説明

直管型LED照明器

【課題】口金と照明器本体部との結合力が大きく、組み立て作業が省力化、製造コスト削減できる直管型LED照明器を提供する。
【解決手段】直管状の照明器本体部20と、照明器本体部内の基板27のLED26に接続させる端子35を、照明器本体部20の軸方向に向けて貫通して保持させた合成樹脂製の口金21とを備え、口金21は、照明器本体部20の端部に嵌合される筒状部30と、その先端部を閉鎖する端板部31と一体に有しする口金本体部33を備え、端板部31に、表裏に貫通する端子保持用の窓孔37が形成され、その窓孔37内に、端子を保持する端子保持駒39が挿抜不能に嵌着され、端子保持駒39に端子を挿抜不能に嵌合して保持する端子嵌合溝が形成され、その端子嵌合溝に端子35を嵌合させた状態で、端子保持駒39を窓孔37内に嵌合させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、LEDを直管型の本体部内に収容して発光させるようにした直管型LED照明器に関し、更に具体的には、直管型の本体部両端に固定した端子を保持する合成樹脂製の口金を改良した直管型LED照明器に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、直管型の蛍光灯に代わる直管型LED照明器が多数開発されている。
【0003】
従来の直管型LED照明器は、図14に示すように、周壁に内外に光が投下できる透光部1を有する筒状の外部ケース2と、外部ケース2内に収容された放熱兼用の基板保持金具3と、基板保持金具3に支持され、表面に多数のLED4を実装した基板5とを有する照明器本体部Aを備え、その両端に合成樹脂製の口金6,7が固定されているもの(例えば特許文献1)や、図15に示すように半円筒状の透光板からなる透光部1と、半円筒状の基盤保持金具3とで直管状の外部ケース2を構成させ、基盤保持金具に3に、表面に多数のLED4を実装した基板5を保持させたもの等、各種の構造のものが開発されている。
【0004】
これらの直管型LED照明器の口金6,7は、図16〜図18に示すように、照明器本体部Aの端部に嵌合される筒状部8と、該筒状部8の先端部を閉鎖する端板部9とから構成され、この端板部に端子が貫通して保持されているものであり、一方の口金6には、基板5の給電側パターンに接続させる給電用端子10が、他方の口金7には、基板5のアース側パターンに接続させるアース用端子11が、それぞれ照明器本体部Aの軸方向に向けて貫通して保持されている。
【0005】
この種の口金6,7は、インサート成形によって各端子10,11を一体に保持させるようにしており、各端子10,11と基板5のパターンとは、導電線12の両端を、端子とパターンに半田付けしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−266432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述のような従来の直管型LED照明器では、照明器全体が両端の口金によって支持されるものであり、照明器の着脱には、照明器本体部を持って操作するものであるため、照明器本体と両ホルダーとの結合強度が大きいことが望まれる。そのためには、両者の嵌合代を大きく取ることが構造上及び製造上好ましい。
【0008】
しかし、口金は、各端子がインサート成形されるものであるため、端子に予め導電線を接続させておくことができず、口金のモールド成形後に導電線の半田付け作業を行わなければならない。
【0009】
このため、口金の筒状部を長くすると、端子に対する導電線2の半田付け作業が困難となるため、その長さに限界があり、照明器本体と対し口金の結合強度を高めるためには、別の補強手段を施す必要があった。
【0010】
また、LEDは、発光時の発熱量が多いため、特に口金は、耐熱性及び難燃性の高い樹脂材料を使用する必要があり、高価となるという問題もあった。
【0011】
