説明

車載用頚椎保護具

【課題】自動車座席シート用品の技術分野に係る車載用頚椎保護具を提供する。
【解決手段】「人工力学に適した生理的曲線」というキー技術を採用して、本来の実用新案に係る技術を基に、芯体及び長形化ャンバーの材料を複数選択するとともにこれらの二者を形状や寸法が合致するように科学的に確定し、芯体には頚椎に対して保健や治療の作用が働くように保健薬液が浸漬されたり、全体に香料が吹き付けられたり、竹炭素繊維パッドや遠赤外線布又は負酸素イオン布が付着され、長形化空洞体内には支架部材が設けられ、自動車上の座席シートとクッション枕との間の固定には、縦方向固定、横方向固定、縦方向と横方向との組み合わせ固定、ヘッド覆い固定、自動車クッション枕固定等、複数の方式が選択され、車載用頚椎保護具として使用可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車座席シート用品の技術分野に係る車載用頚椎保護具に関し、特に保健性、快適性、安全性、利便性等の機能を同時に有する頚椎保護具の技術分野に係る車載用頚椎保護具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在、自動車運転室の座席シートには車載用頚椎保護具がないため、車両運転の過程において快適性が不足し、頚椎が硬直し筋肉痛になり、車に追突され頚椎が損傷するといった欠陥や弊害が存在している。このため、出願人である発明者の専門知識や仕事の経験及び事業に対する絶えない追求を元に、発明者が2010年10月13日に「人工力学車載用頚椎保護具」を実用新案出願第201020558203.X号として出願し、特許が登録された。しかしながら、上述した実用新案の検証応用には、形状にしても適用効果にしてもまだ足りない部分があり、本発明は、上述した実用新案及び車両の実際状況を基に調査、理解、整理、分析、研究を行い、「人工力学に適した生理的曲線」というキー技術を採用して、上述した実用新案に対して画期的な技術改良を行って完成したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中華人民共和国 実用新案出願第201020558203.X号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明は、「人工力学に適した生理的曲線」というキー技術を採用して、上述した実用新案を基に、芯体及び長形化ャンバーの材料を複数選択するとともにこれらの二者を形状や寸法が合致するように科学的に確定し、芯体には頚椎に対して保健や治療の作用が働くように保健薬液が浸漬されたり、全体に香料が吹き付けられたり、竹炭素繊維パッドや遠赤外線布又は負酸素イオン布が付着され、長形化空洞体内には支架部材が設けられ、自動車上の座席シートとクッション枕との間の固定には、縦方向固定、横方向固定、縦方向と横方向との組み合わせ固定、ヘッド覆い固定、自動車クッション枕固定等、複数の方式が選択される。
【0005】
本発明に係る車載用頚椎保護具によれば、下記の目的を達成することができる。即ち、(1)「人工力学に適した生理的曲線」というキー技術を採用することにより、既存の特許の技術レベルを向上させ、「車載用頚椎保護具」に係る新製品を運転者へのサービスのために運転のよいパートナーとして提供すること、(2)本発明に係る車載用頚椎保護具を座席シート上端とクッション枕との間に取り付けることにより、取り付け方が多様化するようになり、各種の車種に適用でき、取り付け使用や清潔維持がともに便利になること、(3)運転者が運転過程における運転心地がよく、頚椎が硬直し筋肉痛することなく、保健作用が顕著となり、追突に遭遇しても頚椎に対する保護作用が働くこと、(4)全体に香料が吹き付けられることにより運転者が香りのいい運転雰囲気において心身ともにリラックスすること、(5)芯体に保健薬液が浸漬されることにより頚椎に対して保健や治療の作用が働くこと、(6)芯体に竹炭素繊維パッド(竹炭素繊維パッドには吸湿、異臭除去、駆虫、空気品質変換等の作用がある)や遠赤外線布又は負酸素イオン布(これらの二者はともに空気品質を変換可能な作用を有する)が付着設置されることにより、運転室の空気品質を改善し向上させることで、運転者が運転過程においてより快適になること、(7)研究試験を繰り返して行った結果、「車載用頚椎保護具」の形状、長さ・幅・深さ等の寸法に対して確定を行うことにより、デザインが科学的に合理的になり、構造が簡単且つ巧妙となり、使用がより迅速且つ便利になり、効果が安定になること、(8)製造材料の選択肢が多く、材料消費が減少され、製造が容易化され、手間が節約され、コストが低減されること、(9)プロモーション応用の推進に有利になること。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、上述した目的を達成するために、本発明は、前片と、上片と、後片と、底片と、弾性テープと、芯体と、左片と、右片とを含み、その前片の一方側辺及び上片の一方側辺と、上片の他方側辺及び後片の一方側辺と、後片の他方側辺及び底片の一方側辺と、底片の他方側辺及び前片の他方側辺とが、それぞれ縫着接続され筒状空洞体に構成され、前記筒状空洞体と芯体とが嵌着接続され、前記前片、上片、後片及び底片の左側辺が左片に、後片及び底片の右側辺が右片にそれぞれ縫着接続され、前記後片底端の左側辺及び底片上端の左側辺が弾性テープの左端に、前記後片底端の右側辺及び底片上端の右側辺が弾性テープの右端にそれぞれ縫着接続される車載用頚椎保護具であって、
【0007】
(1)前記芯体は、ウレタンフォーム材料、低リバウンド材質の海綿材料、高リバウンド材質の海綿材料、普通海綿材料、中空綿、ポリエステル綿材料のいずれか一つから選択され、
(2)前記芯体には頚椎に対して保健や治療の作用が働くように保健薬液が浸漬され、前記保健薬液は透骨草15g、伸筋草15g、艾葉10g、紅花5g、生姜片10gが混合、煮込み、濾過された濾過液であり、
