説明

緊急自動車

【課題】救急隊員が救命作業を容易且つ迅速に行うことができる処置室を備えた緊急自動車の提供。
【解決手段】この緊急自動車は、救急患者を収容する処置室16を有する。処置室16内の前後方向寸法Aが2500mm〜2850mm、左右方向寸法Bが1600mm〜1890mm、上下方向寸法Cが1600mm〜1900mmの範囲で決定されている。緊急自動車の運転室と処置室16とが連通されている。上記処置室16前部に空気吹出口25、26が設けられている。患者用ベッド17の周囲に救急隊員が待機するスペース20、22が確保されている。患者用ベッド17の近傍に蘇生機材が集中配置されている。患者用ベッド17は、左右方向にスライドすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、消防用自動車及び救急用自動車の機能を備える緊急自動車の構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
消火用流体を吐出する消防車としての機能と、救急患者を収容し応急処置が可能な処置室を備えた救急車としての機能とを併せ持つ緊急自動車が従来から提案されている(例えば、特許文献1〜特許文献3参照)。消防機能と救急機能とを備えた従来の緊急自動車では、一台の車両が消防活動にも救急活動にも活躍する。
【0003】
【特許文献1】特開2004−50976公報
【特許文献2】特開2004−49572公報
【特許文献3】特開2004−50977公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の緊急自動車では、患者を収容する処置室が車両の中央部に設けられ、消火用流体を吐出するポンプその他の消防用機能部品ないし要素は、車両の後部に集中配置されていた。この配置は、単一の車両が消防機能と救急機能とを具備するうえできわめて効率的なものであるが、車両の後部に消防用機能部品が集中配置されることにより、処置室スペースが狭くなってしまうという不都合もあった。もっとも、かかる不都合は、緊急自動車の救急機能を大きく低下させるものではないが、救急隊員にとって救命作業がしずらくなるおそれもある。特に患者の状態が重篤で、一刻を争う蘇生処置が要求される状況においては、処置室は、救急隊員が作業しやすい構造を備えていることが重要である。
【0005】
そこで、本発明の目的は、救急隊員が救命作業を容易且つ迅速に行うことができる処置室を備えた緊急自動車を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 上記目的が達成されるため、本発明に係る緊急自動車は、救急患者を収容する処置室を有すると共に消防機能をも有する緊急自動車であって、処置室内の前後方向寸法が2500mm〜2850mm、左右方向寸法が1600mm〜1890mm、上下方向寸法が1600mm〜1900mmに設定されていることを特徴とするものである。
【0007】
この構成によれば、室内寸法が上記範囲に設定されることにより、救急隊員にとって救命作業をするために十分なスペースが確保される。すなわち、室内寸法が上記範囲に設定されることにより、心臓マッサージや患者への救命器具の設置等の作業が容易に行われる。しかも、室内寸法が上記範囲に設定されるのであれば、当該緊急自動車の車体寸法も大幅に増大することはなく、緊急自動車がコンパクトに設計され得る。
【0008】
(2) 上記処置室は、緊急自動車の運転室と連通されているのが好ましい。これにより、救急隊員は、運転室から直接に処置室に移動することができるので、一層迅速な救命作業が可能である。
【0009】
(3) 上記処置室内の前後方向に空気の流れを発生させるべく当該処置室の前部に空気吹出部が設けられているのが好ましい。この構成では、処置室内の空気は、前方から後方へ、すなわち患者の頭部から足部へ流れる。これにより、仮に患者から異臭等が発生している場合であっても、処置室は快適な状態に保たれる。
【0010】
