説明

車両用ドアミラー装置

【課題】車両走行時の空気流によるミラー及び収容部材の振動を抑制する。
【解決手段】車両用ドアミラー装置10では、車両走行時に、空気流W1が、空気流偏向面24の第1偏向面26に沿って流れて、車両後方へ向かうに従い車幅方向外側へ偏向され、空気流W2が、空気流偏向面24の第2偏向面28に沿って流れて、車両後方へ向かうに従い車幅方向内側へ偏向される。これにより、ドアミラー本体部16の車両後方では、渦E1と渦E3とが主体となり、空気流W1,W3がドアミラー本体部16の車幅方向内側部へ向けて吹き戻されるように作用する。このため、吹き戻された空気流W1,W3が、ドアミラー本体部16の車幅方向内側部に当たるため、ドアミラー本体部16に作用する支持軸14回り回動力を低減できる。以上により、車両走行時の空気流によるミラー20及びドアミラーバイザ18の振動を低減できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ミラーを収容する収容部材の車幅方向内側部における空気流を偏向する空気流偏向面を備えた車両用ドアミラー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に記載のドアミラー装置では、ミラーを収容したミラーハウジングの車幅方向内側における外周面が、車両後方へ向かうに従い車幅方向外側へ傾斜されている。これにより、車両が走行する際には、フロントピラーにより発生する渦とミラーハウジングにより発生する渦との干渉が防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−076451号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このドアミラー装置では、車両走行時にミラーハウジングの車幅方向内側面に沿って流れる空気流がミラーハウジングを通過すると、この空気流が、ドアミラー装置の車両後方において、車両上方から見て車幅方向内側から車幅方向外側へ回り込む渦を形成する場合がある。
【0005】
この場合には、車幅方向外側へ回り込んだ空気流がミラーの車幅方向外側部に当たる。このため、ミラー及びミラーハウジングに、ドアミラー装置の車幅方向内側部に設けられたピボットセンタ回りの回動力(トルク)が作用して、当該回動力の変動(トルク変動)によって、ミラー及びミラーハウジングが振動する。これにより、ミラーの視認性が低下する可能性がある。
【0006】
本発明は、上記事実を考慮して、車両走行時の空気流によるミラー及び収容部材の振動を抑制できる車両用ドアミラー装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の車両用ドアミラー装置は、車両後方視認用のミラーを収容する収容部材と、車両に組付けられると共に、前記収容部材の車幅方向内側部を回動可能に支持する支持部材と、前記収容部材の外周部における車幅方向内側部に設けられ、前記収容部材の車幅方向内側上部における空気流を車両後方へ向かうに従い車幅方向外側へ偏向させると共に前記収容部材の車幅方向内側下部における空気流を車両後方へ向かうに従い車幅方向内側へ偏向させる空気流偏向面と、を備えている。
【0008】
請求項1に記載の車両用ドアミラー装置では、車両に組付けられた支持部材に、収容部材の車幅方向内側部が回動可能に支持されており、収容部材内には車両後方視認用のミラーが収容されている。また、収容部材の外周部における車幅方向内側部には、空気流偏向面が設けられている。
【0009】
ここで、空気流偏向面は、収容部材の車幅方向内側上部における空気流を車両後方へ向かうに従い車幅方向外側へ偏向させると共に、収容部材の車幅方向内側下部における空気流を車両後方へ向かうに従い車幅方向内側へ偏向させる。
【0010】
このため、収容部材の車幅方向内側下部における空気流の車両用ドアミラー装置の車両後方への回り込みが抑制されて、車両用ドアミラー装置の車両後方の領域において、車幅方向内側から車幅方向外側へ回り込む渦の発生が抑制される。
