説明

発光装置

【課題】いずれかの固体発光素子に故障が発生した場合でも、この故障の為に不点灯となる固体発光素子の数を減らし、なおかつ、電源高調波電流の抑制効果を維持できる発光装置を提供する。
【解決手段】交流電圧を全波整流する全波整流回路としてのダイオードブリッジ6と、前記ダイオードブリッジ6から出力された電圧によって点灯する複数の固体発光素子たるLED素子11を有する発光部8とを備えた発光装置1において、1又は所定個数のLED素子11を直列に接続した1又は複数のLED単位回路14と、限流要素たる定電流回路18とを互いに直列に接続した複数のLED直列ユニット回路16を備え、前記LED直列ユニット回路16のLED単位回路14の直列数を1個ずつ異ならせ、前記LED直列ユニット回路16のそれぞれを前記LED単位回路14の直列数の順に並列接続し、前記ダイオードブリッジ6のマイナス電位線7Bから同一段目の前記LED単位回路14同士を並列接続した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、LED(Light Emitting Diode)素子等の固体発光素子を光源とする発光装置に係り、特に、電源高調波電流の抑制技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、LED素子の高出力化技術の進歩に伴い、照明の分野では、LED素子を使用して光源を構成した各種の照明装置が実用化されている。この種の照明装置を商用電源で点灯させる場合、LED素子が直流駆動されるものであることから、交流電圧を直流電圧に変換してLED素子に印加して点灯する、いわゆる直流点灯制御方式が広く用いられている。
【0003】
この直流点灯制御方式においては、電源高調波電流を抑制するために、LED素子にトランジスタを直列に接続し、当該トランジスタのオン/オフを制御することで、LED素子への入力電流を正弦波に近づける技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに近年では、トランジスタのオン/オフを制御する制御回路などを必要とせずに、簡単な回路構成で電源高調波電流を抑制する技術として、次のような技術が提案されている。すなわち、幾つかのLED素子を直列に接続した複数の直列回路を並列に接続し、各直列回路のLED素子の個数や固有電圧を異ならせた光源を構成することにより、交流電圧を整流した脈流電圧に対して点灯期間を複数個の直列回路毎に異ならせ、結果的に複数個の直列回路に電流の流れる期間を異ならせることで、合成した電流の時間波形がほぼ正弦波に近い形状とする技術である(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−73637号公報
【特許文献2】特開2009−182074号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、幾つかのLED素子を直列に接続した複数の直列回路を並列に接続して構成した光源においては、いずれかのLED素子が故障した場合、故障したLED素子を含む直列回路の全体が不点灯となることから、故障したLED素子の数が1個でも光出力が大きく低下する、という問題がある。さらに、不点灯の直列回路には電流が流れる事がないため、合成した電流が正弦波形からずれて電源高調波電流の抑制効果が薄れる、という問題もある。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、いずれかの固体発光素子に故障が発生した場合でも、この故障の為に不点灯となる固体発光素子の数を減らし、なおかつ、電源高調波電流の抑制効果を維持できる発光装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、交流電圧を全波整流する全波整流回路と、前記全波整流回路から出力された電圧によって点灯する複数の固体発光素子を有する発光部とを備えた発光装置において、1又は所定個数の固体発光素子を直列に接続した1又は複数の単位回路と、限流要素とを互いに直列に接続した複数の直列ユニット回路を備え、前記直列ユニット回路の単位回路の直列数を1個ずつ異ならせ、前記直列ユニット回路のそれぞれを前記単位回路の直列数の順に並列接続し、前記全波整流回路の電位線から同一段目の前記単位回路同士を並列接続したことを特徴とする。