(4) 上記処置室内に患者用ベッドが設けられ、当該患者用ベッドの側方に救急隊員が待機し且つ救命行為を行うことが可能な第1隊員スペースが確保されているのが好ましい。この構成では、患者用ベッドの側方に常時隊員が待機することができ、しかも必要なときに救命処置も行われる。特に心臓マッサージ等が迅速に行われる。したがって、救命作業がシステマチックに行われ、迅速で効果的な救命作業が実現される。
【0011】
(5) 上記処置室内に患者用ベッドが設けられ、当該患者用ベッドの前方に救急隊員が待機し且つ救命行為を行うことが可能な第2隊員スペースが確保されているのが好ましい。この構成では、患者用ベッドの前方、すなわち患者の頭部近傍に常時隊員が待機することができ、しかも必要なときに救命処置が行われる。特に人工呼吸等が迅速に行われる。したがって、救命作業がシステマチックに行われ、迅速で効果的な救命作業が実現される。
【0012】
(6) 上記処置室内に患者用ベッドが設けられ、当該患者用ベッドの前方近傍に蘇生機材が集中配置されているのが好ましい。この構成では、蘇生措置が必要な場合に、当該患者に必要な蘇生機材を迅速に取り付けることができる。
【0013】
(7) 上記処置室に患者用ベッドが設けられ、当該患者用ベッドの左右方向へのスライドを許容するスライド機構が設けられていてもよい。これにより、患者は、救急隊員が作業しやすい位置にベッドごと移動される。したがって、救命作業が迅速に行われる。
【発明の効果】
【0014】
この発明によれば、患者が搬入される処置室は、救急隊員が救命作業をしやすい構造を備えているので、救命作業が容易且つ迅速に行われる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
【0016】
図1は、本発明の一実施形態に係る緊急自動車の正面図である。同図は、この緊急自動車10の左側面を表している。図2は、この緊急自動車の裏面図である。同図は、この緊急自動車10の右側面を表している。
【0017】
この緊急自動車10は、車両本体11と、これに架装されたボディ12とを備えている。この緊急自動車10は消防機能及び救急機能を有し、消防機能はボディ12の後方部に集約され、救急機能はボディ12の前方部に集約されている。すなわち、ボディ12の後方部には消防ポンプ、ホースカー52等が集中して積載されており、また、ボディ12の前方部には、後述される患者用ベッド17、救命器具等が集中して配備されている。ボディ12は、例えば繊維強化プラスチック(FRP)等から構成され、ボディ12の前方部と後方部との境界に隔壁50が設けられている。この隔壁50も繊維強化プラスチック(FRP)等から構成され得る。
【0018】
車両本体11は、車体フレーム13と、これに設けられたキャビン14とを備える。車両本体11としては、普通小型トラック(いわゆる2トン車級)用のものが採用され得る。キャビン14は、この緊急自動車10の運転室を構成している。車体フレーム13には、図示されていないエンジン、走行用駆動装置、救急用補器駆動装置、消防用補器駆動装置等が取り付けられている。
【0019】
ボディ12は、箱状に形成され、図1及び図2が示すようにキャビン14の上部から後方に延びている。ボディ12の最前部45(キャビン14の上部)には、赤色回転灯等が内装されている。ボディ12の中央部には、救急患者が搬入される処置室16が設けられている。図1が示すように、ボディ12の左側に、この処置室16へ連通する扉15が設けられている。この扉15は上下方向に展開するウイング式開閉扉であって(図5参照)、救急隊員がノブ48を操作することによって開閉するようになっている。
【0020】
ボディ12の一部を構成するサイドスカート78は、ステップを兼ねている。具体的には、このサイドスカート78は、その下端部が車体フレーム13側に設けられた取付フレーム79に回動自在に設けられている。サイドスカート78は、例えば鋼板等により構成され得るが、FRPにより構成さえていてもよい。このサイドスカート78は、常時は閉じられることによりボディ12の一部を構成するが、同図が示すように展開されることによって、扉15が展開可能となり、また、救急隊員は、このサイドスカート78上に乗って種々の作業を行うことができる。
【0021】
