説明

苗移植機

【課題】
リードカム軸にグリスを供給する際、苗載せタンクの複数箇所の注油口に夫々供給する必要がなく、作業者の労力を軽減できると共に、グリスがリードカム軸全体に行き渡る苗移植機を提供する。
【解決手段】
左右往復移動自在な苗載せタンク50と、苗載せタンク50から苗を取って圃場に植え付ける植付装置54を備え、苗載せタンク50を左右往復移動させる外周に螺旋状の溝部38を形成したリードカム軸37と、リードカム軸37の溝部に係合するリード爪40を有しリードカム軸37が回転することにより苗載せタンク50と共に左右方向に摺動するリードメタル39を設けた苗移植機において、リードメタル39の左右両側で且つリードカム軸37の外周に伸縮自在な被覆部材42を設け、被覆部材42を中空の循環パイプ43で連結し、被覆部材42には、潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置44を設けて構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、左右往復移動可能な苗載せタンクに複数枚のマット状苗を装填し、苗載せタンクを苗植付機構の苗植付作動に連動して横方向に往復移動させながらタンク内のマット状苗を一株分づつ取り出して圃場に植え付けていく苗移植機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、左右に往復移動する苗載せタンクに装填されたマット状苗から植付装置により一株分の苗を取り出して圃場に植え付けていく苗移植機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この苗移植機には、苗載せタンクを左右に往復移動させる手段として、軸方向に摺動自在に軸支された横移動棒と、該横移動棒に取り付けたリードメタルの爪が係合する螺旋状の溝が外周面に形成されたリードカム軸とが苗植付部の中央部に設置された伝動ケース内に設けられている。そして、このリードカム軸が回転すると、リードメタルの爪がリードカム軸の溝に沿って移動し、これに伴って横移動棒が左右に往復動し苗載せタンクが横移動するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−148645号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
先行技術では、リードカム軸にグリスを供給する際、苗載せタンクに複数箇所形成された注油口を開けて供給する必要があり、作業者の作業工数が増大すると共に、グリスがリードカム軸全体に万遍なく行き渡らないという問題がある。
【0005】
本発明の課題は、リードカム軸に潤滑油を満遍なく供給できるようにして、苗載せタンクの横移動を円滑にし作業能率の向上を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
【0007】
すなわち、請求項1記載の本発明は、圃場に植え付ける苗を載置する左右往復移動自在な苗載せタンク(50)と、該苗載せタンク(50)から1株分の苗を取り出して圃場に植え付ける植付装置(54)と苗載せタンク(50)の左右往復移動機構を装備する伝動ケース(36)を設け、前記伝動ケース(36)には、外周に螺旋状の溝部(38)を形成したリードカム軸(37)と、該リードカム軸(37)の溝部に係合するリード爪(40)を有しリードカム軸(37)が回転することにより苗載せタンク(50)と共に左右方向に摺動するリードメタル(39)を設けてある苗移植機において、前記リードメタル(39)の左右両側で且つリードカム軸(37)の外周部に潤滑剤を注入する伸縮自在な被覆部材(42,42)を配置して設け、左右の被覆部材(42,42)を中空の循環パイプ(43)で連通構成したことを特徴とする。
【0008】
リードカム軸(37)が回転すると、リード爪(40)がリードカム軸の螺旋溝(38)に沿って移動し、これに伴ってリードメタル(39)が横移動し苗載せタンク(50)が左右に往復移動する。
【0009】
そして、被覆部材の内部に潤滑剤を供給すると、リードメタル(39)の左右方向への摺動により被覆部材(42,42)が伸縮して潤滑剤が移動し、リードカム軸(37)に万遍なく供給されることになる。
【0010】
また、潤滑剤は、循環パイプ(43)を通じて左右一側の被覆部材(42)から他側の被覆部材(42)に移動することになり、潤滑剤が過剰に供給されることがなくなる。
請求項2記載の本発明は、請求項1において、前記左右の被覆部材(42,42)に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置(44)を設け、潤滑剤供給装置から被覆部材(42)の内部に潤滑剤を供給する流路(45)を設けたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機とした。
【0011】
また、供給装置(44)に潤滑油を供給すると、供給流路(45)を通じて被覆部材(42)の内部に潤滑剤が注入されることになる。
【0012】
