にミラーボックス107上部との距離を縮めることで圧迫される。このとき、主ミラー105の上方に設けられた開閉機構114が開通し、主ミラー105の上方にある空気の逃げ道を作ることで、主ミラー105の上方にある空気は開閉機構114により連通された空間へと誘導される。
【0033】
一方、主ミラー105の下方の空間は負圧となるため、フォーカルプレーンシャッター113の開口部の空間や撮像部101の前面の空間に存在していた空気はミラーボックス107側へと誘導される。以上のようにして、図6(b)の矢印Xのような空気の流れが生じる。
【0034】
この空気の流れに乗り、LPF122から浮き上がるか付着力が低下した異物130の多くはミラーボックス107側へと導かれ、空気が衝突する部位に設けられた粘着部材118に捕獲される。また、図5中、LPF122の下側に付着していた異物130は図5中、下側に流れる弱い空気の流れYにより、図5中、下側へと向かい、粘着部材117に捕獲される。従って、LPF122からミラーボックス107側へと導かれた異物130が、LPF122に再付着するのを防止できる。
【0035】
なお、ミラーボックス107内に異物が残っていても、空気の流れXがミラーボックス107からLPF122前面への空気の流路中に配置された粘着部材116に衝突することにより、ミラーボックス107内から移動してきた異物は粘着部材116に捕獲される。従って、ミラーボックス107に存在する異物はLPF122の前面には移動しないので、LPF122には再付着することはない。
【0036】
次に、ステップS7では、ミラーアップ動作の完了が不図示のスイッチにより確認されると、ステップS8へと移行する。
【0037】
ステップS8では、ミラーアップ動作の完了後、数秒経過したことがタイマー212により確認されると、ステップS9へと移行する。
【0038】
ステップS9では、開閉機構114が駆動され、撮像部101とフォーカルプレーンシャッター113とに挟まれた空間Sと、ミラーボックス107との間を遮蔽する遮断状態にし、ステップS10へと移行する。
【0039】
ステップS10では、重畳状態にあった先幕125のシャッター羽根125a〜125dが、展開状態となるように図5の上方向へと走行し、ステップS11へと移行する。
【0040】
ステップS11では、先幕125が展開状態となったことが不図示のスイッチにより確認されると、ステップS12へと移行する。
【0041】
ステップS12では、主ミラー105とサブミラー111を駆動して、ミラーダウン動作を完了させる。そして、図5(a)に示すように待機状態となる。
【0042】
以上で、カメラ100のクリーニング動作の一連のシーケンスを終了する。
【0043】
次に、開閉機構114の存在意義について説明する。
【0044】
撮影中は、交換レンズ102からフォーカルプレーンシャッター113の開口部を通過した光束のみを撮像部101に入射させなければならない。
【0045】
しかし、開閉機構114がなく、常にミラーボックス107と、撮像部101とフォーカルプレーンシャッター113とに挟まれた空間Sとを連通状態とすると、所望する光束以外の光が連通部分から撮像部101に入射する虞れがある。
【0046】
このため、撮影中は常にミラーボックス107と、撮像部101とフォーカルプレーンシャッター113とに挟まれた空間Sとを遮断状態とし、クリーニングモード中においてのみミラーボックス107と前記空間Sとを開通状態とすることが好ましい。このような理由から、本実施形態では、開閉機構114を設けている。
【0047】
図7は、LPF122の異物付着面が重力が作用する方向(図7の矢印Gで示す)と逆の方向を向くカメラ姿勢において、図6(b)と同じタイミングでの撮像部101とミラーボックス107とフォーカルプレーンシャッター113とその周辺部の断面図である。
【0048】
図7に示すようなカメラ100の姿勢においても、ミラーアップ動作により主ミラー105の図7の右方の空間にあった空気は矢印Xで示すように流れる。そして、図6に示したカメラ100の姿勢の場合と同様に、矢印Xで示す空気の流れに乗った異物130は粘着部材118に捕獲される。また、LPF122の図7の左側に付着していた異物130は、弱い空気の流れYにより、粘着部材117に捕獲される。従って、LPF122からミラーボックス107側へと導かれた異物130がLPF122に再付着するのを防止できる。
【0049】
また、ミラーボックス107内に異物が残っていても、空気の流れXがミラーボックス107からLPF122前面への空気の流路中に配置された粘着部材116に衝突することにより、ミラーボックス107内から移動してきた異物は粘着部材116に捕獲される。従って、ミラーボックス107に存在する異物はLPF122の前面には移動しないので、LPF122には再付着することはない。
【0050】
