説明

踏切保安装置

【課題】地上設備を簡略化して設置費用を低減して踏切制御の適正化を図る。
【解決手段】列車2に搭載された車上装置3は、常時、GPS受信機8でGPS衛星15から送信されて電波を利用して列車2の位置(緯度・経度)と時刻を得て各踏切6に対する踏切到着予定時間をセンタ装置4に送信する。センタ装置4は車上装置3から踏切到着予定時間を受信するときGPS受信機22から入力する時刻により時間同期し、受信した踏切到着予定時間を各踏切6に設けられた踏切制御装置5に送信する。踏切制御装置5はセンタ装置4から踏切到着予定時間を受信するときGPS受信機32から入力する時刻により時間同期し、受信した踏切到着予定時間とGPS受信機32から入力する時刻により警報開始時間や警報終了時間を決定して踏切制御を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、列車が走行する軌道に設けられた踏切の警報制御を行う踏切保安装置、特に踏切警報時間の短縮化に関するものである。
【背景技術】
【0002】
列車が走行する軌道に設けた踏切の制御において、踏切警報機等の警報を開始してから列車の先頭が踏切に到達するまでの時間である警報時間は、列車の運転曲線から十分に踏切を遮断する時間が確保できる地点を警報開始点とし、警報開始点から踏切までの距離を最小時間で走行する時間により求めている。
【0003】
この警報時間の適正化を図り、歩行者や自動車の交通渋滞を防止するため、図7に示すように、列車2を検知する踏切制御子40の位置を例えば急行と緩行の列車種別によって変えて踏切6から踏切制御子40までの距離である踏切制御区間L1と踏切制御区間L2を切り換えている。
【0004】
また、例えば特許文献1に示すように、踏切を中心にして線路を挟んで平行に2本の漏洩伝送路を敷設し、一方の漏洩伝送路からスペクトル拡散信号を放射し、他方の漏洩伝送路で放射されたスペクトル拡散信号を受信し、受信したスペクトル拡散信号により一定の間隔で列車の存在を検知し、この検知結果を距離方向に順番に並べてメモリに蓄積し、蓄積された一連のデータから列車の位置と走行速度等を判定し、判定した列車の位置と速度に基づいて踏切制御の最適時機を算出したりして踏切遮断時間の適正化を図っている。
【0005】
しかしながら踏切制御子や車軸検知器、漏洩伝送路を踏切制御範囲内に設置し、列車速度をきめ細かく検出して踏切遮断時間の適正化を図ると、踏切制御子等に地上設備の設置に膨大な費用が必要になってしまう。
【0006】
この踏切制御子等の地上設備を用いずに踏切の動作を制御する踏切制御システムが、特許文献2に開示されている。特許文献2に示された踏切制御システムは、列車に設けたGPS受信機により得られた自列車の位置と線路情報データベースに記憶された踏切の位置とから踏切までの距離を算出し、算出した踏切までの距離が所定の距離、例えば800mmに達すると無線通信により地上装置に踏切制御信号を送信する。地上装置は列車から踏切制御信号を受信すると踏切制御装置に制御信号を出力して遮断桿及び踏切警報機を作動させている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献2に示すように、列車に設けたGPS受信機により得られた自列車の位置と踏切の位置とから踏切までの距離を算出し、算出した踏切までの距離が所定の距離に達したときに地上装置に踏切制御信号を送信して踏切を制御する場合、ラッシュ時間帯などで列車を低速で運行している場合には、踏切遮断時間が長くなり踏切遮断時間を適正にすることは困難であった。
【0008】
また、列車から地上装置に無線通信や近接通信を利用して適当な時間タイミングで踏切制御信号を送信するためには列車と地上装置との間で連続して通信する必要があり、地上装置には路線に沿って送受信設備を多数設ける必要があり、その設置に膨大な費用が必要になってしまう。
【0009】
