説明

浄化装置

【課題】コンパクト化が可能であり、かつ、汚泥などの廃棄物の発生を抑制することのできる浄化装置を提供する。
【解決手段】排水が流入する浄化槽11と、空気中の酸素からオゾンを生成可能であり、かつ、水からヒドロキシラジカルを生成可能な第1波長(185nm)、および、オゾンと水とからヒドロキシラジカルを生成可能な第2波長(254nm)の少なくとも2つの波長の紫外光を放射する紫外線ランプ22と、前記浄化槽内の排水中に前記紫外光を放射可能に前記紫外線ランプ22を配置する複数のジャケット21と、前記ジャケット内に発生したオゾンを前記浄化槽内に送り出すエアポンプ26とを備え、前記浄化槽内の水に前記第1波長の紫外光が照射され前記ヒドロキシラジカルが生成されると共に、前記浄化槽11内に送り出されたオゾンに前記第2波長の紫外光が照射され前記ヒドロキシラジカルが生成されるように構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水の浄化技術に係り、特に、排水などに含まれているノルマルヘキサン抽出物質を分解するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
家庭排水や飲食店等から排出される排水には規制物質であるノルマルヘキサン抽出物質が含まれており、このノルマルヘキサン抽出物質を除去して排水を浄化するための浄化装置が従来から知られている。この種の浄化装置としては、微生物を利用した装置(例えば、特許文献1参照)や、加圧浮上処理法を利用した装置(例えば、特許文献2参照)などの種々のものが提案されている。
【特許文献1】特開2004−351303号公報
【特許文献2】特開平5−317847号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の浄化装置にあっては、装置が大規模化し、さらには、浄化処理の結果として汚泥などの廃棄物が発生する、といった問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、コンパクト化が可能であり、かつ、汚泥などの廃棄物の発生を抑制することのできる浄化装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、本発明は、排水が流入する浄化槽と、空気中の酸素からオゾンを生成可能であり、かつ、水からヒドロキシラジカルを生成可能な第1波長、および、オゾンと水とからヒドロキシラジカルを生成可能な第2波長の少なくとも2つの波長の紫外光を放射する紫外線ランプと、前記浄化槽内の排水中に前記紫外光を放射可能に前記紫外線ランプを配置する複数のジャケットと、前記紫外線ランプの紫外光によって前記ジャケット内に発生したオゾンを前記浄化槽内に送り出すポンプとを備え、前記ジャケットを前記第1波長および前記第2波長の紫外光を透過する材質にて形成して、前記浄化槽内の水に前記第1波長の紫外光が照射され前記ヒドロキシラジカルが生成されると共に、前記浄化槽内に送り出されたオゾンに前記第2波長の紫外光が照射され前記ヒドロキシラジカルが生成されるように構成したことを特徴とする浄化装置を提供する。
【0005】
また本発明は、上記発明において、前記浄化槽に、前記排水が流入する流入槽と、前記排水を浄化するための反応槽と、前記反応槽にて浄化された排水を流出する流出槽とを互いに連通させて設け、前記紫外線ランプを収容する複数の前記ジャケットを前記反応槽に配設するとともに、少なくとも前記流入槽および前記反応槽に前記オゾンを送り込むようにしたことを特徴とする。
【0006】
また本発明は、上記発明において、前記浄化槽の内部を2枚の仕切り板により仕切って前記流入槽、前記反応槽および前記流出槽を形成し、前記流入槽に前記排水の流入口を設け、前記流出槽に前記排水を排出する排出口を設けるとともに、前記排出口の形成位置を、前記仕切板の上縁および前記流入口の各々よりも低くしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、オゾンを生成するための紫外線ランプを排水中に配置するとともに、当該オゾンを排水中に送り込むことで、当該紫外線ランプが放射する第1および第2波長の紫外光によってオゾンと水とから、より効率的にヒドロキシラジカルを生成することが可能であり、排水中に最初からオゾンが存在しない場合に比べ、当該排水中に高濃度にヒドロキシラジカルを供給することが可能となる。したがって、オゾン生成装置とヒドロキシラジカル生成装置とを別体に設ける必要がないため浄化装置のコンパクト化が図られる。また、オゾンとヒドロキシラジカルとによる促進酸化処理により、排水に含まれるノルマルヘキサン抽出物質が酸化されて親水性を有する物質に分解されて排水中に溶け込むため、汚泥などの廃棄物の発生が抑制される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本実施の形態に係る浄化装置10を備えた浄化システム1の概略構成を示す図である。この図に示すように、浄化システム1は、マンションやビルなどの建物2のフロア3(マンションなどの集合住宅にあっては各フロアの居住区)ごとに配設されたフロア排水管4と、各フロア排水管4が接続され、それぞれのフロア3から排出された水を地下に導く主排水管5とを備え、さらに、浄化システム1は、地下に埋設された貯留槽6および浄化装置10とを備えている。
