説明

複素環化合物

【課題】優れた血糖低下作用を有し、体重増加等の副作用が少ない糖尿病の予防または治療剤を提供すること。
【解決手段】


[式中の各記号は、明細書に記載の通りである。]
で表される化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグを含有してなる糖尿病の予防・治療剤。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】


[式中、
環Aは、さらに置換されていてもよい5または6員環(該環は縮合していてもよい)を示し;
環Bは、さらに置換されていてもよい5または6員芳香環(該環は縮合していてもよい)を示し;
は、−S−、−O−、−NRA1−または−CRA2A3−(ここで、RA1、RA2およびRA3は、独立して、水素原子またはC1−6アルキル基を示す。)を示し;
は、
(1) C1−6アルキレン、C2−6アルケニレンまたはC2−6アルキニレンを示すか、あるいは
(2) 式:−X−X−X−(式中、XおよびXは、独立して、結合手またはメチレンを示し;Xは、C3−6シクロアルキレン、C3−6シクロアルケニレン、C4−6シクロアルカジエニレンまたはフェニレンを示す。)で表される基を示し;
は、水素原子またはC1−6アルキル基を示し;
およびRは、
(1)独立して、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、または置換されていてもよい複素環基を示すか、あるいは、
(2)RとRは隣接する窒素原子と一緒になって、置換されていてもよい5ないし7員の含窒素複素環を形成してもよい。]
で表される化合物またはその塩。
【請求項2】
が、C1−6アルキレンまたはC2−6アルケニレンである、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
請求項1記載の化合物のプロドラッグ。
【請求項4】
請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグを含有してなる医薬。
【請求項5】
インスリン抵抗性改善剤である、請求項4記載の医薬。
【請求項6】
糖尿病の予防または治療剤である、請求項4記載の医薬。
【請求項7】
請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグを哺乳動物に有効量投与することを特徴とする、該哺乳動物における糖尿病の予防または治療方法。
【請求項8】
糖尿病の予防または治療剤を製造するための、請求項1記載の化合物またはそのプロドラッグの使用。

【公開番号】特開2010−265216(P2010−265216A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−117990(P2009−117990)
【出願日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【出願人】(000002934)武田薬品工業株式会社 (396)
【Fターム(参考)】