説明

車両制御装置

【課題】装着されたタイヤの中にあらかじめ想定されていないような、種類の異なるタイヤが含まれていた場合、車両制御において誤作動が生じてしまうおそれがあった。
【解決手段】車両制御装置において、ECU64は車体側通信機200を介して各車輪の状態量とIDとを車輪情報として取得する。車両制御部304は、取得した車輪情報に基づいて車両を制御する。車輪種類判定部300は、複数の車輪に異なる種類の車輪が含まれているか否かを車輪情報に基づいて判定する。車両制御部304は、複数の車輪のうち少なくともいずれかが異なる種類の車輪であると判定された場合に、その判定された車輪から受信した情報に基づく車両制御を制限する。車両制御部304は、複数の車輪のうちいずれの車輪が種類の異なる車輪であるかに応じて異なる車両制御を実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両制御装置に関し、特に車輪の状態に応じて車両を制御する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、タイヤから送信される空気圧の情報に基づいて車両の動作を制御する方式が提案されている。タイヤ空気圧の情報に基づいて車両を制御する方式の一つとして、車両に搭載されたタイヤのうち装着されたタイヤと非装着のタイヤとを区別し、非装着のタイヤから受信した情報に基づいた車両制御を行わない装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−212791号公報
【特許文献2】特開2003−312220号公報
【特許文献3】特開2005−193861号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1に開示された技術においては、車両に装着されたタイヤであっても、その中にあらかじめ想定されていないような、種類の異なるタイヤが含まれていた場合、タイヤから受け取る空気圧の情報に基づいた車両制御において誤作動が生じてしまうおそれがある。
【0004】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、より適切な車両制御を実現する車両制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両制御装置は、車両の車輪に設けられ、前記車輪から取得した状態量とIDとを車輪情報として車体側へ送信する車輪側装置と、前記車両の車体側に設けられ、前記車輪側装置から車輪情報を受信する車体側装置と、前記車体側装置が受信した車輪情報に基づいて前記車両を制御する車両制御手段と、複数の車輪に異なる種類の車輪が含まれているか否かを前記車輪情報の内容に応じて判定する車輪種類判定手段と、を備える。前記車両制御手段は、前記複数の車輪のうち少なくともいずれかが異なる種類の車輪であると判定された場合に、その判定された車輪から受信した車輪情報に基づく車両制御を制限する。
【0006】
ここでいう「状態量」は、空気圧や温度であってもよい。「ID」は車輪の状態量を検出するセンサに対して一意に割り当てられた識別番号であってもよい。車両制御手段は、たとえば複数の車輪のうち一部の車輪が他の車輪と種類が異なる場合に車両制御を制限してもよいし、あるいは全体のうち過半数に満たない数の車輪が他の車輪と種類が異なる場合に車両制御を制限してもよい。「車両制御」は、タイヤの状態に基づく各種装置の制御であり、たとえばサスペンション装置、操舵装置、制動装置、駆動装置、駆動伝達装置等の各装置の制御である。「車両制御を制限」する方法は、たとえばタイヤの状態に基づく車両制御をすべて停止する方法の他、タイヤ状態に基づく車両制御の少なくとも一部の種類の車両制御を停止する方法、正しい種類の車輪のタイヤ状態に基づく車両制御に限定する方法、などの方法であってもよい。
【0007】
この態様によると、種類の異なる車輪から受信した車輪情報に基づいて車両が制御されることが回避されるので、想定外の情報に基づく誤作動が生じるのを防止することができ、車両の安全性をより高めることができる。
【0008】
前記車両制御手段は、前記複数の車輪のうちいずれの車輪が種類の異なる車輪であるかに応じて異なる車両制御を実行してもよい。たとえば、種類の異なる車輪が後輪のみであれば前輪からの車輪情報に基づく制動装置の制御を実施したり、あるいは、種類の異なる車輪が前輪であれば車輪情報に基づく車両制御をすべて車輪情報に基づかない車両制御に切り替えたりなど、車両の制御方法を切り替えてもよい。このように、一部の車輪に想定外の種類の車輪が装着されていたような場合に車両制御を適切な制御内容に切り替えることにより、誤作動が生じるのを防止することができ、車両の安全性をより高めることができる。
【0009】