【0011】
さらに、車両用ドアミラー装置の車両後方の領域では、収容部材の車幅方向外側を通過した空気流が、車幅方向外側から車幅方向内側へ回り込む渦を形成すると共に、収容部材の車幅方向内側上部における空気流が、車両前後方向を軸とした渦を形成する。そして、これらの渦によって、車両用ドアミラー装置の車両後方における空気流が、車両用ドアミラー装置の車幅方向内側部へ向けて吹き戻されるように作用する。このため、車両用ドアミラー装置における収容部材の回動中心側の部位に、この吹き戻された空気流が当たるため、空気流によるミラー及び収容部材に作用する回動力を低減できる。
【0012】
請求項2に記載の車両用ドアミラー装置は、請求項1に記載の車両用ドアミラー装置において、前記空気流偏向面の上部は、車両後方へ向かうに従い車幅方向外側へ傾斜された第1偏向面で構成されると共に、前記空気流偏向面の下部は、車両後方へ向かうに従い車幅方向内側へ傾斜された第2偏向面で構成されている。
【0013】
請求項2に記載の車両用ドアミラー装置では、空気流偏向面の上部が第1偏向面で構成されており、空気流偏向面の下部が第2偏向面で構成されている。第1偏向面は、車両後方へ向かうに従い車幅方向外側へ傾斜されている。これにより、収容部材の車幅方向内側上部における空気流が、第1偏向面に沿って流れて、車幅方向外側へ偏向される。また、第2偏向面は、車両後方へ向かうに従い車幅方向内側へ傾斜されている。これにより、収容部材の車幅方向内側下部における空気流が、第2偏向面に沿って流れて、車幅方向内側へ偏向される。
【0014】
請求項3に記載の車両用ドアミラー装置は、請求項2に記載の車両用ドアミラー装置において、前記空気流偏向面が上下方向において連続して形成されている。
【0015】
請求項3に記載の車両用ドアミラー装置では、空気流偏向面が、上下方向において連続して形成されているため、第1偏向面と第2偏向面とを段差なく形成できる。これにより、車両用ドアミラー装置の意匠性能を損なうことなく空気流偏向面を設けることができる。
【発明の効果】
【0016】
請求項1に記載の車両用ドアミラー装置によれば、車両走行時の空気流によるミラー及び収容部材の振動を抑制できる。
【0017】
請求項2に記載の車両用ドアミラー装置によれば、車両走行時の空気流によるミラー及び収容部材の振動を簡易な構成で抑制できる。
【0018】
請求項3に記載の車両用ドアミラー装置によれば、車両用ドアミラー装置の意匠性能を損なうことなく空気流偏向面を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本実施の形態に係る車両用ドアミラー装置を示す車両左方斜め後方から見た斜視図である。
【図2】(A)は、図1に示される車両用ドアミラー装置を車両後方から見た背面図であり、(B)は、車両用ドアミラー装置を車両上方から見た平面図である。
【図3】(A)は、図2(A)に示される車両用ドアミラー装置のドアミラーバイザに設けられたキック部の上部を示す横断面図(図2(A)の3A−3A線断面図)であり、(B)は、ドアミラーバイザに設けられたキック部の下部を示す横断面図(図2(A)の3B−3B線断面図)である。
【図4】(A)は、比較例の車両用ドアミラー装置を車両後方から見た背面図であり、(B)は、(A)の車両用ドアミラー装置を車両上方から見た平面図である。
【図5】図1に示される車両用ドアミラー装置のドアミラーバイザに設けられたキック部を示す車両左方斜め後方から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1には、本発明の実施の形態に係る車両用ドアミラー装置10が車両左方斜め後方から見た斜視図にて示されている。また、図2(A)には、車両用ドアミラー装置10が車両後方から見た背面図にて示されており、図2(B)には、車両用ドアミラー装置10が車両上方から見た平面図にて示されている。なお、これらの図に適宜示される矢印RRは車両後方を示し、矢印OUTは車幅方向外側(車両右方)を示し、矢印UPは車両上方を示す。
