説明

防水長靴

【課題】田植え等の泥水中での作業において着用する防水長靴において、足の血行を促進することによって、作業に支障を来さず、健康上も好ましいものを提供する。
【解決手段】主として、泥水中での作業において着用する防水長靴であって、ゴムや塩ビなどの軟質高分子材料で形成した長靴本体部12の内面に、メリヤス製の靴下部13を設けると共に、上端部に伸縮性素材で形成した緊締部14を設けて構成し、ふくらはぎ部17の所定部分に、マイナスイオン及び遠赤外線,又は磁力を放出する血流活性化ブロック11を、靴下部13と長靴本体部12との間において、靴下部13の内面を面一とし、かつ、長靴本体部12を外側に突出させた状態で設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、田植え等の泥水中での作業において着用する防水長靴に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、田植え等の泥水中での作業を行う場合に、防水長靴が着用されている。この防水長靴は、一般に、ゴムや塩ビ等の伸縮性に富む材料で形成された長靴本体部と、その内面に設けられた柔軟性に富む靴下部とで形成されている。また、泥水中での作業時に脱げることがないように、足に密着するように構成されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この従来の防水長靴は作業中に脱げてしまうことは少ないものの、足に密着しているので、特に長時間の作業においては足の血行が阻害されて作業に支障を来たすと共に、健康上も好ましくないといった問題がある。また、泥水中での作業は足を冷やすので、健康上好ましくなく、それについても改善の余地が残されている。
【0004】
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、田植え等の泥水中での作業において着用する防水長靴において、足の血行を促進することによって、作業に支障を来さず、健康上も好ましいものを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
図1乃至図5を参照して説明する。請求項1に記載の発明は、主として、泥水中での作業において着用する防水長靴であって、ふくらはぎ部17及び足首部18に、マイナスイオン及び遠赤外線,又は磁力を放出する血流活性化ブロック11を、内側に突出させないで設けてなることを特徴とするものである。
【0006】
請求項2に記載の発明は、主として、泥水中での作業において着用する防水長靴であって、ゴムや塩ビなどの軟質高分子材料で形成した長靴本体部12の内面に、メリヤス製の靴下部13を設けると共に、上端部に伸縮性素材で形成した緊締部14を設けて構成し、ふくらはぎ部17及び足首部18の所定部分に、マイナスイオン及び遠赤外線,又は磁力を放出する血流活性化ブロック11を、前記靴下部13と長靴本体部12との間において、前記靴下部13の内面を面一とし、かつ、前記長靴本体部12を外側に突出させた状態で設けてなることを特徴とするものである。なお、ふくらはぎ部17及び足首部18の所定部分とは、例えば、血行の促進を最も効果的に促すことのできる部分(いわゆるツボ)を言う。
【0007】
請求項3に記載の発明は、主として、泥水中での作業において着用する防水長靴であって、ゴムや塩ビなどの軟質高分子材料で形成した長靴本体部12の内面に、メリヤス製の靴下部13を設けると共に、上端部に伸縮性素材で形成した緊締部14を設けて構成し、ふくらはぎ部17及び足首部18の所定部分に、マイナスイオン及び遠赤外線,又は磁力を放出する血流活性化ブロック11を、前記長靴本体部12の外面と当該外面に設ける高分子材料製の覆い片15との間に、前記靴下部13の内面を面一とし、かつ、前記覆い片15を外側に突出させた状態で設けてなることを特徴とするものである。
【0008】
請求項4に記載の発明は、主として、泥水中での作業において着用する防水長靴であって、ゴムや塩ビなどの軟質高分子材料で形成した長靴本体部12の内面に、メリヤス製の靴下部13を設けると共に、上端部に伸縮性素材で形成した緊締部14を設けて構成し、ふくらはぎ部17及び足首部18の所定部分に、マイナスイオン及び遠赤外線,又は磁力を放出する血流活性化ブロック11を、前記靴下部13の内面と当該内面に設ける柔軟材製の被せ片16との間に、前記被せ片16の内面を面一とし、かつ、前記靴下部13および長靴本体部12を外側に突出させた状態で設けてなることを特徴とするものである。
【0009】
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、マイナスイオン及び遠赤外線を放出する,又は磁力を放出する粉粒体を混合した弾性合成樹脂又はゴムで血流活性化ブロック11を構成したことを特徴とするものである。
