説明

苗植付具

【課題】 内部の主空間部に潤滑油を有する苗植付具ケ−スを備え、苗押出具が押出作動により苗植付具ケ−ス内の軸受部材に対して摺動する軸部と苗植付具ケ−スの外部で該軸部の先端に固着された苗押出部を備え、軸受部材の下側には軸部の外周面に接触するオイルシールを設けた従来の苗植付具においては、潤滑油が軸部の摺動で前記隙間を逐次つたってくるため、オイルシールで受け止められている潤滑油の行き場がなくなって、この潤滑油がオイルシールと軸部の間を通って苗植付具ケースの外部に洩れ出るおそれがあり、潤滑油が外部に洩れ出ることにより、苗を植え付ける圃場を汚染したり、苗植付具ケース内の潤滑油が不足して苗植付具の耐久性が低下するおそれがある。
【解決手段】 オイルシール(52)と軸受部材(51)の間には空洞部(54)を設け、該空洞部(54)から主空間部(A)にわたる連通溝(55)を設けた苗植付具とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、苗移植機等の苗植付装置に使用する苗植付具の技術分野に属する。
【背景技術】
【0002】
苗載台上のマット状の苗から一株分の苗を掻き取る植付爪と、該植付爪が掻き取った苗を押し出す苗押出具と、内部の主空間部に潤滑油を有する苗植付具ケ−スを備えた苗植付具において、苗押出具は、押出作動により苗植付具ケ−ス内の軸受部材に対して摺動する軸部と、苗植付具ケ−スの外部で該軸部の先端に固着された苗押出部を備え、軸受部材の下側には軸部の外周面に接触するオイルシールを設けたものがある(特許文献1及び2参照。)。
【特許文献1】特開平6−209623号公報
【特許文献2】特開平8−23736号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記背景技術の構成は、苗押出具の軸部が軸受部材に対して摺動すると、苗植付具ケ−スの主空間部内の潤滑油が軸部と軸受部材の間の隙間をつたってくるが、オイルシールによりこの潤滑油が苗植付具ケ−スの外部に洩れ出ないようにしている。
【0004】
しかしながら、潤滑油が軸部の摺動で前記隙間を逐次つたってくるため、オイルシールで受け止められている潤滑油の行き場がなくなって、この潤滑油がオイルシールと軸部の間を通って苗植付具ケースの外部に洩れ出るおそれがあり、潤滑油が外部に洩れ出ることにより、苗を植え付ける圃場を汚染したり、苗植付具ケース内の潤滑油が不足して苗植付具の耐久性が低下するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は、上記課題を解決するべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1に係る発明は、苗載置台(20)上のマット状の苗から一株分の苗を掻き取る植付爪(40)と、該植付爪(40)が掻き取った苗を押し出す苗押出具(41)と、内部の主空間部(A)に潤滑油を有する苗植付具ケ−ス(32a)を備えた苗植付具において、苗押出具(41)は、押出作動により苗植付具ケ−ス(32a)内の軸受部材(51)に対して摺動する軸部(41a)と、苗植付具ケ−ス(32a)の外部で該軸部(41a)の先端に固着された苗押出部(41b)を備え、軸受部材(51)の下側には軸部(41a)の外周面に接触するオイルシール(52)を設け、該オイルシール(52)から前記主空間部(A)にわたる連通溝(55)を設けた苗植付具とした。
【0006】
従って、この苗植付具は、植付爪(40)が苗載置台(20)上のマット状の苗から一株分の苗を掻き取り、その苗を苗押出具(41)の苗押出部(41b)で圃場へ向けて押し出すことにより、圃場に苗を植え付ける。苗押出具(41)の押出作動で軸部(41a)が軸受部材(51)に対して摺動することにより、苗植付具ケ−ス(32a)の主空間部(A)内の潤滑油が軸部(41a)と軸受部材(51)の間の隙間をつたってくるが、オイルシール(52)によりこの潤滑油を受け止める。潤滑油が軸部(41a)の摺動で前記隙間を逐次つたってオイルシール(52)に供給されても、連通溝(55)によりオイルシール(52)で受け止めた潤滑油を前記主空間部(A)に戻してオイルシール(52)付近の圧力の上昇を防止し、オイルシール(52)を介して潤滑油が外部に洩れ出るのを防止する。
【発明の効果】
【0007】
よって、潤滑油が苗植付具ケ−ス(32a)の外部に洩れ出るのを防止し、潤滑油で苗を植え付ける圃場を汚染したり、苗植付具ケース(32a)内の潤滑油が不足して苗植付具(32)の耐久性が低下したりするようなことを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
