画像形成装置
【課題】排紙収容枚数が少ないタイプと排紙収容枚数が多いタイプとに、簡単かつコスト安に変更できるようにした画像形成装置を提供する。
【解決手段】下段位置Dの給紙部2から供給された用紙に中段位置Mの画像形成部3と定着部4とで画像が形成された後に、上段位置Uの排紙部5A,5Bに排出されるようになったプリンター1A,1Bにおいて、プリンター1A,1Bの上段位置Uに、排紙収容枚数が少ない浅底の排紙部5Aを有する第1のトップカバー11Aと、排紙収容枚数が多い深底の排紙部5Bを有する第2のトップカバー11Bとを交換可能に取付けるようにして、トップカバー11A,11Bを交換するだけで、排紙収容枚数が少ないタイプと排紙収容枚数が多いタイプとに変更できるようになる。
【解決手段】下段位置Dの給紙部2から供給された用紙に中段位置Mの画像形成部3と定着部4とで画像が形成された後に、上段位置Uの排紙部5A,5Bに排出されるようになったプリンター1A,1Bにおいて、プリンター1A,1Bの上段位置Uに、排紙収容枚数が少ない浅底の排紙部5Aを有する第1のトップカバー11Aと、排紙収容枚数が多い深底の排紙部5Bを有する第2のトップカバー11Bとを交換可能に取付けるようにして、トップカバー11A,11Bを交換するだけで、排紙収容枚数が少ないタイプと排紙収容枚数が多いタイプとに変更できるようになる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばプリンターのような画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置において、タイプの異なる感光体ユニットを基本装置本体に交換可能に取付けて、印刷速度を選択できるようにした画像形成装置がある(特許文献1参照)。
【0003】
ところで、画像形成装置の上段位置に排紙部を設ける場合、排紙収容枚数が少ない(例えば約250枚)タイプでは、排紙部は浅底で良く、画像形成装置の上段位置に取付けるトップカバーの嵩を低くできるので、画像形成装置全体として高さの低いコンパクトな外観形状となる。また、排紙収容枚数が多い(例えば約500枚)タイプでは、排紙部は深底となり、画像形成装置の上段位置に取付けるトップカバーの嵩が高くなるので、画像形成装置全体として高さの高い外観形状となる。
【特許文献1】特開平6−110362号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、排紙収容枚数が少ないタイプの画像形成装置と排紙収容枚数が多いタイプの画像形成装置とは、メーカ側で別々に製造していたから、メーカ側でも両タイプの互換性をさほど考慮していなかったので、共通部品化率が低くてコスト高になるとともに、ユーザ側で排紙収容枚数が少ないタイプの画像形成装置を排紙収容枚数が多いタイプの画像形成装置に変更したい場合には、排紙収容枚数が多いタイプの画像形成装置を新たに購入しなければならないので、コスト高になるという問題があった。
【0005】
本発明は、前記問題を解消するためになされたもので、排紙収容枚数が少ないタイプと排紙収容枚数が多いタイプとに、簡単かつコスト安に変更できるようにした画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本発明は、下段位置の給紙部から供給された用紙に中段位置の画像形成部と定着部とで画像が形成された後に、上段位置の排紙部に排出されるようになった画像形成装置において、前記画像形成装置の上段位置に、排紙収容枚数が少ない浅底の排紙部を有する第1のトップカバーと、第1のトップカバーよりも嵩高で、排紙収容枚数が多い深底の排紙部を有する第2のトップカバーとを交換可能に取付けるようにしたことを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0007】
請求項2のように、前記画像形成部の現像部に、トナー収容量が少ない嵩低の第1のトナーコンテナと、トナー収容量が多い嵩高の第2のトナーコンテナとを交換可能に取付けるようにすることが好ましい。
【0008】
請求項3のように、前記浅底の排紙部の排紙収容枚数は約250枚であり、深底の排紙部の排紙収容枚数は約500枚である構成とすることができる。
【0009】
請求項4のように、前記画像形成装置は、プリンターであることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、画像形成装置の上段位置に取付けるトップカバーとして、排紙収容枚数が少ない浅底の排紙部を有する第1のトップカバーと、排紙収容枚数が多い深底の排紙部を有する第2のトップカバーとを用意して、排紙収容枚数が少ないタイプの画像形成装置を望む時には、画像形成装置の上段位置に第1のトップカバーを取付けるとともに、排紙収容枚数が多いタイプの画像形成装置を望む時には、画像形成装置の上段位置に第2のトップカバーを取付ける。
【0011】
このように、第1のトップカバーと第2のトップカバーとは、画像形成装置の上段位置に交換可能に取付けることができるので、トップカバーを交換するだけで、排紙収容枚数が少ないタイプと排紙収容枚数が多いタイプとに、メーカー側に限らずユーザー側でも簡単かつコスト安に変更できるようになる。
【0012】