この発明は、このような問題を解消し、地上設備を簡略化して設置費用を低減して踏切制御の適正化を図ることができる踏切保安装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明の踏切保安装置は、列車に搭載され車上装置と、地上に設けられたセンタ装置及び各踏切に設けられた踏切制御装置を有し、前記車上装置は、制御情報記憶部とGPS受信機と踏切到着予定時間算出部と及び通信装置を有し、前記制御情報記憶部には、列車の走行経路と経路に有する各踏切の位置等を示す経路情報と速度制限区間毎の制限速度情報があらかじめ記憶され、前記GPS受信機はGPS衛星からの電波を利用して列車の位置と時刻を前記踏切到着予定時間算出部と前記通信装置に出力し、前記踏切到着予定時間算出部は、前記GPS受信機から入力する列車の位置と時刻と、前記制御情報記憶部に記憶している経路情報及び制限速度情報とから列車が各踏切に対する踏切到着予定時間を算出して前記通信装置に出力し、前記通信装置は、前記踏切到着予定時間算出部で算出した各踏切に対する踏切到着予定時間を前記GPS受信機から入力する時刻に応じて前記センタ装置に無線方式で送信し、前記センタ装置は、GPS受信機と通信装置及び中央処理装置を有し、前記GPS受信機はGPS衛星からの電波を利用して時刻を前記通信装置と前記中央処理装置に出力し、前記通信装置は前記車上装置から送信された各踏切に対する踏切到着予定時間を受信して前記中央処理装置に出力し、前記中央処理装置は前記通信装置で受信した各踏切に対する踏切到着予定時間を踏切毎に分離して前記通信装置に出力し、前記通信装置は、前記中央処理装置から入力した踏切到着予定時間を各踏切の踏切制御装置に無線方式で送信し、前記踏切制御装置は、GPS受信機と通信装置及び警報制御部を有し、前記GPS受信機はGPS衛星からの電波を利用して時刻を前記通信装置と警報制御部に出力し、前記通信装置は、前記センタ装置から送信される踏切到着予定時間を受信して前記警報制御部に出力し、前記警報制御部は、前記通信装置から入力した踏切到着予定時間に基づいて踏切制御信号を生成することを特徴とする。
【0011】
前記車上装置の通信装置は、踏切制御時刻前で前記センタ装置の通信装置と通信可能な地点で踏切到着予定時間をセンタ装置に送信する。
【0012】
また、前記センタ装置の通信装置で前記車上装置の通信装置から踏切到着予定時間を受信するとき及び前記踏切制御装置の通信装置で前記センタ装置の通信装置から踏切到着予定時間を受信するとき、前記GPS受信機から入力する時刻により時刻同期する。
【発明の効果】
【0013】
この発明は、列車に搭載した車上装置から各踏切に対する踏切到着予定時間をセンタ装置に送信し、センタ装置は各踏切に設けられた踏切制御装置にその踏切に対する踏切到着予定時間を送信して踏切制御を行うから、地上設備を簡略化して設置費用を低減して踏切制御の適正化を図ることができる。
【0014】
また、車上装置の通信装置は、踏切制御時刻前でセンタ装置の通信装置と通信可能な地点で踏切到着予定時間をセンタ装置に送信するから、車上装置からセンタ装置に継続する連続通信をしなくても済む。
【0015】
さらに、センタ装置の通信装置で車上装置の通信装置から踏切到着予定時間を受信するとき及び踏切制御装置の通信装置でセンタ装置の通信装置から踏切到着予定時間を受信するとき、GPS受信機から入力する時刻により時刻同期するから、各通信装置のクロックが同期していないことを吸収する余分な時間を設けるマージンを減らすことができ通信効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】この発明の踏切保安装置の構成図である。
【図2】車上装置の構成を示すブロック図である。
【図3】センタ装置の構成を示すブロック図である。
【図4】踏切制御装置の構成を示すブロック図である。
【図5】踏切保安装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】車上装置の他の構成を示すブロック図である。