【0008】
また本発明は、上記発光装置において、前記直列ユニット回路の間で、前記全波整流回路のアース電位線から同一段目の前記単位回路同士を並列接続したことを特徴とする。
【0009】
また本発明は、上記発光装置において、前記単位回路を前記段ごとに順番にライン状に配置してライン状の光源部を構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、直列ユニット回路の単位回路の直列数を1個ずつ異ならせ、直列ユニット回路のそれぞれを単位回路の直列数の順に並列接続し、全波整流回路の電位線から同一段目の単位回路同士を並列接続する構成であるため、全波整流回路からの入力電圧の変動に応じて電位線から同一段目の単位回路同士が1段目から順番に点灯・消灯するため、発光部に流れる電流値の時間波形をステップ状に変化させて正弦波形に近づけることができる。
また、単位回路が備えるいずれかの固体発光素子が故障した場合でも、他の単位回路が不点灯となることがないから、不点灯となる固体発光素子の数を減らすることができる。これに加え、固体発光素子の故障により不点灯となった単位回路と同一段目の他の単位回路は不点灯となることがないため、発光部に流れる電流値のステップ状変化のステップ数に変わりはなく、電源高調波電流の抑制効果を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態に係る発光装置の構成を示す回路図である。
【図2】発光部への入力電圧と電流値の時間波形を示す図である。
【図3】マイナス電位線からみてm番目のLED単位回路に流れる電流Ifm(m=1〜n)の時間波形を示す図である。
【図4】本発明の応用例に係るライン型照明装置の構成を示す斜視図である。
【図5】ライン型照明装置の回路図である。
【図6】LED単位回路ユニットの回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る発光装置1の構成を示す回路図である。
発光装置1は、単相の交流電力を供給する商用電源2に接続され、当該交流電力により点灯するものであり、商用電源2との接続コネクタ4と、ダイオードブリッジ6と、発光部8とを備えている。
ダイオードブリッジ6は、商用電源2からの交流電圧を整流し、直流の入力電圧Va(図2)を出力する全波整流回路である。このダイオードブリッジ6が出力する出力電圧は、交流成分を含み波打つ波形の脈流となる。当該ダイオードブリッジ6のプラス電位線7Aと、発光装置1の基準電位(アース電位)に接続されたマイナス電位線(アース電位線)7Bとに、発光部8が接続されて当該発光部8に入力電圧Vaが印加される。このダイオードブリッジ6と接続コネクタ4の間には、商用電源2からの過度の電流入力から回路を保護する保護回路としてのヒューズ10が介挿されている。
【0013】
発光部8は、所定個数(例えば8個)の固体発光素子たるLED素子11を直列に接続したLED単位回路14を備え、当該LED単位回路14を1〜複数個直列に接続して複数個のLED直列ユニット回路16を構成し、各LED直列ユニット回路16をプラス電位線7Aとマイナス電位線7Bの間に並列接続するとともに、各LED直列ユニット回路16の間で隣接する各LED単位回路14同士をプラス電位線7Aに並列接続した、いわゆるLED単位回路14の直並列接続により構成されている。
【0014】
LED直列ユニット回路16のそれぞれは、LED単位回路14の直列数が異なっており、各LED直列ユニット回路16の間で、LED単位回路14の直列数が1個を基準に1個ずつ順次増えるように構成されている。
そして、これらのLED直列ユニット回路16が、ダイオードブリッジ6のプラス電位線7Aとマイナス電位線7Bの間に、LED単位回路14の直列数が少ない順に並列接続され、さらに、マイナス電位線7Bから数えて同一段目のLED単位回路14同士が各LED直列ユニット回路16に亘って並列に接続されて発光部8が構成されている。
換言すれば、LED単位回路14をプラス電位線7Aに対して並列接続したLED並列ユニット回路17を、当該LED単位回路14の並列数を1個ずつ異ならせて複数設け、マイナス電位線7BからみてLED単位回路14の並列数の順(本実施形態では多い順)に並ぶように各LED並列ユニット回路17を直列接続して発光部8が構成されているとも言える。