請求項2のように、排紙収容枚数が多い深底の排紙部を有する第2のトップカバーに交換した場合、第1のトップカバー用のトナー収容量が少ない嵩低の第1のトナーコンテナでも良いが、第2のトップカバーは、第1のトップカバーよりも嵩高であるので、トナー収容量が多い嵩高の第2のトナーコンテナと交換できるようになる。
【0013】
請求項3のように、給紙部の給紙カセットに装填できる用紙枚数は、最大で約250枚か約500枚に設定されていることが多いので、それに対応する排紙収容枚数とすれば、排紙部の排紙収容スペースの過不足が無くなる。
【0014】
請求項4のように、プリンターは、用紙を上段位置の排紙部に排出することが多いので、特に有効である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】
図1〜図5は、本発明の実施形態に係る排紙収納枚数が少ない(例えばA4サイズ250枚)タイプのプリンター(画像形成装置の一例)1Aであり、図6〜図10は、本発明の実施形態に係る排紙収納枚数が多い(例えばA4サイズ500枚)タイプのプリンター(画像形成装置の一例)1Bである。
【0017】
先ず、図1〜図5の排紙収納枚数が少ない(例えばA4サイズ250枚)タイプのプリンター(画像形成装置の一例)1Aを説明する。
【0018】
プリンター1Aは、基本的には、図4のように、下段位置Dの給紙部2から供給された用紙に中段位置Mの画像形成部3と定着部4とで画像が形成された後に、上段位置Uの排紙部5Aに排出されるようになっている。
【0019】
四角箱状のプリンター本体7内には、図3のように、左右のフレーム8が配置されて、左右のフレーム8の下端部は、A4サイズの長辺に対応する横幅の下フレーム9で連結されている。
【0020】
左右のフレーム8の間の下半分(下段位置Dに相当)には、後述する給紙カセット26を着脱自在に格納する空間が形成され、左右のフレーム8の間の上半分(中段位置Mに相当)には、画像形成部3と定着部4とのユニット12(図3参照)が取付けられている。
【0021】
左右のフレーム8の外回り(下段位置Dと中段位置Mおよび上段位置Uの一部)は、外装カバー10で覆われているとともに、左右のフレーム8の上方開口部は、排紙部5Aを有するトップカバー(第1のトップカバー)11Aで覆われている。このトップカバー11Aは、左右のフレーム8の上部に着脱可能に取付けられている。
【0022】
図4のように、画像形成部3において、帯電装置13で図中A方向に回転する感光体ドラム14の周面が一様に帯電され、画像データに基づくレーザ光がLSU等の露光部15から感光体ドラム14の周面に照射されて静電潜像が形成され、感光体ドラム14の周面に形成された静電潜像に現像装置16からトナーが供給されることによって、感光体ドラム14の周面にトナー像が形成されるようになる。
【0023】
また、用紙が給紙部2から感光体ドラム14に向けて搬送され、転写ローラ(転写装置)18により感光体ドラム14の表面のトナー像が用紙の表面(転写面)に転写されるようになる。転写後の感光体ドラム14に残留したトナーは、クリーニングローラ19を備えたクリーニング装置20によって除去され、その後の感光体ドラム14の残留電荷は除電装置21によって除去されるようになる。
【0024】
そして、分離装置23で感光体ドラム14から分離された用紙は、定着部4の定着ローラ対24に搬送され、ここでトナー像が定着された用紙は、排出ユニット30Aの排出ローラ対25により排紙部5Aに排出されるようになっている。
【0025】
給紙部2には、プリンター本体7に着脱自在に取り付けられ、複数枚の用紙を積層させた状態で収納できる給紙カセット26を備えている。この給紙カセット26は、例えばA4サイズ500枚の用紙が収納可能な深さに設定されて、A4サイズ250枚用の給紙カセットとする時は、上げ底部材(不図示)を入れることで、A4サイズ250枚の用紙を収納可能な深さに変更できるようになっている。
【0026】
給紙カセット26には、収納されている用紙を取り出すためのピックアップローラ27と、このピックアップローラ27で取り出された用紙を1枚ずつ搬送路に送り出す(捌く)ための給紙ローラ28とが設けられており、その搬送路の感光体ドラム14の上流側(図中の右側)には、給紙ローラ28より送り出されてくる用紙を待機させるためのレジストローラ対29が設けられている。
【0027】
搬送路は、給紙カセット26から感光体ドラム14に向けて用紙を搬送するための第1搬送路31と、感光体ドラム14から定着ローラ対24に向けて用紙を搬送するための第2搬送路32と、定着ローラ対24から排出ユニット30Aの排出ローラ対25に向けて用紙を搬送するための第3搬送路33とを備えている。
【0028】
第1搬送路31は、プリンター本体7の下段位置Dと中段位置Mとの間で、図の右側でほぼ垂直に立ち上がり、中段位置Mで図の左側に向けて水平に延びて感光体ドラム14に至るように配置されている。
【0029】
第3搬送路33は、第1搬送路31とは反対側、つまりプリンター本体7の中段位置Mと上段位置Uとの間で、図の左側で定着ローラ対24からほぼ垂直に湾曲しながら立ち上がるように配置されている。
【0030】
