説明

脱穀機

【課題】ファンケースの上壁部を回転羽根体の羽根との間隙を調節することにより、送風量を簡単な構成によって効率よく変更すると共に、穀稈の量や屑類の発生が多い青材等の状況に応じた送風調節を効率よく行うことができる送風ファンを備えた脱穀機を提供する。
【解決手段】扱室2の下方に脱穀物を受けて揺動選別する揺動選別体7を備えると共に、回転羽根体30を内装するファンケース26の送風口35から、揺動選別体7の揺動選別方向に選別風を供給する送風ファン5を設けた脱穀機1であって、前記ファンケース26の送風口35側の上壁部32を、回転羽根体30の回転方向下手側に位置させる支点軸41を支点に上下方向に回動操作自在に設け、上壁部32と回転羽根体30の羽根29との間隙を調節することにより、送風量を変更可能に構成している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバイン等に搭載可能な脱穀機に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、コンバイン等の走行機体に搭載される脱穀機は、前側の送風ファンと後側の吸引排塵ファンによって形成される選別風路中に、扱室等から漏下した穀粒や藁屑等の脱穀物を受けて選別する揺動選別体を揺動自在に設けている。
従来、このような脱穀機において、送風ファンによって生起される選別風量を増減調節する選別風調節構造は、送風ファン(唐箕)のファンケースにエアー排出用のスリットを設け、該スリットに蓋カバーを開閉自在に設けることにより、送風ファンによって生起される選別風を機械的に増減調節するようにしたものが既に公知である(例えば特許文献1。)。
【特許文献1】実開平4−3538号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特許文献1で示される脱穀機は、多量の穀稈を脱穀するときは、蓋を閉じ側に作動させて選別風を強くすると共に、穀稈量が少ないときは蓋を開き側にして選別風を弱くするので、穀稈量に応じた選別風量を自動的に増減調節することができる。
然しながら、上記選別風調節構造は風量を調節するために、ファンケースにエアー排出用のスリットを幅方向に開口する方式であるため、回転羽根体によってファンケースに吸い込んだエアーを、複数の羽根がスリットから間歇的で且つ強制的に漏出させるので、強弱の断続的な脈流を有する不安定な送風になって揺動選別体に供給する欠点があると共に、選別精度を必要とする送風量の増減調節が、蓋の開度調節によってファンケース内のエアーの漏れ出し量を増減して行なうために困難となる等の問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するため本発明による脱穀機は、第1に、扱室2の下方に脱穀物を受けて揺動選別する揺動選別体7を備えると共に、回転羽根体30を内装するファンケース26の送風口35から、揺動選別体7の揺動選別方向に選別風を供給する送風ファン5を設けた脱穀機1において、前記ファンケース26の送風口35側の上壁部32を、回転羽根体30の回転方向下手側に位置させる支点軸41を支点に上下方向に回動操作自在に設け、上壁部32と回転羽根体30の羽根29との間隙を調節することにより、送風量を変更可能に構成したことを特徴としている。
第2に、ファンケース26の送風口35側の下壁部33を、回転羽根体30の回転方向上手側に位置させる支点軸41aを支点に上下方向に回動操作自在に設け、下壁部33と羽根29との間隙を調節することにより送風量を変更可能にすると共に、下壁部33の回動を上壁部32の回動と連動させて送風量の変更を行なうことを特徴としている。
【発明の効果】
【0005】
上記構成を備えた脱穀機は次のような効果を奏する。請求項1の発明によれば、ファンケースの上壁部を、回転羽根体の回転方向下手側で支点軸を支点に羽根との間隙を調節するので、送風量を簡単な構成によって確実に変更することができる。また揺動選別体に対し脱穀時に屑類の発生が多い穀稈の状況等に応じた送風調節を、脈動を抑制し整流状態で安定的に行うことができ、穀粒と屑類を確実に分離させる風選別を精度よく行い、選別負荷を低減した揺動選別をスムーズにすることができる。
また請求項2の発明によれば、ファンケースの下壁部を、回転羽根体の回転方向上手側で支点軸を支点に羽根との間隙を調節することにより送風量を調節自在とし、下壁部の回動と上壁部の回動を連動させて送風量の調節を行なうため、上壁部と下壁部の作動量を少なくしながら送風量の調節をより広い範囲で安定的に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1,図2において符号1はコンバインやハーベスタ等の収穫機1aに搭載される脱穀機である。この脱穀機1は扱室2に沿ってフィードチェン3を前後方向に張設し、フィードチェーン3で搬送される穀稈を扱室2の前側板と後側板に支持した扱胴2aの回動により脱穀処理する。また扱室2の後方側方に処理胴と処理網により形成される処理室4を連設し、扱室2の下方に送風ファン5を設置し処理室4の後部側方に吸引排塵ファン6を配置している。この送風ファン5と吸引排塵ファン6によって扱室2と処理室4の下方に前後方向に連通する選別風路を形成し、該選別風路中に揺動選別体7を前後方向に揺動可能に設置している。
