説明

録音再生装置

【課題】カウントイン機能を備えた録音再生装置において、弱起の曲の録音を可能とする。
【解決手段】カウントイン機能のカウント値として、マイナスのみならずプラスの値も設定可能とする。CPU34は、カウント値がマイナスに設定された場合、カウントが完了したタイミングで録音とリズム音再生を開始する。CPU34は、カウント値がプラスに設定された場合、録音キーの操作と同時に録音を開始し、カウントが完了したタイミングでリズム音再生を開始する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は録音再生装置、特にカウントイン機能を備える録音再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルレコーダには、カウントイン機能と呼ばれる機能が備わっている場合がある。このカウントイン機能は、記録もしくは再生を開始する前にメトロノーム音等を指定された数だけカウントし、カウントがゼロとなるタイミングで記録もしくは再生を行うものである。そして、記録と同時にリズムパターンを再生できる録音再生装置の場合には、カウントイン後に録音と同時にリズムパターンも同時に再生するのが一般的である。
【0003】
図6に、従来装置のタイミングチャートを示す。拍子が4/4拍の場合であり、カウント値として「−4」を設定した場合である。ここで、マイナスを付すのは、リズム再生開始及び録音開始に先立ってカウントすることを意味するものである。4拍分だけカウントし、カウントが完了したタイミングで録音を開始するとともにリズム再生を開始する。そして、4拍の休止の後に演奏を開始すると、リズム再生音とともに演奏音が録音されることになる。
【0004】
下記の特許文献1には、所定拍数をカウント後にレコードを開始するカウントイン機能について開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、録音ボタン押下後にカウントインを開始すること、カウントインの最中は、演奏操作子で生成される発音指示情報を、電子楽器のMIDIout端子に送ることを禁止することが開示されている。
【0006】
【特許文献1】特開2007−286087号公報
【特許文献2】特開2002−258860号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、演奏すべき曲の開始タイミングが弱起である場合、従来の録音再生装置では対応できない問題がある。ここで、弱起とは、メロディや曲が弱拍から始まることをいう。これに対し、強起とは、強拍、すなわち第1拍で始まることをいう。
【0008】
図7に、演奏すべき曲の開始タイミングが弱起である一例を示す。図中、符号100で示すタイミングが弱起のタイミングであり、ここから演奏を開始する。ところが、従来装置では図6に示すようにカウントイン後のタイミングで録音開始とリズム再生を開始するため、弱起で演奏を開始してもこの演奏音を録音することができない。
【0009】
一方、図8に示すように、カウントインの開始タイミングをシフトさせ、弱起で演奏を開始するタイミングより前にカウントインが完了して録音を開始するように設定することも考えられるが、録音開始とともにリズム再生も開始してしまうため、録音開始から演奏開始までの間に不要なリズム再生音が録音されてしまう不都合が生じる。
【0010】
本発明の目的は、弱起で始まるメロディあるいは曲の場合にも対応できるカウントイン機能付きの録音再生装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、設定されたカウント値分のカウント音を出力するカウントイン機能を備える録音再生装置であって、カウント値として、プラスの値を設定可能な設定手段と、前記カウント値としてプラスの値が設定された場合に、所定のタイミングで録音を開始するとともに、前記録音の開始タイミング後であって、前記カウント値で設定された分のカウントが完了したタイミングでリズム音の再生を開始する制御手段とを有する。
【0012】
また、本発明は、設定されたカウント値分のカウント音を出力するカウントイン機能を備える録音再生装置であって、カウント値として、マイナスの値に加えてプラスの値を設定可能な設定手段と、前記カウント値としてマイナスの値が設定された場合に、前記カウント値で設定された分のカウントが完了したタイミングで録音を開始するとともにリズム音の再生を開始し、前記カウント値としてプラスの値が設定された場合に、所定のタイミングで録音を開始するとともに、前記録音の開始タイミング後であって、前記カウント値で設定された分のカウントが完了したタイミングでリズム音の再生を開始する制御手段とを有する。