(3)前記前片、上片、後片、底片、左片、右片はいずれも真皮材料、革材料、布材料、亜麻材料のいずれか一つから選択され、前記前片、上片、後片、底片、左片、右片はいずれもローズ精油材料、ジャスミン精油香料、ラベンダー精油材料が吹き付けられた香料のいずれか一つから選択され、
(4)前記後片の上端及び上片の上端はともに上へ7〜10cm延在するとともに左片の上端及び右片の上端はともに上へ延在し、前記前片の下端及び底片の下端はともに下へ11〜15cm延在するとともに左片の下端及び右片の下端はともに下へ延在し、前記前片、上片、後片、底片、左片、右片は、縫着接続され前記筒状空洞体が長形化空洞体に構成され、前記芯体及び前記長形化空洞体は互いに合致するように対応し、
(5)前記芯体及び前記長形化空洞体の上端はともに両側が上へ湾曲した円弧形状となっており、厚さが1.5〜2.0cmであり、下端はともに両側が下へ湾曲した円弧形状となっており、厚さが2.5〜3.5cmであり、
(6)前記芯体及び前記長形化空洞体は、縦方向長さが37〜46cmであり、横方向幅が29〜35cmであり、その主体の厚さが9〜12cmであり、前記主体の上及び下への延在部分の厚さが薄くなるにつれて徐々に延在し、
(7)前記芯体には1層の竹炭素繊維パッド、遠赤外線照射によって処理された遠赤外線布、負酸素イオンによって処理された負酸素イオン布のいずれか一つが選択的に付着設置され、
(8)前記長形化空洞体内には前記長形化空洞体に対応する支架部材が設けられ、
(9)前記弾性テープは、縦方向締結テープ、横方向締結テープ、縦方向締結テープと横方向締結テープとの組み合わせ締結テープ、ヘッド覆い固定カバー、自動車クッション枕のいずれかひとつから選択され、
(10)前記車載用頚椎保護具と自動車座席シート及びクッション枕との間の固定は下記の5種の固定方法のいずれか一つから選択され、
【0008】
A.縦方向固定:前記縦方向締結テープは、帯状構造の上締結テープ及び帯状構造の下締結テープからなり、前記上締結テープの一端及び前記延在された後片上端中部と、前記下締結テープの一端及び前記後片下端中部とが、それぞれ縫着接続され、前記上締結テープの他端及び下締結テープの他端は、ナイロンロックバックル、押しバックル、親子バックル、腰テープバックル、フックのいずれか一つの接続で前記上締結テープ、及び、前記下締結テープにより前記車載用頚椎保護具を自動車座席シートとクッション枕との間に固定させ、
B.横方向固定:前記横方向締結テープは、帯状構造の2つの左締結テープ及び帯状構造の2つの右締結テープからなり、前記2つの左締結テープの一端は前記後片左側の下端及び上端に、前記2つの右締結テープの一端は前記後片右側の下端及び上端にそれぞれ縫着接続され、前記左締結テープの他端及び右締結テープの他端は、ナイロンロックバックル、押しバックル、親子バックル、腰テープバックル、フックのいずれか一つの接続で前記左締結テープ、及び、右締結テープにより前記車載用頚椎保護具を自動車座席シートとクッション枕との間に固定させ、
C.縦方向と横方向との組み合わせ固定:前記縦方向締結テープと横方向締結テープとの組み合わせにより前記車載用頚椎保護具を自動車座席シートとクッション枕との間に固定させ、
D.ヘッド覆い固定:自動車クッション枕形状と合致するように袋状のヘッド覆い固定カバーに製造され、開口が下へ向けるように前記後片に縫着され、前記ヘッド覆い固定カバーを自動車クッション枕に嵌着接続させることにより前記車載用頚椎保護具を自動車座席シートとクッション枕との間に固定させ、
E.自動車クッション枕との一体的固定:対応する自動車クッション枕を製造し、前記対応する自動車クッション枕を前記車載用頚椎保護具と一体的に設けることで自動車の本来の自動車クッション枕に取って代わることにより、対応する自動車クッション枕を有する車載用頚椎保護具を自動車座席シートとクッション枕との間に固定させる、
ことを特徴とする車載用頚椎保護具を提供する。
【0009】
また、本発明に係る車載用頚椎保護具において、前記前片、上片、後片、底片、左片、右片は、いずれも片状構造であり、前記芯体は、その断面が平行四角形に近似した柔軟柱状体構造であってもよい。
【0010】
また、本発明に係る車載用頚椎保護具において、前記前片の左側辺及び右側辺の長さは後片の左側辺及び右側辺の長さよりも大きく、前記上片の左側辺及び右側辺の長さは、底片の左側辺及び右側辺の長さよりも大きくてもよい。
【0011】
また、本発明に係る車載用頚椎保護具において、前記前片及び上片は一つの部材として一体的に構成可能であってもよい。
【0012】
また、本発明に係る車載用頚椎保護具において、前記前片、上片、後片、底片によって構成された筒状空洞体は、前記芯体の柔軟柱状体に対応してもよい。
【0013】
上述のように、本発明に係る車載用頚椎保護具によれば、「人工力学に適した生理的曲線」というキー技術を採用して、本来の実用新案に係る技術を基に、芯体及び長形化ャンバーの材料を複数選択するとともにこれらの二者を形状や寸法が合致するように科学的に確定し、芯体には頚椎に対して保健や治療の作用が働くように保健薬液が浸漬されたり、全体に香料が吹き付けられたり、竹炭素繊維パッドや遠赤外線布又は負酸素イオン布が付着され、長形化空洞体内には支架部材が設けられ、自動車上の座席シートとクッション枕との間の固定には、縦方向固定、横方向固定、縦方向と横方向との組み合わせ固定、ヘッド覆い固定、自動車クッション枕固定等、複数の方式が選択されるため、本発明は、下記の効果を有する。
【0014】
1、「人工力学に適した生理的曲線」というキー技術を採用することにより、既存の特許の技術レベルを向上させ、本発明に係る新製品の技術が飛躍的に向上し、「車載用頚椎保護具」に係る新製品を運転者へのサービスのために運転のよいパートナーとして提供すること、
【0015】
2、本発明に係る車載用頚椎保護具を座席シート上端とクッション枕との間に取り付けることにより、取り付け方が多様化するようになり、各種の車種に適用でき、ユーザに複数の選択肢を提供し、ユーザの様様な要求を満たしており、その取り付け使用や清潔維持がともに便利になり、ユーザには、使用、清潔、維持過程において極めて簡潔、手間がかかることなく、高効率且つ便利で、効果が顕著であること、
