自転車の折り畳み方法及び折り畳み自転車
【課題】列車の網棚に収納出来る程小さく折り畳め、なおかつ、走行性能が高性能自転車に負けない折り畳み自転車を供すること。
【解決手段】自転車の前、後輪にリンク式衝撃緩衝機構を設け、その回転部を利用して自転車を折り畳むことを特徴とする。
【解決手段】自転車の前、後輪にリンク式衝撃緩衝機構を設け、その回転部を利用して自転車を折り畳むことを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は折り畳み自転車及び、自転車の折り畳み方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、折り畳み自転車は折り畳み部分を作り、前輪と後輪を重ね合わせる様に折り畳むものが殆どであった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
上記、従来の折り畳み自転車には次の様な欠点があった。
（イ）折り畳み後の大きさが、大きすぎて、列車にて移動時、網棚に乗らず、その置き場所に不自由した。
（ロ）折り畳み機能のため、タイヤ径が小さくなる。強度が不足する。左右のバランスが崩れる。等の全部若しくは、その一部により、走行性能が犠牲になっていた。
そこで本発明は上記欠点を克服除去し、一層簡単な機構によって信頼性が高い折り畳み自転車及び折り畳み方法を供する事にある。
【課題を解決しようとする手段】
【０００４】
本発明は、上記課題を解決するため、下記の手段を結合した。
（１）前、後輪にリンク式衝撃緩衝装置を取り付けた自転車を作成する。
（２）上記自転車を折り畳み時、先ず前後のタイヤを取り外す。
（３）前、後輪のリンクを一部取り外し、リンクの回転部分を利用し、タイヤ以外の部分を、リュックサックに入るサイズに折り畳み、背中に背負う。
（４）外した前後のタイヤを移動袋に入れ、手に持ち移動する。
【発明の効果】
【０００５】
本発明による自転車の折り畳みは、折り畳み機構を特に設けず、前、後輪用リンク式衝撃緩衝装置の回転部分を利用して折り畳むので走行性能を犠牲にしないですみ、加えてタイヤを分離した後に折り畳む事で、タイヤの大きさにも制約されない。これにより、折り畳みの出来ない高性能自転車と同等の性能を達成する事が容易になる。つまり今回の折り畳み技術により、全国、全世界、何処へでも高性能自転車を容易に持ち運べてサイクリングが楽しめる様になる事である。加えて、列車の網棚にも収納できるようになるため、従来のように大きな荷物を床に置き、他の乗客の迷惑にもならずに済む様になり、また、駅周辺の迷惑駐輪防止の効果も期待できる。また移動手段として「列車と自転車」が広がればエネルギー節約の経済的効果も上がり、環境にも良い影響を及ぼす。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
本発明の好ましい実施例について図面を参照して説明する。
図１は、本発明を説明する折り畳み自転車の折り畳み前を示す。また本実施例においては折り畳み機能による性能低下が無い事を示すため、自転車中で一番強度性能が要求される、ダウンヒル用の自転車を折り畳み、実施例を説明する。
図１の示す様に自転車は前タイヤ１に前輪用リンク式衝撃緩衝機構３を備え、後タイヤ２にも後輪用リンク式衝撃緩衝機構４を備えて構成されている。次に、図１を参照して折り畳み手順を説明する。始めに、図１中の前タイヤ１と後タイヤ２を取り外す。次に、イス５を取り外し、ハンドル６を二つ折りにする。そこで図２が前タイヤ１、後タイヤ２とイス５を取り外したフレームの姿である。
図２中、前部取り外し部７を取り外し、前部折り畳み回転部８を中心に回転させ，前部を折り畳む。次に、後部取り外し部Ａ９と後部取り外し部Ｂ１０を取り外し、後部折り畳み回転部１１を中心に回転させ、後部を折り畳む。図３が折り畳み後のフレームの姿である。
ここで、本発明の折り畳み自転車を携帯しての移動では、フレームを折り畳み、イス５とともにリュックサック等に入れ、背負い、列車内では網棚に収納するので、大きさは、高さ８０ｃｍ、幅４０ｃｍ、厚さ２０ｃｍ、重さ９ｋｇ以内に納める事が望ましい。また、タイヤサイズは走行性能を犠牲にしないために２６〜２７インチが適当である。図４が本発明の折り畳み自転車を携帯移動中の姿と網棚に収納した姿である。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】自転車の構造図である。
【図２】自転車のフレーム図である。
【図３】自転車のフレーム折り畳み説明図である。
【図４】自転車の折り畳み後、携帯移動時の説明図である。
【符号の説明】
【０００８】
１ 前タイヤ
２ 後タイヤ
３ 前輪用リンク式衝撃緩衝機構
４ 後輪用リンク式衝撃緩衝機構
５ イス
６ ハンドル
７ 前部取り外し部
８ 前部折り畳み回転部
９ 後部取り外し部Ａ
１０ 後部取り外し部Ｂ
１１ 後部折り畳み回転部
【技術分野】
【０００１】
この発明は折り畳み自転車及び、自転車の折り畳み方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、折り畳み自転車は折り畳み部分を作り、前輪と後輪を重ね合わせる様に折り畳むものが殆どであった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
上記、従来の折り畳み自転車には次の様な欠点があった。
（イ）折り畳み後の大きさが、大きすぎて、列車にて移動時、網棚に乗らず、その置き場所に不自由した。