前記車輪種類判定手段は、前記車体側装置が受信した前記車輪情報に含まれるIDが所定の形式に適合するか否かに応じて前記複数の車輪のうち少なくともいずれかが異なる種類の車輪であると判定してもよい。車輪種類判定手段は、たとえばタイヤのメーカー違いをIDの形式の違いで判定でき、また、メーカーが同じであっても種類の違いをIDの形式で判定することができる。このように、一部の車輪に想定外の種類の車輪が装着されていたような場合に誤作動が生じるのを防止することができ、車両の安全性をより高めることができる。
【0010】
前記車両に装着された前記複数の車輪のIDをあらかじめ記憶するID記憶手段をさらに備えてもよい。前記車輪種類判定手段は、前記車体側装置が受信した前記車輪情報に含まれるIDが前記ID記憶手段に記憶されたIDと異なる場合に、前記複数の車輪のうち少なくともいずれかが異なる種類の車輪であると判定してもよい。このように、一部の車輪に想定外の種類の車輪が装着されていたような場合に誤作動が生じるのを防止することができ、車両の安全性をより高めることができる。また、全部の車輪が交換された場合であっても確実に異なる種類の車輪装着を判定し、車両の安全性を担保することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の車両制御装置によれば、車両制御をより適切に実施して車両の安全性をより高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本実施の形態においては、車両に走行輪として装着される各車輪に空気圧や温度を検出するセンサが設けられ、それらセンサから取得される空気圧や温度の情報に基づいた車両の制動や駆動などの制御が実施される。また、車両に装着される複数の車輪のうち一部に異なる種類のタイヤが装着されているかどうかがエンジン始動のたびに判定される。タイヤ種類判定の結果、種類の異なるタイヤが装着されていると判定された場合は、車両の制御方法が、空気圧などのセンサが設けられていない通常のタイヤを装着した場合などの他の制御方法に切り替えられる。これにより、タイヤ交換などによって異なる種類のタイヤが装着されたような場合であっても、誤作動を回避して車両の安全性をより高めることができる。
【0013】
図1は、本実施の形態に係る車両制御装置を備えた車両10の全体構成を示す。車両10は、走行輪としての第1車輪20A、第2車輪20B、第3車輪20C、第4車輪20Dの各車輪と、車体12を備える。第1車輪20A、第2車輪20B、第3車輪20C、第4車輪20Dのそれぞれには、空気圧や温度を検出する状態量センサと、検出された空気圧や温度に関する情報を状態量センサのIDとともに車体12へ送信する通信機とが車輪側装置として設けられる。状態量センサは、タイヤの空気圧の他、タイヤ内の空気の温度やタイヤトレッドの温度を検出する。状態量センサとしては、第1状態量センサ30A、第2状態量センサ30B、第3状態量センサ30C、第4状態量センサ30Dが第1車輪20A、第2車輪20B、第3車輪20C、第4車輪20Dのそれぞれに設けられる。通信機としては、第1車輪側通信機40A、第2車輪側通信機40B、第3車輪側通信機40C、第4車輪側通信機40Dと、通信用のアンテナである第1アンテナ50A、第2アンテナ50B、第3アンテナ50C、第4アンテナ50Dとが、第1車輪20A、第2車輪20B、第3車輪20C、第4車輪20Dのそれぞれに設けられる。
【0014】
以下、各輪を区別しないで構成を説明する場合、各輪の位置を区別する符号A〜Dを適宜省略する。たとえば、第1車輪20A、第2車輪20B、第3車輪20C、第4車輪20Dを車輪20と総称し、第1状態量センサ30A、第2状態量センサ30B、第3状態量センサ30C、第4状態量センサ30Dを状態量センサ30と総称する。また、第1車輪側通信機40A、第2車輪側通信機40B、第3車輪側通信機40C、第4車輪側通信機40Dを車輪側通信機40と総称し、第1アンテナ50A、第2アンテナ50B、第3アンテナ50C、第4アンテナ50Dをアンテナ50と総称する。
【0015】
車輪20は、タイヤ、ホイールその他の車輪構成体を含み、状態量センサ30は、ホイール、タイヤトレッド、リムなどに取り付けられる。車輪側通信機40およびアンテナ50は、状態量センサ30と一体に構成されてもよい。状態量センサ30による検出値は車輪側通信機40に送られ、アンテナ50から無線によって車体側通信機200に送信される。
【0016】
車体12には、第1車輪20A、第2車輪20B、第3車輪20C、第4車輪20Dの各車輪に設けられた第1車輪側通信機40A、第2車輪側通信機40B、第3車輪側通信機40C、第4車輪側通信機40Dから空気圧や温度などの車輪状態量に関する情報および状態量センサ30のID(以下、これら各情報を総括的に「車輪情報」という)を受信する車体側通信機200と、受信用の車体側アンテナ210と、車両10を統括的に制御する電子制御装置(以下、「ECU」と表記する)64と、警告出力手段としてのブザー70および警告ランプ72とが設けられる。
【0017】