【0016】
3、運転者が運転過程における運転心地がよく、頚椎が硬直し筋肉痛することなく、保健作用が顕著となり、追突に遭遇しても頚椎に対する保護作用が働き、運転者の運転に安全性、効果的な予防及び保障を提供すること、
【0017】
4、本発明に係る芯体は、複数の材料から選択される柔軟材料から構成され、直接使用しても、保健薬液に浸漬された後に使用しても、また車両の運転者の頚椎病の有無にかかわらず使用してもよいため、頚椎病のない者に対しては保健作用が働くことで頚椎病の発病率が低減され、頚椎病のある者に対しては保健作用及び治療作用が働くことで頚椎に効果的な保護作用が働き、運転の疲れが低減され、運転が極めて楽になること、
【0018】
5、本発明に係る芯体に保健薬液が浸漬された場合、それらの保健薬液の成分はいずれも漢方薬であり、透骨草15g、伸筋草15g、艾葉10g、紅花5g、生姜片10gが混合、煮込み、濾過された濾過液であり、これらの漢方薬のうち、例えば、透骨草は薬性が平で、風湿除去、活血、止痛等の効果があり、伸筋草は薬性が温で、風湿除去、舒筋活絡等の効果があり、艾葉は薬性が温で、散寒止痛、温経止血等の効果があり、紅花は薬性が温で、活血通経、散淤止痛等の効果があり、生姜片は薬性が熱で、温中散寒、回陽通脈、燥湿消痰等の効果があり、上述した漢方薬の機能の有機融合により、去風除湿、舒筋活絡、活血通経、活血、回陽通脈、散寒止痛、散淤止痛等の効果があるため、芯体をキャリアとして徐々に放出させることにより運転者に対して保健や治療作用が働くこと、
【0019】
6、本発明に係る車載用頚椎保護具全体にローズ精油材料、ジャスミン精油香料、ラベンダー精油材料が吹き付けられることにより、運転者は香りのいい運転雰囲気において気持ちよく運転可能であること、
【0020】
7、芯体には吸湿、異臭除去、駆虫、空気品質変換等の作用のある竹炭素繊維パッド、又は空気品質を変換可能な作用を有する遠赤外線布又は負酸素イオン布が付着設置されることにより、運転室の空気品質を改善し向上させることで、運転者が運転過程においてより快適になること、
【0021】
8、本発明は発想が新しく、技術がリードし、研究試験及び改良を繰り返して行った結果、「車載用頚椎保護具」の形状、長さ・幅・深さ等の寸法に対して確定を行うことにより、本発明に係るデザインが科学的に合理的になり、構造が簡単且つ巧妙となり、使用がより迅速且つ便利になり、効果が安定になり、運転者になんら迷惑や負担をかけることもなく、運転者にとって優位性のあるものになること、
【0022】
9、本発明に係る製造材料には複数の選択肢があり、どのような材料を選択しても、材料消費が減少され、製造が容易化され、手間が節約され、コストが低減される等の効果があること、
【0023】
10、上述のように、本発明に係る車載用頚椎保護具によれば、市場の前景が広いのみならず、運転者は車載用頚椎保護具の使用に夢中になり、車両の生産メーカに生産改良の余地を与えるため、本発明にはより広汎なプロモーション応用価値があること。
【発明の効果】
【0024】
上述のように、本発明の下記の顕著な特徴をさらに具体的に説明する。(1)人体の健康に有利であること:本発明は使用中に人体の生理的曲線を効果的に維持するとともに頭部を支持することができるため、頭部の頚椎への圧力を低減し、また、本発明の芯体が柔軟材料からなるため、いつでも柔らかく感じられ、長時間にわたる運転に起因した頚椎硬直や筋肉痛を回避することができる。(2)快適な感じがすること:上述のように人体の生理的曲線を効果的に維持することができるため、運転の過程において疲労することはなく、快適な感じがすることができる。(3)楽しみの感じがすること:車両の運転過程において、本発明は、運転者に一休みの機会を与え、頭頸部を軽く本発明に係る車載用頚椎保護具に寄りかかると、柔らかい感じを十分に楽しむことができ、効果的なリラックスや快適な楽しみを得ることができる。(4)運転過程における安全係数を効果的に増加すること:運転過程において、他の車両からの追突が発生すると、他の車両に追突された瞬間において、本発明の柔軟特性が十分に発揮し、頚椎にかかる衝撃力を効果的に吸収することができ、車両衝突の発生による頚椎損傷を回避することができ、運転者頚椎の保護作用が働き、運転過程における安全係数を効果的に増加することができる。(5)有病治病、無病防病のこと:芯体に保険薬液が浸漬されることにより、有病治病、無病防病の有益な効果が働く。(6)取り付け使用及び清潔維持が便利になること:取り付けられた際に、本発明に係る車載用頚椎保護具を本発明に記載の複数の方法のいずれかにより自動車座席シート上端と自動車クッション枕との間に取り付けることができる。使用された際に、頚椎を本発明に係る車載用頚椎保護具に寄りかかると、柔らかい感じがする。清潔された際に、少量の清潔液を海綿又は綿布類のものに付けて清潔すればよいし、洗濯機による清潔でもよい。維持にとってはより簡単便利となり、根本的には、本発明には使用及び清潔以外、特殊な維持はなんら必要ではない。(7)自動車運転室の座席シートには車載用頚椎保護具がないことを補足することにより車載用頚椎保護具が人工力学の生理的曲線に適し、技術レベルでは飛躍的に向上し、さらなる快適化、人間化、利便化が達成され、美観に優れた高品位なものになる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明に係る実施形態の側面方向における断面模式図を示す。図1は、本発明に係る実施形態の一つであり、即ちヘッド覆い固定の断面模式図である。この実施形態は例示のみであり、本発明はこれに限定されるものではない。図1の左上角において、後片に接続され、一部しか描かれていない、形状が袋状である物体はヘッド覆い固定カバーであり、即ちヘッド覆いにより固定されることを指す。本発明は必要に応じて縦方向固定、横方向固定、縦方向と横方向との組み合わせ固定、又は自動車クッション枕との一体的固定であってもよい。図1において長形化空洞体の内壁に密着し、且つ、長形化空洞体に対応する支架部材が設けられているが、本発明には支架部材が設けても設けられなくてもよい。
