説明

椅子

【課題】座体の後部を、脚体に設けた背凭れ支持杆に、上方に回動可能に簡単に支持し、かつ背凭れの取付けも容易とする。
【解決手段】背凭れ支持杆15の上端に固着した左右方向を向く支持筒28の対向面に、内向きの左右1対の支軸29を突設し、この両支軸29に、座板11後部の左右両側に上向きに固着した座支持ブラケット20の上端を上下に回動可能に枢嵌し、かつ両支軸29の内端に、背凭れ4の左右両側部を取付ける背凭れ取付部材33を、その外側面と支持筒28の内側面とにより、座支持ブラケット20を挟持して、ねじ35により固定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、座体の後部を、脚体により上方に回動可能に支持してなる椅子に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の椅子は、例えば特許文献1に記載されており、公知である。
【特許文献1】特開2001−128776号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特許文献1に記載されている椅子は、左右の後脚の上端部対向面に突設しためねじ部に、座支持ブラケットの後端を、ブラケットカバーと共にボルトにより回動可能に枢着するとともに、座支持ブラケットとブラケットカバーとを、座フレームの下面にねじにより固定しており、さらに、背凭れの取付けも、座支持ブラケットやブラケットカバーの取付け作業と独立した別作業で行なわれているので、組立工数が多く、作業能率が悪いものとなっている。
【0004】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、座体の後部を、脚体に設けた背凭れ支持杆に、上方に回動可能に簡単に支持するとともに、背凭れの取付けも容易とし、組立工数を削減して、作業能率を向上させうるようにした椅子を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)座体の後部を、脚体により上方に回動可能に支持してなる椅子において、前記脚体の後部に、上方を向く左右1対の背凭れ支持杆を設け、両背凭れ支持杆の上端に固着した左右方向を向く支持体の対向面に、内向きの左右1対の支軸を突設し、この両支軸に、座体後部の左右両側に上向き突設した支持片を上下に回動可能に枢嵌し、かつ前記両支軸の内端に、背凭れの左右両側部を取付ける背凭れ取付部材を、その外側面と前記支持体の内側面とにより、前記座体の支持片を挟持して、ねじにより固定する。
【0006】
(2)上記(1)項において、背凭れ取付部材の上面に、背凭れの左右両側部の下端を嵌合する上向きの取付杆を連設する。
【0007】
(3)上記(1)または(2)項において、支軸の内端に非円形軸を突設し、この非円形軸を、背凭れ支持部材の外側面に設けた、前記非円形軸と補形をなす非円形孔に嵌合して、支持体と背凭れ支持部材とをねじにより固定する。
【0008】
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、座体の支持片を、座体の両側に突設した上向突部と、その外側面に固着した上方を向く平板状の座支持ブラケットとからなるものとし、この座支持ブラケットの上端を支軸に枢嵌する。
【0009】
(5)上記記(4)項において、座支持ブラケットの上部の外周面を、支持体及び背凭れ支持部材の外周面と同一面に整合させる。
【0010】
(6)上記(4)または(5)項において、座支持ブラケットの下端部を、上向突部の外側面に形成した側面視凹状の嵌合溝に嵌合し、外側方より上向突部に螺合したボルトにより固定する。
【0011】
(7)上記(6)項において、座支持ブラケット及びボルトの頭部を、カバーにより覆う。
【0012】
(8)上記(4)〜(7)項のいずれかにおいて、上向突部の内部に、下方または上方に開口する凹孔を形成し、この凹孔内に、座支持ブラケット固定用のボルトが螺合されるめねじ部を有する固定部材を挿入する。
【発明の効果】
【0013】
請求項1記載の発明によれば、座体後部の左右両側に突設した支持片を、単に背凭れ支持杆の上端の左右方向を向く支持体における内向きの支軸に回動可能に枢嵌し、支軸の内端にねじにより固定した背凭れ支持部材と支持体とにより、支持片を挟持するだけで、座体の後端を、脚体に設けた背凭れ支持杆に、上下に回動可能に簡単に支持することができるので、座体の組立工数が削減され、作業能率が向上する。
また、座体の後端の両側部が、左右の支持体に挟持されるようにして、安定的に、かつ体裁よく支持される。
【0014】
請求項2記載の発明によれば、背凭れも、その左右両側の下端部を、支持体にねじにより固定した背凭れ支持部材の取付杆に上方より嵌合するだけで、実質的に背凭れ支持杆と一体をなすように容易に取付けることができるので、作業能率が向上する。