【0015】
かかる構成により、発光部8においては、入力電圧Vaの上昇に伴い、マイナス電位線7Bからみて1段目のLED並列ユニット回路17から後段にかけて段階的に点灯し、これとは逆に、入力電圧Vaの下降に伴い、マイナス電位線7Bからみて最後段のLED並列ユニット回路17から1段目にかけて段階的に消灯する。
詳述すると、LED直列ユニット回路16の並列数nが6列の場合、図1に示すように、マイナス電位線7Bからみて1段目のLED並列ユニット回路17には、6個のLED単位回路14が並列接続される。したがって、1段名のLED並列ユニット回路17の各LED単位回路14は、これら6並列のLED単位回路14の各順電圧を合成した点灯電圧Vf1を入力電圧Vaが超えたときに点灯する。
同様に、マイナス電位線7Bからみてm(≦n)段目のLED並列ユニット回路17は、当該m段目〜1段目に含まれる各LED単位回路14の順電圧を合成した点灯電圧Vfm(m=1〜n)を入力電圧Vaが超えたときに点灯する。
このとき、点灯電圧Vfmは、m−1番目の点灯電圧Vfm−1よりも大きくなることから、図2に示すように、脈動する入力電圧Vaが点灯電圧Vf1からVf6を順次超えるごとに、1段目から順番に各段のLED並列ユニット回路17が点灯し、これとは逆に、入力電圧Vaが点灯電圧Vf6から順次低下するごとに、m=n段目から順番に各段のLED並列ユニット回路17が消灯することとなる。
【0016】
各LED直列ユニット回路16には、図1に示すように、1又は複数のLED単位回路14に対してプラス電位線7Aの側(すなわち、各段のLED並列ユニット回路17とプラス電位線7Aとの間)に、限流要素たる定電流回路18が直列接続されている。各定電流回路18の定電流値Idn(n=1〜6)は、1番目からm=n番目にかけてLED単位回路14が順に点灯したときに発光部8に流れる電流値Iの時間波形が正弦波形に近付くように設定されている。
【0017】
図3は、マイナス電位線7Bからみてm段目に含まれるLED単位回路14に流れる電流Ifm(m=1〜n)の時間波形を示す図である。
m段目のLED単位回路14には、(n−m+1)個のLED単位回路14が並列に接続されることから、1個のLED単位回路14には、Ifm=Idm/(n−m+1)の電流が流れる。また、m段目のLED単位回路14の点灯時には、このIfmの電流が(m−1)段目の各LED単位回路14に分岐して流れる。したがって、(m−1)段目の各LED単位回路14には、当該(m−1)段目のLED単位回路14の並列数が(n−(m−1)+1)個であることから、If(m−1)=[Ifm×(n−m+1)+Id(m−1)]/(n−(m−1)+1)の電流が流れることとなる。
【0018】
このように、1段目からm=n段目のLED単位回路14が順次点灯するごとに、既に点灯している各段のLED単位回路14の電流値が増加し、また、m=n段目から1段目にかけてLED単位回路14が順次消灯するごとに、未だ点灯している各段のLED単位回路14の電流値が減少することから、各段のLED単位回路14の電流値Ifmの時間波形は、いずれかの段の点灯/消灯のタイミングでステップ状に変化する波形となる。
このとき、発光部8に流れる電流値Iの時間波形は、1段目のLED単位回路14の電流値If1と相似形となり、図2に示すように、ダイオードブリッジ6の入力電圧Vaの上昇及び下降に伴ってステップ状に変化し擬似的な正弦波形となる。これにより、電源高調波電流が抑制されることとなる。
【0019】
このとき、電流値Iの時間波形におけるステップ数は、発光部8が備えるLED並列ユニット回路17の段数mによって決まり、当該段数mを多くすることで、正弦波形により近づけることができる。また、電流値Iの各ステップでの変化量は、各定電流回路18の設定値によって調整することができる。本実施形態では、定電流回路18に対してLED単位回路14が並列に接続されるため、定電流回路18の損出を抑えて電力使用効率を高めることができる。
【0020】
