説明

画像形成装置及び画像読取装置

【課題】装置本体の盗難を抑制すると共に、ビデオコントローラボード及び該ボードに増設されたアクセサリ部材の盗難を抑制可能な画像形成装置及び画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像形成部と、画像形成部を保持する枠体と、外部情報機器からの情報を受信・処理するビデオコントローラボード27と、枠体を覆う着脱可能な外装カバー20と、枠体と外装カバー20とを施錠するロック機構35とを有し、ビデオコントローラボード27が枠体と外装カバー20との間に配置され、枠体及び外装カバー20が、それぞれ挿通孔を有し、挿通孔は枠体に外装カバー20が取り付けられた際に、ロック機構35が外装カバー20の外側から枠体の内側まで貫通可能となるように互いに対向する位置に配置され、ロック機構35が挿通孔を貫通して枠体と外装カバー20とを施錠することを特徴とする画像形成装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真複写機、プリンタ等の画像形成装置及びスキャナ等の画像読取装置に関する。特に、盗難抑制・防止用のロック機構を有する画像形成装置及び画像読取装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の画像形成装置の一例として図6に示すようなレーザビームプリンタがある。図6は、従来例に係る画像形成装置の主要機構部の概略斜視図である。
【0003】
図6において、画像形成装置1は、装置本体の底部に設けられた給紙手段としてのカセット給紙装置8と、画像形成部の一部であり装置本体から着脱可能なプロセスカートリッジ13を有している。19は、排紙手段としての排紙ローラ対である。11はレーザスキャナであって、レーザスキャナ保持ステー23に固定されている。
【0004】
カセット給紙装置8と、画像形成部と、レーザスキャナ保持ステー23は、例えば板金で作成された右側板24及び左側板25とに挟まれて装置本体の枠体を構成している。左側板25の装置本体外側には、ホストコンピュータ等の不図示の外部情報機器からの画像作成要求情報等を処理するビデオコントローラボード27が設置してある。
【0005】
ビデオコントローラボード27は、外部接続用ケーブルコネクタ28により外部情報機器と接続されている。またビデオコントローラボード27と装置本体内の電気的接続を示した例としては、例えば下記特許文献1の図3又は図4等がある。
【0006】
ところで、近年ではコンピュータ等の情報処理装置の高性能化や高画質情報に基づく印刷要求から、画像形成装置1のビデオコントローラボード27の情報処理能力や情報記憶能力を向上する必要が発生している。このため、ユーザが必要に応じてビデオコントローラボード27に、DIMM(Dual In−Line Memory Modules)、USBメモリ等のアクセサリ部材を追加して、ビデオコントローラボード27の機能を向上できるようになっているものが多い。ビデオコントローラボード27においても、増設メモリ用のメモリコネクタ32等が設けられ、ビデオコントローラボード27の機能を向上できるようになっている。また画像形成装置本体も高性能化及び小型化され、設置場所の選択範囲が増え、また持ち運びが容易になって、利便性が向上している。
【特許文献1】特開平7−334049号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来例のように、画像形成装置1の小型化により、画像形成装置1の設置場所の多様化、持ち運び易さが向上したことで、画像形成装置本体が盗難されてしまうという問題が発生するようになった。
【0008】
また、上記従来例のように、情報処理装置の高性能化に伴って、ビデオコントローラボード27へのユーザによるDIMMやUSBメモリ等のアクセサリ部材の増設によるアップグレードが可能になった。しかしながら、これにより、高性能なビデオコントローラボード27が装置本体より外され、盗難されてしまうという問題も発生するようになってきた。さらには、ビデオコントローラボード27に増設したUSBメモリやDIMM等のアクセサリ部材が盗難されてしまうという問題も発生するようになってきた。これらの問題は、画像読取装置についても同様のことがいえる。