以上説明したように、この実施の形態では、LPF122に付着した異物をカメラ100の姿勢に関係なく確実に除去することができるとともに、LPF122に再付着することを防止することができる。また、LPF122から除去した異物を粘着部材116,117,118などの異物捕獲部材のある方向に誘導して効果的に捕獲することができる。これにより、LPF122から除去された異物130が他の構造物に付着し、カメラの振動などによって、その異物130がLPFに再付着することを防止することができる。
【0051】
なお、本発明は上記実施の形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
【0052】
例えば、上記実施の形態では、異物捕獲部材として粘着部材116,117,118を例示したが、粘着部材に代えて、例えば、エレクトレット部材等の帯電部材による静電気力によって異物を捕獲しても構わない。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の実施の形態の一例であるカメラを説明するための概略断面図である。
【図2】撮像部とミラーボックスとフォーカルプレーンシャッターとその周辺部の断面図である。
【図3】カメラの制御系を説明するためのブロック図である。
【図4】カメラのクリーニング動作のシーケンスを説明するためのフローチャート図である。
【図5】図4のシーケンスに対応したクリーニング動作中の撮像部とミラーボックスとフォーカルプレーンシャッターとその周辺部の断面図である。
【図6】図4のシーケンスに対応したクリーニング動作中の撮像部とミラーボックスとフォーカルプレーンシャッターとその周辺部の断面図である。
【図7】LPFの異物付着面が重力が作用する方向と逆の方向を向くカメラ姿勢において、図6(b)と同じタイミングでの撮像部とミラーボックスとフォーカルプレーンシャッターとその周辺部の断面図である。
【符号の説明】
【0054】
100 カメラ
101 撮像部
105 主ミラー
107 ミラーボックス
113 フォーカルプレーンシャッター
114 開閉機構
115 モード切替スイッチ
116,117,118 粘着部材
119 撮像素子
122 LPF
124 加振部材
130 異物
201 カメラシステム制御部
X 流路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体像を光電変換する撮像素子と、
前記撮像素子に対して被写体側に配設された光学部材と、
前記撮像素子に入射する前記被写体像の光束の光量を調整するシャッター部材と、
前記光束を反射する第1の状態と、前記光束を反射させることなく、前記撮像素子に導く第2の状態とに切り換え動作が可能なミラーユニットと、
前記シャッター部材と前記光学部材との間の空間と前記ミラーユニットの反射面側の空間とをつなぐ流路と、を備えることを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記流路に異物捕獲部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記流路を流れる空気が衝突する部位に異物捕獲部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記異物捕獲部材が粘着部材であることを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記流路に、前記シャッター部材と前記光学部材とに挟まれた空間と前記ミラーユニットの反射面側の空間との間を遮蔽する遮断状態と、前記シャッター部材と前記光学部材とに挟まれた空間と前記ミラーユニットの反射面側の空間との間を開通する開通状態と、に切り替え可能な開閉機構が配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記光学部材に振動を与える加振手段と、
前記シャッター部材を開状態とし、前記ミラーユニットを前記第1の状態から前記第2の状態への切り換え、かつ前記加振手段により前記光学部材に振動を与える制御手段と、を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の撮像装置。
【請求項7】
少なくとも被写体の撮像を行う撮像モードと前記加振手段を駆動するクリーニングモードとに切り換え設定が可能な設定手段を備え、前記制御手段は、前記撮像モードに設定されたときは、前記開閉機構が前記遮断状態となり、前記クリーニングモードに設定されたときは、該開閉機構が前記開通状態となるように、前記開閉機構の駆動を制御することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−257064(P2008−257064A)
【公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−100917(P2007−100917)
【出願日】平成19年4月6日(2007.4.6)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】