この発明の実施の一形態を、以下に説明する。
図1は、乗用型の田植機1を示すものであり、この乗用型の田植機1は、走行車体2と6条植えの苗植付部3とから構成される。
【0009】
走行車体2の略中央に駆動源であるエンジン4が備えられ、該エンジン4の駆動により走行ミッションケ−ス5等を介して前輪6,6及び後輪7,7が駆動され、これらの前後輪6,6,7,7が駆動されて走行車体2が走行する。前記エンジン4の上方に操縦席8が備えられ、該操縦席8の前側にステアリングハンドル9が設けられている。この走行車体2の後部に昇降リンク機構10が設けられ、該昇降リンク機構10を介して前記苗植付部3が装着され、油圧昇降シリンダ11の伸縮により上下に昇降するように設けられている。尚、走行車体側からの動力が植付クラッチケ−ス12を介して前記苗植付部3に伝動されるようになっている。
【0010】
また、操縦席前側のステップ部には有段操作される株間変速レバ−13が設けられており、走行車体2の走行速度に対する苗植付部3の作動速度を変速できるようになっている。この株間変速レバ−13により、植付作業者が圃場に移植する苗の植付株間を設定できるようになっている。従って、前記株間変速レバ−13を操作しない限り、走行速度に比例した速度で前記苗植付部3が作動されるようになっている。
【0011】
苗植付部3は、苗載置台20と植付伝動部21及び各条の苗植付装置22,…とを備えて構成される。苗植付部3の下部には、センタ−フロ−ト23及び両側部にサイドフロ−ト24,24が設けられており、該フロ−ト23,24,24が圃場面を滑走する構成である。
【0012】
また、苗植付部3は、植付伝動部21からの動力により前記苗植付装置22を作動する。前記苗載置台20は、上部を苗載置台支持ロ−ラ25,25、下部を左右移動ガイド板26により左右移動可能に支持されている。従って、苗植付部3は、苗載置台20が固着された苗載置台左右移動棒27を左右移動させて苗載置台20を左右移動させ、マット状の苗を苗植付装置22により一株づつ掻き取る構成となっている。尚、前記左右移動ガイド板26には、苗植付装置22,…の苗掻き取り口26a,…が設けられている。また、前記苗載置台20は、左右移動終端においてマット状の苗を各条の苗送りベルト28,…により苗載置台20に沿って苗植付装置側に順次移送する公知の構成である。
【0013】
図1、図2に示すように、苗植付装置22は、植付伝動部21の植付伝動フレ−ム29の端部から出力され機体の走行速度に比例した速度で回動する苗植付装置駆動軸30の駆動により回転駆動する回転ケ−ス31と該回転ケ−ス31の両端部にそれぞれ装着された苗植付具32,32とを備えて構成され、該苗植付具32,32が前記苗掻き取り口26a上の苗を掻き取り、掻き取った苗を圃場に植え付けていくようになっている。すなわち、前記回転ケ−ス31が該苗植付装置駆動軸30と一体回転するように取り付けられると共に、回転ケ−ス31内の太陽ギヤ33が前記植付伝動フレ−ム29に対して回転しないように設けられ、回転ケ−ス31の回動により該太陽ギヤ33と噛み合う中間ギヤ34,34を前記太陽ギヤ33回りに回動させ、前記中間ギヤ34,34の駆動により該中間ギヤ34,34と噛み合う最終ギヤ35,35を回動させ、該最終ギヤ35,35と一体回転する最終ギヤ回動軸36,36により前記苗植付具32,32を一体回転させ、前記回転ケ−ス31の回動位置に対して前記苗植付具32,32の前後傾斜姿勢が決定される。尚、前記苗植付具32が最終ギヤ35と一体回転するようになっている。また、前記中間ギヤ34,34及び前記最終ギヤ35,35は、前記太陽ギヤ33に対して対称位置に設けられてそれぞれの苗植付具32,32の前後傾斜姿勢を決定するようになっている。
【0014】
また、前記太陽ギヤ33と前記中間ギヤ34,34と前記最終ギヤ35,35とは非円形の偏心ギヤであると共にそれぞれ同歯数であり、回転ケ−ス31の一回転につき前記中間ギヤ34,34及び前記最終ギヤ35,35が回動角速度を変えながらそれぞれ一回転する。従って、回転ケ−ス31が一回転する間に、苗植付具32,32が回転ケ−ス31の回動とは逆方向に該回転ケ−ス31に対して一回転するようになっている。
【0015】
