説明

紫外線施療具

【課題】 太陽から照射された光を如何なる方向からの直射光でも、効率良くその光を足の裏や足の指の間に照射できるようにし、その太陽光に含まれる紫外線分によって照射した皮膚を殺菌、消臭するようにし、また酸化チタンの光触媒作用を利用して、弱い光でも強い殺菌及び消臭効果が得られるようにする。
【解決手段】 導光性の樹脂体で足の指の間に保持する保持具、足の裏に敷く中敷き、裸足で履く履き物を形成し、その樹脂体を装着した際、露呈する受光面に入射する太陽光を樹脂体内で反射、拡散させ、その拡散させた光の一部又は全部を足の裏や足の指の間に照射して、その光の紫外線分で照射した皮膚面を殺菌及び消臭をするようにした構成。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光に含まれる紫外線のエネルギーを利用して足の裏や足の指の間を殺菌、消臭するようにした紫外線施療具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、足首から下の足の裏や足の指の間は、日光に当たることが少ないため普段から蒸れやすく、その皮膚に白癬菌が繁殖して水虫になる人が日本国内で10人に1人はいる。その治療として、足首から下を日光に当てて、太陽光の紫外線によって殺菌治療することも考えられるが、その太陽の直射光は足の裏や足の指の間には直接当たりにくく、なかなか目に見える効果が得られない。
【0003】
また紫外線ランプを照射して治療する装置も商品化されているが、その構成においては、足の裏全体に光が当たらないため、治療の効果にむらがあった。またその紫外線の波長は皮膚に有害であるため、長時間照射することはできなかった。
【0004】
また公知公報に特開2001−120591号公報が提案されてるが、その構成に於いても足の指を強制的に広げた状態では、各指の間隙の角度は扇状に若干ずれており、ある足の指の間では太陽光が当たっても、他の足の指の間では太陽光が当たらないため、同時に各指間の施療(治療)ができない。また太陽は常に移動しており、所定の時間長患部に照射するには、その間中その指先を常に太陽方向に向かせてなければならない。
【0005】
【特許文献1】特開2001−120591号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、前述の問題に鑑みてなされたもので、太陽から照射された光を如何なる方向からの直射光でも、効率良くその光を足の裏や足の指の間に照射できるようにし、その太陽光に含まれる紫外線分によって照射した皮膚を殺菌、消臭するようにし、また酸化チタンの光触媒作用を利用して、弱い光でも強い殺菌及び消臭効果が得られるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決すために、本発明は透光性樹脂が持つ導光性の性質を利用するもので、導光性の樹脂体内に入射した光は、樹脂体内の内面で反射と拡散を繰り返し、どんな形状に形成した樹脂体でもその反射拡散する光が行き届くため、導光性の樹脂体でもって足の指の間に保持する保持具、足の裏に敷く中敷き、裸足で履く履き物を形成することで、その樹脂体を装着した際、露呈する受光面に入射する太陽光を樹脂体内で反射、拡散させ、その拡散させた光の一部又は全部を足の裏や足の指の間に照射して、その光の紫外線分で照射した皮膚面を殺菌及び消臭をするようにした構成である。
【0008】
また導光性の樹脂体に足の裏及び足の指の間に接面する部位を形成し、その接面する部位に酸化チタン膜を設け、その部位に照射される紫外線を吸収して酸化チタンによる光触媒反応を起こさせ、その強い酸化還元反応によって、その接面する皮膚面を殺菌及び消臭をするようにした構成である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の紫外線施療具は、どんな方向からの太陽光でもその露呈する受光面に光を入射でき、そして広い受光面から光を入射できて、その光を導光性の樹脂体内で拡散させて足の皮膚面に照射できるため、効率の良い安定した施療ができる。また本発明の紫外線施療具をどんな形状に形成しても、一旦入射した光はその内面で反射拡散し、その光が細部まで行き届くため、どんな部位の皮膚面でも一定した光を照射して施療することができ、光のムラや無駄が無い。また本発明は非常に安価な構成であり、自然の太陽光の近紫外線を利用するため、人体には無害であり、戸外で歩きながらでも施療できるため、とても健全な殺菌と消臭の施療ができる。また本発明品は何度洗ってもその施療効果が落ちることがなく、長期に渉って使用できて経済的でもある。
