説明

苗植付け装置の苗載せ台案内構造

【課題】 苗載せ台のスムーズな摺動案内を長期にわたって行わせることができるようにする。
【解決手段】 苗載せ台14を摺動案内するよう、苗載せ台14と機体側とに振り分けて設けたガイドレール31と係合体32とを備えてある。ガイドレール31の案内面31bに潤滑剤供給するよう係合体32に支持させた潤滑剤供給体37を備えてある。潤滑剤供給体37と苗載せ台14の苗縦送り方向下手側端14bとの間でガイドレール31と係合体32との間隙を埋めるよう、係合体32に支持させたシール体38を備えてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、苗載せ台を摺動案内するよう、前記苗載せ台と機体側とに振り分けて設けたガイドレールと係合体とを備えた苗植付け装置の苗載せ台案内構造に関する。
【背景技術】
【0002】
上記した苗載せ台案内構造として、従来、たとえば特許文献1に記載されたものがあった。
特許文献1に記載された苗載せ台案内構造では、植付けケース(機体側に相当)に横架支承された摺動レールが備える角パイプ部(ガイドレールに相当)と、苗載せ台に設けた下部横フレーム(係合体に相当)とを備えている。
前記下部横フレームは、これの長手方向複数箇所に設けた摺動部材を介して前記角パイプ部に摺動自在に係合している。
前記摺動部材は、これの左右に形成されたグリース溜め孔を備えている。
【0003】
【特許文献1】特開2004−252号公報(段落〔0012〕、〔0013〕、図5,7,9)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した従来の技術を適用すると、係合体に潤滑剤供給体を支持させ、ガイドレールの案内面に潤滑剤を供給することが可能となる。
この場合、潤滑剤供給体を係合体に単に支持させただけでは、使用寿命での問題があった。
つまり、苗載せ台に苗から発生した泥水が、苗載せ台の苗縦送り方向下手側端まで流動して係合体とガイドレールとの隙間に入り込むことがあると、潤滑剤供給体に付着して潤滑剤供給体の摩滅を発生させやすくする。
【0005】
本発明の目的は、苗載せ台のスムーズな摺動案内を長期にわたって行わせることができる苗植付け装置の苗載せ台案内構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本第1発明は、苗載せ台を摺動案内するよう、前記苗載せ台と機体側とに振り分けて設けたガイドレールと係合体とを備えた苗植付け装置の苗載せ台案内構造において、
前記ガイドレールの案内面に潤滑剤供給するよう前記係合体に支持させた潤滑剤供給体を備え、前記潤滑剤供給体と前記苗載せ台の苗縦送り方向下手側端との間で前記ガイドレールと前記係合体との間隙を埋めるよう、前記係合体に支持させたシール体を備えてある。
【0007】
本第1発明の構成によると、ガイドレールの案内面に潤滑剤供給体によって潤滑剤が供給されて、係合体とガイドレールとの相対移動がスムーズになる。泥水がガイドレールと係合体との隙間に流入してもシール体によって受け止められ、潤滑剤供給体の泥水付着が発生しにくい。
【0008】
従って、潤滑剤供給体の泥水による摩滅が発生しにくくてガイドレールへの適切な潤滑剤供給を長期にわたって行わせ、苗載せ台のスムーズな摺動案内が長期にわたって行われるよう耐久性に優れた苗植付け装置を得ることができる。
【0009】
本第2発明では、前記係合体と前記ガイドレールとの間に前記潤滑剤供給体の収容室を形成する凹部を、前記シール体に備えてある。
【0010】
本第2発明の構成によると、潤滑剤供給体によって保持される潤滑剤が潤滑剤供給体と共に収容室に収容されてガイドレールと係合体との間から外部に漏れ出にくくなる。
【0011】
従って、潤滑剤の漏れ出しが発生しにくい良好な品質の苗植付け装置を、シール材を収容手段に利用して安価に得ることができる。
【0012】
本第3発明では、前記ガイドレールに作用するスクレーパを前記係合体に支持させてある。
【0013】
