説明

温水洗浄便座装置

【課題】ケーシング内の汚れを検知し、これを報知することができるよう構成された温水洗浄便座装置を提供する。
【解決手段】温水洗浄ノズル10,11は、便座ボックス2の前縁部の開口24に設けられたシャッタ23を押し開けて該開口24から前方へ突出する。便座ボックス2内の該開口24の近傍に臭気センサ30が設けられている。トイレルームから人が立ち去った後、所定時間が経過すると、臭気センサ30による検出濃度信号が制御回路に入力され、予め設定された基準値と比較される。検知された臭気濃度が基準値よりも高いときには、LED25を点灯又は点滅させる。これにより、便座ボックス2内に汚れがたまったことが報知される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、便器に設置される温水洗浄便座装置に関する。
【背景技術】
【0002】
便器に設置される温水洗浄便座装置には、便座に座った人体の臀部を洗浄するためのノズルが設けられている。また、この洗浄で濡れた臀部に温風を吹き付けて乾燥させるための温風ファンや、便鉢内から臭気含有空気を吸引して脱臭処理する脱臭装置などの機器が設置されることが多い。これらの機器は、便座ボックスやロータンクカバー等と称されるケーシング内に設置されている。なお、上記の洗浄ノズルは、洗浄動作時にはケーシングに設けられた開口を通って前方へ突出し、その前端から前方斜め上方へ温水を噴出する。
【0003】
この開口からケーシング内に小便などの便や洗浄飛沫などが入り込まないようにするために、開口にシャッタを設けることが周知である(下記特許文献1〜3)。また、温風の吹出口にシャッタを設けることも周知である(特許文献4)。
【特許文献1】特開平10−131265
【特許文献2】特開平10−195957
【特許文献3】特開2005−213873
【特許文献4】特開2002−146884
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようにシャッタを設けていても、ケーシング内に便や洗浄飛沫が入り込み、乾固して臭気発生の原因となることがある。
【0005】
ケーシング内で臭気が発生しても、便器等の臭気と区別がつかないので、何となくトイレが臭いと感じつつも放置され、トイレの快適な環境を損ねる原因になることがある。
【0006】
本発明は、このような問題点を解決し、ケーシング内の汚れを検知し、これを報知することができるよう構成された温水洗浄便座装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の温水洗浄便座装置は、便器の後部上面に設置されるケーシングと、該ケーシング内に設置されており、該ケーシングから前方へ突出可能な温水洗浄ノズルと、を有する温水洗浄便座装置において、該ケーシング内の汚れ検知手段と、該汚れ検知手段によって汚れが検知されたことを報知する報知手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】
請求項2の温水洗浄便座装置は、請求項1において、前記報知手段は、汚れのレベルが所定レベル以上となったときに報知作動するものであることを特徴とするものである。
【0009】
請求項3の温水洗浄便座装置は、請求項1又は2において、前記汚れ検知手段は、前記ケーシングの内面の光の反射率又はケーシング内に設置された部材表面の光の反射率を検知するものであることを特徴とするものである。
【0010】
請求項4の温水洗浄便座装置は、請求項1又は2において、前記汚れ検知手段は、ケーシング内の臭気を検知する臭気検知手段であることを特徴とするものである。
【0011】
請求項5の温水洗浄便座装置は、請求項4において、前記臭気検知手段は、便器の使用が終了して、所定時間以上経過した後に臭気検知動作することを特徴とするものである。
【0012】
請求項6の温水洗浄便座装置は、請求項1ないし5のいずれか1項において、前記汚れ検知手段は、該温水洗浄便座装置の所定回(ただし複数回)の使用毎に汚れ検知動作を行うものであることを特徴とするものである。
【0013】
