説明

足底板型使い捨てカイロ。

【課題】足裏に用いる使い捨てカイロに関し、温熱効果並びに指の力が弱く疲れやすい人、歩行のバランスが崩れている人、偏平足、外反母趾、O脚、X脚、ひざの痛みなどの足部障害の予防効果を有する足裏に用いる使い捨てカイロを提供する。
【解決手段】使い捨てカイロ5の形状を、内側アーチ1、外側アーチ2、横アーチ3等の3つのアーチを軸にした足底板をなす形状として、土踏まずに貼り付ける。足部の発熱体の形状には、つま先用、かかと用があるが、つま先用には足指が蒸れる、カカト用には足の甲が高くなり靴が履きづらいというような難点があるが、本体は土踏まずに装着するため難点は解消される。更に足部中央には湧泉という冷えに効果のあるツボがあり血液の循環を促進する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、足の裏(土踏まず)に用いる使い捨てカイロに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、足部用として使用されている使い捨てカイロの種類には、つま先用・カカト用・或は土踏まず用があっても、何れも温熱効果のみを期待するものばかりで、足部障害(偏平足・O脚・X脚・外反母趾・ヒザの痛みなど)の予防を出来るものがない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、以上の技術によれば、この発明は使い捨てカイロの形状を内側・外側・横の3つのアーチを軸とする足底板の形状に変形することで、足部障害(偏平足・O脚・X脚・外反母趾・ヒザの痛みなど)の予防と温熱効果を提供することを課題とする。
【0004】
以上の課題を解決するために、第一発明は使い捨てカイロを,、足底板の形状に設けることを特徴とする足底板型使い捨てカイロである。
また、第二発明は前記足底板は、使い捨てカイロを,、内側・外側・横の3つのアーチを軸とした足底板(土踏まずに装着する足底板)の形状に設け、衣類の上から貼れることを特徴とする足底板型使い捨てカイロである。
【発明の効果】
【0005】
第一発明、または第二発明によれば、使い捨てカイロを足底板の形状に設けたので、カイロの温熱効果で血液循環が促進されるのと、内側・外側・横の3つのアーチを軸とした足底板の形状によって▲1▼内側のアーチは足が内側に傾くのを防ぎ、親指をしっかり使え、強い蹴り出しが可能になり、▲2▼外側のアーチは足が外側に傾くのを防ぎ、小指を開かせることで、指全体に力がかかるようになり、かかとから親指まで正しい体重移動を促進し、▲3▼横のアーチは足の中央部分にあるアーチを支えることにより足指の機能が高められ、踏み込みが強くなり、効率のよい蹴り出しが出来る。この3つのアーチが、指の力が弱く、疲れやすい人・歩行のバランスが崩れている人・偏平足・外反母趾・O脚・X脚・ヒザの痛みなどの足部障害を予防する効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
この発明の一実施形態を図1に示す。
足底板型使い捨てカイロの本体は発熱体であり、この本体は使い捨てカイロと足底板が一体的に設けられている。形状は▲1▼内側のアーチ▲2▼外側のアーチ▲3▼横のアーチの3つの軸によるアーチが設けられている。足接着部には衣類の上から貼れるように粘着素材になっている。大きさは個々の足のサイズに合わせて、SSサイズ22・0〜23・0cm Sサイズ23・5〜24・5cm Mサイズ25・0〜26・0cm Lサイズ26・5〜27・5cmと設定する。本体を土踏まず部に装着すると、図2のように指先からカカトまで水平になる。
「実施形態の効果」
【0007】
この実施形態によれば、土踏まずに装着する足底板には、▲1▼内側のアーチは足が内側に傾くのを防ぎ、親指をしっかり使え、強い蹴り出しが可能になり、▲2▼外側のアーチは足が外側に傾くのを防ぎ、小指を開かせることで、指全体に力がかかるようになり、かかとから親指まで正しい体重移動を促進し、▲3▼横のアーチは足の中央部分にあるアーチを支えることにより、足指の機能が高められ、踏み込みが強くなり、効率のよい蹴り出しが出来る。この3つのアーチが、指の力が弱く、疲れやすい人・歩行のバランスが崩れている人・偏平足・外反母趾・O脚・X脚によりカカトやヒザに負担のかかる人などの足部障害を予防する。この足底板と発熱体の温熱効果を一体化することで足部の血液循環を促進しながら運動機能が向上する。
【0008】
足底板とは、脚の矯正に使用される靴の中敷のようなもので、使用時間が長ければ長いほど効果が認められている。足底板を使用することで、足元が矯正され、安定感が出るため、足部周辺の筋緊張が無くなり、骨盤から背骨への不自然なねじれも改善する。
【0009】
使い捨てカイロの形状には、つま先用・カカト用・或は土踏まず用などあるが、何れも温熱効果を期待するものばかりである。近年女性の水虫が多くなり、つま先用では足指が蒸れたり、カカト用では足の甲が高くなり靴が履きづらいという難点がある。しかし、この発明では土踏まず部分に装着するので難点は解消され、更に足底板の効果も含まれるため同時に運動機能の向上にもなる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】この発明の一実施形態を示す裏視図である。
【図2】この発明の側面図である。
【図3】従来技術の土踏まず用使い捨てカイロの形状を示す裏視図である。
【符号の説明】
【0011】
▲1▼内側アーチ ▲2▼外側アーチ ▲3▼横アーチ
▲4▼粘着テープ ▲5▼カイロ(発熱体)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
使い捨てカイロを、足底板の形状に設けることを特徴とする足底板型使い捨てカイロ。
【請求項2】
前記足底板は、使い捨てカイロを、内側・外側・横と3つのアーチを軸とした足底板(土踏まずに装着する)の形状に設け、衣類の上から貼れることを特徴とする請求項1記載の足底板型使い捨てカイロ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2006−271915(P2006−271915A)
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−124192(P2005−124192)
【出願日】平成17年3月25日(2005.3.25)
【出願人】(505149527)
【Fターム(参考)】