説明

硫化水素含有ガスの処理方法

【課題】石炭ガス化ガスから回収された二酸化炭素の様に硫化水素を含むガスから少ないエネルギーで硫化水素を除去することができ、かつ、硫化水素の除去性能を向上させることを目的とする。
【解決手段】石炭ガス化ガスからCO回収系20で回収された回収CO10は、所定の温度に加熱されて吸着塔1a又は1bに供給される。吸着塔1a,1bにはチタンとモリブデンとニッケルの酸化物を含有する吸着剤が用いられ、硫化水素が吸着剤に固定される。吸着剤を再生する際には、酸化ガス12が所定の温度に加熱されて吸着塔1a又は1bに供給される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、硫化水素を含むガスから硫化水素を除去する硫化水素含有ガスの処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化現象の一因として二酸化炭素による温室効果が指摘され、大量の化石燃料を使用する火力発電所等を対象に、高効率な二酸化炭素回収方法が精力的に研究されている。回収された二酸化炭素は、主に地中や海底に貯留するか、Enhanced Oil Recovery(石油(原油)増進回収。以下,EOR。)や化学原料として利用される。地中貯留は、まだそれ自体が実証の段階であり、二酸化炭素純度に関する法規制も整備中である。一方、海底下投棄に関しては、日本では二酸化炭素の分離回収方法や濃度が法律により規定されており、アミン吸収法で回収された濃度99%以上の二酸化炭素に限られる。化学原料として用いる場合にはさらに高い二酸化炭素純度が求められる。EORは、二酸化炭素を油田に注入し原油回収率を向上させる方法で、米国を中心に1970年代から商業化されている。米国のEORでは、ほぼ全量二酸化炭素がガス田からパイプラインで供給されているが、石炭ガス化プロセスで得られた二酸化炭素を用いたEORも実証の段階にある。石炭ガス化ガスから回収される二酸化炭素には硫化水素が混入する場合がある。硫化水素はパイプラインの腐食の原因となるため、なるべく低いレベル(例えば20ppm未満)にコントロールすることが求められている。しかし、二酸化炭素回収プロセス内で硫化水素濃度をppmレベルまで下げようとすると、過剰にエネルギーを投入する必要がある。
【0003】
さらに、石炭ガス化で発生した生成ガスを使って発電を行う石炭ガス化複合発電システム(以下、IGCC)においては、硫化水素濃度を下げるために余剰に二酸化炭素回収系での所内動力が増加し、送電端効率が大幅に低下することになる。
【0004】
尚、二酸化炭素と硫化水素を含むガスを吸着剤と接触させて硫化水素を除去し、高純度の二酸化炭素を回収するものとして、特許文献1及び特許文献2に記載されたものがある。これらの特許文献では、吸着剤としてチタンとモリブデンの酸化物を含有する吸着剤が用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010-120013
【特許文献2】特開2011-68751
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の二酸化炭素回収型IGCCでは、回収した二酸化炭素に混入する硫化水素の濃度を低下させるために、所内動力が著しく増加することになる。
【0007】
特許文献1や2に記載の吸着剤を用いることによって、所内動力を増加させることなく高純度の二酸化炭素を回収すること、即ち、少ないエネルギーで硫化水素を除去することができる。
【0008】
吸着剤を用いて硫化水素を除去する硫化水素含有ガスの処理方法において、吸着剤による硫化水素の除去性能(吸着能力)をさらに向上させることが望ましい。
【0009】
本発明は、石炭ガス化ガスから回収された二酸化炭素の様に硫化水素を含むガスから少ないエネルギーで硫化水素を除去することができ、かつ、硫化水素の除去性能を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、硫化水素を含有するガスをチタンとモリブデンとニッケルの酸化物を含有する吸着剤と接触させ、硫化水素を硫化物の形態で吸着剤に吸着させて除去することを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、硫化水素を含有するガスをチタンとモリブデンとニッケルの酸化物を含有する吸着剤と接触させ、硫化水素を硫化物の形態で吸着剤に吸着させて除去し、次に吸着剤と酸素含有ガスとを接触させ、吸着剤を再生することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、吸着剤による硫化水素の除去性能を向上させることができる。
【0013】