【0009】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、装置本体の盗難を抑制すると共に、ビデオコントローラボード及び該ボードに増設されたアクセサリ部材の盗難を抑制可能な画像形成装置及び画像読取装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、以下の構成を備える。
【0011】
(1)転写材に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部を保持する枠体と、外部情報機器からの情報を受信し、処理を行う情報処理手段と、前記枠体を覆う着脱可能な外装部材と、前記枠体と前記外装部材とを施錠する施錠手段とを有する画像形成装置であって、前記情報処理手段が前記枠体と前記外装部材との間に配置され、前記枠体及び前記外装部材が、それぞれ前記施錠手段が挿通される挿通孔を有し、前記挿通孔は、前記枠体に前記外装部材が取り付けられた際に、前記施錠手段が前記外装部材の外側から前記枠体の内側まで貫通可能となるように互いに対向する位置に配置され、前記施錠手段が、前記挿通孔を貫通して前記枠体と前記外装部材とを施錠することを特徴とする画像形成装置。
【0012】
(2)転写材に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部を保持する枠体と、アクセサリ部材を着脱可能であり、外部情報機器からの情報を受信し、処理を行う情報処理手段と、前記アクセサリ部材を覆う着脱可能なアクセサリカバー部材を有し、前記枠体を覆う外装部材と、前記枠体と前記アクセサリカバー部材とを施錠する施錠手段とを有する画像形成装置であって、前記情報処理手段が前記枠体と前記外装部材との間に配置され、前記枠体及び前記アクセサリカバー部材が、それぞれ前記施錠手段が挿通される挿通孔を有し、前記挿通孔は、前記外装部材に前記アクセサリカバー部材が取り付けられた際に、前記施錠手段が前記アクセサリカバー部材の外側から前記枠体の内側まで貫通可能となるように互いに対向する位置に配置され、前記施錠手段が、前記挿通孔を貫通して前記枠体と前記アクセサリカバー部材とを施錠することを特徴とする画像形成装置。
【0013】
(3)原稿に記録された画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部を保持する枠体と、外部情報機器への情報の送信を行う情報処理手段と、前記枠体を覆う着脱可能な外装部材と、前記枠体と前記外装部材とを施錠する施錠手段とを有する画像読取装置であって、前記情報処理手段が前記枠体と前記外装部材との間に配置され、前記枠体及び前記外装部材が、それぞれ前記施錠手段が挿通される挿通孔を有し、前記挿通孔は、前記枠体に前記外装部材が取り付けられた際に、前記施錠手段が前記外装部材の外側から前記枠体の内側まで貫通可能となるように互いに対向する位置に配置され、前記施錠手段が、前記挿通孔を貫通して前記枠体と前記外装部材とを施錠することを特徴とする画像読取装置。
【0014】
(4)原稿に記録された画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部を保持する枠体と、アクセサリ部材を着脱可能であり、外部情報機器への情報の送信を行う情報処理手段と、前記アクセサリ部材を覆う着脱可能なアクセサリカバー部材を有し、前記枠体を覆う外装部材と、前記枠体と前記アクセサリカバー部材とを施錠する施錠手段とを有する画像読取装置であって、前記情報処理手段が前記枠体と前記外装部材との間に配置され、前記枠体及び前記アクセサリカバー部材が、それぞれ前記施錠手段が挿通される挿通孔を有し、前記挿通孔は、前記外装部材に前記アクセサリカバー部材が取り付けられた際に、前記施錠手段が前記アクセサリカバー部材の外側から前記枠体の内側まで貫通可能となるように互いに対向する位置に配置され、前記施錠手段が、前記挿通孔を貫通して前記枠体と前記アクセサリカバー部材とを施錠することを特徴とする画像読取装置。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、装置本体の盗難を抑制すると共に、ビデオコントローラボード及び該ボードに増設されたアクセサリ部材の盗難を抑制可能な画像形成装置及び画像読取装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づいて説明する。