【0007】
上記構成により脱穀機1は、扱室2の受網2bと処理室4の処理網を漏下した脱穀物を揺動選別体7の篩選別と風選別とにより選別し、籾を一番ラセン8を介して穀粒タンク8aに収容し、未処理選別物は二番ラセン9を介し揺動選別体7上に還元し、且つ選別された藁屑は吸引排塵ファン6によって機外に吸引排出する。また扱室2の後方には穀粒を回収する4番口10、及び4番漏斗壁11を設け、脱粒処理された排稈をフィードチェーン3から排稈搬送装置12へ受け継ぎ搬送し、後方のカッター等の排稈処理装置12aにより処理する構成としている。
【0008】
そして、脱穀機1は在来のものと同様な構成からなる揺動選別体7を、扱室2の直下に位置させる無孔の波板からなるグレンパン13と、複数の篩板を前後方向に粗間隔を有して列設したチャフシーブ14と、穀粒を濾過させるクリンプ網からなる穀粒濾過網15とを上中下段に設けている。即ち、揺動選別体7は、グレンパン13とチャフシーブ14との間に第1選別風路16を形成し、選別チャフシーブ14と穀粒濾過網15との間に第2選別風路17を形成し、穀粒濾過網15と一番ラセン8と該一番ラセン8の底板19の間に第3選別風路20を形成している。上記底板19は一番ラセン8に沿うように屈曲形成した樋部21と、該樋部21の前後に上向傾斜で一体的に形成した前側底板22と後側底板23とからなる。これにより第3選別風路20は、一番ラセン8及び前側底板22と後側底板23等の上方に形成されて、選別風を穀粒濾過網15を通過させて風選別することができる。
【0009】
上記送風ファン5は、脱穀機1の左右の側壁25,25間で揺動選別体7のグレンパン13下方位置にドラム状のファンケース26を形成し、該ファンケース26の中心に回転軸27に板状の羽根29を放射状に設けてなる回転羽根体30を横向に軸支し、ファンケース26内で左右の側壁25,25に形成した吸気口31から、回転羽根体30の矢印方向の回転によりエアー(外気)を吸い込み、このエアーをファンケース26の上壁部32と下壁部33の間で形成される送風口35から前記揺動選別体7側に圧送供給する構成にしている。
【0010】
そして、送風口35と揺動選別体7との間で側壁25,25の間において、上記エアーを上下に分岐案内する仕切壁36,37を設けることにより、揺動選別体7が有する各選別風路と連通させている。即ち、仕切壁36は上壁部32との間に前記第1選別風路16と連通する第1送風路16aを形成し、仕切壁37は下壁部33との間に第3選別風路20と連通する第3送風路20aを形成し、且つ仕切壁36との間に第2選別風路17と連通する第2送風路17aを形成している。
【0011】
上記構成において送風ファン5は、送風口35側に本発明に係わる送風調節構造40を構成することにより、送風口35の開口高さ(上下幅)を変え送風口面積を調節し各仕切壁36,37を介し、揺動選別体7側への送風量を調節して、穀稈の状況に応じた風選別を供給することができるようにしている。
即ち、図2〜図4で示すように送風調節構造40は、上壁部32の基部を回転羽根体30の回転方向下手側(ファンケース26の上頂点部前方)に回動自在に軸支した支点軸(取付軸)41に取付け、該支点軸41を後述する調節機構42によって正逆回転させることにより、上壁部32を上下回動させて羽根29の先端が描く回転軌跡に遠近させ両者で形成する間隙を大小調節すると共に、仕切壁36との間に形成される第1送風路16aの間隔を変えるようにしている。
【0012】
これにより調節機構42の作動によって上壁部32が、実線の標準送風位置から点線Aで示す強送風側に移動すると、上壁部32は前記羽根29の回転軌跡に近接すると共に、先端部が下動し送風口35の上下幅を狭くするので、吸気口31から吸い込んだエアーを上記間隙によってこの部で乱流を生ずることを抑制し効率よく整流状態で送り出し、且つ送風口35で絞り込むため、脈動を伴うことなく安定的な強い風力となって揺動選別体7に供給することができる。
これにより揺動選別体7は屑類の発生が多い多量穀稈の脱穀や濡れ材並びに青材等の脱穀を行なう際に、第1送風路16a,第2送風路17a,第3送風路20aを介し、それぞれ第1選別風路16,第2選別風路17,第3選別風路20に整流状態の安定的な強風を送り、各選別風路による選別を適切に行い穀粒と屑類を精度よく分離させると共に選別負荷を低減することができる。
