説明

電力制御装置

【課題】電源制御装置に関し、電源の給電異常状態を判定し、判定結果に基づいて所定の負荷への給電を制限することで電源に与える負担を軽減するとともに、負荷の作動状態の変化から運転者に給電異常を早期に認知させ、電源の交換を促すことができる電力制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】電源と、前記電源より給電される複数の負荷と、前記電源の給電異常を示す所定の状態を判定する給電異常判定手段と、前記給電異常判定手段の判定結果に基づいて、前記複数の負荷のうちの給電制限対象負荷への給電を制限する給電制限手段とを備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力制御装置に関し、特に電源の給電異常を判定し、負荷への給電制限を通じて運転者に電源交換を促すことができる電力制御装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、自動車にはヒータや電動パワーステアリング(EPS)などの電源の負荷となる比較的電力消費の大きな装置が搭載されている。このような電力消費の大きな装置が増加するにつれて電源に与える負担が大きくなる。電源に与える負担を軽減するために、制御対象となる複数の装置の電力消費を検出し、電力消費の合計が所定値を超えた場合には、予め定めた優先順位に従って優先順位の高い装置にのみ給電を行う電力制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−259549号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかるに、従来の電力制御装置では、給電制限は行われていたものの、電源が給電異常状態にある場合の対応は十分に考慮されておらず、給電異常状態にあることを表示等で警告する程度にとどまっていた。このため、給電異常状態が発生した場合に、電源に負担を与え続け、給電異常状態をさらに加速させ、究極的には走行安全性に影響を与えるという問題があった。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、電源の給電異常状態を判定し、判定結果に基づいて所定の負荷への給電を制限することで電源に与える負担を軽減するとともに、負荷の作動状態の制限を通じて運転者に給電異常を早期に認知させ、電源の交換を促すことができる電力制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、第1の発明は、電源と、前記電源より給電される複数の負荷と、前記電源の給電異常を示す所定の状態を判定する給電異常判定手段と、前記給電異常判定手段の判定結果に基づいて、前記複数の負荷のうち作動制限により快適な運転を妨げる給電制限対象負荷への給電を制限する給電制限手段とを備えることを特徴とする。
【0006】
上記目的を達成するため、第2の発明は、第1の発明に係る電力制御装置において、給電制限手段は、電力消費の小さい前記給電制限対象負荷よりも、電力消費の大きい前記給電制限対象負荷を優先して給電制限することを特徴とする。
【0007】
上記目的を達成するため、第3の発明は、第1または第2の発明に係る電力制御装置において、給電制限手段は、時間経過にともなって給電を制限する量を増加させることを特徴とする。
【0008】
上記目的を達成するため、第4の発明は、第1ないし第3の何れか一に記載の発明に係る電力制御装置において、給電制限対象負荷は、給電が制限されると運転者による操作負担が増大する負荷であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、電源が給電異常状態にある場合に、電源に与える負担を軽減することができるとともに、運転者に給電異常を早期に認知させ、電源の交換を促すことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
【0011】
〈第1実施例〉
図1は本発明の電力制御装置を含むシステムの概略の構成例を示す図である。図1のシステムは電力制御装置200と表示装置300から構成されている。
【0012】
電力制御装置200はオルタネータ10、バッテリ20、電圧センサ21,電流センサ22、温度センサ23、ヒータ30、EPS40、負荷(1)50ないし負荷(N)60、バッテリ用ECU70、ヒータ用ECU80、EPS用ECU90、負荷(1)用ECU100ないし負荷(N)用ECU110、パワーマネジメントECU120から構成されている。
【0013】
オルタネータ10はエンジンの回転を利用して発電する装置であり、バッテリ20の充電を行う役割を持つ。バッテリ20は蓄電池である。発熱器であるヒータ30、EPS40、負荷(1)50ないし負荷(N)60はバッテリ20から給電される負荷である。
【0014】
EPS40は電動パワーステアリングであり、電動モータ41、モータ駆動回路42、電流センサ43を有する。電動モータ41は給電量に応じて、ハンドル操舵をアシストする。モータ駆動回路42はEPS用ECU90からの指令により電動モータ41を駆動する。電流センサ43は電動モータ41に流れる電流を計測し、計測結果はESP用ECU90に入力される。EPS用ECU90はEPS40中の電動モータ41の給電量を変化させる給電制御を行うことでハンドル操舵力を車速に応じた適切な値に制御する電子制御ユニットである。