【図2】本発明がより理解できるように、本発明の対比図として従来技術に係る実用新案の前面断面図を示す。
【図3】本発明がより理解できるように、本発明の対比図として従来技術に係る実用新案の後面断面図を示す。
【図4】本発明がより理解できるように、本発明の対比図として従来技術に係る実用新案の左面拡大模式図を示す。
【図5】本発明がより理解できるように、本発明の対比図として図2のA−A断面拡大模式図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0026】
(具体的な実施形態1)
図1〜図5を参照して、本発明をさらに詳しく説明する。
【0027】
前片1と、上片2と、後片3と、底片4と、弾性テープ5と、芯体6と、左片7と、右片とを含み、その前片1の一方側辺及び上片2の一方側辺と、上片2の他方側辺及び後片3の一方側辺と、後片3の他方側辺及び底片4の一方側辺と、底片4の他方側辺及び前片1の他方側辺とが、それぞれ縫着接続され筒状空洞体に構成され、前記筒状空洞体と芯体6とが嵌着接続され、前記前片1、上片2、後片3及び底片4の左側辺が左片7に、後片3及び底片4の右側辺が右片にそれぞれ縫着接続され、前記後片3底端の左側辺及び底片4上端の左側辺が弾性テープ5の左端に、前記後片3底端の右側辺及び底片4上端の右側辺が弾性テープ5の右端にそれぞれ縫着接続される、上述した基礎の上で顕著的、重要的、新規的、有利な効果を奏する車載用頚椎保護具であって、
【0028】
(1)前記芯体6は、ウレタンフォーム材料、低リバウンド材質の海綿材料、高リバウンド材質の海綿材料、普通海綿材料、中空綿、ポリエステル綿材料のいずれか一つから選択され、
(2)前記芯体6には頚椎に対して保健や治療の作用が働くように保健薬液が浸漬され、前記保健薬液は透骨草15g、伸筋草15g、艾葉10g、紅花5g、生姜片10gが混合、煮込み、濾過された濾過液であり、
(3)前記前片1、上片2、後片3、底片4、左片7、右片はいずれも真皮材料、革材料、布材料、亜麻材料のいずれか一つから選択され、前記前片1、上片2、後片3、底片4、左片7、右片はいずれもローズ精油材料、ジャスミン精油香料、ラベンダー精油材料が吹き付けられた香料のいずれか一つから選択され、
(4)前記後片3の上端及び上片2の上端はともに上へ7〜10cm延在するとともに左片7の上端及び右片の上端はともに上へ延在し、前記前片1の下端及び底片4の下端はともに下へ11〜15cm延在するとともに左片7の下端及び右片の下端はともに下へ延在し、前記前片1、上片2、後片3、底片4、左片7、右片は、縫着接続され前記筒状空洞体が長形化空洞体に構成され、前記芯体6及び前記長形化空洞体は互いに合致するように対応し、
(5)前記芯体6及び前記長形化空洞体の上端はともに両側が上へ湾曲した円弧形状となっており、厚さが1.5〜2.0cmであり、下端はともに両側が下へ湾曲した円弧形状となっており、厚さが2.5〜3.5cmであり、
(6)前記芯体6及び前記長形化空洞体は、縦方向長さが37〜46cmであり、横方向幅が29〜35cmであり、その主体の厚さが9〜12cmであり、前記主体の上及び下への延在部分の厚さが薄くなるにつれて徐々に延在し、
(7)前記芯体6には1層の竹炭素繊維パッド、遠赤外線照射によって処理された遠赤外線布、負酸素イオンによって処理された負酸素イオン布のいずれか一つが選択的に付着設置され、
(8)前記長形化空洞体内には前記長形化空洞体に対応する支架部材が設けられ、
(9)前記弾性テープ5は、縦方向締結テープ、横方向締結テープ、縦方向締結テープと横方向締結テープとの組み合わせ締結テープ、ヘッド覆い固定カバー、自動車クッション枕のいずれかひとつから選択され、
(10)前記車載用頚椎保護具と自動車座席シート及びクッション枕との間の固定は下記の5種の固定方法のいずれか一つから選択され、
【0029】
A.縦方向固定:前記縦方向締結テープは、帯状構造の上締結テープ及び帯状構造の下締結テープからなり、前記上締結テープの一端及び前記延在された後片3上端中部と、前記下締結テープの一端及び前記後片3下端中部とが、それぞれ縫着接続され、前記上締結テープの他端及び下締結テープの他端は、ナイロンロックバックル、押しバックル、親子バックル、腰テープバックル、フックのいずれか一つの接続で前記上締結テープ、及び、前記下締結テープにより前記車載用頚椎保護具を自動車座席シートとクッション枕との間に固定させ、
B.横方向固定:前記横方向締結テープは、帯状構造の2つの左締結テープ及び帯状構造の2つの右締結テープからなり、前記2つの左締結テープの一端は前記後片3左側の下端及び上端に、前記2つの右締結テープの一端は前記後片3右側の下端及び上端にそれぞれ縫着接続され、前記左締結テープの他端及び右締結テープの他端は、ナイロンロックバックル、押しバックル、親子バックル、腰テープバックル、フックのいずれか一つの接続で前記左締結テープ、及び、右締結テープにより前記車載用頚椎保護具を自動車座席シートとクッション枕との間に固定させ、
C.縦方向と横方向との組み合わせ固定:前記縦方向締結テープと横方向締結テープとの組み合わせにより前記車載用頚椎保護具を自動車座席シートとクッション枕との間に固定させ、
D.ヘッド覆い固定:自動車クッション枕形状と合致するように袋状のヘッド覆い固定カバーに製造され、開口が下へ向けるように前記後片3に縫着され、前記ヘッド覆い固定カバーを自動車クッション枕に嵌着接続させることにより前記車載用頚椎保護具を自動車座席シートとクッション枕との間に固定させ、
E.自動車クッション枕との一体的固定:対応する自動車クッション枕を製造し、前記対応する自動車クッション枕を前記車載用頚椎保護具と一体的に設けることで自動車の本来の自動車クッション枕に取って代わることにより、対応する自動車クッション枕を有する車載用頚椎保護具を自動車座席シートとクッション枕との間に固定させる、
ことを特徴とする車載用頚椎保護具を提供する。
【0030】
上述した車載用頚椎保護具において、前記前片1、上片2、後片3、底片4、左片7、右片は、いずれも片状構造であり、前記芯体6は、その断面が平行四角形に近似した柔軟柱状体構造であってもよい。
