説明

HDL上昇剤

【課題】動脈硬化症、とりわけ心筋梗塞や狭心症など冠状動脈疾患、高脂血症、糖尿病、肥満、アテローム性動脈硬化、高血糖および/またはシンドロームXの治療および/または予防のための医薬を製造するためのHDL上昇剤の提供。
【解決手段】以下に例示される化合物。


PPARアゴニストとなり得る化合物を選定し、選定された化合物の構造を基礎として、多くの誘動体を合成し、活性が強く所望の薬理活性を持つ化合物を選出し、さらにその誘動体合成を行うことにより完成する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】


環Qは、
【化2】


(Rは、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよい低級アルケニル、置換されていてもよい低級アルケニル、置換されていてもよい低級アルケニルオキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、置換されていてもよい低級アルコキシ、置換されていてもよい低級アルキニルオキシ、置換されていてもよいアミノ、メルカプト、置換されていてもよい低級アルキルチオ、アシル、アシルオキシ、置換されていてもよいイミノ、カルボキシ、置換されていてもよい低級アルコキシカルボニル、置換されていてもよいカルバモイル、置換されていてもよいチオカルバモイル、置換されていてもよいカルバモイルオキシ、置換されていてもよいチオカルバモイルオキシ、置換されていてもよいスルファモイル、置換されていてもよい低級アルキルスルホニル、置換されていてもよい低級アルキルスルホニルオキシ、シアノ、ニトロ、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルキルオキシ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよいアリールチオ、置換されていてもよいアリールスルホニル、置換されていてもよいアリールスルホニルオキシまたは置換されていてもよいヘテロ環式基、置換されていてもよいヘテロ環オキシである。)で示される基であり、
は単結合であり、
環Aは、
【化3】


(R17は置換されていてもよい非芳香族へテロ環式基、置換されていてもよい低級アルキル、シアノ、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいアミノ、置換されていてもよい低級アルコキシ、アリール低級アルキルまたは置換されていてもよいシクロアルキルである。Nからの結合手はYと結合し、Cからの結合手はYと結合する。)で示される基であり、
式:−Y1−は、
【化4】


で示される基であり、
およびRは各々独立して水素または低級アルキルであり、
nは2であり、
は−O−であり、
環Bは置換されていてもよいフェニレンであり、
は置換されていてもよい低級アルキレン(置換基としては、ハロゲンまたは低級アルキレン)または−O−置換されていてもよい低級アルキレン(置換基としては、低級アルキレンまたはハロゲン)であり、
はCOOR(ここでRは水素または低級アルキルである)である、
で示される化合物、その製薬上許容される塩またはそれらの溶媒和物を含有するHDL上昇剤。
【請求項2】
式(I)で示される化合物が、
【化5】


で示される化合物である、請求項1記載のHDL上昇剤。
【請求項3】
式(I):
【化6】


環Qは、
【化7】


(Rは、置換されていてもよい低級アルキル、置換されていてもよい低級アルケニル、置換されていてもよい低級アルケニル、置換されていてもよい低級アルケニルオキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、置換されていてもよい低級アルコキシ、置換されていてもよい低級アルキニルオキシ、置換されていてもよいアミノ、メルカプト、置換されていてもよい低級アルキルチオ、アシル、アシルオキシ、置換されていてもよいイミノ、カルボキシ、置換されていてもよい低級アルコキシカルボニル、置換されていてもよいカルバモイル、置換されていてもよいチオカルバモイル、置換されていてもよいカルバモイルオキシ、置換されていてもよいチオカルバモイルオキシ、置換されていてもよいスルファモイル、置換されていてもよい低級アルキルスルホニル、置換されていてもよい低級アルキルスルホニルオキシ、シアノ、ニトロ、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいシクロアルキルオキシ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいアリールオキシ、置換されていてもよいアリールチオ、置換されていてもよいアリールスルホニル、置換されていてもよいアリールスルホニルオキシまたは置換されていてもよいヘテロ環式基、置換されていてもよいヘテロ環オキシである。)で示される基であり、
は単結合であり、
環Aは、
【化8】


(R17は置換されていてもよい非芳香族へテロ環式基、置換されていてもよい低級アルキル、シアノ、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいアミノ、置換されていてもよい低級アルコキシ、アリール低級アルキルまたは置換されていてもよいシクロアルキルである。Nからの結合手はYと結合し、Cからの結合手はYと結合する。)で示される基であり、
式:−Y1−は、
【化9】


で示される基であり、
およびRは各々独立して水素または低級アルキルであり、
nは2であり、
は−O−であり、
環Bは置換されていてもよいフェニレンであり、
は置換されていてもよい低級アルキレン(置換基としては、ハロゲンまたは低級アルキレン)または−O−置換されていてもよい低級アルキレン(置換基としては、低級アルキレンまたはハロゲン)であり、
はCOOR(ここでRは水素または低級アルキルである)である、
示される化合物、その製薬上許容される塩またはそれらの溶媒和物を含有する動脈硬化症、冠状動脈疾患、高脂血症、糖尿病、肥満、アテローム性動脈硬化、高血糖および/またはシンドロームXの治療および/または予防剤。
【請求項4】
式(I)で示される化合物が、
【化10】


で示される化合物である、請求項3記載の動脈硬化症、冠状動脈疾患、高脂血症、糖尿病、肥満、アテローム性動脈硬化、高血糖および/またはシンドロームXの治療および/または予防剤。

【公開番号】特開2012−121889(P2012−121889A)
【公開日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−7712(P2012−7712)
【出願日】平成24年1月18日(2012.1.18)
【分割の表示】特願2008−45520(P2008−45520)の分割
【原出願日】平成20年2月27日(2008.2.27)
【出願人】(597051148)株式会社医薬分子設計研究所 (18)
【出願人】(000001926)塩野義製薬株式会社 (229)
【Fターム(参考)】