説明

燃料タンクの給油部構造

【課題】キャップ部材に外力が作用した場合でも、ガスケットによる給油口の閉塞状態を維持する能力が高い燃料タンクの給油部構造を得る。
【解決手段】キャップ部材34のハウジング部材36に取り付けられたガスケット44のガスケット上端部44Tは、キャップ部材34が給油口16を閉塞した状態で、フューエルフィラーパイプ上端部14Tよりも奥側(下側)に位置する。外力によりキャップアウタ42及びトルクプレート40がハウジング部材36から外れても、ガスケット44はフューエルフィラーパイプ14により保護される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料タンクの給油部構造に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車等の燃料タンクに給油するための給油部構造として、特許文献1には、燃料キャップをフィラーネックに締め込むと、ケーシング本体に外装されたガスケットをフィラーネックに押し付けてシール作用を果たすようにした構造が記載されている。このケーシング本体のフランジは、ガスケットを給油口の外側から覆っている。
【0003】
しかし、特許文献1に記載の構造において、燃料キャップに外力が作用して、蓋体やケーシング本体のフランジがフィラーネックから脱落する等の要因によりガスケットの一部が給油口の手前側に露出すると、この露出部分はフィラーネックよりも手前側に位置している。この状態で、ガスケットがさらに外力を受けると、ガスケットによる給油口の閉塞状態を維持できない可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−115100号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、キャップ部材に外力が作用した場合でも、ガスケットによる給油口の閉塞状態を維持する能力が高い燃料タンクの給油部構造を得ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明では、燃料タンクへの給油用の給油ガンが挿入される給油口を備える給油口部材と、前記給油口部材の内側に装着されるハウジング部材と、前記ハウジング部材に取り付けられ、ハウジング部材を前記給油口部材の内側へ着脱するための操作用とされる操作部材と、前記ハウジング部材の前記給油口部材への装着状態で給油口部材とハウジング部材の双方に全周で接触し、全体として給油口部材の手前側の端部よりも給油口部材の奥側に位置するガスケットと、を有する。
【0007】
この燃料タンクの給油部構造では、操作部材を操作してハウジング部材を給油口部材から取り外すと、給油口が開放されるので、給油ガンを給油口に挿入可能となる。非給油時には、操作部材を操作してハウジング部材を給油口部材の内側に装着することで、給油口が閉塞される。特に、ガスケットは、給油口部材とハウジング部材の双方に全周で接触しているので、給油口部材とハウジング部材の間が閉塞(シール)される。
【0008】
さらにガスケットは、全体として、給油口部材の手前側端部よりも給油口部材の奥側に位置している。ここで、給油口部材の「手前側」とは、給油口に対し給油ガンを挿入する側であり、給油口部材の「奥側」とは、燃料タンクに近い側である。
【0009】
すなわち、ガスケットは、手前側の端部まで含めてその全体が、給油口部材の内側に位置している。したがって、操作部材に外力が作用して操作部材がハウジング部材から脱落しても、ガスケットは給油口部材によって保護される(ガスケットへ外力が直接的に作用することが抑制される)。このため、ガスケットによって、給油口部材とハウジング部材との間をシールした状態、すなわち給油口の閉塞状態をより確実に維持できるようになる。
【0010】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記ハウジング部材から径方向外側に延出され、前記ガスケットを前記手前側から覆うカバー部、を有する。
【0011】
したがって、操作部材に作用した外力により操作部材の一部が給油部から脱落した場合でも、カバー部がガスケットを手前側から覆っていれば、ガスケットをカバー部によってより効果的に保護できる。
【0012】
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明において、前記カバー部における前記手前側に、径方向外端から径方向内側に向かって手前側に傾斜する傾斜面が形成されている。
【0013】
したがって、カバー部に対し、給油口部材の径方向外側から径方向内側に向かう外力が作用しても、この外力は、傾斜面によって手前側に逃がされる。これにより、カバー部の損傷を抑制でき、カバー部がガスケットを覆った状態をより確実に維持できるようになる。
【発明の効果】
【0014】
本発明は上記構成としたので、キャップ部材に外力が作用した場合でも、ガスケットによる給油口の閉塞状態を維持する能力が高い。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1実施形態の燃料タンクの給油部構造をボデーパネルの一部と共にフューエルフィラーパイプの中心線を含む示す断面図である。