【実施例】
【0010】
太陽光には紫外線が含まれており、その波長によってUV‐A(320〜400nm)、UV‐B(280〜320nm)、UV‐C(280nm以下)に分類される。ここでUV‐Cはオゾン層や大気で吸収され、UV‐Bは窓ガラスや樹脂を透過すると吸収されてしまう。UV‐Aは近紫外線と呼ばれ人間の皮膚には全く無害であるが、窓ガラスや樹脂を透過して皮膚の深いところまで到達する性質があり、殺菌及び消臭作用がある。
【0011】
また近紫外線である波長が300〜380nmの光が光触媒である酸化チタン膜に照射されると、その紫外線が吸収されて光電効果によって電子励起され、電子と正孔が生成される。この電子と正孔が光触媒表面で空気中の酸素や水分と結びつき酸化還元反応を行い、活性な酸素種であるO-、O-、OHを生成する。この生成した活性酸素の酸化力は極めて強く、細菌やウイルスなどを酸化分解して殺菌し、消臭、脱臭作用もある。
【0012】
本発明は、前記した太陽光に含まれる近紫外線が元来持つ性質を応用するものであり、更に酸化チタンが持つ紫外線による光触媒作用も応用するものである。本発明の実施例を図面を基に説明する。
【0013】
図1、図2は、本発明を足の指の間に挟持して保持する保持具に実施した実施例を示す。図1(a)において、保持具1A全体を透明なアクリル樹脂で鼓形状に形成し、その断面が楕円形状に形成する。そして図1(g)に示すように、各指の間に挟持させた時、その指の間の間隙にぴったりフィットするように湾曲部1bを形成する。この保持具1Aの構成において、図1(b)に示すように、その上面の露呈する受光面1aに太陽光が当たると、その受光面1aに太陽光が入射する。ここで光が空気中から樹脂体へと入射すると、その入射した光は屈折して下方向に向かう。このためこの光の屈折作用を利用して入射光を下方向に向かって導光でき、太陽がかなり地平線に傾いた状態でもその光を屈折させて保持具1A内の下方向へ導光させることができる。その入射した光は保持具1A内で反射と拡散を繰り返し、ある程度均一化した光が保持具1A内から外へと照射される。その照射された光は近紫外線を含んでおり、その近紫外線は図1(g)に示すように挟持した状態で、指と指の間の皮膚面を照射し、前述したようにその近紫外線の作用によって、指と指の間の細菌が殺菌されると同時に消臭脱臭もされる。ここで導光性のアクリル樹脂体は光透過率が90〜92%あるため、受光面1aから入射した光を無駄なく効率良く足の指の間の皮膚面に照射することができる。
【0014】
図1(c)(d)は、保持具1Aの照射面上に酸化チタン膜5を被膜(コーティング)した実施例を示す。足の指の間で繁殖する代表的な細菌として、水虫と呼ばれる白癬菌があり、その白癬菌は足の指の間の付け根で最も繁殖し易い。そのためその付け根の皮膚面に酸化チタン膜5の被膜面を接面させ、その部位に近紫外線を照射することによって光触媒の酸化還元反応が起こり、その照射した皮膚に繁殖する白癬菌を殺菌し水虫を施療(治療)することができる。その光触媒反応は弱い光でも十分吸収されて反応し強い殺菌力がある。その光触媒反応には適当な水分も必要であるが、皮膚面には常に適当な水分(汗等)があり、十分な光触媒反応がなされる。図1(d)は、保持具1Aの酸化チタン膜5が被膜されてない側面や底面の表面にアルミ蒸着等で鏡面処理したもので、その表面では光が全反射するため、その構成では足の指の付け根方向に光を集光して照射することができる。保持具1Aを形成する材質としては、導光性の透光体であればよいが透明体であれば最もよく、アクリル樹脂の他にポリスチレン、ポリカーボネート、ポリー4−メチルー1−ペンテン、ポリエーテルスルホン、ポリアリレート等で実施できる。また酸化チタン膜5の被膜の方法も、酸化チタン粉末やゾルや液状から被膜を設ける方法として、酸化チタンゾルを吹き付け高温で焼き付ける高温焼付け型や、室温から120℃ほどの乾燥温度で塗布するコーティング剤を使用する低温乾燥型とあり、スプレーコーティング法や、スピンコーティング法、ディップコーティング法、ゾルゲル法等で実施できる。