図2が示すように、ボディ12の右側に、スライド式扉19が設けられている。スライド式扉19が開放されることによって、救急隊員は、ボディ12の右側から上記処置室16に進退することができる。このスライド式扉19もノブ49を備えており、救急隊員がこのノブ49を操作することによってスライド式扉19が開閉するようになっている。なお、上記扉15及びスライド式扉19は、それぞれ窓46、47を有している。
【0022】
ボディ12の後方部には扉53が設けられている。この扉53が開放されることによって、上記消防ポンプ等が露出する。この扉53にもノブ54が設けられており、救急隊員がこのノブ49を操作することによって扉53が開閉するようになっている。なお、ボディ12の後方部上方には、赤色回転灯55が設けられている。
【0023】
図3は、上記ボディ12内に区画形成された処置室16の正面図である。図4及び図5は、それぞれ、この処置室16の平面図及び後面図である。なお、これら図3〜図5は、処置室16の構造を詳細に図示するため、ボディ12の隔壁50以後の部分の図示は省略されている。さらに、図6〜図8は、この処置室16の斜視図である。
【0024】
図3及び図5が示すように、この処置室16内の前後方向寸法Aは2640mm、幅方向(左右方向)寸法Bは1730mm、高さ方向(上下方向)寸法Cは1751mmに設定されている。もっとも、各寸法A、B、Cは、かかる寸法に限定されるものではなく、寸法Aについては、2500mm〜2850mm、寸法Bについては、1600mm〜1890mm、寸法Cについては、1600mm〜1900mmの範囲で決定され得る。より好ましくは、寸法Aについては、2600mm〜2850mm、寸法Bについては、1650mm〜1890mm、寸法Cについては、1650mm〜1850mmの範囲で決定され得る。処置室16内の寸法がこのように決定されることによる作用効果については、後述される。
【0025】
処置室16の内部レイアウトは、図6〜図8が示すとおりである。具体的には、上記扉15が設けられた側に患者用ベッド17が設けられている。この患者用ベッド17は、後述されるベッド支持機構18(図5参照)に支持されている。ベッド支持機構18は、スライド機構27を備えている。このスライド機構27は、患者用ベッド17を図5において左右にスライドさせることができる。
【0026】
ベッド支持機構18は、図5が示すように内側支持リンク28と、外側支持リンク29と、これらに連結されたスライドレール30とを備えている。一方、患者用ベッド17は、ベッド本体31と、これを支持するベース32とを備えている。このベース32は、スライドレール30の上に載置されている。本実施形態では、このスライドレール30は、一般に市販されているものが採用されている。
【0027】
内側支持リンク28及び外側支持リンク29はそれぞれ同一形状を呈し、それらの基端部33、34が車体フレーム13側に回動自在に連結されている。なお、本実施形態では、内側支持リンク28及び外側支持リンク29は、直接車体フレーム13に取り付けられておらず、図示されていないブラケット等を介して車体フレーム13側に連結されている。内側支持リンク28及び外側支持リンク29は、図示されていないモータ等によって駆動される。これにより、内側支持リンク28及び外側支持リンク29は、図5における二点鎖線が示す位置から実線が示す位置まで回動する。
【0028】
内側支持リンク28及び外側支持リンク29が、図5において実線によって示される位置まで回動されたときは、これら内側支持リンク28及び外側支持リンク29の先端部35、36は、上記ベース32の下面に当接する。これにより、ベース32が内側支持リンク28及び外側支持リンク29によって安定的に支持され、ベッド本体31は、水平状態が保たれる。
【0029】
図5〜図8が示すように、患者用ベッド17の側方(右側)に救急隊員が待機することができるスペース20(第1隊員スペース)が形成されている。救急隊員は、このスペース20内で患者を待機し、搬入された患者に対して迅速に救命行為を行うことができる。救急隊員は、上記スライド扉19を開放することによって、このスペース20に容易に出入りすることができる。本実施形態では、このスペース20に、救急隊員用シート21が設置されている。この救急隊員用シート21は、折り畳み式であるのが好ましい。