【図7】列車種別による警報開始点を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1は、この発明の踏切保安装置の構成図である。踏切保安装置1は列車2に搭載され車上装置3と、地上に設けられたセンタ装置4及び踏切制御装置5を有し、踏切6において列車2の運転と道路交通との間の安全を保つものである。
【0018】
車上装置3は、図2のブロック図に示すように、GPSアンテナ7を有するGPS受信機8と制御情報記憶部9と在線位置決定部10と制限速度決定部11と予定時間算出部12と通信装置13及び速度制御部14を有する。GPS受信機8はGPS衛星15から送信されてGPSアンテナ7で受信している電波を利用して列車2の位置(緯度・経度)を測定するとともにGPS衛星15とGPS受信機8のクロックの関係からそのときの正確な時刻を算出して列車2の位置と時刻を在線位置決定部10と予定時間算出部12及び通信装置13に出力する。制御情報記憶部9には列車2が走行する経路と経路に有する各踏切6の位置等を示す経路情報及び速度制限区間毎の制限速度情報があらかじめ格納されている。在線位置決定部10はGPS受信機8から入力する列車2の位置により制御情報記憶部9に記憶している経路情報を照合して経路上の列車在線位置を決定して制限速度決定部11と予定時間算出部12に出力する。制限速度決定部11は在線位置決定部10から入力する列車在線位置と制御情報記憶部9に記憶している速度制限区間毎の制限速度情報から列車2の制限速度を決定して予定時間算出部12と速度制御部14に出力する。予定時間算出部12は在線位置決定部10から入力する列車在線位置と制御情報記憶部9に記憶している列車が走行する経路に有する各踏切6の位置により列車在線位置から踏切6までの距離を算出し、算出した距離と制限速度決定部11から入力する制限速度及びGPS受信機8から入力する時刻により列車2が各踏切6に到着する踏切到着予定時間を算出して通信装置13に出力する。通信装置13は予定時間時間算出部12から入力する各踏切6に対する踏切到着予定時間をGPS受信機8から入力する時刻により照合しながら各踏切6に対する踏切到着予定時間をセンタ装置4に無線通信例えば携帯電話網により送信する。速度制御部14は制限速度決定部11から入力する制限速度により速度発電機16から入力する列車2の走行速度が制限速度以下になるように制御する。
【0019】
センタ装置4は、図3のブロック図に示すように、GPSアンテナ21を有するGPS受信機22と中央処理装置23及び通信装置24を有する。GPS受信機22はGPS衛星15から送信されてGPSアンテナ21で受信している電波を利用して得た位置(緯度・経度)とGPS衛星15とGPS受信機22のクロックの関係からそのときの正確な時刻を算出して中央処理装置23と通信装置24に出力する。通信装置24は車上装置3から無線通信で送信される各踏切6に対する踏切到着予定時間を受信すると、受信した各踏切6に対する踏切到着予定時間を中央処理装置23に出力する。中央処理装置23は入力した踏切6毎の踏切到着予定時間を通信装置24に出力する。通信装置24は入力した各踏切6の踏切制御装置5にその踏切6に対する踏切到着予定時間を無線通信で送信する。
【0020】
各踏切6の踏切制御装置5は、図4のブロック図に示すように、GPSアンテナ31とGPS受信機32と通信装置33と警報制御部34及び警報出力部35を有する。GPS受信機32はGPS衛星15から送信されてGPSアンテナ31で受信している電波を利用して得た位置(緯度・経度)とGPS衛星15とGPS受信機32のクロックの関係からそのときの正確な時刻を算出して通信装置33と警報制御部34に出力する。通信装置33はセンタ装置4の通信装置24から、その踏切6に対する踏切到着予定時間を受信すると、受信した踏切到着予定時間を警報制御部34に出力する。警報制御部34は通信装置33から入力した踏切到着予定時間とGPS受信機32から入力する時刻により警報開始時間や警報終了時間を決定して踏切制御信号を警報出力部35に出力する。警報出力部35は入力した踏切制御信号により警報機17や遮断機18を制御する。
【0021】
