説明

水中で安定に分散し、蛍光発光特性を有するナノクラスター

【課題】 医療用、検査用、研究用として利用可能な蛍光マーカーナノ粒子の改良
【解決手段】 チタン、シリコン、ゲルマニウム、ジルコニウムを原料とし、水溶液中で長期安定な、且つ抗体や薬剤結合が容易な表面修飾を行なった、ナノクラスター及びその製造法の開発。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用、生化学領域等の試験もしくは研究用に、蛍光マーカーとして利用可能なナノクラスターとその製造法に関する。
【背景技術】
【0002】
水中で蛍光マーカーとして使用しうるナノ粒子は、従来カドミウムを使用して合成しているものが報告されている(例えば特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1で報告されているナノ粒子は、水分散性を得るために、表面加工を、片方にチオール基を持ち、反対側先端にカルボキシル基等の水溶性置換基を持つアルキル鎖を、粒子表面の硫黄原子とアルキル鎖のチオール基との間の配位結合によって全体を覆うように設計されている。
【0004】
しかしこの方法で製造したナノ粒子の表面修飾基は、配位結合で結合していると考えられていて、結合力が弱く、しかも酸化や溶液のpH変化によっても、配位子が外れる場合がある。
【0005】
また、該ナノ粒子を製造する際に於いては、カドミウム等の有害重金属を使用するため、製造従事者の健康面の問題が危惧されているばかりでなく、製造プロセスや廃棄プロセスに於いても、環境面への悪影響が懸念されている。
【0006】
一方、非特許文献1や特許文献2、特許文献3、特許文献4に報告されている通り、シリコン、ゲルマニウムを構成成分とする有機溶媒可溶性の粒子もすでに合成例が報告されている。
【0007】
しかしこの方法で得られたナノ粒子は、有機溶媒可溶性であり、この表面修飾基を変換し、水中で長期安定な状態を保つことは困難であるため、医療用もしくは生化学領域で使用することは不可能である。
【0008】
特許文献5に記載されている通り、タキソールはその生理活性として、乳癌や進行性卵巣癌等の固形癌に対して優れた効果、即ち、抗癌活性があることが確認されている。
【0009】
ポリペプチド鎖から構成され、抗原と特異的に結合する抗体は、様々な合成例が報告されている。その一例として、非特許文献2に述べられている、アミノ酸配列Cys−Gly−Phe−Glu−Cys−Val−Arg−Gln−Cys−Pro−Glu−Arg−Cysからなるペプチドがあげられる。
【0010】
【特許文献1】US6,251,303B1
【特許文献2】特開平11−14841
【特許文献3】特開平11−130867
【特許文献4】特開平2002−105207
【特許文献5】特開平2000−44523
【非特許文献1】Chem.Mater.1999,11,3366−3670
【非特許文献2】Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America,2002,99,20,12617−12621
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明の目的は、蛍光マーカーとしてすでに市販されているナノ粒子の問題点である、カドミウム等の有害物質を使用することにより生じる、製造従事者のカドミウム等有害物質の暴露の危険性を排除し、且つ製造プロセスや使用後の廃棄プロセスにおいて発生する環境負荷を軽減することである。
【0012】
さらに水溶液中での安定な結合による表面処理を行なうことにより、生体物質、生理活性物質またはそれら2種類以上の有機物質を、ナノクラスターへ化学結合させることを容易にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、生体に対する有害性が少なく、環境負荷の小さい材料とされるシリコン、チタン、ゲルマニウム、ジルコニウムまたはこれらの混合物を構成成分とする、蛍光発光特性を有するナノクラスターおよび、その簡易な製造方法である。
【0014】
先ず、テトラハロゲン化シリコン、テトラハロゲン化チタン、テトラハロゲン化ゲルマニウム、テトラハロゲン化ジルコニウムの1種類以上を有機溶媒中でアルカリ金属またはアルカリ土類金属によって還元し、ナノクラスターを製造する。
【0015】
この時、テトラハロゲン化シリコン、テトラハロゲン化チタン、テトラハロゲン化ゲルマニウム、テトラハロゲン化ジルコニムの一部をトリハロゲン化シリコン、トリハロゲン化チタン、トリハロゲン化ゲルマニウム、トリハロゲン化ジルコニムまたはジハロゲン化シリコン、ジハロゲン化チタン、ジハロゲン化ゲルマニウム、ジハロゲン化ジルコニウムを用いてもよい。
【0016】