（ロ）折り畳み機能のため、タイヤ径が小さくなる。強度が不足する。左右のバランスが崩れる。等の全部若しくは、その一部により、走行性能が犠牲になっていた。
そこで本発明は上記欠点を克服除去し、一層簡単な機構によって信頼性が高い折り畳み自転車及び折り畳み方法を供する事にある。
【課題を解決しようとする手段】
【０００４】
本発明は、上記課題を解決するため、下記の手段を結合した。
（１）前、後輪にリンク式衝撃緩衝装置を取り付けた自転車を作成する。
（２）上記自転車を折り畳み時、先ず前後のタイヤを取り外す。
（３）前、後輪のリンクを一部取り外し、リンクの回転部分を利用し、タイヤ以外の部分を、リュックサックに入るサイズに折り畳み、背中に背負う。
（４）外した前後のタイヤを移動袋に入れ、手に持ち移動する。
【発明の効果】
【０００５】
本発明による自転車の折り畳みは、折り畳み機構を特に設けず、前、後輪用リンク式衝撃緩衝装置の回転部分を利用して折り畳むので走行性能を犠牲にしないですみ、加えてタイヤを分離した後に折り畳む事で、タイヤの大きさにも制約されない。これにより、折り畳みの出来ない高性能自転車と同等の性能を達成する事が容易になる。つまり今回の折り畳み技術により、全国、全世界、何処へでも高性能自転車を容易に持ち運べてサイクリングが楽しめる様になる事である。加えて、列車の網棚にも収納できるようになるため、従来のように大きな荷物を床に置き、他の乗客の迷惑にもならずに済む様になり、また、駅周辺の迷惑駐輪防止の効果も期待できる。また移動手段として「列車と自転車」が広がればエネルギー節約の経済的効果も上がり、環境にも良い影響を及ぼす。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
本発明の好ましい実施例について図面を参照して説明する。
図１は、本発明を説明する折り畳み自転車の折り畳み前を示す。また本実施例においては折り畳み機能による性能低下が無い事を示すため、自転車中で一番強度性能が要求される、ダウンヒル用の自転車を折り畳み、実施例を説明する。
図１の示す様に自転車は前タイヤ１に前輪用リンク式衝撃緩衝機構３を備え、後タイヤ２にも後輪用リンク式衝撃緩衝機構４を備えて構成されている。次に、図１を参照して折り畳み手順を説明する。始めに、図１中の前タイヤ１と後タイヤ２を取り外す。次に、イス５を取り外し、ハンドル６を二つ折りにする。そこで図２が前タイヤ１、後タイヤ２とイス５を取り外したフレームの姿である。
図２中、前部取り外し部７を取り外し、前部折り畳み回転部８を中心に回転させ，前部を折り畳む。次に、後部取り外し部Ａ９と後部取り外し部Ｂ１０を取り外し、後部折り畳み回転部１１を中心に回転させ、後部を折り畳む。図３が折り畳み後のフレームの姿である。
ここで、本発明の折り畳み自転車を携帯しての移動では、フレームを折り畳み、イス５とともにリュックサック等に入れ、背負い、列車内では網棚に収納するので、大きさは、高さ８０ｃｍ、幅４０ｃｍ、厚さ２０ｃｍ、重さ９ｋｇ以内に納める事が望ましい。また、タイヤサイズは走行性能を犠牲にしないために２６〜２７インチが適当である。図４が本発明の折り畳み自転車を携帯移動中の姿と網棚に収納した姿である。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】自転車の構造図である。
【図２】自転車のフレーム図である。
【図３】自転車のフレーム折り畳み説明図である。
【図４】自転車の折り畳み後、携帯移動時の説明図である。
【符号の説明】
【０００８】
１ 前タイヤ
２ 後タイヤ
３ 前輪用リンク式衝撃緩衝機構
４ 後輪用リンク式衝撃緩衝機構
５ イス
６ ハンドル
７ 前部取り外し部
８ 前部折り畳み回転部
９ 後部取り外し部Ａ
１０ 後部取り外し部Ｂ
１１ 後部折り畳み回転部
【特許請求の範囲】
【請求項１】
前輪にリンク式の衝撃緩衝装置と、後輪にリンク式の衝撃緩衝装置を備えた自転車でその前、後輪の衝撃緩衝装置の回転部分を利用して折り畳むことを特徴とした折り畳み自転車。
【請求項２】
前輪にリンク式の衝撃緩衝装置と、後輪にリンク式の衝撃緩衝装置を備えた自転車でその前、後輪の衝撃緩衝装置の回転部分を利用して折り畳むことを特徴とした自転車の折り畳み方法。
【請求項１】
前輪にリンク式の衝撃緩衝装置と、後輪にリンク式の衝撃緩衝装置を備えた自転車でその前、後輪の衝撃緩衝装置の回転部分を利用して折り畳むことを特徴とした折り畳み自転車。
【請求項２】
前輪にリンク式の衝撃緩衝装置と、後輪にリンク式の衝撃緩衝装置を備えた自転車でその前、後輪の衝撃緩衝装置の回転部分を利用して折り畳むことを特徴とした自転車の折り畳み方法。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２００８−２９０６８８（Ｐ２００８−２９０６８８Ａ）
【公開日】平成２０年１２月４日（２００８．１２．４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−１６１８８１（Ｐ２００７−１６１８８１）
【出願日】平成１９年５月２４日（２００７．５．２４）
【出願人】（５０４３７０３０２）株式会社アイ・アール (8)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２０年１２月４日（２００８．１２．４）
【国際特許分類】
【出願日】平成１９年５月２４日（２００７．５．２４）
【出願人】（５０４３７０３０２）株式会社アイ・アール (8)
【Ｆターム（参考）】
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