説明

住友金属工業株式会社により出願された特許

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【課題】引張特性、DWTT特性、耐HIC性および耐食性が良好であり、高騰するエネルギーコストを抑えて安価に製造できる厚鋼板の提供。
【解決手段】質量%で、C:0.01〜0.17%、Si:0.01〜0.60%、Mn:0.4〜1.8%、P:0.02%以下、S:0.01%以下、Nb:0.001%以上0.01%未満、Al:0.001〜0.06%、Sn:0.03〜0.50%、N:0.01%以下およびO:0.005%以下を含有し、残部がFeおよび不純物からなり、かつ、下記の(1)式で示されるVSの値が0.25〜0.65である化学組成を有し、ミクロ組織がベイナイトの割合が90%以上であることを特徴とする厚鋼板。さらに、Cu、Cr、Mo、V、Ti、Ni、B、Ca、MgおよびREMのうちから選んだ1種以上の元素を特定量含んでもよい。
VS=C+Mn/5+5P−Ni/10−Mo/10+Cu/10・・・(1)
ただし、上記(1)式中の、C、Mn、P、Ni、MoおよびCuは、それぞれの元素の質量%での含有量を表す。 (もっと読む)


【課題】クロメート処理やクロム酸塩系防錆顔料を利用しないクロムフリー塗装鋼板に見られる端面からの赤錆発生を、耐食性を低下させずに抑制する。
【解決手段】Zn含有めっき層を有するめっき鋼板からなる塗装基材の両面にそれぞれ1層以上の塗膜が形成されたクロムフリー塗装鋼板において、この塗装鋼鈑を0.5cm×4.5cmの長方形に切断したサンプル100個を50℃のイオン交換水(4μS/cm以下)200mlに周波数40kHzの超音波振動付与下で30分浸漬した時の浸漬水の電気伝導度が30μS/cm以上である。最外層の塗膜は、(A)イオン交換水(4μS/cm以下)に0.1質量%濃度で溶解させた時の水の電気伝導度が500μS/cm以上、および(B)200℃までに熱分解を生じない、という要件を満たす化合物(好ましくはアルカリ金属リン酸塩)を1〜30質量%の量で含有する。 (もっと読む)


【課題】穿孔圧延の際に、ビレット内の中心偏析やポロシティに起因する内面疵の発生を確実に防止する継目無管の製造方法を提供する。
【解決手段】パスラインに沿ってプッシャが入側に、プラグが出側にそれぞれ配設され、プラグの周りに複数の傾斜ロールが対向して配設された穿孔機を用いて、ビレット横断面内で中心偏析およびポロシティからなる品質劣等領域の最大径がd[mm]である場合、下記の(1)式で表されるプラグ先端圧下比(TDF)が下記の(2)式を満足する条件で穿孔圧延を行う。
TDF=(Bd−D1)/Bd …(1)
TDF≦−0.50×(d/Bd)+0.06 …(2)
ただし、上記(1)式および(2)式中、Bd:ビレットの直径[mm]、およびD1:プラグ先端位置での傾斜ロールの間隔[mm]。 (もっと読む)


【課題】490MPa以上の引張強度、80%以下の降伏比及び−20℃以下の破面遷移温度を有し、高騰するエネルギーコストを抑えて安価に製造できる耐食性に優れたに優れた低降伏比鋼材の提供。
【解決手段】質量%で、C:0.05〜0.20%、Si:0.10〜0.50%、Mn:1.0〜2.0%、P:0.05%以下、S:0.02%以下、Nb:0.01%以下、Al:0.003〜0.050%およびSn:0.03〜0.50%を含有し、残部がFeおよび不純物からなる化学組成を有し、ミクロ組織が、平均結晶粒径が3μmを超えて20μm以下のフェライト相、平均アスペクト比が10未満である硬質相および不可避的形成相からなり、かつ、該フェライト相の割合が40%以上で、さらに不可避的形成相の割合が5%以下であることを特徴とする耐食性に優れた低降伏比鋼材。
Cu、Ni、Cr、Mo、Vの1種以上を含有する化学組成を有するものであってもよい。 (もっと読む)