前記苗植付具32は、マット状の苗を一株分掻き取って保持する植付爪40と該植付爪40で分離して保持した苗を圃場面へ向けて押し出す苗押出具の一例である苗押出フォ−ク41とを備えて構成される。前記回転ケ−ス31の回動により苗植付具32がル−プ軌跡を描いて前記苗掻き取り口26aを通過することにより、前記植付爪40が苗掻き取り口26aにある苗を掻き取り保持し、保持した苗を苗押出フォーク41が圃場面に向かって押し出して圃場に苗を植え付けるようになっている。苗押出フォ−ク41は、基部が苗植付具32の苗植付具ケース32a内に挿入され、苗植付具ケース32aの主空間部A内で苗の押出作用側に苗押出スプリング42により付勢されると共に、苗植付具32に対して回動する苗押出カム43の回動により揺動軸44a回りに揺動する苗押出ア−ム44を揺動させ該ア−ム44先端に連繋して、苗植付具ケ−ス32aに対して摺動して押出作動するようになっている。尚、苗押出フォ−ク41と苗押出ア−ム44との連繋部となる苗押出フォ−ク41の上端部50は、苗押出アーム44に連繋させるために、後述する丸軸部41aより外径が大きくなっている。また、前記苗押出スプリング42は、苗押出フォ−ク41の上端部50に接触して作用する。尚、前記苗押出カム43は回転ケ−ス31に対して回動しないように設けられ、回転ケ−ス31の一回転につき苗押出カム44が苗植付具32に対して一回転する構成となっている。
【0016】
前記植付爪40は、前壁部40aを備えて構成される。また、前記植付爪40の前壁部40aには基部側にボルト孔40bが設けられ、前記植付爪40は前記ボルト孔40bを通す締着ボルト45により前記苗植付具ケ−ス32aに取り付けられるようになっている。前記植付爪40の先端部には、前記前壁部40aの左右両端部から後方へ突出して設けられた左右の側壁部40c,40cが設けられている。また、前記前壁部40aの左右中央には、植付爪40の先端部から基部側に向かって切欠き部40dが設けられている。尚、前記切欠き部40dは、前記左右の側壁部40c,40cより植付爪40の基部側にまで延設されると共に、植付爪40の先端において前記前壁部40aの左右幅と略同一に構成され、植付爪40の先端から基部側に向かうに従って左右幅が縮小され、所定の位置から基部側は一定の左右幅となっている。また、植付爪40の前記先端部における前記前壁部40aの後側は、平面に構成されている。従って、植付爪40の前記先端部において、横断面が左右一対のL字型で構成される苗保持部となっている。尚、前記切欠き部40dの側面40eは、曲面形状となっている。また、前記前壁部40aの後面において、前記左右の側壁部40c,40cの植付爪40の基部側の端部40f,40fの位置から植付爪40の基部側にかけて左右にそれぞれ後側に突出した曲面形状部分40g,40gが設けられている。
【0017】
前記苗押出フォ−ク41は、押出作動により前記苗植付具ケ−ス32aに対して摺動する軸部となる丸軸部41aと該丸軸部41aの先端に固着された苗押出部41bとを備えて構成される。尚、苗植付具ケ−ス32a内において、前記丸軸部41aが苗植付具ケ−ス32aに内装される筒状の軸受部材となるブッシュ51に摺動可能に支持され、丸軸部41aの外周面がブッシュ51の内周面に接触している。前記苗押出部41bには苗押出基部41cと左右の苗押出プレ−ト41d,41dとが設けられ、該苗押出プレ−ト41d,41dの前端部が植付爪40が保持した苗の苗床に当接して植付爪40が保持した苗を押し出すようになっている。左右の前記苗押出プレ−ト41d,41dは、植付爪40の側壁部40c,40cより左右内側の該側壁部40c,40cの近傍に設けられ、該プレ−ト41d,41dの前部が側面視で植付爪40の前記側壁部40c,40cと重複するように設けられている。また、図4に示すように、前記苗押出フォ−ク41の押出作動における戻り作動端に位置する状態で、前記苗押出プレ−ト41d,41dが、植付爪40の側壁部40c,40cの植付爪40の基部側の端部40f,40fから該苗押出プレ−ト41d,41dの植付爪40における基部側の端部である一部のみが突出するようになっている。尚、前記苗押出プレ−ト41d,41dは、該プレ−ト41d,41dの前部が前記苗押出フォ−ク41が押出作動における押出作動端に位置する状態で植付爪40の側壁部40c,40cと側面視で重複するように設けられている。また、苗押出部41bの前記苗押出基部41cの前面41eは、前記苗押出プレ−ト41d,41dの端部から植付爪40の基部側にかけて前方に突出した曲面形状となっている。
【0018】