本第3発明の構成によると、ガイドレールに砂や泥が付着しても、ガイドレールに対して係合体と共に移動するスクレーパによって除去され、潤滑剤供給体がガイドレールに付着した砂や泥に接触して摩滅する事態が発生しにくい。
【0014】
従って、苗載せ台からの泥水に起因する潤滑剤供給体の摩滅を回避しやすいことのみならず、ガイドレールに付着した砂や泥に起因する潤滑剤供給体の摩滅も回避しやすいことからも耐久性に優れた苗植付け装置を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る苗植付け装置が装備された乗用型田植機の側面図である。図2は、本発明の実施例に係る苗植付け装置が装備された乗用型田植機の平面図であるこれらの図に示すように、この乗用型田植機は、左右一対の操向及び駆動自在な前車輪1,1と左右一対の駆動自在な後車輪2,2とによって自走するよう構成し、かつ、車体前部に設けたエンジン3が装備された原動部と、車体後部に設けた運転座席4が装備された運転部とを備えた自走車を備え、この自走車の車体フレーム5の後部にリンク機構6を介して連結された本発明の実施例に係る苗植付け装置10を備えている。
前記自走車は、前記原動部の両横側に設けた予備苗載せ台装置7と、運転座席4の後側に配置した施肥装置20とを備えている。
【0016】
この乗用型田植機は、田植え作業と施肥作業とを行う。
すなわち、前記苗植付け装置10は、前記リンク機構6が油圧シリンダ8によって車体フレーム5に対して上下に揺動操作されることにより、苗植付け装置10の機体11(以下、植付け機体11と呼称する。)の下部に機体横方向に並べて設けた接地フロート12が圃場面に接地した下降作業状態と、前記接地フロート12が圃場面から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降する。
【0017】
苗植付け装置10を下降作業状態にして自走車を走行させると、苗植付け装置10は、前記エンジン3の出力が回転軸9によって伝達されて駆動され、植付け機体11の後部に植付け機体横方向に並べて設けてある八つの苗植付け機構13により、圃場面の前記接地フロート12によって整地された箇所に苗植付けを行う。施肥装置20は、肥料タンク21から粒状の肥料を繰り出し機構(図示せず)によって繰り出し、繰り出された肥料を電動ブロワ22によって供給される搬送風によって、前記肥料繰り出し機構から延出している施肥ホース23を介し、植付け機体横方向に並べて前記複数の接地フロート12に分散させて設けてある施肥器24に供給する。各施肥器24は、対応する苗植付け機構13による植付け苗の横側近くで圃場面に作溝し、溝内に施肥ホース23からの肥料を供給する。
【0018】
次に、前記苗植付け装置10についてさらに詳述する。
図1,2に示すように、前記苗植付け装置10は、前記植付け機体11と前記接地フロート12と前記苗植付け機構13とを備える他、前記植付け機体11の前部の上方に設けた一つの苗載せ台14を備えている。
【0019】
前記植付け機体11は、前記回転軸9の駆動力が入力されるフィードケース15と、植付け機体横方向に並ぶ四つの植付け駆動ケース16とを備えて構成してある。
【0020】
前記苗植付け機構13は、前記植付け駆動ケース16の後端部の横側に駆動自在に支持されている。各苗植付け機構13は、一対の苗植付け爪13a,13aを備え、一対の苗植付け爪13a,13aが交互に苗載せ台14の下端側と圃場面との間を上下に往復回動する苗植え運動を行うよう駆動され、各苗植付け爪13aにより、苗載せ台14に載置されたマット状苗から一株分のブロック苗を切断するとともに取り出し、取り出したブロック苗を圃場面に下降搬送して植え付ける。
【0021】
前記苗載せ台14は、八つの苗植付け機構13に各別に苗供給する八つの苗載置部14aを苗載せ台横方向に並べて備えている。この苗載せ台14の下端側は、植付け機体11に固定された苗ストッパーレール17に連設のガイドレール31(図6参照)を備えた苗載せ台案内構造30に摺動自在に支持されている。