【0017】
ただし、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【実施例1】
【0018】
以下に本発明の一実施例として、感光体ドラムにレーザ光を走査して画像形成する電子写真方式の画像形成装置(以下、レーザビームプリンタ)に本発明を適用した場合について説明する。
【0019】
図1は本実施例に係る画像形成装置の概略断面図である。また、図2は本実施例に係る画像形成装置の主要機構部の概略斜視図である。
【0020】
まず、本実施例に係るレーザビームプリンタの概略構成について、以下に説明する。
【0021】
図1中、1は画像形成装置本体である。2は画像形成装置1内に給送される転写材としての記録紙Pを収納する転写材収納手段としての給紙カセットである。給紙カセット2に収納された記録紙Pは、給紙カセット2の上部前端側に配設された給紙手段としての給紙ローラ3に、押圧部材としての加圧板4により押圧され、ピックアップされる。そして記録紙Pは、分離手段を構成する分離パッド5と給紙ローラ3によって1枚ずつ分離され、第1搬送ローラ対6に向けて給紙される。
【0022】
第1搬送ローラ対6は、カセット給紙装置8から給紙された記録紙Pを湾曲した搬送路7を経由して第2搬送ローラ対9に搬送する。そして記録紙Pは第2搬送ローラ対9により画像形成部に搬送される。10はレジストセンサであり、レジストセンサ10は記録紙Pの先端位置と露光手段としてのレーザスキャナ11の発光タイミングを同期させる。これにより、記録紙P上の所定位置から画像の描き出しを行うことができる。12は、折り返しミラーである。
【0023】
13は、像担持体としての感光体ドラム14、不図示の現像手段としての現像器、クリーナ、帯電手段としての帯電ローラ等の画像形成手段を含むプロセスカートリッジである。15は、感光体ドラム14と当接して、感光体ドラム14上の顕画像を記録紙P上に転写させる転写手段としての転写ローラである。プロセスカートリッジ13と転写ローラ15とは、画像形成部を構成する。16は、画像形成部において顕画像が転写された記録紙Pを定着手段としての定着器17まで案内する搬送ガイドである。定着器17は、記録紙P上の未定着顕画像を加圧熱定着する。
【0024】
18は、加圧熱定着後の記録紙Pの記録紙先端位置と記録紙後端位置を検出して、ジャム検知する排紙センサーである。加熱定着後の記録紙Pは排紙ローラ対19により、外装部材としての外装カバー20と一体的に形成される排紙トレイ21上に排出される。
【0025】
(記録紙搬送路について)
図1に示すように、給紙カセット2は装置本体の下部(図1の下部分)に設けられ、排紙トレイ21が装置本体の上部に設けられている。そして、給紙カセット2の記録紙搬送方向先端部と排紙トレイ21の記録紙搬送方向後端部とは、画像形成部、定着器17を含めて構成される搬送路で連結されて、これらは全体としてS字のパスを構成している。このように、給紙カセット2を装置本体の下部に、排紙トレイ21を装置本体の上部に配設したS字パスの搬送路とすることで、装置本体をコンパクトにまとめ、設置面積の低減を図っている。
【0026】
(レーザスキャナ配置について)
図1に示すようにレーザスキャナ11は、ユニット配置としてはスキャナポリゴン11aを下方に、折り返しミラー12を上方にして、右上がりの配置となっている。ここで、画像形成装置1の大きさをできるだけ小型にするためには、図1に示すようにカセット給紙装置8〜画像形成部〜定着器17にかけての記録紙搬送経路に対して、略垂直な方向から感光体ドラム14にレーザ光を入射することが有効である。このような構成とすることによって、画像形成装置1の奥行き及び高さをコンパクトに収めることが可能となっている。
【0027】
(電装系レイアウトについて)
図1において22は、AC電源及びDC電源、高圧電源を含む電装部である。図1に示すように電装部22を、画像形成部から定着器17にかけての記録紙搬送経路の下部で、給紙カセット2の上部に配置する。これにより、装置本体内部のスペースを無駄なく利用して電装部22による画像形成装置1の設置面積の増大を抑えている。また画像形成部から定着器17にかけての記録紙搬送経路の下部に電装部22を配置することにより、電装部22と転写ローラ15や定着器17との電気的接続に必要な束線類の簡略化を図ることができる。
