照明器具
【課題】従来の蛍光灯照明器具を取り外すことなく簡単に装着でき、安全でしかも十分な明るさが得られる照明器具を提供する。
【解決手段】固定物に装着した既存の照明器具５を覆って該固定物に装着可能に形成され下面にＬＥＤライト３を設けたカバー２からなり、該カバー２は、上面が開口した直方体状の箱体２ａに形成され、該箱体２ａの下面に前記ＬＥＤライト３を設けると共に、該箱体２ａの両側面の上端部を、係止部に形成した。
【解決手段】固定物に装着した既存の照明器具５を覆って該固定物に装着可能に形成され下面にＬＥＤライト３を設けたカバー２からなり、該カバー２は、上面が開口した直方体状の箱体２ａに形成され、該箱体２ａの下面に前記ＬＥＤライト３を設けると共に、該箱体２ａの両側面の上端部を、係止部に形成した。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、事務所や店舗等の天井等に装着されている既存の照明器具への装着を容易に行える省エネの照明器具に関する。
【背景技術】
【０００２】
事務所や店舗の天井等に装着されている照明器具として従来は蛍光灯照明器具が一般的であったが、近年、社会的に省エネが要請されるようになり、省エネの照明として、ＬＥＤ照明が採用されるようになってきた。
【０００３】
そこで、従来の蛍光灯照明器具から省エネのＬＥＤ照明器具に変更するには、蛍光灯照明器具の器具本体とその基台を天井から取り外してからＬＥＤ照明器具の器具本体とその基台を天井に装着しなければならず、多くの事務所や広い面積の事務所の天井に装着されている多数の蛍光灯照明器具からＬＥＤ照明器具に変更するのに多大の手間がかかると共に、これら多数の蛍光灯照明器具が廃棄物として処分するか、又はどこかに保管しなければならず、大きな費用がかかる問題点があった。
【０００４】
このような問題点を解消する照明器具として、例えば多数のＬＥＤを実装する長尺状基板と、これを覆う長尺状のポリカーボネート樹脂成形体からなる照明カバーと、両端部に蛍光灯照明器具のソケットに装着するための口金とを有してなる、既存の蛍光灯照明器具に装着可能な照明灯が知られている（特許文献１参照。）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
【特許文献１】特開２０１１−３４８１６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかし、この長尺状のＬＥＤ照明灯を、その両端の口金により蛍光灯照明器具のソケットに装着する方式によれば、該ＬＥＤ照明灯の自重により該蛍光灯照明器具のソケットから外れて該ＬＥＤ照明灯が落下して危険であると共に明るさが充分に得られない問題点があった。
【０００７】
本発明はこのような問題点を解消し、既存の蛍光灯照明器具を取り外すことなく簡単に装着できると共に、事務所や店舗の閉鎖や移転の際に、容易に原状に復することができ、安全でしかも十分な明るさが得られる照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明はこの目的を達成すべく、固定物に装着した既存の照明器具を覆って該固定物に装着可能に形成され下面にＬＥＤライト或いは有機ＥＬライトを設けたカバーからなることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、既存の蛍光灯照明器具を取り外すことなく簡単に装着できて該蛍光灯照明器具を廃棄物として処分したり、或いは倉庫等に保管する必要がなく、又、事務所や店舗の閉鎖や移転の際に、容易に原状に復することができ、更に、安全でしかも十分な明るさが得られる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】本発明の実施例１の一部を截除した照明器具の取付け状態の下面図である。
【図２】図１のI−I線截断面図である。
【図３】図１のII−II線截断面図である。
【図４】本発明の実施例２の一部を截除した照明器具の取付け状態の下面図である。