【0030】
患者用ベッド17の前方にも救急隊員が待機することができるスペース22(第2隊員スペース)が形成されている。救急隊員は、このスペース22内で患者を待機し、搬入された患者に対して迅速に救命行為を行うことができる。本実施形態では、このスペース22に、救急隊員用シート23が設置されている。この救急隊員用シート23は、折り畳み式であるのが好ましい。なお、処置室16には、付添人用シート51が設けられている。この付添人用シート51も折り畳み式であることが望ましい。
【0031】
図4が示すように、患者用ベッド17の前方近傍、具体的には患者用ベッド17に横たわる救急患者の頭部の近くに、蘇生機材が集中配置されている。蘇生機材としては、酸素ボンベ37、心電図モニター38、吸引器その他の蘇生器具である。なお、この処置室16内には、スクープストレッチャー39、サブストレッチャー40、空気呼吸器41等も配置されている。なお、心電図モニター38は、同図が示すように回転可能に設けられているのが好ましい。これにより、救急隊員は、蘇生措置を施しながら心電図を見ることができる。
【0032】
図6〜図8が示すように、処置室16の前方には連通路24が設けられている。この連通路24は、上記キャビン14内に設けられた運転室と処置室16とを連通する。この連通路24に扉やカーテン等が設けられていてもよい。
【0033】
この緊急自動車10は、図示されていないエアコンディショナーを備えている。図6及び図8が示すように、処置室16の前方上部及び前方下部にそれぞれ空気吹出口25、26が設けられている。空気吹出口25は、エアコンディショナーが特にクーラーとして使用されるときの空気吹出口であり、空気吹出口26は、エアコンディショナーが特にヒーターとして使用されるときの空気吹出口である。このように各空気吹出口25、26が処置室16の前部に配置されていることから、エアコンディショナーが作動した場合には、処置室16内の空気は、前方から後方へ流れることになる。
【0034】
本実施形態に係る緊急自動車10では、処置室16の室内寸法が前述の範囲に設定されているから、救急隊員にとって救命作業をするために十分なスペースが確保される。すなわち、処置室16の室内寸法が上記範囲に設定されることにより、図5が示すように、救急隊員Mは、患者Kへの心臓マッサージや救命器具の設置等の作業を容易に行うことができる。しかも、処置室16の室内寸法が上記範囲に設定されるのであれば、緊急自動車10の車体寸法も大幅に増大することはなく、緊急自動車がコンパクトに設計され得るという利点がある。この利点は、緊急自動車としてはきわめて大きい。なぜなら、緊急自動車は、狭い路地でも進入することができるからである。
【0035】
また、上記処置室16は、緊急自動車10の運転室と連通されていることから、救急隊員は、運転室から直接に処置室16に移動することができる。これにより、救急隊員は、一層迅速な救命作業が可能である。
【0036】
さらに、上記処置室16内には、前述された位置に空気吹出口25、26が設けられていることから、処置室16の前後方向に空気の流れが発生する。具体的には、処置室16内の空気は、前方から後方へ、すなわち患者の頭部から足部へ流れる。これにより、仮に患者から異臭等が発生している場合であっても、処置室16は快適な状態に保たれる。その結果、救急隊員の救命作業に支障を来すことはない。
【0037】
この緊急自動車10では、患者用ベッド17の側方に上記スペース20が設けられているので、救急隊員が常時待機することができ、しかも必要なときに迅速な救命処置を行うことができる。特に処置室16に搬入された患者に対して心臓マッサージ等が迅速に行われる。また、上記患者用ベッド17の前方にスペース22が設けられているので、患者の頭部近傍に救急隊員が常時待機し且つ救命行為を行うことができる。特に処置室16に搬入された患者に対して人工呼吸等が迅速に行われる。したがって、救命作業がシステマチックに行われ、迅速で効果的な救命作業が実現される。
【0038】
上記処置室16内には、患者用ベッド17の前方近傍に蘇生機材が集中配置されているので、搬入された患者に対して蘇生機材が迅速に取り付けられる。したがって、一刻を争う蘇生措置が円滑に行われるという利点がある。