【0013】
また圃場のコーナー部の刈り取り等を行う場合のように、脱穀される穀稈が少量であるとき、調節機構42の作動によって上壁部32を、点線Bで示す弱送風側に移動させると、上壁部32は前記羽根29の回転軌跡から離間すると共に、先端部が下壁部33から離れて送風口35の上下幅を広くするので、吸気口31から吸い込んだエアーは広い送風口35から拡散状態となること、及び羽根29の先端と上壁部32との大きな間隙によって乱流を生じさせることにより、送風並びに吸い込み効率を低下させて揺動選別体7側への送風量を少なくし弱風にすることができる。
これにより揺動選別体7は脱穀物を強く風選別しないで緩やかな風によって選別するので、穀粒の飛散を防止した選別を効率よく行うことができる。
【0014】
また図4に示すように上壁部32は下方に湾曲した先端部に、上方に立ち上がり前記仕切壁36と略平行状をなすように第1送風路16aを形成する風路ガイド43を設けている。これにより上壁部32によって揺動選別体7側に送風を案内する風路ガイドを簡単な構造にすることができる。
尚、この風路ガイド43の上方に図4で示すように、補助風路ガイド45を設ける場合は、該補助風路ガイド45の先端に可撓性を有するラバー状の閉鎖板46を取付けて、上記風路ガイド43に接触させるようにすることが望ましい。
【0015】
次に下壁部33の送風調節構造40aについて同図を参照し説明する。下壁部33はその基部を回転羽根体30の回転方向上手側(ファンケース26の下頂点部前方)に回動自在に軸支した支点軸41aに取付け、該支点軸41aを前記調節機構42と同じ機構の調節機構によって正逆回転させることにより、下壁部33を上下回動させ羽根29の先端が描く回転軌跡に遠近させると共に、送風口35の上下幅を変え送風量を調節することができ、また仕切壁37との間に形成される第3送風路20aの間隔を変えることができる。
また図示例の下壁部33は先端部に連結軸47を介し平板状の中継下壁49を上下動自在に接続しており、該中継下壁49の先端部を前側底板22に対しスライド自在に支持している。
【0016】
実施形態における前側底板22は図4に示すように、その前部先端側をファンケース26側に屈曲延長することにより支持板部22aを形成しており、該支持板部22aに中継下壁49の先端部を載せている。これにより支点軸41aを中心に下壁部33が上下動すると、中継下壁49は連結軸47を介し上下動する際に先端部を支持板部22aに沿ってスライド移動させ、送風口35から送られるエアーを漏出させることなく揺動選別体7側にスムーズに送るようにしている。
【0017】
即ち、前記上壁部32の作動操作と同様に調節機構の作動によって、下壁部33が実線の標準送風位置から点線Aで示す強送風位置側に移動すると、下壁部33は前記羽根29の回転軌跡に近接して両者の間隙を小さくすると共に、先端部が上壁部32に近接し送風口35を狭くするため、吸引されたエアーを送風口35で絞り込み強い風力となして揺動選別体7に供給することができる。これにより前記上壁部32の送風調節構造40と同様に、屑類の発生が多い多量穀稈の脱穀や濡れ材並びに青材等の選別を良好に行うことができる。
【0018】
またコーナー部の刈り取り等を行う場合のように脱穀される穀稈が少量であるとき、調節機構の作動によって下壁部33を、点線Bで示す弱送風側に移動すると、下壁部33は羽根29の回転軌跡から離間すると共に、先端部が上壁部32から離れて送風口35の上下幅を広くする。これにより吸気口31から吸い込んだエアーは広い送風口35から拡散状態となること、及び羽根29の先端と下壁部33との間で乱流を生じさせ、送風並びに吸い込み効率を低下させて揺動選別体7側への送風量を少なくし弱風にする。
従って、揺動選別体7は脱穀物を強く風選別しないで緩やかな風で選別するので、穀粒の飛散を防止した選別を効率よく行うことができる。
【0019】
次に図3を参照し前記調節機構42について説明する。尚、下壁部33側の調節機構42については同様な構成によって設けるので説明を省略する。図示例の調節機構42は上壁部32の基部に設ける支点軸41の一側に扇形状のギア50を設け、該ギア50にファンケース26の外側に取付支持したモータ51が有する駆動ギア52を噛合させており、これによりモータ51の正逆回転に基づき、駆動ギア52及びギア50並びに支点軸41を介して上壁部32を上下回動させる。
【0020】
また実施形態の調節機構42は図1に示すように、例えば、図5で示すポテンショメータ55aを有するダイヤル型の操作部材55を操縦部53の操縦パネル部54に設置し、該操作部材55とモータ51と、図3では支点軸41の端部に設けて上壁部32の回動量を検出するポテンショメータ56とを、図6で示すようにマイコン57に接続した回動制御構造を備えている。
また上壁部32と下壁部33とは同じ回動制御構造を有する調節機構42により、互いの送風調節を同時に行なうように連携させる構造にしている。
【0021】
以上のように構成される脱穀機1はコンバイン作業時に、操作部材55を標準送風側に操作すると、各モータ51がそれぞれ上壁部32と下壁部33を図4で示す実線位置に位置決め保持するので、標準的な穀稈を揺動選別するに適切な送風を吸引排塵ファン6の吸引作用と相俟って揺動選別体7に供給することができ、標準的な穀稈を脱穀するときに生ずる脱穀物の選別を適正に行うことができる。
【0022】
また屑類の発生が多い穀稈を刈取脱穀する場合に、操作部材55を強送風側に操作すると、上壁部32と下壁部33は共に連動して設定された位置で羽根29に近接し、点線Aで示すように両者の間隙を小さくし、且つ送風口35の上下幅を狭めた位置に保持される。
これにより送風ファン5は吸気口31から吸い込んだエアーを、送風口35から整流状態で送風量を大きくして揺動選別体7の各選別風路に供給するので、脱穀物は強い風を受けて屑類から穀粒を確実に分離して回収することができる。また藁屑類の排出も揺動選別体7から吸引排塵ファン6へと機外にスムーズに排出されるので、排塵物の還元量を増大させることなく揺動選別体7の選別精度を向上させると共に、選別負荷を低減し高能率なコンバイン作業を可能にする。
【0023】
またファンケース26の上壁部32と下壁部33は、操作部材55の操作により、共に各支点軸41,41aを支点に、羽根29との間隙を調節するように回動を連動させて送風量の調節を行なうため、上壁部32のみで送風量を調節する場合に比し、上壁部32と下壁部33との回動作動量を約半分程度に少なくすることができる。従って、送風ファン5に対する送風調節構造40,40aの設置をコンパクトに纏めて省スペースに設置することができ、且つ送風量の調節を精度よく広い範囲で安定的に行うことができる等の利点がある。
【0024】
尚、実施形態では上壁部32及び下壁部33の操作は、電気的手段によって行なう例を示したが、これに限定することなく機械的又は人為的に行うようにしてもよい。また上壁部32及び下壁部33を作動させるアクチュエータは、モータの他に油圧シリンダやネジ或いはカム機構等によっても行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明が適用された脱穀機を搭載したコンバインの平面図である。
【図2】図2の脱穀機の構成を示す側断面図である。
【図3】図2の脱穀機の送風ファンの構成を示す斜視図である。
【図4】図3の送風ファンの構成を示す側断面図である。
【図5】操作部材の形態を示す平面図である。
【図6】回転制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
【0026】
1 脱穀機
2 扱室
5 送風ファン
6 吸引排塵ファン
7 揺動選別体
26 ファンケース
29 羽根
30 回転羽根体
32 上壁部
33 下壁部
35 送風口
41 支点軸
55 操作部材


【特許請求の範囲】
【請求項1】
扱室(2)の下方に脱穀物を受けて揺動選別する揺動選別体(7)を備えると共に、回転羽根体(30)を内装するファンケース(26)の送風口(35)から、揺動選別体(7)の揺動選別方向に選別風を供給する送風ファン(5)を設けた脱穀機(1)において、前記ファンケース(26)の送風口(35)側の上壁部(32)を、回転羽根体(30)の回転方向下手側に位置させる支点軸(41)を支点に上下方向に回動操作自在に設け、上壁部(32)と回転羽根体(30)の羽根(29)との間隙を調節することにより、送風量を変更可能に構成したことを特徴とする脱穀機。
【請求項2】
ファンケース(26)の送風口(35)側の下壁部(33)を、回転羽根体(30)の回転方向上手側に位置させる支点軸(41a)を支点に上下方向に回動操作自在に設け、下壁部(33)と羽根(29)との間隙を調節することにより送風量を変更可能にすると共に、下壁部(33)の回動を上壁部(32)の回動と連動させて送風量の変更を行なう請求項1記載の脱穀機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−57430(P2010−57430A)
【公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−227189(P2008−227189)
【出願日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【出願人】(000001878)三菱農機株式会社 (1,502)
【Fターム(参考)】