【図５】図４のIII−III線截断面図である。
【図６】図４のIV−IV線截断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１１】
本発明を実施するための形態の実施例を以下に示す。
【実施例１】
【００１２】
本発明の実施例１を図１乃至図３により説明する。
【００１３】
図１は本発明の実施例１の一部を截除した照明器具の取付け状態の下面図、図２は図１のI−I線截断面図、図３は図１のII−II線截断面図である。
【００１４】
１は本実施例の照明器具、即ち、ＬＥＤ照明器具を示し、該ＬＥＤ照明器具１はカバー２と、ＬＥＤライト３と、ＬＥＤ駆動回路４とからなり、前記カバー２は、金属製或いは強化プラスチック製で上面が開口した直方体状の箱体２ａに形成されている。
【００１５】
又、前記ＬＥＤライト３は前記箱体２ａの下面に左右前後に配設されている多数のＬＥＤライトユニット３ａからなり、又、前記ＬＥＤ駆動回路４は後述する支持板６の下面に固定されている。
【００１６】
次に、本実施例の照明器具１の装着方法とその効果について説明する。
【００１７】
固定物、例えば、事務所又は店舗の天井Ｔに装着されている既存の長方形状の蛍光灯照明具５に取付けられている蛍光灯を外してから、該天井Ｔの下面と該蛍光灯照明器具５の
ベースカバー５ｂを外してベース板５ａを固定しているネジやボルトを緩め、前記天井Ｔの下面と前記ベース板５ａとの間隙の複数の個所にそれぞれ帯状の支持板６を該蛍光灯照明器具５と直角に交差するように挿通してこれら支持板６を前記ベース板５ａと共にネジやボルトを締付けることにより天井Ｔに固定する。
【００１８】
その後、前記支持板６の下面にＬＥＤ駆動回路４を固定し、又、ＡＣ電源からの電源線の先端部を前記蛍光灯照明器具５の端子から外してＬＥＤ照明器具１のＬＥＤ駆動回路４の入力端子に接続する。そして、前記ベースカバー５ｂを元の状態に取り付けて該ＬＥＤ駆動回路４を該ベースカバー５ｂ内に収容すると共に前記蛍光灯照明器具５の一方のソケット５ｃを取り外し、次に、ＬＥＤ照明器具１のカバー２を、前記蛍光灯照明器具５を覆うように被せ、該カバー２を、その箱体２ａの両側面の上端部の係止部２ｂにおいて前記各支持板６の両端の突条部６ａにネジやボルトＱにより締付けて固定し、前記ＬＥＤ照明器具１を天井Ｔに取付ける。
【００１９】
そして、前記ＬＥＤ駆動回路４の出力端子に接続したリード線Ｐを前記ベースカバー５ｂの端部で前記一方のソケット５ｃの外した個所を経て前記多数のＬＥＤライトユニット３ａに接続する。
【００２０】
このように、該ＬＥＤ照明器具１を、前記蛍光灯照明器具５を覆うように被せて天井Ｔに取付ければいいので、その取付け工事は極めて簡単であり、しかも、既存の該蛍光灯照明器具５が天井Ｔに装着されたままであるので、該蛍光灯照明器具５を廃棄物として処分したり、或いは倉庫等に保管する必要がない。
【００２１】
又、前記カバー２は、金属製或いは強化プラスチック製の直方体状の箱体２ａに形成され、且つ、該箱体２ａの両側面の複数の個所において前記支持板６に固定されているので、該箱体２ａの下面に配設されていているＬＥＤライト３である多数のＬＥＤライトユニット３ａは落下することなく安全であると共に、多数のＬＥＤライトユニット３ａにより充分な照明が得られる。
【実施例２】
【００２２】
本発明の実施例２を図４乃至図６により説明する。
【００２３】
図４は本発明の実施例２の一部を截除した照明器具の取付け状態の下面図、図５は図４のIII−III線截断面図、図６は図４のIV−IV線截断面図である。
【００２４】
本実施例は既存の長方形状の蛍光灯照明器具１５が天井Ｔに形成した凹部に埋め込むように取り付けた場合に好適なＬＥＤ照明器具１１の例を示す。
【００２５】