請求項7の温水洗浄便座装置は、請求項1ないし6のいずれか1項において、前記報知手段は、発光手段又は音発生手段であることを特徴とするものである。
【0014】
請求項8の温水洗浄便座装置は、請求項1ないし7のいずれか1項において、前記温水洗浄便座装置の使用回数をカウントするカウント手段が設けられており、この使用回数が所定回数以上となった場合にも前記報知手段が動作するよう構成されていることを特徴とするものである。
【0015】
請求項9の温水洗浄便座装置は、請求項1ないし8のいずれか1項において、前記温水洗浄便座装置の製造又は設置時からの経過時間の測定手段が設けられており、この経過時間が所定時間以上となった場合にも前記報知手段が動作するよう構成されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0016】
本発明の温水洗浄便座装置にあっては、ケーシング内に汚れが溜まると、汚れが検知され、報知手段によって汚れが溜まったことが報知される。このため、専門業者に清掃等を依頼して汚れを取り除くことが可能となる。
【0017】
上記の報知手段は、汚れのレベルが所定レベル以上となったときに報知作動するのが好ましい。
【0018】
汚れ検知手段としては、ケーシング内の臭気を検知する臭気センサや、ケーシングの内面又はケーシング内の部材表面の光の反射率を検知するものを用いることができる。臭気センサの場合、便器使用時に便鉢から生じる臭気との混同を避けるために、便器の使用が終了して所定時間以上経過した後に臭気検知動作することが好ましい。
【0019】
汚れ検知手段は、温水洗浄便座装置の使用の度毎に汚れ検知動作を行うものであってもよいが、ケーシング内の汚れは少しずつ徐々に溜まることが通常であるので、温水洗浄便座装置の所定回(ただし複数回)の使用毎に汚れ検知動作を行うものであってもよい。このようにすれば、汚れ検知手段の汚れ検知動作回数を減らすことができ、汚れ検知手段の寿命延長を図ることができる。
【0020】
報知手段としては、光又は音によって報知するものが好適である。
【0021】
なお、温水洗浄便座装置の清掃(特にケーシング内部の清掃)は、基本的には専門業者が行うことになるため、臭気が気にならない場合であっても、温水洗浄便座装置の使用回数が所定回数以上となったり、温水洗浄便座装置の製造時又は設置時から所定期間が経過した場合には、報知手段を作動させて専門業者のチェックを受けるようにするのが好適である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。第1図は実施の形態に係る温水洗浄便座装置の温水洗浄ノズル付近の前後方向に沿う縦断面図、第2図は異なる実施の形態に係る温水洗浄便座装置の温水洗浄ノズル付近の前後方向に沿う縦断面図、第3図はさらに別の実施の形態に係る温水洗浄便座装置の温水洗浄ノズル付近の前後方向に沿う縦断面図、第4図はさらに異なる実施の形態に係る温水洗浄便座装置の温風吹出口付近の前後方向に沿う縦断面図、第5図は実施の形態に係る温水洗浄便座装置を備えた洋風便器設備の斜視図、第6,7図は温水洗浄便座装置を備えた洋風便器設備の別例を示す斜視図である。
【0023】
第5図の通り、洋風便器1の後部上面に便座ボックス2が設置されており、この便座ボックス2に便座3aと便蓋3bとが起倒方向回動可能に取り付けられている。
【0024】
この実施の形態では、便座ボックス2は、ベースプレート2aと、無底箱状の合成樹脂製のカバー2bとによって外殻が形成されている。このベースプレート2aに、人体臀部を温水で洗浄するための温水洗浄ノズル10,11及びモータ駆動式温水切替弁装置12が設置されている。
【0025】
また、このベースプレート2a上には、便座3a及び便蓋3bを開閉させる電動開閉ユニット13、人体臀部に向けて温風を吹き出してその乾燥を行う温風乾燥装置14、便鉢内から臭気を含んだ空気を吸引して脱臭する脱臭ファン15及び脱臭カートリッジ16、ヒータ及び電動ファンよりなる部屋暖房ファン17、制御回路基板18が設けられている。カバー2bには、便器本体1に近づいたり着座した人体を検知するための人体検知センサ19,20が設けられている。