【0015】
バッテリ20にはバッテリ20の端子間電圧を計測する電圧センサ21、バッテリ20の充放電電流を計測する電流センサ22及びバッテリ20の温度を計測する温度センサ23が設置されており、前記各センサの出力はバッテリ用ECU70に入力されている。
【0016】
バッテリ用ECU70は、前記各センサから入力された信号に基づいて、バッテリ20の充電状態(SOC:State Of Charge)をチェックする機能を有する電子制御ユニットである。また、バッテリ用ECU70はメモリー71と給電異常判定手段72を有する。メモリー71は前記各センサから入力された情報等を記憶する記憶装置である。給電異常判定手段72は前記各センサから入力された情報に基づいて、バッテリ20が給電異常を示す所定の状態にあるか否かを判定する判定手段である。
【0017】
ヒータ用ECU80はヒータ30の温度制御を行う電子制御ユニットである。負荷(1)用ECU100ないし負荷(N)用ECU110は負荷(1)50ないし負荷(N)60を制御する電子制御ユニットである。
【0018】
パワーマネジメントECU120はバッテリ用ECU70、ヒータ用ECU80、EPS用ECU90、負荷(1)用ECU100ないし負荷(N)用ECU110と相互に通信可能な状態に接続されており、前記各ECUから通信により入手した情報や各種制御信号をやりとりし、システム全体の電力を制御する電子制御ユニットである。また、パワーマネジメントECU120は給電制限手段121を有する。給電制限手段121は通信により入手する給電異常判定手段72の判定結果に基づいて、給電制限対象となる負荷を制御するECUに対して給電を制限する指令を出す制限手段である。
【0019】
表示装置300は運転者に対して警告表示などを視認させるための装置である。パワーマネジメントECU120は表示装置300と通信可能な状態に接続されており、表示装置300に対して所定の表示をすることを指令する。
【0020】
次に、以上のように構成された図1の電力制御装置200の動作について説明する。
【0021】
図2は第1実施例のバッテリ用ECU70及びパワーマネジメントECU120により実行される処理例を示したフローチャートである。尚、図2の処理は給電異常を示す所定の状態がバッテリ劣化である場合の処理例である。
【0022】
ステップ100ではバッテリ用ECU70の給電異常判定手段72がバッテリ20の劣化状態を判定する。例えば、バッテリ劣化時には流出する電流の変化ΔIに対する端子間電圧の変化ΔVの割合(ΔV/ΔI)が大きくなることを利用し、電流センサ22、電圧センサ21からの入力情報を所定の時間間隔で監視し、平均的なΔV/ΔIを算出する。その値が所定値より大きい場合にはバッテリ20が劣化したと判定する(S100)。
【0023】
ステップ100でバッテリECU70の給電異常判定手段72がバッテリ20は劣化してないと判定した場合に、判定結果をパワーマネジメントECU120に送信する。パワーマネジメントECU120は送信結果を受けてステップ101を実行し、リターンとなる。ステップ101ではパワーマネジメントECU120はヒータ用ECU80、EPS用ECU90、負荷(1)用ECU100ないし負荷(N)用ECU110に給電を許可する指令を出し、ヒータ30、EPS40などの所定の負荷への給電は許可され、所定の負荷は何ら制限を受けずに動作することができる(S101)。
【0024】
ステップ100でバッテリECU70の給電異常判定手段72がバッテリ20は劣化していると判定した場合には、判定結果をパワーマネジメントECU120に送信する。パワーマネジメントECU120は送信結果を受けてステップ102を実行する。ステップ102では交換要求フラグがオンであるかどうかを判定する(S102)。ここで交換要求フラグとは給電異常判定手段72がバッテリ20は劣化していないと判定した場合にオフ、劣化していると判定した場合にオンとなるフラグである。正常な状態ではバッテリ20は劣化していないので、交換要求フラグはオフとなっている。
【0025】
ステップ102で交換要求フラグはオフであると判定された場合には、ステップ103の処理が実行される。ステップ103では、パワーマネジメントECU120は交換要求フラグをオンにする(S103)。次にステップ104の処理が実行される。ステップ104では、パワーマネジメントECU120は表示装置300にバッテリ故障表示を表示するように指令を出す(S104)。バッテリ故障表示は、バッテリ劣化時に運転者にバッテリ交換を促す目的で、運転者が視認可能な表示装置上に出す警告表示である。次にステップ105の処理が実行される。
【0026】
また、ステップ102で交換要求フラグはオンであると判定された場合にも、ステップ105の処理が実行される。
【0027】
ステップ105では、パワーマネジメントECU120は所定の負荷への給電を禁止或いは制限する指令を該当する負荷を制御するECUに出す。給電制限対象となる負荷は任意に設定することができるが、ここでは、例えば、ヒータ30が他の負荷よりも電力消費が大きいとし、他の負荷に優先してヒータ30への給電を禁止或いは制限する指令を、ヒータ用ECU80に対して出すとする。この結果、ヒータ30への給電は禁止或いは制限され、ヒータは全く作動しないか或いは作動が制限され、運転者の快適な運転が妨げられる(S105)。