【0031】
上述した車載用頚椎保護具において、前記前片1の左側辺及び右側辺の長さは後片3の左側辺及び右側辺の長さよりも大きく、前記上片2の左側辺及び右側辺の長さは、底片4の左側辺及び右側辺の長さよりも大きくてもよい。
【0032】
上述した車載用頚椎保護具において、前記前片1及び上片2は一つの部材として一体的に構成可能であってもよい。
【0033】
上述した車載用頚椎保護具において、前記前片1、上片2、後片3、底片4によって構成された筒状空洞体は、前記芯体6の柔軟柱状体に対応してもよい。
【0034】
上述した具体的な実施例において、前記前片1及び上片2についてそれぞれ単独で実施したり、その両者を一体に設けて実施すること、前記芯体6に対してウレタンフォーム材料、低リバウンド材質の海綿材料、高リバウンド材質の海綿材料、普通海綿材料、中空綿、ポリエステル綿材料の採用をそれぞれ単独で実施すること、前記芯体6について保健薬液の浸漬の有無を実施すること、前記前片1、上片2、後片3、底片4、左片7、右片に対して真皮材料、革材料、布材料、亜麻材料の採用をそれぞれ単独で実施すること、前記前片1、上片2、後片3、底片4、左片7、右片についてローズ精油材料、ジャスミン精油香料、ラベンダー精油材料が吹き付けられた香料の採用をそれぞれ単独で実施すること、前記後片3の上端及び上片2の上端について上へ7、8、9、10cmの延在、且つ左片7の上端及び右片の上端について上への延在をそれぞれ単独で実施すること、前記前片1の下端及び底片4の下端について下へ11、12、13、14、15cmの延在、且つ左片7の下端及び右片の下端について下への延在をそれぞれ単独で実施すること、前記芯体6及び前記長形化空洞体について上端はともに両側が上へ湾曲した円弧形状となっており、厚さが1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0cmであり、下端はともに両側が下へ湾曲した円弧形状となっており、厚さが2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5cmであることをそれぞれ単独で実施すること、前記芯体6及び前記長形化空洞体について縦方向長さが37、38、39、40、41、42、43、44、45、46cmであり、横方向幅が29、30、31、32、33、34、35cmであり、その主体の厚さが9、10、11、12cmであることをそれぞれ単独で実施すること、前記芯体6について1層の竹炭素繊維パッド、遠赤外線照射によって処理された遠赤外線布、負酸素イオンによって処理された負酸素イオン布の付着設置を実施すること、前記長形化空洞体内について支架部材の設置の有無を実施すること、前記弾性テープ5について縦方向締結テープ、横方向締結テープ、縦方向締結テープと横方向締結テープとの組み合わせ締結テープ、ヘッド覆い固定カバー、自動車クッション枕の入れ替えを実施すること、前記車載用頚椎保護具と自動車座席シート及びクッション枕との間の固定について縦方向固定、横方向固定、縦方向と横方向との組み合わせ固定、ヘッド覆い固定、自動車クッション枕との一体的固定の採用をそれぞれ単独で実施することは、いずれも予期した良好な効果を奏した。
【0035】
(具体的な実施形態2)
具体的な実施形態1に基づいて実施した。ただし、前記芯体6に保健薬液が浸漬されることを実施し、予期した良好な効果を奏した。
【0036】
(具体的な実施形態3)
具体的な実施形態1に基づいて実施した。ただし、前記芯体6に保健薬液が浸漬されないことを実施し、同様に予期した良好な効果を奏した。
【0037】
(具体的な実施形態4)
具体的な実施形態1に基づいて実施した。ただし、前記長形化空洞体内に前記長形化空洞体に対応する支架部材が設けられることを実施し、予期した良好な効果を奏した。
【0038】
(具体的な実施形態5)
具体的な実施形態1に基づいて実施した。ただし、前記長形化空洞体内に前記長形化空洞体に対応する支架部材が設けられないことを実施し、同様に予期した良好な効果を奏した。
【0039】
(具体的な実施形態6)
具体的な実施形態1に基づいて実施した。ただし、前記車載用頚椎保護具と自動車座席シート及び自動車クッション枕との間の固定を縦方向固定で実施し、予期した良好な効果を奏した。
【0040】
(具体的な実施形態7)
具体的な実施形態1に基づいて実施した。ただし、前記車載用頚椎保護具と自動車座席シート及び自動車クッション枕との間の固定を横方向固定で実施し、同様に予期した良好な効果を奏した。
【0041】
(具体的な実施形態8)
具体的な実施形態1に基づいて実施した。ただし、前記車載用頚椎保護具と自動車座席シート及び自動車クッション枕との間の固定を縦方向と横方向との組み合わせ固定で実施し、同様に予期した良好な効果を奏した。
【0042】
(具体的な実施形態9)
具体的な実施形態1に基づいて実施した。ただし、前記車載用頚椎保護具と自動車座席シート及び自動車クッション枕との間の固定をヘッド覆い固定で実施し、同様に予期した良好な効果を奏した。
【0043】
(具体的な実施形態10)
具体的な実施形態1に基づいて実施した。ただし、前記車載用頚椎保護具と自動車座席シート及び自動車クッション枕との間の固定を自動車クッション枕との一体的固定で実施し、同様に予期した良好な効果を奏した。
【0044】
(具体的な実施形態11)
具体的な実施形態1に基づいて実施した。ただし、前記前片1及び上片2が一つの部材として一体的に構成されることを実施し、同様に予期した良好な効果を奏した。
【0045】
本発明に係る車載用頚椎保護具を、実施形態1〜11の具体的な実施により数人の運転者に試用してもらうように試用調査し、特に前記芯体6に保健や治療作用が働くように保健薬液が浸漬されることを試用調査した。例えば、
1.李さん、男、22歳に対して北京で本発明に係る車載用頚椎保護具の試用調査を行った結果、反響が良好であった。
2.王さん、女、20歳に対して北京で本発明に係る車載用頚椎保護具の試用調査を行った結果、満足度が十分高かった。
