船外機、エンジンの回転式スロットルの自動、遠隔制御装置
【課題】すべての船外機,エンジンに簡単に取り付けられスロットルの自動、遠隔制御ができ、スロットルの自動、遠隔制御から手動への切り替えを、取り外したり、又はクラッチ等のメカニカル動力伝達切り替え装置を用いることなく可能にする。
【解決手段】ストローク制御可能な直線運動のシリンダー4と直線運動を回転運動に変換する部品により、手でスロットル3を操作するのと同じ環境を提供し、シリンダーをアームに固定する金具7、直線運動を回転運動に変換する部品6をスロットルレバーに固定する金具をアジャスト可能にすることですべての船外機1に対応し、自動、遠隔制御から手動への切り替えに特別な操作を必要としない構造とした。
【解決手段】ストローク制御可能な直線運動のシリンダー4と直線運動を回転運動に変換する部品により、手でスロットル3を操作するのと同じ環境を提供し、シリンダーをアームに固定する金具7、直線運動を回転運動に変換する部品6をスロットルレバーに固定する金具をアジャスト可能にすることですべての船外機1に対応し、自動、遠隔制御から手動への切り替えに特別な操作を必要としない構造とした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は船外機、エンジンの回転式スロットルの自動制御、遠隔制御にかかわるものである。
【背景技術】
【0002】
従来の船外機、エンジンスロットル遠隔制御装置はエンジンメーカーが提供し、限られた機種にしか採用されていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来用いられている船外機用スロットル遠隔制御装置は専用機で他の船外機への転用はできない。
【0004】
従来用いられている船外機用スロットル遠隔制御装置はメーカーが提供する専用機で高価である。
【0005】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、取り付けが簡便で、1機種ですべての船外機、エンジンのスロットル制御を可能にし、安価に提供することを特徴とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ストローク制御可能な直線運動のシリンダーと直線運動を回転運動に変換する部品により、手でスロットルを操作するのと同じ環境を提供する。
【0007】
シリンダーをアームに固定する金具をアジャストできる構造とし、また直線運動を回転運動に変換する部品をスロットルレバーに固定する金具もアジャスト可能にすることですべての船外機、エンジンに対応できる。
【0008】
直線運動を回転運動に変換する部品に手動用逃げ溝を設けることでスロットルの自動、遠隔制御から手動への切り替えを、取り外したり、又はクラッチ等のメカニカル動力伝達切り替え装置を用いることなく可能にする。
【発明の効果】
【0009】
船外機、エンジンへの加工を必要とせず、すべての機種へ簡便に取り付けることができる。
【0010】
単純な構造にすることで量産によるコストの低減が可能である。
【0011】
スロットルの自動、遠隔制御から手動への切り替えを、取り外したり、又はクラッチ等のメカニカル動力伝達切り替え装置を用いることなく可能にすることにより煩雑な操作を必要とせず、同時に構造の簡素化を達成した。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
すべての船外機、エンジンに簡単に取り付けられスロットルの自動、遠隔制御ができ、また自動、遠隔制御から手動への切り替えに特別な操作を必要としない。
【実施例】
【0013】
図1は本発明の代表的船外機での組み立て図で、5メカシリンダーを2アームへ固定し、6直線運動回転運動変換部を3スロットレバーに固定する。
【0014】
固定する際図2の9溝スライダー爪が図3の10手動時逃げ溝と11直線運動回転運動変換溝との交差部にあわせる。
【0015】
図2の9溝スライダー爪が図3の11直線運動回転運動変換溝を直線運動することでそのストロークに応じ、図2の3スロットルレバーを回転させスロットルを制御する。
【0016】
スロットルの自動、遠隔制御を解除した際、図2の9溝スライダー爪を図3の10手動時逃げ溝と11直線運動回転運動変換溝との交差部へ自動、遠隔制御ソフトウエアーにより強制的に戻すため、手動で操作しても図2の9溝スライダー爪は図3の10手動時逃げ溝内にあり手動操作の妨げにならない。
【産業上の利用可能性】
【0017】
すべての船外機、エンジンに簡単に取り付けられスロットルの自動、遠隔制御ができ簡単な構造とすることでコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の船外機への組み立て図である。
【図2】メカシリンダーのアームへの取り付け及び詳細図である
【図3】直線運動回転運動変換部のスロットルレバーへの取り付け及び詳細図である。
【符号の説明】
【0019】
1. 船外機
2. 船外機アーム
3. スロットルレバー
4. メカシリンダー
5. メカシリンダーカバー
6. 直線運動回転運動変換部
7. メカシリンダー固定金具
8. ロット先端ネジ部
9. 溝スライダー爪
10.手動時逃げ溝
11.直線運動回転運動変換溝
12.スロットルレバー固定金具
【技術分野】
【0001】
本発明は船外機、エンジンの回転式スロットルの自動制御、遠隔制御にかかわるものである。
【背景技術】
【0002】
従来の船外機、エンジンスロットル遠隔制御装置はエンジンメーカーが提供し、限られた機種にしか採用されていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来用いられている船外機用スロットル遠隔制御装置は専用機で他の船外機への転用はできない。