そして酸化チタン膜5は透明な被膜にできる。また保持具1Aの表面に無機物のプライマーをコーティングし、酸化チタン膜5をその上にコーティングすることもできる。さらに酸化チタン膜5の被膜の仕方も、スパッタリング法やCVD法でコーティングすることもできる。図1(e)(f)は、保持具1Aを軟質な材質の軟質塩化ビニル樹脂で形成し、足の指の間に挟持したまま歩けるようにした構成の実施例を示したもので、図1(e)は中央に縦長の開口部1cを形成している。歩くことで足の指間に力が加わるため、硬い保持具1Aで実施すると違和感がある。そのため軟質な材質で形成し、足の指間に加わる力を開口部1cで吸収するようにしている。図1(f)は、開口部1cを若干外側に広げ、且つ切欠部1dを形成したもので、その構成では足の指の間で保持具1Aの切欠部1dが左右に伸縮するため、常に矢印⇒方向へ保持具1Aが移動しょうとし、保持具1Aがずれるのを防止し、足の指の付け根に密着したままフィットさせることができる。また他の実施構成として、保持具1Aの受光面1a及び酸化チタン膜5の被膜面を祖面にして、表面積を広げて実施することもできる。
【0015】
図1(h)は、各保持具1Aを固定するサポータ8を設けたものである。足の甲側で面ファスナーでサポータ8を係止して足先に装着できる。このサポータ8を設けることで、各保持具1Aを足の指の付け根にしっかりと密着させて固定できる。このサポータ8も導光性の樹脂で形成し、内側の面に酸化チタン膜5を被膜してもよい。
【0016】
図1(i)は、足の指の間に挟持する各保持具1Aを連結帯1eで一体にして連結したものである。この構成であれば、各足の指の間に各保持具1Aを挟持したまま歩いてもずれにくく、また受光面1aを広くとれるため、足の指の間に多くの光量を照射することができる。ここで受光面1aを広くとればとるほど、その面積に比例した光量を照射できる。
【0017】
図2は、保持具1Aの他の実施例を示すものである。保持具1A全体を弾性をもつ透明なアイオノマー樹脂で形成し、隣合せの指に挟持する挟持部1f、1fを両側に形成し、手前中央に酸化チタン膜5を被膜した湾曲部1bを形成する。その保持具1Aを足の指の間に装着すると、常に挟持部1f、1fで挟持して保持でき、違和感も無く装着できる。図2(c)は、5本の指の間に1度に装着できるようにした構成を示し、各保持具1Aを連結帯1eで一体にして連結している。光触媒反応は酸化チタン膜5が皮膚面に接触してないと効果が出にくいが、本実施例の構成で酸化チタン膜5を皮膚面に常に接触させることができ、十分な殺菌と消臭効果が得られる。尚、図1図2の構成にゴム紐又は紐を設け、その紐の一方を足首に固定して常時引張るように構成してもよい。
【0018】
尚、図1図2に示した構成は、外反母趾の施療に使用することもでき、本発明の構成によって、外反母趾の施療、水虫の治療、足の指の消臭脱臭の3つの作用効果を得ることができる。
【0019】
図3〜図7は、本発明を中敷き1Bに実施した構成を示すものである。図3(a)において、中敷き1B全体をエチレン酢酸ビニル共重合体で形成し、その中敷き1B上面に足の裏を載せると、図3(b)に示すように足の裏の周縁に露呈する受光面1aができるため、その受光面1aから太陽光が入射し、その入射した光が中敷き1B内で反射と拡散を繰り返すことで、足の裏の皮膚面に近紫外線の光を照射させることができる。ここで中敷き1Bの厚みは十分な光の導光性を持たせるため、3mm以上の厚みがあることが望ましい。最近携帯電話のディスプレイの導光技術の進歩から、均一な光をディスプレイの面全域に照射する技術が確立しており、本発明の中敷き1Bの構成も例えばその樹脂内に適当にホログラムパターンや微細反射溝や反射ドットやプリズム等を形成することで、樹脂内に入射した光を適当に拡散させて足の裏全域に均一な光を照射をすることができる。また本発明の中敷き1Bの構成において、その底面全域を例えばアルミ蒸着等で鏡面処理したり、反射率が高い白色にしてもよい。
【0020】