本発明はこのような従来の問題に鑑み、製造コストが削減できるとともに、口金と照明器本体部との結合力が大きく、しかも組み立て作業が省力化できる直管型LED照明器の提供を目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための請求項1に記載の発明は、直管状をなし、表面に多数のLEDを実装した基板が収容されているとともに、該基盤を保持する放熱兼用の基板保持金具を有する照明器本体部と、該照明器本体部の端部に固定され、前記基板のLEDに対して給電する給電用端子又は基板のアース側パターンに接続させるアース用端子を、前記照明器本体部の軸方向に向けて貫通して保持させた合成樹脂製の口金とを備えてなる直管型LED照明器において、前記口金は、前記照明器本体部の端部に嵌合される筒状部と、該筒状部の先端部を閉鎖する端板部と一体に有しする口金本体部を備え、前記端板部には、表裏に貫通する端子保持用の窓孔が形成され、
【0013】
該端子保持用の窓孔内に、前記給電端子又はアース用端子を保持する端子保持駒が挿抜不能に嵌着され、該端子保持駒には、前記給電端子又はアース用端子を挿抜不能に嵌合して保持する端子嵌合溝が形成され、該端子嵌合溝に前記給電端子又はアース用端子を嵌合させた状態で、端子保持駒を前記端板部の端子保持用の窓孔内に嵌合させたことを特徴とする。
【0014】
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記端子保持駒は、1つのモールド成形品によって構成され、該モールド成形品の側面に解放した端子保持用溝を有し、該端子保持用溝に、これと整合する形状の前記給電端子又はアース用端子を嵌合させていることにある。
【0015】
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記端子保持駒は、2分割した一対の分割駒をもって構成され、該分割駒の接合面に前記端子保持用溝が形成され、該端子保持用溝に、これと整合する形状の前記給電端子又はアース用端子を嵌合させ、両分割駒を互いに接合させて前記端板部の端子保持用の窓孔内に嵌合させたことにある。
【0016】
請求項4に記載の発明の特徴は、請求項1〜3の何れか1の構成に加え、前記端子保持駒は、その材料を前記口金本体部より耐熱性及び難燃性の高い材料によって形成されていることにある。
【発明の効果】
【0017】
本発明に係る直管型LED照明器においては、表面に多数のLEDを実装した基板が収容されている照明器本体部の両端の口金を、前記照明器本体部の端部に嵌合される筒状部と、該筒状部の先端部を閉鎖する端板部と一体に有しする口金本体部を備え、該口金本体部の端板部に、表裏に貫通する端子保持用の窓孔が形成され、該端子保持用の窓孔内に、前記給電端子又はアース用端子を保持する端子保持駒が挿抜不能に嵌着され、該端子保持駒には、前記給電端子又はアース用端子を挿抜不能に嵌合して保持する端子嵌合溝が形成され、該端子嵌合溝に前記給電端子又はアース用端子を嵌合させた状態で、端子保持駒を前記端板部の端子保持用の窓孔内に嵌合させた構造とすることにより、口金に対する給電用端子又はアース用端子の組み込みが、それぞれに前記基板のパターンに接続させるための導電線を予め接続させた状態で行われ、このため従来のように口金内の狭い部分での半田付け作業が不要となって、作業効率が向上するとともに、口金の筒状部を長くすることができるため、照明器本体部との嵌合代を大きく取ることができ、結合強度をより高くできる。
【0018】
また、本発明においては、前記端子保持駒は、1つのモールド成形品によって構成され、該モールド成形品の側面に解放した端子保持用溝を有し、該端子保持用溝に、これと整合する形状の前記給電端子又はアース用端子を嵌合させることにより、部品数を少なくでき、製造コストを削減できる。
更に、本発明においては、前記端子保持駒は、2分割した一対の分割駒をもって構成され、該分割駒の接合面に前記端子保持用溝が形成され、該端子保持用溝に、これと整合する形状の前記給電端子又はアース用端子を嵌合させ、両分割駒を互いに接合させて前記端板部の端子保持用の窓孔内に嵌合させることにより、端子保持駒に対する端子保持力を大きくすることができる。
【0019】
更に、本発明においては、口金本体部に対し、これとは別に成形した端子保持駒をもって端子を保持させるものであるため、LEDの発熱に対応するための高価な耐熱性・難燃性樹脂を、端子保持駒のみに使用すれば足りることとなり、高品質な製品を低コストで製造できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明に係る直管型LED照明器の概略を示す縦断面図である。
【図2】同上の左側端面図である。
【図3】同上の右側端面図である。
【図4】図1中のA−A線断面図である。