【0015】
請求項3記載の発明によれば、支軸の内端に非円形軸を突設し、これを背凭れ支持部材の非円形孔に嵌合することにより、背凭れ支持部材の回り止め効果が大となり、背凭れを安定して支持することができる。また、支軸と非円形軸とは一体をなしているので、一つの軸により、座体を回動可能に支持しうるとともに、背凭れ支持部材を強固に回り止めして固定することができ、複雑な支持手段や固定手段が不要となる。
【0016】
請求項4記載の発明によれば、支持片が、上向突部と座支持ブラケットとにより二重構造となって補強されるので、座体の支持強度が大となる。
また、座体の後端部が支軸の下方に離間し、座支持ブラケットにより吊支状態で支持されるため、着座時において座体の後部が安定する。さらに、座体を上向に回動した際に、その後端部が背凭れの前面と離間し、互いに干渉することがないので、座体を上向きに大きく回動することが可能となり、ネスティングを効率よく行うことができる。
【0017】
請求項5記載の発明によれば、座支持ブラケットの上部外周面と、支持体及び背凭れ支持部材の外周面との間に段差が形成されないので、それらが一体感を呈し、見栄えが向上する。
【0018】
請求項6記載の発明によれば、座支持ブラケットの前後方向のぐらつきが確実に防止されるので、座体を安定して支持することができる。
【0019】
請求項7記載の発明によれば、座支持ブラケット及びボルトの頭部がカバーにより目隠しされるので、見栄えがよくなる。
【0020】
請求項8記載の発明によれば、上向突部における凹孔よりも外方の側片が、固定部材と座支持ブラケットにより挟持されて補強され、かつボルトにより締付けられるので、座体が薄肉であっても、上向突部に座支持ブラケットを強固に固定することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の椅子の一実施形態を示す正面図、図2は、同じく側面図で、椅子(1)は、パイプよりなる脚体(2)と、座体(3)と、背凭れ(4)と、肘掛け(5)とを備えている。
【0022】
脚体(2)は、下端にキャスタ(6)が取付けられた後上方に傾斜する左右1対の前脚(7)(7)と、その上端よりほぼ水平をなして若干外開き状に後方に延出する上脚(8)(8)と、両上脚(8)の後端に上端部の前面が固着された、下端にキャスタ(6)を有する若干前上方に傾斜する左右1対の後脚(9)(9)とからなり、左右の前脚(7)の上端部同士は、座体(3)の前端部下面を支持する支持杆を兼ねる横連結杆(10)により連結されている。
【0023】
座体(3)は、合成樹脂製の座板(11)と、その上面に取付けられたクッション材(12)とからなり、座板(11)の前端部下面が横連結杆(10)の上面により支持されている。
【0024】
背凭れ(4)は、正面視ほぼ方形枠状の背枠(13)と、それにより囲まれた内方の背板(14)とからなり、それら全体が合成樹脂により板状に一体成形されている。背枠(13)における左右の側枠(13a)(13a)の下部は、外側方に若干拡開し、かつ下端部には、左右の後脚(9)の上端より延出する背凭れ支持杆(15)への取付部(13b)が下向きに連設されている。
【0025】
背板(14)の全面には、縦長スリット状の開口(16)が、上下及び左右方向に一定間隔おきに規則正しい配列で多数穿設され、着座者の背中を押し当てた際に、上下方向に並ぶ開口(16)を中心として、背板(14)全体が後方に撓むようにしてある。
【0026】
座体(3)の座板(11)の後端は、次のようにして、左右の背凭れ支持杆(15)に、上下方向に回動可能に取付けられている。
【0027】
図3の分解斜視図及び図4の拡大縦断面図に示すように(左右対称につき、一方のみ図示する)、座板(11)の後端の左右両側部には、内部に、下方に開口する上向きの凹孔(17)を有する1対の上向突部(18)が一体的に立設され、その外方の側片(18a)の外面には、上端が開口された上下方向を向く内向凹状の嵌合溝(19)が形成されている。
【0028】
嵌合溝(19)には、それと補形をなす金属平板状の座支持ブラケット(20)の下端部が、それと側片(18a)とに穿設された上下2個の通孔(20a)(18b)に外方よりボルト(22)を挿入し、その先端部を、凹孔(17)内に下方より挿入した硬質合成樹脂よりなる固定部材(23)の通孔(23a)に挿通して、その内側面に形成した六角形の凹部(24)内に回り止めして嵌合されたナット(25)に螺合することにより、上端部を上向突部(18)の上端より上方に突出させた状態で固定されている。
【0029】
なお、上記上向突部(18)と座支持ブラケット(20)とにより、座体(3)の後端を支持する支持片(21)を構成している(図1、図2参照)。
【0030】
上記固定部材(23)の下端には、上向突部(18)における外方の側片(18a)の下面と当接するとともに、凹孔(17)の開口下端を、座板(11)の下面と連続するように体裁よく塞ぐ閉塞片(23b)が一体的に連設されている。