この踏切保安装置1による踏切制御を図5のフローチャートを参照して説明する。
【0022】
列車2に搭載された車上装置3のGPS受信機8は、常時、GPS衛星15から送信されて電波を利用して得た列車2の位置(緯度・経度)と時刻を在線位置決定部10と予定時間算出部12及び通信装置13に出力している。また、センタ装置4のGPS受信機22は、常時、GPS衛星15から送信されて電波を利用して得た時刻を中央処理装置23と通信装置24に出力し、各踏切6の踏切制御装置5に設けたGPS受信機32も、常時、GPS衛星15から送信されて電波を利用して得た時刻を通信装置33と警報制御部34に出力している(ステップS1)。
【0023】
この状態で車上装置3の在線位置決定部10はGPS受信機8から入力した列車2の位置と制御情報記憶部9に記憶した経路情報とを照合して経路上の列車在線位置を決定して制限速度決定部11と予定時間算出部12に出力する(ステップS2)。制限速度決定部11は在線位置決定部10から入力する列車在線位置と制御情報記憶部9に記憶した制限速度情報により列車2の制限速度を決定して予定時間算出部12と速度制御部14に出力する(ステップS3)。予定時間算出部12は在線位置決定部10から入力する列車在線位置と制御情報記憶部9に記憶している各踏切6の位置により列車在線位置から踏切6までの距離を算出し、算出した距離と制限速度決定部11から入力する制限速度とGPS受信機8から入力する時刻により列車2が各踏切6に到着する踏切到着予定時間を算出して通信装置13に出力する(ステップS4)。通信装置13は予定時間時間算出部12から入力する各踏切6に対する踏切到着予定時間をGPS受信機8から入力する時刻により照合し、踏切制御時刻前にセンタ装置4の通信装置24と通信可能な地点でセンタ装置4に無線通信により送信する(ステップS5)。このように通信装置13は踏切制御時刻前でセンタ装置4の通信装置24と通信可能な地点で踏切到着予定時間をセンタ装置4に送信するから、センタ装置4に継続する連続通信をしなくても済む。
【0024】
センタ装置4の通信装置24は車上装置3から受信した各踏切6に対する踏切到着予定時間を中央処理装置23に出力し、中央処理装置23は入力した踏切6毎の踏切到着予定時間を通信装置24に出力する。通信装置24は中央処理装置23から入力した各踏切6の踏切制御装置5にその踏切6に対する踏切到着予定時間を無線通信で送信する(ステップS6)。この通信装置24で車上装置3の通信装置13から踏切到着予定時間を受信するときGPS受信機22から入力する時刻により時間同期することにより通信装置24と車上装置3の通信装置13のクロックが同期していないことを吸収する余分な時間を設けるマージンを減らすことができ通信効率を向上することができる。
【0025】
各踏切6の踏切制御装置5の通信装置33はセンタ装置4の通信装置24から、その踏切6に対する踏切到着予定時間を受信すると、受信した踏切到着予定時間を警報制御部34に出力する。この通信装置33でセンタ装置4の通信装置24から踏切到着予定時間を受信するときGPS受信機32から入力する時刻により時間同期することにより通信装置33とセンタ装置4の通信装置24のクロックが同期していないことを吸収する余分な時間を設けるマージンを減らすことができ通信効率を向上することができる。警報制御部34は通信装置33から入力した踏切到着予定時間とGPS受信機32から入力する時刻により警報開始時間や警報終了時間を決定して踏切制御信号を警報出力部35に出力する。警報出力部35は入力した踏切制御信号により警報機17や遮断機18を制御する(ステップS7)。
【0026】
このように列車2に搭載した車上装置3から各踏切6に対する踏切到着予定時間をセンタ装置4に送信し、センタ装置4は各踏切6に設けられた踏切制御装置5にその踏切6に対する踏切到着予定時間を送信して踏切制御を行うから、地上設備を簡略化して設置費用を低減して踏切制御の適正化を図ることができる。
【0027】