【0010】
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、マイナスイオン及び遠赤外線を放出する血流活性化ブロック11が、ゲルマニウムより成ることを特徴とするものである。
【0011】
請求項7の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、磁力を放出する血流活性化ブロック11が、磁石より成ることを特徴とするものである。
【0012】
請求項8の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、マイナスイオン及び遠赤外線を放出する血流活性化ブロック11が、セラミックス遠赤外線放射材料の粉末と、自然放射性元素のトリウム又はウランを含有する放射性鉱物の粉末との混合物より成ることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0013】
マイナスイオン及び遠赤外線は、体内の電流に働き掛け、人体の血行促進に役立つ。また磁力も身体のツボを刺激して人体の血行を促進させる。
【0014】
請求項1に記載の防水長靴10は、そのふくらはぎ部17に、マイナスイオン及び遠赤外線,又は磁力を放出する血流活性化ブロック11を、内側に突出させないで設けたので、当該血流活性化ブロック11のはたらきによってふくらはぎ部17及び足首部18のツボなどを刺激して血行を促進することができる。従って、防水長靴10を着用することによって阻害され易い血行が促進され、作業に支障を来さず、また、健康上も好ましい。また、血行が促進されることによって、足が暖められ、これも健康上好ましい。
【0015】
さらに、この血流活性化ブロック11は内側に突出させないで設けているので、装着した足に当たっていわゆる靴擦れを起こす等して、当該足を傷めてしまうこともなく、きわめて履き心地に優れる。
【0016】
また、血流活性化ブロック11は、ふくらはぎ部17及び足首部18のいわゆるツボに当たる部分を選定して設けられているので、例えば、防水長靴の全体に設けられているものと異なり、当該血流活性化ブロック11によって歩行が困難になるといったことはない。従って、通常の防水長靴と同様に容易に着用して使用することができる。
【0017】
請求項2に記載の防水長靴10は、請求項1に記載の発明と同様に、血流活性化ブロック11のはたらきによって血行を促進するので、作業の支障を来さず、健康上も好ましい。
【0018】
また、血流活性化ブロック11を、靴下部13と長靴本体部12との間において、靴下部13の内面を面一とし、かつ、長靴本体部12を外側に突出させた状態で設けているので、血流活性化ブロック11によって突出した靴下部13が足に当たり、その足を傷めてしまうといったことがなく、履き心地に優れる。
【0019】
なお、この防水長靴10は、ゴムや塩ビなどの高分子材料で形成した長靴本体部12によって防水性を確保し、メリヤス製の靴下部13によって履き心地を高めている。また、伸縮素材で形成した緊締部14を足に密着させ、その部分から泥水が浸入するのを未然に防止している(なお、この防水長靴10は、この緊締部14を設けないで形成することもできるし、ふくらはぎ内側にファスナーを配置し、開閉口を構成する場合もある)。
【0020】
請求項3に記載の防水長靴10は、請求項1および2に記載の発明と同様に、血流活性化ブロック11のはたらきによって血行を促進し、作業の支障を来すことを防止し、健康上も好ましい。
【0021】
また、血流活性化ブロック11を、長靴本体部12の外面とその外面に設ける高分子材料製の覆い片15との間に、靴下部13の内面を面一とし、かつ、覆い片15を外側に突出させた状態で設けているので、血流活性化ブロック11によって突出した靴下部13が足に当たって当該足を傷めるといったことがない。
【0022】
請求項4に記載の防水長靴10は、請求項1乃至3に記載の発明と同様に、血流活性化ブロック11の作用によって血行を促進するので、作業の支障を来すことが防止され、健康上の面からも好ましい。
【0023】
また、血流活性化ブロック11を、靴下部13の内面とその内面に設ける柔軟材製の被せ片16との間に、当該被せ片16の内面を面一とし、かつ、靴下部13および長靴本体部12を外側に突出させた状態で設けているので、血流活性化ブロック11によって突出した被せ片16が足に当たることがない。従って、足を傷めることがなく、履き心地が良い。
【0024】