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2において、前記循環パイプ(43)を左右の被覆部材(42,42)の内側で且つ前記リードメタル(39)の上方を通過させて配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の苗移植機とした。
【0013】
そして、リードカム軸(37)の回転により、リードメタル(39)が植付部の左右端部まで移動すると、被覆部材(42)の左右どちらか一方が収縮したときに潤滑剤がリードメタル(39)の上方を通過して反対側の被覆部材(42)に移動する。従って、被覆部材内部の圧力が高くなり過ぎることがなく略一定に維持されることになる。
【0014】
請求項4記載の本発明は、請求項1又は請求項2において、前記循環パイプ(43)を左右の被覆部材(42,42)の内側で且つ前記リードメタル(39)の下方を通過させて配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の苗移植機とした。
【0015】
リードカム軸(37)の回転により、リードメタル(39)が植付部の左右端部まで移動すると、被覆部材(42)の左右どちらか一方が収縮したときに潤滑剤がリードメタルの下方を通過して反対側の被覆部材(42)に移動するので、被覆部材内部の圧力が略一定に維持されることになる。また、循環パイプ(43)がリードメタル(39)の上方及び左右両側を覆わないので、リードメタルの掃除や部品交換等が容易に行える。
【0016】
請求項5記載の本発明は、請求項1において、左右の被覆部材(42,42)の端部で且つ内周に複数の突起体(46)を設けたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機とした。
【0017】
リードメタル(39)に左右の被覆部材(42,42)を取り付けると接続部に空間が生じるため、潤滑剤がリードカム軸(37)や循環パイプ(43)に移動し易くなり、リードカム軸(37)に満遍なく潤滑剤を供給することができ、苗載せタンク(50)の移動が円滑に行われる。
【発明の効果】
【0018】
請求項1に記載の本発明によれば、左右の被覆部材(42,42)の内部に潤滑剤を供給することにより、リードメタル(39)の左右方向への摺動により被覆部材(42,42)が伸縮して潤滑剤が移動するため、リードカム軸(37)に万遍なく潤滑剤を供給することができ、苗載せタンク(50)の移動が円滑に行われ、作業能率が向上する。
【0019】
また、左右の被覆部材(42,42)は中空の循環パイプ(43)で連通されるので、左右の被覆部材(42,42)の一側に過剰な量の潤滑剤が供給されていても、潤滑剤は循環パイプ(43)を通じて左右一側の被覆部材(42)から他側の被覆部材(42)に移動するので、過剰に供給された潤滑剤が被覆部材(42,42)から漏出し、周辺の構成部材に付着したり、圃場に落下して汚染したりすることを防止することができる。
【0020】
請求項2記載の本発明によれば、リードメタル(39)と潤滑剤供給装置(44)を供給流路(45)で連絡したことにより、作業者は潤滑剤供給装置(44)に潤滑剤を供給するだけで被覆部材(42,42)の内部に潤滑剤を注入でき、従来のように苗載せタンク(50)に設けられた複数の注油口からリードカム軸(37)に潤滑剤を注入する作業が省略され、作業者の労力が軽減されると共にメンテナンス性が向上する。
【0021】
請求項3記載の本発明によれば、リードカム軸(37)の回転により、リードメタル(39)が植付部の左右端部まで移動すると、被覆部材(42)の左右どちらか一方が収縮したときに潤滑剤がリードメタル(39)の上方を通過して反対側の被覆部材(42)に移動するので、被覆部材(42,42)内部の圧力が高くなり過ぎることを防止することができる。
【0022】
請求項4記載の本発明によれば、リードカム軸(37)の回転により、リードメタル(39)が植付部の左右端部まで移動すると、被覆部材(42)の左右どちらか一方が収縮したときに潤滑剤がリードメタル(39)の下方を通過して反対側の被覆部材(42)に移動するので、被覆部材(42,42)内部の圧力が高くなり過ぎることを防止することができるものでありながら、循環パイプ(43)がリードメタル(39)の上方及び左右両側を覆わないので、リードメタル(39)の掃除や部品交換等を容易に行うことができ、メンテナンス性が向上する。
【0023】
請求項5記載の本発明によれば、左右の被覆部材(42,42)の端部で且つ内周に複数の突起体(46)を設けてあるので、このリードメタル(39)に左右の被覆部材(42,42)を取り付けると複数の突起体(46)により接続部に空間が生じるため、潤滑剤がリードカム軸(37)や循環パイプ(43)に移動し易くなり、リードカム軸(37)に満遍なく潤滑剤を供給することができ、苗載せタンク(50)の移動が円滑に行われる。
【0024】
また、循環パイプ(43)に潤滑剤が移動し易いため、潤滑剤の移動により、被覆部材(42,42)の内部の圧力が高くなり過ぎることを防止でき、被覆部材(42,42)からの漏出が防止される。
【0025】