【図5】図1中のB−B線部分断面図である。
【図6】図1中のC−C線部分断面図である。
【図7】図1に示す直管型LED照明器の給電用端子組み込み部分の分解斜視図である。
【図8】同上のアース用端子組み込み部分の分解斜視図である。
【図9】図1に示す直管型LED照明器のアース用端子組み込み部分の変形例の概略を示す分解斜視図である。
【図10】同、給電用端子組み込み部分の変形例の概略を示す分解斜視図である。
【図11】同、給電用端子組み込み部分の他の変形例の概略の分解斜視図である。
【図12】同、アース用端子組み込み部分の他の変形例の概略の分解斜視図である。
【図13】同、アース用端子組み込み部分の更に他の変形例の概略の分解斜視図である。
【図14】従来の直管型LED照明器の照明器本体部分を示す断面図である。
【図15】従来の直管型LED照明器の照明器本体部分の他の例を示す断面図である。
【図16】図14に示した従来の直管型LED照明器の全体の概略を示す縦断面図である。
【図17】図16に示す従来の直管型LED照明器の左側端面図である。
【図18】同、右側端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
次に本発明に係る直管型LED照明器の実施の態様を図面に示した実施例に基づいて説明する。
【0022】
図1〜図8は、本発明の第一実施例を示している。図において、符号20は照明器本体部であり、21は照明器本体の一端に固定した給電側口金、22は同他端に固定したアース側口金である。
【0023】
照明器本体部20は、周壁に内外に光が投下できる透光部23を有する筒状の外部ケース24と、外部ケース24内に収容された放熱兼用の基板保持金具25と、基板保持金具25に支持され、表面に多数のLED26を実装した基板27とを有している。
【0024】
両口金21,22は、合成樹脂材料によって形成されており、照明器本体部20の端部に嵌合される筒状部30の先端を端板部31によって閉鎖した形状に一体成形された口金本体部33と、該口金本体部33の端板部31に形成された窓孔内に嵌合される端子保持駒39又は48とから構成されている。
【0025】
各側口金21,22は、照明器本体部20の端部に固定され、給電側口金21には、基板27の給電側パターン(図視せず)に接続させる給電用端子35,35が、他方のアース側口金22には、基板27のアース側パターン(図示せず)に接続させるアース用端子36が、それぞれ照明器本体部20の軸方向に向けて貫通して保持されている。
【0026】
給電側口金21の端板部31には、長方形をした窓孔37が形成され、該窓孔37の端板部内面側の周縁部には周縁部には、窓孔内面を延長した配置の額縁状の筒状部37aが一体形成されている。この窓孔37の端板部内面側端部には、内向きの張り出し片38が一体に形成されている。
【0027】
窓孔37内には、これと整合する形状の端子保持駒39が嵌合されており、その端面周縁部が張り出し片38当接することによってそれ以上に押し込まれないようになっているとともに、端子保持駒39には、抜け止め用爪40が外向きに一体成形され、これが、筒状部37aの端板部内面側縁部37bに係合することによって抜け出し不能となっている。
端子保持駒39には、これを貫通させた状態で一対の給電用端子35,35が保持されている。
【0028】
給電用端子35は、図7に示すように、帯状をした金属板状材を折り曲げて形成され、長さ方向の中間部分に、鉤の手状の折り曲げ部35aが形成されており、端子保持駒39には、その一方の側面に開口した端子嵌合溝41が形成され、この端子嵌合溝41は前記端子保持駒39の鉤の手状の折り曲げ部35aが整合して嵌り合う形状の鉤の手状に形成されている。
【0029】
端子保持駒39は、前述した一対の端子嵌合溝41,41のそれぞれに給電用端子35,35を嵌合させた状態で、窓孔37内に嵌合させることによって給電側口金21の端板部31外に一対の端子先端部35b,35bが突設され、端板部31の内面側端子に導電線接続端部35c,35cが突出されるようになっている。
【0030】
給電側口金21の組み立てに際しては、まず、各給電用端子35,35の導電線接続端部35c,35cに、それぞれ基板27のパターンに接続させるための導電線43,43の一端を半田その他の方法によって接続しておく。
【0031】
