電子カレンダ装置
【課題】スケジュール登録時に時系列に関連するスケジュールを適切且つ容易に登録可能とする。
【解決手段】壁掛け構造を備えた電子カレンダ装置10は、スケジュール表示部を日付毎に備えたカレンダ及び背景画像を表示する電子ペーパーパネル12と、表示パネルに加圧入力パネルを積層した表示兼登録操作部22を備える。スケジュール登録部は、表示兼登録操作部22に表示されたメニューの中から選択されたスケジュールを、入力された登録日及び時間と共にスケジュール情報としてデータベースに登録する。関連スケジュール登録部は、スケジュール登録部によるスケジュール情報の登録完了後に、登録済みのスケジュール情報に関連する関連スケジュールを表示兼登録操作部22にメニュー表示し、その中から選択されたスケジュールを、入力された登録日及び時間と共に関連スケジュール情報としてデータベースに登録する。
【解決手段】壁掛け構造を備えた電子カレンダ装置10は、スケジュール表示部を日付毎に備えたカレンダ及び背景画像を表示する電子ペーパーパネル12と、表示パネルに加圧入力パネルを積層した表示兼登録操作部22を備える。スケジュール登録部は、表示兼登録操作部22に表示されたメニューの中から選択されたスケジュールを、入力された登録日及び時間と共にスケジュール情報としてデータベースに登録する。関連スケジュール登録部は、スケジュール登録部によるスケジュール情報の登録完了後に、登録済みのスケジュール情報に関連する関連スケジュールを表示兼登録操作部22にメニュー表示し、その中から選択されたスケジュールを、入力された登録日及び時間と共に関連スケジュール情報としてデータベースに登録する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子ペーパーを用いてカレンダ上にスケジュールを表示して管理する電子カレンダ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、壁掛紙カレンダを電子化した電子式カレンダが知られている(特許文献1)。この電子式カレンダは、表示部に年カレンダ、月カレンダ及び日付カレンダのいずれかを選択を表示し、年カレンダと月カレンダについては、現在日を枠付けなどで識別表示している。更に、手書き入力部が設けられ、手書き入力した文字を例えばメモ領域に月単位のメモとして表示できるようにしている。
【0003】
また壁掛カレンダではないが、電子手帳などの入力装置として、カレンダ形式の予定表に、日付に関連したスケジュールを手書き入力するものも知られている(特許文献2)。
【特許文献1】特開平5−181806号公報
【特許文献2】特開平8−335210号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような従来の電子式カレンダにあっては、手書き入力により登録したスケジュール内容が、カレンダ日付とは無関係にメモ領域に表示されるため、スケジュールと日付との関連がわかりづらく、年、月、週全体のスケジュールを把握できない問題がある。
【0005】
また、各種行事や予定のスケジュールを登録した場合、登録したスケジュールだけでは不十分であり、登録したスケジュールの前に必要とするスケジュールを考えて設定したり、登録したスケジュールの後に必要なスケジュールを考えて設定する作業が必要である。
【0006】
しかし、従来の装置では、時系列的に設定する必要のあるスケジュールの登録は全て利用者の判断に依存しており、普段経験したことのないスケジュール、例えば結婚式のスケジュールを登録するような場合、基本的なスケジュールの流れがわかりにくいため、スケジュールの登録に手間と時間がかかる問題がある。
【0007】
本発明は、スケジュール登録時に時系列に関連するスケジュールを適切且つ容易に登録可能とする電子カレンダ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、シート形状の電子カレンダ装置に於いて、
スケジュール表示部を日付毎に備えたカレンダを表示する電子ペーパーパネルと、
表示パネルに加圧入力パネルを積層した表示兼登録操作部と、
入力されたスケジュールを、入力された登録日及び時間と共にスケジュール情報として前記データベースに登録するスケジュール登録部と、
スケジュール登録部によるスケジュール情報の登録完了後に、登録済みのスケジュール情報に関連する関連スケジュールを表示兼登録操作部にメニュー表示し、その中から選択されたスケジュールを、入力された登録日及び時間と共に関連スケジュール情報として前記データベースに登録する関連スケジュール登録部と、
データベースに登録されたスケジュール情報及び関連スケジュール情報を、電子ペーパーパネルに表示しているカレンダの登録日対応のスケジュール表示部に表示して管理するスケジュール管理部と、
を備えたことを特徴とする。
【0009】
ここで、スケジュール登録部は、
表示兼登録操作部に表示されたメニューの中から選択されたスケジュールを、入力された登録日及び時間と共にスケジュール情報として前記データベースに登録するメニュー選択スケジュール登録部と、
リーダライタにより分離配置されたカードから読み取った識別子に対応するスケジュールをデータベースから取得し、入力された登録日及び時間と共にスケジュール情報としてデータベースに登録するカード選択スケジュール登録部と、
の少なくともいずれか一方を備えたことを特徴とする。
【0010】
リーダライタはスケジュール内容に対応して準備されたカードに搭載されているRFタグのタグIDを非接触通信により識別子として読出してデータベースからスケジュールを取得する。
【0011】
関連スケジュール登録部は、登録済みスケジュール情報に対する事前の関連スケジュールと事後の関連スケジュールを前記表示兼登録操作部にメニュー表示して選択登録させる。
【0012】
スケジュール管理部は、日付変更を判定した際に、変更日のスケジュール情報及び関連スケジュール情報をデータベースから検索して表示兼登録操作部に表示する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、あるスケジュールの登録を完了すると、登録したスケジュールに対しその前とその後に必要なスケジュール内容のメニューリストが表示され、ユーザは登録したスケジュールに対する時系列的に必要な前後の関連スケジュールをリストの中から必要に応じて選択して関連スケジュールとして登録することができ、普段経験したことのないスケジュール、例えば結婚式のスケジュールを登録した場合であっても、その前後に必要な基本的なスケジュールの流れが把握でき、必要なスケジュールを欠落することなく適切に登録して管理することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は本発明による電子カレンダ装置の実施形態を示した説明図である。図1において、本実施形態の電子カレンダ装置10は、壁掛け紙カレンダと同等の縦横サイズ及び厚さを持ち、ある程度折り曲げ可能なシート形状をもつことで、壁などに掛けて使用することができる。
【0015】
本実施形態の電子カレンダ装置10は、下部の処理ユニット11と上部の電子ペーパーパネル12で構成される。電子ペーパーパネル12は、紙の持つ長所である視認性と携帯性を備えた表示媒体であり、表示内容を電気的に書き替えることができ、更に、ある程度折り曲げが可能であり、バックライトを必要とせず、液晶パネルなどの他のディスプレイに対し消費電力が少なく、一度書き替えると、電力を切断しても表示内容を維持できるメモリ性を備えている。
【0016】
このような電子ペーパーパネル12としては、コレスティック液晶を用いたものや、マイクロカプセルに白と黒の微粒子を封入して電気的に移動させるいわゆる電子インクを用いたものなど、各種の電子ペーパーパネルが使用できる。
【0017】
本実施形態にあっては、電子ペーパーパネル12にカレンダ表示領域14を設け、ここに例えば月単位のカレンダとして1ヶ月分の日付表示部16と、各日付表示部に対応してスケジュールを表示するためのスケジュール表示部18を表示している。
【0018】
カレンダ表示領域14の上部には画像表示領域20が設けられ、画像表示領域20に例えばカレンダの背景画像などを表示している。更に画像表示領域20の上部には、カレンダ表示領域14の年月表示21を表示している。
【0019】
電子ペーパーパネル12におけるカレンダ及び画像などの表示は一例であり、必要に応じて表示位置を適宜に変えたり、表示形態を適宜に変えることができる。また本実施形態にあってはカレンダ表示領域14を月単位の表示としているが、必要に応じて週単位に表示したり、年単位に表示を切り替えることも可能である。
【0020】
電子カレンダ装置10の下部の処理ユニット11には、電子ペーパーパネル12のカレンダ及び画像の表示を含めて本実施形態のスケジュール管理に必要な表示部及び操作部、更には、これらを制御するためのCPU、RAM、ROM、入出力インタフェース等のハードウェアを備えたコンピュータが内蔵されている。
【0021】
本実施形態の処理ユニット11には表示兼登録操作部22が設けられる。表示兼登録操作部22は、液晶表示パネルの上に透明な加圧式タブレットを重ね合わせた構造であり、本実施形態におけるスケジュール管理、スケジュール登録及びスケジュール確認を含む処理のための表示機能と入力機能を果たす。
【0022】
本実施形態においては、スケジュール登録として次の3つの登録処理が可能である。
(1)手書きスケジュール登録
(2)メニュー選択スケジュール登録
(3)カード選択スケジュール登録
【0023】
したがって、これらの3種類のスケジュール登録につき、必要なガイダンス、メニュー及び操作ボタンを表示兼登録操作部22に表示し、表示されたメニューや操作ボタンに対し棒状の入力器具で画面のメニューボタンに触れることで表示内容を選択することができる。また表示兼登録操作部22は手書きスケジュール登録の際には、棒状の入力器具を使用してスケジュール内容を手書き入力する機能を果たす。
【0024】
表示兼登録操作部22の右側には操作部24が設けられる。操作部24には電源スイッチ26、上選択スイッチ28、下選択スイッチ30及び決定スイッチ32が設けられている。操作部24の各スイッチは、表示兼登録操作部22を使う必要のない簡単なメニューの選択や決定を行うために設けている。
【0025】
操作部24の右側には点線で示すようにリーダライタ34が設けられている。リーダライタ34に対し、本実施形態にあっては別にカード36を準備しており、カード36にはRFタグ38が埋め込まれている。
【0026】
リーダライタ34とカード36は、本実施形態におけるカード選択スケジュール登録と、スケジュール登録後のスケジュール確認に使用する。例えばカード選択スケジュール登録の処理にあっては、表示兼登録操作部22のメニュー画面でカード選択スケジュール登録を選択すると、リーダライタ34が起動してRFタグ38に対し電源を供給するための電波送信状態となる。
【0027】
この状態でカード36をリーダライタ34の部分にかざすと、RFタグ38がリーダライタ34からの送信電波を受信して電源がオンとなり、続いてリーダライタ34からのリードコマンドに対しRFタグ38が予め設定しているタグIDを送信し、このタグIDをリーダライタ34で取得して、データベースから対応するスケジュール項目を読み出して登録対象に設定できる。
【0028】
また表示兼登録操作部22でスケジュール確認のメニューを選択した場合には、カード36をかざすことで、リーダライタ34がRFタグ38のタグIDを取得し、タグIDによるデータベースの検索で、これに対応した登録済みスケジュールを読み出して表示兼登録操作部22に表示することができる。
【0029】
リーダライタ34の下側には外部インタフェース35と移報入力部37が設けられている。外部インタフェース35は、電子カレンダ装置10の画像表示領域20に表示する画像データやスケジュール管理に必要な各種のデータを外部機器から入力することができる。
【0030】
また外部機器に対し、データベースに登録しているスケジュール情報を転送して利用させることができる。更に外部インタフェース35を介してプリンタを接続した場合には、データベースに登録しているスケジュールを印刷出力することも可能である。
【0031】
移報入力部37は、接点入力などで外部機器からの移報信号を取り込んで、移報信号に対応した処理を行うことができる。例えば、住宅用警報器からの火災発報に伴う移報信号を取り込むようにした場合は、火災発報の移報信号を検出した際に、例えば画像表示領域20の背景画像を消去して火災警報表示を行うことができる。
【0032】
図2は本実施形態の装置構成を示したブロック図である。図2において、本実施形態の電子カレンダ装置10には、CPUで実現される制御部40が設けられる。制御部40に対しては電子ペーパーパネル12が接続され、電子ペーパーパネル12はカレンダ表示領域14と画像表示領域20を備えている。
【0033】
また制御部40に対してはイベント表示部22−1と手書き入力部22−2が設けられる。イベント表示部22−1は液晶表示パネルが使用されており、手書き入力部22−2は透明な加圧式タブレットであり、イベント表示部22−1となる液晶表示パネルの上に手書き入力部22−2となる透明な加圧式タブレットを重ね合わせた構造とすることで、表示兼登録操作部22を構成している。
【0034】
また制御部40には操作部24が設けられ、操作部24には図1に示したように、電源スイッチ26、上選択スイッチ28、下選択スイッチ30及び決定スイッチ32が設けられている。
【0035】
また制御部40にはリーダライタ34が設けられ、別途設けられた外部のカード36に埋め込まれたRFタグ38との間で小電力による無線通信を行う。
【0036】
図3は図2の実施形態におけるリーダライタ34及びRFタグ38の実施形態を示したブロック図である。図3において、電子カレンダ装置10のリーダライタ34には、制御部64、送信部65、受信部66及びアンテナ68が設けられている。一方、カード36側のRFタグ38には、制御部70、送信部72、受信部74、電源部76、アンテナ78及びメモリ80が設けられ、メモリ80には固有のタグIDが記憶されている。
【0037】
電子カレンダ装置10に設けているリーダライタ34を起動すると、制御部64は送信部からRFタグ38に電力を供給するための無信号の電波送信をアンテナ68から行う。これによってリーダライタ34のアンテナ68を中心とした所定の範囲にRFタグ38の通信可能エリアが形成される。
【0038】
RFタグ38を埋め込んだカード36を図1の電子カレンダ装置10に示したようにリーダライタ34の埋込み位置の近くにかざすと、RFタグ38がリーダライタ34の通信可能エリアに入り、アンテナ78から受信した受信信号を電源部76で整流し、これによって電源電力を取得して各回路部を動作状態とする。
【0039】
続いてリーダライタ34は、制御部64からのリードコマンドを送信部65で変調してアンテナ68から送信し、このリードコマンドをRFタグ38側で受信解読して制御部70に与えることで、制御部70はメモリ80から記憶しているタグIDを読み出し、送信部72よりリード応答としてリーダライタ34に返送する。
【0040】
リーダライタ34はRFタグ38から応答送信されたリードデータであるタグIDを受信解読し、制御部64から図2の制御部40に出力して、カード36のタグIDに基づくカード選択スケジュール登録あるいはスケジュール確認処理を実行することになる。
【0041】
再び図2を参照するに、制御部40に対しては外部インタフェース35と移報入力部37が設けられ、外部機器に対する入出力及び外部機器からの移報入力に基づく処理を行えるようにしている。
【0042】
また制御部40に対するデータベースとして、本実施形態にあっては、管理用データベース42、カレンダデータベース44、カード入力データベース46、関連スケジュールデータベース48及びスケジュールデータベース50を接続している。これらのデータベースは制御部40を構成するCPUのバスに接続したRAMなどのメモリを使用して実現される機能である。
【0043】
管理用データベース42には、図1の画像表示領域20に背景画像として表示する画像データ、図1の表示兼登録操作部22を使用してスケジュール管理、スケジュール登録、スケジュール確認に使用するメニュー画面を表示するためのメニューデータなどが記憶されている。
【0044】
カレンダデータベース44には、図1のカレンダ表示領域14に表示する例えば月単位のカレンダ表示データが所定年数分、格納されている。
【0045】
カード入力データベース46には、リーダライタ34によるカード36のRFタグ38のタグID読取りで行うカード選択スケジュール登録や、カード選択スケジュール確認に使用する画面表示のためのデータが格納されている。
【0046】
図4は図2のカード入力データベース46の一例を示した説明図である。図4において、カード入力データベース46にはタグIDに対応してスケジュール項目が登録されている。スケジュール項目としては例えば、外出、パーティ、結婚式、サークル、会議、町内会など、本実施形態のスケジュール管理で必要とされる予め定めたスケジュール項目を登録している。
【0047】
カード入力データベース46のタグIDに対応したスケジュール項目は、カード36の一枚につき1つのタグIDと1つのスケジュール項目を組み合わせて登録している。したがって、図4の場合のタグID=001〜0012の登録に対しては12枚のカード36が準備されており、それぞれのカードにはそれぞれのタグIDを記憶したRFタグ38が埋め込まれており、またカード36上にはタグIDに対応したスケジュール項目、例えば図1の実施形態のカード36にあってはスケジュール項目「外出」が表示されている。
【0048】
したがって、本実施形態にあっては、カード入力データベース46に対応して準備された12枚のカードの中から必要なスケジュール項目のカードを選択してリーダライタ34にかざすことで、カード選択スケジュール登録やカード選択スケジュール確認を、表示兼登録操作部22に対する入力操作を行うことなく簡単にできる。
【0049】
再び図2を参照するに、制御部40に対し接続されたスケジュールデータベース50には、手書きスケジュール登録、メニュー選択スケジュール登録またはカード選択スケジュール登録の処理により生成されたスケジュール情報が登録されて管理される。
【0050】
図5は図2のスケジュールデータベース50を示した説明図である。図5において、スケジュールデータベース50には、ID、開始年月日、終了年月日、種別、スケジュール項目及び関連項目が設けられている。IDはスケジュールデータベース50のレコードインデックスである。
【0051】
開始年月日はスケジュール登録日であり、実際には年月日、時、分まで含まれる。終了年月日は期間設定を必要とするスケジュールに対応した項目であり、同様に年月日、時、分までが登録されている。
【0052】
種別はスケジュール登録処理が手書きか、メニュー選択か、カード選択かを示している。スケジュール項目は、手書き、メニュー選択、又はカード選択で入力したスケジュール内容である。
【0053】
更に関連項目は登録したスケジュール項目に関連して同時に登録した別のスケジュールのIDを登録している。例えばID=007のスケジュール項目である「町内会」につき、関連項目のIDとして「006,008」が登録されている。
【0054】
ID=006のスケジュール項目は「準備」であり、これは町内会の開催スケジュールに対し事前の関連スケジュールとして登録しているものである。一方、ID=008のスケジュール項目は「片付け」であり、これはスケジュール項目「町内会」に対する事後の関連スケジュールとして登録している。
【0055】
再び図2を参照するに、制御部40に対し接続された関連スケジュールデータベース48は、あるスケジュールを登録した際に、その登録スケジュールに対し事前または事後に必要とするスケジュール内容をメニュー選択させるための関連スケジュールを登録している。
【0056】
図6は図2の関連スケジュールデータベース48を示した説明図である。図6において、関連スケジュールデータベース48は、ID、スケジュール項目、事前関連スケジュール項目、事後関連スケジュール項目が登録されている。
【0057】
例えばID=001のスケジュール項目「町内会」を例に取ると、このスケジュール項目「町内会」のスケジュール登録が完了した段階で、まず関連スケジュールデータベース48の事前関連スケジュール項目における「外出 買物 連絡 準備」がデータベースから読み出されて、図1の表示兼登録操作部22に表示される。
【0058】
利用者は表示された事前関連スケジュール項目の中から、登録済スケジュール項目である「町内会」に関連して必要と思われるスケジュール項目を選択し、スケジュール登録を行うことになる。
【0059】
事前関連スケジュール項目の登録が完了すると、次の事後関連スケジュール項目である「外出 買物 片付け パーティ」が図1の表示兼登録操作部22に表示される。この場合にも利用者は、基本的なスケジュール項目である「町内会」に関連して、その後に必要な関連スケジュール項目をメニュー表示の中から選択し、登録することができる。
【0060】
このような関連スケジュールデータベース48を利用した関連スケジュール登録の支援機能により、あるスケジュールを登録した際に、そのスケジュールに対し時系列的に必要とする前後の関連スケジュールを、基本的な時系列的なスケジュール内容として利用者に示すことで、時系列的な基本的な関連スケジュールの流れをユーザに示し、登録スケジュール前の関連スケジュール及び後の関連スケジュールを適切に設定できるようにしている。
【0061】
再び図2を参照するに、制御部40にはCPUによるプログラム実行により実現される機能として、手書きスケジュール登録部52、メニュー選択スケジュール登録部54、カード選択スケジュール登録部56、関連スケジュール登録部58、スケジュール管理部60及びスケジュール確認部62が設けられている。
【0062】
手書きスケジュール登録部52、メニュー選択スケジュール登録部54及びカード選択スケジュール登録部56は、本実施形態が提供している
(1)手書きスケジュール登録
(2)メニュー選択スケジュール登録
(3)カード選択スケジュール登録
という3つのスケジュール登録機能のそれぞれを提供する。
【0063】
手書きスケジュール登録部52は、図1の表示兼登録操作部22に棒状の器具を用いて手書きにより入力したスケジュールを、同じく表示兼登録操作部22のカレンダ表示などを利用して入力した登録日と共に、スケジュール情報としてスケジュールデータベース50に登録する。
【0064】
メニュー選択スケジュール登録部54は、表示兼登録操作部22に表示されたメニューから選択されたスケジュールを、同じく表示兼登録操作部22のカレンダ表示などを利用して入力された登録日及び時間と共にスケジュール情報としてスケジュールデータベース50に登録する。
【0065】
更にカード選択スケジュール登録部56は、リーダライタ34にユーザが選択したスケジュール項目を表示したカード36をかざすことで、カード36に埋め込まれたRFタグ38から読み取った識別子であるタグIDに対応するスケジュール項目を関連スケジュールデータベース48から取得し、同じく表示兼登録操作部22からカレンダ表示を利用して入力された登録日及び時間と共に、スケジュール情報としてスケジュールデータベース50に登録する。
【0066】
関連スケジュール登録部58は、メニュー選択スケジュール登録部54またはカード選択スケジュール登録部56によるスケジュール情報のスケジュールデータベース50に対する登録完了後に、登録済スケジュール情報に関連する関連スケジュールを関連スケジュールデータベース48から読み出して表示兼登録操作部22にメニュー表示し、このメニュー表示の中から選択されたスケジュールを、同じく表示兼登録操作部22のカレンダ表示などを使用して入力された登録日及び時間と共に、関連スケジュール情報としてスケジュールデータベース50に登録する。
【0067】
この場合のスケジュールデータベース50に対する関連スケジュール情報としての登録は、図5のスケジュールデータベース50に示したように、関連先となる登録済スケジュールである例えばID=007の関連項目に、関連スケジュール情報であるID=006,008のIDを関連項目として登録する。
【0068】
なお図5のスケジュールデータベース50にあっては、関連元となるID=007の関連項目に関連スケジュール情報即ち関連先となるID=006,008を登録しているが、関連先のID=006,008の関連項目につき、関連元のID=007を同時に登録するようにしてもよい。
【0069】
これによって、関連元のID=007を確認した際に関連先のID=006.008を併せて確認できると同時に、関連先の006,008につき関連元の007を登録しておくことで、関連先のID=006または008を確認した際に、関連元であるID=007のスケジュールを同時に関連して確認することが可能となる。
【0070】
図2の制御部40に設けたスケジュール管理部60は、スケジュールデータベース50に登録されたスケジュール情報を、図1の電子カレンダ装置10に示すように、カレンダ表示領域14に表示しているカレンダの登録日対応のスケジュール表示部、例えば日付表示部に表示して管理する。
【0071】
例えば、カレンダ表示領域14の日付「13」、「24」、「30」のそれぞれのスケジュール表示部には、スケジュールデータベース50に登録されたスケジュール情報に基づき、スケジュール項目である「サークル」、「クリスマス」、「来客」が表示される。この場合のスケジュール項目は、全て手書きスケジュール登録による登録内容となっている。
【0072】
またスケジュール管理部60は、現在日に該当するスケジュール情報をスケジュールデータベース50から読み出して表示兼登録操作部22に表示する処理を行っており、これに伴い、内蔵した時計機能により現在日の日付変更を監視しており、日付変更を判定すると、変更日のスケジュール情報をスケジュールデータベース50から読み出して表示兼登録操作部22に表示するスケジュール更新表示を行っている。
【0073】
更にスケジュール管理部60は、時計機能を利用してカレンダ表示領域14に対する月が変わったときのカレンダ表示の切替え、また外部インタフェース35を使用した外部機器との間のスケジュール情報や画像情報を含む各種の入出力処理、更には移報入力部37から接点入力などを受けた際の火災警報表示などを管理している。
【0074】
図7は図1の電子カレンダ装置10の実施形態における表示兼登録操作部22を利用した通常時のスケジュールなし画面とスケジュール画面を示した説明図である。図7(A)は現在日にスケジュールデータベース50にスケジュール情報の登録のない場合のスケジュールなし画面82であり、この場合には何も表示しない。なお、内蔵した時計機能を利用して現在時刻を表示したり、他の任意の情報表示を行っても良い。
【0075】
図7(B)は現在日にスケジュールデータベース50にスケジュール情報が登録されている場合のスケジュール画面84であり、「本日の予定」として、スケジュール情報「13:00 外出」を表示している。
【0076】
スケジュール画面84には、スケジュール情報が1つの場合についてはそれを表示するが、複数ある場合には複数表示し、表示し切れない場合はスクロールボタンなどを表示し、スクロール表示できるようにしている。
【0077】
図8,図9は、本実施形態における手書きスケジュール登録における画面遷移を示した説明図である。図8(A)はスケジュール登録の最初に表示されるメインメニュー画面86であり、この場合には「1.予定を登録する。」を選択すると、図8(B)の登録メニュー画面88に切り替わる。
【0078】
登録メニュー画面88で「1.手書きで登録します。」を選択すると、図8(C)の日付登録画面90に切り替わる。日付登録画面90は、その月のカレンダが表示され、カレンダ表示の中から登録日を選んで決定ボタン92を操作すると、図9(D)の手書き登録画面94に切り替わる。
【0079】
手書き登録画面94は手書きスケジュール入力枠95が表示され、その中に棒状の入力器具を用いて必要なスケジュールを例えば「外出 14:00」と記入し、記入後に登録完了ボタン96を押すと、図9(E)の登録完了画面98に遷移し、手書きスケジュール「外出 14:00」が図2のスケジュールデータベース50に登録され、一連の登録処理が完了する。
【0080】
図10,図11及び図12は、本実施形態のメニュー選択スケジュール登録における画面遷移を示した説明図である。図10(A)はメインメニュー画面86であり、図8(A)と同様「1.予定を登録する。」を選択すると、図10(B)の登録メニュー画面88に切り替わる。
【0081】
登録メニュー画面88については「2.メニューから選びます」を選択すると、図10(C)のスケジュール選択画面100に切り替わる。スケジュール選択画面100にあっては、予め準備されたスケジュール項目がメニュー表示される。この場合には、例えばメニュー項目として「町内会」を選択する。
【0082】
続いて図11(D)の日付登録画面102に切り替わり、表示されたカレンダの中から登録日を選んで決定ボタン104を押すと、図11(E)の時間登録画面106に切り替わる。なお図11(D)の日付登録画面102には左下に、すでに選択したスケジュール項目105として「町内会」が表示されている。
【0083】
図11(E)の時間登録画面106にあっては、スケジュール項目「町内会」に対応して開始時間選択部108と終了時間選択部109が表示され、開始時間と終了時間を選択することができる。
【0084】
ここで、時間登録画面106は、選択したスケジュール内容により予定時間帯(開始時刻と終了時刻)の選択画面と、予定時刻のみの選択画面を表示する。例えばスケジュール項目が「外出」の場合は、外出時刻の選択画面となる。
【0085】
図11(E)の時間登録画面106で開始時刻と終了時刻を選択したら、決定ボタン111を押すと図11(F)の確認画面112に切り替わる。なお時間登録画面106については、すでに選択の済んだスケジュール項目105として「町内会」、また登録日110として「2007年2月28日」が表示されている。
【0086】
図11(F)の確認画面112にあっては、すでに登録したスケジュール情報114として登録日、時間、スケジュール項目が表示され、この内容を確認し、正しければ「はい」のボタン118を操作し、間違っていた場合には「いいえ」のボタン116を押すことになる。
【0087】
この確認画面112で「はい」のボタン118を押して登録を確認した場合には、図12(G)の事前関連スケジュール登録画面120に切り替わる。事前関連スケジュール登録画面120には、登録したスケジュール項目「町内会」の準備に必要な事前スケジュールが関連スケジュールリスト122として、図2の関連スケジュールデータベース48から読み出されて表示される。
【0088】
この場合、登録済スケジュール項目である「町内会」に対応した関連スケジュールリスト122に、関連スケジュール項目として「外出 買物 連絡 準備」が表示される。そこで、利用者は関連スケジュールリスト122の中から登録済スケジュール項目である「町内会」の準備に必要な項目として例えば「準備」を選択し、登録ボタン124を操作すると、図11(D)の日付登録画面102に切り替わる。
【0089】
この場合にも、事前関連スケジュール項目について登録日を選択して決定ボタン104を押すと登録日が確定し、続いて図11(E)の時間登録画面106に切り替わり、時間を選択して決定ボタン111を押すと時間が確定し、更に図11(F)の確認画面112に切り替わり、関連スケジュール情報が確認できたならば「はい」のボタン118を押すと、図12(H)の事後関連スケジュール登録画面128に切り替わる。
【0090】
事後関連スケジュール登録画面128にあっては、関連元となるスケジュール項目である「町内会」の後に必要な事後関連スケジュール項目が、関連スケジュールリスト130に関連スケジュールデータベース48から読み出されて表示される。
【0091】
この場合、関連元となるスケジュール項目「町内会」の事後関連スケジュール項目として「外出 買物 連絡 片付け パーティ」が表示されている。この中から利用者が例えば「片付け」を選択して登録ボタン132を操作すると、図12(G)の事前関連スケジュール登録画面120の場合と同様、図11(D)の日付登録画面102に切り替わり、ここで登録日を選択して決定すると図11(E)の時間登録画面106に切り替わり、時間を選択して決定すると図11(F)の確認画面112に切り替わり、スケジュール情報114として事後関連スケジュール情報が表示され、これを確認して「はい」のボタン118を押すと、一連のスケジュール登録、事前関連スケジュール登録及び事後関連スケジュール登録のそれぞれのスケジュール情報がスケジュールデータベース50に登録され、図12(I)の登録完了画面136が表示されて、メニュー選択スケジュール登録が完了する。
【0092】
図13,図14及び図15は、本実施形態のカード選択スケジュール登録における画面遷移を示した説明図である。図13(A)はメインメニュー画面86であり、図8(A)と同様、「1.予定を登録する。」を選択すると、図13(B)の登録メニュー画面88に切り替わる。登録メニュー画面88については「3.カードから選びます。」を選択すると、図13(C)のカード登録画面138に切り替わり、[カードをかざして下さい]のガイダンスが表示される。
【0093】
そこでユーザは、複数のカードの中から登録を必要とするスケジュール項目を持つ例えば図1に示した「外出」のカード36をリーダライタ34の部分にかざすと、リーダライタ34によりカード36のRFタグ38に記憶しているタグIDが読み出され、例えばタグID=001であった場合には、図4のカード入力データベース46を参照することでスケジュール項目として「外出」が取得され、図14(D)のカード読取画面140に示すように、登録スケジュール141として「外出」が表示される。
【0094】
続いて図14(E)の日付登録画面142に切り替わり、表示されたカレンダの中から登録日を選択して決定ボタン144を押すと、図14(F)の時間登録画面146に切り替わる。時間登録画面146はスケジュール項目「外出」に対応した時間選択部148が1つ表示され、例えば時間「14:00」を選択して決定ボタン152を押すと、図15(G)の確認画面154に切り替わる。
【0095】
確認画面154にあっては、スケジュール情報156として登録日「2007年2月28日」、時間「14:00」、スケジュール項目「外出」が表示され、これでよければ「はい」のボタン160を押すことで、図15(H)の登録完了画面162に切り替わり、スケジュール情報がスケジュールデータベース50に登録される。
【0096】
この図13〜図15に示したカード選択スケジュール登録にあっては、カードをリーダライタ34にかざすだけでスケジュール項目を登録することができ、手書き入力やメニュー選択に比べスケジュール項目の登録が容易であり、特に複数の登録日について同じスケジュール項目を繰り返し登録するような場合、カードをかざすだけでよいことから、スケジュール項目の登録をきわめて簡単に行うことができる。
【0097】
ここで図13のカード登録画面138で例えば「町内会」のカード36をリーダライタ34の部分にかざし、タグIDによるカード入力データベース46を参照でスケジュール項目として「町内会」が取得された場合には、図11(D)〜図12(I)に示したメニュー選択スケジュール登録の場合と同様、町内会のスケジュールを登録した後、関連スケジュールの登録を行うことができる。
【0098】
図16及び図17は、本実施形態のカレンダから選択するスケジュール確認の画面遷移を示した説明図である。図16(A)はメインメニュー画面86であり、「2.予定を確認する。」を選択する。
【0099】
続いて図16(B)の確認メニュー画面164に切り替わり、「1.カレンダからの選択」を選択する。続いて図16(C)の確認日付画面166に切り替わることから、表示されたカレンダの中から確認する日を選択して決定ボタン168を選択すると、図17(D)のスケジュール確認画面170に切り替わる。
【0100】
例えば図16(C)の確認日付画面166で「2007年2月28日」を選択したとすると、図17(D)のスケジュール確認画面170で確認日に該当するスケジュール情報172−1,172−2がスケジュールデータベース50から読み出されて表示される。
【0101】
ここでスケジュール情報172−1については、スケジュールデータベース50に関連項目の登録があることから、この場合には関連スケジュール確認ボタン174が同時に表示される。
【0102】
関連スケジュール確認ボタン174を操作すると、図17(E)の関連スケジュール確認画面176に切り替わり、この場合には関連元となるスケジュール情報172−1に対し事前関連スケジュール情報178−1,178−2が表示され、それぞれ「連絡」「買物」のスケジュール情報である。
【0103】
また関連スケジュール確認画面176にあっては、更に関連スケジュール情報がある場合にはスクロール180,182によりスクロール表示させることができる。もちろん、図17(D)(E)の画面で確認が終了した場合には、終了ボタン175,184を押すことで確認を終了することができる。
【0104】
図18,図19は、本実施形態におけるカードから選択するスケジュール確認の画面遷移を示した説明図である。図18(A)はメインメニュー画面86であり、図16(A)と同様、「2.予定を確認する。」を選択する。
【0105】
続いて図18(B)の確認メニュー画面164に切り替わることから、「2.カードから選択」を選択すると、図18(C)のカード確認画面186に切り替わり、「カードをかざして下さい。」のガイダンスが表示される。
【0106】
そこで利用者は、確認したいスケジュール項目である例えば「外出」を表示し図1に示したカード36を選んでリーダライタ34にかざすと、カード36のRFタグ38のタグIDが読み出され、このタグIDに対応するスケジュール項目がカード入力データベース46の参照で取得される。
【0107】
取得されたスケジュール項目が例えば「外出」であったとすると、スケジュール項目「外出」によりスケジュールデータベース50が検索され、該当するスケジュール情報として、この場合には「手書きスケジュール」190が表示され、これを確認することができる。
【0108】
一方、カード36として例えばスケジュール項目「町内会」をリーダライタ34にかざした場合には、図17(D)のスケジュール確認画面170に示したスケジュール情報172−1が表示され、このスケジュール情報172−1については関連スケジュール確認ボタン174が表示されていることから、これを操作すると、図19(E)に示す図17(E)と同じ関連スケジュール確認画面176に切り替わり、関連元である「町内会」のスケジュール情報172−1に対し、事前関連スケジュール情報178−1,178−2としてスケジュール項目「連絡」「買物」が表示される。
【0109】
図20は本実施形態における電子カレンダ装置の処理手順を示したフローチャートであり、図1及び図2を参照して説明すると次のようになる。図20において、まずステップS1で現在日の日付変更を時計情報との比較により判定しており、日付変更を判定するとステップS2に進み、本日の予定の有無即ち日付変更した現在日により、スケジュールデータベース50を参照して、登録されているスケジュール情報の有無を判別する。本日の予定があれば、ステップS3でスケジュールデータベース50から読み出したスケジュールを表示兼登録操作部22に表示する。
【0110】
続いてステップS4で登録要求の有無をチェックしており、登録要求があると、ステップS5に進み、手書き登録か否かチェックし、手書き登録であれば、ステップS6の手書きスケジュール登録部52による手書き登録処理を実行する。続いてステップS7でメニュー選択登録か否かチェックしており、メニュー選択登録であれば、ステップS8に進み、メニュー選択スケジュール登録部54によるメニュー選択登録処理を実行する。
【0111】
またステップS9でカード登録を判別すると、ステップS10に進み、カード選択スケジュール登録部によるカード登録処理を実行する。
【0112】
続いてステップS11でスケジュール確認か否かチェックし、スケジュール確認要求があれば、ステップS12に進み、カレンダから選択か否かチェックし、カレンダから選択であれば、ステップS13でカレンダ予定確認表示を実行する。またステップS14でカードからの選択を判別すると、ステップS15でカード登録の予定確認表示を実行する。このようなステップS1〜S15の処理を、ステップS16で電源オフによる停止指示があるまで繰り返す。
【0113】
図21は図20のステップS6における手書き登録処理の詳細を示したフローチャートである。図21において、手書き登録処理は、ステップS1で登録日選択用のカレンダを表示し、ステップS2で登録日決定を判定すると、ステップS3で登録日を確定し、ステップS4で手書き入力画面を表示した後、ステップS5で手書き入力後の登録完了指示を判別すると、ステップS6で入力した手書きスケジュール情報をスケジュールデータベース50に登録する。
【0114】
図22は図20のステップS8におけるメニュー選択登録処理の詳細を示したフローチャートである。図22において、メニュー選択登録処理は、ステップS1でスケジュール項目選択画面を表示し、ステップS2でスケジュール項目の選択があると、ステップS3でスケジュール項目を確定し、次にステップS4で登録日選択用のカレンダ画面を表示する。
【0115】
ステップS5で登録日の決定があると、ステップS6で登録日を確定し、ステップS7で時間選択画面を表示する。ステップS8で時間決定があると、ステップS9で時間を確定し、ステップS10で入力したスケジュール情報を確認表示する。ステップS11で確認入力があれば、ステップS12に進み、事前の関連スケジュール項目の選択画面を表示する。
【0116】
ステップS13で事前の関連スケジュール項目の選択を判別すると、ステップS14に進み、事前の関連スケジュール項目の登録処理を実行する。この事前の関連スケジュール項目の登録処理内容は、ステップS4〜S11の登録日の選択確定、時間の選択確定の処理内容となる。
【0117】
次にステップS15で事後の関連スケジュール項目の選択画面を表示し、ステップS16で事後の関連スケジュール項目の選択を判別すると、ステップS17で事後の関連スケジュール項目の登録処理を実行する。最終的にステップS18で、確認の済んだスケジュール情報をスケジュールデータベース50に登録して、図20のメインルーチンにリターンする。
【0118】
図23は図20のステップS10におけるカード選択登録処理の詳細を示したフローチャートである。図23のカード選択登録処理にあっては、ステップS1でカード入力案内画面を表示した後、リーダライタ34がカードリードコマンドを送信し、ステップS3でカード36のRFタグ38からリード応答があると、ステップS4でカードのタグIDを取得する。
【0119】
続いてステップS5でタグIDによりカード入力データベース46を検索してスケジュール項目を確定する。続いてステップS6で登録日選択用のカレンダ画面を表示して、ステップS7で登録日の決定を判別すると、ステップ8で登録日を確定する。
【0120】
続いてステップS9で時間選択画面を表示し、ステップS10で時間決定を判別すると、ステップS11で時間を確定する。続いてステップS12で入力したスケジュール情報を確認表示し、ステップS13で確認入力を判別すると、ステップS14に進む。確認がなかった場合にはステップS1に戻り、最初からカード選択登録をやり直すことになる。
【0121】
ステップS14にあっては、事前の関連スケジュール項目の選択画面を表示し、ステップS15で事前の関連スケジュール項目の選択を判別すると、ステップS16で事前の関連スケジュール項目の登録処理を実行する。
【0122】
続いてステップS17で事後の関連スケジュール項目の選択画面を表示し、ステップS18で事後の関連スケジュール項目の選択があれば、ステップS19で事後の関連スケジュール項目の登録処理を実行する。最終的にステップS20で、確認の済んだスケジュール情報をスケジュールデータベース50に登録し、図20のメインルーチンにリターンする。
【0123】
なお上記の実施形態にあっては、カード36のRFタグ38にタグIDを記憶して、これをリーダライタ34に読み出して、カード入力データベース46の検索によりスケジュール項目を取得して登録する場合を例に取っているが、カード36のRFタグ38には、タグID以外に例えば電子カレンダ装置10の表示兼登録操作部22で入力した手書きスケジュールを登録しておき、これを読み出してスケジュール項目として登録することもできる。
【0124】
またスケジュールデータベース50に登録したスケジュール情報をスケジュール項目により選択して、対応するカードのRFタグ38に登録しておくことで、カードをリーダライタ34にかざすだけでカード側からスケジュール項目の該当するスケジュール情報を読み出して表示兼登録操作部22に表示して確認することも可能である。
【0125】
また上記の実施形態にあっては、スケジュール登録として手書きスケジュール登録、メニュー選択スケジュール登録及びカード選択スケジュール登録の3つのスケジュール登録機能を設けた場合を例に取っているが、手書きスケジュール登録やメニュー選択スケジュール登録は持たず、カード選択スケジュール登録のみの電子カレンダ装置としてもよいことはもちろんである。
【0126】
また関連スケジュール情報の登録については、メニュー選択スケジュール登録及びカード選択スケジュール登録を対象としており、手書きスケジュール登録は対象外であることから、関連スケジュール登録機能を備えた電子カレンダ装置としたい場合には、手書きスケジュール登録の機能は取り除くようにしてもよい。
【0127】
また上記の実施形態は壁掛け構造を対象とした電子カレンダ装置10を例に取るものであったが、写真立てのような構造とすることで卓上用として使用できる構成としてもよいことはもちろんである。また電子カレンダ装置10の縦横サイズは縦長にした場合を例に取っているが、処理ユニット11と電子ペーパーパネル12を横に並べた横長サイズとしてもよいことはもちろんである。
【0128】
また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
【図面の簡単な説明】
【0129】
【図1】本発明による電子カレンダ装置の実施形態を示した説明図
【図2】本実施形態の装置構成を示したブロック図
【図3】本実施形態のリーダライタとカードのRFタグの回路構成を示したブロック図
【図4】図2のカード入力データベースを示した説明図
【図5】図2のスケジュールデータベースを示した説明図
【図6】図2の関連スケジュールデータベースを示した説明図
【図7】本実施形態における通常時のスケジュールなし画面とスケジュール画面を示した説明図
【図8】本実施形態の手書きスケジュール登録における画面遷移を示した説明図
【図9】図8に続く手書きスケジュール登録の画面遷移を示した説明図
【図10】本実施形態のメニュー選択スケジュール登録における画面遷移を示した説明図
【図11】図10に続くメニュー選択スケジュール登録の画面遷移を示した説明図
【図12】図11に続くメニュー選択スケジュール登録の画面遷移を示した説明図
【図13】本実施形態のカード選択スケジュール登録における画面遷移を示した説明図
【図14】図13に続くカード選択スケジュール登録の画面遷移を示した説明図
【図15】図14に続くカード選択スケジュール登録の画面遷移を示した説明図
【図16】本実施形態のカレンダから選択するスケジュール確認の画面遷移を示した説明図
【図17】図16に続くスケジュール確認の画面遷移を示した説明図
【図18】本実施形態のカードから選択するスケジュール確認の画面遷移を示した説明図
【図19】図18に続くスケジュール確認の画面遷移を示した説明図
【図20】本実施形態における電子カレンダ装置の処理手順を示したフローチャート
【図21】図20のステップS6の詳細を示したフローチャート
【図22】図20のステップS8におけるメニュー選択登録処理の詳細を示したフローチャート
【図23】図20のステップS10におけるカード選択登録処理の詳細を示したフローチャート
【符号の説明】
【0130】
10:電子カレンダ装置
11:処理ユニット
12:電子ペーパーパネル
14:カレンダ表示領域
16:日付表示部
18:スケジュール表示部
20:画像表示領域
22:表示兼登録操作部
22−1:イベント表示部
22−2:手書き入力部
24:操作部
26:電源スイッチ
28:上選択スイッチ
30:下選択スイッチ
32:決定スイッチ
34:リーダライタ
35:外部インタフェース
36:カード
38:RFタグ
40:制御部
42:管理用データベース
44:カレンダデータベース
46:カード入力データベース
48:関連スケジュールデータベース
50:スケジュールデータベース
52:手書きスケジュール登録部
54:メニュー選択スケジュール登録部
56:カード選択スケジュール登録部
58:関連スケジュール登録部
60:スケジュール管理部
62:スケジュール確認部
64,70:制御部
65,72:送信部
66,74:受信部
68,78:アンテナ
76:電源部
80:メモリ
86:メインメニュー画面
88:登録メニュー画面
90,102,142,166:日付登録画面
94:手書き登録画面
98,136,162:登録完了画面
100:スケジュール選択画面
106,146:時間登録画面
112,154:確認画面
120:事前関連スケジュール登録画面
128:事後関連スケジュール登録画面
138:カード登録画面
140:カード読取画面
164:確認メニュー画面
170,188:スケジュール確認画面
176:関連スケジュール確認画面
186:カード確認画面
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子ペーパーを用いてカレンダ上にスケジュールを表示して管理する電子カレンダ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、壁掛紙カレンダを電子化した電子式カレンダが知られている(特許文献1)。この電子式カレンダは、表示部に年カレンダ、月カレンダ及び日付カレンダのいずれかを選択を表示し、年カレンダと月カレンダについては、現在日を枠付けなどで識別表示している。更に、手書き入力部が設けられ、手書き入力した文字を例えばメモ領域に月単位のメモとして表示できるようにしている。
【0003】
また壁掛カレンダではないが、電子手帳などの入力装置として、カレンダ形式の予定表に、日付に関連したスケジュールを手書き入力するものも知られている(特許文献2)。
【特許文献1】特開平5−181806号公報
【特許文献2】特開平8−335210号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような従来の電子式カレンダにあっては、手書き入力により登録したスケジュール内容が、カレンダ日付とは無関係にメモ領域に表示されるため、スケジュールと日付との関連がわかりづらく、年、月、週全体のスケジュールを把握できない問題がある。
【0005】
また、各種行事や予定のスケジュールを登録した場合、登録したスケジュールだけでは不十分であり、登録したスケジュールの前に必要とするスケジュールを考えて設定したり、登録したスケジュールの後に必要なスケジュールを考えて設定する作業が必要である。
【0006】
しかし、従来の装置では、時系列的に設定する必要のあるスケジュールの登録は全て利用者の判断に依存しており、普段経験したことのないスケジュール、例えば結婚式のスケジュールを登録するような場合、基本的なスケジュールの流れがわかりにくいため、スケジュールの登録に手間と時間がかかる問題がある。
【0007】
本発明は、スケジュール登録時に時系列に関連するスケジュールを適切且つ容易に登録可能とする電子カレンダ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、シート形状の電子カレンダ装置に於いて、
スケジュール表示部を日付毎に備えたカレンダを表示する電子ペーパーパネルと、
表示パネルに加圧入力パネルを積層した表示兼登録操作部と、
入力されたスケジュールを、入力された登録日及び時間と共にスケジュール情報として前記データベースに登録するスケジュール登録部と、
スケジュール登録部によるスケジュール情報の登録完了後に、登録済みのスケジュール情報に関連する関連スケジュールを表示兼登録操作部にメニュー表示し、その中から選択されたスケジュールを、入力された登録日及び時間と共に関連スケジュール情報として前記データベースに登録する関連スケジュール登録部と、
データベースに登録されたスケジュール情報及び関連スケジュール情報を、電子ペーパーパネルに表示しているカレンダの登録日対応のスケジュール表示部に表示して管理するスケジュール管理部と、
を備えたことを特徴とする。
【0009】
ここで、スケジュール登録部は、
表示兼登録操作部に表示されたメニューの中から選択されたスケジュールを、入力された登録日及び時間と共にスケジュール情報として前記データベースに登録するメニュー選択スケジュール登録部と、
リーダライタにより分離配置されたカードから読み取った識別子に対応するスケジュールをデータベースから取得し、入力された登録日及び時間と共にスケジュール情報としてデータベースに登録するカード選択スケジュール登録部と、
の少なくともいずれか一方を備えたことを特徴とする。
【0010】
リーダライタはスケジュール内容に対応して準備されたカードに搭載されているRFタグのタグIDを非接触通信により識別子として読出してデータベースからスケジュールを取得する。
【0011】
関連スケジュール登録部は、登録済みスケジュール情報に対する事前の関連スケジュールと事後の関連スケジュールを前記表示兼登録操作部にメニュー表示して選択登録させる。
【0012】
スケジュール管理部は、日付変更を判定した際に、変更日のスケジュール情報及び関連スケジュール情報をデータベースから検索して表示兼登録操作部に表示する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、あるスケジュールの登録を完了すると、登録したスケジュールに対しその前とその後に必要なスケジュール内容のメニューリストが表示され、ユーザは登録したスケジュールに対する時系列的に必要な前後の関連スケジュールをリストの中から必要に応じて選択して関連スケジュールとして登録することができ、普段経験したことのないスケジュール、例えば結婚式のスケジュールを登録した場合であっても、その前後に必要な基本的なスケジュールの流れが把握でき、必要なスケジュールを欠落することなく適切に登録して管理することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は本発明による電子カレンダ装置の実施形態を示した説明図である。図1において、本実施形態の電子カレンダ装置10は、壁掛け紙カレンダと同等の縦横サイズ及び厚さを持ち、ある程度折り曲げ可能なシート形状をもつことで、壁などに掛けて使用することができる。
【0015】
本実施形態の電子カレンダ装置10は、下部の処理ユニット11と上部の電子ペーパーパネル12で構成される。電子ペーパーパネル12は、紙の持つ長所である視認性と携帯性を備えた表示媒体であり、表示内容を電気的に書き替えることができ、更に、ある程度折り曲げが可能であり、バックライトを必要とせず、液晶パネルなどの他のディスプレイに対し消費電力が少なく、一度書き替えると、電力を切断しても表示内容を維持できるメモリ性を備えている。
【0016】
このような電子ペーパーパネル12としては、コレスティック液晶を用いたものや、マイクロカプセルに白と黒の微粒子を封入して電気的に移動させるいわゆる電子インクを用いたものなど、各種の電子ペーパーパネルが使用できる。
【0017】
本実施形態にあっては、電子ペーパーパネル12にカレンダ表示領域14を設け、ここに例えば月単位のカレンダとして1ヶ月分の日付表示部16と、各日付表示部に対応してスケジュールを表示するためのスケジュール表示部18を表示している。
【0018】
カレンダ表示領域14の上部には画像表示領域20が設けられ、画像表示領域20に例えばカレンダの背景画像などを表示している。更に画像表示領域20の上部には、カレンダ表示領域14の年月表示21を表示している。
【0019】
電子ペーパーパネル12におけるカレンダ及び画像などの表示は一例であり、必要に応じて表示位置を適宜に変えたり、表示形態を適宜に変えることができる。また本実施形態にあってはカレンダ表示領域14を月単位の表示としているが、必要に応じて週単位に表示したり、年単位に表示を切り替えることも可能である。
【0020】
電子カレンダ装置10の下部の処理ユニット11には、電子ペーパーパネル12のカレンダ及び画像の表示を含めて本実施形態のスケジュール管理に必要な表示部及び操作部、更には、これらを制御するためのCPU、RAM、ROM、入出力インタフェース等のハードウェアを備えたコンピュータが内蔵されている。
【0021】
本実施形態の処理ユニット11には表示兼登録操作部22が設けられる。表示兼登録操作部22は、液晶表示パネルの上に透明な加圧式タブレットを重ね合わせた構造であり、本実施形態におけるスケジュール管理、スケジュール登録及びスケジュール確認を含む処理のための表示機能と入力機能を果たす。
【0022】
本実施形態においては、スケジュール登録として次の3つの登録処理が可能である。
(1)手書きスケジュール登録
(2)メニュー選択スケジュール登録
(3)カード選択スケジュール登録
【0023】
したがって、これらの3種類のスケジュール登録につき、必要なガイダンス、メニュー及び操作ボタンを表示兼登録操作部22に表示し、表示されたメニューや操作ボタンに対し棒状の入力器具で画面のメニューボタンに触れることで表示内容を選択することができる。また表示兼登録操作部22は手書きスケジュール登録の際には、棒状の入力器具を使用してスケジュール内容を手書き入力する機能を果たす。
【0024】
表示兼登録操作部22の右側には操作部24が設けられる。操作部24には電源スイッチ26、上選択スイッチ28、下選択スイッチ30及び決定スイッチ32が設けられている。操作部24の各スイッチは、表示兼登録操作部22を使う必要のない簡単なメニューの選択や決定を行うために設けている。
【0025】
操作部24の右側には点線で示すようにリーダライタ34が設けられている。リーダライタ34に対し、本実施形態にあっては別にカード36を準備しており、カード36にはRFタグ38が埋め込まれている。
【0026】
リーダライタ34とカード36は、本実施形態におけるカード選択スケジュール登録と、スケジュール登録後のスケジュール確認に使用する。例えばカード選択スケジュール登録の処理にあっては、表示兼登録操作部22のメニュー画面でカード選択スケジュール登録を選択すると、リーダライタ34が起動してRFタグ38に対し電源を供給するための電波送信状態となる。
【0027】
この状態でカード36をリーダライタ34の部分にかざすと、RFタグ38がリーダライタ34からの送信電波を受信して電源がオンとなり、続いてリーダライタ34からのリードコマンドに対しRFタグ38が予め設定しているタグIDを送信し、このタグIDをリーダライタ34で取得して、データベースから対応するスケジュール項目を読み出して登録対象に設定できる。
【0028】
また表示兼登録操作部22でスケジュール確認のメニューを選択した場合には、カード36をかざすことで、リーダライタ34がRFタグ38のタグIDを取得し、タグIDによるデータベースの検索で、これに対応した登録済みスケジュールを読み出して表示兼登録操作部22に表示することができる。
【0029】
リーダライタ34の下側には外部インタフェース35と移報入力部37が設けられている。外部インタフェース35は、電子カレンダ装置10の画像表示領域20に表示する画像データやスケジュール管理に必要な各種のデータを外部機器から入力することができる。
【0030】
また外部機器に対し、データベースに登録しているスケジュール情報を転送して利用させることができる。更に外部インタフェース35を介してプリンタを接続した場合には、データベースに登録しているスケジュールを印刷出力することも可能である。
【0031】
移報入力部37は、接点入力などで外部機器からの移報信号を取り込んで、移報信号に対応した処理を行うことができる。例えば、住宅用警報器からの火災発報に伴う移報信号を取り込むようにした場合は、火災発報の移報信号を検出した際に、例えば画像表示領域20の背景画像を消去して火災警報表示を行うことができる。
【0032】
図2は本実施形態の装置構成を示したブロック図である。図2において、本実施形態の電子カレンダ装置10には、CPUで実現される制御部40が設けられる。制御部40に対しては電子ペーパーパネル12が接続され、電子ペーパーパネル12はカレンダ表示領域14と画像表示領域20を備えている。
【0033】
また制御部40に対してはイベント表示部22−1と手書き入力部22−2が設けられる。イベント表示部22−1は液晶表示パネルが使用されており、手書き入力部22−2は透明な加圧式タブレットであり、イベント表示部22−1となる液晶表示パネルの上に手書き入力部22−2となる透明な加圧式タブレットを重ね合わせた構造とすることで、表示兼登録操作部22を構成している。
【0034】
また制御部40には操作部24が設けられ、操作部24には図1に示したように、電源スイッチ26、上選択スイッチ28、下選択スイッチ30及び決定スイッチ32が設けられている。
【0035】
また制御部40にはリーダライタ34が設けられ、別途設けられた外部のカード36に埋め込まれたRFタグ38との間で小電力による無線通信を行う。
【0036】
図3は図2の実施形態におけるリーダライタ34及びRFタグ38の実施形態を示したブロック図である。図3において、電子カレンダ装置10のリーダライタ34には、制御部64、送信部65、受信部66及びアンテナ68が設けられている。一方、カード36側のRFタグ38には、制御部70、送信部72、受信部74、電源部76、アンテナ78及びメモリ80が設けられ、メモリ80には固有のタグIDが記憶されている。
【0037】
電子カレンダ装置10に設けているリーダライタ34を起動すると、制御部64は送信部からRFタグ38に電力を供給するための無信号の電波送信をアンテナ68から行う。これによってリーダライタ34のアンテナ68を中心とした所定の範囲にRFタグ38の通信可能エリアが形成される。
【0038】
RFタグ38を埋め込んだカード36を図1の電子カレンダ装置10に示したようにリーダライタ34の埋込み位置の近くにかざすと、RFタグ38がリーダライタ34の通信可能エリアに入り、アンテナ78から受信した受信信号を電源部76で整流し、これによって電源電力を取得して各回路部を動作状態とする。
【0039】
続いてリーダライタ34は、制御部64からのリードコマンドを送信部65で変調してアンテナ68から送信し、このリードコマンドをRFタグ38側で受信解読して制御部70に与えることで、制御部70はメモリ80から記憶しているタグIDを読み出し、送信部72よりリード応答としてリーダライタ34に返送する。
【0040】
リーダライタ34はRFタグ38から応答送信されたリードデータであるタグIDを受信解読し、制御部64から図2の制御部40に出力して、カード36のタグIDに基づくカード選択スケジュール登録あるいはスケジュール確認処理を実行することになる。
【0041】
再び図2を参照するに、制御部40に対しては外部インタフェース35と移報入力部37が設けられ、外部機器に対する入出力及び外部機器からの移報入力に基づく処理を行えるようにしている。
【0042】
また制御部40に対するデータベースとして、本実施形態にあっては、管理用データベース42、カレンダデータベース44、カード入力データベース46、関連スケジュールデータベース48及びスケジュールデータベース50を接続している。これらのデータベースは制御部40を構成するCPUのバスに接続したRAMなどのメモリを使用して実現される機能である。
【0043】
管理用データベース42には、図1の画像表示領域20に背景画像として表示する画像データ、図1の表示兼登録操作部22を使用してスケジュール管理、スケジュール登録、スケジュール確認に使用するメニュー画面を表示するためのメニューデータなどが記憶されている。
【0044】
カレンダデータベース44には、図1のカレンダ表示領域14に表示する例えば月単位のカレンダ表示データが所定年数分、格納されている。
【0045】
カード入力データベース46には、リーダライタ34によるカード36のRFタグ38のタグID読取りで行うカード選択スケジュール登録や、カード選択スケジュール確認に使用する画面表示のためのデータが格納されている。
【0046】
図4は図2のカード入力データベース46の一例を示した説明図である。図4において、カード入力データベース46にはタグIDに対応してスケジュール項目が登録されている。スケジュール項目としては例えば、外出、パーティ、結婚式、サークル、会議、町内会など、本実施形態のスケジュール管理で必要とされる予め定めたスケジュール項目を登録している。
【0047】
カード入力データベース46のタグIDに対応したスケジュール項目は、カード36の一枚につき1つのタグIDと1つのスケジュール項目を組み合わせて登録している。したがって、図4の場合のタグID=001〜0012の登録に対しては12枚のカード36が準備されており、それぞれのカードにはそれぞれのタグIDを記憶したRFタグ38が埋め込まれており、またカード36上にはタグIDに対応したスケジュール項目、例えば図1の実施形態のカード36にあってはスケジュール項目「外出」が表示されている。
【0048】
したがって、本実施形態にあっては、カード入力データベース46に対応して準備された12枚のカードの中から必要なスケジュール項目のカードを選択してリーダライタ34にかざすことで、カード選択スケジュール登録やカード選択スケジュール確認を、表示兼登録操作部22に対する入力操作を行うことなく簡単にできる。
【0049】
再び図2を参照するに、制御部40に対し接続されたスケジュールデータベース50には、手書きスケジュール登録、メニュー選択スケジュール登録またはカード選択スケジュール登録の処理により生成されたスケジュール情報が登録されて管理される。
【0050】
図5は図2のスケジュールデータベース50を示した説明図である。図5において、スケジュールデータベース50には、ID、開始年月日、終了年月日、種別、スケジュール項目及び関連項目が設けられている。IDはスケジュールデータベース50のレコードインデックスである。
【0051】
開始年月日はスケジュール登録日であり、実際には年月日、時、分まで含まれる。終了年月日は期間設定を必要とするスケジュールに対応した項目であり、同様に年月日、時、分までが登録されている。
【0052】
種別はスケジュール登録処理が手書きか、メニュー選択か、カード選択かを示している。スケジュール項目は、手書き、メニュー選択、又はカード選択で入力したスケジュール内容である。
【0053】
更に関連項目は登録したスケジュール項目に関連して同時に登録した別のスケジュールのIDを登録している。例えばID=007のスケジュール項目である「町内会」につき、関連項目のIDとして「006,008」が登録されている。
【0054】
ID=006のスケジュール項目は「準備」であり、これは町内会の開催スケジュールに対し事前の関連スケジュールとして登録しているものである。一方、ID=008のスケジュール項目は「片付け」であり、これはスケジュール項目「町内会」に対する事後の関連スケジュールとして登録している。
【0055】
再び図2を参照するに、制御部40に対し接続された関連スケジュールデータベース48は、あるスケジュールを登録した際に、その登録スケジュールに対し事前または事後に必要とするスケジュール内容をメニュー選択させるための関連スケジュールを登録している。
【0056】
図6は図2の関連スケジュールデータベース48を示した説明図である。図6において、関連スケジュールデータベース48は、ID、スケジュール項目、事前関連スケジュール項目、事後関連スケジュール項目が登録されている。
【0057】
例えばID=001のスケジュール項目「町内会」を例に取ると、このスケジュール項目「町内会」のスケジュール登録が完了した段階で、まず関連スケジュールデータベース48の事前関連スケジュール項目における「外出 買物 連絡 準備」がデータベースから読み出されて、図1の表示兼登録操作部22に表示される。
【0058】
利用者は表示された事前関連スケジュール項目の中から、登録済スケジュール項目である「町内会」に関連して必要と思われるスケジュール項目を選択し、スケジュール登録を行うことになる。
【0059】
事前関連スケジュール項目の登録が完了すると、次の事後関連スケジュール項目である「外出 買物 片付け パーティ」が図1の表示兼登録操作部22に表示される。この場合にも利用者は、基本的なスケジュール項目である「町内会」に関連して、その後に必要な関連スケジュール項目をメニュー表示の中から選択し、登録することができる。
【0060】
このような関連スケジュールデータベース48を利用した関連スケジュール登録の支援機能により、あるスケジュールを登録した際に、そのスケジュールに対し時系列的に必要とする前後の関連スケジュールを、基本的な時系列的なスケジュール内容として利用者に示すことで、時系列的な基本的な関連スケジュールの流れをユーザに示し、登録スケジュール前の関連スケジュール及び後の関連スケジュールを適切に設定できるようにしている。
【0061】
再び図2を参照するに、制御部40にはCPUによるプログラム実行により実現される機能として、手書きスケジュール登録部52、メニュー選択スケジュール登録部54、カード選択スケジュール登録部56、関連スケジュール登録部58、スケジュール管理部60及びスケジュール確認部62が設けられている。
【0062】
手書きスケジュール登録部52、メニュー選択スケジュール登録部54及びカード選択スケジュール登録部56は、本実施形態が提供している
(1)手書きスケジュール登録
(2)メニュー選択スケジュール登録
(3)カード選択スケジュール登録
という3つのスケジュール登録機能のそれぞれを提供する。
【0063】
手書きスケジュール登録部52は、図1の表示兼登録操作部22に棒状の器具を用いて手書きにより入力したスケジュールを、同じく表示兼登録操作部22のカレンダ表示などを利用して入力した登録日と共に、スケジュール情報としてスケジュールデータベース50に登録する。
【0064】
メニュー選択スケジュール登録部54は、表示兼登録操作部22に表示されたメニューから選択されたスケジュールを、同じく表示兼登録操作部22のカレンダ表示などを利用して入力された登録日及び時間と共にスケジュール情報としてスケジュールデータベース50に登録する。
【0065】
更にカード選択スケジュール登録部56は、リーダライタ34にユーザが選択したスケジュール項目を表示したカード36をかざすことで、カード36に埋め込まれたRFタグ38から読み取った識別子であるタグIDに対応するスケジュール項目を関連スケジュールデータベース48から取得し、同じく表示兼登録操作部22からカレンダ表示を利用して入力された登録日及び時間と共に、スケジュール情報としてスケジュールデータベース50に登録する。
【0066】
関連スケジュール登録部58は、メニュー選択スケジュール登録部54またはカード選択スケジュール登録部56によるスケジュール情報のスケジュールデータベース50に対する登録完了後に、登録済スケジュール情報に関連する関連スケジュールを関連スケジュールデータベース48から読み出して表示兼登録操作部22にメニュー表示し、このメニュー表示の中から選択されたスケジュールを、同じく表示兼登録操作部22のカレンダ表示などを使用して入力された登録日及び時間と共に、関連スケジュール情報としてスケジュールデータベース50に登録する。
【0067】
この場合のスケジュールデータベース50に対する関連スケジュール情報としての登録は、図5のスケジュールデータベース50に示したように、関連先となる登録済スケジュールである例えばID=007の関連項目に、関連スケジュール情報であるID=006,008のIDを関連項目として登録する。
【0068】
なお図5のスケジュールデータベース50にあっては、関連元となるID=007の関連項目に関連スケジュール情報即ち関連先となるID=006,008を登録しているが、関連先のID=006,008の関連項目につき、関連元のID=007を同時に登録するようにしてもよい。
【0069】
これによって、関連元のID=007を確認した際に関連先のID=006.008を併せて確認できると同時に、関連先の006,008につき関連元の007を登録しておくことで、関連先のID=006または008を確認した際に、関連元であるID=007のスケジュールを同時に関連して確認することが可能となる。
【0070】
図2の制御部40に設けたスケジュール管理部60は、スケジュールデータベース50に登録されたスケジュール情報を、図1の電子カレンダ装置10に示すように、カレンダ表示領域14に表示しているカレンダの登録日対応のスケジュール表示部、例えば日付表示部に表示して管理する。
【0071】
例えば、カレンダ表示領域14の日付「13」、「24」、「30」のそれぞれのスケジュール表示部には、スケジュールデータベース50に登録されたスケジュール情報に基づき、スケジュール項目である「サークル」、「クリスマス」、「来客」が表示される。この場合のスケジュール項目は、全て手書きスケジュール登録による登録内容となっている。
【0072】
またスケジュール管理部60は、現在日に該当するスケジュール情報をスケジュールデータベース50から読み出して表示兼登録操作部22に表示する処理を行っており、これに伴い、内蔵した時計機能により現在日の日付変更を監視しており、日付変更を判定すると、変更日のスケジュール情報をスケジュールデータベース50から読み出して表示兼登録操作部22に表示するスケジュール更新表示を行っている。
【0073】
更にスケジュール管理部60は、時計機能を利用してカレンダ表示領域14に対する月が変わったときのカレンダ表示の切替え、また外部インタフェース35を使用した外部機器との間のスケジュール情報や画像情報を含む各種の入出力処理、更には移報入力部37から接点入力などを受けた際の火災警報表示などを管理している。
【0074】
図7は図1の電子カレンダ装置10の実施形態における表示兼登録操作部22を利用した通常時のスケジュールなし画面とスケジュール画面を示した説明図である。図7(A)は現在日にスケジュールデータベース50にスケジュール情報の登録のない場合のスケジュールなし画面82であり、この場合には何も表示しない。なお、内蔵した時計機能を利用して現在時刻を表示したり、他の任意の情報表示を行っても良い。
【0075】
図7(B)は現在日にスケジュールデータベース50にスケジュール情報が登録されている場合のスケジュール画面84であり、「本日の予定」として、スケジュール情報「13:00 外出」を表示している。
【0076】
スケジュール画面84には、スケジュール情報が1つの場合についてはそれを表示するが、複数ある場合には複数表示し、表示し切れない場合はスクロールボタンなどを表示し、スクロール表示できるようにしている。
【0077】
図8,図9は、本実施形態における手書きスケジュール登録における画面遷移を示した説明図である。図8(A)はスケジュール登録の最初に表示されるメインメニュー画面86であり、この場合には「1.予定を登録する。」を選択すると、図8(B)の登録メニュー画面88に切り替わる。
【0078】
登録メニュー画面88で「1.手書きで登録します。」を選択すると、図8(C)の日付登録画面90に切り替わる。日付登録画面90は、その月のカレンダが表示され、カレンダ表示の中から登録日を選んで決定ボタン92を操作すると、図9(D)の手書き登録画面94に切り替わる。
【0079】
手書き登録画面94は手書きスケジュール入力枠95が表示され、その中に棒状の入力器具を用いて必要なスケジュールを例えば「外出 14:00」と記入し、記入後に登録完了ボタン96を押すと、図9(E)の登録完了画面98に遷移し、手書きスケジュール「外出 14:00」が図2のスケジュールデータベース50に登録され、一連の登録処理が完了する。
【0080】
図10,図11及び図12は、本実施形態のメニュー選択スケジュール登録における画面遷移を示した説明図である。図10(A)はメインメニュー画面86であり、図8(A)と同様「1.予定を登録する。」を選択すると、図10(B)の登録メニュー画面88に切り替わる。
【0081】
登録メニュー画面88については「2.メニューから選びます」を選択すると、図10(C)のスケジュール選択画面100に切り替わる。スケジュール選択画面100にあっては、予め準備されたスケジュール項目がメニュー表示される。この場合には、例えばメニュー項目として「町内会」を選択する。
【0082】
続いて図11(D)の日付登録画面102に切り替わり、表示されたカレンダの中から登録日を選んで決定ボタン104を押すと、図11(E)の時間登録画面106に切り替わる。なお図11(D)の日付登録画面102には左下に、すでに選択したスケジュール項目105として「町内会」が表示されている。
【0083】
図11(E)の時間登録画面106にあっては、スケジュール項目「町内会」に対応して開始時間選択部108と終了時間選択部109が表示され、開始時間と終了時間を選択することができる。
【0084】
ここで、時間登録画面106は、選択したスケジュール内容により予定時間帯(開始時刻と終了時刻)の選択画面と、予定時刻のみの選択画面を表示する。例えばスケジュール項目が「外出」の場合は、外出時刻の選択画面となる。
【0085】
図11(E)の時間登録画面106で開始時刻と終了時刻を選択したら、決定ボタン111を押すと図11(F)の確認画面112に切り替わる。なお時間登録画面106については、すでに選択の済んだスケジュール項目105として「町内会」、また登録日110として「2007年2月28日」が表示されている。
【0086】
図11(F)の確認画面112にあっては、すでに登録したスケジュール情報114として登録日、時間、スケジュール項目が表示され、この内容を確認し、正しければ「はい」のボタン118を操作し、間違っていた場合には「いいえ」のボタン116を押すことになる。
【0087】
この確認画面112で「はい」のボタン118を押して登録を確認した場合には、図12(G)の事前関連スケジュール登録画面120に切り替わる。事前関連スケジュール登録画面120には、登録したスケジュール項目「町内会」の準備に必要な事前スケジュールが関連スケジュールリスト122として、図2の関連スケジュールデータベース48から読み出されて表示される。
【0088】
この場合、登録済スケジュール項目である「町内会」に対応した関連スケジュールリスト122に、関連スケジュール項目として「外出 買物 連絡 準備」が表示される。そこで、利用者は関連スケジュールリスト122の中から登録済スケジュール項目である「町内会」の準備に必要な項目として例えば「準備」を選択し、登録ボタン124を操作すると、図11(D)の日付登録画面102に切り替わる。
【0089】
この場合にも、事前関連スケジュール項目について登録日を選択して決定ボタン104を押すと登録日が確定し、続いて図11(E)の時間登録画面106に切り替わり、時間を選択して決定ボタン111を押すと時間が確定し、更に図11(F)の確認画面112に切り替わり、関連スケジュール情報が確認できたならば「はい」のボタン118を押すと、図12(H)の事後関連スケジュール登録画面128に切り替わる。
【0090】
事後関連スケジュール登録画面128にあっては、関連元となるスケジュール項目である「町内会」の後に必要な事後関連スケジュール項目が、関連スケジュールリスト130に関連スケジュールデータベース48から読み出されて表示される。
【0091】
この場合、関連元となるスケジュール項目「町内会」の事後関連スケジュール項目として「外出 買物 連絡 片付け パーティ」が表示されている。この中から利用者が例えば「片付け」を選択して登録ボタン132を操作すると、図12(G)の事前関連スケジュール登録画面120の場合と同様、図11(D)の日付登録画面102に切り替わり、ここで登録日を選択して決定すると図11(E)の時間登録画面106に切り替わり、時間を選択して決定すると図11(F)の確認画面112に切り替わり、スケジュール情報114として事後関連スケジュール情報が表示され、これを確認して「はい」のボタン118を押すと、一連のスケジュール登録、事前関連スケジュール登録及び事後関連スケジュール登録のそれぞれのスケジュール情報がスケジュールデータベース50に登録され、図12(I)の登録完了画面136が表示されて、メニュー選択スケジュール登録が完了する。
【0092】
図13,図14及び図15は、本実施形態のカード選択スケジュール登録における画面遷移を示した説明図である。図13(A)はメインメニュー画面86であり、図8(A)と同様、「1.予定を登録する。」を選択すると、図13(B)の登録メニュー画面88に切り替わる。登録メニュー画面88については「3.カードから選びます。」を選択すると、図13(C)のカード登録画面138に切り替わり、[カードをかざして下さい]のガイダンスが表示される。
【0093】
そこでユーザは、複数のカードの中から登録を必要とするスケジュール項目を持つ例えば図1に示した「外出」のカード36をリーダライタ34の部分にかざすと、リーダライタ34によりカード36のRFタグ38に記憶しているタグIDが読み出され、例えばタグID=001であった場合には、図4のカード入力データベース46を参照することでスケジュール項目として「外出」が取得され、図14(D)のカード読取画面140に示すように、登録スケジュール141として「外出」が表示される。
【0094】
続いて図14(E)の日付登録画面142に切り替わり、表示されたカレンダの中から登録日を選択して決定ボタン144を押すと、図14(F)の時間登録画面146に切り替わる。時間登録画面146はスケジュール項目「外出」に対応した時間選択部148が1つ表示され、例えば時間「14:00」を選択して決定ボタン152を押すと、図15(G)の確認画面154に切り替わる。
【0095】
確認画面154にあっては、スケジュール情報156として登録日「2007年2月28日」、時間「14:00」、スケジュール項目「外出」が表示され、これでよければ「はい」のボタン160を押すことで、図15(H)の登録完了画面162に切り替わり、スケジュール情報がスケジュールデータベース50に登録される。
【0096】
この図13〜図15に示したカード選択スケジュール登録にあっては、カードをリーダライタ34にかざすだけでスケジュール項目を登録することができ、手書き入力やメニュー選択に比べスケジュール項目の登録が容易であり、特に複数の登録日について同じスケジュール項目を繰り返し登録するような場合、カードをかざすだけでよいことから、スケジュール項目の登録をきわめて簡単に行うことができる。
【0097】
ここで図13のカード登録画面138で例えば「町内会」のカード36をリーダライタ34の部分にかざし、タグIDによるカード入力データベース46を参照でスケジュール項目として「町内会」が取得された場合には、図11(D)〜図12(I)に示したメニュー選択スケジュール登録の場合と同様、町内会のスケジュールを登録した後、関連スケジュールの登録を行うことができる。
【0098】
図16及び図17は、本実施形態のカレンダから選択するスケジュール確認の画面遷移を示した説明図である。図16(A)はメインメニュー画面86であり、「2.予定を確認する。」を選択する。
【0099】
続いて図16(B)の確認メニュー画面164に切り替わり、「1.カレンダからの選択」を選択する。続いて図16(C)の確認日付画面166に切り替わることから、表示されたカレンダの中から確認する日を選択して決定ボタン168を選択すると、図17(D)のスケジュール確認画面170に切り替わる。
【0100】
例えば図16(C)の確認日付画面166で「2007年2月28日」を選択したとすると、図17(D)のスケジュール確認画面170で確認日に該当するスケジュール情報172−1,172−2がスケジュールデータベース50から読み出されて表示される。
【0101】
ここでスケジュール情報172−1については、スケジュールデータベース50に関連項目の登録があることから、この場合には関連スケジュール確認ボタン174が同時に表示される。
【0102】
関連スケジュール確認ボタン174を操作すると、図17(E)の関連スケジュール確認画面176に切り替わり、この場合には関連元となるスケジュール情報172−1に対し事前関連スケジュール情報178−1,178−2が表示され、それぞれ「連絡」「買物」のスケジュール情報である。
【0103】
また関連スケジュール確認画面176にあっては、更に関連スケジュール情報がある場合にはスクロール180,182によりスクロール表示させることができる。もちろん、図17(D)(E)の画面で確認が終了した場合には、終了ボタン175,184を押すことで確認を終了することができる。
【0104】
図18,図19は、本実施形態におけるカードから選択するスケジュール確認の画面遷移を示した説明図である。図18(A)はメインメニュー画面86であり、図16(A)と同様、「2.予定を確認する。」を選択する。
【0105】
続いて図18(B)の確認メニュー画面164に切り替わることから、「2.カードから選択」を選択すると、図18(C)のカード確認画面186に切り替わり、「カードをかざして下さい。」のガイダンスが表示される。
【0106】
そこで利用者は、確認したいスケジュール項目である例えば「外出」を表示し図1に示したカード36を選んでリーダライタ34にかざすと、カード36のRFタグ38のタグIDが読み出され、このタグIDに対応するスケジュール項目がカード入力データベース46の参照で取得される。
【0107】
取得されたスケジュール項目が例えば「外出」であったとすると、スケジュール項目「外出」によりスケジュールデータベース50が検索され、該当するスケジュール情報として、この場合には「手書きスケジュール」190が表示され、これを確認することができる。
【0108】
一方、カード36として例えばスケジュール項目「町内会」をリーダライタ34にかざした場合には、図17(D)のスケジュール確認画面170に示したスケジュール情報172−1が表示され、このスケジュール情報172−1については関連スケジュール確認ボタン174が表示されていることから、これを操作すると、図19(E)に示す図17(E)と同じ関連スケジュール確認画面176に切り替わり、関連元である「町内会」のスケジュール情報172−1に対し、事前関連スケジュール情報178−1,178−2としてスケジュール項目「連絡」「買物」が表示される。
【0109】
図20は本実施形態における電子カレンダ装置の処理手順を示したフローチャートであり、図1及び図2を参照して説明すると次のようになる。図20において、まずステップS1で現在日の日付変更を時計情報との比較により判定しており、日付変更を判定するとステップS2に進み、本日の予定の有無即ち日付変更した現在日により、スケジュールデータベース50を参照して、登録されているスケジュール情報の有無を判別する。本日の予定があれば、ステップS3でスケジュールデータベース50から読み出したスケジュールを表示兼登録操作部22に表示する。
【0110】
続いてステップS4で登録要求の有無をチェックしており、登録要求があると、ステップS5に進み、手書き登録か否かチェックし、手書き登録であれば、ステップS6の手書きスケジュール登録部52による手書き登録処理を実行する。続いてステップS7でメニュー選択登録か否かチェックしており、メニュー選択登録であれば、ステップS8に進み、メニュー選択スケジュール登録部54によるメニュー選択登録処理を実行する。
【0111】
またステップS9でカード登録を判別すると、ステップS10に進み、カード選択スケジュール登録部によるカード登録処理を実行する。
【0112】
続いてステップS11でスケジュール確認か否かチェックし、スケジュール確認要求があれば、ステップS12に進み、カレンダから選択か否かチェックし、カレンダから選択であれば、ステップS13でカレンダ予定確認表示を実行する。またステップS14でカードからの選択を判別すると、ステップS15でカード登録の予定確認表示を実行する。このようなステップS1〜S15の処理を、ステップS16で電源オフによる停止指示があるまで繰り返す。
【0113】
図21は図20のステップS6における手書き登録処理の詳細を示したフローチャートである。図21において、手書き登録処理は、ステップS1で登録日選択用のカレンダを表示し、ステップS2で登録日決定を判定すると、ステップS3で登録日を確定し、ステップS4で手書き入力画面を表示した後、ステップS5で手書き入力後の登録完了指示を判別すると、ステップS6で入力した手書きスケジュール情報をスケジュールデータベース50に登録する。
【0114】
図22は図20のステップS8におけるメニュー選択登録処理の詳細を示したフローチャートである。図22において、メニュー選択登録処理は、ステップS1でスケジュール項目選択画面を表示し、ステップS2でスケジュール項目の選択があると、ステップS3でスケジュール項目を確定し、次にステップS4で登録日選択用のカレンダ画面を表示する。
【0115】
ステップS5で登録日の決定があると、ステップS6で登録日を確定し、ステップS7で時間選択画面を表示する。ステップS8で時間決定があると、ステップS9で時間を確定し、ステップS10で入力したスケジュール情報を確認表示する。ステップS11で確認入力があれば、ステップS12に進み、事前の関連スケジュール項目の選択画面を表示する。
【0116】
ステップS13で事前の関連スケジュール項目の選択を判別すると、ステップS14に進み、事前の関連スケジュール項目の登録処理を実行する。この事前の関連スケジュール項目の登録処理内容は、ステップS4〜S11の登録日の選択確定、時間の選択確定の処理内容となる。
【0117】
次にステップS15で事後の関連スケジュール項目の選択画面を表示し、ステップS16で事後の関連スケジュール項目の選択を判別すると、ステップS17で事後の関連スケジュール項目の登録処理を実行する。最終的にステップS18で、確認の済んだスケジュール情報をスケジュールデータベース50に登録して、図20のメインルーチンにリターンする。
【0118】
図23は図20のステップS10におけるカード選択登録処理の詳細を示したフローチャートである。図23のカード選択登録処理にあっては、ステップS1でカード入力案内画面を表示した後、リーダライタ34がカードリードコマンドを送信し、ステップS3でカード36のRFタグ38からリード応答があると、ステップS4でカードのタグIDを取得する。
【0119】
続いてステップS5でタグIDによりカード入力データベース46を検索してスケジュール項目を確定する。続いてステップS6で登録日選択用のカレンダ画面を表示して、ステップS7で登録日の決定を判別すると、ステップ8で登録日を確定する。
【0120】
続いてステップS9で時間選択画面を表示し、ステップS10で時間決定を判別すると、ステップS11で時間を確定する。続いてステップS12で入力したスケジュール情報を確認表示し、ステップS13で確認入力を判別すると、ステップS14に進む。確認がなかった場合にはステップS1に戻り、最初からカード選択登録をやり直すことになる。
【0121】
ステップS14にあっては、事前の関連スケジュール項目の選択画面を表示し、ステップS15で事前の関連スケジュール項目の選択を判別すると、ステップS16で事前の関連スケジュール項目の登録処理を実行する。
【0122】
続いてステップS17で事後の関連スケジュール項目の選択画面を表示し、ステップS18で事後の関連スケジュール項目の選択があれば、ステップS19で事後の関連スケジュール項目の登録処理を実行する。最終的にステップS20で、確認の済んだスケジュール情報をスケジュールデータベース50に登録し、図20のメインルーチンにリターンする。
【0123】
なお上記の実施形態にあっては、カード36のRFタグ38にタグIDを記憶して、これをリーダライタ34に読み出して、カード入力データベース46の検索によりスケジュール項目を取得して登録する場合を例に取っているが、カード36のRFタグ38には、タグID以外に例えば電子カレンダ装置10の表示兼登録操作部22で入力した手書きスケジュールを登録しておき、これを読み出してスケジュール項目として登録することもできる。
【0124】
またスケジュールデータベース50に登録したスケジュール情報をスケジュール項目により選択して、対応するカードのRFタグ38に登録しておくことで、カードをリーダライタ34にかざすだけでカード側からスケジュール項目の該当するスケジュール情報を読み出して表示兼登録操作部22に表示して確認することも可能である。
【0125】
また上記の実施形態にあっては、スケジュール登録として手書きスケジュール登録、メニュー選択スケジュール登録及びカード選択スケジュール登録の3つのスケジュール登録機能を設けた場合を例に取っているが、手書きスケジュール登録やメニュー選択スケジュール登録は持たず、カード選択スケジュール登録のみの電子カレンダ装置としてもよいことはもちろんである。
【0126】
また関連スケジュール情報の登録については、メニュー選択スケジュール登録及びカード選択スケジュール登録を対象としており、手書きスケジュール登録は対象外であることから、関連スケジュール登録機能を備えた電子カレンダ装置としたい場合には、手書きスケジュール登録の機能は取り除くようにしてもよい。
【0127】
また上記の実施形態は壁掛け構造を対象とした電子カレンダ装置10を例に取るものであったが、写真立てのような構造とすることで卓上用として使用できる構成としてもよいことはもちろんである。また電子カレンダ装置10の縦横サイズは縦長にした場合を例に取っているが、処理ユニット11と電子ペーパーパネル12を横に並べた横長サイズとしてもよいことはもちろんである。
【0128】
また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
【図面の簡単な説明】
【0129】
【図1】本発明による電子カレンダ装置の実施形態を示した説明図
【図2】本実施形態の装置構成を示したブロック図
【図3】本実施形態のリーダライタとカードのRFタグの回路構成を示したブロック図
【図4】図2のカード入力データベースを示した説明図
【図5】図2のスケジュールデータベースを示した説明図
【図6】図2の関連スケジュールデータベースを示した説明図
【図7】本実施形態における通常時のスケジュールなし画面とスケジュール画面を示した説明図
【図8】本実施形態の手書きスケジュール登録における画面遷移を示した説明図
【図9】図8に続く手書きスケジュール登録の画面遷移を示した説明図
【図10】本実施形態のメニュー選択スケジュール登録における画面遷移を示した説明図
【図11】図10に続くメニュー選択スケジュール登録の画面遷移を示した説明図
【図12】図11に続くメニュー選択スケジュール登録の画面遷移を示した説明図
【図13】本実施形態のカード選択スケジュール登録における画面遷移を示した説明図
【図14】図13に続くカード選択スケジュール登録の画面遷移を示した説明図
【図15】図14に続くカード選択スケジュール登録の画面遷移を示した説明図
【図16】本実施形態のカレンダから選択するスケジュール確認の画面遷移を示した説明図
【図17】図16に続くスケジュール確認の画面遷移を示した説明図
【図18】本実施形態のカードから選択するスケジュール確認の画面遷移を示した説明図
【図19】図18に続くスケジュール確認の画面遷移を示した説明図
【図20】本実施形態における電子カレンダ装置の処理手順を示したフローチャート
【図21】図20のステップS6の詳細を示したフローチャート
【図22】図20のステップS8におけるメニュー選択登録処理の詳細を示したフローチャート
【図23】図20のステップS10におけるカード選択登録処理の詳細を示したフローチャート
【符号の説明】
【0130】
10:電子カレンダ装置
11:処理ユニット
12:電子ペーパーパネル
14:カレンダ表示領域
16:日付表示部
18:スケジュール表示部
20:画像表示領域
22:表示兼登録操作部
22−1:イベント表示部
22−2:手書き入力部
24:操作部
26:電源スイッチ
28:上選択スイッチ
30:下選択スイッチ
32:決定スイッチ
34:リーダライタ
35:外部インタフェース
36:カード
38:RFタグ
40:制御部
42:管理用データベース
44:カレンダデータベース
46:カード入力データベース
48:関連スケジュールデータベース
50:スケジュールデータベース
52:手書きスケジュール登録部
54:メニュー選択スケジュール登録部
56:カード選択スケジュール登録部
58:関連スケジュール登録部
60:スケジュール管理部
62:スケジュール確認部
64,70:制御部
65,72:送信部
66,74:受信部
68,78:アンテナ
76:電源部
80:メモリ
86:メインメニュー画面
88:登録メニュー画面
90,102,142,166:日付登録画面
94:手書き登録画面
98,136,162:登録完了画面
100:スケジュール選択画面
106,146:時間登録画面
112,154:確認画面
120:事前関連スケジュール登録画面
128:事後関連スケジュール登録画面
138:カード登録画面
140:カード読取画面
164:確認メニュー画面
170,188:スケジュール確認画面
176:関連スケジュール確認画面
186:カード確認画面
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート形状の電子カレンダ装置に於いて、
スケジュール表示部を日付毎に備えたカレンダを表示する電子ペーパーパネルと、
表示パネルに加圧入力パネルを積層した表示兼登録操作部と、
入力されたスケジュールを、入力された登録日及び時間と共にスケジュール情報として前記データベースに登録するスケジュール登録部と、
前記スケジュール登録部によるスケジュール情報の登録完了後に、登録済みのスケジュール情報に関連する関連スケジュールを前記表示兼登録操作部にメニュー表示し、その中から選択されたスケジュールを、入力された登録日及び時間と共に関連スケジュール情報として前記データベースに登録する関連スケジュール登録部と、
前記データベースに登録されたスケジュール情報及び関連スケジュール情報を、前記電子ペーパーパネルに表示している前記カレンダの登録日対応のスケジュール表示部に表示して管理するスケジュール管理部と、
を備えたことを特徴とする電子カレンダ装置。
【請求項2】
請求項1記載の電子カレンダ装置に於いて、前記スケジュール登録部は、
前記表示兼登録操作部に表示されたメニューの中から選択されたスケジュールを、入力された登録日及び時間と共にスケジュール情報として前記データベースに登録するメニュー選択スケジュール登録部と、
リーダライタにより分離配置されたカードから読み取った識別子に対応するスケジュールをデータベースから取得し、入力された登録日及び時間と共にスケジュール情報として前記データベースに登録するカード選択スケジュール登録部と、
の少なくともいずれか一方を備えたことを特徴とする電子カレンダ装置。
【請求項3】
請求項2記載の電子カレンダ装置に於いて、前記リーダライタはスケジュール内容に対応して準備されたカードに搭載されているRFタグのタグIDを非接触通信により前記識別子として読出して前記データベースからスケジュールを取得することを特徴とする電子カレンダ装置。
【請求項4】
請求項1記載の電子カレンダ装置に於いて、前記関連スケジュール登録部は、登録済みスケジュール情報に対する事前の関連スケジュールと事後の関連スケジュールを前記表示兼登録操作部にメニュー表示して選択登録させることを特徴とする電子カレンダ装置。
【請求項5】
請求項1記載の電子カレンダ装置に於いて、前記スケジュール管理部は、日付変更を判定した際に、変更日のスケジュール情報及び関連スケジュール情報を前記データベースから検索して前記表示兼登録操作部に表示することを特徴とする電子カレンダ装置。
【請求項1】
シート形状の電子カレンダ装置に於いて、
スケジュール表示部を日付毎に備えたカレンダを表示する電子ペーパーパネルと、
表示パネルに加圧入力パネルを積層した表示兼登録操作部と、
入力されたスケジュールを、入力された登録日及び時間と共にスケジュール情報として前記データベースに登録するスケジュール登録部と、
前記スケジュール登録部によるスケジュール情報の登録完了後に、登録済みのスケジュール情報に関連する関連スケジュールを前記表示兼登録操作部にメニュー表示し、その中から選択されたスケジュールを、入力された登録日及び時間と共に関連スケジュール情報として前記データベースに登録する関連スケジュール登録部と、
前記データベースに登録されたスケジュール情報及び関連スケジュール情報を、前記電子ペーパーパネルに表示している前記カレンダの登録日対応のスケジュール表示部に表示して管理するスケジュール管理部と、
を備えたことを特徴とする電子カレンダ装置。
【請求項2】
請求項1記載の電子カレンダ装置に於いて、前記スケジュール登録部は、
前記表示兼登録操作部に表示されたメニューの中から選択されたスケジュールを、入力された登録日及び時間と共にスケジュール情報として前記データベースに登録するメニュー選択スケジュール登録部と、
リーダライタにより分離配置されたカードから読み取った識別子に対応するスケジュールをデータベースから取得し、入力された登録日及び時間と共にスケジュール情報として前記データベースに登録するカード選択スケジュール登録部と、
の少なくともいずれか一方を備えたことを特徴とする電子カレンダ装置。
【請求項3】
請求項2記載の電子カレンダ装置に於いて、前記リーダライタはスケジュール内容に対応して準備されたカードに搭載されているRFタグのタグIDを非接触通信により前記識別子として読出して前記データベースからスケジュールを取得することを特徴とする電子カレンダ装置。
【請求項4】
請求項1記載の電子カレンダ装置に於いて、前記関連スケジュール登録部は、登録済みスケジュール情報に対する事前の関連スケジュールと事後の関連スケジュールを前記表示兼登録操作部にメニュー表示して選択登録させることを特徴とする電子カレンダ装置。
【請求項5】
請求項1記載の電子カレンダ装置に於いて、前記スケジュール管理部は、日付変更を判定した際に、変更日のスケジュール情報及び関連スケジュール情報を前記データベースから検索して前記表示兼登録操作部に表示することを特徴とする電子カレンダ装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図2】
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【図4】
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【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【公開番号】特開2008−269212(P2008−269212A)
【公開日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−110275(P2007−110275)
【出願日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【出願人】(000003403)ホーチキ株式会社 (792)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【出願人】(000003403)ホーチキ株式会社 (792)
【Fターム(参考)】
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