ブッシュ51の下側には丸軸部41aの外周面に接触するオイルシール52を設け、該オイルシール52により苗押出フォ−ク41の作動で苗植付具ケ−ス32a内の主空間部A内に収容した潤滑油(液状のオイル又はグリス)が外部に洩れないようにしている。ブッシュ51の上側には、丸軸部41aの外周面で摺動自在なクッションゴム53を設けている。オイルシール52とブッシュ51の間には空洞部54を設け、丸軸部41aの摺動並びに苗押出フォ−ク41の上端部50の往復移動で該丸軸部41aとブッシュ51との間の隙間をつたってくる潤滑油が空洞部54に供給されるようになっている。該空洞部54の外径は、ブッシュ51の外径より大きくなっている。ブッシュ51の前側1箇所には、ブッシュ51の下端部から上側の苗植付具ケ−ス32a内の主空間部Aにわたる連通溝55を、ブッシュ51の外面に沿って苗植付具ケ−ス32aに形成している。この連通溝55により、丸軸部41aの摺動で空洞部54に潤滑油が供給されても、空洞部54内の圧力が上昇せずに空洞部54内の潤滑油を苗植付具ケ−ス32a内の空間に戻す作用が生じ、空洞部54内からオイルシール52を介して潤滑油が外部に洩れ出るのを防止している。
【0019】
以上により、この苗植付装置22は、回転ケ−ス31の回転により、上下方向のル−プ軌跡で旋回し植付爪40により苗載置台20の下部の苗掻き取り口26aから一株分の苗を掻き取ってその掻き取った苗を圃場面に移送し、苗押出フォ−ク41が押出作動により圃場に苗を植え付ける。一株分の苗を掻き取るとき、苗床から上方に延びる苗の葉が植付爪40の切欠き部40dに入ると共に植付爪40の先端部の前壁部40aと左右の側壁部40c,40cとにより苗植付装置22の苗植付具32に一株分の苗床が保持され、圃場面に移送する苗の苗床が分離しないように確実に苗床を保持する。また、苗植付具32に保持された苗は、前記左右の側壁部40c,40cの左右内側近傍にある苗押出フォ−ク41の苗押出プレ−ト41d,41dの押出作動により確実に圃場に植え付けられる。
【0020】
そして、苗押出フォ−ク41の押出作動で軸部がブッシュ51に対して摺動することにより、苗植付具ケ−ス32aの主空間部A内の潤滑油が丸軸部41aとブッシュ51の間の隙間をつたってくるが、オイルシール52によりこの潤滑油を受け止めて空洞部54内に収容する。潤滑油が丸軸部41aの摺動で前記隙間を逐次つたって空洞部54に供給されても、連通溝55により空洞部54内の潤滑油を前記主空間部Aに戻して空洞部54内の圧力の上昇を防止し、空洞部54内からオイルシール52を介して潤滑油が外部に洩れ出るのを防止し、潤滑油で苗を植え付ける圃場を汚染したり、苗植付具ケース32a内の潤滑油が不足して苗植付具32の耐久性が低下したりするようなことを防止できる。
【0021】
上述の苗植付具32はブッシュ51の前側の苗植付具ケ−ス32a部分に連通溝55を設けた構成としたが、ブッシュ51の外周面となるブッシュ51部分に連通溝55を設けてもよい。
【0022】
尚、以上の実施例は乗用型の田植機の苗植付具について記述したが、本発明は乗用型の田植機に限定されるものではない。
同様に、以上の実施例は回転ケ−スを備える苗植付装置について記述したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】乗用型の田植機の側面図
【図2】乗用型の田植機の平面図
【図3】回転ケ−スの側面断面図
【図4】苗植付具の側面断面図
【図5】植付爪の正面図
【符号の説明】
【0024】
20:苗載置台、40:植付爪、41:苗押出具、32:苗植付具、32a:苗植付具ケ−ス、41a:丸軸部、41b:苗押出部、51:ブッシュ、52:オイルシール、55:連通溝、A:主空間部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
苗載置台(20)上のマット状の苗から一株分の苗を掻き取る植付爪(40)と、該植付爪(40)が掻き取った苗を押し出す苗押出具(41)と、内部の主空間部(A)に潤滑油を有する苗植付具ケ−ス(32a)を備えた苗植付具において、苗押出具(41)は、押出作動により苗植付具ケ−ス(32a)内の軸受部材(51)に対して摺動する軸部(41a)と、苗植付具ケ−ス(32a)の外部で該軸部(41a)の先端に固着された苗押出部(41b)を備え、軸受部材(51)の下側には軸部(41a)の外周面に接触するオイルシール(52)を設け、該オイルシール(52)から前記主空間部(A)にわたる連通溝(55)を設けた苗植付具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−118786(P2009−118786A)
【公開日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−296795(P2007−296795)
【出願日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】