該ＬＥＤ照明器具１１は前記実施例１と同様にカバー１２と、ＬＥＤライト１３と、ＬＥＤ駆動回路１４とからなり、前記カバー１２は、金属製或いは強化プラスチック製で長方形の板状体１２ａに形成され、該板状体１２ａの長手の両側方部を直角に曲折して係止部１２ｂに形成している。尚、前記ＬＥＤライト１３と、ＬＥＤ駆動回路１４は前記実施例１と同様である。尚、１３ａは該ＬＥＤライト１３を構成する各ＬＥＤライトユニットを示す。
【００２６】
次に、本実施例の照明器具１１の装着方法とその効果について説明する。
【００２７】
固定物、例えば、事務所又は店舗の天井Ｔに装着されている既存の埋め込み式の蛍光灯照明具１５に取付けられている蛍光灯を外してから、該蛍光灯照明器具１５を固定しているネジやボルトを緩め、該天井Ｔと該蛍光灯照明器具１５の頂板１５ａとの間隙の複数の個所に、該頂板１５ａの横断形状に沿った形状の支持板１６を該蛍光灯照明器具１５と直角に交差するように挿通してこれら支持板１６を該蛍光灯照明器具１５と共にネジやボルトの締付けにより天井Ｔに固定する。
【００２８】
その後ＬＥＤ駆動回路１４を前記蛍光灯照明器具１５の頂板１５ａの下面に固定し、又、ＡＣ電源からの電源線の先端部を前記蛍光灯照明器具１５の端子から外してＬＥＤ照明器具１１のＬＥＤ駆動回路１４の入力端子に接続する。そしてＬＥＤ照明器具１１のカバー１２を、前記蛍光灯照明器具１５を覆うように被せ、該カバー１２を、その係止部１２ｂにおいてネジやボルトＱの締付けにより、前記各支持板１６の両端の突条部１６ａに固定して前記ＬＥＤ照明器具１１を天井Ｔに取付ける。その後、前記ＬＥＤ駆動回路１４の出力端子に接続したリード線Ｐを前記多数のＬＥＤライトユニット１３ａに接続する。尚、１５ｂは前記蛍光灯照明器具１５のソケットを示す。
【００２９】
本実施例２においても、前記実施例１と同様に、前記ＬＥＤ照明器具１１の取付け工事が極めて簡単であり、しかも、既存の該蛍光灯照明器具１５が天井に装着されたままであるので、該蛍光灯照明器具１５を廃棄物として処分したり、或いは倉庫等に保管する必要がなく、又、前記ＬＥＤ照明器具１１の板状体１２ａの下面に配設されていているＬＥＤライト１３の多数のＬＥＤライトユニット１３ａは落下することなく安全であると共に、多数のＬＥＤライトユニット１３ａにより充分な照明が得られる。
【００３０】
尚、前記実施例１及び前記実施例２においては、ＬＥＤライトが多数のＬＥＤライトユニットからなる例を示したが、単一或いは複数の棒状のＬＥＤライトユニットであってもよく、又、ＬＥＤライトの代わりに有機ＥＬライトであってもよく、更に、既存の蛍光灯照明器具５，１５が長方形状の場合の例を示しているが、既存の蛍光灯照明器具が円形状又は正方形状等に形成されている場合には、この形状に応じて、ＬＥＤ照明器具のカバーを有底円筒状体又は有底正方形状筒体等に形成すればよい。
【産業上の利用可能性】
【００３１】
本発明の照明器具は、事務所や店舗の天井等に装着されている既存の蛍光灯照明器具を簡単の工事により省エネの照明器具に変更するのに利用される。
【符号の説明】
【００３２】
１ 照明器具
２ カバー
２ａ 箱体
２ｂ 係止部
３ ＬＥＤライト
３ａ ＬＥＤライトユニット
５ 既存の蛍光灯照明器具
６ 支持板
１１ 照明器具
１２ カバー
１２ａ 板状体
１２ｂ 係止部
１３ ＬＥＤライト
１３ａ ＬＥＤライトユニット
１５ 既存の蛍光灯照明器具
１６ 支持板
【技術分野】
【０００１】
本発明は、事務所や店舗等の天井等に装着されている既存の照明器具への装着を容易に行える省エネの照明器具に関する。
【背景技術】
【０００２】
事務所や店舗の天井等に装着されている照明器具として従来は蛍光灯照明器具が一般的であったが、近年、社会的に省エネが要請されるようになり、省エネの照明として、ＬＥＤ照明が採用されるようになってきた。
【０００３】
そこで、従来の蛍光灯照明器具から省エネのＬＥＤ照明器具に変更するには、蛍光灯照明器具の器具本体とその基台を天井から取り外してからＬＥＤ照明器具の器具本体とその基台を天井に装着しなければならず、多くの事務所や広い面積の事務所の天井に装着されている多数の蛍光灯照明器具からＬＥＤ照明器具に変更するのに多大の手間がかかると共に、これら多数の蛍光灯照明器具が廃棄物として処分するか、又はどこかに保管しなければならず、大きな費用がかかる問題点があった。