例えば、二酸化炭素回収型IGCCにおける、回収した二酸化炭素に混入する硫化水素の除去に適用した場合、硫化水素の濃度を低下させるために必要な所内動力を抑制することができるため、従来よりも送電端効率を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施例1によるHSの積算供給量と除去率の関係を示す図である。
【図2】本発明の実施例2による生成SO濃度を示す図である。
【図3】本発明の実施例3による硫化水素含有ガス処理システムの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例4による硫化水素含有ガス処理システムの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明をIGCCで回収した二酸化炭素の処理に適用したシステムフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に本発明の実施の形態について説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
【実施例1】
【0016】
まず初めに吸着剤の調製手順を説明する。チタン,モリブデンおよびニッケルの原料と同量の純水を乳鉢に入れ、30分間混錬した。チタン原料にはTiO2,モリブデン原料には(NH4)6Mo7O24・4H2O,ニッケル原料にはNi(NO3)2・6H3Oを使用した。これらの原料はチタン酸化物、モリブデン酸化物、ニッケル酸化物を得るのに一般的に用いられる原料である。この混合物を170℃で10時間乾燥した後、粉砕し、高圧プレスにて成型したものを破砕して10〜20メッシュに整粒した。得られた成型物を450℃で2時間焼成し、再度10〜20メッシュに整粒して供試する吸着剤を得た。この吸着剤は、ニッケル、モリブデン、チタンをモル比で7:23:70の比率で含有する。
【0017】
次に実験の手順について述べる。内径24mmの石英ガラス製の反応管にグラスウールを敷き、その上に約20mlの吸着剤を充填し、電気炉にて外周から110℃に加熱した。吸着剤の温度が安定したら、反応ガスを0.67L/min(空間速度2000h−1)で供給した。反応ガスの組成は、HS1%,CO99%とした。この反応ガスの組成は、IGCCで回収される二酸化炭素ガスを模擬したものである。吸着剤の出口のガス組成をガスクロマトグラフおよび赤外式分析計で分析し、HSの除去率を計算した。
【0018】
図1の黒丸で、本発明のNi/Mo/Ti吸着剤におけるHSの積算供給量と除去率の関係を示す。本図には除去率が60%を下回る時点までの除去率を示しているが、本発明のNi/Mo/Ti吸着剤は、破過するまではHSの除去率が100%で保たれていることが分かる。したがって、本発明のNi/Mo/Ti吸着剤を用いれば、実質的にHSを含まない高純度のCOを得ることが可能となる。
<比較例>
本発明の実施例の比較例として、モリブデンとチタンをモル比で3:7の比率で含有する吸着剤(ニッケル酸化物を含まない吸着剤)を実施例1と同様の手順で調整し、HS除去率を測定した。
【0019】
図1の白丸で、本比較例のMo/Ti吸着剤のHSの積算供給量と除去率の関係を示す。黒丸で示した実施例1と比較して、白丸で示したMo/Ti吸着剤は少ないHS吸着量で破過しており、実施例1の吸着剤の方の吸着容量が大きいことが分かる。
【0020】
本発明の吸着剤と硫化水素の反応機構は必ずしも明らかではないが、モリブデンの酸化物に硫化水素が反応して硫化物として吸着剤に固定されるものと推定される。チタンの酸化物は主として担体として機能し、ニッケルの酸化物はモリブデンの酸化物と硫化水素の反応を促進させる機能を有しているものと推定される。また、本発明の吸着剤は、チタンとモリブデンとニッケルの酸化物を含有する吸着剤であるが、酸化物の形態としては、チタンとモリブデンとニッケルのそれぞれの酸化物の形態の他、チタンとモリブデンとニッケルの複合酸化物の形態も含まれているものと考えられる。
【実施例2】
【0021】
次に本発明の第二の実施例を説明する。実施例2としては、実施例1と同様にニッケル,モリブデン,チタンを原料とし、Ni/Moモル比を0.33,0.66,1.0,1.33及び1.66とした吸着剤を実施例1と同様の手順で調整し、吸着時に副反応により生成するSOの濃度を測定した。尚、本実施例2では、Ti:(Ni+Mo)のモル比は70:30とした。このモル比は、TiとMoの酸化物の吸着剤と同様のモル比(例えば、99:1〜50:50)で調整される。
【0022】