【0013】
本発明の1つの実施形態では、前記制御手段は、前記カウント値としてプラスの値が設定されたことに応じて制御信号を出力するユーザインタフェース制御部と、前記ユーザインタフェース制御部からの制御信号に応じて録音を開始する音声記録処理部と、前記ユーザインタフェース制御部からの制御信号に応じてカウント音及びリズム音の再生を制御すべく制御信号を出力するリズムシーケンス処理部と、前記リズムシーケンス制御部からの制御信号に応じてカウント音を出力するとともに、カウントが完了したタイミングでリズム音を出力するリズム音源処理部とを有する。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、弱起で始まるメロディあるいは曲の場合にも対応して録音することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
【0016】
図1に、本実施形態における録音再生装置(あるいはデジタルレコーダ)10の外観図を示す。録音再生装置10は、カウントイン機能及びリズム再生機能を有する。録音再生装置10は、液晶表示装置(LCD)12と、録音時に操作する録音キー14、録音済みファイルを再生する時に操作する再生キー16、録音あるいは再生を停止する時に操作する停止キー18、設定等を行う画面をLCD12に表示する時に操作するキー20、設定の変更時に操作するダイヤル22を有する。LCD12は各種設定画面や録音・再生時の状態を表示する。
【0017】
図2に、設定時のLCD12の画面例を示す。リズムのテンポ(TEMPO)、パターン(PATTERN)、カウントイン(COUNT IN)、カウント録音(COUNT REC)を設定する。カウント録音とは、カウント音を録音するか否かを設定する項目であり、ONであればカウント音を録音する状態、OFFであればカウント音を録音しない状態であることを示す。また、カウントインは、マイナス値とプラス値が設定可能となっている。例えば、カウントインとして、−4、−3、−2、−1、0、+1、+2、+3、+4のいずれかを選択して設定できる。カウントイン値がマイナスの場合、録音キー14を操作するとカウントイン数分だけカウント音が発音し、カウントがゼロになると録音を開始するとともにリズム再生を開始する。例えば、カウントイン値として「−4」を設定した場合、従来と同様に4拍カウントした後に録音を開始するとともにリズム再生を開始する。一方、カウントイン値がプラスの場合、録音開始後にカウントが開始され、カウントがゼロになるとリズム再生が開始される。すなわち、カウントイン値がマイナスの場合には、カウントゼロが録音開始タイミングとリズム再生開始タイミングを意味するのに対し、カウントイン値がプラスの場合には、カウントゼロはリズム再生開始タイミングのみを意味し、録音開始タイミングは無関係である。
【0018】
図3に、録音再生装置10の構成ブロック図を示す。録音キー14等を含む各種スイッチ32及びキー22等を含むホイール30からの操作信号はCPU34に供給される。CPU34は、各種設定画面や録音・再生情報をLCD12に表示する。
【0019】
録音時には、外部からの音声信号(演奏音)は入力端子(AUDIO IN)から入力され、コーデック(CODEC)で符号化されてCPU34に供給される。CPU34は、入力音声データをカードソケット36に挿入されたメモリカード38に書き込む。CPU34は、装置に内蔵されたフラッシュメモリに音声データを記憶してもよい。CPU34は、システムクロック42から供給されたクロックで動作し、RAM46をワーキングメモリとして用いて、ROM44に記憶されたプログラムに従い音声データを録音あるいは再生する。
【0020】
再生時には、メモリカード38あるいは内蔵のフラッシュメモリから音声データを読み出し、コーデック(CODEC)で復調されて出力端子(AUDIO OUT)から出力される。カウント音再生やリズム音再生時には、予めフラッシュメモリに記憶されたカウント音の音源やリズム音の音源を読み出して再生する。カウント音は例えば「カチッ」、「カチッ」等であり、リズム音は例えばドラムの音等である。CPU34やコーデック40等には電源回路48から所定の電力が供給される。