【０００４】
このような問題点を解消する照明器具として、例えば多数のＬＥＤを実装する長尺状基板と、これを覆う長尺状のポリカーボネート樹脂成形体からなる照明カバーと、両端部に蛍光灯照明器具のソケットに装着するための口金とを有してなる、既存の蛍光灯照明器具に装着可能な照明灯が知られている（特許文献１参照。）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
【特許文献１】特開２０１１−３４８１６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかし、この長尺状のＬＥＤ照明灯を、その両端の口金により蛍光灯照明器具のソケットに装着する方式によれば、該ＬＥＤ照明灯の自重により該蛍光灯照明器具のソケットから外れて該ＬＥＤ照明灯が落下して危険であると共に明るさが充分に得られない問題点があった。
【０００７】
本発明はこのような問題点を解消し、既存の蛍光灯照明器具を取り外すことなく簡単に装着できると共に、事務所や店舗の閉鎖や移転の際に、容易に原状に復することができ、安全でしかも十分な明るさが得られる照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明はこの目的を達成すべく、固定物に装着した既存の照明器具を覆って該固定物に装着可能に形成され下面にＬＥＤライト或いは有機ＥＬライトを設けたカバーからなることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、既存の蛍光灯照明器具を取り外すことなく簡単に装着できて該蛍光灯照明器具を廃棄物として処分したり、或いは倉庫等に保管する必要がなく、又、事務所や店舗の閉鎖や移転の際に、容易に原状に復することができ、更に、安全でしかも十分な明るさが得られる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】本発明の実施例１の一部を截除した照明器具の取付け状態の下面図である。
【図２】図１のI−I線截断面図である。
【図３】図１のII−II線截断面図である。
【図４】本発明の実施例２の一部を截除した照明器具の取付け状態の下面図である。
【図５】図４のIII−III線截断面図である。
【図６】図４のIV−IV線截断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１１】
本発明を実施するための形態の実施例を以下に示す。
【実施例１】
【００１２】
本発明の実施例１を図１乃至図３により説明する。
【００１３】
図１は本発明の実施例１の一部を截除した照明器具の取付け状態の下面図、図２は図１のI−I線截断面図、図３は図１のII−II線截断面図である。
【００１４】
１は本実施例の照明器具、即ち、ＬＥＤ照明器具を示し、該ＬＥＤ照明器具１はカバー２と、ＬＥＤライト３と、ＬＥＤ駆動回路４とからなり、前記カバー２は、金属製或いは強化プラスチック製で上面が開口した直方体状の箱体２ａに形成されている。
【００１５】
又、前記ＬＥＤライト３は前記箱体２ａの下面に左右前後に配設されている多数のＬＥＤライトユニット３ａからなり、又、前記ＬＥＤ駆動回路４は後述する支持板６の下面に固定されている。
【００１６】
次に、本実施例の照明器具１の装着方法とその効果について説明する。
【００１７】
固定物、例えば、事務所又は店舗の天井Ｔに装着されている既存の長方形状の蛍光灯照明具５に取付けられている蛍光灯を外してから、該天井Ｔの下面と該蛍光灯照明器具５の
ベースカバー５ｂを外してベース板５ａを固定しているネジやボルトを緩め、前記天井Ｔの下面と前記ベース板５ａとの間隙の複数の個所にそれぞれ帯状の支持板６を該蛍光灯照明器具５と直角に交差するように挿通してこれら支持板６を前記ベース板５ａと共にネジやボルトを締付けることにより天井Ｔに固定する。
