説明

異種水硬性材料の搬送方法及び搬送装置

【課題】共通のバッチャープラント2で製造された流動性の異なる2種類の水硬性材料を効率よく打設現場に搬送できるようにする。
【解決手段】流動性の低い第1種の水硬性材料を搬送するケーブルクレーンと、流動性の高い第2種の水硬性材料を搬送するパイプライン4とを備える。バッチャープラント2の側方にケーブルクレーンのバケット31を置くバケットヤード32を設けると共に、バッチャープラント2の排出口21の直下位置又はこの直下位置に隣接した位置にパイプラインの始端の投入口42を設ける。第1種の水硬性材料を製造したときは、排出口21に臨む受取位置に移動させたベルトフィーダ6とベルトコンベア7とを介してバケット31に第1種の水硬性材料を投入する。第2種の水硬性材料を製造したときは、受取位置に移動させたホッパー8を介して投入口42に第2種の水硬性材料を投入する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ダム堤体の造成現場等の打設現場に流動性の異なる2種類の水硬性材料、例えば流動性の低い水硬性材料であるコンクリートと流動性の高い水硬性材料であるモルタルとを搬送する異種水硬性材料の搬送方法及び搬送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ダム堤体の造成に際しては、モルタルを打設してその上にコンクリートを打設することを繰り返す。モルタルは先に打設したコンクリートとその上に打設されるコンクリートとを結合する接着剤として機能する。
【0003】
一般的に、ダム堤体の造成現場には、この現場から離れた場所に設置したバッチャープラントで製造されたコンクリートをケーブルクレーンで搬送し、一方、モルタルはダム堤体の造成現場で製造している。然し、これでは、モルタル専用の製造設備が必要になり、コストが嵩む。
【0004】
ところで、従来、コンクリートを搬送する複数のケーブルクレーンを備えるものにおいて、ケーブルクレーンに吊持されるバケットを置くバケットヤードをバッチャープラントの側方にケーブルクレーン毎に位置をずらして設けると共に、これらバケットヤードに対応する複数のベルトコンベアを上下方向に重ねた多重構造で配置し、バッチャープラントの排出口から排出されるコンクリートをベルトフィーダを介してこれらベルトコンベアに選択的に受け渡し、各バケットヤードに存するバケットに対応するベルトコンベアを介してコンクリートを投入するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
ここで、共通のバッチャープラントでコンクリートとモルタルとを製造すると共に、コンクリート用のケーブルクレーンとモルタル用のケーブルクレーンとを設ければ、上記特許文献1に記載の従来技術を利用して、コンクリート用ベルトコンベアとモルタル用ベルトコンベアとを上下方向に重ね、これらベルトコンベアとケーブルクレーンとによりコンクリートとモルタルとをダム堤体の造成現場に搬送することができる。即ち、バッチャープラントでコンクリートを製造したときは、コンクリート用ケーブルクレーンのバケットヤードに存するバケットにバッチャープラントの排出口からベルトフィーダとコンクリート用ベルトコンベアとを介してコンクリートを投入した後、コンクリート用ケーブルクレーンでダム堤体の造成現場にコンクリートを搬送することができる。また、バッチャープラントでモルタルを製造したときは、モルタル用ケーブルクレーンのバケットヤードに存するバケットにバッチャープラントの排出口からベルトフィーダとモルタル用ベルトコンベアとを介してモルタルを投入した後、モルタル用ケーブルクレーンでダム堤体の造成現場にモルタルを搬送することができる。
【0006】
これによれば、モルタル専用の製造設備が不要になり、コストダウンを図ることができる。然し、このものでは以下の不具合を生ずる。即ち、モルタルは流動性が高いため、ベルトコンベアによる搬送中にベルトコンベアからモルタルが垂れ落ちやすくなる。そして、このような搬送中の垂れ落ちでモルタルの搬送効率が悪くなる。
【特許文献1】特開平11−131800号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、以上の点に鑑み、共通のバッチャープラントで製造された流動性の異なる2種類の水硬性材料を効率よく打設現場に搬送できるようにした異種水硬性材料の搬送方法及び搬送装置を提供することをその課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本願の第1発明は、共通のバッチャープラントで製造された流動性の異なる2種類の水硬性材料を打設現場に搬送する異種水硬性材料の搬送方法であって、流動性の低い第1種の水硬性材料を搬送する第1の搬送手段と、流動性の高い第2種の水硬性材料を搬送する第2の搬送手段とを備え、バッチャープラントの側方に第1の搬送手段に対する投入部を設けると共に、バッチャープラントの排出口の直下位置又はこの直下位置に隣接した位置に第2の搬送手段に対する投入部を設け、バッチャープラントで第1種の水硬性材料を製造したときは、第1の搬送手段に対する投入部にバッチャープラントの排出口からベルトフィーダを介して第1種の水硬性材料を投入し、バッチャープラントで第2種の水硬性材料を製造したときは、第2の搬送手段に対する投入部にバッチャープラントの排出口からホッパーを介して第2種の水硬性材料を投入することを特徴とする。