ナノクラスターを製造する際に用いる有機溶媒は、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、ノルマルヘキサンなどに代表される、非プロトン性溶媒が用いられるが、トリエチレングリコールジメチルエーテルなどの沸点の高い非プロトン性溶媒を使用することが好ましい。
【0017】
次に、ナノクラスターの表面を安定化させるために、エステル基またはシアノ基を有するアルキル亜鉛ハライドのみを加えて表面処理を行なうことにより、有機溶媒可溶性の安定なナノクラスターが得られる。
【0018】
この発明で云うエステル基またはシアノ基を有するアルキル亜鉛ハライドとは、二重結合および分岐側鎖の有無を問わない炭素数2以上22以下のアルキル基に、エステル基またはシアノ基およびハロゲン基を有し、亜鉛を使用してハロゲン基の置換を行った、有機金属試薬のことを云う。
【0019】
この時、エステル基またはシアノ基を有するアルキル亜鉛ハライドの代わりに、トリアルキルハロゲン化シリコン、トリアルキルハロゲン化チタン、トリアルキルハロゲン化ゲルマニウム、ジアルキルハロゲン化シリコン、ジアルキルハロゲン化チタン、ジアルキルハロゲン化ゲルマニウム、モノアルキルハロゲン化シリコン、モノアルキルハロゲン化チタン、モノアルキルハロゲン化ゲルマニウムのいずれかもしくはそれら2種以上の任意の割合での組み合わせと、エステル基またはシアノ基を有するアルキル亜鉛ハライドの双方を任意の比率で混合したものを加えて表面処理を行っても、有機溶媒可溶性の安定なナノクラスターを得ることも出来る。
【0020】
エステル基を有するナノクラスターに、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物など、塩基の存在下において加水分解することにより、水分散性ナノクラスターが得られる。これは生理食塩水中において、凝集沈殿することなく1ヶ月以上安定に蛍光発光特性を有する。
【0021】
シアノ基を有するナノクラスターは、シアノ基を公知の技術によってアミノ基に還元し、鉱酸もしくはカルボン酸の塩にすることにより、水分散性ナノクラスターを得ることが出来る。このナノクラスターも生理食塩水中において、凝集沈殿することなく1ヶ月以上安定に蛍光発光特性を有する。
【0022】
上記記載の方法によって得られたナノクラスターは、アルキルカルボン酸もしくはアルキルアミンで表面修飾されており、このカルボン酸もしくはアルキルアミンは、直接またはリンカーを介して生体物質、生理活性物質またはそれらの2種以上を組み合わせて化学結合させることが可能である。
【0023】
この発明でいうリンカーとは、チオール基、アミノ基、水酸基、カルボキシル基、スルフェニル基、スルフィニル基、スルフォニル基、ジスルフィド基からなる群のうち少なくとも2以上の官能基を有する有機物質である。
【0024】
この発明でいう生体物質とは、たんぱく質、核酸、ポリペプチド、多糖、チオール基、スルフォニル基のいずれか、もしくは2種以上の組み合わせで修飾されたたんぱく質、核酸、ポリペプチド、多糖のいずれか、もしくは2以上を組み合わせた有機物質をいう。
【発明の効果】
【0025】
本発明はテトラハロゲン化シリコン、テトラハロゲン化チタン、テトラハロゲン化ゲルマニウム、テトラハロゲン化ジルコニウム、もしくは、ジハロゲン化シリコン、ジハロゲン化チタン、ジハロゲン化ゲルマニウム、ジハロゲン化ジルコニウムを出発原料とする。そして実施例に示す通り、製造プロセスにおいても、環境負荷の大きい廃棄物の発生を極力抑制することが可能で、且つ製造したナノクラスターを使用後、廃棄する際にも環境に与える負荷を極力抑制することが可能であることを特徴とする。
【0026】
また、本発明により製造されたナノクラスターは、表面を安定な化学結合でアルキル基とエステル基もしくはシアノ基を有する有機物質で覆われている。
【0027】
【0027】
このエステル基は、加水分解、アミド化、エステル化、還元など公知の方法によって、化学反応させることが可能である。
【0028】
また、このシアノ基は、公知の方法によって還元し、アミノ基に変換することが可能である。
【0029】
上記エステル基を有するナノクラスターに、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物などの塩基によって加水分解すると、アルキルカルボン酸塩を有するナノクラスターが得られる。
【0030】
また、上記アミノ基を有するナノクラスターに、塩酸などに代表される鉱酸又はカルボン酸類を加えるとアミン塩を有するナノクラスターが得られる。
【0031】
このナノクラスターのアルキルカルボン酸塩又はアルキルアミン塩類は、分散剤や界面活性剤をまったく加えない状態で、かつ窒素置換などの酸化防止処置を行なわずに生理食塩中、凝集沈殿せず、1ヶ月以上安定に蛍光発光する特性を有する。
【0032】