【００１８】
その後、前記支持板６の下面にＬＥＤ駆動回路４を固定し、又、ＡＣ電源からの電源線の先端部を前記蛍光灯照明器具５の端子から外してＬＥＤ照明器具１のＬＥＤ駆動回路４の入力端子に接続する。そして、前記ベースカバー５ｂを元の状態に取り付けて該ＬＥＤ駆動回路４を該ベースカバー５ｂ内に収容すると共に前記蛍光灯照明器具５の一方のソケット５ｃを取り外し、次に、ＬＥＤ照明器具１のカバー２を、前記蛍光灯照明器具５を覆うように被せ、該カバー２を、その箱体２ａの両側面の上端部の係止部２ｂにおいて前記各支持板６の両端の突条部６ａにネジやボルトＱにより締付けて固定し、前記ＬＥＤ照明器具１を天井Ｔに取付ける。
【００１９】
そして、前記ＬＥＤ駆動回路４の出力端子に接続したリード線Ｐを前記ベースカバー５ｂの端部で前記一方のソケット５ｃの外した個所を経て前記多数のＬＥＤライトユニット３ａに接続する。
【００２０】
このように、該ＬＥＤ照明器具１を、前記蛍光灯照明器具５を覆うように被せて天井Ｔに取付ければいいので、その取付け工事は極めて簡単であり、しかも、既存の該蛍光灯照明器具５が天井Ｔに装着されたままであるので、該蛍光灯照明器具５を廃棄物として処分したり、或いは倉庫等に保管する必要がない。
【００２１】
又、前記カバー２は、金属製或いは強化プラスチック製の直方体状の箱体２ａに形成され、且つ、該箱体２ａの両側面の複数の個所において前記支持板６に固定されているので、該箱体２ａの下面に配設されていているＬＥＤライト３である多数のＬＥＤライトユニット３ａは落下することなく安全であると共に、多数のＬＥＤライトユニット３ａにより充分な照明が得られる。
【実施例２】
【００２２】
本発明の実施例２を図４乃至図６により説明する。
【００２３】
図４は本発明の実施例２の一部を截除した照明器具の取付け状態の下面図、図５は図４のIII−III線截断面図、図６は図４のIV−IV線截断面図である。
【００２４】
本実施例は既存の長方形状の蛍光灯照明器具１５が天井Ｔに形成した凹部に埋め込むように取り付けた場合に好適なＬＥＤ照明器具１１の例を示す。
【００２５】
該ＬＥＤ照明器具１１は前記実施例１と同様にカバー１２と、ＬＥＤライト１３と、ＬＥＤ駆動回路１４とからなり、前記カバー１２は、金属製或いは強化プラスチック製で長方形の板状体１２ａに形成され、該板状体１２ａの長手の両側方部を直角に曲折して係止部１２ｂに形成している。尚、前記ＬＥＤライト１３と、ＬＥＤ駆動回路１４は前記実施例１と同様である。尚、１３ａは該ＬＥＤライト１３を構成する各ＬＥＤライトユニットを示す。
【００２６】
次に、本実施例の照明器具１１の装着方法とその効果について説明する。
【００２７】
固定物、例えば、事務所又は店舗の天井Ｔに装着されている既存の埋め込み式の蛍光灯照明具１５に取付けられている蛍光灯を外してから、該蛍光灯照明器具１５を固定しているネジやボルトを緩め、該天井Ｔと該蛍光灯照明器具１５の頂板１５ａとの間隙の複数の個所に、該頂板１５ａの横断形状に沿った形状の支持板１６を該蛍光灯照明器具１５と直角に交差するように挿通してこれら支持板１６を該蛍光灯照明器具１５と共にネジやボルトの締付けにより天井Ｔに固定する。
【００２８】
その後ＬＥＤ駆動回路１４を前記蛍光灯照明器具１５の頂板１５ａの下面に固定し、又、ＡＣ電源からの電源線の先端部を前記蛍光灯照明器具１５の端子から外してＬＥＤ照明器具１１のＬＥＤ駆動回路１４の入力端子に接続する。そしてＬＥＤ照明器具１１のカバー１２を、前記蛍光灯照明器具１５を覆うように被せ、該カバー１２を、その係止部１２ｂにおいてネジやボルトＱの締付けにより、前記各支持板１６の両端の突条部１６ａに固定して前記ＬＥＤ照明器具１１を天井Ｔに取付ける。その後、前記ＬＥＤ駆動回路１４の出力端子に接続したリード線Ｐを前記多数のＬＥＤライトユニット１３ａに接続する。尚、１５ｂは前記蛍光灯照明器具１５のソケットを示す。
【００２９】