3.趙さん、男、58歳に対して北京で本発明に係る車載用頚椎保護具の試用調査を行った結果、反響が良好で、早くプロモーション推進してほしいということであった。
4.張さん、女、49歳に対して北京で本発明に係る車載用頚椎保護具の試用調査を行った結果、満足度が十分で、友達にも試用してほしいということであった。
5.蘇さん、男、25歳に対して福州で本発明に係る車載用頚椎保護具の試用調査を行った結果、満足度が十分で、自動車製造メーカに生産するように薦めてほしいということであった。
6.田さん、女、26歳に対して成都で本発明に係る車載用頚椎保護具の試用調査を行った結果、購買したいということであった。
7.劉さん、男、55歳に対して武漢で本発明に係る車載用頚椎保護具の試用調査を行った結果、いままで最高な製品であるということであった。
8.梁さん、女、50歳に対して長沙で本発明に係る車載用頚椎保護具の試用調査を行った結果、反響が良好であった。
9.孫さん、男、42歳に対して上海で本発明に係る車載用頚椎保護具の試用調査を行った結果、よい製品で、使い心地がよく、早く生産してほしいということであった。
10.司さん、男、20歳に対して哈爾濱で本発明に係る車載用頚椎保護具の試用調査を行った結果、反響が良好で、満足度が十分高かった。
11.陸さん、女、20歳に対して長春で本発明に係る車載用頚椎保護具の試用調査を行った結果、満足度が十分高かった。
12.李さん、男、62歳に対して丹東で本発明に係る車載用頚椎保護具の試用調査を行った結果、反響が良好で、外国にも発展していくべきということであった。
13.楊さん、男、45歳に対して呼和浩特で本発明に係る車載用頚椎保護具の試用調査を行った結果、反響が良好で、できるだけ早く特許出願してほしいということであった。
14.賈さん、男、40歳に対して拉薩で本発明に係る車載用頚椎保護具の試用調査を行った結果、満足度が十分で、早く生産してほしいということであった。
15.杜さん、男、42歳に対して烏魯木齊で本発明に係る車載用頚椎保護具の試用調査を行った結果、満足度が十分高かった。
16.段さん、女、32歳に対して天津で本発明に係る車載用頚椎保護具の試用調査を行った結果、満足度が十分で、反響が良好であった。
17.常さん、女、38歳に対して太原で本発明に係る車載用頚椎保護具の試用調査を行った結果、満足度が十分で、反響が良好で、自動車生産メーカと提携して生産してほしいということであった。
18.馬さん、女、46歳に対して西安で本発明に係る車載用頚椎保護具の試用調査を行った結果、満足度が十分で、早く生産してほしいということであった。
19.長さん、男、28歳に対して石家莊で本発明に係る車載用頚椎保護具の試用調査を行った結果、満足度が十分で、極めてよい製品であるということであった。
【0046】
上述した例が極めて多いため、ここで全部列挙することを省略する。
【0047】
試用調査を行った結果の説明によれば、芯体6に対して保健薬液が浸漬されても浸漬されなくても、本発明は、地域、年齢、性別に制限されず、予期した良好な効果を奏した。
【0048】
上述したものは、本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明の実施の範囲を限定するためのものではなく、本発明の明細書及び図面内容に基づいてなされた均等な変更および付加は、いずれも本発明の登録請求の範囲内に含まれるものとする。
【0049】
以上のように、本発明では、前片と、上片と、後片と、底片と、弾性テープと、芯体と、左片と、右片とを含み、その前片の一方側辺及び上片の一方側辺と、上片の他方側辺及び後片の一方側辺と、後片の他方側辺及び底片の一方側辺と、底片の他方側辺及び前片の他方側辺とが、それぞれ縫着接続され筒状空洞体に構成され、前記筒状空洞体と芯体とが嵌着接続され、前記前片、上片、後片及び底片の左側辺が左片に、後片及び底片の右側辺が右片にそれぞれ縫着接続され、前記後片底端の左側辺及び底片上端の左側辺が弾性テープの左端に、前記後片底端の右側辺及び底片上端の右側辺が弾性テープの右端にそれぞれ縫着接続される車載用頚椎保護具であって、
【0050】
(1)前記芯体は、ウレタンフォーム材料、低リバウンド材質の海綿材料、高リバウンド材質の海綿材料、普通海綿材料、中空綿、ポリエステル綿材料のいずれか一つから選択され、
(2)前記芯体には頚椎に対して保健や治療の作用が働くように保健薬液が浸漬され、前記保健薬液は透骨草15g、伸筋草15g、艾葉10g、紅花5g、生姜片10gが混合、煮込み、濾過された濾過液であり、
(3)前記前片、上片、後片、底片、左片、右片はいずれも真皮材料、革材料、布材料、亜麻材料のいずれか一つから選択され、前記前片、上片、後片、底片、左片、右片はいずれもローズ精油材料、ジャスミン精油香料、ラベンダー精油材料が吹き付けられた香料のいずれか一つから選択され、
(4)前記後片の上端及び上片の上端はともに上へ7〜10cm延在するとともに左片の上端及び右片の上端はともに上へ延在し、前記前片の下端及び底片の下端はともに下へ11〜15cm延在するとともに左片の下端及び右片の下端はともに下へ延在し、前記前片、上片、後片、底片、左片、右片は、縫着接続され前記筒状空洞体が長形化空洞体に構成され、前記芯体及び前記長形化空洞体は互いに合致するように対応し、
(5)前記芯体及び前記長形化空洞体の上端はともに両側が上へ湾曲した円弧形状となっており、厚さが1.5〜2.0cmであり、下端はともに両側が下へ湾曲した円弧形状となっており、厚さが2.5〜3.5cmであり、
(6)前記芯体及び前記長形化空洞体は、縦方向長さが37〜46cmであり、横方向幅が29〜35cmであり、その主体の厚さが9〜12cmであり、前記主体の上及び下への延在部分の厚さが薄くなるにつれて徐々に延在し、
(7)前記芯体には1層の竹炭素繊維パッド、遠赤外線照射によって処理された遠赤外線布、負酸素イオンによって処理された負酸素イオン布のいずれか一つが選択的に付着設置され、
(8)前記長形化空洞体内には前記長形化空洞体に対応する支架部材が設けられ、