【0028】
(本体枠体構成について)
図1及び図2に示すように、画像形成装置1は、装置本体の底部に配置された給紙カセット2、給紙ローラ3を含むカセット給紙装置8と、画像形成部の一部であり装置本体から着脱可能なプロセスカートリッジ13とを有している。また、搬送ガイド16、レーザスキャナ11、定着器17、排紙ローラ対19、電装部22を有している。レーザスキャナ11は、レーザスキャナ保持ステー23に固定されている。
【0029】
カセット給紙装置8、プロセスカートリッジ13、搬送ガイド16、レーザスキャナ11、定着器17、排紙ローラ対19、電装部22等の主要機構部は、右側板24と左側板25とに挟まれて装置本体の枠体を構成している。右側板24と左側板25とで主要機構部を挟んで本体枠体を構成することで、製品剛性を確保すると共に、電装部22から発生する電気ノイズを低減している。左側板25には後述する盗難防止用の施錠手段としてのロック機構を取り付けることのできる枠体ロック機構挿通孔26が設けられている。
【0030】
(ビデオロントローラボードの配置と外装カバーについて)
図2に示すように、不図示のホストコンピュータ等の外部情報機器からの画像作成要求情報等を処理する情報処理手段としてのビデオコントローラボード27は、左側板25の装置本体外側に取り付けられている。ビデオコントローラボード27の取り付け位置は、特にこれに限定されず、例えば右側板24側に取り付ける構成であってもよい。ビデオコントローラボード27とホストコンピュータ等の外部情報機器は、外部接続用ケーブルコネクタ28で接続されている。
【0031】
ビデオコントローラボード27と電装部22は、コネクタ29で接続されている。ビデオコントローラボード27には、ユーザにより着脱可能なアクセサリ部材としての増設メモリ30を差し込むためのメモリコネクタ32が取り付けられている。
【0032】
図3に装置本体の背面部の斜視図、図4に左側面を示す。外装カバー20のうち、装置本体の左側面を覆う左カバー31は、装置本体に対して着脱可能に構成される。ユーザは、左カバー31を取り外すことで、増設メモリ30をメモリコネクタ32に差し込み、取り付けることができる。左カバー31には、盗難防止用のロック機構35を取り付けることのできる左カバーロック機構挿通孔33が設けられている。左カバー31を装置本体に取り付けた際に、左カバーロック機構挿通孔33と枠体ロック機構挿通孔26は、お互いに対向する位置に配置され、ロック機構35が左カバー31の外側から枠体の内側まで貫通することが可能となる。
【0033】
本実施例に係る画像形成装置1においては、左カバー31を装置本体に取り付けた際に、左カバーロック機構挿通孔33と枠体ロック機構挿通孔26は、お互いに対向する位置に配置される。これにより、左カバー31の外側から枠体の内側まで貫通する挿通孔34が構成され、該挿通孔34を貫通して施錠するロック機構35を取り付けることができる。ロック機構35としては、その本体に鍵穴構造をもち、専用の鍵によって施錠を行うものや、ダイヤル式の鍵機構を持つもの等の従来周知のロック機構を用いることができる。また特に、ロック機構本体がワイヤ等の紐部材を備えるものであってもよい。
【0034】
ロック機構35を、挿通孔34を貫通して取り付け、施錠することによって、ロック機構35の開錠なしに左カバー31を取り外しできなくなる。そのため、ビデオコントローラボード27に増設した増設メモリ30の盗難や、ビデオコントローラボード27自体の盗難を抑制・防止することができる。またロック機構35を、ワイヤ等を介して建造物等の固定物に固定することで、装置本体の盗難も抑制・防止することができる。ロック機構35は左カバー31を貫通して本体枠体をロックするため、挿通孔34の破壊も困難であるという効果がある。
【実施例2】
【0035】
実施例1では、ビデオコントローラボード27を覆う左カバー31全体をユーザが着脱可能な構成とした。本実施例に係る画像形成装置においては、左カバー31に設けたアクセサリカバー部材としてのメモリカバー36だけが着脱可能な構成とした。本実施例に係る画像形成装置については、実施例1と異なる点についてのみ説明し、実施例1と同様の構成については同一の符号を付し、説明は省略する。