第2搬送路32は、第1搬送路31と第3搬送路33とを連絡するために、プリンター本体7の中段位置Mで転写ローラ18から定着ローラ対24に至るまでほぼ水平に配置されている。
【0031】
プリンター本体7の中段位置Mの図の右側部には、手差しトレー35が取付けられ、図の左側部には、排紙トレー36が取付けられている。各トレー35,36は、使用時には図示の位置にそれぞれ横倒しされて、不使用時には、ヒンジ部によって、プリンター本体7の右側部と左側部とにそれぞれ沿う垂直位置に立て起こされるようになる。
【0032】
前記プリンター1Aの作動時における用紙搬送について説明する。給紙部2の給紙カセット26から用紙がピックアップローラ27で取り出され、その取り出された用紙が給紙ローラ28で捌かれて1枚づつ第1搬送路31に送り出される。この第1搬送路31に送り出された用紙は、一旦レジストローラ対29で待機状態とされる。
【0033】
そして、感光体ドラム14の表面にトナー像が形成されるのを待って、待機状態が解除されると、用紙は感光体ドラム14に向けて搬送され、感光体ドラム14に対向して配置された転写ローラ18により、感光体ドラム14の表面のトナー像が当該用紙の表面(転写面)に転写される。
【0034】
ついで、分離装置23で感光体ドラム14から分離された用紙は、第2搬送路32を通じて定着ローラ対24に向けて搬送される。そして、この定着ローラ対24でトナー像が定着された用紙は、第3搬送路33を通じて排出ローラ対25により排紙部5Aに排出される。
【0035】
なお、手差しトレー35と排紙トレー36との使用時には、手差しトレー35に用紙を送り込むと、用紙は第1搬送路31から感光体ドラム14に向けて搬送され、感光体ドラム14の表面のトナー像が用紙の表面(転写面)に転写され、第2搬送路32を通じて定着ローラ対24に向けて搬送され、定着ローラ対24でトナー像が定着された後に、排紙トレー36に排出されるようになる。
【0036】
排紙収納枚数が少ない(例えばA4サイズ250枚)タイプのプリンター(画像形成装置の一例)1Aのトップカバー11Aは、図5のように、排紙部5Aの深さE1が浅い浅底であるので、その分だけ嵩T1が低くなっている。
【0037】
また、第3搬送路33の排出ユニット30Aは、トップカバー11Aに取付けられて、第2搬送路32から排出ローラ対25までの距離が短いので、その分だけ高さH1(図4参照)が低くなっている。
【0038】
さらに、現像装置16のトナーコンテナ(第1のトナーコンテナ)17Aは、図2(a)のように、トップカバー11Aの前蓋11aを開くことで、トナー交換できるようになっているが、トップカバー11Aの嵩T1が低いので、その分だけ嵩S1が低くなっている。つまり、トナー収容量が少ないことになる。
【0039】
次に、図6〜図10の排紙収納枚数が多い(例えばA4サイズ500枚)タイプのプリンター(画像形成装置の一例)1Bを説明する。
【0040】
プリンター1Bは、図1〜図5の排紙収納枚数が少ない(例えばA4サイズ250枚)タイプのプリンター1Aと相違するのは、排紙収容枚数が少ない浅底の排紙部5Aを有するトップカバー11Aに代えて、トップカバー11Aよりも嵩高で、排紙収容枚数が多い深底の排紙部5Bを有するトップカバー(第2のトップカバー)11Bに交換した点である。前述したように、トップカバー11Aは、左右のフレーム8の上部に着脱可能に取付けられていて、このトップカバー11Aを左右のフレーム8の上部から取外して、代わりに、トップカバー11Bを取付ける。
【0041】
すなわち、排紙収納枚数が多い(例えばA4サイズ500枚)タイプのプリンター(画像形成装置の一例)1Bのトップカバー11Bは、図10のように、排紙部5Bの深さE2が深い深底であるので(E2>E1)、その分だけ嵩T2が高くなっている(T2>T1)。
【0042】
また、第3搬送路33の排出ユニット30Bは、トップカバー11Bに取付けられて、第2搬送路32から排出ローラ対25までの距離が長いので、その分だけ高さH2(図9参照)が高くなっている(H2>H1)。
【0043】
さらに、現像装置16のトナーコンテナ(第2のトナーコンテナ)17Bは、図7(a)のように、トップカバー11Bの前蓋11aを開くことで、トナー交換できるようになっているが、トップカバー11Bの嵩T2が高いので、その分だけ嵩S2を高くできる(S2>S1)。つまり、トナー収容量が多いことになる。
【0044】
前記プリンター1A,1Bであれば、プリンター1A,1Bの上段位置Uに取付けるトップカバー11A,11Bとして、排紙収容枚数が少ない(例えばA4サイズ250枚)浅底の排紙部5Aを有するトップカバー11Aと、排紙収容枚数が多い(例えばA4サイズ500枚)深底の排紙部5Bを有するトップカバー11Bとを用意して、排紙収容枚数が少ないタイプのプリンター1Aを望む時には、プリンター1Aの上段位置Uにトップカバー11Aを取付けるとともに、排紙収容枚数が多いタイプのプリンター1Bを望む時には、プリンター1Bの上段位置Uにトップカバー11Bを取付ける。
【0045】
このように、トップカバー11Aとトップカバー11Bとは、プリンター1A,1Bの上段位置Uに交換可能に取付けることができるので、トップカバー11A,11Bを交換するだけで、排紙収容枚数が少ないタイプと排紙収容枚数が多いタイプとに、メーカー側に限らずユーザー側でも簡単かつコスト安に変更できるようになる。