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの発明において、マイナスイオン及び遠赤外線を放出する,又は磁力を放出する粉粒体を混合した弾性合成樹脂又はゴムで血流活性化ブロック11を構成したので、所望の放出量及びサイズの血流活性化ブロックを容易に得ることが出来る。
【0025】
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、マイナスイオン及び遠赤外線を放出する血流活性化ブロック11を、ゲルマニウムにより構成したので、請求項1〜5の発明と同種の効果を有する。
【0026】
請求項7の発明は、請求項1〜5のいずれかの発明において、磁力を放出する血流活性化ブロック11を磁石により構成したので、請求項1〜5の発明と同種の効果を有する。
【0027】
請求項8の発明は、請求項1〜5のいずれかの発明において、マイナスイオン及び遠赤外線を放出する血流活性化ブロック11を、セラミックス遠赤外線放射材料の粉末と、自然放射性元素のトリウム又はウランを含有する放射性鉱物の粉末との混合物により構成したので、請求項1〜5の発明と同種の効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
本発明に係る防水長靴10の第一実施形態を、図1および図2に示す。これは、田植え等における泥水中での作業において着用する防水長靴10であり、ゴム製の長靴本体部12の内面に、メリヤス製の靴下部13を設けると共に、上端部に伸縮性素材で形成した緊締部14を設けている。
【0029】
長靴本体部12は、ゴムの他に、塩ビ等の高分子材料で形成することができる。また、靴下部13は、ナイロン、エステル、綿などの糸でメリヤス編みした素材や、メリヤス状の生地を縫い合わせて靴下状とした素材によって形成することができる。また、緊締部14は、メリヤスにゴムを編み込んだ素材や、発泡スポンジにメリヤス状の生地をラミネートした素材などで形成することができる。
【0030】
なお、長靴本体部12の爪先部とかかと部は、同じゴムで形成し、かつ、その肉厚を大きくして補強している。また、底材を設けている。この防水長靴10は、爪先部を丸く形成した先丸型と、親指部を設けた指付型に形成することができる。
【0031】
そして、ふくらはぎ部17及び足首部18の血行の促進を最も効果的に促す部分(ツボ)に、円形で薄板状の血流活性化ブロック11を上下に二つ設けている。この血流活性化ブロック11は、靴下部13と長靴本体部12との間に、靴下部13の内面を面一とし、かつ、長靴本体部12を外側に突出させた状態で設けている。
【0032】
この第一実施形態に係る防水長靴10は、二つの血流活性化ブロック11のはたらきによって足の血行が促進される。従って、防水長靴10が密着して血行が阻害され易い足の血行が当該血流活性化ブロック11によって促進されて、動き易くなり、泥水中での作業性が向上する。また、血行が促進されることにより、足が暖められ、健康上も好ましい。さらに、靴下部13の内面を、血流活性化ブロック11によって突出させることなく面一としているので、突出部分が足に当たって当該足を傷めることがない。従って、履き心地に優れる。
【0033】
なお、この防水長靴10は、着用して泥水中を歩行する際、泥水中の吸着力が靴を引っ張ろうとする力として強く作用するため、できるだけ足に密着するように形成している。特に、緊締部14を設けている履き口部19からふくらはぎ部17にかけては、実際の足よりやや小さめに形成しており、足に対する密着性を、長靴本体部12の形成材料の高い伸縮性によって、より現出されるようにしている。
【0034】
また、足首部18の周辺は、実際の足首より若干大きく形成している。防水長靴10の全体を実際の足より小さく形成すると、泥水中における歩行時に泥水の圧力により、特につま先から足首部18の周りが真空状態となって足に強く密着する。そして、泥水中から出た後もその密着状態が続くため、非常に脱ぎ難い状況が生ずるからである。
【0035】
なお、実際にこの防水長靴10を着用して泥水中で作業を行う際には、足首部18の周辺を若干大きめに形成しているため、場合によっては、輪ゴム状の締具2を靴底部から足首部18に巻いて泥水中での脱げを防止することもある。その場合、締具2によって当該防水長靴10が足により密着するので、それに伴い、血流活性化ブロック11も足により密着し、これにより血行の促進をさらに効果的に促すことができる。
【0036】