車体側通信機200は、走行輪として装着された4輪の第1車輪20A、第2車輪20B、第3車輪20C、第4車輪20Dから車体側アンテナ210を介して車輪情報を受信し、受信した情報をECU64へ送る。ECU64は、車体側通信機200から受け取った車輪情報に基づいてタイヤの状態を把握する。ECU64は、タイヤの空気圧が所定値を下回ったりタイヤの温度が所定値を超えたりしたときに、警告ランプ72を点灯させたりブザー70に警告音を鳴らせたりすることにより、タイヤの状態を乗員に知らせる。ECU64が各車輪20から受け取る状態量センサ30のIDは、以降の処理において各車輪20のタイヤIDとして認識され、各種の処理や判定に用いられる。ECU64は、車輪側通信機40および車体側通信機200を介して状態量センサ30から受け取る車輪情報に基づいて、車両10の制御に必要な演算を実行し、車両10を制御する。
【0018】
図2は、ECU64における車輪情報の取得および車両制御に係る構成を示す機能ブロック図である。ECU64は、車輪種類判定部300、警告出力部302、ID記憶部303、車両制御部304の各機能を有する。
【0019】
ID記憶部303は、車両10に走行輪として装着された複数の車輪20のタイヤIDとして、各車輪20に設けられた状態量センサ30のIDをあらかじめ記憶する。ID記憶部303に記憶される各車輪20のタイヤIDは、工場出荷時にID記憶部303へ登録される他、修理やタイヤ交換などで工場へ持ち込まれたときに更新される。
【0020】
車両制御部304は、車体側通信機200が車輪20から受信した車輪情報に基づいて車両10の動作を制御する。具体的には、車両制御部304は車輪情報に含まれるタイヤ空気圧やタイヤ温度に基づいて、サスペンション装置306、操舵装置308、制動装置310、駆動装置312、駆動伝達装置314等の動作を制御する。タイヤ空気圧の情報は、各制御において制御目標値の演算に用いられたり、制御タイミングの決定や制御規則の変更などに用いられたりする。
【0021】
車輪種類判定部300は、車両10のイグニッションがオンされるたびに、複数の車輪20の中に異なる種類の車輪が含まれているか否かを車輪情報に基づいて判定する。複数の車輪20に異なる種類の車輪が含まれているか否かの具体的な判定方法として、車輪種類判定部300は車輪20から受信したタイヤIDがID記憶部303に記憶されたIDと異なる場合に、異なる種類のタイヤが装着されていると判定する。複数の車輪20に異なる種類の車輪が含まれているか否かの別の判定方法として、車輪種類判定部300は車輪20から受信したタイヤIDの形式が所定の形式に適合しない場合に、異なるメーカーのタイヤまたは同じメーカーの異なる種類のタイヤが装着されていると判定する。このように2通りの判定方法によりタイヤ種類を判定するので、たとえばユーザが同種のタイヤに交換したような場合、タイヤIDの形式は所定形式に適合するものの、ID記憶部303に記憶されたタイヤIDと一致しないため、車輪種類判定部300はこのような変更があったことを判定できる。
【0022】
車両制御部304は、複数の車輪20のうち少なくともいずれかのタイヤが異なる種類のタイヤであると車輪種類判定部300により判定された場合に、その判定されたタイヤから受信した車輪情報に基づく車両制御を制限する。具体的には、車両制御部304は異なる種類であると判定されたタイヤから受信した車輪情報は破棄ないし受信遮断をすることにより、異なる種類のタイヤの車輪情報に基づく車両制御を回避する。これにより、種類の異なる車輪から受信した車輪情報に基づいて車両が制御されるようなことが回避されるので、想定外の情報に基づく誤作動が生じるのを防止することができ、車両の安全性をより高めることができる。
【0023】
車両制御部304により実行される車両制御のうち、一部の車輪でも異なる種類のタイヤが装着されていれば十分に適切な制御ができない内容に関しては、その制御を通常のタイヤ、すなわち状態量センサ30が設けられていないタイヤを装着したときの制御に切り替える。この場合、車両制御部304は走行輪すべてのタイヤの空気圧が低下したと仮定した制御内容に切り替えてもよい。
【0024】
一方、異なる種類であると判定されたタイヤが後輪のタイヤのみであった場合、前輪から受信する車輪情報は正常であるため、車両制御部304は前輪からの車輪情報さえあれば十分正常に制御可能な内容、たとえば制動装置310の制御のみを実施する。このように、車両制御部304は、装着された車輪のうち種類の異なるタイヤがどの車輪のタイヤであるかに応じて異なる車両制御を実行する。
【0025】
複数の車輪20のうち少なくとも一つが、種類は他の車輪と同種であるがID記憶部303に記憶されていないタイヤIDをもつと判定された場合、車両制御部304はタイヤ交換後に制御内容の切替を要する車両制御に関してはタイヤ交換後に実行すべき制御内容に切り替える。
【0026】