(9)前記弾性テープは、縦方向締結テープ、横方向締結テープ、縦方向締結テープと横方向締結テープとの組み合わせ締結テープ、ヘッド覆い固定カバー、自動車クッション枕のいずれかひとつから選択され、
(10)前記車載用頚椎保護具と自動車座席シート及びクッション枕との間の固定は下記の5種の固定方法のいずれか一つから選択され、
【0051】
A、縦方向固定:前記縦方向締結テープは、帯状構造の上締結テープ及び帯状構造の下締結テープからなり、前記上締結テープの一端及び前記延在された後片上端中部と、前記下締結テープの一端及び前記後片下端中部とが、それぞれ縫着接続され、前記上締結テープの他端及び下締結テープの他端は、ナイロンロックバックル、押しバックル、親子バックル、腰テープバックル、フックのいずれか一つの接続で前記上締結テープ、及び、前記下締結テープにより前記車載用頚椎保護具を自動車座席シートとクッション枕との間に固定させ、
B、横方向固定:前記横方向締結テープは、帯状構造の2つの左締結テープ及び帯状構造の2つの右締結テープからなり、前記2つの左締結テープの一端は前記後片左側の下端及び上端に、前記2つの右締結テープの一端は前記後片(3)右側の下端及び上端にそれぞれ縫着接続され、前記左締結テープの他端及び右締結テープの他端は、ナイロンロックバックル、押しバックル、親子バックル、腰テープバックル、フックのいずれか一つの接続で前記左締結テープ、及び、右締結テープにより前記車載用頚椎保護具を自動車座席シートとクッション枕との間に固定させ、
C、縦方向と横方向との組み合わせ固定:前記縦方向締結テープと横方向締結テープとの組み合わせにより前記車載用頚椎保護具を自動車座席シートとクッション枕との間に固定させ、
D、ヘッド覆い固定:自動車クッション枕形状と合致するように袋状のヘッド覆い固定カバーに製造され、開口が下へ向けるように前記後片に縫着され、前記ヘッド覆い固定カバーを自動車クッション枕に嵌着接続させることにより前記車載用頚椎保護具を自動車座席シートとクッション枕との間に固定させ、
E、自動車クッション枕との一体的固定:対応する自動車クッション枕を製造し、前記対応する自動車クッション枕を前記車載用頚椎保護具と一体的に設けることで自動車の本来の自動車クッション枕に取って代わることにより、対応する自動車クッション枕を有する車載用頚椎保護具を自動車座席シートとクッション枕との間に固定させることを特徴とする車載用頚椎保護具とするものである。
【0052】
また、前記前片、上片、後片、底片、左片、右片は、いずれも片状構造であり、前記芯体(6)は、その断面が平行四角形に近似した柔軟柱状体構造であるものとする。
【0053】
また、前記前片の左側辺及び右側辺の長さは後片の左側辺及び右側辺の長さよりも大きく、前記上片の左側辺及び右側辺の長さは、底片の左側辺及び右側辺の長さよりも大きいものとする。
【0054】
また、前記前片及び上片は一つの部材として一体的に構成可能であるものとする。
【0055】
また、前記前片、上片、後片、底片によって構成された筒状空洞体は、前記芯体の柔軟柱状体に対応するものとする。
【0056】
なお、「(8)前記長形化空洞体内には前記長形化空洞体に対応する支架部材が設けられ、」についての「支架部材」は、長形化空洞体内の形状に合わせるように作られるものであって、例えば、プラスチックや金属を材料として、長形化空洞体の形状を保持するためのフレームとして機能すべく構成される。
【産業上の利用可能性】
【0057】
本発明に係る車載用頚椎保護具によれば、下記の目的を達成することができる。即ち、(1)「人工力学に適した生理的曲線」というキー技術を採用することにより、既存の特許の技術レベルを向上させ、「車載用頚椎保護具」に係る新製品を運転者へのサービスのために運転のよいパートナーとして提供すること、(2)本発明に係る車載用頚椎保護具を座席シート上端とクッション枕との間に取り付けることにより、取り付け方が多様化するようになり、各種の車種に適用でき、取り付け使用や清潔維持がともに便利になること、(3)運転者が運転過程における運転心地がよく、頚椎が硬直し筋肉痛することなく、保健作用が顕著となり、追突に遭遇しても頚椎に対する保護作用が働くこと、(4)全体に香料が吹き付けられることにより運転者が香りのいい運転雰囲気において心身ともにリラックスすること、(5)芯体に保健薬液が浸漬されることにより頚椎に対して保健や治療の作用が働くこと、(6)芯体に竹炭素繊維パッド(竹炭素繊維パッドには吸湿、異臭除去、駆虫、空気品質変換等の作用がある)や遠赤外線布又は負酸素イオン布(これらの二者はともに空気品質を変換可能な作用を有する)が付着設置されることにより、運転室の空気品質を改善し向上させることで、運転者が運転過程においてより快適になること、(7)研究試験を繰り返して行った結果、「車載用頚椎保護具」の形状、長さ・幅・深さ等の寸法に対して確定を行うことにより、デザインが科学的に合理的になり、構造が簡単且つ巧妙となり、使用がより迅速且つ便利になり、効果が安定になること、(8)製造材料の選択肢が多く、材料消費が減少され、製造が容易化され、手間が節約され、コストが低減されること、(9)プロモーション応用の推進に有利になること。
【符号の説明】
【0058】
1 前片
2 上片
3 後片
4 底片
5 締結テープ
6 芯体
7 左片



【特許請求の範囲】
【請求項1】
前片(1)と、上片(2)と、後片(3)と、底片(4)と、弾性テープ(5)と、芯体(6)と、左片(7)と、右片とを含み、その前片(1)の一方側辺及び上片(2)の一方側辺と、上片(2)の他方側辺及び後片(3)の一方側辺と、後片(3)の他方側辺及び底片(4)の一方側辺と、底片(4)の他方側辺及び前片(1)の他方側辺とが、それぞれ縫着接続され筒状空洞体に構成され、前記筒状空洞体と芯体(6)とが嵌着接続され、前記前片(1)、上片(2)、後片(3)及び底片(4)の左側辺が左片(7)に、後片(3)及び底片(4)の右側辺が右片にそれぞれ縫着接続され、前記後片(3)底端の左側辺及び底片(4)上端の左側辺が弾性テープ(5)の左端に、前記後片(3)底端の右側辺及び底片(4)上端の右側辺が弾性テープ(5)の右端にそれぞれ縫着接続される車載用頚椎保護具であって、