【0009】
また、本願の第2発明は、上記第1発明の搬送方法の実施に用いる異種水硬性材料の搬送装置であって、上記ベルトフィーダの長手方向をX軸方向として、ベルトフィーダはそのX軸方向一方の端部がバッチャープラントの排出口に臨む受取位置とこの受取位置からX軸方向他方に変位した退避位置とに移動自在に設けられ、上記ホッパーはバッチャープラントの排出口に臨む受取位置とこの受取位置からX軸方向一方に変位した退避位置とに移動自在に設けられることを特徴とする。
【0010】
上記第1発明の搬送方法によれば、バッチャープラントで製造された流動性の低いコンクリート等の第1種の水硬性材料は、ベルトフィーダを介して第1の搬送手段に対する投入部に投入された後、第1の搬送手段により打設現場に搬送される。一方、バッチャープラントで製造された流動性の高いモルタル等の第2種の水硬性材料はホッパーを介して第2の搬送手段に対する投入部に投入される。ここで、第2の搬送手段に対する投入部はバッチャープラントの排出口の直下位置又はこれに隣接する位置に設けられているため、この排出口から排出される第2種の水硬性材料を水平方向に搬送する必要がない。従って、バッチャープラントの排出口から排出される第2種の水硬性材料を外部に垂れ落すことなくホッパーを介して効率よく第2の搬送手段に対する投入部に投入できる。
【0011】
ところで、第1種の水硬性材料を打設現場に能率よく搬送するには、第1の搬送手段をケーブルクレーンで構成することが望ましく、また、第2種の水硬性材料を搬送中の垂れ落ちを生ずることなく効率よく搬送するには、第2の搬送手段をパイプラインで構成することが望ましい。この場合、第1の搬送手段に対する投入部はケーブルクレーンに吊持されるバケットを置くバケットヤードで構成される。そして、このバケットヤードに存するバケットにベルトフィーダを介して第1種の水硬性材料が投入されるようにする。一方、第2の搬送手段に対する投入部はパイプラインの始端の投入口で構成される。そして、この投入口にホッパを介して第2種の水硬性材料が投入されるようにする。
【0012】
また、上記第2発明の搬送装置によれば、ベルトフィーダを受取位置に移動させると共にホッパーを退避位置に移動させることにより、バッチャープラントの排出口から排出される第1種の水硬性材料をベルトフィーダとベルトコンベアとを介して第1の搬送手段に対する投入部に確実に投入でき、これとは逆に、ベルトフィーダを退避位置に移動させると共にホッパーを受取位置に移動させることにより、バッチャープラントの排出口から排出される第2種の水硬性材料をホッパを介して第2の搬送手段に対する投入部に確実に投入できる。そして、ベルトフィーダ及びホッパーの移動だけで2種類の水硬性材料の搬送の切替に対処できるため、作業が容易になる。
【0013】
また、第2発明の搬送装置においては、バッチャープラントの排出口からX軸方向一方に離れた部分とX軸方向他方に離れた部分との間に延在する第1ガイドレールを備え、第1ガイドレールにホッパーとベルトフィーダのX軸方向一方の端部とが夫々移動自在に吊持されると共に、バッチャープラントの排出口からX軸方向他方に離れた部分に、ベルトフィーダのX軸方向他方の端部を下方から移動自在に支持するX軸方向に長手の第2ガイドレールが設けられていることが望ましい。これによれば、ベルトフィーダが第1ガイドレールと第2ガイドレールとで両端支持されて、ベルトフィーダの支持の安定性が確保される。更に、第1ガイドレールはベルトフィーダだけでなくホッパーの支持に兼用されるため、ホッパー専用のガイドレールが不要になり、構造が簡単になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1を参照して、1は造成中のダム堤体、2はダム堤体1から離れた場所に設置したバッチャープラントを示している。このバッチャープラント2は、セメント、砂、砂利等の骨材及び水を所要の割合で混練して流動性の比較的低い水硬性材料たるコンクリートを製造すると共に、セメント、砂及び水を所要の割合で混練して流動性の比較的高い水硬性材料たるモルタルも製造する。バッチャープラント2で製造されたコンクリートは第1の搬送手段たるケーブルクレーン3によりダム堤体1の打設現場に搬送される。また、バッチャープラント2で製造されたモルタルは第2の搬送手段たるパイプライン4により搬送される。パイプライン4で搬送されたモルタルはダム堤体1上のモルタル専用運搬車5に積み込まれ、この運搬車5により打設現場に搬送される。そして、モルタルを打設してその上にコンクリートを打設することを繰り返し、ダム堤体1を造成する。