測定結果を図2に示す。また、図2には、比較例の吸着剤(Ni酸化物を含まない。便宜上、Ni/Moモル比で表すとすれば0。)について同様の条件でSO濃度を測定した結果を合わせて示している。本実施例による吸着剤を用いた場合のSO濃度はいずれも25ppm以下である。比較例では180ppmのSOが生成しており、本実施例による吸着剤では副反応が抑制されていることが分かる。Ni/Moモル比を0.6以上とするとSO濃度はいずれも10ppm以下となり、副反応の抑制効果が高くなる。従って、Ni/Moモル比は0.6以上が好ましい。
【0023】
一方、Ni/Moモル比を1.0より大きくすると、比表面積が小さくなる影響を受け、また、吸着剤の微小細孔がつぶれてしまう影響により、HS吸着量が低下することが分かっている。従って、Ni/Moモル比は、0.3以上、好ましくは0.6〜1.0が良い。
【実施例3】
【0024】
次に、本発明による硫化水素含有ガスの処理方法を説明する。図3は、本実施例での硫化水素含有ガス処理システムの構成を示すブロック図である。本システムは、主に、吸着塔1a,1bと、再生ガス同士の熱交換により入口ガスを加熱するためのガス/ガス熱交換器2と、硫黄を回収する硫黄回収装置3と、COガスを再生ガスで加熱するためのガス/ガス熱交換器4から構成されている。
【0025】
CO回収系20において回収されたHSを含むCOは、バルブ5aを介して吸着塔1aへ供給され、バルブ6aより排出される。一方、吸着剤の再生処理用の酸化ガス12は、バルブ7aより導入され、再生排ガス14はバルブ8aより排出される。吸着塔1bについても同様に、HSを含むCOガスはバルブ5bから供給し、バルブ6bから排出され、再生用の酸化ガス12はバルブ7bから供給し、再生排ガス14はバルブ8bから排出される。
【0026】
以下に、吸着塔1aでHSの吸着を、吸着塔1bでは吸着剤の再生を行うときの運転方法について説明する。HS含有COガス10は、ガス/ガス熱交換器4において、再生排ガス14により110℃まで加熱され、バルブ5aを介して吸着塔1aに導入される。吸着塔1aでは、主に反応(1)によりHSが吸着剤と反応し、吸着剤に固定される。吸着塔1aを通過したCO11はバルブ6aから排出される。
【0027】
MoO+2HS = MoS+2HO (1)
一方の吸着塔1bでは、次の手順で吸着剤の再生処理を行う。あらかじめ空気と窒素を混合することにより所定のO濃度(例えば3%程度)に調整された酸化ガス12は、ガス/ガス熱交換器2で150℃まで加熱された後、バルブ7bを介して吸着塔1bに供給される。Sを吸着した後の吸着剤は、Oが供給されると主に反応(2)により再生され、吸着していた硫黄はSOとして放出される。再生反応は発熱反応であり、SOを含む再生ガスは400℃以上の高温になる。
【0028】
MoS+3O = 2SO+MoO (2)
再生排ガス14はバルブ8bから排出され、ガス/ガス熱交換器2に加熱源として導入される。その後、160℃以上の温度で硫黄回収装置3に導入され、副反応により生成した微量の硫黄を回収する。硫黄を回収した後の再生排ガス14は、ガス/ガス熱交換器4に導入され、HS含有COガス10を加熱した後に排出される。SOを含む再生排ガス14は、図示していない石膏回収装置等に導入され処理される。
【0029】
一定時間の後、バルブ7bおよび8bを開に、バルブ5aおよび6aを閉にして、吸着塔1bは吸着工程に、吸着塔1aは再生工程に切り替えられる。以上の手順を繰り返すことにより、連続的にHSの除去が行われる。
【0030】
本実施例では、吸着塔2基で構成されているがそれに限定されるものではない。また、吸着の際の塔入口でのガス温度を110℃、再生の際は150℃としたが、それに規定されるものではない。HS含有COガス10が吸着剤と接触する温度は100〜300℃が望ましい。即ち、吸着剤を活性化させるために100℃以上とし、実施例2で説明したSOの発生を抑制するという観点から300℃以下とするのが望ましい。酸化ガス12が吸着剤と接触する温度は100〜600℃が望ましい。即ち、吸着剤を活性化させるために100℃以上とし、また、吸着剤の耐熱性を考慮して600℃以下とするのが望ましい。
【実施例4】
【0031】
図4を用いて本発明による硫化水素含有ガスの処理方法の他の実施例を説明する。本実施例と上述の実施例3との主な相違点は、再生排ガスの一部に空気を混合して酸化ガスの酸素濃度を調整している点である。
【0032】
図4は、本実施例での硫化水素含有ガス処理システムの構成を示すブロック図である。空気15を追加した点以外は、図3と略同じなので前述した部分は説明を省略する。
【0033】
再生排ガス14は、硫黄回収装置3を出た後に、一部を分取し、そこに空気15を混合して酸化ガス12として使用される。残りの再生排ガス14は、排ガスとして図示していない石膏回収装置などに導入され処理される。再生排ガス14は酸素をほとんど含まないため、適当な混合割合で空気と混合することにより任意に酸化ガス12の酸素濃度を調整することが可能である。したがって、本実施例によれば,酸化ガス12の酸素濃度を調整するための窒素の使用量を削減することができる。