【0022】
前記苗載せ台14は、前記フィードケース15に設けた苗載せ台横送り機構(図示せず)に連動されており、この苗載せ台横送り機構による横送り駆動により、前記苗載せ台案内構造30によって案内されて、前記苗植付け機構13の苗運動に連動して植付け機体横方向に往復移送される。これにより、苗載せ台14は、各苗植付け機構13が前記苗ストッパーレール17に切り欠きを設けて形成してある苗取り出し口18(図2,3参照)においてマット状苗の下端部からブロック苗を苗横方向での一端側から他端側に向けて順次に取り出していくよう、各苗載置部14aに載置されたマット状苗を苗載置部14aに対応する前記苗取り出し口18に対して植付け機体横方向に移動させる。
【0023】
前記苗載せ台14は、各苗載置部14aの下端側に設けた左右一対の苗縦送りベルト19,19を備えている。各苗縦送りベルト19は、苗載せ台14が左右の横移動ストロークエンドに到達すると、前記フィードケース15に設けてある苗縦送り機構(図示せず)によって一定ストロークだけ駆動され、各苗載置部14aのマット状苗を苗載せ台14の縦方向に前記苗取り出し口18に向けて移送する。
つまり、苗載せ台14は、左右の移動ストロークエンドに到達した際、各苗載置部14aのマット状苗を苗縦送りベルト19によって苗取り出し口18に向けて、苗植付け機構13によって取り出されるブロック苗の苗載せ台縦方向での大きさに相当した量だけ縦送りする。
【0024】
図3は、前記苗載せ台案内構造30の正面図である。図4は、前記苗載せ台案内構造30の縦断正面図である。図5,6は、前記苗載せ台案内構造30の横断面図である。図7は、前記苗載せ台案内構造30の分解状態での斜視図である。図7では、苗載せ台案内構造30の一部のみを示している。これらの図に示すように、前記苗載せ台案内構造30は、前記ガイドレール31を備える他、苗載せ台14の下端部の裏面側に苗載せ台14のほぼ全幅にわたって設けた係合体32とを備えて構成してある。
【0025】
前記ガイドレール31は、苗載せ台14の全幅よりも長い全長を備え、かつ中空部31aを全長にわたって備えた中空レールになっている。このガイドレール31は、前記苗ストッパーレール17と一体成形されており、この苗ストッパーレール17と、この苗ストッパーレール17を前記植付け駆動ケース16に連結している連結構造(図せず)とを介して植付け機体11に支持されている。ガイドレール31は、これの一辺部に板金部材を連結ネジ33によって連結して設けた案内面31bと、他の一辺部にガイドレール31の全長にわって設けた支持溝31cとを備えている。
【0026】
前記係合体32は、苗載せ台14にリベット34によって連結された連結片部32aと、この連結片部32aから突出した被ガイド部32bと、この被ガイド部32bの苗載せ台横幅方向に分散した複数箇所に樹脂ブロックを連結ボルト35とリベット35aとによって連結して設けた摺接部32cと、前記被ガイド部32bの苗載せ台横幅方向に分散した複数箇所に係止部材を前記連結ボルト35を利用して連結して設けた係止部32dとを備えて構成してある。係止部32dを構成する部材は、苗縦送りベルト19の駆動軸19aを支持するブラケット39に連設された支持部材39aとの共締めによって係合体32に連結されている。
【0027】
図5に示すように、前記各摺接部32cは、前記ガイドレール31の案内面31bに摺接自在に接触する配置になっている。前記各係止部32dは、前記ガイドレール31の前記支持溝31cに摺動自在に係入している。
【0028】
これにより、苗載せ台案内構造30は、ガイドレール31の案内面31bによって係合体32の複数箇所の摺接部32cに案内作用し、これによって苗載せ台14を苗ストッパーレール17に沿って植付け機体横方向に往復摺動するよう案内する。
苗載せ台案内構造30は、ガイドレール31の支持溝31cによって係合体32の複数箇所の係止部32dに係止作用し、これによって苗載せ台14の下端側を苗ストッパーレール17に係止させている。
【0029】