【0015】
バッチャープラント2の側方には、ケーブルクレーン3に吊持されるバケット31を置くバケットヤード32が設けられている。また、図2を参照して、バッチャープラント2の排出口21の直下位置に隣接する位置には、パイプライン4の始端に設けたアジテータタンク41上のホッパー形状の投入口42が設置されている。尚、バッチャープラント2の排出口21には油圧開閉式のゲート22が設けられている。
【0016】
バッチャープラント2で製造したコンクリートは、ベルトフィーダ6とベルトコンベア7とを介してバケットヤード32に搬送されて、バケットヤード32に存するバケット31に投入される。また、バッチャープラント2で製造したモルタルは、ホッパー8を介してパイプライン4の投入口42に投入される。尚、バケットヤード32の設置位置によっては、ベルトコンベア7を省略して、バケットヤード32に存するバケット31にベルトフィーダ6からコンクリートを直接投入することも可能である。
【0017】
ここで、ベルトフィーダ6の長手方向をX軸方向として、バッチャープラント2の架台フレーム23には、排出口21からX軸方向一方(左方)に離れた部分とX軸方向他方(右方)に離れた部分との間に延在する第1ガイドレール9が横設されている。そして、第1ガイドレール9にホッパー8がローラ81を介して移動自在に吊持されている。かくして、ホッパー8は排出口21に臨む受取位置(図2の仮想線示の位置)とこの受取位置からX軸方向一方に変位した退避位置(図2の実線示の位置)とに移動自在になる。尚、投入口42は排出口21の直下位置からずれた位置に設けられているため、受取位置においてホッパー8は投入口42の真上に位置しない。そこで、ホッパー8の下端に斜め下方にのびるシュート82を取付けて、排出口21からホッパー8に落下するモルタルがシュート82を介して投入口42に投入されるようにしている。
【0018】
第1ガイドレール9には、更に、ベルトフィーダ6のX軸方向一方の端部がローラ61を介して移動自在に吊持されている。また、排出口21からX軸方向他方に離れた部分には、ベルトフィーダ6のX軸方向他方の端部をローラ62を介して下方から移動自在に支持するX軸方向に長手の第2ガイドレール9が設けられている。かくして、ベルトフィーダ6はそのX軸方向一方の端部が排出口21に臨む受取位置(図2の実線示の位置)とこの受取位置からX軸方向他方に変位した退避位置(図2の仮想線示の位置)とに移動自在になる。
【0019】
また、ベルトフィーダ6は第1ガイドレール9と第2ガイドレール9とで両端支持されることになり、ベルトフィーダ6の支持の安定性が確保される。更に、第1ガイドレール9はベルトフィーダ6だけでなくホッパー8の支持に兼用されるため、ホッパー専用のガイドレールが不要になり、構造が簡単になる。
【0020】
ベルトフィーダ6を受取位置に移動させたときにベルトフィーダ6のX軸方向他方の端部の直下に位置する部分には、ベルトフィーダ6からベルトコンベア7にコンクリートを受け渡すシュート63が設けられている。また、ベルトコンベア7の末端に搬送されたコンクリートはバケットヤード32に存するバケット31にホッパー71とシュート72とを介して投入される。尚、シュート72はバケット31を昇降する際にこれと干渉しない位置に退避自在である。
【0021】
バッチャープラント2でコンクリートを製造したときは、ベルトフィーダ6を受取位置に移動させると共にホッパー8を退避位置に移動させ、この状態で排出口21のゲート22を開く。これによれば、排出口21から排出されるコンクリートがバケットヤード32に存するバケット31にベルトフィーダ6とベルトコンベア7とを介して投入される。投入後、バケット31を上昇させて、ケーブルクレーン3によりダム堤体1の打設現場にコンクリートを搬送する。
【0022】
また、バッチャープラント2でモルタルを製造したときは、ベルトフィーダ6を退避位置に移動させると共にホッパー8を受取位置に移動させ、この状態で排出口21のゲート22を開く。これによれば、排出口21から排出されるモルタルがホッパー8を介して投入口42に投入される。その後、モルタルはアジテータタンク41内で撹拌しつつ貯留され、適宜のタイミングでパイプライン4を介してモルタル専用運搬車5に積み込まれて打設現場に搬送される。
【0023】
ここで、投入口42は排出口21の直下位置に隣接する位置に設けられているため、排出口21から排出されるモルタルを水平方向に搬送する必要がない。従って、モルタルの流動性が高くても、これを外部に垂れ落すことなくホッパー8を介して効率よく投入口42に投入できる。また、パイプライン4を用いることにより、モルタルを搬送途中で外部に垂れ落すことなく効率よくモルタル専用運搬車5に積み込むことができる。
【0024】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態では、バッチャープラント2の排出口21の直下位置に隣接する位置にパイプライン4の投入口42を設けたが、排出口21の直下位置に投入口42を設けることも可能である。この場合、ホッパー8の下端のシュート82は不要になる。