しかも、複数の突起体(46)がリードメタル(39)に接触するため、左右の被覆部材(42,42)がリードメタル(39)から外れにくくなる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】田植機の側面図
【図2】田植機の平面図
【図3】苗植付部の要部の側面図
【図4】苗載せタンクの左右往復移動機構を示す要部の正面図
【図5】同上要部の別例正面図
【図6】潤滑剤供給装置を備えた左右往復移動機構要部の正面図
【図7】同上要部の別例正面図
【図8】苗載せタンクの要部の側面図
【図9】スクレーパの平面図
【発明を実施するための形態】
【0027】
この発明の実施例を図面に基づき説明する。
【0028】
図1及び図2は、苗移植機の一例として多条植えの苗植付部を装備した乗用型田植機1を示すものであり、この走行車体2の略中央に駆動源であるエンジンEを搭載し、このエンジンEの回転動力をミッションケ−ス12内の変速装置に伝え、この変速装置で減速された回転動力を前輪10及び後輪11とに伝えるようにしている。
【0029】
エンジンEは、メインフレーム15上に搭載されており、該エンジンの回転動力がエンジン出力軸20からベルト伝動装置21等を介してミッションケース12のミッション入力軸に伝達されるようになっている。走行動力は一部が前輪ファイナルケース13に伝達されて前輪10を駆動し、残りが後輪ギヤケース17に伝達されて後輪11を駆動する。また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケース25に伝達され,これより植付伝動軸26によって苗植付部4へ伝動される。
【0030】
エンジンEの上部はエンジンカバー30で覆われており、その上方に運転席31が設置され、運転席31の前方には、フロントカバー32や操作ボックス33、前輪10,10を操舵するステアリングハンドル34が装備されている。また、運転席31の後方側には施肥装置5が設置されている。35は予備苗載せ台である。
【0031】
更に、走行車体2の後部には苗植付部4が昇降リンク機構3を介して装着され、この苗植付部4と車体2との間には苗植付部4を上下に昇降する油圧昇降シリンダ24が装備されている。
【0032】
苗植付部4は、本例では6枚の土付きマット状苗で6条植が可能な構成としている。つまり、フェンス部47によってマット状苗毎に仕切られた苗載せ面に6枚のマット状苗が載置される苗載せタンク50、苗載せタンク上の苗を一株分づつ各条の苗取出口51a,…に供給する苗送りベルト52、苗取出口に供給された苗を圃場に植え付ける植付条数(6条)分の苗植付爪53…を有する植付装置54、圃場面上を滑走して整地するセンタフロート55c、サイドフロート55s等からなり、前記油圧昇降シリンダ24の伸縮によって昇降させ、非作業位置に上昇したり、対地作業位置(対地植付位置)に下降したりすることができる。
【0033】
苗載せタンク50は、前側が上位となるよう傾斜して設けられ、支持フレーム56及び支持レール57上に支持されていて、後記する左右往復移動機構により苗植付装置54の苗植付作動に連動して左右横方向に往復動するよう連動構成されている。苗載せタンクの下端側には、前記支持レール57と一体成形された苗受枠51が設けられ、6条分の苗取出口51aが開口されている。
【0034】
なお、前記各フェンス部47,47…の下端部には、苗受け枠51との間においてフェンス部に所定以上の過負荷が加わると破損が可能な櫛歯状のスクレーパ48(図8、図9参照)を設けておくと、該フェンス部に過負荷が加わった時、スクレーパ先端の櫛歯部分48aが破損することによって損傷、変形を最小限に喰い止めることができる。スクレーパの取付はボルト49によって締付固定され、破損したスクレーパは簡単に取り替えることができる。
【0035】
前記植付伝動軸26により走行車体側から伝達される植付動力は、植付伝動ケース27内の植付駆動軸28に入力され、この植付駆動軸28からチエンケース29内の伝動チエンを介して苗植付装置54を駆動するように連動構成されている。
【0036】
植付駆動軸28から伝動ケース36内のギヤ伝動機構を介して左右横方向に架設されたリードカム軸36に伝達されるようになっている。リードカム軸37は、外周面に螺旋状の溝部38が形成されており、この溝部38にリードメタル39のリード爪40が係合している。リードメタル38が取り付けられている横移動棒41は、軸方向に摺動自在に軸支されており、その左右端部が苗載せタンク50に連結されている。リードカム軸37が回転すると、リード爪40がリードカム軸37の螺旋溝38に沿って移動し、これに伴ってリードメタル39及び横移動棒41が横移動し苗載せタンク50が左右に往復移動する。
【0037】
前記リードメタル39の左右両側で且つリードカム軸37の外周部に潤滑剤を注入する伸縮自在な蛇腹状の被覆部材42,42が左右に配置して設けられている。左右の被覆部材42,42は、中空の循環パイプ43にて連通連結された構成になっている。
【0038】
そして、リードカム軸37が回転すると、リード爪40がリードカム軸37の螺旋溝に沿って移動し、これに伴ってリードメタル39が横移動し苗載せタンク50が左右に往復移動する。