【0021】
図2(A)及び(B)に示すように、車両用ドアミラー装置10は、車両のドア30に設置されており、この車両用ドアミラー装置10は、車両の車幅方向外側に一対設けられている。そして、この一対の車両用ドアミラー装置10は、車幅方向において左右対称に構成されている。このため、車両右側のドアに設置される車両用ドアミラー装置10について説明し、車両左側のドアに設置される車両用ドアミラー装置10についての説明は省略する。
【0022】
図1にも示すように、車両用ドアミラー装置10は、支持部材としてのステー12とミラー本体部16とを有している。
【0023】
ステー12は、車両用ドアミラー装置10の下部を構成している。ステー12の車幅方向内側端部は、車両のドア30に組付けられており、ステー12はドア30から車幅方向外側へ突出されている。ステー12には、車幅方向外側部において、円柱状の支持軸14が設けられており(図2(B)参照)、支持軸14はステー12から上方へ突出されている。
【0024】
ミラー本体部16は、車両用ドアミラー装置10の上部を構成しており、ステー12の上方に配置されている。ミラー本体部16は、車幅方向内側部において、ステー12の支持軸14に回動可能に支持されており、これにより、ミラー本体部16が、使用位置(図2(A)及び(B)に示す位置)と使用位置から車両後方へ回動された格納位置との間で、回動可能に構成されている。
【0025】
ミラー本体部16は、収容部材としてのドアミラーバイザ18を有している。ドアミラーバイザ18は車両後方へ開口された凹形状に形成されており、ドアミラーバイザ18の外周部における車幅方向内側面は、使用位置において、車両後方へ向かうに従い車幅方向外側へ傾斜されている。また、ドアミラーバイザ18内には、車両後方視認用のミラー20が収容されており、ミラー20は、ドアミラーバイザ18内に設けられた保持機構(図示省略)に保持されている。
【0026】
ドアミラーバイザ18の外周部には、車幅方向内側部において、キック部22が一体に設けられており、キック部22は略三角柱状に形成されている。このキック部22の車幅方向内側面は、空気流偏向面24とされており、空気流偏向面24は、その上部を構成する第1偏向面26とその下部を構成する第2偏向面28とを有している。
【0027】
図3(A)及び(B)にも示すように、第1偏向面26は、車幅方向に対して直交する直交面H(図3(A)及び(B)に示す2点鎖線参照)に対して、車両後方へ向かうに従い車幅方向外側へ傾斜されており、第2偏向面28は、直交面Hに対して、車両後方へ向かうに従い車幅方向内側へ傾斜されている。また、第1偏向面26と第2偏向面28とは、車両上下方向において連続して形成されている。つまり、直交面Hに対する第1偏向面26の傾斜は、下方へ向かうに従い直交面Hに接近するように徐々に変更されて、第1偏向面26と第2偏向面28との境界部分で直交面Hと一致している。また、直交面Hに対する第2偏向面28の傾斜は、下方へ向かうに従い直交面Hから離間するように徐々に変更されている。これにより、第1偏向面26と第2偏向面28とが段差なく形成されている。
【0028】
次に、本実施の形態の作用及び効果について、図4(A)及び(B)に示す比較例と共に説明する。この比較例における車両用ドアミラー装置100は、本実施の形態の車両用ドアミラー装置10と略同様の構成であるが、車両用ドアミラー装置100は車両用ドアミラー装置10のキック部22を備えていない。なお、車両用ドアミラー装置100における車両用ドアミラー装置10と同じ構成には、車両用ドアミラー装置10と同じ符号を付している。
【0029】