この導電線付の給電用端子35,35を端子保持駒39の端子嵌合溝に41,41に嵌合させた状態で、該端子保持駒39を端板部31の外側より窓孔37内に圧入する。これによって窓孔37の最奥部にある張り出し片38に端子保持駒39の端面が当接し、抜け止め用爪40が窓孔37の筒状部37aの端板部内面側縁部37bに係合することによって抜け出し不能に組み立てられ、導電線43,43が給電側口金21の筒状部30外に導出される。
【0032】
アース側口金22の端板部31には、方形状をした窓孔44が形成され、該窓孔44の端板部内面側の周縁部にはその内面を延長した配置の筒状部44aが一体形成されている。この窓孔44の端板部内面側端部には、内向きの張り出し片46が一体に形成されている。
【0033】
窓孔44内には、これと整合する方形状の端子保持駒48が嵌合されており、その端面周縁部が張り出し片46当接することによってそれ以上に押し込まれないようになっているとともに、端子保持駒48には、抜け止め用爪49が外向きに一体成形され、これが、窓孔44の筒状部44aの端板部内面側縁部44bに係合することによって抜け出し不能となっている。
端子保持駒48には、その中央に、これを貫通させた状態で一本のアース用端子36が保持されている。
【0034】
アース用端子36は、図8に示すように、棒状の金属材を持って成形され、長さ方向の中間部分に、フランジ状をした抜け止め用の凸部36aが形成されている。
【0035】
端子保持駒48は、これを縦割りに2分割した一対の分割駒48a,48aによって構成されており、両分割駒の接合面に、アース用端子36が整合して嵌り合う形状の凹溝50,50が形成されており、これにアース用端子36を嵌め合わせて両分割駒48a,48aを接合させることによって端子保持駒48の中心にアース用端子36が貫通された状態で組み込まれ、この端子保持駒48を窓孔44内に嵌合させることによって、端板部31の中央にアース用端子36が貫通した状態に組み立てられ、アース側口金22の端板部31外にアース用端子36端子先端部36bが突設され、端板部31の内面側端子に導電線接続端部36cが突出されるようになっている。
【0036】
組み立てに際しては、まず、各アース用端子36の導電線接続端部36cに、基板37のパターンに接続させるための導電線43の一端を半田その他の方法によって接続しておく。
【0037】
この導電線付のアース用端子36を端子保持駒48に組み込んだ状態で、該端子保持駒48を端板部31の外側よりその窓孔44内に圧入することにより嵌合させる。これによって窓孔44の最奥部にある張り出し片46に端子保持駒48の端面が当接し、抜け止め用爪49が窓孔44の筒状部44aの端板部内面側縁部44bに係合することによって抜け出し不能に組み立てられ、導電線43がアース側口金22の筒状部30外に導出される。
【0038】
両給電側口金21,22の照明器本体部20に対する固定は、一例として、両口金の筒状部30の外周にその軸方向に向けた、断面がU字状をした溝状の凹陥部52(図2、図3に示す)を形成しておき、この凹陥部52を端板部31の表面に一端を解放させるとともに、他端を閉鎖端部52aとなし、この閉鎖端部に止めねじ挿通孔53を形成しておく。
【0039】
そして、各給電側口金21,22から導出されている導電線43を照明器本体20内の基板27のパターンの所定の箇所に半田付けあるいはコネクタを使用して接続させる。
【0040】
しかる後、照明器本体部20の外部ケース24を口金の筒状部30内に嵌合させた状態で、止めねじ挿通孔53より止めねじ54を挿入し、照明器本体部20内の基板保持金具25の端面にねじ込むことによって固定する。
【0041】
尚、給電側口金21,22と照明器本体部20との結合は、照明器本体部の構造に対応して各種の方法を取り得る。
【0042】
上述の他、アース用端子用のアース側口金22において、図9に示すように方形状をした1つの端子保持駒55の側面に端子嵌合溝56を形成してこれに板材からなるアース用端子57を嵌合させ、この端子保持駒55を端板部31の窓孔44に嵌合させるようにしてもよい。
【0043】
また、給電用端子用の給電側口金21にあっても、図10に示すようにこれを2分割した分割駒60a,60aをもって端子保持駒60を構成させ、両者の接合面に端子嵌合溝61を形成しておき、これに前述と同様の給電用端子35,35を嵌合させ、両分割駒60a,60aを接合させることによって給電用端子35,35を保持させ、これを端板部31の窓孔37に嵌合させるようにしてもよい。