【0036】
図5は、本実施例に係る画像形成装置の左側面図である。画像形成装置1では、左カバー31に設けられたメモリカバー35だけがユーザにより着脱可能なカバーである。ユーザは、このメモリカバー36を取り外すことで、増設メモリ30をビデオコントローラボード27に取り付けることができる。
【0037】
本実施例に係る画像形成装置1においても、メモリカバー36を装置本体に取り付けた際に、メモリカバー36のロック機構挿通孔33と枠体ロック機構挿通孔26が、お互いに対向する位置に配置される。これによりメモリカバー36の外側から枠体の内側まで貫通する挿通孔34が構成され、該挿通孔34を貫通して施錠するロック機構35を取り付けることができる。
【0038】
ロック機構35を、挿通孔34を貫通して取り付け、施錠することによって、ロック機構35の開錠なしにメモリカバー36を取り外しできなくなる。そのため、ビデオコントローラボード27に増設した増設メモリ30の盗難を抑制・防止することができる。またロック機構35を、ワイヤ等を介して建造物等の固定物に固定することで、装置本体の盗難も抑制・防止することができる。
【0039】
[その他の実施例]
実施例1及び実施例2では、本発明を画像形成装置に適用した場合について説明したが、本発明は、画像形成装置の画像形成部の替わりに画像読取部を持つ画像読取装置においても適用することができ、同様の効果を得ることができる。
【0040】
以上説明したように上述の実施例によれば、装置本体のビデオコントローラボードを装置本体枠体と外装カバーの間に配置して、枠体及び外装カバーに一つのロック機構で枠体と外装とを施錠可能な挿通孔を設けた。そして、枠体の挿通孔と外装カバーの挿通孔を貫通して施錠可能なロック機構で枠体と外装カバーとを固定すると共に、ロック部材を、ワイヤ等を介して建造物等の固定物に固定した。これにより装置本体の盗難を抑制・防止すると共に、外装カバーの取り外しもロック機構の開錠なしにはできなくなり、コントローラボード及び増設されたDIMMやUSBメモリ等のアクセサリ部材の盗難を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】実施例1及び2に係る画像形成装置の概略断面図
【図2】画像形成装置の主要機構部の概略斜視図
【図3】画像形成装置の背面部斜視図
【図4】実施例1に係る画像形成装置の左側面図
【図5】実施例2に係る画像形成装置の左側面図
【図6】従来例に係る画像形成装置の主要機構部の概略斜視図
【符号の説明】
【0042】
20 外装カバー(外装部材に対応)
27 ビデオコントローラボード(情報処理手段に対応)
30 増設メモリ(アクセサリ部材に対応)
35 ロック機構(施錠手段に対応)
36 メモリカバー(アクセサリカバー部材に対応)
P 記録紙(転写材に対応)
26 枠体ロック機構挿通孔
33 左カバーロック機構挿通孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
転写材に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部を保持する枠体と、
外部情報機器からの情報を受信し、処理を行う情報処理手段と、
前記枠体を覆う着脱可能な外装部材と、
前記枠体と前記外装部材とを施錠する施錠手段とを有する画像形成装置であって、
前記情報処理手段が前記枠体と前記外装部材との間に配置され、
前記枠体及び前記外装部材が、それぞれ前記施錠手段が挿通される挿通孔を有し、前記挿通孔は、前記枠体に前記外装部材が取り付けられた際に、前記施錠手段が前記外装部材の外側から前記枠体の内側まで貫通可能となるように互いに対向する位置に配置され、
前記施錠手段が、前記挿通孔を貫通して前記枠体と前記外装部材とを施錠することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置において、前記情報処理手段が、アクセサリ部材を着脱可能であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