以上説明したように、本実施形態によれば、LED直列ユニット回路16のLED単位回路14の直列数を1個ずつ異ならせ、LED直列ユニット回路16のそれぞれをLED単位回路14の直列数の順に並列接続し、ダイオードブリッジ6のマイナス電位線(アース電位線)7Bから同一番目のLED単位回路14同士を並列接続する構成であるため、ダイオードブリッジ6からの入力電圧Vaの変動に応じてマイナス電位線7Bから同一段目のLED単位回路14が1段目から順番に点灯・消灯するため、発光部8に流れる電流値Iの時間波形をステップ状に変化させて正弦波形に近づけることができ、電源高調波電流を抑制できる。
【0021】
これに加え、発光部8においては、LED単位回路14をそれぞれ直並列に接続した構成としているため、いずれかの1個のLED素子11が故障したとしても、故障したLED素子11を含むLED単位回路14が不点灯となるに留まり、他のLED単位回路14が不点灯となることはない。
さらに、LED素子11の故障により、いずれかのLED単位回路14が不点灯となった場合でも、このLED単位回路14と同一段の他のLED単位回路14が不点灯となることがないため、発光部8の電流値Iのステップ状変化のステップ数に変わりはなく、電源高調波電流の抑制効果を維持できる。
また、各LED単位回路14が直並列に接続される構成であるため、LED直列ユニット回路16ごとに設けた定電流回路18の損出を少なくでき電力使用効率を高めることができる。
【0022】
また、LED直列ユニット回路16の間で、ダイオードブリッジ6のマイナス電位線7Bから同一段目のLED単位回路14同士を並列接続する構成(すなわち、各LED並列ユニット回路17を、マイナス電位線7BからみてLED単位回路14の並列数の多い順に並ぶように直列接続した構成)とした。これにより、入力電圧Vaの変動に伴い、LED単位回路14の数が多い段から順次点灯し、また少ない段から順次消灯することとなるから、プラス電位線7Aからみて同一段目のLED単位回路14同士を並列接続した場合に比べ、明るさの時間平均値を高めることができる。
【0023】
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を例示するものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
【0024】
例えば、固体発光素子の一例としてLED素子11を例示したが、これに限らず、LD素子等の素子であってもよい。
また例えば、限流要素として、定電流回路18を例示したが、これに限らず、抵抗素子や定電流素子を用いてもよい。また全波整流回路としてダイオードブリッジ6以外の回路を用いてもよい。
【0025】
また本発明は、直流点灯制御方式で点灯されるLED素子を光源とした発光装置であれば、例えば検査用、プロジェクタ用、表示用、照明用などの各種の用途の発光装置に適用することができる。以下では、本発明をライン型照明装置に応用した場合を説明する。
図4は本発明の応用例に係るライン型照明装置50の一端部の構成を示す斜視図であり、図5はライン型照明装置50の回路図である。なお、これらの図において、実施形態で説明した部材については同一の符号を付して、その説明を省略する。
ライン型照明装置50は、図4に示すように、細長いバー状の基体52を有し、基体52の両端部には、基体52を壁面や天井にネジ止めするための取付板54が設けられている。また、基体52には長手方向に沿ってLED単位回路14が略等間隔に配置され、これにより発光部8が構成されている。各LED単位回路14は、直線状に配置された8個のLED素子11を備えて構成されている。LED単位回路14のそれぞれの一端側には、定電流回路としての電流制限回路56が設けられている。また1組のLED単位回路14及び電流制限回路56を同一の基板に設けてLED単位回路ユニット58が構成されている。
【0026】
図6は、LED単位回路ユニット58の回路図である。
同図に示すように、LED単位回路ユニット58は、8個のLED素子11及び電流制限回路56を直列に接続して構成され、ユニット接続端子として、入出力側のそれぞれにアノード(A)接続端子60、カソード(K)接続端子61、プラス電位接続端子62、及びマイナス電位(アース電位)接続端子63が設けられている。
電流制限回路56は、2つのトランジスタQ1、Q2と、定電流ダイオードCZ1と、トランジスタQ1に流れる電流値を規定する抵抗R1とを備えた定電流回路である。