この防水長靴10は、次のようにして成形することができる。すなわち、まず、靴下部13の胴部分に、未加硫ゴムシートを貼り付け、あるいは液状ゴムを塗布した後、乾燥させて胴部分を形成する。次に、爪先部、その側面部分、およびかかと部を補強ゴムで貼り付けると共に、底ゴムも貼り付ける。また、必要に応じてふくらはぎ部の内側にファスナーを配置し、開閉口を設ける場合もある。そして、足首部分の大きい足金型1に嵌着した状態で熱加硫成形するが、その際、ふくらはぎ部17及び足首部18の血行促進のツボに当たる位置に血流活性化ブロック11を、靴下部13と長靴本体部12との間に配置する。この熱加硫成形によって、血流活性化ブロック11の配置部分に対応する靴下本体部のゴムは、熱可塑変形して外側に突出するが、足金型1に当接している靴下部13の内面は、突出することなく面一に形成される。
【0037】
本発明に係る防水長靴10の第二実施形態を、図1および図3に示す。本実施形態に係る防水長靴10も、田植え等の泥水中での作業において着用するものであり、ゴムや塩ビなどの軟質高分子材料で形成した長靴本体部12の内面に、メリヤス製の靴下部13を設け、その上端部に伸縮性素材で形成した緊締部14を設けて構成している。
【0038】
そして、ふくらはぎ部17及び足首部18の所定部分に、複数の血流活性化ブロック11を、長靴本体部12の外面とその外面に設けるゴムや塩ビなどの高分子材料で成形した覆い片15との間に、靴下部13の内面を面一とし、かつ、覆い片15を外側に突出させた状態で設けている。
【0039】
この防水長靴10も、血流活性化ブロック11のはたらきによって血行を促進するので、足の動きが活発化され、作業に支障を来すことがない。また、足が暖まり、健康上も好ましい。また、靴下部13を突出させることなく面一としているので、突出部分が足に当たることがなく、履き心地に優れる。
【0040】
なお、この防水長靴10も第一実施形態のものと同様に、足金型1に装着し、熱加硫成形によって成形するが、それに先立ち、血流活性化ブロック11を、長靴本体部12の外面に配置し、その外側から覆い片15を被せて貼着する。これにより、靴下部13の内面は面一に形成される。
【0041】
本発明に係る防水長靴10の第三実施形態を、図1および図4に示す。この防水長靴10も、泥水中での作業において着用するものであり、ゴムや塩ビなどの軟質高分子材料で形成した長靴本体部12の内面に、メリヤス製の靴下部13を設けると共に、上端部に伸縮性素材で形成した緊締部14を設けて構成している。
【0042】
また、そのふくらはぎ部17及び足首部18に、複数の血流活性化ブロック11を、靴下部13の内面と当該内面に設ける柔軟材製の被せ片16との間に、当該被せ片16の内面を面一とし、かつ、靴下部13および長靴本体部12を外側に突出させた状態で設けている。被せ片16は、メリヤス製の布片で形成している。
【0043】
この防水長靴10も、血流活性化ブロック11のはたらきによって足の血行を促進する。また、被せ片16の内面を突出させることなく面一としているので、足に当たって当該足を傷めるといったことがない。
【0044】
この防水長靴10の成形も足金型1を用いて行うが、熱加硫成形に先立ち、靴下部13の内面に血流活性化ブロック11を配置し、その内側から被せて接着剤やホットメルトで貼着して血流活性化ブロック11を固定する。これにより、被せ片16は靴下部13の内面と面一となる。
【0045】
なお、図5に示すように、血流活性化ブロック11は、長靴本体部12を熱加硫成形した後に、靴下部13の内面に取り付けることができる。その場合、足金型1のふくらはぎ部17及び足首部18に対応する部分に凸部1aを設けて熱加硫成形することにより、ふくらはぎ部17及び足首部18に取付凹部13aを形成することができる。この取付凹部13aに血流活性化ブロック11を貼着等によって固定することで取り付けることができる。なお、この血流活性化ブロック11の内側に被せ片16を設ければ、血流活性化ブロック11が直接足に接することを防げるので、足を傷めることがない。
【0046】
マイナスイオン及び遠赤外線を放出する,又は磁力を放出する血流活性化ブロック11は、その形状を円形状に限定されるものではなく、長方形とか楕円状、球状及びその組合せ,又図6に示す如く、隅を丸めた長方形板20に複数の透孔21を配置した形状とか、或いは図7に示す如く十字の各先端に優弧部を設けた平板状の形状とか、効果の目的に応じた形状を利用することが出来る。
【0047】
なお、本発明に係る防水長靴10は、少なくとも、いわゆる尺4タイプと2尺タイプのものに適用することが出来る。又、ふくらはぎ部の内側にファスナーを配置し、開閉口を設けたいわゆる地下足袋状の防水靴にも適用出来る。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明に係る防水長靴を示すもので、(a)は一部断面側面図、(b)は背面図である。
【図2】本発明に係る防水長靴の第一実施形態の成形方法を示すもので、図1のX−X線に相当する断面図である。