【図2】(A)は本発明の第1実施形態の燃料タンクの給油部構造を構成するハウジング部材、リテーナ、トルクプレート及びキャップアウタを示す分解斜視図であり、(B)はキャップアウタを反転状態で示す斜視図であり、(C)はトルクプレートを反転状態で示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態の燃料タンクの給油部構造をキャップ部材が給油口を閉塞した状態で、フューエルフィラーパイプの中心線を含む断面で示す断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態の燃料タンクの給油部構造をキャップ部材が給油口を開放した状態で、フューエルフィラーパイプの中心線を含む断面で示す断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態の燃料タンクの給油部構造をキャップ部材が給油口を閉塞した状態で、ガスケットの近傍で拡大して示す断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態の燃料タンクの給油部構造からキャップアウタ及びトルクプレートが外れた状態で、フューエルフィラーパイプの中心線を含む断面で示す断面図である。
【図7】本発明の第1実施形態の燃料タンクの給油部構造からキャップアウタ及びトルクプレートが外れた状態で、ガスケットの近傍で拡大して示す断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態の燃料タンクの給油部構造をキャップ部材が給油口を閉塞した状態で、フューエルフィラーパイプの中心線を含む断面で示す断面図である。
【図9】本発明の第2実施形態の燃料タンクの給油部構造からキャップアウタ及びトルクプレートが外れた状態で、フューエルフィラーパイプの中心線を含む断面で示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1には、本発明の第一実施形態の燃料タンクの給油部構造(以下、単に「給油部構造」とする)12が、車体のボデーパネル18の一部と共に示されている。この給油部構造12は、燃料タンクに燃料を供給するための略円筒状(中心線CL)フューエルフィラーパイプ14を有している。フューエルフィラーパイプ14の下端部は図示しない燃料タンクに接続されており、図4に示すように、フューエルフィラーパイプ14の内部が、給油口16となっている。フューエルフィラーパイプ14は、本発明に係る給油口部材の例である。図1において、車体上方を矢印UPで、車体外側方向を矢印OUTで示している。
【0017】
車体のボデーパネル18には、凹部20が形成されており、この凹部20の支持孔22に、ブラケット24を介してフューエルフィラーパイプ14の上部が保持されている。凹部20は、リッド26によって開閉可能とされている。以下、フューエルフィラーパイプ14において、燃料タンクに近い側を「奥側」とし、その反対側(リッド26に近い側)を「手前側」と言うこととする。図3等において、「奥側」は下側であり、「手前側」は上側である。
【0018】
図3及び図4にも詳細に示すように、フューエルフィラーパイプ14の上部では、内周面側に雌ネジ部30が形成されている。雌ネジ部30のさらに手前側は、手前側に向かって径が漸増されており、給油ガンの挿入を容易にする誘い込み部32となっている。
【0019】
図2(A)にも示すように、フューエルフィラーパイプ14には、ハウジング部材36、リテーナ38、トルクプレート40、キャップアウタ42(操作部材)及びガスケット44を備えたキャップ部材34が装着されている。特に、ハウジング部材36は、フューエルフィラーパイプ14の内側に装着されている。
【0020】
ハウジング部材36は、フューエルフィラーパイプ14の内側に挿入可能な略円筒状の円筒部46を有している。円筒部46の外周面には雄ネジ部48が形成されている。ハウジング部材36をフューエルフィラーパイプ14にねじ込むと、雄ネジ部48がフューエルフィラーパイプ14の雌ネジ部30に螺合され、フューエルフィラーパイプ14にハウジング部材36を装着することができるようになっている。
【0021】
ハウジング部材36の円筒部46には、雄ネジ部48よりも手前側の位置に、ガスケット44が保持されている。ガスケット44は、ゴム等の弾性体によって環状に形成されている。なお、ガスケット44の位置は、後述するように、ハウジング部材36とフューエルフィラーパイプ14の双方に接触してこれらの間を閉塞するという観点からは、たとえば、円筒部46における軸方向の中間部分でもよい。
【0022】
本実施形態では、図3から分かるように、ハウジング部材36がフューエルフィラーパイプ14の所定位置までねじ込まれると、ガスケット44がハウジング部材36の円筒部46とフューエルフィラーパイプ14の誘い込み部32の双方に全周で接触する。これにより、ガスケット44は、円筒部46と誘い込み部32によって、径方向に圧縮されつつ、これらの間をシールする。ここで、図5及び図7に詳細に示すように、ガスケット44の手前側の端部(ガスケット上端部44T)は、フューエルフィラーパイプ14の手前側の端部(フューエルフィラーパイプ上端部14T)よりも奥側(図面では下側)に位置している。
【0023】