【0021】
図4に、CPU34の機能ブロック図を示す。CPU34は、UI(ユーザインタフェース)制御部34aと、音声記録処理部34bと、リズムシーケンス処理部34cと、リズム音源処理部34dと、ミキシング処理部34eとを有する。
【0022】
UI制御部34aは、ホイール30やスイッチ32からの操作信号に応じて、テンポやパターン、カウントイン値をリズムシーケンス処理部34cに供給する。また、再生のスタートやストップ信号をリズムシーケンス処理部34cに供給する。さらに、録音(記録)の開始、停止信号を音声記録処理部34bに供給する。
【0023】
リズムシーケンス処理部34cは、リズム音源処理部34dに対し、設定されたテンポやパターン、スタート信号、ストップ信号に基づいてリズム発音を指示する。また、リズム音源処理34dに対し、設定されたカウント数に基づいてカウント発音を指示する。また、リズムシーケンス処理部34cは、ミキシング処理部34eに対し、録音の切替信号を供給する。録音の切替信号は、リズム音やカウント音を録音するか否か、すなわちリズム音やカウント音を入力音声とミキシングして録音するか、あるいは再生のみを行うかを切り替えるものである。図2のカウント録音(COUNT REC)をONした場合、カウント音がミキシングされて録音され、カウント録音をOFFした場合、カウント音の再生のみが行われる。さらに、リズムシーケンス処理部34cは、音声記録処理部34bに対し、記録開始の信号を供給する。
【0024】
リズム音源処理部34dは、リズム音を再生してミキシング処理部34eに供給する。また、カウント音を発生させてミキシング処理部34eに供給する。カウント音は、例えばメトロノームの「カチッ」、「カチッ」等である。
【0025】
ミキシング処理部34eは、リズムシーケンス処理部34cからの録音の切替信号に応じてミキシング録音と再生を切り替える。ミキシング録音の場合、コーデック40からの音声データとリズム音源処理部34dからのリズム音声データとをミキシングして音声記録処理部34bに供給する。再生の場合、リズム音源処理部34dからのリズム音声データあるいはカウント音データをミキシングすることなくコーデック40に供給して復調し、音声出力する。ミキシング処理部34eは、録音の切替信号に応じ、カウント音声データは再生し、リズム音声データは入力音声データにミキシングして音声記録処理部34bに供給することもできる。カウント音データとリズム音をともに入力音声データにミキシングすることもできる。
【0026】
このような構成において、ユーザがカウントイン値を例えば−4に設定した場合、UI制御部34aは録音に先立ってテンポやカウント値のデータをリズムシーケンス処理部34cに供給する。そして、ユーザが録音キー14を操作すると、UI制御部34aはリズムシーケンス処理部34cに対してリズムのスタート信号を供給する。リズムシーケンス処理部34cは、リズムのスタート信号に応じ、リズム音源処理部34dに対してカウント発音指示を供給する。リズム音源処理部34dは、カウント音データを生成してミキシング処理部34eに供給する。ミキシング処理部34eは、カウント音データをコーデック40に供給し、カウント音を出力する。カウントがゼロとなった場合(4拍分カウントした場合)、リズムシーケンス処理部34cはリズム音源処理部34dに対してリズム音の発音を指示するとともに、音声記録処理部34bに対して録音の開始(記録の開始)を指示する。また、ミキシング処理部34eに対してミキシングへの切替を指示する。リズム音源処理部34dは、予め内蔵フラッシュメモリに格納された、あるいはメモリカード38に格納されたリズム音声データを読み出してミキシング処理部34eに供給する。ミキシング処理部34eは、入力音声データとリズム音声データをミキシングして音声記録処理部34bに供給する。音声記録処理部34bは、録音の開始信号に応じ、ミキシングされた入力音声データとリズム音声データを記録する。
【0027】