【0009】
貯留槽6には上記主排水管5の下端5Aが接続され、それぞれのフロア3から排出された排水が主配水管5を介して導かれて貯留される。この貯留槽6には連結管7を介して浄化装置10が接続され、貯留槽6から浄化装置10に排水が流入するように構成されている。
浄化装置10は排水を浄化して下水道9などに排出するものであり、特に、本実施の形態では、浄化装置10が、規制の対象であるノルマルヘキサン抽出物質(動植物油)を浄化処理して下水道9などに排出することとしている。
【0010】
図2は浄化装置10の構成を模式的に示す斜視図であり、図3はその断面図である。なお、浄化装置10の上面は天板により覆われるが、その図示を省略する。また、図2および図3に示す各部はあくまでも模式的に示すものであり、それぞれの寸法は正確ではない。これらの図に示すように、浄化装置10は、大別して、浄化槽11と、オゾンガス(O3)を発生するオゾンガス発生部12と、このオゾンガスを浄化槽11に導入するオゾンガス導入部13とを備えている。
【0011】
浄化槽11は上面が開放した、縦Dが約1.0m(メートル)、横Wが約1.15m、高さHが約1.5mの略直方体の箱型に形成されている。この浄化槽11の左右両側面のうち、一方の側面(ここでは左側面)11Aに上記連結管7(図1参照)が接続される流入口14が形成され、また、他方の側面(ここでは右側面)11Bには浄化後の排水を下水道9などに排出するための図示せぬ排出管が接続される流出口15が形成されている。これら流入口14および流出口15は、側面11A、11Bの上縁部が略矩形に切り欠かれて形成され、流入口14に対して流出口15が低位になるように設けられている。これにより、浄化槽11に流入した排水が上記貯留槽6に逆流してしまう事がなく、また、浄化槽11内の水位が流出口15の形成位置の高さ(約1.2m)に維持されることになる。
【0012】
浄化槽11の内部は2枚の仕切板30、31により仕切られて、流入槽17と、反応槽18と、流出槽19との3つの槽に区分され、それぞれの槽17、18、19が浄化槽11の底部にて連通し、上記流入口14から流入した排水が流入槽17、反応槽18、流出槽19を順に経由して上記流出口15から流出する。このとき、流入槽17、反応槽18、流出槽19のぞれぞれの横幅は、0.15m、0.85m、0.15mとされている。すなわち、流入槽17、反応槽18および流出槽19のそれぞれの容量は0.2m3、1.0m3、0.2m3であり、また、通水量は毎時約2m3とされている。
【0013】
上記オゾンガス発生部12は、オゾンガスを発生する複数のオゾンガス発生管20と、反応槽18の上面に掛渡されて、オゾンガス発生管20を反応槽18の上面にて支持する支持板25とを備えている。
オゾンガス発生管20は、図3および図4に示すように、例えば石英ガラスなどの波長185nmおよび波長254nmのそれぞれの紫外光を透過する材質にて形成され、上面が開口した管状のジャケット21と、このジャケット21に収容された紫外線ランプ22とを備え、本実施の形態ではオゾンガス発生管20が合計5本設けられている。
【0014】
上記ジャケット21の上端には、複数の螺子孔24が設けられた円板状の引掛部23が取付けられており、支持板25に設けられた図示せぬ開口に上記ジャケット21が挿入された際に引掛部23が支持板25上面に引っ掛かり、ジャケット21が反応槽18に進入し、紫外線ランプ22が反応槽18内に配置された状態で支持される。紫外線ランプ22は、波長185nm(第1波長)および254nm(第2波長)の紫外光を放射するランプであり、本実施の形態では、約65Wの低圧水銀ランプが用いられている。紫外線ランプ22の点灯時にはジャケット21内部の空気中の酸素に波長185nmの紫外光が照射され、当該ジャケット21内にオゾンガスが発生する。
【0015】
上記オゾンガス導入部13は、エアポンプ26と、このエアポンプ26の吸込側に一端が接続され、他端が複数に分岐して各オゾンガス発生管20に挿入されるオゾン吸込管27と、エアポンプ26の吐出側に一端が接続され、他端が浄化槽11の右側面11Bに設けられた開口29から浄化槽11内に導入されるオゾンガス導入管28とを備えている。さらに、このオゾンガス導入管28の他端には、流入槽17、反応槽18および流出槽19の各槽にかけて延びる散気管35が接続される。散気管35の表面には多数の微小な開口が少なくとも流入槽17および反応槽18にかけて形成されている。