【実施例5】
【0034】
次に、本発明の硫化水素含有ガスの処理方法をIGCCで回収した二酸化炭素の処理に適用した実施例を説明する。図5はそのシステムフロー図である。
【0035】
脱塵された石炭ガス化ガスは、COS転化器21によって石炭ガス化ガスに含まれるCOSをHSに転換し、水洗塔22によって石炭ガス化ガス中の微細なダストや塩素等の不純物が除去される。COシフト反応器23において水蒸気が供給されて石炭ガス化ガス中のCOをCOに転換する。CO回収系20においてCOを回収する。精製ガスは発電用燃料としてガスタービンに供給される。CO回収系20からのCOガスは、COと同時に吸収されたHSを含んでおり、本発明の吸着剤を用いたHS吸着器1に供給され、HSが吸着除去され、高純度COガスとなる。本実施例では、本発明の吸着剤を用いたHS吸着器1を用いることによってCO回収プロセス内において実質的にHSを含まない高純度のCOを得ることが可能となる。
【0036】
従来、回収したCOガスのHS濃度をppmレベルまで下げるためには、CO回収系20よりも上流側にHS吸収塔を設置し脱硫を行う必要があり、このため過剰にエネルギーを投入する結果となる。これでは、石炭ガス化で発生した生成ガスを使って発電を行うIGCCにおいては、HS濃度を下げるために余剰にCO回収系20での所内動力が増加し、送電端効率が大幅に低下することになる。
【0037】
本実施例によれば、CO回収系20からのCOガスをHS吸着器1で処理することによって実質的にHSを含まない高純度のCOが得られることから、HS濃度を下げるためのCO回収プロセス内での所内動力の増加を回避することが可能となる。
【符号の説明】
【0038】
1a,1b…吸着塔、2,4…ガス/ガス熱交換器、3…硫黄回収装置、5a,5b,6a,6b,7a,7b,8a,8b…バルブ、10…回収CO、11…高純度C、12…酸化ガス、14…再生排ガス、15…空気、20…CO回収系。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
硫化水素を含有するガスを、チタンとモリブデンとニッケルの酸化物を含有する吸着剤と接触させ、硫化水素を硫化物の形態で前記吸着剤に吸着させて除去することを特徴とする硫化水素含有ガスの処理方法。
【請求項2】
硫化水素を含有するガスを、チタンとモリブデンとニッケルの酸化物を含有する吸着剤と接触させ、硫化水素を硫化物の形態で前記吸着剤に吸着させて除去し、次に前記吸着剤と酸素含有ガスとを接触させ、前記吸着剤を再生することを特徴とする硫化水素含有ガスの処理方法。
【請求項3】
請求項1または2に記載の硫化水素含有ガスの処理方法において、
前記吸着剤におけるニッケルとモリブデンのモル比率が0.3から1.0の範囲にある吸着剤を用いることを特徴とする硫化水素含有ガスの処理方法。
【請求項4】
請求項3に記載の硫化水素含有ガスの処理方法において、
前記吸着剤におけるニッケルとモリブデンのモル比率が0.6から1.0の範囲にある吸着剤を用いることを特徴とする硫化水素含有ガスの処理方法。
【請求項5】
請求項2に記載の硫化水素含有ガスの処理方法において、
前記吸着剤と前記酸素含有ガスとを接触させて前記吸着剤を再生する際に発生する高温の再生ガスを熱源として、前記吸着剤に接触する前の前記酸素含有ガスを加熱することを特徴とする硫化水素含有ガスの処理方法。
【請求項6】
請求項2に記載の硫化水素含有ガスの処理方法において、
前記吸着剤と前記酸素含有ガスとを接触させて前記吸着剤を再生する際に発生する再生ガスの一部に、空気を混合したガスを前記吸着剤に接触させて前記吸着剤を再生することを特徴とする硫化水素含有ガスの処理方法。
【請求項7】
石炭ガス化ガスを精製してガスタービンに発電燃料として供給し、石炭ガス化ガスを精製する際に二酸化炭素を回収するようにした二酸化炭素回収型石炭ガス化複合発電システムであって、
二酸化炭素回収系からの二酸化炭素が供給される硫化水素吸着器を備え、
前記硫化水素吸着器の吸着剤として、チタンとモリブデンとニッケルの酸化物を含有する吸着剤を用いたことを特徴とする二酸化炭素回収型石炭ガス化複合発電システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−666(P2013−666A)
【公開日】平成25年1月7日(2013.1.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−134785(P2011−134785)
【出願日】平成23年6月17日(2011.6.17)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】