図6に示すように、前記係合体32は、前記摺接部32cどうしの間に配置して前記被ガイド部32bにリベット36を介して支持させた潤滑剤供給体37と樹脂製のシール体38とを備えている。
【0030】
前記潤滑剤供給体37は、潤滑油を含浸処理された発砲ウレタンによって構成してあり、ガイドレール31の案内面31bと接触した供給面37aで前記案内面31bに潤滑油を塗布して供給する。
【0031】
前記シール体38は、ガイドレール31の前記案内面31bに対して前記潤滑剤供給体37が位置する側とは反対側に位置した先端部38aと、この先端部38aよりも潤滑剤供給体37が位置する側に位置した凹入部38bとを備えている。
【0032】
シール体38の前記先端部38aは、前記潤滑剤供給体37と、苗載せ台14の苗縦送り方向下手側端14bとの間において、前記ガイドレール31と、前記係合体32の前記連結片部32aとの間を埋めており、苗載せ台14にマット状苗から発生して苗載せ台14の苗縦送り方向下手側端14bから係合体32とガイドレール31との隙間に入り込んだ泥水を潤滑剤供給体37に至らないように受け止める。
【0033】
前記シール体38の前記凹入部38bは、前記案内面31bと被ガイド部32bとの間に前記潤滑剤供給体37を収容する収容室を形成し、潤滑剤供給体37が含有する潤滑油の漏れ出しを防止する。
【0034】
これにより、苗載せ台案内構造30は、苗載せ台14の摺動案内を行う際、係合体32の連結片部32aとガイドレール31との隙間に入り込んだ泥水の潤滑剤供給体37への流入をシール体38の先端部38aによって防止しながら、かつ、潤滑剤供給体37からの潤滑油の漏れ出しをシール体38による潤滑剤供給体37の収容によって防止しながら、潤滑剤供給体37の塗布面37aによってガイドレール31の案内面31bに潤滑油を供給する。
【0035】
図3,9に示すように、前記各係止部32dは、これの苗載せ台横方向での両端側に設けたゴム製のスクレーパ50,51を備えている。
図10は、前記複数の係止部32dのうちの最も苗載せ台横端側に位置する最横外側の係止部32dにこれの苗載せ台横外側に配置して設けたスクレーパ50の側面図である。この図に示すように、前記スクレーパ50は、係合体32の前記被ガイド部32bが入り込んだ切り欠き50aと、この切り欠き50aよりもガイドレール31側に位置した作用部50bとを備え、作用部50bにより、ガイドレール31の係合体32から苗載せ台横外側に突出した部位において、ガイドレール31の前記案内面31bと、前記支持溝31cの上方に位置する端面31d(図7,10参照)とに載った砂や泥を掻き落とす。
【0036】
図11は、前記複数の係止部32dのうちの最も苗載せ台横端側に位置する最横外側の係止部32dにこれの苗載せ台横方向での内側に配置して設けたスクレーパ51と、前記最横外側の係止部32dを除く係止部32dにこれの両横側に配置して設けたスクレーパ51との側面図である。この図に示すように、前記スクレーパ51は、ガイドレール31の上面側に突出しており、苗載せ台14の横移動に伴い、ガイドレール31の係止溝31cの上方に位置する端面31dに載った砂や泥を掻き落とす。
【0037】
前記苗載せ台14は、これの横方向での中央部に設けた左右一対の作業窓41,41を備えている。
【0038】
図8は、前記作業窓41の使用状態を示している。この図に示すように、前記左右一対の作業窓41,41は、苗植付け装置10の脱着を行う際、脱着自在な窓蓋42を取り外して開くことにより、前記リンク機構6と苗植付け装置10とにわたって設けてある連結機構43の連結状態と分離状態との切り換え操作を作業窓41を介して苗載せ台14の後方から行うことを可能にする。
【0039】
図12は、別の実施構造のガイドレール31を備えた苗載せ台案内構30の断面図である。この図に示すように、この苗載せ台案内構造30では、前記ガイドレール31の案内面31bは、砂や泥がのっても自然に落下しやすいようガイドレール横断面視で円弧形になっている。
【0040】