このナノクラスターのアルキルカルボン酸塩またはアルキルアミン塩類は、直接または必要に応じてリンカーを結合したものを介して、生体物質、生理活性物質またはそれらの2種類以上と組み合わせて化学結合させることが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0033】
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【実施例1】
【0034】
3−ブロモプロピオン酸メチル17gをトリエチレングリコールジメチルエーテル500mlに溶解し亜鉛粉末7gを加えて100℃で2時間加熱し、3−ジンクブロモプロピオン酸メチルを得た。
【実施例2】
【0035】
テトラクロロチタン10gをトリエチレングリコールジメチルエーテル300mlに溶解し、窒素雰囲気下で亜鉛粉末6gを加えて170℃で100時間加熱攪拌してナノクラスターを得た。
【0036】
00℃で1時間加熱した。20℃まで冷却した後、トリメチルクロロシラン15gを加えて20℃で30分、さらに60℃に加熱して1時間攪拌した。得られた反応混合物を水に分散し、ノルマルヘキサンで抽出した。ノルマルヘキサンを減圧で除去し、微黄色の油状物0.3gを得た。このナノクラスタ−を島津製作所株式会社製蛍光分光光度計RF−5300PCで、励起波長300ナノメートルで測定したところ、440ナノメートル付近に蛍光の発光極大が認められた。
【0037】
以下、蛍光発光分析は上記方法で行った。
【実施例4】
【0038】
実施例3で得た油状物0.3gを水酸化ナトリウム30mgをイオン交換水100ml、エタノール100ml混合溶媒中に溶解した溶液に加え50℃で1時間攪拌した後、減圧で水及びエタノールを除いて微黄色固形物を0.4gを得た。
【実施例5】
【0039】
実施例4で得た微黄色固形物を重量比0.1%で生理食塩水に溶解した溶液は440ナノメートル付近に蛍光の発光極大が認められた。
【実施例6】
【0040】
実施例5で得られた溶液を35℃、空気雰囲気下で1ヶ月安定性テストを行なったが蛍光強度及び蛍光波長に変化は認められず、凝集沈殿も起こらなかった。
【実施例7】
【0041】
実施例4で得た微黄色固形物5mgをイオン交換水100mlに溶解し、ヒドロキシコハク酸イミド、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩を加えて10℃以下で2時間攪拌し、活性エステル化した。この水溶液にL−シスチンを加えて10℃以下で12時間攪拌した。同温度でさらにジチオスレイトールを加えて還元した後、限外ろ過膜を用いて低分子試薬を除去し、凍結乾燥すると、粒子表面にN−プロピオニルシステインを結合した水分散性ナノクラスター4mgが得られた。
【実施例8】
【0042】
実施例4で得た微黄色固形物5mgをイオン交換水100mlに溶解し、ヒドロキシコハク酸イミド、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩を加えて10℃以下2時間攪拌し活性エステル化した。この水溶液にL−セリンを加えて10℃以下で12時間攪拌した。反応液から限外ろ過膜を用いて低分子試薬を除去し、凍結乾燥すると粒子表面にN−プロピオニルセリンを結合した水分散性ナノクラスター4mgが得られた。
【実施例9】
【0043】
実施例2及び実施例3と同様の方法でテトラクロロチタンをテトラクロロシランに代えて実施した場合も蛍光発光特性を有するナノクラスターが得られた。
【実施例10】
【0044】
実施例2及び実施例3と同様の方法でテトラクロロチタンをテトラクロロゲルマニウムに代えて実施した場合も蛍光発光特性を有するナノクラスターが得られた。
【実施例11】
【0045】
実施例2及び実施例3と同様の方法でテトラクロロチタンをテトラクロロジルコニウムに代えて実施した場合も蛍光発光特性を有するナノクラスターが得られた。
【実施例12】
【0046】
実施例2及び実施例3と同様の方法でテトラクロロチタンをテトラクロロゲルマニウムに代えて実施した場合も蛍光発光特性を有するナノクラスターが得られた。
【実施例13】
【0047】
実施例4で得た微黄色固形物10mgをDMF100mlに溶解し、タキソール0.1mgを加えた後(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩を加えて10℃以下12時間攪拌しエステル化した。DMFを減圧濃縮した後、0.01mol濃度の水酸化ナトリウム水溶液50mlに溶解し、限外ろ過で低分子を除去した後、凍結乾燥して8mgの生成物を得た。得られた生成物は1H−NMR分析でタキソール骨格由来のスペクトルが認められた。
【実施例14】
【0048】
実施例13で得られた生成物を50%含水DMF100mlに溶解し、実施例8と同様に活性エステル化した後、アミノ酸配列Cys−Gly−Phe−Glu−Cys−Val−Arg−Gln−Cys−Pro−Glu−Arg−Cysからなるペプチドを加えて、ペプチド鎖を結合した。DMF及び水を減圧濃縮した後、0.01mol濃度の水酸化ナトリウム水溶液50mlに溶解し、限外ろ過で低分子を除去した後、凍結乾燥して7mgの生成物を得た。得られた生成物は、アミノ酸分析により上記アミノ酸の成分が確認された。