ハウジング部材36には、ガスケット44よりも手前側の位置において、円筒部46の上端部46Tから径方向外側へ延出されたフランジ状のカバー部50が形成されている。カバー部50は、ガスケット44を手前側(図面では上側)から覆っている。特に、カバー部50の最外周上端部50T(径方向外端に位置する環状部位)は、フューエルフィラーパイプ上端部14Tよりも奥側且つ径方向内側で、しかもガスケット44のガスケット上端部44Tよりも径方向外側に位置している。
【0024】
また、ハウジング部材36がフューエルフィラーパイプ14の所定位置までねじ込まれて装着されると、ガスケット44は、カバー部50の下面とフューエルフィラーパイプ14の誘い込み部32との間で軸方向に圧縮される。このように、ガスケット44は、径方向だけでなく軸方向にも圧縮されるので、ハウジング部材36とフューエルフィラーパイプ14の間をシールする効果が、より高くなっている。
【0025】
図5及び図7から分かるように、カバー部50の手前側の面には、最外周上端部50Tから径方向内側に向かうにしたがって、奥側から手前側に傾斜する傾斜面50Sが形成されている。傾斜面50Sは、径方向外側から作用した外力F1の一部を、分力F2として手前側に逃がす作用を有している。
【0026】
なお、カバー部50は、ハウジング部材36の円筒部46から全周にわたって環状に形成されている必要はないが、全周にわたっていると、ガスケット44を外力から保護する効果も全周にわたって得られる。
【0027】
図3及び図4に示すように、ハウジング部材36の中央部には、正圧弁52及び負圧弁54が備えられている。正圧弁52及び負圧弁54はいずれも、スプリング52S、54Sによって付勢された弁本体52M、54Mを有している。正圧弁52は、燃料タンクのタンク内圧が上昇し、ゲージ圧に対して所定値以上の正圧になると開弁され、タンク内圧の過度の上昇を抑制する。これとは逆に、負圧弁54は、タンク内圧が低下し、ゲージ圧に対して所定値以上の負圧になると開弁され、タンク内圧の過度の低下を抑制する。
【0028】
なお、負圧弁54のスプリング54Sは、ハウジング部材36に取り付けられたリテーナ38によって、所定位置に保持されている。図2にも示すように、リテーナ38には複数(本実施形態では周方向に所定間隔をあけて4つ)の嵌合壁38Aが形成されており、この嵌合壁38Aに、ハウジング部材36の嵌合凸部36Aが嵌合されることで、リテーナ38がハウジング部材36に取り付けられている。
【0029】
ハウジング部材36の手前側には、トルクプレート40が配置されている。図2(C)に詳細に示すように、トルクプレート40の裏面(奥側の面)には、複数(本実施形態では周方向に所定の間隔をあけて4つ)の嵌合爪40Bが形成されている。この嵌合爪40Bが、ハウジング部材36の表面(手前側の面)に形成された嵌合爪36Bに嵌合することで、トルクプレート40がハウジング部材36に取り付けられる。
【0030】
トルクプレート40のさらに手前側には、キャップアウタ42が配置されている。図2(B)に詳細に示すように、キャップアウタ42の裏面(奥側の面)には、複数(本実施形態では周方向に所定の間隔をあけて4つ)の嵌合爪42Cが形成されている。嵌合爪42Cは、トルクプレート40の外周部において全周に形成された嵌合爪40Cに嵌合することで、キャップアウタ42がトルクプレート40に取り付けられる。なお、図3及び図4では、図2(A)における3−3線断面におけるキャップアウタ42の断面を示しているため、キャップアウタ42の形状が左右非対称に現れている。
【0031】
キャップアウタ42の手前側には、把持部42Hが形成されている。給油者は、この把持部42Hを把持して回転操作することで、キャップ部材34を回転させ、ハウジング部材36をフューエルフィラーパイプ14に装着して給油口16を閉塞したり、フューエルフィラーパイプ14から取り外して給油口16を開放したりできる。
【0032】
トルクプレート40は、ハウジング部材36が所定位置までねじ込まれた時点で、特定の操作完了音を発生させることで、ハウジング部材36が過度にねじ込まれることを抑制する。なお、このトルクプレート40を省略し、キャップアウタ42をハウジング部材36に取り付けた構成としてもよい。
【0033】
キャップアウタ42の外周からは、奥側に向かって扁平な円筒状の延長部42Lが延長されている。延長部42Lは、フューエルフィラーパイプ14の外周端部14Sとの間に僅かな隙間G1をあけて対向している。また、最外周上端部50Tよりも奥側においても、フューエルフィラーパイプ14の外周面との間に間隙V1が構成されている。したがって、フューエルフィラーパイプ14と延長部42Lとの間で、上下方向の隙間部分(間隙V1及び隙間G1)が長くなっている。
【0034】
燃料タンク内の負圧時には、前述の負圧弁54が開弁され、間隙V1及び隙間G1を通じて大気が燃料タンク内に流入するが、このときには間隙V1及び隙間G1がフィルタとして作用する。すなわち、本実施形態の構造では、燃料タンク負圧時の気体の流入径路におけるフィルタ部分を長く確保しており、ラビリンス効果を発揮するので、泥や水分等の異物をより効果的に除去できる。ハウジング部材36の負圧弁54や正圧弁52等への異物の付着による特定の変化や、ガスケット44とフューエルフィラーパイプ14やハウジング部材36との接触部分(シール面)への異物の付着によるシール性能の低下を抑制できる。
【0035】
次に、本実施形態の給油部構造12の作用を説明する。
【0036】