【0026】
この温水洗浄機構等は、トイレルームの壁面に取り付けられたリモコン(図示略)によって操作される。
【0027】
この便座ボックス2の上面には、報知手段としてのLED25が設けられている。
【0028】
[第1図の実施の形態]
第1図の通り、温水洗浄ノズル10,11は、モータ21及びピニオン22よりなる駆動機構により前後進可能とされている。これらのノズル10又は11は、第1図の2点鎖線で示すように前進する場合、便座ボックス2の前縁部の開口24に設けられたシャッタ23を押し開けて該開口24から前方へ突出する。なお、シャッタ23は、その上辺部がヒンジによって便座ボックス2に留め付けられており、下縁側が前方へ開き出すように回動可能とされている。
【0029】
この実施の形態では、便座ボックス2内の該開口24の近傍に臭気センサ30が設けられている。この臭気センサ30の検出信号は制御回路基板18の制御回路に入力される。
【0030】
上述の通り、開口24にシャッタ23が設けられていても、この洋風便器設備が男子によって起立姿勢にて使用された場合には、小便がシャッタ23と開口24との隙間を通って便座ボックス2内に入り込むおそれがある。また、温水洗浄ノズル10又は11によって臀部洗浄を行っているときには、洗浄水の飛沫(跳ね返り水)が開口24から便座ボックス2内に入り込むおそれがある。このような小便や飛沫が便座ボックス2内で乾固(乾燥固化)すると、臭気発生源となる。このような小便や飛沫に由来する汚れが便座ボックス2内で蓄積すると、トイレルーム内に臭気が漏れ出し、トイレが臭い原因となる。
【0031】
そこで、この実施の形態では、トイレルームから人が立ち去った後、所定時間(例えば、5分以上とくに5〜60分程度)が経過すると、臭気センサ30による検出濃度信号が制御回路に入力され、予め設定された基準値と比較される。検知された臭気濃度が基準値よりも高いときには、LED25を点灯又は点滅させる。なお、この点灯又は点滅は、連続的に行ってもよく、トイレルームに人が入ってきたときにのみ行うようにしてもよい。
【0032】
このLED25の点灯又は点滅を見た使用者は、便座ボックス2内に汚れがたまり、臭気の原因になっていることを知覚し、専門業者に連絡し、清掃や必要に応じ部品交換などの修理を行ってもらうことになる。これにより、汚れによる臭気が除去される。
【0033】
なお、小便や飛沫が臭気センサ30に直に掛からないようにするために、この実施の形態では便座ボックス2のカバー2bの天井面部分に臭気センサ30を取り付けているが、臭気センサ30の設置位置はこれに限定されない。
【0034】
[第2図の実施の形態]
第2図は、汚れ検知手段として、開口24近傍のベース2aの光の反射率を計測するようにしたものである。
【0035】
すなわち、発光素子31から光をベース2aに向けて投射し、その反射光を受光素子3cで受光し、受光光度から反射率を計測する。なお、各素子31,32は制御回路基板18の制御回路によって動作し、受光素子の信号はこの制御回路に入力されて処理される。
【0036】
便座ボックス2内に小便や飛沫が入ってベース2a上に汚れが溜まると、反射率が低下してくる。この場合も、反射率が基準値以下となったときには、LED25を点灯又は点滅させて使用者に汚れが溜まったことを報知する。
【0037】
なお、小便や飛沫が水滴のままであると、反射率の測定は誤差が大きくなるので、トイレルームから人が立ち去った後、小便や飛沫が十分に乾燥する時間(例えば30分以上とくに30分〜5時間程度)が経過してから上記の反射率計測を行うのが好ましい。LEDの点灯又は点滅の時期は第1図の場合と同様である。
【0038】
なお、発光素子や受光素子に汚れが付着することがあるが、その場合にも上記の反射率の計測データは低下するようになるので、汚れが検知される。
【0039】
[第3図の実施の形態]
第3図は、汚れ検知手段として、開口24近傍のベース2aの表面の導電率を計測するようにしたものである。
【0040】