【0044】
この場合、図11に示すように棒状をした給電用端子62,62を使用してもよく、両分割駒60a,60aの接合面には、棒状の給電用端子に整合する凹溝63を形成しておき、これに給電用端子62,62を保持させるようにしてもよい。
【0045】
更に、各端子保持駒は、図12に示すように円形となし、これを半割にした分割駒64,64を持って構成してもよい。この場合、口金本体部との結合は、円形の窓孔65を円形とし、両分割駒64,64を接合させた端子保持駒66を窓孔65に対して螺合させることによって嵌合させてもよい。
【0046】
これらの他、口金本体部と端子保持駒との結合は、弾性接着剤による接着、超音波溶着、スピンエエルド溶接等、各種の方法を採り得る。
【0047】
尚、口金本体部及び端子保持駒は、共に耐熱性及び難燃性の合成樹脂材料をもって構成させることが好ましいが、端子保持駒を、口金本体部の合成樹脂材料より耐熱性及び難燃性に優れた材料を使用することができ、これによって高価な耐熱性樹脂の使用量を削減することができる。
【符号の説明】
【0048】
20 照明器本体部
21 給電側口金
22 アース側口金
23 透光部
24 外部ケース
25 基板保持金具
26 LED
27 基板
30 筒状部
31 端板部
33 口金本体部
35 給電用端子
35a 折り曲げ部
35b 端子先端部
35c 導電線接続端部
36 アース用端子
37 窓孔
37a 筒状部
37b 端板部内面側縁部
38 張り出し片
39 端子保持駒
40 抜け止め用爪
41 端子嵌合溝
43 導電線
44 窓孔
44a 筒状部
46 張り出し片
48 端子保持駒
48a 分割駒
49 抜け止め用爪
50 凹溝
52 凹陥部
52a 閉鎖端部
53 止めねじ挿通孔
54 止めねじ
55 端子保持駒
56 端子嵌合溝
57 アース用端子
60 端子保持駒
60a 分割駒
61 端子嵌合溝
62 給電用端子
63 凹溝
64 分割駒
65 窓孔
66 端子保持駒

【特許請求の範囲】
【請求項1】
直管状をなし、表面に多数のLEDを実装した基板が収容されているとともに、該基盤を保持する放熱兼用の基板保持金具を有する照明器本体部と、該照明器本体部の端部に固定され、前記基板のLEDに対して給電する給電用端子又は基板のアース側パターンに接続させるアース用端子を、前記照明器本体部の軸方向に向けて貫通して保持させた合成樹脂製の口金とを備えてなる直管型LED照明器において、
前記口金は、前記照明器本体部の端部に嵌合される筒状部と、該筒状部の先端部を閉鎖する端板部と一体に有しする口金本体部を備え、
前記端板部には、表裏に貫通する端子保持用の窓孔が形成され、
該端子保持用の窓孔内に、前記給電端子又はアース用端子を保持する端子保持駒が挿抜不能に嵌着され、
該端子保持駒には、前記給電端子又はアース用端子を挿抜不能に嵌合して保持する端子嵌合溝が形成され、
該端子嵌合溝に前記給電端子又はアース用端子を嵌合させた状態で、端子保持駒を前記端板部の端子保持用の窓孔内に嵌合させたことを特徴としてなる直管型LED照明器
【請求項2】
前記端子保持駒は、1つのモールド成形品によって構成され、該モールド成形品の側面に解放した端子保持用溝を有し、該端子保持用溝に、これと整合する形状の前記給電端子又はアース用端子を嵌合させている請求項1に記載の直管型LED照明器。
【請求項3】
前記端子保持駒は、2分割した一対の分割駒をもって構成され、該分割駒の接合面に前記端子保持用溝が形成され、該端子保持用溝に、これと整合する形状の前記給電端子又はアース用端子を嵌合させ、両分割駒を互いに接合させて前記端板部の端子保持用の窓孔内に嵌合させてなる請求項1に記載の直管型LED照明器。
【請求項4】
前記端子保持駒は、その材料を前記口金本体部より耐熱性の高い材料によって形成されている請求項1〜3の何れか1に記載の直管型LED照明器。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2013−98076(P2013−98076A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−241124(P2011−241124)
【出願日】平成23年11月2日(2011.11.2)
【出願人】(511266623)エスケートレード株式会社 (1)
【Fターム(参考)】