【0039】
上記患者用ベッド17は、上記スライド機構27によって処置室16内で左右方向にスライドされ得る。これにより、当該患者は、救急隊員が作業しやすい位置にベッドごと移動され、救急隊員は、一層迅速且つ円滑に救命作業を行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0040】
本発明は、消防車及び救急車として機能する緊急自動車に適用され得る。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る緊急自動車の正面図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態に係る緊急自動車の裏面図である。
【図3】図3は、本発明の一実施形態に係る緊急自動車の処置室の正面図である。
【図4】図4は、本発明の一実施形態に係る緊急自動車の処置室の平面図である。
【図5】図5は、本発明の一実施形態に係る緊急自動車の処置室の後面図である。
【図6】図6は、本発明の一実施形態に係る緊急自動車の処置室の斜視図である。
【図7】図7は、本発明の一実施形態に係る緊急自動車の処置室の斜視図である。
【図8】図8は、本発明の一実施形態に係る緊急自動車の処置室の斜視図である。
【符号の説明】
【0042】
10・・・緊急自動車
11・・・車両本体
12・・・ボディ
13・・・車体フレーム
14・・・キャビン
15・・・扉
16・・・処置室
17・・・患者用ベッド
18・・・ベッド支持機構
19・・・スライド機構
20・・・スペース
21・・・救急隊員用シート
22・・・スペース
23・・・救急隊員用シート
24・・・連通路
25・・・空気吹出口
26・・・空気吹出口
27・・・スライド機構
28・・・内側支持リンク
29・・・外側支持リンク
30・・・スライドレール
31・・・ベッド本体
32・・・ベース
33・・・基端部
34・・・基端部
35・・・先端部
36・・・先端部
37・・・酸素ボンベ
38・・・心電図モニター
39・・・スクープストレッチャー
40・・・サブストレッチャー
41・・・空気呼吸器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
救急患者を収容する処置室を有すると共に消防機能をも有する緊急自動車であって、
処置室内の前後方向寸法が2500mm〜2850mm、
左右方向寸法が1600mm〜1890mm、
上下方向寸法が1600mm〜1900mmに設定されている緊急自動車。
【請求項2】
運転室と処置室とが連通されている請求項1に記載の緊急自動車。
【請求項3】
上記処置室内の前後方向に空気の流れを発生させるべく当該処置室の前部に空気吹出部が設けられている請求項1又は2に記載の緊急自動車。
【請求項4】
上記処置室内に患者用ベッドが設けられ、
当該患者用ベッドの側方に救急隊員が待機し且つ救命行為を行うことが可能な第1隊員スペースが確保されている請求項1から3のいずれかに記載の緊急自動車。
【請求項5】
上記処置室内に患者用ベッドが設けられ、
当該患者用ベッドの前方に救急隊員が待機し且つ救命行為を行うことが可能な第2隊員スペースが確保されている請求項1から3のいずれかに記載の緊急自動車。
【請求項6】
上記処置室内に患者用ベッドが設けられ、
当該患者用ベッドの前方近傍に蘇生機材が集中配置されている請求項1から3のいずれかに記載の緊急自動車。
【請求項7】
上記処置室に患者用ベッドが設けられ、
当該患者用ベッドの左右方向へのスライドを許容するスライド機構が設けられている請求項1から3のいずれかに記載の緊急自動車。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−174970(P2006−174970A)
【公開日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−370244(P2004−370244)
【出願日】平成16年12月21日(2004.12.21)
【出願人】(000192073)株式会社モリタ (80)
【Fターム(参考)】