【0046】
また、排紙収容枚数が多い深底の排紙部5Bを有するトップカバー11Bに交換した場合、トップカバー11A用のトナー収容量が少ない嵩低の第1のトナーコンテナ17Aでも良いが、トップカバー11Bは、トップカバー11Aよりも嵩高であるので、トナー収容量が多い嵩高のトナーコンテナ17Bと交換できるようになる。
【0047】
さらに、給紙部2の給紙カセット26に装填できる用紙枚数は、最大で約250枚か約500枚に設定されていることが多いので、それに対応する排紙収容枚数とすれば、排紙部5A,5Bの排紙収容スペースの過不足が無くなる。
【0048】
前記実施形態は、プリンター1A,1Bについて説明したが、プリンター1A,1Bは、用紙を上段位置Uの排紙部5A,5Bに排出することが多いので、特に有効であるが、複写機、ファクシミリ、複合機その他の画像形成装置にも本発明を適用できることはもちろんである。
【0049】
前記実施形態は、A4サイズのプリンター1A,1Bであったが、図11および図12に示すように、排紙収納枚数が少ない(例えばA3サイズ250枚)タイプのプリンター(画像形成装置の一例)1Cであっても良い。なお、図示はしないが、排紙収納枚数が多い(例えばA3サイズ500枚)タイプのプリンター1Dも同様である。
【0050】
この場合、図12のように、A4サイズのプリンター1Aの左右のフレーム8、このフレーム8を覆う左右の外装カバー部分はそのまま用いるようにして、A4サイズの下フレーム9は、A3サイズの長辺に対応する横幅に拡大した下フレーム9´に変更するとともに、A4サイズのユニット12と排出ユニット30Aは、それぞれA3サイズに対応する横幅に拡大したユニット12´と排出ユニット30A´とに変更する。同様に、A4サイズの外装カバー10やトップカバー11A等もA3サイズに対応する横幅に拡大した外装カバー10´やトップカバー11A´に変更する。
【0051】
このように、A4サイズのプリンター1A,1Bの左右のフレーム8および左右のフレーム8を覆う左右の外装カバーは、A3サイズのプリンター1C,1Dに共通化できるとともに、A4サイズのプリンター1A,1Bの下フレーム9、ユニット12、排出ユニット30A、外装カバー10、トップカバー11A等もA3サイズに対応する横幅に拡大するだけであるから、A4サイズのプリンター1A,1BとA3サイズのプリンター1C,1Dの部品の互換率および設計の共通化率が高まって、コスト削減等に寄与できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の実施形態に係るA4サイズの排紙収納枚数が少ないタイプのプリンターであり、(a)は斜視図、(b)はトップカバーの前蓋を開いた斜視図である。
【図2】図1のプリンターであり、(a)はトップカバーの前蓋を開いてトナーコンテナを交換する時の斜視図、(b)はトナーコンテナの斜視図である。
【図3】図1のプリンターの内部構造の分解斜視図である。
【図4】図1のプリンターの側面断面図である。
【図5】図1のプリンターのトップカバーであり、(a)は斜視図、(b)は裏面の斜視図である。
【図6】本発明の実施形態に係るA4サイズの排紙収納枚数が多いタイプのプリンターであり、(a)は斜視図、(b)はトップカバーの前蓋を開いた斜視図である。
【図7】図6のプリンターであり、(a)はトップカバーの前蓋を開いてトナーコンテナを交換する時の斜視図、(b)はトナーコンテナの斜視図である。
【図8】図6のプリンターの内部構造の分解斜視図である。
【図9】図6のプリンターの側面断面図である。
【図10】図6のプリンターのトップカバーであり、(a)は斜視図、(b)は裏面の斜視図である。
【図11】A3サイズの排紙収納枚数が少ないタイプのプリンターの斜視図である。
【図12】図11のプリンターの内部構造の分解斜視図である。
【符号の説明】
【0053】
1A,1B プリンター(画像形成装置)
2 給紙部
3 画像形成部
4 定着部
5A,5B 排紙部
7 プリンター本体
11A トップカバー(第1のトップカバー)
11B トップカバー(第2のトップカバー)
17A,17B トナーコンテナ
30A,30B 排出ユニット
D 下段位置
M 中段位置
U 上段位置
E1,E2 深さ
H1,H2 高さ
S1,S2 嵩
T1,T2 嵩
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばプリンターのような画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置において、タイプの異なる感光体ユニットを基本装置本体に交換可能に取付けて、印刷速度を選択できるようにした画像形成装置がある(特許文献1参照)。
【0003】
ところで、画像形成装置の上段位置に排紙部を設ける場合、排紙収容枚数が少ない(例えば約250枚)タイプでは、排紙部は浅底で良く、画像形成装置の上段位置に取付けるトップカバーの嵩を低くできるので、画像形成装置全体として高さの低いコンパクトな外観形状となる。また、排紙収容枚数が多い(例えば約500枚)タイプでは、排紙部は深底となり、画像形成装置の上段位置に取付けるトップカバーの嵩が高くなるので、画像形成装置全体として高さの高い外観形状となる。