したがって、エアポンプ26の作動に伴って、各オゾンガス発生管20からオゾン吸込管27を介してオゾンガスが吸い込まれ、オゾンガス導入管28を介して散気管35に導かれ、この散気管35から流入槽17および反応槽18に散気される。
【0016】
次いで、本実施の形態の動作について説明する。
前掲図3に示すように、流入口14から排水が流入すると、流出口15の形成位置まで浄化槽11内の水位が上昇し、また、それ以上の排水が流入すると浄化槽11内で浄化された水が流出口15から流出する。このとき、排水に含まれるノルマルヘキサン抽出物質は疎水性を有し比重が水よりも軽いため、流入槽17および反応槽18の上方に溜まり込んで、それぞれの槽17、18に油層40を形成する。一方、仕切板30、31の上縁が流出槽19の流出口15の形成位置よりも上方に位置するため、流入槽17および反応槽18に蓄積されたノルマルヘキサン抽出物質が仕切板30、31を越えて隣の槽に溢れ出すことが防止されている。
【0017】
次いで、流入槽17および反応槽18における浄化動作について詳述する。紫外線ランプ22の点灯に伴ってジャケット21内に発生したオゾンガスがエアポンプ26により散気管35に送り出され、流入槽17および反応槽18の排水中に散気される。
流入槽17にあっては、上方に溜まり込んだノルマルヘキサン抽出物質(動植物油)の一部が散気管35から散気されたオゾンガスにより酸化処理されて親水性を有する物質に分解される。
【0018】
また、流入槽17において、オゾンガスによる分解量よりもノルマルヘキサン抽出物質の溜まり込み量の方が大きい場合には、図3に示すように、油層40が流入槽17の下方まで蓄積する。そして、流入槽17から反応槽18への排水の移動に伴って反応槽18に移動し、この反応槽18の上方に溜まり込んで油層40を形成する。そして、この油層40に対して、散気管35から散気されたオゾンガスとともに、ヒドロキシラジカルによるノルマルヘキサン抽出物質の促進酸化処理が行われる。
【0019】
詳述すると、上述の通り、ジャケット21は紫外線ランプ22が放射する波長185nmおよび波長254nmの紫外光を透過する材質にて形成されている。これにより、波長254nmの紫外光により、反応槽18に散気されたオゾンガスが光分解し、その後に水と反応して、オゾンよりも高い酸化作用を有するヒドロキシラジカル(・OH)が生成される。また、波長185nmの紫外光が紫外線ランプ22から水に照射されることでも水からヒドロキシラジカルが生成される。そして、ノルマルヘキサン抽出物質がオゾンと、波長254nmおよび波長185nmのそれぞれの紫外光によって生成されたヒドロキシラジカルとによって促進酸化処理されて、親水性を有する物質に分解され、水に溶け込み、流出槽19に移動し、流出口15から流出する。
【0020】
ここで、発明者らは、本実施の形態の構成において、紫外線ランプ22の照射の有無によるノルマルヘキサン抽出物質の除去率を実験により求め、次のような結果を得ている。具体的には、紫外線ランプ22を照射しなかった場合には、約22〜24mg/Lのノルマルヘキサン抽出物質が流出口15から流出する排水に含まれていたのに対して、紫外線ランプ22を照射した場合には、約16〜17mg/Lまで減少し、約27〜29%のノルマルヘキサン抽出物質が除去可能である。
【0021】
このように本実施の形態によれば、空気中の酸素からオゾンを生成可能であり、かつ、水からヒドロキシラジカルを生成可能な波長185nm、および、オゾンと水とからヒドロキシラジカルを生成可能な波長254nmの少なくとも2つの波長の紫外光を反応槽18内の排水中に放射可能に紫外線ランプ22を配置するとともに、波長185nmの紫外光によって生成されたオゾンを排水中に送り込む構成としたため、紫外線ランプ22が放射する波長185nmおよび波長254nmの紫外光によってオゾンと、ヒドロキシラジカルとの両方が生成可能になる。したがって、オゾン生成装置とヒドロキシラジカル生成装置とを別体に設ける必要がないため浄化装置10のコンパクト化が図られる。
また、紫外線ランプ22が放射する波長254nmおよび波長184nmの紫外光によってオゾンと水とから、より効率的にヒドロキシラジカルを生成することが可能であり、排水中に最初からオゾンが存在しない場合に比べ、当該排水中に高濃度にヒドロキシラジカルを供給することが可能となる。
本実施の形態によれば、オゾンとヒドロキシラジカルの促進酸化処理により、排水に含まれるノルマルヘキサン抽出物質が酸化されて親水性を有する物質に分解されて排水中に溶け込むため、汚泥などの廃棄物の発生が抑制される。
【0022】