図13は、別のガイドレール清掃機能を備えた苗載せ台案内構造30の概略図である。この図に示すように、この苗植付け装置10では、前記ガイドレール31の上方に位置した除塵ノズル44を備え、ガイドレール31に砂や泥が付着した際、除塵ノズル44に吸引パイプ45を介して吸気部が連通しているブロワ46の吸気作用によって砂や泥を吸引除去する。
【0041】
図14は、さらに別のガイドレール清掃機能を備えた苗載せ台案内構造30の概略図である。この図に示すように、この苗植付け装置10では、ガイドレール31の上方に位置した除塵ノズル47を備え、ガイドレール31に砂や泥が付着した際、除塵ノズル47に送風パイプ48を介して排気部が連通しているブロワ49の送風作用によって砂や泥を吹き飛ばし除去する
【0042】
図15は、別の実施構造を備えた苗供給部の断面図である。この図に示すように、この苗供給部では、前記苗ストッパー17に苗載せ台14から苗取り出し口18に向けた出たマット状苗の下端部を受け止め支持するように備えさせた苗受け面17aを、苗載せ台14の苗載置面14cと面一に並ぶ配置にしてある。
これにより、苗載せ台14の仕切り壁の下端14dが苗載置面14bと面一になっていても、苗載せ台14の横移送の際、仕切り壁の下端側が苗ストッパー17の苗受け面17aに引っ掛かることを回避できる。
【0043】
〔別実施例〕
本発明は、上記した実施例に替え、ガイドレール31を苗載せ台14に支持させ、係合体32を植え付け機体11に支持させた構成を採用した苗載せ台案内構造にも適用できる。この場合も、本発明の目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】乗用型田植機の全体の側面図
【図2】乗用型田植機の全体の平面図
【図3】苗載せ台案内構造の正面図
【図4】苗載せ台案内構造の縦断正面図
【図5】苗載せ台案内構造の横断面図
【図6】苗載せ台案内構造の横断面図
【図7】苗載せ台案内構造の分解状態での斜視図
【図8】苗植付け装置の側面図
【図9】係合体の係止部の正面図
【図10】スクレーパの側面図
【図11】スクレーパの側面図
【図12】別の実施構造を備えたガイドレールの横断面図
【図13】別のガイドレール清掃機能を備えた苗載せ台案内構造の概略図
【図14】さらに別のガイドレール清掃機能を備えた苗載せ台案内構造の概略図
【図15】別の実施構造を備えた苗供給部の断面図
【符号の説明】
【0045】
14 苗載せ台
31 ガイドレール
31b 案内面
32 係合体
37 潤滑剤供給体
38 シール体
38b 凹入部
50,51 スクレーパ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
苗載せ台を摺動案内するよう、前記苗載せ台と機体側とに振り分けて設けたガイドレールと係合体とを備えた苗植付け装置の苗載せ台案内構造であって、
前記ガイドレールの案内面に潤滑剤供給するよう前記係合体に支持させた潤滑剤供給体を備え、前記潤滑剤供給体と前記苗載せ台の苗縦送り方向下手側端との間で前記ガイドレールと前記係合体との間隙を埋めるよう、前記係合体に支持させたシール体を備えてある苗植付け装置の苗載せ台案内構造。
【請求項2】
前記ガイドレールと前記係合体との間に前記潤滑剤供給体の収容室を形成する凹部を、前記シール体に備えてある請求項1記載の苗植付け装置の苗載せ台案内構造。
【請求項3】
前記ガイドレールに作用するスクレーパを前記係合体に支持させてある請求項1又は2記載の苗植付け装置の苗載せ台案内構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2009−118789(P2009−118789A)
【公開日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−296897(P2007−296897)
【出願日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【出願人】(000001052)株式会社クボタ (4,415)
【Fターム(参考)】