この給油部構造12では、図4に示すように、キャップ部材34を給油口16から取り外すことで、給油口16を開放し、燃料タンクへの給油を行うことができる。
【0037】
給油していない状態では、図1及び図3に示すように、キャップ部材34を給油口16に装着し、給油口16を閉塞する。ガスケット44がハウジング部材36とフューエルフィラーパイプ14の間をシールする。
【0038】
ここで、キャップアウタ42に外力が作用し、図6に示すように、キャップアウタ42及びトルクプレート40がハウジング部材36から外れた場合を想定する。本実施形態の給油部構造12では、ガスケット44におけるガスケット上端部44Tが、フューエルフィラーパイプ14のフューエルフィラーパイプ上端部14Tよりも奥側(図6及び図7における下側)に位置している。したがって、この状態でさらに外力が作用しても、この外力は、ガスケット44に作用しづらくなる(ガスケット44がフューエルフィラーパイプ14によって実質的に保護されている)。このため、ガスケット44によってハウジング部材36とフューエルフィラーパイプ14の間をシールした状態を、より確実に維持できる。
【0039】
特に、本実施形態では、ハウジング部材36にカバー部50を設けており、このカバー部50がガスケット44を手前側から覆っている。キャップアウタ42及びトルクプレート40がハウジング部材36から外れた状態でも、ガスケット44のガスケット上端部44Tがカバー部50で覆われており、露出しないので、ガスケット44をより確実に保護できる。
【0040】
しかも、カバー部50には、傾斜面50Sが形成されている。図7に示すように、外力F1が径方向外側から作用した場合には、この外力F1の一部が分力F2として、手前側に逃がされる。これにより、カバー部50の損傷を抑制できるので、カバー部50がガスケット44を覆って保護している状態を、より確実に維持できる。
【0041】
なお、本発明は、本質的には、ガスケット上端部44Tがフューエルフィラーパイプ上端部14Tよりも奥側に位置することで、フューエルフィラーパイプ14によって外力からガスケット44を保護するものである。
【0042】
図8及び図9には、かかる観点から、本発明の第2実施形態として、このようなカバー部50がない給油部構造72が示されている。
【0043】
すなわち、第2実施形態の給油部構造72では、ハウジング部材74において、円筒部46からカバー部50が延出されておらず、円筒部46の上端部46Tが、フューエルフィラーパイプ上端部14Tよりも奥側に位置している。第2実施形態では、上端部46Tが、本発明における「最外周上端部」となっている。
【0044】
これ以外は、第2実施形態の給油部構造72は第1実施形態の給油部構造12と略同様の構成とされており、同一の構成要素、部材等には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
【0045】
第2実施形態の給油部構造72においても、ガスケット上端部44Tが、フューエルフィラーパイプ上端部14Tよりも奥側に位置しているので、図9に示すように、キャップアウタ42及びトルクプレート40がハウジング部材36から外れた状態で、ガスケット44がフューエルフィラーパイプ14によって実質的に保護される。すなわち、ガスケット44によってハウジング部材36とフューエルフィラーパイプ14の間をシールした状態を確実に維持できる。
【符号の説明】
【0046】
12 給油部構造
14 フューエルフィラーパイプ(給油口部材)
14T フューエルフィラーパイプ上端部
16 給油口
34 キャップ部材
36 ハウジング部材
38 リテーナ
40 トルクプレート(操作部材)
42 キャップアウタ(操作部材)
42L 延長部
44 ガスケット
44T ガスケット上端部
46 円筒部
46T 上端部
50 カバー部
50S 傾斜面
72 給油部構造
74 ハウジング部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料タンクへの給油用の給油ガンが挿入される給油口を備える給油口部材と、
前記給油口部材の内側に装着されるハウジング部材と、
前記ハウジング部材に取り付けられ、ハウジング部材を前記給油口部材の内側へ着脱するための操作用とされる操作部材と、
前記ハウジング部材の前記給油口部材への装着状態で給油口部材とハウジング部材の双方に全周で接触し、全体として給油口部材の手前側の端部よりも給油口部材の奥側に位置するガスケットと、
を有する燃料タンクの給油部構造。
【請求項2】
前記ハウジング部材から径方向外側に延出され、前記ガスケットを前記手前側から覆うカバー部、
を有する請求項1に記載の燃料タンクの給油部構造。
【請求項3】
前記カバー部における前記手前側に、径方向外端から径方向内側に向かって手前側に傾斜する傾斜面が形成されている請求項2に記載の燃料タンクの給油部構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−224241(P2012−224241A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−94245(P2011−94245)
【出願日】平成23年4月20日(2011.4.20)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】