さらに、本実施の形態によれば、反応槽18の上方にノルマルヘキサン抽出物質が溜まり込み濃縮されて高濃度となるため、オゾンとヒドロキシラジカルの促進酸化処理による分解効率を高めることが可能となる。
また、従来の微生物を利用した浄化装置や、加圧浮上処理法を利用した浄化装置に比べ、装置構成が簡易であり、さらに、維持コストを抑えることが可能となる。
【0023】
また、本実施の形態によれば、反応槽18だけではなく、流入槽17にもオゾンを送り込む構成としたため、この流入槽17においても、オゾンによるノルマルヘキサン抽出物質の酸化処理が行われ、ノルマルヘキサン抽出物質の除去率を高めることが可能となる。
【0024】
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形可能である。
例えば、上述した実施の形態では、オゾンガスを流入槽17および反応槽18に散気管35により散気する構成としたが、これに限らず、流出槽19にもオゾンガスを散気する構成としても良い。この構成によれば、流出槽19でもノルマルヘキサン抽出物質がオゾンにより酸化処理されるため、当該ノルマルヘキサン抽出物質の除去率を、より高めることが可能となる。
【0025】
また例えば、上述した実施の形態では、ジャケット21内のオゾンガスを吸い出すポンプとしてエアポンプ26を例示したが、これに限らず、浄化槽11内に排水を循環させることでジャケット21内のオゾンガスを吸い出すラインポンプを用いる構成としても良い。この構成においては、ラインポンプが浄化槽11内の排水を循環するため、ノルマルヘキサン物質が除去された流出槽19内の排水を循環する構成とすることが望ましい。
【0026】
また上述した浄化装置10が、ビルやマンションなどの建物2から排出された排水を浄化する場合について例示したが、これに限らず、例えば飲食店の厨房から排出される厨房廃水の浄化にも用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施の形態に係る浄化システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る浄化装置の構成を示す斜視図である。
【図3】浄化装置の構成を示す断面図である。
【図4】オゾンガス発生管の構成を示す図である。
【符号の説明】
【0028】
1 浄化システム
10 浄化装置
11 浄化槽
17 流入槽
18 反応槽
19 流出槽
20 オゾンガス発生管
21 ジャケット
22 紫外線ランプ
26 エアポンプ
35 散気管
30、31 仕切板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
排水が流入する浄化槽と、
空気中の酸素からオゾンを生成可能であり、かつ、水からヒドロキシラジカルを生成可能な第1波長、および、オゾンと水とからヒドロキシラジカルを生成可能な第2波長の少なくとも2つの波長の紫外光を放射する紫外線ランプと、
前記浄化槽内の排水中に前記紫外光を放射可能に前記紫外線ランプを配置する複数のジャケットと、
前記紫外線ランプの紫外光によって前記ジャケット内に発生したオゾンを前記浄化槽内に送り出すポンプとを備え、
前記ジャケットを前記第1波長および前記第2波長の紫外光を透過する材質にて形成して、前記浄化槽内の水に前記第1波長の紫外光が照射され前記ヒドロキシラジカルが生成されると共に、前記浄化槽内に送り出されたオゾンに前記第2波長の紫外光が照射され前記ヒドロキシラジカルが生成されるように構成した
ことを特徴とする浄化装置。
【請求項2】
前記浄化槽に、前記排水が流入する流入槽と、前記排水を浄化するための反応槽と、前記反応槽にて浄化された排水を流出する流出槽とを互いに連通させて設け、
前記紫外線ランプを収容する複数の前記ジャケットを前記反応槽に配設するとともに、
少なくとも前記流入槽および前記反応槽に前記オゾンを送り込むようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の浄化装置。
【請求項3】
前記浄化槽の内部を2枚の仕切り板により仕切って前記流入槽、前記反応槽および前記流出槽を形成し、前記流入槽に前記排水の流入口を設け、前記流出槽に前記排水を排出する排出口を設けるとともに、前記排出口の形成位置を、前記仕切板の上縁および前記流入口の各々よりも低くした
ことを特徴とする請求項2に記載の浄化装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−239653(P2006−239653A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−62370(P2005−62370)
【出願日】平成17年3月7日(2005.3.7)
【出願人】(000000192)岩崎電気株式会社 (533)
【Fターム(参考)】