すなわち、ベース2aの表面に、所定間隔をあけて端子33,34を設置し、端子33,34間の電気抵抗を測定することにより、ベース2aの表面の導電率を測定する。なお、端子33,34間への通電による導電率測定は制御回路基板18の制御回路によって行われ、検知された端子33,34間の抵抗値信号はこの制御回路に入力されて処理される。
【0041】
便座ボックス2内に小便や飛沫が入ってベース2a上に汚れが溜まると、小便や飛沫中の塩分が蓄積し、端子33,34間の導電率が上昇してくる。この場合も、導電率が基準値以上となったときには、LED25を点灯又は点滅させて使用者に汚れが溜まったことを報知する。
【0042】
なお、小便や飛沫が水滴のままであると、導電率の測定誤差が大きくなるので、トイレルームから人が立ち去った後、小便や飛沫が十分に乾燥する時間(例えば30分以上とくに30分〜5時間程度)が経過してから上記の反射率計測を行うのが好ましい。LEDの点灯又は点滅の時期は第1図の場合と同様である。
【0043】
[第4図の実施の形態]
上記実施の形態はいずれも温水洗浄ノズル10,11出入り用の開口24付近の汚れを検知するものであるが、第4図の実施の形態は温風乾燥装置14の温風吹出口14a内の汚れを検知するようにしたものである。
【0044】
即ち、この温風吹出口14aの先端にはシャッタ14bが設けられており、吹出口14a内には小便や飛沫が入りにくいものとなっているが、跳ね返りの角度によっては、小便や飛沫が入り込むおそれがある。また、吹出口14の先端付近に掛かった小便や飛沫が伝って温風吹出口14a内に入り込むおそれもある。
【0045】
第4図では、この吹出口14a内の天井面部分に臭気センサ35を設け、吹出口14a内の臭気を検知し、この臭気レベルが基準値以上であるときにはLED25を点灯又は点滅させる。
【0046】
なお、温風の熱による誤差や、便鉢からの臭気の影響を避けるために、トイレルームから人が立ち去ってから所定時間(例えば10分以上)経過してから臭気検知を行うのが好ましい。
【0047】
[その他の実施の形態]
第4図では、臭気センサ35によって吹出口14a内の臭気検知を行っているが、第2図のように、温風吹出口14aの出口付近の内面(特に下面)の反射率を計測してもよく、第3図のようにして吹出口14aの出口付近の内面(特に下面)の導電率を計測してもよい。
【0048】
また、洗浄ノズル10,11用の開口24付近の汚れ検知と、温風吹出口14a内の汚れ検知との双方を行うようにし、少なくとも一方の汚れの程度が基準値以上であるときにLED25を点灯又は点滅させるようにしてもよい。
【0049】
上記実施の形態では、洋風便器の後部上面に便座ボックス2のみが設置されているが、第6図のように洋風便器41の後部上面に便座ボックス43とロータンク42とが設置されている場合において、この便座ボックス43に上記各実施の形態のように汚れ検知機構と報知手段を設けてもよい。なお、便座ボックス43には便座44と便蓋45が起倒方向回動可能に取り付けられている。
【0050】
また、第7図のように、洋風便器51の後部上面にロータンクカバー52が設置され、このロータンクカバー52内に温水洗浄ノズルや温風乾燥装置が設置されている場合においても、このロータンクカバー52に上記各実施の形態のように汚れ検知機構と報知手段を設けてもよい。なお、ロータンクカバー52に便座53と便蓋54とが取り付けられている。
【0051】
本発明では、汚れ検知動作を温水洗浄便座装置の使用毎に行ってもよく、所定回(ただし複数回。例えば2〜100回のうちから選択される。)毎に行ってもよい。
【0052】
本発明では、上記実施の形態以外の汚れ検知機構を用いてもよく、たとえば、脱臭ファンの回転数の変化や脱臭ファンの通電電流値の変化などの動作状況の変化に基づいて汚れ検知を行うようにしてもよい。
【0053】
上記実施の形態では、汚れ検知をLED25によって報知するようにしているが、その他の光学的表示手段を用いてもよく、例えば液晶画面に表示するようにしてもよい。また、光学的表示の代わりに音たとえばブザー音や音声などによって汚れを報知するようにしてもよい。
【0054】