(1) 前記芯体(6)は、ウレタンフォーム材料、低リバウンド材質の海綿材料、高リバウンド材質の海綿材料、普通海綿材料、中空綿、ポリエステル綿材料のいずれか一つから選択され、
(2) 前記芯体(6)には頚椎に対して保健や治療の作用が働くように保健薬液が浸漬され、前記保健薬液は透骨草、伸筋草、艾葉、紅花、生姜片が混合、煮込み、濾過された濾過液であり、
(3) 前記前片(1)、上片(2)、後片(3)、底片(4)、左片(7)、右片はいずれも真皮材料、革材料、布材料、亜麻材料のいずれか一つから選択され、前記前片(1)、上片(2)、後片(3)、底片(4)、左片(7)、右片はいずれもローズ精油材料、ジャスミン精油香料、ラベンダー精油材料が吹き付けられた香料のいずれか一つから選択され、
(4) 前記後片(3)の上端及び上片(2)の上端はともに上へ7〜10cm延在するとともに左片(7)の上端及び右片の上端はともに上へ延在し、前記前片(1)の下端及び底片(4)の下端はともに下へ11〜15cm延在するとともに左片(7)の下端及び右片の下端はともに下へ延在し、前記前片(1)、上片(2)、後片(3)、底片(4)、左片(7)、右片は、縫着接続され前記筒状空洞体が長形化空洞体に構成され、前記芯体(6)及び前記長形化空洞体は互いに合致するように対応し、
(5) 前記芯体(6)及び前記長形化空洞体の上端はともに両側が上へ湾曲した円弧形状となっており、厚さが1.5〜2.0cmであり、下端はともに両側が下へ湾曲した円弧形状となっており、厚さが2.5〜3.5cmであり、
(6) 前記芯体(6)及び前記長形化空洞体は、縦方向長さが37〜46cmであり、横方向幅が29〜35cmであり、その主体の厚さが9〜12cmであり、前記主体の上及び下への延在部分の厚さが薄くなるにつれて徐々に延在し、
(7) 前記芯体(6)には1層の竹炭素繊維パッド、遠赤外線照射によって処理された遠赤外線布、負酸素イオンによって処理された負酸素イオン布のいずれか一つが選択的に付着設置され、
(8) 前記長形化空洞体内には前記長形化空洞体に対応する支架部材が設けられ、
(9) 前記弾性テープ(5)は、縦方向締結テープ、横方向締結テープ、縦方向締結テープと横方向締結テープとの組み合わせ締結テープ、ヘッド覆い固定カバー、自動車クッション枕のいずれかひとつから選択され、
(10) 前記車載用頚椎保護具と自動車座席シート及びクッション枕との間の固定は下記の5種の固定方法のいずれか一つから選択され、
A.縦方向固定:前記縦方向締結テープは、帯状構造の上締結テープ及び帯状構造の下締結テープからなり、前記上締結テープの一端及び前記延在された後片(3)上端中部と、前記下締結テープの一端及び前記後片(3)下端中部とが、それぞれ縫着接続され、前記上締結テープの他端及び下締結テープの他端は、ナイロンロックバックル、押しバックル、親子バックル、腰テープバックル、フックのいずれか一つの接続で前記上締結テープ、及び、前記下締結テープにより前記車載用頚椎保護具を自動車座席シートとクッション枕との間に固定させ、
B.横方向固定:前記横方向締結テープは、帯状構造の2つの左締結テープ及び帯状構造の2つの右締結テープからなり、前記2つの左締結テープの一端は前記後片(3)左側の下端及び上端に、前記2つの右締結テープの一端は前記後片(3)右側の下端及び上端にそれぞれ縫着接続され、前記左締結テープの他端及び右締結テープの他端は、ナイロンロックバックル、押しバックル、親子バックル、腰テープバックル、フックのいずれか一つの接続で前記左締結テープ、及び、右締結テープにより前記車載用頚椎保護具を自動車座席シートとクッション枕との間に固定させ、
C.縦方向と横方向との組み合わせ固定:前記縦方向締結テープと横方向締結テープとの組み合わせにより前記車載用頚椎保護具を自動車座席シートとクッション枕との間に固定させ、
D.ヘッド覆い固定:自動車クッション枕形状と合致するように袋状のヘッド覆い固定カバーに製造され、開口が下へ向けるように前記後片(3)に縫着され、前記ヘッド覆い固定カバーを自動車クッション枕に嵌着接続させることにより前記車載用頚椎保護具を自動車座席シートとクッション枕との間に固定させ、
E.自動車クッション枕との一体的固定:対応する自動車クッション枕を製造し、前記対応する自動車クッション枕を前記車載用頚椎保護具と一体的に設けることで自動車の本来の自動車クッション枕に取って代わることにより、対応する自動車クッション枕を有する車載用頚椎保護具を自動車座席シートとクッション枕との間に固定させる、
ことを特徴とする車載用頚椎保護具。
【請求項2】
前記前片(1)、上片(2)、後片(3)、底片(4)、左片(7)、右片は、いずれも片状構造であり、前記芯体(6)は、その断面が平行四角形に近似した柔軟柱状体構造であることを特徴とする請求項1に記載の車載用頚椎保護具。
【請求項3】
前記前片(1)の左側辺及び右側辺の長さは後片(3)の左側辺及び右側辺の長さよりも大きく、前記上片(2)の左側辺及び右側辺の長さは、底片(4)の左側辺及び右側辺の長さよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の車載用頚椎保護具。
【請求項4】
前記前片(1)及び上片(2)は一つの部材として一体的に構成可能であることを特徴とする請求項1に記載の車載用頚椎保護具。
【請求項5】
前記前片(1)、上片(2)、後片(3)、底片(4)によって構成された筒状空洞体は、前記芯体(6)の柔軟柱状体に対応することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車載用頚椎保護具。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−39343(P2013−39343A)
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−269505(P2011−269505)
【出願日】平成23年12月9日(2011.12.9)
【出願人】(511300189)
【Fターム(参考)】