【実施例15】
【0049】
実施例1と同様の方法で3−ブロモプロピオン酸メチルを
【実施例15】
【0049】
実施例1と同様の方法で3−ブロモプロピオン酸メチルを3−ブロモプロピオニトリルに代えて、3−ジンクブロモプロピオニトルを得た。
【実施例16】
【0050】
実施例15で得られた3−ジンクブロモプロピオニトリルを実施例2及び実施例3と同様に反応することにより表面にシアノエチル基を結合した有機溶媒可溶性ナノクラスターが得られた。
【実施例17】
【0051】
実施例16で得られたナノクラスターはテトラヒドロフラン中で水素化リチウムアルミニウムで還元することにより、アミノプロピル基へ変換されたナノクラスターが得られた。
【産業上の利用可能性】
【0052】
シリコン、チタン、ゲルマニウム、ジルコニウムもしくは2以上の原料を 使用したことにより、医療用として直接体内へ導入することに対する安全性が飛躍的に向上することが期待できる。
【0053】
また安定な表面状態を確立でき、かつ生理活性物質や生体物質をナノクラスターに化学結合することを可能にしたため、医療用だけでなく、生化学領域にも利用することが可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
チタン、ゲルマニウム、ジルコニウム、シリコンの混合組成、または単一組成からなる、蛍光発光特性を有するナノクラスター。
【請求項2】
請求項1記載のナノクラスターの製造方法。
【請求項3】
有機物質が、請求項1記載のナノクラスターと、直接化学結合していることを特徴とする、請求項1記載のナノクラスター。
【請求項4】
請求項3記載の有機物質は、直鎖、分岐あるいは2重結合、またはこれらを組み合わせたものの有無を問わない、炭素数が2以上22以下のアルキル基であり、且つカルボキシル基又はシアノ基もしくはそれらを2以上有することを特徴とする、請求項3記載のナノクラスター。
【請求項5】
請求項4記載のナノクラスターの製造方法。
【請求項6】
請求項4記載のナノクラスターの、カルボキシル基をアルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩にすることにより、親水性官能基に変換して、水中で凝集沈殿することなく、安定に分散して蛍光発光することを特徴とするナノクラスター。
【請求項7】
請求項6記載のナノクラスターの製造方法。
【請求項8】
請求項4記載のナノクラスターのシアノ基を、アミノ基に還元して、該アミノ基を、鉱酸、またはカルボン酸類の塩にすることにより、水中で凝集沈殿することなく、安定に分散して蛍光発光することを特徴とするナノクラスター。
【請求項9】
請求項8もしくは記載のナノクラスターの製造方法。
【請求項10】
有機物質が、請求項6記載のナノクラスターのカルボキシル基、もしくはアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩、もしくは請求項8記載のナノクラスターのアミノ基、もしくはアミノ基の鉱酸類、またはカルボン酸類の塩に、直接もしくはリンカーを介して化学結合していることを特徴とする、請求項6または請求項8記載のナノクラスター。
【請求項11】
請求項10記載の有機物質は、生体分子であり、たんぱく質、核酸、ポリペプチド及び多糖、並びにチオール基またはスルフォニル基で修飾されたたんぱく質、核酸、ポリペプチド、多糖のうち1種以上を有することを特徴とする、請求項10記載のナノクラスター。
【請求項12】
請求項10記載の有機物質は、生理活性物質であることを特徴とする、請求項10記載のナノクラスター。
【請求項13】
請求項10記載のリンカーは、チオール基、アミノ基、水酸基、カルボキシル基、スルフェニル基、スルフィニル基、スルフォニル基、ジスルフィド基のうち1種以上の官能基を有する有機物質であることを特徴とする、請求項10記載のナノクラスター。
【請求項14】
請求項10記載の有機物質は、請求項11記載の生体分子、もしくは請求項12記載の生理活性物質のうち、どちらか、もしくは両方の1種以上が、請求項8記載のナノクラスターと、化学結合もしくは請求項11記載のリンカーを介して化学結合していることを特徴とする、請求項10記載のナノクラスター。

【公開番号】特開2006−316237(P2006−316237A)
【公開日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−170107(P2005−170107)
【出願日】平成17年5月13日(2005.5.13)
【出願人】(598041795)神戸天然物化学株式会社 (11)
【Fターム(参考)】