【図3】本発明に係る防水長靴の第二実施形態の成形方法を示すもので、図1のX−X線に相当する断面図である。
【図4】本発明に係る防水長靴の第三実施形態の成形方法を示すもので、図1のX−X線に相当する断面図である。
【図5】本発明に係る防水長靴の第三実施形態の他の成形方法を示すもので、図1のX−X線に相当する断面図であり、(a)は足金型に嵌着している状態であり、(b)は足金型から外した状態である。
【図6】血流活性化ブロックの他例の斜視図である。
【図7】血流活性化ブロックの更に異なる例の斜視図である。
【符号の説明】
【0049】
1 足金型
1a 凸部
2 締具
10 防水長靴
11 血流活性化ブロック
12 長靴本体部
13 靴下部
13a 取付凹部
14 緊締部
15 覆い片
16 被せ片
17 ふくらはぎ部
18 足首部
19 履き口部
20 長方形板
21 透孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
主として,泥水中での作業において着用する防水長靴であって、ふくらはぎ部(17)及び足首部(18)に,マイナスイオン及び遠赤外線,又は磁力を放出する血流活性化ブロック(11)を所望数,内側に突出させないで設けてなることを特徴とする防水長靴。
【請求項2】
主として,泥水中での作業において着用する防水長靴であって、ゴムや塩ビなどの軟質高分子材料で形成した長靴本体部(12)の内面に,メリヤス製の靴下部(13)を設けると共に,上端部に伸縮性素材で形成した緊締部(14)を設けて構成し、ふくらはぎ部(17)及び足首部(18)の所定部分に,マイナスイオン及び遠赤外線,又は磁力を放出する血流活性化ブロック(11)を,前記靴下部と長靴本体部(12)との間において,前記靴下部の内面を面一とし,かつ,前記長靴本体部を外側に突出させた状態で設けてなることを特徴とする防水長靴。
【請求項3】
主として,泥水中での作業において着用する防水長靴であって、ゴムや塩ビなどの軟質高分子材料で形成した長靴本体部(12)の内面に,メリヤス製の靴下部(13)を設けると共に,上端部に伸縮性素材で形成した緊締部(14)を設けて構成し、ふくらはぎ部(17)及び足首部(18)の所定部分に,マイナスイオン及び遠赤外線,又は磁力を放出する血流活性化ブロック(11)を,前記長靴本体部の外面と該外面に設ける高分子材料製の覆い片(15)との間に,前記靴下部の内面を面一とし,かつ,前記覆い片を外側に突出させた状態で設けてなることを特徴とする防水長靴。
【請求項4】
主として,泥水中での作業において着用する防水長靴であって、ゴムや塩ビなどの軟質高分子材料で形成した長靴本体部(12)の内面に,メリヤス製の靴下部(13)を設けると共に,上端部に伸縮性素材で形成した緊締部(14)を設けて構成し、ふくらはぎ部(17)及び足首部(18)の所定部分に,マイナスイオン及び遠赤外線,又は磁力を放出する血流活性化ブロック(11)を,前記靴下部の内面と該内面に設ける柔軟材製の被せ片(16)との間に,前記被せ片の内面を面一とし,かつ,前記靴下部および長靴本体部を外側に突出させた状態で設けてなることを特徴とする防水長靴。
【請求項5】
マイナスイオン及び遠赤外線を放出する,又は磁力を放出する粉粒体を混合した弾性合成樹脂又はゴムで血流活性化ブロック(11)を構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の防水長靴。
【請求項6】
マイナスイオン及び遠赤外線を放出する血流活性化ブロック(11)が、ゲルマニウムより成ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の防水長靴。
【請求項7】
磁力を放出する血流活性化ブロック(11)が、磁石より成ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の防水長靴。
【請求項8】
マイナスイオン及び遠赤外線を放出する血流活性化ブロック(11)が、セラミックス遠赤外線放射材料の粉末と、自然放射性元素のトリウム又はウランを含有する放射性鉱物の粉末との混合物より成ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の防水長靴。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−297058(P2006−297058A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−10883(P2006−10883)
【出願日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【出願人】(591083439)
【Fターム(参考)】