【特許文献1】特開平6−110362号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、排紙収容枚数が少ないタイプの画像形成装置と排紙収容枚数が多いタイプの画像形成装置とは、メーカ側で別々に製造していたから、メーカ側でも両タイプの互換性をさほど考慮していなかったので、共通部品化率が低くてコスト高になるとともに、ユーザ側で排紙収容枚数が少ないタイプの画像形成装置を排紙収容枚数が多いタイプの画像形成装置に変更したい場合には、排紙収容枚数が多いタイプの画像形成装置を新たに購入しなければならないので、コスト高になるという問題があった。
【0005】
本発明は、前記問題を解消するためになされたもので、排紙収容枚数が少ないタイプと排紙収容枚数が多いタイプとに、簡単かつコスト安に変更できるようにした画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本発明は、下段位置の給紙部から供給された用紙に中段位置の画像形成部と定着部とで画像が形成された後に、上段位置の排紙部に排出されるようになった画像形成装置において、前記画像形成装置の上段位置に、排紙収容枚数が少ない浅底の排紙部を有する第1のトップカバーと、第1のトップカバーよりも嵩高で、排紙収容枚数が多い深底の排紙部を有する第2のトップカバーとを交換可能に取付けるようにしたことを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0007】
請求項2のように、前記画像形成部の現像部に、トナー収容量が少ない嵩低の第1のトナーコンテナと、トナー収容量が多い嵩高の第2のトナーコンテナとを交換可能に取付けるようにすることが好ましい。
【0008】
請求項3のように、前記浅底の排紙部の排紙収容枚数は約250枚であり、深底の排紙部の排紙収容枚数は約500枚である構成とすることができる。
【0009】
請求項4のように、前記画像形成装置は、プリンターであることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、画像形成装置の上段位置に取付けるトップカバーとして、排紙収容枚数が少ない浅底の排紙部を有する第1のトップカバーと、排紙収容枚数が多い深底の排紙部を有する第2のトップカバーとを用意して、排紙収容枚数が少ないタイプの画像形成装置を望む時には、画像形成装置の上段位置に第1のトップカバーを取付けるとともに、排紙収容枚数が多いタイプの画像形成装置を望む時には、画像形成装置の上段位置に第2のトップカバーを取付ける。
【0011】
このように、第1のトップカバーと第2のトップカバーとは、画像形成装置の上段位置に交換可能に取付けることができるので、トップカバーを交換するだけで、排紙収容枚数が少ないタイプと排紙収容枚数が多いタイプとに、メーカー側に限らずユーザー側でも簡単かつコスト安に変更できるようになる。
【0012】
請求項2のように、排紙収容枚数が多い深底の排紙部を有する第2のトップカバーに交換した場合、第1のトップカバー用のトナー収容量が少ない嵩低の第1のトナーコンテナでも良いが、第2のトップカバーは、第1のトップカバーよりも嵩高であるので、トナー収容量が多い嵩高の第2のトナーコンテナと交換できるようになる。
【0013】
請求項3のように、給紙部の給紙カセットに装填できる用紙枚数は、最大で約250枚か約500枚に設定されていることが多いので、それに対応する排紙収容枚数とすれば、排紙部の排紙収容スペースの過不足が無くなる。
【0014】
請求項4のように、プリンターは、用紙を上段位置の排紙部に排出することが多いので、特に有効である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】
図1〜図5は、本発明の実施形態に係る排紙収納枚数が少ない(例えばA4サイズ250枚)タイプのプリンター(画像形成装置の一例)1Aであり、図6〜図10は、本発明の実施形態に係る排紙収納枚数が多い(例えばA4サイズ500枚)タイプのプリンター(画像形成装置の一例)1Bである。
【0017】
先ず、図1〜図5の排紙収納枚数が少ない(例えばA4サイズ250枚)タイプのプリンター(画像形成装置の一例)1Aを説明する。
【0018】
プリンター1Aは、基本的には、図4のように、下段位置Dの給紙部2から供給された用紙に中段位置Mの画像形成部3と定着部4とで画像が形成された後に、上段位置Uの排紙部5Aに排出されるようになっている。
【0019】
四角箱状のプリンター本体7内には、図3のように、左右のフレーム8が配置されて、左右のフレーム8の下端部は、A4サイズの長辺に対応する横幅の下フレーム9で連結されている。
【0020】
左右のフレーム8の間の下半分(下段位置Dに相当)には、後述する給紙カセット26を着脱自在に格納する空間が形成され、左右のフレーム8の間の上半分(中段位置Mに相当)には、画像形成部3と定着部4とのユニット12(図3参照)が取付けられている。
【0021】
左右のフレーム8の外回り(下段位置Dと中段位置Mおよび上段位置Uの一部)は、外装カバー10で覆われているとともに、左右のフレーム8の上方開口部は、排紙部5Aを有するトップカバー(第1のトップカバー)11Aで覆われている。このトップカバー11Aは、左右のフレーム8の上部に着脱可能に取付けられている。