一方、ユーザがカウントイン値を例えば+4に設定した場合、UI制御部34aは録音に先立ちテンポ及びカウント値のデータをリズムシーケンス処理部34cに供給する。そして、ユーザが録音キー14を操作すると、UI制御部34aはリズムシーケンス処理部34cに対してリズムのスタート信号を供給するとともに、音声記録処理部34bに対して記録の開始指示を供給する。音声記録処理部34bは、この記録の開始指示に応じて録音を開始する。一方、リズムシーケンス処理部34cは、リズム音源処理部34dに対してカウント発音指示を供給する。リズム音源処理部34dは、カウント音データを生成してミキシング処理部34eに供給する。ミキシング処理部34eは、カウント音データをコーデック40に供給し、カウント音を出力する。カウントがゼロとなった場合(4拍分カウントした場合)、リズムシーケンス処理部34cはリズム音源処理部34dに対してリズム音の発音を指示する。
【0028】
COUNT RECがOFFの場合、リズムシーケンス処理部34cからの制御信号に応じ、ミキシング処理部34eはカウント音データをコーデック40に供給するのみである。カウントがゼロとなったタイミングで、リズム音声データはコーデック40に供給されるとともに入力音声とミキシングされて音声記録処理部34bに供給される。
【0029】
COUNT RECがONの場合、リズムシーケンス処理部34cからの制御信号に応じ、ミキシング処理部34eはカウント音データをコーデック40に供給するとともに音声記録処理部34bにも供給する。
【0030】
図5に、本実施形態のタイミングチャートを示す。カウントイン値を+4に設定した場合である。録音キー14の操作とともに録音が開始される。そして、カウント音が出力され、4拍カウントした後にカウントがゼロとなり、リズム再生が開始される。一方、弱起の場合、カウント値が例えば3拍目に演奏が開始される。このとき、録音は既に開始されているため演奏音も確実に録音されることになる。そして、カウントがゼロとなった時点でリズム再生が開始されるから、このタイミングでリズム音と演奏音がミキシング録音される。
【0031】
本実施形態のタイミングチャートを示す図5と従来装置のタイミングチャートを示す図6あるいは図8と比較すると、本実施形態の効果は明らかであろう。すなわち、図6では弱起で演奏を開始しても、録音が開始されていないため演奏の始めの部分が録音されないことになる。また、図8では録音が開始されているものの、同時にリズム音も開始されているため、演奏開始のタイミングより前にリズム音が録音されてしまう。一方、図5では、演奏開始前に録音が開始されているため、演奏の始めの部分は確実に録音される。しかも、カウントがゼロとなった時点でリズム音が再生されるため、演奏の開始前に不要なリズム音が録音されることもない。したがって、図7に示すように弱起の曲でも確実に所望の録音を行うことができる。
【0032】
以上説明したように、本実施形態では、カウントイン値、すなわちカウントイン機能を備える録音再生装置におけるカウントインのカウント値として、マイナスのみならずプラスも設定可能とし、マイナスが設定された場合には従来装置と同様にカウントがゼロとなってカウントが完了したタイミングで録音を開始するとともにリズム音の再生を開始するが、プラスが設定された場合にはまず録音を開始し、そしてカウントがゼロとなってカウントが完了したタイミングでリズムの再生を開始するものである。カウント値がマイナスの場合には録音開始のタイミングとリズム音再生開始のタイミングが同期しているが、カウント値がプラスの場合には録音開始のタイミングとリズム音再生開始のタイミングが同期しておらず、録音開始の後にリズム音再生が開始されるということができる。録音開始タイミングとリズム音開始タイミングをシフトさせることで、弱起の演奏開始タイミングにおいてリズム音を再生することなく録音のみを実行することができる。通常、カウントイン機能は、録音開始のタイミングとリズム音再生開始のタイミングを規定する機能といえる。本実施形態では、カウント値がマイナスの場合にはこの通常の機能を用いる一方、カウント値がプラスの場合には、録音開始のタイミングとリズム音再生開始のタイミングを分離させ、カウントイン機能としてリズム音再生開始のタイミングのみ規定する機能に変化させるものということもできよう。このように録音開始のタイミングとリズム音再生開始のタイミングを分離させることで、本実施形態では、カウントイン動作中においても演奏音の録音が可能であり、かつ、録音開始のタイミングとは無関係に、リズム音再生開始のタイミングを自由に設定することが可能である。
【0033】
本実施形態では、カウント値がプラスの場合の録音開始タイミングは、ユーザが録音キー14を操作したタイミングであるが、この録音開始タイミングがカウントを開始するタイミングでもある。録音キー14を操作して所定時間経過した後に録音を開始し、同時にカウントを開始してもよい。
【0034】