まず、図4(A)及び(B)に示すように、比較例の車両用ドアミラー装置100を備えた車両が走行する際(特に高速走行する際)には、ドアミラーバイザ18の車幅方向内側を流れる空気流W1’が、ドアミラーバイザ18の外周部における車幅方向内側部に沿って流れて、車両後方へ向かうに従い車幅方向外側へ偏向される。そして、空気流W1’がドアミラーバイザ18の車幅方向内側を通過すると、空気流W1’が、ドアミラー本体部16の車両後方において、車両上方から見て車幅方向内側から車幅方向外側へ反時計回りに回り込む渦E1’を形成する。このため、渦E1’によってドアミラー本体部16側へ吹き戻された空気流W1’がドアミラー本体部16の車幅方向外側部(図4(B)の点線で囲まれた範囲参照)に当たる。これにより、ドアミラー本体部16に支持軸14回りの回動力(トルク)が作用する。したがって、ドアミラー本体部16に作用する回動力の変動(トルク変動)によって、ドアミラー本体部16が支持軸14回りに振動する。
【0030】
一方、上述したように、本実施の形態の車両用ドアミラー装置10には、ドアミラーバイザ18の外周部における車幅方向内側部において、キック部22が設けられており、キック部22の車幅方向内側面が空気流偏向面24とされている。
【0031】
ここで、空気流偏向面24の上部は第1偏向面26で構成されており、第1偏向面26は車両後方へ向かうに従い車幅方向外側へ傾斜されている。また、空気流偏向面24の下部は第2偏向面28で構成されており、第2偏向面28は車両後方へ向かうに従い車幅方向内側へ傾斜されている。
【0032】
このため、図2(A)及び(B)に示すように、車両用ドアミラー装置10を備えた車両が走行する際(特に高速走行する際)には、ドアミラーバイザ18の車幅方向内側上部における空気流W1が、空気流偏向面24の第1偏向面26に沿って流れて、車両後方へ向かうに従い車幅方向外側へ偏向される。また、ドアミラーバイザ18の車幅方向内側下部における空気流W2が、空気流偏向面24の第2偏向面28に沿って流れて、車両後方へ向かうに従い車幅方向内側へ偏向される。
【0033】
これにより、空気流W2がドアミラーバイザ18の車幅方向内側を通過した後では、空気流W2のドアミラー本体部16の車両後方への回り込みが抑制される。したがって、本実施の形態では、比較例における車両用ドアミラー装置100のような、上方から見て車幅方向内側から車幅方向外側へ反時計回りに回り込む渦E1’の発生が抑制される。
【0034】
さらに、ドアミラー本体部16の車幅方向外側部を沿って流れる空気流W3がドアミラー本体部16の車幅方向外側を通過すると、空気流W3が、車両上方から見て車幅方向外側から車幅方向内側へ時計回りに回り込む渦E3を形成する。また、空気流W1がドアミラーバイザ18の車幅方向内側を通過すると、空気流W1が、車両後方から見て略車両前後方向を軸とした時計回りの渦E1を形成する。つまり、ドアミラー本体部16の車両後方の領域では、空気流W1による渦E1と空気流W3による渦E3とが主体となる。
【0035】
そして、ドアミラー本体部16の車両後方の領域において、渦E1と渦E3との渦が主体的に形成されることで、ドアミラー本体部16の車両後方における空気流W1,W3は、ドアミラー本体部16の車幅方向内側部へ向けて吹き戻されるように作用する。このため、この吹き戻された空気流W1,W3が、ドアミラー本体部16の車幅方向内側部(図2(B)の点線で囲まれた範囲参照)に当たる。つまり、吹き戻された空気流W1,W3が、ミラー本体部16の回動中心である支持軸14側の部位に当たる。これにより、比較例のドアミラー本体部16に作用する支持軸14回りの回動力に比して、本実施の形態のドアミラー本体部16に作用する支持軸14回り回動力を低減できる(例えば、1/3程度に低減できる)。したがって、ドアミラー本体部16に作用する回動力の変動(トルク変動)が抑制されて、ドアミラー本体部16の支持軸14回りの振動が抑制される。
【0036】
以上により、車両走行時の空気流によるミラー本体部16(ミラー20及びドアミラーバイザ18)の振動を抑制できる。
【0037】
また、車両用ドアミラー装置10では、ドアミラーバイザ18の外周部における車幅方向内側の部分に、空気流偏向面24(キック部22)が設けられている。このため、乗員がミラー20を視認する際の視界を妨げることなく、空気流偏向面24(キック部22)を設けることができる。また、使用位置と格納位置との間におけるドアミラー本体部16の回動、及びドアミラーバイザ18内に収容されたミラー20を保持する保持機構に影響を与えずに、空気流偏向面24(キック部22)を設けることができる。
