説明

発光機能付き靴

【課題】発光ダイオードによって各種の波長の光線を放射することにより、人体の健康を向上させることができ、且つ製造が容易で、耐用性が高く故障率が低い靴を提供する。
【解決手段】靴内部に回路基板が設置されており、前記回路基板に脚部へ特定の周波数の光線を放射する発光素子が少なくとも1つ設けてあり、前記回路基板はスイッチ及び電源に電気的に接続されていることを特徴とする発光機能付き靴を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光機能付き靴に係り、特に発光ダイオードが靴内部に設置されており、発光ダイオードが各種の波長の光線を放射することにより、人体の健康を向上させることができる発光機能付き靴に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般の靴を長時間着用すると脚部が痛くなりやすいが、近代技術の発達により脚部を保護するためのエアパッドが靴内部に取り付けられるようになった。しかしながらエアパッドは、使用者の脚部を充分に保護し、脚部の健康を向上させることができず、使用者のニーズを満たしていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の主な目的は、発光ダイオードによって各種の波長の光線を放射することにより、人体の健康を向上させることができる発光機能付き靴を提供することである。
【0004】
本発明の次の目的は、体積が小さく消費電力が少ない発光ダイオードを用いることにより、製造が容易で、耐用性が高く故障率が低い発光機能付き靴を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するためになされた本願の発明は、靴内部に回路基板が設置されており、前記回路基板に脚部へ特定の周波数の光線を放射する発光素子が少なくとも1つ設置されており、前記回路基板はスイッチ及び電源に電気的に接続されていることを特徴とする発光機能付き靴であることを要旨としている。
【0006】
本願の発明では、前記発光素子は無機発光ダイオードまたは有機発光ダイオードであることを特徴とする、請求項1に記載の発光機能付き靴であることを要旨としている。
【0007】
本願の発明では、前記発光素子は、青色、赤色、白色、赤外線または紫外線などの、波長が異なる各種の光線を放射することを特徴とする、請求項1に記載の発光機能付き靴であることを要旨としている。
【0008】
本願の発明では、前記発光素子は、パルス式または連続波式であることを特徴とする、請求項1に記載の発光機能付き靴であることを要旨としている。
【0009】
本願の発明では、前記発光素子が人体の脚部のツボに対応する位置に設置されていることを特徴とする、請求項1に記載の発光機能付き靴であることを要旨としている。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る発光機能付き靴には、次のような効果がある。
(イ)発光ダイオードによって各種の波長の光線を放射することにより、人体の健康を向上させることができる。
【0011】
(ロ)体積が小さく消費電力が少ない発光ダイオードを利用することにより、靴の製造が容易になり、耐用性が高く故障率が低くなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、添付の図面により本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0013】
図1に示すように、本発明に係る発光機能付き靴は、靴10の内部に回路基板11(図3参照)が設置されており、前記回路基板11に脚部へ特定の周波数の光線を放射する発光素子12が少なくとも1つ設けられており、且つ前記回路基板11はスイッチ13及び電源14に電気的に接続されている。発光素子12は脚部のツボに対応する位置に設置され、無機発光ダイオードまたは有機発光ダイオードが用いられる。前記電源14には、電池または圧電材料が用いられる。
【0014】
本発明に係る発光機能付き靴の使用方法は、図2に示すように、スイッチ13をオンにして、電源14と回路基板11を電気的に接続させ、発光ダイオード12を発光させる。発光ダイオード12は、青色、赤色、白色、赤外線または紫外線などの波長が異なる各種の光線を放射し、パルス式または連続波式である。なお、赤色の光線は交感神経系統を刺激し、使用者を興奮、緊張させる。青色の光線は補助交感神経系統を刺激し、使用者をリラックスさせる。波長が450nmの青色の光線は関節炎などに効果がある。赤色の光線は偏頭痛に効果があり、筋肉の耐力を向上させる。白色の光線は鬱病に効果があり、紫外線には消臭作用がある。815nmの赤外線は傷口を治す効果があり、赤色の光線は光動力治療法に応用されレーザを取り替えて腫瘤を治療することができる。各種の波長の光線を放射することができる発光ダイオードの位置が、脚部のツボに対応しているので、人体の健康を向上させることができる。且つ体積が小さく消費電力が少ない発光ダイオードを利用することにより、靴10は、製造が容易になり、耐用性が高く故障率が低くなる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の分解斜視図である。
【図2】本発明の断面図である。
【図3】本発明に係る回路基板の回路図である。
【符号の説明】
【0016】
10 靴
11 回路基板
12 発光素子
13 スイッチ
14 電源
20 脚部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
靴内部に回路基板が設置されており、前記回路基板に脚部へ特定の周波数の光線を放射する発光素子が少なくとも1つ設置されており、前記回路基板はスイッチ及び電源に電気的に接続されていることを特徴とする、発光機能付き靴。
【請求項2】
前記発光素子は、無機発光ダイオード又は有機発光ダイオードであることを特徴とする、請求項1に記載の発光機能付き靴。
【請求項3】
前記発光素子は、青色、赤色、白色、赤外線または紫外線などの、波長が異なる各種の光線を放射することを特徴とする、請求項1に記載の発光機能付き靴。
【請求項4】
前記発光素子は、パルス式または連続波式であることを特徴とする、請求項1に記載の発光機能付き靴。
【請求項5】
前記発光素子が人体脚部のツボに対応する位置に設置されていることを特徴とする、請求項1に記載の発光機能付き靴。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−314496(P2006−314496A)
【公開日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−139425(P2005−139425)
【出願日】平成17年5月12日(2005.5.12)
【出願人】(505174633)長庚大学 (7)
【Fターム(参考)】