【0004】
従来用いられている船外機用スロットル遠隔制御装置はメーカーが提供する専用機で高価である。
【0005】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、取り付けが簡便で、1機種ですべての船外機、エンジンのスロットル制御を可能にし、安価に提供することを特徴とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ストローク制御可能な直線運動のシリンダーと直線運動を回転運動に変換する部品により、手でスロットルを操作するのと同じ環境を提供する。
【0007】
シリンダーをアームに固定する金具をアジャストできる構造とし、また直線運動を回転運動に変換する部品をスロットルレバーに固定する金具もアジャスト可能にすることですべての船外機、エンジンに対応できる。
【0008】
直線運動を回転運動に変換する部品に手動用逃げ溝を設けることでスロットルの自動、遠隔制御から手動への切り替えを、取り外したり、又はクラッチ等のメカニカル動力伝達切り替え装置を用いることなく可能にする。
【発明の効果】
【0009】
船外機、エンジンへの加工を必要とせず、すべての機種へ簡便に取り付けることができる。
【0010】
単純な構造にすることで量産によるコストの低減が可能である。
【0011】
スロットルの自動、遠隔制御から手動への切り替えを、取り外したり、又はクラッチ等のメカニカル動力伝達切り替え装置を用いることなく可能にすることにより煩雑な操作を必要とせず、同時に構造の簡素化を達成した。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
すべての船外機、エンジンに簡単に取り付けられスロットルの自動、遠隔制御ができ、また自動、遠隔制御から手動への切り替えに特別な操作を必要としない。
【実施例】
【0013】
図1は本発明の代表的船外機での組み立て図で、5メカシリンダーを2アームへ固定し、6直線運動回転運動変換部を3スロットレバーに固定する。
【0014】
固定する際図2の9溝スライダー爪が図3の10手動時逃げ溝と11直線運動回転運動変換溝との交差部にあわせる。
【0015】
図2の9溝スライダー爪が図3の11直線運動回転運動変換溝を直線運動することでそのストロークに応じ、図2の3スロットルレバーを回転させスロットルを制御する。
【0016】
スロットルの自動、遠隔制御を解除した際、図2の9溝スライダー爪を図3の10手動時逃げ溝と11直線運動回転運動変換溝との交差部へ自動、遠隔制御ソフトウエアーにより強制的に戻すため、手動で操作しても図2の9溝スライダー爪は図3の10手動時逃げ溝内にあり手動操作の妨げにならない。
【産業上の利用可能性】
【0017】
すべての船外機、エンジンに簡単に取り付けられスロットルの自動、遠隔制御ができ簡単な構造とすることでコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の船外機への組み立て図である。
【図2】メカシリンダーのアームへの取り付け及び詳細図である
【図3】直線運動回転運動変換部のスロットルレバーへの取り付け及び詳細図である。
【符号の説明】
【0019】
1. 船外機
2. 船外機アーム
3. スロットルレバー
4. メカシリンダー
5. メカシリンダーカバー
6. 直線運動回転運動変換部
7. メカシリンダー固定金具
8. ロット先端ネジ部
9. 溝スライダー爪
10.手動時逃げ溝
11.直線運動回転運動変換溝
12.スロットルレバー固定金具
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動で無段階に制御でき直線運動するシリンダーと直線運動を回転運動に変換させる部品とアジャスト可能な止め金具を用いることですべての回転式船外機、エンジンスロットルを一種類の装置で自動、遠隔制御可能としたスロットル制御装置。
【請求項2】
請求項1の船外機、エンジンスロットル制御装置で自動と手動の切り替えを、装置を取り外し、又はクラッチ等のメカニカル動力伝達切り替え装置を用いることなく可能にした直線運動から回転運動への変換部品。
【請求項1】
自動で無段階に制御でき直線運動するシリンダーと直線運動を回転運動に変換させる部品とアジャスト可能な止め金具を用いることですべての回転式船外機、エンジンスロットルを一種類の装置で自動、遠隔制御可能としたスロットル制御装置。
【請求項2】
請求項1の船外機、エンジンスロットル制御装置で自動と手動の切り替えを、装置を取り外し、又はクラッチ等のメカニカル動力伝達切り替え装置を用いることなく可能にした直線運動から回転運動への変換部品。
【図1】
【図2】
【図3】
【図2】
【図3】
【公開番号】特開2006−182073(P2006−182073A)
【公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−375182(P2004−375182)
【出願日】平成16年12月27日(2004.12.27)
【出願人】(300082689)丸大和光株式会社 (3)
【出願人】(505000158)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年12月27日(2004.12.27)
【出願人】(300082689)丸大和光株式会社 (3)
【出願人】(505000158)
【Fターム(参考)】
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