図4は、図3の構成に突起部2、・・2及び凸部3、・・・3を形成したものである。図4(a)において、各足の指の間にフィットする位置に突起部2、・・2を形成することで、中敷き1Bの受光面1aから入射した光は反射拡散して各突起部2内にも入射していき、その光は各突起部2の側面から外へと照射され、その光が足の指の間を照射する。そのため本構成によって足の裏と足の指の間を同時に照射することができる。尚、その突起部2の底面部は多くの光を入射できるよう、鼓形状に広げて形成するとよい。次に図4(b)に示すように、足の裏の各つぼに対向する位置に、凸部3、・・・3を形成してもよく、その凸部3、・・・3によって歩くたびに足の裏のつぼに刺激が加えられる。図4(c)は本実施例の構成の断面図を示し、図4(d)は実際に足を載せた状態を示したものである。
【0021】
図5は、図4の構成の突起部2、・・2を連結して一体にした連結突起部2aで構成したものである。この構成では連結突起部2aの上面が広い受光面1aとなるため、各指の間に光量が多い光を照射することができる。図5(b)は本実施例の構成の断面図を示し、図5(c)は実際に足を載せた状態を示したものである。
【0022】
図6(a)は、中敷き1Bの上面に足の裏と嵌合する凹部4を形成し、その凹部4の表面及び各指と足の平との間の表面に、酸化チタン膜5を被膜(コーティング)して構成したものである。この構成によって、受光面1aから入射した弱い光でも十分な光触媒反応が起き、その反応による強い酸化力によって接面する足の裏の皮膚の細菌を殺菌し、同時に消臭、脱臭もなされる。従来悪臭を取る成分を含有した中敷きが商品化されているが、本発明の構成によって、太陽の自然光を利用して半永久的に消臭、脱臭作用がある中敷き1Bを提供することができる。本発明の中敷き1Bの構成は何度洗っても光触媒作用の効果は落ちない。図6(b)は足を載せた状態での断面図を示す。
【0023】
図7(a)は、図6の構成に突起部2、・・2を形成し、その突起部2、・・2の側面にも酸化チタン膜5を被膜(コーティング)して構成したものである。本実施例の構成によって、光触媒反応による足の裏及び足の指の間の細菌を同時に殺菌及び消臭、脱臭することができる。図7(b)は本実施例の構成の断面図を示す。
【0024】
尚、各実施例の中敷き1Bの裏面に粘着シートを具備し、その粘着シートによってサンダル等の履き物の上面に貼り付けられるように構成してもよい。また受光面1aをハーフミラーで構成し、その面で光が入射するのみにすることもできる。
【0025】
図8、図9、図10は、本発明の構成を裸足で履く履き物1Cに実施したものである。
【0026】
図8(a)は、足の指の間に挟持する突起部2、・・2を鼻緒6と一体にして形成し構成したものである。鼻緒6及び突起部2、・・2を導光性の樹脂体で形成し、その構成によって鼻緒6が広い受光面1aとなり、多くの光量を入射させて足の指の間に照射させることができる。本発明の実施例の構成では、鼻緒が本来持つ履き物を足に装着させるための役目と、光を受光して導光させる役目の2つの役目を果たしてくれる。本実施例の構成で、図8(b)のように履き物1Cの底板7と鼻緒6とを別体にして設けてもよく、また図8(c)のように履き物1Cと鼻緒6とを一体にして形成して構成してもよい。また図8(d)は履き物1Cの底部に別体の底板7を設けて構成したもので、履き物1Cの摩耗を防ぐため、ある程度強度のある底板7を底面に設けて構成してもよい。更に各突起部2、・・2の側面には酸化チタン膜5を被膜(コーティング)して構成してもよく、その部位で前記と同様に光触媒反応を利用できる。また図8(b)の構成で、突起部2の位置を適当に調整できるようにしてもよい。
【0027】
図9(a)は、履き物1Cの上面に足の指の間に挟持する突起部2、・・2を一体にして構成したもので、図9(b)はその断面図を示す。図9(c)は履き物1Cの上面に足の指の間に挟持する連結突起部2aを一体にして構成したもので、図9(d)はその断面図を示す。
【0028】
図10は、図6及び図7で示した実施例の構成と同様に、図10(a)は履き物1Cの上面に足の裏と嵌合する凹部4を形成し、その表面に酸化チタン膜5を被膜(コーティング)して構成したもので、図10(b)は更にその構成に、酸化チタン膜5を側面に被膜(コーティング)した突起部2、・・2を一体にして構成したものである。図10(c)はその断面図を示す。
【0029】