警告出力部302は、装着が想定されたタイヤと異なる種類のタイヤが装着されている旨を示す警告をブザー70や警告ランプ72を介して出力する。これにより、装着が想定されたタイヤと異なる種類のタイヤが装着されている場合に、その旨および通常タイヤ装着時の制御内容に切り替えられたことを乗員に知らせることができ、車両の安全性をより向上させることができる。
【0027】
図3は、エンジン始動時におけるタイヤの種類判定の過程およびタイヤの種類に応じた制御切替の過程を示すフローチャートである。まず、車両10の運転者がイグニッションをオンにし(S10)、車輪種類判定部300が車両10に装着された複数の車輪20のタイヤ種類を判定する(S12)。その結果、すべての車輪20のタイヤ種類が同種のタイヤで揃っていた場合は(S14のY)、S16以降のフローをスキップしてエンジン始動へ移行し(S26)、本図のフローを抜ける。複数の車輪20のうち一つでも異なる種類のタイヤが含まれていた場合は(S14のN)、車輪種類判定部300は異なる種類の車輪、すなわち識別不能な車輪がどの車輪であるかを判定し(S16)、その識別不能な車輪から何らかの信号が発信されている場合は(S18のY)、その信号を破棄または受信遮断し(S20)、S18において信号がとくに発信されていない場合はS20をスキップする(S18のN)。車両制御部304は、識別可能な車輪からの車輪情報に基づく制御に切り替えるか、あるいは車輪情報に基づく制御から車輪情報に依存しない制御に切り替え(S22)、警告出力部302が少なくとも一部の車輪に異なる種類のタイヤが装着されている旨の警告を出力し(S24)、エンジン始動へ移行する(S26)。
【0028】
本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれ得る。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本実施の形態に係る車輪情報取得装置を備えた車両の全体構成を示す図である。
【図2】ECUにおける車輪情報の取得および車両制御に係る構成を示す機能ブロック図である。
【図3】エンジン始動時におけるタイヤの種類判定の過程およびタイヤの種類に応じた制御切替の過程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0030】
10 車両、 12 車体、 20 車輪、 30 状態量センサ、 40 車輪側通信機、 50 アンテナ、 64 ECU、 70 ブザー、 72 警告ランプ、 200 車体側通信機、 210 車体側アンテナ、 300 車輪種類判定部、 302 警告出力部、 303 ID記憶部、 304 車両制御部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の車輪に設けられ、前記車輪から取得した状態量とIDとを車輪情報として車体側へ送信する車輪側装置と、
前記車両の車体側に設けられ、前記車輪側装置から車輪情報を受信する車体側装置と、
前記車体側装置が受信した車輪情報に基づいて前記車両を制御する車両制御手段と、
複数の車輪に異なる種類の車輪が含まれているか否かを前記車輪情報の内容に応じて判定する車輪種類判定手段と、を備え、
前記車両制御手段は、前記複数の車輪のうち少なくともいずれかが異なる種類の車輪であると判定された場合に、その判定された車輪から受信した車輪情報に基づく車両制御を制限することを特徴とする車両制御装置。
【請求項2】
前記車両制御手段は、前記複数の車輪のうちいずれの車輪が種類の異なる車輪であるかに応じて異なる車両制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項3】
前記車輪種類判定手段は、前記車体側装置が受信した前記車輪情報に含まれるIDが所定の形式に適合するか否かに応じて前記複数の車輪のうち少なくともいずれかが異なる種類の車輪であると判定することを特徴とする請求項1または2に記載の車両制御装置。
【請求項4】
前記車両に装着された前記複数の車輪のIDをあらかじめ記憶するID記憶手段をさらに備え、
前記車輪種類判定手段は、前記車体側装置が受信した前記車輪情報に含まれるIDが前記ID記憶手段に記憶されたIDと異なる場合に、前記複数の車輪のうち少なくともいずれかが異なる種類の車輪であると判定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車両制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−210373(P2007−210373A)
【公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−30307(P2006−30307)
【出願日】平成18年2月7日(2006.2.7)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】