椅子

【課題】椅子に座るだけで、もしくは椅子に座って上下運動をするだけで、足腰の筋肉の強化、カロリー消費運動を提供すること。
【解決手段】椅子脚２に、椅子本体が上下する方向に作用するように、バネ、又は、アクチェーターのいずれかの弾性部材３を設け、または、椅子の足と脚の接続部分を固定しないことにより、垂直方向のみならず、様々な方向への負荷を得ることで、体重に対する反作用力を利用し、椅子に座るだけで、もしくは椅子に座ったまま上下運動をするだけで、カロリー消費と筋力強化を得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は、事務用椅子、座椅子、勉強用椅子、ダイニング用椅子、ソファー、トレーニング用椅子に用いる椅子の脚の部分の構造に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来の椅子は、上下方向への高さの調整は可能であったが、脚部分に垂直方向へ弾性部材の力を利用し、筋力強化、美容のために製作されたものはなかった。椅子脚部分（座椅子には新たに脚部分を設置）に、弾性部材を装着する。図1に示すように、椅子脚1部分内部にバネを装着する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
しかしながら、以上の技術によれば、椅子（座椅子）に座るだけで、筋肉をトレーニングすることができる。主に、腸腰筋群、大腿二頭筋、内転筋群を鍛えることにより、下腹部の引き締め、また全身運動によるカロリー消費によるダイエット効果を得ることができる。
そこで、この発明は、椅子に座るだけで、もしくは椅子に座って上下運動をするだけで、足腰の筋肉の強化、カロリー消費運動を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
本発明は請求項1として、椅子脚に、椅子本体が上下する方向に作用するように弾性部材を設けたことを特徴とする椅子、請求項２として、弾性部材はバネ又は、アクチェーターのいずれかを用いたことを特徴とする請求項1記載の椅子。
以上の課題を解決するために、第一発明は、バネ力を主とする垂直方向への反作用力を持った椅子脚を設けたことを特徴とする椅子である。
また、第二発明は、反作用力を第一発明より大きくすることにより、筋力強化を主にした、筋力強化用椅子である。
また、第三発明は、椅子の足と脚の接続部分を固定しないことにより、垂直方向のみならず、様々な方向への負荷を得ることができ、より多くの筋力強化、カロリー消費を得るものである。
バネはコイルバネ、皿バネ、ツルマキバネ、板バネ、S字バネ、アクチェーターは、空気圧、油圧、ガス圧、その他の素材の反発力を利用したものである。
【発明の効果】
【０００５】
第一発明、または第二発明、第三発明によれば、椅子に座るだけで、もしくは椅子に座ったまま上下運動をするだけで、カロリー消費と筋力強化を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
この発明の一実施形態を、図1に示す。
椅子脚はアルミ、またはスチール、またはプラスチック、または木製であり、椅子脚内部にバネなどの弾性部材を設置する。
【０００７】
実施形態の効果としては、この実施形態によれば、椅子脚内部バネなどの力により、椅子（座椅子）に座るだけで、筋肉をトレーニングすることができる。主に、腸腰筋群、大腿二頭筋、内転筋群を鍛えることにより、下腹部の引き締め、また全身運動によるカロリー消費を得ることができる。
【０００８】
他の実施形態として、図1の実施形態では、上下方向の運動のみ可能であったが、斜め上方への運動の可能となり、より多くの筋肉群を鍛えることができる。（図２）
図1の実施形態では、椅子のみの記述であったが、図３のように、座椅子にも取付けることが可能である。
図1の実施形態では、バネの力を利用するのみであったが、図４、図５のように、ガス圧の力、油圧の力、空気の力なども利用することができる。
図1の実施形態では、単脚の椅子であったが、図６、図７のように、複数脚の椅子にも装着可能である。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
【図１】この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図２】この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図３】この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図４】この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図５】この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図６】この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図７】この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【００１０】
１椅子シート部分
２椅子脚
３弾性部材
４椅子足

【特許請求の範囲】
【請求項１】
椅子脚に、椅子シート部分が上下する方向に作用するように弾性部材を設けたことを特徴とする椅子。
【請求項２】
弾性部材はバネ又は、アクチェーターのいずれかを用いたことを特徴とする請求項1記載の椅子。

【図１】