【0022】
図4のように、画像形成部3において、帯電装置13で図中A方向に回転する感光体ドラム14の周面が一様に帯電され、画像データに基づくレーザ光がLSU等の露光部15から感光体ドラム14の周面に照射されて静電潜像が形成され、感光体ドラム14の周面に形成された静電潜像に現像装置16からトナーが供給されることによって、感光体ドラム14の周面にトナー像が形成されるようになる。
【0023】
また、用紙が給紙部2から感光体ドラム14に向けて搬送され、転写ローラ(転写装置)18により感光体ドラム14の表面のトナー像が用紙の表面(転写面)に転写されるようになる。転写後の感光体ドラム14に残留したトナーは、クリーニングローラ19を備えたクリーニング装置20によって除去され、その後の感光体ドラム14の残留電荷は除電装置21によって除去されるようになる。
【0024】
そして、分離装置23で感光体ドラム14から分離された用紙は、定着部4の定着ローラ対24に搬送され、ここでトナー像が定着された用紙は、排出ユニット30Aの排出ローラ対25により排紙部5Aに排出されるようになっている。
【0025】
給紙部2には、プリンター本体7に着脱自在に取り付けられ、複数枚の用紙を積層させた状態で収納できる給紙カセット26を備えている。この給紙カセット26は、例えばA4サイズ500枚の用紙が収納可能な深さに設定されて、A4サイズ250枚用の給紙カセットとする時は、上げ底部材(不図示)を入れることで、A4サイズ250枚の用紙を収納可能な深さに変更できるようになっている。
【0026】
給紙カセット26には、収納されている用紙を取り出すためのピックアップローラ27と、このピックアップローラ27で取り出された用紙を1枚ずつ搬送路に送り出す(捌く)ための給紙ローラ28とが設けられており、その搬送路の感光体ドラム14の上流側(図中の右側)には、給紙ローラ28より送り出されてくる用紙を待機させるためのレジストローラ対29が設けられている。
【0027】
搬送路は、給紙カセット26から感光体ドラム14に向けて用紙を搬送するための第1搬送路31と、感光体ドラム14から定着ローラ対24に向けて用紙を搬送するための第2搬送路32と、定着ローラ対24から排出ユニット30Aの排出ローラ対25に向けて用紙を搬送するための第3搬送路33とを備えている。
【0028】
第1搬送路31は、プリンター本体7の下段位置Dと中段位置Mとの間で、図の右側でほぼ垂直に立ち上がり、中段位置Mで図の左側に向けて水平に延びて感光体ドラム14に至るように配置されている。
【0029】
第3搬送路33は、第1搬送路31とは反対側、つまりプリンター本体7の中段位置Mと上段位置Uとの間で、図の左側で定着ローラ対24からほぼ垂直に湾曲しながら立ち上がるように配置されている。
【0030】
第2搬送路32は、第1搬送路31と第3搬送路33とを連絡するために、プリンター本体7の中段位置Mで転写ローラ18から定着ローラ対24に至るまでほぼ水平に配置されている。
【0031】
プリンター本体7の中段位置Mの図の右側部には、手差しトレー35が取付けられ、図の左側部には、排紙トレー36が取付けられている。各トレー35,36は、使用時には図示の位置にそれぞれ横倒しされて、不使用時には、ヒンジ部によって、プリンター本体7の右側部と左側部とにそれぞれ沿う垂直位置に立て起こされるようになる。
【0032】
前記プリンター1Aの作動時における用紙搬送について説明する。給紙部2の給紙カセット26から用紙がピックアップローラ27で取り出され、その取り出された用紙が給紙ローラ28で捌かれて1枚づつ第1搬送路31に送り出される。この第1搬送路31に送り出された用紙は、一旦レジストローラ対29で待機状態とされる。
【0033】
そして、感光体ドラム14の表面にトナー像が形成されるのを待って、待機状態が解除されると、用紙は感光体ドラム14に向けて搬送され、感光体ドラム14に対向して配置された転写ローラ18により、感光体ドラム14の表面のトナー像が当該用紙の表面(転写面)に転写される。
【0034】
ついで、分離装置23で感光体ドラム14から分離された用紙は、第2搬送路32を通じて定着ローラ対24に向けて搬送される。そして、この定着ローラ対24でトナー像が定着された用紙は、第3搬送路33を通じて排出ローラ対25により排紙部5Aに排出される。
【0035】
なお、手差しトレー35と排紙トレー36との使用時には、手差しトレー35に用紙を送り込むと、用紙は第1搬送路31から感光体ドラム14に向けて搬送され、感光体ドラム14の表面のトナー像が用紙の表面(転写面)に転写され、第2搬送路32を通じて定着ローラ対24に向けて搬送され、定着ローラ対24でトナー像が定着された後に、排紙トレー36に排出されるようになる。
【0036】
排紙収納枚数が少ない(例えばA4サイズ250枚)タイプのプリンター(画像形成装置の一例)1Aのトップカバー11Aは、図5のように、排紙部5Aの深さE1が浅い浅底であるので、その分だけ嵩T1が低くなっている。
【0037】
また、第3搬送路33の排出ユニット30Aは、トップカバー11Aに取付けられて、第2搬送路32から排出ローラ対25までの距離が短いので、その分だけ高さH1(図4参照)が低くなっている。