本実施例２においても、前記実施例１と同様に、前記ＬＥＤ照明器具１１の取付け工事が極めて簡単であり、しかも、既存の該蛍光灯照明器具１５が天井に装着されたままであるので、該蛍光灯照明器具１５を廃棄物として処分したり、或いは倉庫等に保管する必要がなく、又、前記ＬＥＤ照明器具１１の板状体１２ａの下面に配設されていているＬＥＤライト１３の多数のＬＥＤライトユニット１３ａは落下することなく安全であると共に、多数のＬＥＤライトユニット１３ａにより充分な照明が得られる。
【００３０】
尚、前記実施例１及び前記実施例２においては、ＬＥＤライトが多数のＬＥＤライトユニットからなる例を示したが、単一或いは複数の棒状のＬＥＤライトユニットであってもよく、又、ＬＥＤライトの代わりに有機ＥＬライトであってもよく、更に、既存の蛍光灯照明器具５，１５が長方形状の場合の例を示しているが、既存の蛍光灯照明器具が円形状又は正方形状等に形成されている場合には、この形状に応じて、ＬＥＤ照明器具のカバーを有底円筒状体又は有底正方形状筒体等に形成すればよい。
【産業上の利用可能性】
【００３１】
本発明の照明器具は、事務所や店舗の天井等に装着されている既存の蛍光灯照明器具を簡単の工事により省エネの照明器具に変更するのに利用される。
【符号の説明】
【００３２】
１ 照明器具
２ カバー
２ａ 箱体
２ｂ 係止部
３ ＬＥＤライト
３ａ ＬＥＤライトユニット
５ 既存の蛍光灯照明器具
６ 支持板
１１ 照明器具
１２ カバー
１２ａ 板状体
１２ｂ 係止部
１３ ＬＥＤライト
１３ａ ＬＥＤライトユニット
１５ 既存の蛍光灯照明器具
１６ 支持板
【特許請求の範囲】
【請求項１】
固定物に装着した既存の照明器具を覆って該固定物に装着可能に形成され下面にＬＥＤライト或いは有機ＥＬライトを設けたカバーからなる照明器具。
【請求項２】
前記カバーは、上面が開口した直方体状の箱体に形成され、該箱体の下面に前記ＬＥＤライト或いは有機ＥＬライトを設けると共に、該箱体の両側面の上端部を、係止部に形成した請求項１に記載の照明器具。
【請求項３】
前記カバーは、長方形の板状体に形成され、該板状体の両側縁に係止部を形成した請求項１に記載の照明器具。
【請求項４】
前記固定物の表面と前記既存の照明器具との間隙に複数の支持板を直交して挿通してこれら支持板を前記表面に固定し、これら支持板に前記係止部を係止した請求項２又は請求項３に記載の照明器具。
【請求項１】
固定物に装着した既存の照明器具を覆って該固定物に装着可能に形成され下面にＬＥＤライト或いは有機ＥＬライトを設けたカバーからなる照明器具。
【請求項２】
前記カバーは、上面が開口した直方体状の箱体に形成され、該箱体の下面に前記ＬＥＤライト或いは有機ＥＬライトを設けると共に、該箱体の両側面の上端部を、係止部に形成した請求項１に記載の照明器具。
【請求項３】
前記カバーは、長方形の板状体に形成され、該板状体の両側縁に係止部を形成した請求項１に記載の照明器具。
【請求項４】
前記固定物の表面と前記既存の照明器具との間隙に複数の支持板を直交して挿通してこれら支持板を前記表面に固定し、これら支持板に前記係止部を係止した請求項２又は請求項３に記載の照明器具。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【公開番号】特開２０１３−５１１４７（Ｐ２０１３−５１１４７Ａ）
【公開日】平成２５年３月１４日（２０１３．３．１４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−１８９０３９（Ｐ２０１１−１８９０３９）
【出願日】平成２３年８月３１日（２０１１．８．３１）
【出願人】（５１１２１２３４３）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２５年３月１４日（２０１３．３．１４）
【国際特許分類】
【出願日】平成２３年８月３１日（２０１１．８．３１）
【出願人】（５１１２１２３４３）
【Ｆターム（参考）】
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