転写材に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部を保持する枠体と、
アクセサリ部材を着脱可能であり、外部情報機器からの情報を受信し、処理を行う情報処理手段と、
前記アクセサリ部材を覆う着脱可能なアクセサリカバー部材を有し、前記枠体を覆う外装部材と、
前記枠体と前記アクセサリカバー部材とを施錠する施錠手段とを有する画像形成装置であって、
前記情報処理手段が前記枠体と前記外装部材との間に配置され、
前記枠体及び前記アクセサリカバー部材が、それぞれ前記施錠手段が挿通される挿通孔を有し、前記挿通孔は、前記外装部材に前記アクセサリカバー部材が取り付けられた際に、前記施錠手段が前記アクセサリカバー部材の外側から前記枠体の内側まで貫通可能となるように互いに対向する位置に配置され、
前記施錠手段が、前記挿通孔を貫通して前記枠体と前記アクセサリカバー部材とを施錠することを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記アクセサリ部材が、DIMM、USBメモリのうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記施錠手段が紐部材を有し、前記紐部材により前記施錠手段を建造物等の固定物に固定可能であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
原稿に記録された画像を読み取る画像読取部と、
前記画像読取部を保持する枠体と、
外部情報機器への情報の送信を行う情報処理手段と、
前記枠体を覆う着脱可能な外装部材と、
前記枠体と前記外装部材とを施錠する施錠手段とを有する画像読取装置であって、
前記情報処理手段が前記枠体と前記外装部材との間に配置され、
前記枠体及び前記外装部材が、それぞれ前記施錠手段が挿通される挿通孔を有し、前記挿通孔は、前記枠体に前記外装部材が取り付けられた際に、前記施錠手段が前記外装部材の外側から前記枠体の内側まで貫通可能となるように互いに対向する位置に配置され、
前記施錠手段が、前記挿通孔を貫通して前記枠体と前記外装部材とを施錠することを特徴とする画像読取装置。
【請求項7】
請求項6に記載の画像読取装置において、前記情報処理手段が、アクセサリ部材を着脱可能であることを特徴とする画像読取装置。
【請求項8】
原稿に記録された画像を読み取る画像読取部と、
前記画像読取部を保持する枠体と、
アクセサリ部材を着脱可能であり、外部情報機器への情報の送信を行う情報処理手段と、
前記アクセサリ部材を覆う着脱可能なアクセサリカバー部材を有し、前記枠体を覆う外装部材と、
前記枠体と前記アクセサリカバー部材とを施錠する施錠手段とを有する画像読取装置であって、
前記情報処理手段が前記枠体と前記外装部材との間に配置され、
前記枠体及び前記アクセサリカバー部材が、それぞれ前記施錠手段が挿通される挿通孔を有し、前記挿通孔は、前記外装部材に前記アクセサリカバー部材が取り付けられた際に、前記施錠手段が前記アクセサリカバー部材の外側から前記枠体の内側まで貫通可能となるように互いに対向する位置に配置され、
前記施錠手段が、前記挿通孔を貫通して前記枠体と前記アクセサリカバー部材とを施錠することを特徴とする画像読取装置。
【請求項9】
請求項6ないし8のいずれかに記載の画像読取装置において、前記アクセサリ部材が、DIMM、USBメモリのうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする画像読取装置。
【請求項10】
請求項6ないし9のいずれかに記載の画像読取装置において、前記施錠手段が紐部材を有し、前記紐部材により前記施錠手段を建造物等の固定物に固定可能であることを特徴とする画像読取装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2007−199159(P2007−199159A)
【公開日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−14932(P2006−14932)
【出願日】平成18年1月24日(2006.1.24)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】