【0038】
さらに、現像装置16のトナーコンテナ(第1のトナーコンテナ)17Aは、図2(a)のように、トップカバー11Aの前蓋11aを開くことで、トナー交換できるようになっているが、トップカバー11Aの嵩T1が低いので、その分だけ嵩S1が低くなっている。つまり、トナー収容量が少ないことになる。
【0039】
次に、図6〜図10の排紙収納枚数が多い(例えばA4サイズ500枚)タイプのプリンター(画像形成装置の一例)1Bを説明する。
【0040】
プリンター1Bは、図1〜図5の排紙収納枚数が少ない(例えばA4サイズ250枚)タイプのプリンター1Aと相違するのは、排紙収容枚数が少ない浅底の排紙部5Aを有するトップカバー11Aに代えて、トップカバー11Aよりも嵩高で、排紙収容枚数が多い深底の排紙部5Bを有するトップカバー(第2のトップカバー)11Bに交換した点である。前述したように、トップカバー11Aは、左右のフレーム8の上部に着脱可能に取付けられていて、このトップカバー11Aを左右のフレーム8の上部から取外して、代わりに、トップカバー11Bを取付ける。
【0041】
すなわち、排紙収納枚数が多い(例えばA4サイズ500枚)タイプのプリンター(画像形成装置の一例)1Bのトップカバー11Bは、図10のように、排紙部5Bの深さE2が深い深底であるので(E2>E1)、その分だけ嵩T2が高くなっている(T2>T1)。
【0042】
また、第3搬送路33の排出ユニット30Bは、トップカバー11Bに取付けられて、第2搬送路32から排出ローラ対25までの距離が長いので、その分だけ高さH2(図9参照)が高くなっている(H2>H1)。
【0043】
さらに、現像装置16のトナーコンテナ(第2のトナーコンテナ)17Bは、図7(a)のように、トップカバー11Bの前蓋11aを開くことで、トナー交換できるようになっているが、トップカバー11Bの嵩T2が高いので、その分だけ嵩S2を高くできる(S2>S1)。つまり、トナー収容量が多いことになる。
【0044】
前記プリンター1A,1Bであれば、プリンター1A,1Bの上段位置Uに取付けるトップカバー11A,11Bとして、排紙収容枚数が少ない(例えばA4サイズ250枚)浅底の排紙部5Aを有するトップカバー11Aと、排紙収容枚数が多い(例えばA4サイズ500枚)深底の排紙部5Bを有するトップカバー11Bとを用意して、排紙収容枚数が少ないタイプのプリンター1Aを望む時には、プリンター1Aの上段位置Uにトップカバー11Aを取付けるとともに、排紙収容枚数が多いタイプのプリンター1Bを望む時には、プリンター1Bの上段位置Uにトップカバー11Bを取付ける。
【0045】
このように、トップカバー11Aとトップカバー11Bとは、プリンター1A,1Bの上段位置Uに交換可能に取付けることができるので、トップカバー11A,11Bを交換するだけで、排紙収容枚数が少ないタイプと排紙収容枚数が多いタイプとに、メーカー側に限らずユーザー側でも簡単かつコスト安に変更できるようになる。
【0046】
また、排紙収容枚数が多い深底の排紙部5Bを有するトップカバー11Bに交換した場合、トップカバー11A用のトナー収容量が少ない嵩低の第1のトナーコンテナ17Aでも良いが、トップカバー11Bは、トップカバー11Aよりも嵩高であるので、トナー収容量が多い嵩高のトナーコンテナ17Bと交換できるようになる。
【0047】
さらに、給紙部2の給紙カセット26に装填できる用紙枚数は、最大で約250枚か約500枚に設定されていることが多いので、それに対応する排紙収容枚数とすれば、排紙部5A,5Bの排紙収容スペースの過不足が無くなる。
【0048】
前記実施形態は、プリンター1A,1Bについて説明したが、プリンター1A,1Bは、用紙を上段位置Uの排紙部5A,5Bに排出することが多いので、特に有効であるが、複写機、ファクシミリ、複合機その他の画像形成装置にも本発明を適用できることはもちろんである。
【0049】
前記実施形態は、A4サイズのプリンター1A,1Bであったが、図11および図12に示すように、排紙収納枚数が少ない(例えばA3サイズ250枚)タイプのプリンター(画像形成装置の一例)1Cであっても良い。なお、図示はしないが、排紙収納枚数が多い(例えばA3サイズ500枚)タイプのプリンター1Dも同様である。
【0050】
この場合、図12のように、A4サイズのプリンター1Aの左右のフレーム8、このフレーム8を覆う左右の外装カバー部分はそのまま用いるようにして、A4サイズの下フレーム9は、A3サイズの長辺に対応する横幅に拡大した下フレーム9´に変更するとともに、A4サイズのユニット12と排出ユニット30Aは、それぞれA3サイズに対応する横幅に拡大したユニット12´と排出ユニット30A´とに変更する。同様に、A4サイズの外装カバー10やトップカバー11A等もA3サイズに対応する横幅に拡大した外装カバー10´やトップカバー11A´に変更する。
【0051】