【0031】
(26)は、座支持ブラケット(20)の外側面及びボルト(22)の頭部を覆う合成樹脂製のカバーで、その内側面に突設した軸状突部(26a)を、座支持ブラケット(20)における上下の通孔(20a)間の取付孔(27)に嵌合することにより、嵌合溝(19)内に嵌合されるようにして止着されている。
【0032】
背凭れ支持杆(15)の上端には、左右方向を向くとともに、内側面が閉塞された支持筒(28)が、その下面の突軸(28a)を背凭れ支持杆(15)の上端部に嵌合して溶接することにより固着されている。支持筒(28)の内側面には、支軸(29)と角軸(30)が同軸をなして一体的に突設され、支軸(29)には、上記座板(11)に固定された座支持ブラケット(20)が、その上端に穿設された円孔(31)を左右1対の鍔付きブッシュ(32)(32)を介して枢嵌することにより、上下に回動可能に支持されている。
【0033】
なお、座支持ブラケット(20)の下部を除いた外周面は、支持筒(28)の外周面と同一面に整合する形状とされ、それらの間に段差が生じるのを防止している。
【0034】
上記角軸(30)は、支持筒(28)と同外径をなす軸状の背凭れ支持部材(33)の外側面に形成された、角軸(30)と補形をなす角孔(34)に嵌合され、支持筒(28)内に外方より挿入したボルト(35)を、支軸(29)と角軸(30)の通孔(36)を貫通させて、背凭れ支持部材(33)における角孔(34)の奥面に形成しためねじ(37)に螺合することにより、支持筒(28)と背凭れ支持部材(33)とは、それらの対向面間に、左右の鍔付きブッシュ(32)と座支持ブラケット(20)の上端を回動可能に挟み込むようにして、互いに固定されている。
【0035】
(38)は、支持筒(28)の外側面の開口部に止着されたキャップである。
背凭れ支持部材(33)の上面には、角軸状の背枠取付杆(39)が立設され、この背枠取付杆(39)には、背枠(13)の下端部と肘掛け(5)が、次のようにして取付けられている、
【0036】
図4に示すように、背枠(13)における側枠(13a)の下端部の取付部(13b)には、背枠取付杆(39)と補形をなす、下端が開口する方形断面の取付孔(40)が、上下方向に向かって形成されている。
【0037】
この取付孔(40)に背枠取付杆(39)を適正に嵌合したのち、図3に示すように、側枠(13a)の外側面に形成された上下方向を向く凹溝(41)の下端部に、肘掛け(5)の後端に連設された下向取付部(5a)を嵌合し、その外側面の凹溝(42)の奥面に穿設された上下2個の通孔(43)に挿入したボルト(44)を、側枠(13a)における凹溝(41)の奥面の上下2個の通孔(45)を挿通して、上記取付孔(40)に嵌合した背枠取付杆(39)における左右方向を向く上下2個のめねじ孔(46)に螺合して締付ける。
【0038】
これにより、背凭れ支持杆(15)と実質的に一体を示す背枠取付杆(39)と、背凭れ(4)における背枠(13)と、肘掛け(5)とが、2本のボルト(44)により強固に共締めされる。
【0039】
なお、肘掛け(5)の下向取付部(5a)の下端と側枠(13a)の下端には、それぞれ背凭れ支持杆(15)の上端の支持筒(28)の上面及び背凭れ支持部材(33)の上面に嵌合される上向円弧状の嵌合凹部(47)(47)が形成され、それらの取付後の見栄えがよくなるようにしてある。
【0040】
このようにして組立てられた椅子は、座体(3)の後端を支持筒(28)を中心として上方に跳ね上げることにより、多数の椅子を前後方向に重ねてネスティングすることができる。
【0041】
以上説明したように、上記実施形態においては、座体(3)を構成している座板(11)の後端の左右両側部に突設した上向突部(8)に、上方を向く座支持ブラケット(20)の下端部を、ねじにより実質的に一体的をなすように固定し、その上端に穿設した円孔(31)を、単に背凭れ支持杆(15)の上端に固着された左右方向を向く支持筒(28)の支軸(29)に上下に回動可能に枢嵌し、支持筒(28)とそれにボルト(35)止めされた背凭れ支持部材(33)とにより回動可能に挟持しているだけであるので、座体(3)の後端を背凭れ支持杆(15)に回動可能に支持する作業が簡単となり、作業能率が向上する。
【0042】
また、支持筒(28)に固定された背凭れ支持部材(33)の上面には、背枠取付杆(39)が立設され、これに、背枠(13)の側枠(13a)の下端部を嵌合して、外側方よりボルト(44)により固定するだけで、背凭れ(4)も背凭れ支持杆(15)に容易に取付けることができる。