【0027】
このLED単位回路ユニット58においては、前後段のLED単位回路ユニット58のアノード(A)接続端子60同士、及びカソード(K)接続端子61同士を接続した場合には、それらLED単位回路ユニット58が並列接続される。またLED単位回路ユニット58のアノード(A)接続端子60及びカソード(K)接続端子61を、それぞれ後段のLED単位回路ユニット58のカソード(K)接続端子61及びアノード(A)接続端子60に接続した場合には、前後段のLED単位回路ユニット58が直列に接続される。
【0028】
図5に示すように、このライン型照明装置50においては、5段のLED並列ユニット回路17を直列に接続するとともに、各段のLED並列ユニット回路17をプラス電位線7Aに接続して発光部8が構成されている。また1段目のLED並列ユニット回路17の最端のLED単位回路ユニット58においては、出力側のユニット接続端子のうち、カソード(K)接続端子61とマイナス電位接続端子63とを接続して導通が図れ、これにより、図1の回路において段数mを5段にした場合と等価な回路として構成されている。
【0029】
またライン型照明装置50においては、図1に示す発光装置1と同様に、LED直列ユニット回路16の間で、ダイオードブリッジ6のマイナス電位線7Bから同一段目のLED単位回路ユニット58同士が並列接続される構成、すなわちLED並列ユニット回路17を、マイナス電位線7BからみてLED単位回路14の並列数の多い順に並ぶように直列接続した構成となっている。
これにより、入力電圧Vaの変動に伴い、LED単位回路14の数が多い段のLED並列ユニット回路17から順次点灯し、また少ない段のLED並列ユニット回路17から順次消灯する。このとき、基体52には、LED並列ユニット回路17が段ごとに順番にライン状に配置されているため、LED単位回路ユニット58が最も少ない段であって、点灯時には最後に点灯し消灯時には最初に消灯する段のLED並列ユニット回路17が基体52の端部に配置されることとなり、ライン状の配光を維持することができる。
【符号の説明】
【0030】
1 発光装置
2 商用電源
6 ダイオードブリッジ(全波整流回路)
7A プラス電位線
7B マイナス電位線(アース電位線)
8 発光部
11 LED素子(固体発光素子)
14 LED単位回路(単位回路)
16 LED直列ユニット回路(直列ユニット回路)
17 LED並列ユニット回路
18 定電流回路(限流要素)
50 ライン型照明装置
56 電流制限回路(限流要素)
58 LED単位回路ユニット
62 プラス電位接続端子
I 電流値
Id、Idn、Id1〜Id6 定電流値
If、Ifm、If1〜If6 電流値
Va 入力電圧
Vf、Vfm、Vf1〜Vf6 点灯電圧
m 段数
n 並列数

【特許請求の範囲】
【請求項1】
交流電圧を全波整流する全波整流回路と、前記全波整流回路から出力された電圧によって点灯する複数の固体発光素子を有する発光部とを備えた発光装置において、
1又は所定個数の固体発光素子を直列に接続した1又は複数の単位回路と、限流要素とを互いに直列に接続した複数の直列ユニット回路を備え、
前記直列ユニット回路の単位回路の直列数を1個ずつ異ならせ、前記直列ユニット回路のそれぞれを前記単位回路の直列数の順に並列接続し、前記全波整流回路の電位線から同一段目の前記単位回路同士を並列接続したことを特徴とする発光装置。
【請求項2】
前記直列ユニット回路の間で、前記全波整流回路のアース電位線から同一段目の前記単位回路同士を並列接続したことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記単位回路を前記段ごとに順番にライン状に配置してライン状の光源部を構成したことを特徴とする請求項3に記載の発光装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−181593(P2011−181593A)
【公開日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−42418(P2010−42418)
【出願日】平成22年2月26日(2010.2.26)
【出願人】(000000192)岩崎電気株式会社 (533)
【Fターム(参考)】