本発明の紫外線施療具を装着して戸外をウォーキングすることで、自然の太陽光を浴びながら足の裏及び足の指間の殺菌、消臭することができ、健康的であり、衛生的でもある一挙両得の効果が得られる。また蛍光灯の光にもある程度近紫外線が含まれるため、蛍光灯下でも光触媒反応は起き、本発明を実施することができる。また酸化チタン膜5の表面に銀や銅の金属を付けることで、光の弱い暗い所でもある程度殺菌力を得ることができる。
本発明の紫外線施療具は、例えば大人用と子供用、男性用と女性用と各サイズごと用意することができる。またガラス材も導光性があるため、本発明の構成にして実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】(a)本発明の1実施例の斜視図(b)本発明の1実施例の縦断面図(c)(d)本発明の1実施例の側面図(e)(f)本発明の1実施例の斜視図と平面図(g)(h)本発明の1実施例の1部横断面の平面図(i)本発明の1実施例の斜視図
【図2】(a)(b)(c)本発明の1実施例の斜視図
【図3】(a)本発明の1実施例の斜視図 (b)本発明の1実施例の縦断面図と足を載せた側面図
【図4】(a)(b)本発明の1実施例の斜視図(c)本発明の1実施例の縦断面図(d)本発明の1実施例の斜視図
【図5】(a)本発明の1実施例の斜視図(b)本発明の1実施例の縦断面図(c)本発明の1実施例の斜視図
【図6】(a)本発明の1実施例の斜視図(b)本発明の1実施例の縦断面図と足を載せた側面図
【図7】(a)本発明の1実施例の斜視図 (b)本発明の1実施例の縦断面図
【図8】(a)本発明の1実施例の斜視図 (b)(c)(d)本発明の1実施例の縦断面図
【図9】(a)本発明の1実施例の斜視図 (b)本発明の1実施例の縦断面図 (c)本発明の1実施例の斜視図 (d)本発明の1実施例の縦断面図
【図10】(a)(b)本発明の1実施例の斜視図(c)本発明の1実施例の縦断面図
【符号の説明】
【0031】
1 : 紫外線施療具
1A : 保持具
1B : 中敷き
1C : 履き物
1a : 受光面
1b : 湾曲部
1c : 開口部
1d ; 切欠部
1e : 連結帯
1f : 挟持部
2 : 突起部
2a : 連結突起部
3 : 凸部
4 : 凹部
5 : 酸化チタン膜
6 : 鼻緒
7 : 底板
8 : サポータ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
足の指の間に挟持する保持具において、該保持具(1A)を導光性の樹脂体で形成し、該保持具(1A)の露呈する受光面(1a)に入射する太陽光を樹脂体内で拡散させ、その拡散させた光を足の指の間の皮膚面に照射するようにし、その照射した光の紫外線分によって前記皮膚面の殺菌や消臭をするようにした紫外線施療具。
【請求項2】
足の裏を載せる中敷きにおいて、該中敷き(1B)を導光性の樹脂体で形成し、該中敷き(1B)の露呈する受光面(1a)に入射する太陽光を樹脂体内で拡散させ、その拡散させた光を足の裏の皮膚面に照射するようにし、その照射した光の紫外線分によって前記皮膚面の殺菌や消臭をするようにした紫外線施療具。
【請求項3】
前記中敷き(1B)に突起部(2)又は連結突起部(2a)を設けた請求項2記載の紫外線施療具。
【請求項4】
裸足で履く履き物において、該履き物(1C)の足を載せる部位又は足の指の間に挟持する部位を導光性の樹脂体で形成し、該履き物(1C)の露呈する受光面(1a)に入射する太陽光を樹脂体内で拡散させ、その拡散させた光を足の裏の皮膚面に照射するようにし、その照射した光の紫外線分によって前記皮膚面の殺菌や消臭をするようにした紫外線施療具。
【請求項5】
前記紫外線施療具(1)において、導光性の樹脂体の足の皮膚面と接面する部位に酸化チタン膜(5)を設け、その部位で照射する紫外線と酸化チタンによる光触媒反応で前記皮膚面の殺菌や消臭をするようにした請求項1、2、3又は4記載の紫外線施療具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−43319(P2006−43319A)
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−232036(P2004−232036)
【出願日】平成16年8月9日(2004.8.9)
【出願人】(594195797)
【Fターム(参考)】