【0043】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、座板(11)の上向突部(18)における凹孔(17)に挿入した固定部材(23)の内側面の凹部(24)にナット(25)を嵌合し、このナット(25)に、座支持ブラケット(20)固定用のボルト(22)を螺合しているが、固定部材(23)を金属製として、それにめねじ孔を穿設し、このめねじ孔にボルト(22)を直接螺合するようにしてもよい。
【0044】
また、上向突部(18)に、上方に開口する凹孔を設け、この凹孔内に、めねじ孔を有する固定部材を上方より挿入するようにしてもよい。
【0045】
座板(11)の上向突部(18)の立設寸法を若干大とするとともに、左右寸法を薄肉として、その上端に穿設した円孔を、支持筒(28)の支軸(29)に、回動可能に直接嵌合し、座支持ブラケット(20)、固定部材(23)、カバー(26)等を省略することもある。
【0046】
支持筒(28)と背凭れ支持部材(33)とを固定する手段は、角軸(30)の代わりに、背凭れ支持部材(33)を貫通するねじ軸の突出端部に、ナットを螺合して双方の部材を固定してもよく、または、支軸(29)に、内端が開口するめねじを設け、このめねじに、背凭れ支持部材(33)の内方より挿入したボルトを螺合して双方を固定してもよい。
本発明は、肘掛け(5)のない椅子にも適用しうることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の椅子の一実施形態を示す正面図である。
【図2】同じく、側面図である。
【図3】同じく、座体と背凭れの背凭れ支持杆への取付部の分解斜視図である。
【図4】図2のIV−IV線拡大縦断正面図である。
【符号の説明】
【0048】
(1)椅子
(2)脚体
(3)座体
(4)背凭れ
(5)肘掛け
(5a)下向取付部
(6)キャスタ
(7)前脚
(8)上脚
(9)後脚
(10)横連結杆
(11)座板
(12)クッション材
(13)背枠
(13a)側枠
(13b)取付部
(14)背板
(15)背凭れ支持杆
(16)開口
(17)凹孔
(18)上向突部
(18a)側片
(18b)通孔
(19)嵌合溝
(20)座支持ブラケット
(20a)通孔
(21)支持片
(22)ボルト
(23)固定部材
(23b)閉塞片
(24)凹部
(25)ナット
(26)カバー
(26a)軸状突部
(27)取付孔
(28)支持筒(支持体)
(28a)突軸
(29)支軸
(30)角軸(非円形軸)
(31)円孔
(32)鍔付きブッシュ
(33)背凭れ支持部材
(34)角孔(非円形孔)
(35)ボルト
(36)通孔
(37)めねじ
(38)キャップ
(39)背枠取付杆
(40)取付孔
(41)(42)凹溝
(43)通孔
(44)ボルト
(45)通孔
(46)めねじ孔
(47)嵌合凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
座体の後部を、脚体により上方に回動可能に支持してなる椅子において、前記脚体の後部に、上方を向く左右1対の背凭れ支持杆を設け、両背凭れ支持杆の上端に固着した左右方向を向く支持体の対向面に、内向きの左右1対の支軸を突設し、この両支軸に、座体後部の左右両側に上向き突設した支持片を上下に回動可能に枢嵌し、かつ前記両支軸の内端に、背凭れの左右両側部を取付ける背凭れ取付部材を、その外側面と前記支持体の内側面とにより、前記座体の支持片を挟持して、ねじにより固定したことを特徴とする椅子。
【請求項2】
背凭れ取付部材の上面に、背凭れの左右両側部の下端を嵌合する上向きの取付杆を連設してなる請求項1記載の椅子。
【請求項3】
支軸の内端に非円形軸を突設し、この非円形軸を、背凭れ支持部材の外側面に設けた、前記非円形軸と補形をなす非円形孔に嵌合して、支持体と背凭れ支持部材とをねじにより固定した請求項1または2記載の椅子。
【請求項4】
座体の支持片を、座体の両側に突設した上向突部と、その外側面に固着した上方を向く平板状の座支持ブラケットとからなるものとし、この座支持ブラケットの上端を支軸に枢嵌してなる請求項1〜3のいずれかに記載の椅子。
【請求項5】
座支持ブラケットの上部の外周面を、支持体及び背凭れ支持部材の外周面と同一面に整合させてなる請求項4記載の椅子。
【請求項6】
座支持ブラケットの下端部を、上向突部の外側面に形成した側面視凹状の嵌合溝に嵌合し、外側方より上向突部に螺合したボルトにより固定してなる請求項4または5記載の椅子。
【請求項7】
座支持ブラケット及びボルトの頭部を、カバーにより覆ってなる請求項6記載の椅子。
【請求項8】
上向突部の内部に、下方または上方に開口する凹孔を形成し、この凹孔内に、座支持ブラケット固定用のボルトが螺合されるめねじ部を有する固定部材を挿入してなる請求項4〜7のいずれかに記載の椅子。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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