また、車上装置3には在線位置決定部10と制限速度決定部11及び予定時間算出部12を設けた場合について説明したが、図6のブロック図に示すように、これらの処理を演算処理部19で行っても良い。
【符号の説明】
【0028】
1;踏切保安装置、2;列車、3;車上装置、4;センタ装置、5;踏切制御装置、
6;踏切、7;GPSアンテナ、8;GPS受信機、9;制御情報記憶部、
10;在線位置決定部、11;制限速度決定部、12;予定時間算出部、
13;通信装置、14;速度制御部、15;GPS衛星、16;速度発電機、
19;演算処理部、21;GPSアンテナ、22;GPS受信機、
23;中央処理装置、24;通信装置、31;GPSアンテナ、
32;GPS受信機、33;通信装置、34;警報制御部、35;警報出力部。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0029】
【特許文献1】特開2003−5441号公報
【特許文献2】特開2008−207794号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
列車に搭載され車上装置と、地上に設けられたセンタ装置及び各踏切に設けられた踏切制御装置を有し、
前記車上装置は、制御情報記憶部とGPS受信機と踏切到着予定時間算出部と及び通信装置を有し、前記制御情報記憶部には、列車の走行経路と経路に有する各踏切の位置等を示す経路情報と速度制限区間毎の制限速度情報があらかじめ記憶され、前記GPS受信機はGPS衛星からの電波を利用して列車の位置と時刻を前記踏切到着予定時間算出部と前記通信装置に出力し、前記踏切到着予定時間算出部は、前記GPS受信機から入力する列車の位置と時刻と、前記制御情報記憶部に記憶している経路情報及び制限速度情報とから列車が各踏切に対する踏切到着予定時間を算出して前記通信装置に出力し、前記通信装置は、前記踏切到着予定時間算出部で算出した各踏切に対する踏切到着予定時間を前記GPS受信機から入力する時刻に応じて前記センタ装置に無線方式で送信し、
前記センタ装置は、GPS受信機と通信装置及び中央処理装置を有し、前記GPS受信機はGPS衛星からの電波を利用して時刻を前記通信装置と前記中央処理装置に出力し、前記通信装置は、前記車上装置から送信された各踏切に対する踏切到着予定時間を受信して前記中央処理装置に出力し、前記中央処理装置は前記通信装置で受信した各踏切に対する踏切到着予定時間を踏切毎に分離して前記通信装置に出力し、前記通信装置は、前記中央処理装置から入力した踏切到着予定時間を各踏切の踏切制御装置に無線方式で送信し、
前記踏切制御装置は、GPS受信機と通信装置及び警報制御部を有し、前記GPS受信機はGPS衛星からの電波を利用して時刻を前記通信装置と警報制御部に出力し、前記通信装置は、前記センタ装置から送信される踏切到着予定時間を受信して前記警報制御部に出力し、前記警報制御部は、前記通信装置から入力した踏切到着予定時間に基づいて踏切制御信号を生成することを特徴とする踏切保安装置。
【請求項2】
前記車上装置の通信装置は、踏切制御時刻前で前記センタ装置の通信装置と通信可能な地点で踏切到着予定時間をセンタ装置に送信する請求項1記載の踏切保安装置。
【請求項3】
前記センタ装置の通信装置で前記車上装置の通信装置から踏切到着予定時間を受信するとき及び前記踏切制御装置の通信装置で前記センタ装置の通信装置から踏切到着予定時間を受信するとき、前記GPS受信機から入力する時刻により時刻同期する請求項1又は2記載の踏切保安装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−121455(P2011−121455A)
【公開日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−280138(P2009−280138)
【出願日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【出願人】(000001292)株式会社京三製作所 (324)
【Fターム(参考)】