【0039】
また、潤滑剤供給装置(注油ポンプ)44(図6、図7)により流路(オイルホース)45を通じて潤滑剤を被覆部材42の内部に供給すると、リードメタル39の左右方向への摺動により被覆部材42が伸縮して潤滑剤が移動し、リードカム軸37の外周面に供給されるようになる。また、潤滑剤は、循環パイプ43を通じて左右一側の被覆部材42から他側の被覆部材42へと循環移動するようになっている。
【0040】
前記循環パイプ43は、図4に示すように、リードメタル39の上方を通過させる状態と、図5に示すように、リードメタル39の下方を通過させる状態とに配置構成することができる。リードメタル39の下方を通過させる配置構成による場合には、循環パイプ43がリードメタル39の上方及び左右両側を覆わないため、リードメタル39の掃除や部品交換等のメンテナンスが容易に行える。
【0041】
また、左右の被覆部材42,42のリードメタル39側端部には、その内周部において複数の突起体46(図7)が設けられ、この複数の突起体46を介して被覆部材42がリードメタル39に取り付けられるようになっている。突起体により接続部に空間が生じるため、潤滑剤がリードカム軸37や循環パイプ43に移動し易くなり、リードカム軸37に満遍なく潤滑剤を供給することができる。
【0042】
図7に示す実施例では、被覆部材42の突起体46とクランプ58との中間に循環パイプ43を連通させた構成としている。また、この循環パイプ43には、供給装置44からの潤滑剤を流路45aを通じて供給できるように連通させた構成としている。更に、循環パイプ43の途中部から分岐パイプ43aを介してリードメタル39の上部に連通することもでき、これにより、リード爪40の上から潤滑剤をかけることができ、リード爪40の焼きつきを未然に防止することができる。なお、循環パイプ43は、左右の被覆部材42,42同士を連通する構成と、リードメタル39にオイルを戻すように連通する構成とに2本設けることもできる。
【0043】
また、図例(図6)のように、循環パイプ43をリードメタル39の上方を通過させるものでは、循環パイプ43をゴムやシリコン等の柔軟性のある材質にしておくと、これを横方向に倒してフック59などに係止しておくことができ、リードメタル39上部の蓋39aが開け易くなり、メンテナンスが容易に行える。
【0044】
さらに、リードカム軸37への給油用リザーブタンクの代わりとして中央の支持フレームと循環パイプ43を繋いでおくと、リザーブタンクが不要となり、苗載せタンク周辺の部品点数が削減される。
【符号の説明】
【0045】
36 伝動ケース
37 リードカム軸
38 螺旋溝部
39 リードメタル
40 リード爪
42 被覆部材
43 循環パイプ
44 潤滑剤供給装置
45 流路
46 突起体
50 苗載せタンク
54 苗植付装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
圃場に植え付ける苗を載置する左右往復移動自在な苗載せタンク(50)と、該苗載せタンク(50)から1株分の苗を取り出して圃場に植え付ける植付装置(54)と苗載せタンク(50)の左右往復移動機構を装備する伝動ケース(36)を設け、前記伝動ケース(36)には、外周に螺旋状の溝部(38)を形成したリードカム軸(37)と、該リードカム軸(37)の溝部に係合するリード爪(40)を有しリードカム軸(37)が回転することにより苗載せタンク(50)と共に左右方向に摺動するリードメタル(39)を設けてある苗移植機において、前記リードメタル(39)の左右両側で且つリードカム軸(37)の外周部に潤滑剤を注入する伸縮自在な被覆部材(42,42)を配置して設け、左右の被覆部材(42,42)を中空の循環パイプ(43)で連通構成したことを特徴とする苗移植機。
【請求項2】
前記左右の被覆部材(42,42)に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置(44)を設け、潤滑剤供給装置から被覆部材(42,42)の内部に潤滑剤を供給する流路(45)を設けたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機。
【請求項3】
前記循環パイプ(43)を左右の被覆部材(42,42)の内側で且つ前記リードメタル(39)の上方を通過させて配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の苗移植機。
【請求項4】
前記循環パイプ(43)を左右の被覆部材(42,42)の内側で且つ前記リードメタル(39)の下方を通過させて配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の苗移植機。
【請求項5】
左右の被覆部材(42,42)の端部で且つ内周に複数の突起体(46)を設けたことを特徴とする請求項1記載の苗移植機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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