また、本実施形態では、カウントイン値としてマイナスとプラスのいずれも設定可能としているが、プラスのみ設定可能とすることもできる。
【0035】
また、本実施形態では、カウントイン値としてマイナスとプラスを設定可能としたが、実質的に同一の内容を異なる名称とすることも可能である。例えば、本実施形態におけるカウントイン値のマイナスを単にカウントインのカウント値とし、本実施形態におけるカウントイン値のプラスをカウントアウトのカウント値とする等である。カウントアウトを録音開始後にリズム音再生が開始されるまでの時間間隔と定義すると、本実施形態におけるカウントインのプラス値と等価であり、このような技術も本発明に含まれることは言うまでもない。本実施形態におけるカウントイン値のマイナスを第1カウントあるいは前カウントとし、本実施形態におけるカウントイン値のプラスを第2カウントあるいは後カウントとしてもよい。本実施形態におけるカウント値の「マイナス」は録音開始前を意味し、「プラス」は録音開始後を意味するものである。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】実施形態における装置の外観構成図である。
【図2】実施形態のLCDに表示される設定画面説明図である。
【図3】実施形態の構成ブロック図である。
【図4】実施形態のCPUの機能ブロック図である。
【図5】実施形態のタイミングタイミングチャートである。
【図6】従来装置のタイミングチャートである。
【図7】弱起の曲の一例を示す楽譜図である。
【図8】従来装置のタイミングチャートである。
【符号の説明】
【0037】
10 録音再生装置、12 LCD、14 録音キー、16 再生キー、18 停止キー、20 呼び出しキー、22 設定変更キー。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
設定されたカウント値分のカウント音を出力するカウントイン機能を備える録音再生装置であって、
カウント値として、プラスの値を設定可能な設定手段と、
前記カウント値としてプラスの値が設定された場合に、所定のタイミングで録音を開始するとともに、前記録音の開始タイミング後であって、前記カウント値で設定された分のカウントが完了したタイミングでリズム音の再生を開始する制御手段と、
を有することを特徴とする録音再生装置。
【請求項2】
設定されたカウント値分のカウント音を出力するカウントイン機能を備える録音再生装置であって、
カウント値として、マイナスの値に加えてプラスの値を設定可能な設定手段と、
前記カウント値としてマイナスの値が設定された場合に、前記カウント値で設定された分のカウントが完了したタイミングで録音を開始するとともにリズム音の再生を開始し、前記カウント値としてプラスの値が設定された場合に、所定のタイミングで録音を開始するとともに、前記録音の開始タイミング後であって、前記カウント値で設定された分のカウントが完了したタイミングでリズム音の再生を開始する制御手段と、
を有することを特徴とする録音再生装置。
【請求項3】
請求項1、2のいずれかに記載の装置において、
録音キーを有し、
前記所定のタイミングは、前記録音キーの操作タイミングであることを特徴とする録音再生装置。
【請求項4】
請求項1、2のいずれかに記載の装置において、
前記制御手段は、
前記カウント値としてプラスの値が設定されたことに応じて制御信号を出力するユーザインタフェース制御部と、
前記ユーザインタフェース制御部からの制御信号に応じて録音を開始する音声記録処理部と、
前記ユーザインタフェース制御部からの制御信号に応じてカウント音及びリズム音の再生を制御すべく制御信号を出力するリズムシーケンス処理部と、
前記リズムシーケンス制御部からの制御信号に応じてカウント音を出力するとともに、カウントが完了したタイミングでリズム音を出力するリズム音源処理部と、
を有することを特徴とする録音再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−300904(P2009−300904A)
【公開日】平成21年12月24日(2009.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−157496(P2008−157496)
【出願日】平成20年6月17日(2008.6.17)
【出願人】(000003676)ティアック株式会社 (339)
【Fターム(参考)】