【0028】
次にステップ106の処理が実行される。ステップ106でバッテリ用ECU70はバッテリ20が交換され、かつバッテリ20が正常であるか否かを判定する(S106)。バッテリ20が交換された場合、バッテリ用ECU70に供給される電圧がゼロボルトとなり、バッテリ用ECU70のメモリー71に記憶された情報がクリアされるため、バッテリ交換ありと判定される。また、バッテリが正常であるか否かはバッテリ用ECU70の給電異常判定手段72が前述のSOCチェックの結果に基づいて判定する。
【0029】
ステップ106でバッテリ交換あり、かつ正常と判定された場合には、ステップ107でパワーマネジメントECU120は交換要求フラグとバッテリ故障表示をオフにし(S107)、リターンとなる。また、ステップ106でバッテリ交換あり、かつ正常と判定されなかった場合にも、リターンとなる。
【0030】
以上の図2に示す各ステップ(スタートからリターンまで)は繰り返され、所定の処理が実行される。
【0031】
以上詳述したように、図1の電力制御装置200で実行される図2のフローチャートに示す処理の結果、バッテリ劣化時の所定の負荷(前述の例ではヒータ30)への給電は禁止或いは制限される。これにより劣化したバッテリの負担を減らすとともに、バッテリ劣化の加速を防止することができる。また、バッテリ故障表示に加えて、所定の負荷(前述の例ではヒータ30)の動作を禁止或いは制限し、運転者の快適な運転を妨げることで、運転者に給電異常を早期に認知させ、バッテリ交換を促すことができる。
【0032】
〈第2実施例〉
第2実施例の電力制御装置の概略のシステム構成は、図1に示す第1実施例の概略のシステム構成と全く同じであるため、説明は省略する。
【0033】
図3は第2実施例のバッテリ用ECU70及びパワーマネジメントECU120により実行される処理例を示したフローチャートである。尚、図3の処理は給電異常を示す所定の状態がバッテリ劣化である場合の処理例である。
【0034】
ステップ200ではバッテリ用ECU70の給電異常判定手段72がバッテリ20の劣化状態を判定する。例えば、バッテリ劣化時には流出する電流の変化ΔIに対する端子間電圧の変化ΔVの割合(ΔV/ΔI)が大きくなることを利用し、電流センサ22、電圧センサ21からの入力情報を所定の時間間隔で監視し、平均的なΔV/ΔIを算出する。その値が所定値より大きい場合にはバッテリ20が劣化したと判定する(S200)。
【0035】
ステップ200でバッテリECU70の給電異常判定手段72がバッテリ20は劣化してないと判定した場合に、判定結果をパワーマネジメントECU120に送信する。パワーマネジメントECU120は送信結果を受けてステップ201を実行し、リターンとなる。ステップ201ではパワーマネジメントECU120はEPS用ECU90に給電を許可する指令を出し、EPS40への給電は許可され、EPS40は何ら制限を受けずに動作することができる(S201)。
【0036】
ステップ200でバッテリECU70の給電異常判定手段72がバッテリ20は劣化していると判定した場合には、判定結果をパワーマネジメントECU120に送信する。パワーマネジメントECU120は送信結果を受けてステップ202を実行する。ステップ202では交換要求フラグがオンであるかどうかを判定する(S202)。ここで交換要求フラグとは給電異常判定手段72がバッテリ20は劣化していないと判定した場合にオフ、劣化していると判定した場合にオンとなるフラグである。正常な状態ではバッテリ20は劣化していないので、交換要求フラグはオフとなっている。
【0037】
ステップ202で交換要求フラグはオフであると判定された場合には、ステップ203の処理が実行される。ステップ203では、パワーマネジメントECU120は交換要求フラグをオンにする(S203)。次にステップ204の処理が実行される。ステップ204では、パワーマネジメントECU120は表示装置300にバッテリ故障表示を表示するように指令を出す(S204)。バッテリ故障表示は、バッテリ劣化時に運転者にバッテリ交換を促す目的で、運転者が視認可能な表示装置上に出す警告表示である。次にステップ205の処理が実行される。
【0038】
また、ステップ202で交換要求フラグはオンであると判定された場合にも、ステップ205の処理が実行される。
【0039】
ステップ205では、パワーマネジメントECU120の給電制限手段121は、EPS40を制御するEPS用ECU90に給電を制限する指令を出す。EPS用ECU90は指令を受け、EPS40中の電動モータ41に流れる電流の上限値を設定し、電流センサ43からの入力信号を監視しながら、電動モータ41に流れる電流が設定した上限値を超えない範囲内でEPS40中のモータ駆動回路42を制御する。また、EPS用ECU90は所定の時間間隔で電動モータ41に流れる電流の上限値を段階的に低い値に設定変更する。これにより電動モータ41への給電制限量は時間経過にともなって徐々に増加する。電動モータ41は給電量に応じて、ハンドル操舵をアシストするので、給電制限量が徐々に増加することでのアシスト量は徐々に低下し、運転者のハンドル操作負担が増加して、運転者の快適な運転は妨げられる(S205)。
【0040】
次にステップ206の処理が実行される。ステップ206でバッテリ用ECU70はバッテリ20が交換され、かつバッテリ20が正常であるか否かを判定する(S206)。バッテリ20が交換された場合、バッテリ用ECU70に供給される電圧がゼロボルトとなり、バッテリ用ECU70のメモリー71に記憶された情報がクリアされるため、バッテリ交換ありと判定される。また、バッテリが正常であるか否かはバッテリ用ECU70の給電異常判定手段72が前述のSOCチェックの結果に基づいて判定する。
【0041】
ステップ206でバッテリ交換あり、かつ正常と判定された場合には、ステップ207でパワーマネジメントECU120は交換要求フラグとバッテリ故障表示をオフにし(S207)、リターンとなる。また、ステップ206でバッテリ交換あり、かつ正常と判定されなかった場合にも、リターンとなる。
【0042】
以上の図3に示す各ステップ(スタートからリターンまで)は繰り返され、所定の処理が実行される。
【0043】
以上詳述したように、図1の電力制御装置200で実行される図3のフローチャートに示す処理の結果、バッテリ劣化時のEPS40中の電動モータ41への給電は制限される。さらに、交換要求フラグがオンになってからの時間経過にともなってEPS40中の電動モータ41への給電制限量を徐々に増加することによって、劣化したバッテリの負担を減らすとともに、バッテリ劣化の加速を防止することができる。また、バッテリ故障表示に加えて、電動パワーステアリング(EPS40)のアシスト量を徐々に減らし運転者の快適な運転を妨げることで、運転者に給電異常を早期に認知させ、バッテリ交換を促すことができる。
【0044】
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
【0045】
例えば、第1及び第2実施例では、給電異常を示す所定の状態としてバッテリ劣化の例を説明したが、バッテリから流出する電流値が所定値以下である断線による給電異常や、温度が所定値以上である異常発熱をともなう給電異常の場合にも本発明を同様に適用できる。
【0046】
また、第1及び第2実施例では電流変化と電圧変化の関係からバッテリ劣化を判定したが、他の方法により判定しても良い。
【0047】
また、第1及び第2実施例では給電制限対象負荷としてヒータと電動パワーステアリングを選定したが、エアーコンディショナー、オーディオ装置など他の負荷を選定しても良い。
【0048】
また、第1及び第2実施例では車両を例にとって説明したが、必ずしも車両に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の電力制御装置を含むシステムの概略の構成例を示す図である。
【図2】第1実施例のバッテリ用ECU70及びパワーマネジメントECU120により実行される処理例を示したフローチャートである。
【図3】第2実施例のバッテリ用ECU70及びパワーマネジメントECU120により実行される処理例を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0050】
10 オルタネータ
20 バッテリ
21 電圧センサ
22 電流センサ
23 温度センサ
30 ヒータ
40 EPS
41 電動モータ
42 モータ駆動回路
43 電流センサ
50 負荷(1)
60 負荷(N)
70 バッテリ用ECU
71 メモリー
72 給電異常判定手段
80 ヒータ用ECU
90 EPS用ECU
100 負荷(1)用ECU
110 負荷(N)用ECU
120 パワーマネジメントECU
121 給電制限手段
200 電力制御装置
300 表示装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源と、
前記電源より給電される複数の負荷と、
前記電源の給電異常を示す所定の状態を判定する給電異常判定手段と、
前記給電異常判定手段の判定結果に基づいて、前記複数の負荷のうち給電制限されると快適な操作が妨げられる給電制限対象負荷への給電を制限する給電制限手段と、
を備える電力制御装置。
【請求項2】
前記給電制限手段は、電力消費の小さい前記給電制限対象負荷よりも、電力消費の大きい前記給電制限対象負荷を優先して給電制限することを特徴とする請求項1記載の電力制御装置。
【請求項3】
前記給電制限手段は、時間経過にともなって給電を制限する量を増加させることを特徴とする請求項1又は2記載の電力制御装置。
【請求項4】
前記給電制限対象負荷は、給電が制限されると運転者による操作負担が増大する負荷であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の電力制御装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2008−273371(P2008−273371A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−118850(P2007−118850)
【出願日】平成19年4月27日(2007.4.27)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】