このように、A4サイズのプリンター1A,1Bの左右のフレーム8および左右のフレーム8を覆う左右の外装カバーは、A3サイズのプリンター1C,1Dに共通化できるとともに、A4サイズのプリンター1A,1Bの下フレーム9、ユニット12、排出ユニット30A、外装カバー10、トップカバー11A等もA3サイズに対応する横幅に拡大するだけであるから、A4サイズのプリンター1A,1BとA3サイズのプリンター1C,1Dの部品の互換率および設計の共通化率が高まって、コスト削減等に寄与できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の実施形態に係るA4サイズの排紙収納枚数が少ないタイプのプリンターであり、(a)は斜視図、(b)はトップカバーの前蓋を開いた斜視図である。
【図2】図1のプリンターであり、(a)はトップカバーの前蓋を開いてトナーコンテナを交換する時の斜視図、(b)はトナーコンテナの斜視図である。
【図3】図1のプリンターの内部構造の分解斜視図である。
【図4】図1のプリンターの側面断面図である。
【図5】図1のプリンターのトップカバーであり、(a)は斜視図、(b)は裏面の斜視図である。
【図6】本発明の実施形態に係るA4サイズの排紙収納枚数が多いタイプのプリンターであり、(a)は斜視図、(b)はトップカバーの前蓋を開いた斜視図である。
【図7】図6のプリンターであり、(a)はトップカバーの前蓋を開いてトナーコンテナを交換する時の斜視図、(b)はトナーコンテナの斜視図である。
【図8】図6のプリンターの内部構造の分解斜視図である。
【図9】図6のプリンターの側面断面図である。
【図10】図6のプリンターのトップカバーであり、(a)は斜視図、(b)は裏面の斜視図である。
【図11】A3サイズの排紙収納枚数が少ないタイプのプリンターの斜視図である。
【図12】図11のプリンターの内部構造の分解斜視図である。
【符号の説明】
【0053】
1A,1B プリンター(画像形成装置)
2 給紙部
3 画像形成部
4 定着部
5A,5B 排紙部
7 プリンター本体
11A トップカバー(第1のトップカバー)
11B トップカバー(第2のトップカバー)
17A,17B トナーコンテナ
30A,30B 排出ユニット
D 下段位置
M 中段位置
U 上段位置
E1,E2 深さ
H1,H2 高さ
S1,S2 嵩
T1,T2 嵩
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下段位置の給紙部から供給された用紙に中段位置の画像形成部と定着部とで画像が形成された後に、上段位置の排紙部に排出されるようになった画像形成装置において、
前記画像形成装置の上段位置に、排紙収容枚数が少ない浅底の排紙部を有する第1のトップカバーと、第1のトップカバーよりも嵩高で、排紙収容枚数が多い深底の排紙部を有する第2のトップカバーとを交換可能に取付けるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記画像形成部の現像部に、トナー収容量が少ない嵩低の第1のトナーコンテナと、トナー収容量が多い嵩高の第2のトナーコンテナとを交換可能に取付けるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記浅底の排紙部の排紙収容枚数は約250枚であり、深底の排紙部の排紙収容枚数は約500枚であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像形成装置は、プリンターであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項1】
下段位置の給紙部から供給された用紙に中段位置の画像形成部と定着部とで画像が形成された後に、上段位置の排紙部に排出されるようになった画像形成装置において、
前記画像形成装置の上段位置に、排紙収容枚数が少ない浅底の排紙部を有する第1のトップカバーと、第1のトップカバーよりも嵩高で、排紙収容枚数が多い深底の排紙部を有する第2のトップカバーとを交換可能に取付けるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記画像形成部の現像部に、トナー収容量が少ない嵩低の第1のトナーコンテナと、トナー収容量が多い嵩高の第2のトナーコンテナとを交換可能に取付けるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記浅底の排紙部の排紙収容枚数は約250枚であり、深底の排紙部の排紙収容枚数は約500枚であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像形成装置は、プリンターであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2007−93828(P2007−93828A)
【公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−281124(P2005−281124)
【出願日】平成17年9月28日(2005.9.28)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年9月28日(2005.9.28)
【出願人】(000006150)京セラミタ株式会社 (13,173)
【Fターム(参考)】
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