【0025】
また、上記実施形態では、コンクリート用の搬送手段としてケーブルクレーン3を用いているが、この搬送手段としてパイプラインやバケットを傾斜軌道上で移動させるインクラインを用いることも可能である。但し、パイプラインやインクラインを用いた場合には、コンクリートをダム堤体上の運搬車に一旦移し変えて打設現場に搬送することが必要になる。これに対し、ケーブルクレーン3を用いれば、コンクリートを運搬車への移し変えを要することなく打設現場に能率よく搬送でき、有利である。また、モルタル用の搬送手段としてケーブルクレーンやインクラインを用いることも可能である。然し、ケーブルクレーンやインクラインでは、これに対する投入部をバッチャープラント2の排出口21の直下位置近傍に設置することが困難になり、更に、搬送中にバケットの底部の開閉口からモルタルが垂れ落ちやすくなる。これに対し、モルタル用の搬送手段として上記実施形態のようにパイプライン4を用いれば、これに対する投入部となる投入口42をバッチャープラント2の排出口21の直下位置近傍に無理なく設置できると共に、モルタルを外部に垂れ落すことなく効率よく搬送でき、有利である。
【0026】
また、上記実施形態は、共通のバッチャープラント2で製造したコンクリートとモルタルの搬送に本発明を適用したものであるが、バッチャープラントで製造したダム堤体の外壁部用コンクリート(セメント配合割合が多く流動性が高い)とダム堤体の内部用コンクリート(骨材配合割合が多く流動性が低い)とを搬送する場合にも同様に本発明を適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施形態の搬送装置の全体構成を示す説明図。
【図2】図1の搬送装置の要部の拡大正面図。
【符号の説明】
【0028】
2…バッチャープラント、21…排出口、3…ケーブルクレーン、31…バケット、32…バケットヤード、4…パイプライン、42…投入口、6…ベルトフィーダ、7…ベルトコンベア、8…ホッパー、9…第1ガイドレール、9…第2ガイドレール。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
共通のバッチャープラントで製造された流動性の異なる2種類の水硬性材料を打設現場に搬送する異種水硬性材料の搬送方法であって、
流動性の低い第1種の水硬性材料を搬送する第1の搬送手段と、流動性の高い第2種の水硬性材料を搬送する第2の搬送手段とを備え、
バッチャープラントの側方に第1の搬送手段に対する投入部を設けると共に、バッチャープラントの排出口の直下位置又はこの直下位置に隣接した位置に第2の搬送手段に対する投入部を設け、
バッチャープラントで第1種の水硬性材料を製造したときは、第1の搬送手段に対する投入部にバッチャープラントの排出口からベルトフィーダを介して第1種の水硬性材料を投入し、バッチャープラントで第2種の水硬性材料を製造したときは、第2の搬送手段に対する投入部にバッチャープラントの排出口からホッパーを介して第2種の水硬性材料を投入することを特徴とする異種水硬性材料の搬送方法。
【請求項2】
前記第1の搬送手段はケーブルクレーン、前記第2の搬送手段はパイプラインであり、第1の搬送手段に対する前記投入部はケーブルクレーンに吊持されるバケットを置くバケットヤードで構成されて、このバケットヤードに存するバケットに前記ベルトフィーダを介して前記第1種の水硬性材料が投入されるようにし、第2の搬送手段に対する前記投入部はパイプラインの始端の投入口で構成され、この投入口に前記ホッパを介して前記第2種の水硬性材料が投入されるようにすることを特徴とする請求項1記載の異種水硬性材料の搬送方法。
【請求項3】
請求項1又は2記載の搬送方法の実施に用いる異種水硬性材料の搬送装置であって、前記ベルトフィーダの長手方向をX軸方向として、ベルトフィーダはそのX軸方向一方の端部がバッチャープラントの排出口に臨む受取位置とこの受取位置からX軸方向他方に変位した退避位置とに移動自在に設けられ、前記ホッパーはバッチャープラントの排出口に臨む受取位置とこの受取位置からX軸方向一方に変位した退避位置とに移動自在に設けられることを特徴とする異種水硬性材料の搬送装置。
【請求項4】
前記バッチャープラントの排出口からX軸方向一方に離れた部分とX軸方向他方に離れた部分との間に延在する第1ガイドレールを備え、第1ガイドレールに前記ホッパーと前記ベルトフィーダのX軸方向一方の端部とが夫々移動自在に吊持されると共に、バッチャープラントの排出口からX軸方向他方に離れた部分に、ベルトフィーダのX軸方向他方の端部を下方から移動自在に支持するX軸方向に長手の第2ガイドレールが設けられていることを特徴とする請求項3記載の異種水硬性材料の搬送装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate