自立式履物
【課題】主に玄関、勝手口、風呂場、ベランダ等で使用する履物に関し、置く際の占有面積を少なくする工夫を施した履物を提供する。
【解決手段】履物の踵部分の後端面を平面状に作り、かつ底部と後端面との角度をほぼ直角にすることにより、自立することを特徴とした履物。
【解決手段】履物の踵部分の後端面を平面状に作り、かつ底部と後端面との角度をほぼ直角にすることにより、自立することを特徴とした履物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は履物を置く際の占有面積を少なくする工夫を施した自立式履物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
通常、出入り口等に履物を脱いで置く時、履物の底部を下にして置く場合がほとんどである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために次のような問題点があった。
玄関や勝手口などの場所に複数の履物が置かれていると、場所をとり通行の妨げになっていた。
また、風呂場で浴槽の掃除に用いる履物も同様に場所をとり、入浴時には邪魔である。
また、ベランダ等で用いる履物も、雨やほこりで汚れやすいという問題点があった。
本発明は以上のような問題を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
履物の踵部分の後端面を平面状に作り、かつ底部と後端面との角度をほぼ直角にし、自立することを特徴とする履物である。
【発明の効果】
【0005】
履物を自立させて置くことで占有面積が少なくなり、出入り口の整理整頓に貢献する。
また屋外に置く場合でも、ほこりが付きにくく、濡れても乾きやすい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態について、自立式サンダルを例にあげて説明する。
サンダルの踵部分(1)の後端面(2)を平面状、又は後端面の中央(3)より後端面の両端(4)を後ろへ突出させた形状にする。その後端面の幅(5)は約5〜8センチメートルとし、厚さ(6)は約3〜5センチメートルとする。かつ、履物の底部(7)と後端面(2)との角度をほぼ直角にする。角度はサンダルの本体(8)と甲部覆い(9)との重さや大きさのバランスによって微調整する。この構造によって、サンダルを立てた際の前後、左右への転倒を防止することが出来る。
本発明を使用するとき(脱いで置く時)は、つま先(10)を上に、後端面(2)を床面に接地するように置く。すると、後端面の形状ゆえに履物は自立し倒れることがない。
履物を脱いで置くとき、本発明品のように立てて置く際の床の占有面積は、通常の底を下にして置く方法の約三分の一になる。
本発明品を用いれば、玄関や勝手口の混雑は整理され、風呂場やベランダ等での履物の使い勝手も良くなる。
また、便利に整理できる機能の他に、自立している履物全体を人や動物などの様々な物の形に模すことも出来る。この際は、自立する左右それぞれの履物の上部(11)を頭にたとえ、中間部(12)を胴体にたとえ、下部(13)を足に例えたデザインとする。
このことによって、占有面積を少なくする工夫を施した履物としての機能に加え、観賞の対象としての機能も兼ねて持たせることが出来、見て楽しく、使っても便利な道具とすることが出来る。(図4参照)
本発明の踵の後端面(2)の形状を平面にせず、底部(7)と後端面(2)との角度をほぼ直角にし、前後への転倒のみを防止し、履物の甲部覆い(9)の内側面(14)に左右をつなぐ部品(15)を設け、左右の履物を連結することにより左右への転倒を防止する方法もある。(図5参照)
本発明品のつま先部分の形状(16)を、踵の後端面(2)と同様に平面状にすることで、つま先側を下にして立てておく方法をとることも出来る。(図6参照)
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の斜視図
【図2】 本発明の側面図
【図3】 本発明の斜視図
【図4】 本発明の正面図及び側面図
【図5】 本発明の斜視図
【図6】 本発明の斜視図
【図7】 本発明の使用状態を示す斜視図
【図8】 本発明の使用状態を示す斜視図
【符号の説明】
【0008】
1 踵部分
2 後端面
3 中央
4 両端
5 幅
6 厚さ
7 底部
8 本体
9 甲部覆い
10 つま先
11 上部
12 中間部
13 下部
14 内側面
15 左右をつなぐ部品
16 つま先部分の形状
【技術分野】
【0001】
本発明は履物を置く際の占有面積を少なくする工夫を施した自立式履物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
通常、出入り口等に履物を脱いで置く時、履物の底部を下にして置く場合がほとんどである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために次のような問題点があった。
玄関や勝手口などの場所に複数の履物が置かれていると、場所をとり通行の妨げになっていた。
また、風呂場で浴槽の掃除に用いる履物も同様に場所をとり、入浴時には邪魔である。
また、ベランダ等で用いる履物も、雨やほこりで汚れやすいという問題点があった。
本発明は以上のような問題を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
履物の踵部分の後端面を平面状に作り、かつ底部と後端面との角度をほぼ直角にし、自立することを特徴とする履物である。
【発明の効果】
【0005】
履物を自立させて置くことで占有面積が少なくなり、出入り口の整理整頓に貢献する。
また屋外に置く場合でも、ほこりが付きにくく、濡れても乾きやすい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態について、自立式サンダルを例にあげて説明する。
サンダルの踵部分(1)の後端面(2)を平面状、又は後端面の中央(3)より後端面の両端(4)を後ろへ突出させた形状にする。その後端面の幅(5)は約5〜8センチメートルとし、厚さ(6)は約3〜5センチメートルとする。かつ、履物の底部(7)と後端面(2)との角度をほぼ直角にする。角度はサンダルの本体(8)と甲部覆い(9)との重さや大きさのバランスによって微調整する。この構造によって、サンダルを立てた際の前後、左右への転倒を防止することが出来る。
本発明を使用するとき(脱いで置く時)は、つま先(10)を上に、後端面(2)を床面に接地するように置く。すると、後端面の形状ゆえに履物は自立し倒れることがない。
履物を脱いで置くとき、本発明品のように立てて置く際の床の占有面積は、通常の底を下にして置く方法の約三分の一になる。
本発明品を用いれば、玄関や勝手口の混雑は整理され、風呂場やベランダ等での履物の使い勝手も良くなる。
また、便利に整理できる機能の他に、自立している履物全体を人や動物などの様々な物の形に模すことも出来る。この際は、自立する左右それぞれの履物の上部(11)を頭にたとえ、中間部(12)を胴体にたとえ、下部(13)を足に例えたデザインとする。
このことによって、占有面積を少なくする工夫を施した履物としての機能に加え、観賞の対象としての機能も兼ねて持たせることが出来、見て楽しく、使っても便利な道具とすることが出来る。(図4参照)
本発明の踵の後端面(2)の形状を平面にせず、底部(7)と後端面(2)との角度をほぼ直角にし、前後への転倒のみを防止し、履物の甲部覆い(9)の内側面(14)に左右をつなぐ部品(15)を設け、左右の履物を連結することにより左右への転倒を防止する方法もある。(図5参照)
本発明品のつま先部分の形状(16)を、踵の後端面(2)と同様に平面状にすることで、つま先側を下にして立てておく方法をとることも出来る。(図6参照)
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の斜視図
【図2】 本発明の側面図
【図3】 本発明の斜視図
【図4】 本発明の正面図及び側面図
【図5】 本発明の斜視図
【図6】 本発明の斜視図
【図7】 本発明の使用状態を示す斜視図
【図8】 本発明の使用状態を示す斜視図
【符号の説明】
【0008】
1 踵部分
2 後端面
3 中央
4 両端
5 幅
6 厚さ
7 底部
8 本体
9 甲部覆い
10 つま先
11 上部
12 中間部
13 下部
14 内側面
15 左右をつなぐ部品
16 つま先部分の形状
【特許請求の範囲】
【請求項1】
履物の踵部分の後端面を平面状に作り、かつ底部と後端面との角度をほぼ直角にすることにより、自立することを特徴とした履物。
【請求項1】
履物の踵部分の後端面を平面状に作り、かつ底部と後端面との角度をほぼ直角にすることにより、自立することを特徴とした履物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【公開番号】特開2008−86725(P2008−86725A)
【公開日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−293271(P2006−293271)
【出願日】平成18年10月1日(2006.10.1)
【出願人】(502291573)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年10月1日(2006.10.1)
【出願人】(502291573)
【Fターム(参考)】
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