なお、温水洗浄便座装置の清掃(特にケーシング内部の清掃)やメンテナンスは、基本的には専門業者が行うことになるため、臭気が気にならない場合であっても、温水洗浄便座装置の使用回数が所定回数以上となったり、温水洗浄便座装置の製造時又は設置時から所定期間が経過した場合には、報知手段を作動させて専門業者に来てもらい、部内の清掃や機器のチェックを受けるようにするのが好適である。
【0055】
このように所定の時期が到来したときに報知手段を作動させるためには、温水洗浄便座装置の使用回数(例えば温水洗浄ノズルの動作回数や、人体検知の回数など)を積算するカウンタを設け、このカウンタのカウント数が所定回数に達した場合に報知の手段を作動させるのが好ましい。また、制御回路に、製造時又は設置時など、最初に回路に通電が行われたときに起動するタイマ回路を設け、このタイマの計時が所定時間(例えば10年〜15年程度)が経過した場合にLED25等の報知手段を作動させるのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】実施の形態に係る温水洗浄便座装置の温水洗浄ノズル付近の前後方向に沿う縦断面図である。
【図2】異なる実施の形態に係る温水洗浄便座装置の温水洗浄ノズル付近の前後方向に沿う縦断面図である。
【図3】さらに別の実施の形態に係る温水洗浄便座装置のノズル付近の前後方向に沿う縦断面図である。
【図4】さらに異なる実施の形態に係る温水洗浄便座装置の温風吹出口付近の前後方向に沿う縦断面図である。
【図5】実施の形態に係る温水洗浄便座装置を備えた洋風便器設備の斜視図である。
【図6】別の洋風便器設備の斜視図である。
【図7】さらに別の洋風便器設備の斜視図である。
【符号の説明】
【0057】
1,41,51 洋風便器
2,43 便座ボックス
10,11 温水洗浄ノズル
14 温風乾燥装置
23 シャッタ
24 開口
30,35 臭気センサ
31 発光素子
32 受光素子
33,34 端子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
便器の後部上面に設置されるケーシングと、
該ケーシング内に設置されており、該ケーシングから前方へ突出可能な温水洗浄ノズルと、
を有する温水洗浄便座装置において、
該ケーシング内の汚れ検知手段と、
該汚れ検知手段によって汚れが検知されたことを報知する報知手段と
を備えたことを特徴とする温水洗浄便座装置。
【請求項2】
請求項1において、前記報知手段は、汚れのレベルが所定レベル以上となったときに報知作動するものであることを特徴とする温水洗浄便座装置。
【請求項3】
請求項1又は2において、前記汚れ検知手段は、前記ケーシングの内面の光の反射率又はケーシング内に設置された部材表面の光の反射率を検知するものであることを特徴とする温水洗浄便座装置。
【請求項4】
請求項1又は2において、前記汚れ検知手段は、ケーシング内の臭気を検知する臭気検知手段であることを特徴とする温水洗浄便座装置。
【請求項5】
請求項4において、前記臭気検知手段は、便器の使用が終了して、所定時間以上経過した後に臭気検知動作することを特徴とする温水洗浄便座装置。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれか1項において、前記汚れ検知手段は、該温水洗浄便座装置の所定回(ただし複数回)の使用毎に汚れ検知動作を行うものであることを特徴とする温水洗浄便座装置。
【請求項7】
請求項1ないし6のいずれか1項において、前記報知手段は、発光手段又は音発生手段であることを特徴とする温水洗浄便座装置。
【請求項8】
請求項1ないし7のいずれか1項において、前記温水洗浄便座装置の使用回数をカウントするカウント手段が設けられており、この使用回数が所定回数以上となった場合にも前記報知手段が動作するよう構成されていることを特徴とする温水洗浄便座装置。
【請求項9】
請求項1ないし8のいずれか1項において、前記温水洗浄便座装置の製造又は設置時からの経過時間の測定手段が設けられており、この経過時間が所定時間以上となった場合にも前記報知手段が動作するよう構成されていることを特徴とする温水洗浄便座装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate