説明

食道ガンを検出するための組成物及び方法

【課題】食道ガンの存在を検出、判定又は予測するためのプローブを提供する。
【解決手段】食道ガンの存在を検出、判定又は予測するためのプローブとしてのポリヌクレオチドを含む組成物、キット及びDNAチップ、並びに、これらを使用して食道ガンの存在を検出、判定又は予測する方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記のII群:
II群:
(f)配列番号142〜161で表される塩基配列からなるポリヌクレオチド、その変異体、又は15以上の連続した塩基を含むその断片、
(g)配列番号142〜161で表される塩基配列を含むポリヌクレオチド、
(h)配列番号142〜161で表される塩基配列に相補的な塩基配列からなるポリヌクレオチド、その変異体、又は15以上の連続した塩基を含むその断片、
(i)配列番号142〜161で表される塩基配列に相補的な塩基配列を含むポリヌクレオチド、及び
(j)前記(f)〜(i)のいずれかのポリヌクレオチドとストリンジェントな条件下でハイブリダイズするポリヌクレオチド、又は15以上の連続した塩基を含むその断片、
からなるポリヌクレオチド、
から選択される1又は2以上のプローブを含んでなる、被験者における食道ガンの存在をインビトロで検出、判定又は予測するための組成物。
【請求項2】
前記ポリヌクレオチドがDNA又はRNAである、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記II群における断片が、60以上の連続した塩基を含むポリヌクレオチドである、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
前記II群における断片が、配列番号142〜161のいずれかで表される塩基配列において、それぞれ配列番号162〜181のいずれかで表される塩基配列を含むポリヌクレオチド、又は該ポリヌクレオチドの配列に相補的な塩基配列を含むポリヌクレオチドである、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項5】
前記II群における断片が、配列番号162〜181のいずれかで表される塩基配列、又はこれらに相補的な塩基配列を含むポリヌクレオチドである、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項6】
請求項1に定義されるII群から選択される1又は2以上のプローブを含む、被験者における食道ガンの存在をインビトロで検出、判定又は予測するためのキット。
【請求項7】
前記II群における断片が、60以上の連続した塩基を含むポリヌクレオチドである、請求項6に記載のキット。
【請求項8】
前記II群における断片が、配列番号142〜161のいずれかで表される塩基配列において、60以上の連続した塩基を含むポリヌクレオチド中にそれぞれ配列番号162〜181のいずれかで表される塩基配列を含むポリヌクレオチド、又は該ポリヌクレオチドの配列に相補的な塩基配列を含むポリヌクレオチドである、請求項6に記載のキット。
【請求項9】
前記II群における断片が、配列番号162〜181のいずれかで表される塩基配列、またはこれらに相補的な塩基配列を含むポリヌクレオチドである、請求項6に記載のキット。
【請求項10】
前記II群における断片が、配列番号162〜181のいずれかで表される塩基配列からなるポリヌクレオチドである、請求項6に記載のキット。
【請求項11】
請求項1に定義されるII群から選択される1又は2以上のプローブを含む、被験者における食道ガンの存在をインビトロで検出、判定又は予測するためのDNAチップ。
【請求項12】
前記II群における断片が、配列番号162〜181のいずれかで表される塩基配列又はその相補的配列を含むポリヌクレオチドの1又は2以上〜全部を含む、請求項11に記載のDNAチップ。
【請求項13】
被験者由来の生体試料中の複数の食道ガン関連標的核酸の存在又は存在量若しくは発現量を、請求項1に定義されるII群から選択されるプローブを用いてインビトロで測定することを含む、食道ガンの存在をインビトロで検出、判定又は予測する方法。
【請求項14】
前記測定をDNAチップを用いて行う、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記食道ガンの存在の検出、判定又は予測を、対照試料からの変化を指標にして決定する、請求項13又は14に記載の方法。
【請求項16】
前記生体試料が食道由来の組織又は細胞、血液、血漿、血清、或いは尿である、請求項13〜15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
被験者由来の生体試料中の複数の食道ガン関連標的核酸の存在又は量若しくは発現量を、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物、請求項6〜10のいずれか1項に記載のキット、又は請求項11もしくは12に記載のDNAチップを用いてインビトロで測定することを含む、食道ガンの存在をインビトロで検出、判定又は予測する方法。
【請求項18】
請求項1に定義されるII群から選択されるプローブ、或いは、該プローブを含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物、請求項6〜10のいずれか1項に記載のキット、又は請求項11もしくは12に記載のDNAチップを用いて、食道ガン細胞を含む組織又は正常組織であることが既知の複数の生体試料中の標的核酸の発現量をインビトロで測定する第1の工程、該第1の工程で得られた該標的核酸の発現量の測定値を教師とした判別式(サポートベクターマシーン)を作成する第2の工程、被験者の食道由来の生体試料中の該標的核酸の発現量を第1の工程と同様にインビトロで測定する第3の工程、該第2の工程で得られた判別式に第3の工程で得られた該標的核酸の発現量の測定値を代入し、該判別式から得られた結果に基づいて、生体試料中にガン細胞が含まれること又はガン細胞が含まれないことを判定する第4の工程を含む、食道ガンを検出する方法。
【請求項19】
請求項1に定義されるII群から選択されるプローブ、或いは、該プローブを含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物、請求項6〜10のいずれか1項に記載のキット、又は請求項11もしくは12に記載のDNAチップの、被験者由来の生体試料中の食道ガンの存在をインビトロで検出、判定又は予測するための使用方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−196218(P2012−196218A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−116040(P2012−116040)
【出願日】平成24年5月21日(2012.5.21)
【分割の表示】特願2007−514865(P2007−514865)の分割
【原出願日】平成18年5月2日(2006.5.2)
【出願人】(000003159)東レ株式会社 (7,677)
【出願人】(504132272)国立大学法人京都大学 (1,269)
【Fターム(参考)】