【0038】
さらに、車両用ドアミラー装置10では、上述したように、空気流偏向面24の上部が第1偏向面26で構成されており、空気流偏向面24の下部が第2偏向面28で構成されている。この第1偏向面26は、車両後方へ向かうに従い車幅方向外側へ傾斜されており、第1偏向面26によって、空気流W1が車幅方向外側へ偏向される。また、第2偏向面28は、車両後方へ向かうに従い車幅方向内側へ傾斜されており、第2偏向面28によって、空気流W2が車幅方向内側へ偏向される。したがって、車両走行時の空気流によるミラー本体部16(ミラー20及びドアミラーバイザ18)の振動を簡易な構成で抑制できる。
【0039】
また、車両用ドアミラー装置10では、空気流偏向面24が上下方向において連続して形成されている。このため、空気流偏向面24の第1偏向面26と第2偏向面28とが段差なく形成されるため、車両用ドアミラー装置10の意匠性能を損なうことなく空気流偏向面24(キック部22)を設けることができる。
【0040】
なお、本実施の形態では、空気流偏向面24が上下方向において連続して形成されており、直交面Hに対する第1偏向面26及び第2偏向面28の傾斜が下方へ向かうに従い徐々に変更されている。これに替えて、図5に示すように、直交面Hに対する第1偏向面26及び第2偏向面28の傾斜を一定に設定してもよい。また、この場合には、第1偏向面26と第2偏向面28とを連結する連結面32を設けて、この連結面32を下方へ向かうに従い車幅方向内側へ傾斜するように形成してもよい。
【0041】
また、本実施の形態では、ドアミラーバイザ18が1部品で構成されているが、ドアミラーバイザ18を2部品で構成してもよい。
【0042】
さらに、本実施の形態では、ドアミラーバイザ18にキック部22が一体に設けられている。これに替えて、キック部22とドアミラーバイザ18とを別体に設けて、キック部22をドアミラーバイザ18に組付ける構成にしてもよい。これにより、既製のドアミラーバイザ18を利用しつつ、キック部22をドアミラーバイザ18に組付けることで、空気流によるミラー本体部16の振動を抑制できる。
【符号の説明】
【0043】
10 車両用ドアミラー装置
12 ステー(支持部材)
18 ドアミラーバイザ(収容部材)
20 ミラー
24 空気流偏向面
26 第1偏向面
28 第2偏向面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両後方視認用のミラーを収容する収容部材と、
車両に組付けられると共に、前記収容部材の車幅方向内側部を回動可能に支持する支持部材と、
前記収容部材の外周部における車幅方向内側部に設けられ、前記収容部材の車幅方向内側上部における空気流を車両後方へ向かうに従い車幅方向外側へ偏向させると共に前記収容部材の車幅方向内側下部における空気流を車両後方へ向かうに従い車幅方向内側へ偏向させる空気流偏向面と、
を備えた車両用ドアミラー装置。
【請求項2】
前記空気流偏向面の上部は、車両後方へ向かうに従い車幅方向外側へ傾斜された第1偏向面で構成されると共に、前記空気流偏向面の下部は、車両後方へ向かうに従い車幅方向内側へ傾斜された第2偏向面で構成された請求項1に記載の車両用ドアミラー装置。
【請求項3】
前記空気流偏向面が上下方向において連続して形成された請求項2に記載の車両用ドアミラー装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−49329(P2013−49329A)
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−187750(P2011−187750)
【出願日】平成23年8月30日(2011.8.30)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】