【課題】被削性、冷間鍛造性、疲労強度及び熱間加工性に優れた、冷間鍛造用快削鋼を提供する。
【解決手段】本実施の形態による冷間鍛造用快削鋼は、質量%で、C:0.05〜0.30%、Si:0.05〜1.0%、Mn:0.40〜2.0%、P:0.05%以下、S:0.008%以上0.040%未満、Al:0.010%を超え0.035%以下、Cr:0.01〜2.0%、Ca:0.0004〜0.0035%、Te:0.0001〜0.0043%、N:0.025%以下、O:0.0005〜0.0040%を含有し、残部はFe及び不純物からなり、式(1)及び式(2)を満たす。
0.05<(Ca+Te)/(S+O)<0.35 (1)
Ca/Te>0.80 (2)
ここで、式(1)及び式(2)中の各元素記号には、各元素の含有量(質量%)が代入される。 (もっと読む)


【課題】連続鋳造において、低い設備コストでかつ表面品質の低下を招くことなく、断面積の大きさに関わらず、鋳片の中心部におけるザクおよびポロシティ、ならびに鋳片上部の引け巣やザクを低減する方法を提供する。
【解決手段】鋳片を連続鋳造する方法であって、鋳片の圧下が可能で、かつ鋳型から鋳片に沿いつつ鉛直方向に移動が可能なロールを備えた可動ロール圧下装置を用い、鋳片の引き抜きを完了した後、停止した鋳片を鉛直方向に移動しながら圧下することを特徴とする鋳片の連続鋳造方法。前記ロールの、鋳片を圧下しながらの移動方向が鉛直方向上向きであってもよい。また、鋳片の横断面が円形であってもよい。 (もっと読む)


【課題】ランスから粉体を高速度に溶銑に吹付けなくとも粉体の集塵ロスを低減して粉体の歩留まりを向上できるランスを用いた溶銑の精錬方法を提供する。
【解決手段】転炉型精錬容器を用いて、溶銑1トンあたり4.0Nm/min以下酸素含有ガスとともにCaO含有粉体を上吹きランスから溶銑に吹付ける溶銑の精錬方法であって、前記上吹きランスは先端に複数個のノズルを有し、それらのノズルから粉体とガスを共に溶銑に向けて吹き付けるランスであり、それら粉体とガスが通る前記ランス内の流路において、最も断面積が狭くなるノズルスロートよりも上流側の全ての内壁面について、内壁面の接平面と前記ランス中心軸とのなす角度が45°以上であるランス内壁面の、前記ランス中心軸に垂直な面への投影面積Aが下記式を満たすランスであることを特徴とする、溶銑の精錬方法。
A/A0≦0.70
A0:ランス内管にて最も断面積が大きい位置における断面積 (もっと読む)


【課題】転炉吹錬において、排ガス情報を活用して精度良く溶鋼中の炭素濃度と溶鋼温度を推定することが可能な、吹錬方法及び吹錬システムを提供する。
【解決手段】 転炉吹錬時の排ガス成分及び排ガス流量を測定する、測定工程と、測定工程により得られた測定値と転炉吹錬時の操業要因とに基づいて推定される脱炭酸素効率減衰定数及び最大脱炭酸素効率を用いて、吹錬時における溶鋼中の炭素濃度及び溶鋼温度を推定する、推定工程とを備える、転炉吹錬方法とし、当該吹錬方法を実行可能なシステムとする。 (もっと読む)


【課題】土留め壁や擁壁、護岸壁、あるいは地震時の液状化対策として、良好な通水性を備える鋼製壁およびそのための鋼矢板を提供する。
【解決手段】通水性鋼矢板100を幅方向に連結して打設することで擁壁(鋼製壁)500を構築する。通水性鋼矢板100は、鋼矢板基体120として、例えばハット型鋼矢板等が用いられ、鋼矢板基体120の凹部面側に通水経路部130が形成されている。鋼矢板基体120の所定位置、例えば鋼矢板基体120の下部の一個所には、通水経路部130に通じる連通孔160が設けられている。通水性上必要であれば、鋼矢板基体120の長手方向中間位置に、連通孔160をさらに1〜数個設けてもよい。擁壁500において、鋼矢板100の通水経路部130は背面側の地盤に向いており、連通孔160は、前面の地表面近くの高さに位置している。 (もっと読む)


【課題】プロテクターの締め付けのトルクの制御を精度良く行うことができるプロテクター締め付け装置を提供する。
【解決手段】プロテクター締め付け装置1は、ねじ付管2を保持する保持部3と、ねじ付管2のねじ部21に螺着されるプロテクター41を把持して回転させる締め付け本体部4とを備えている。締め付け本体部4は、プロテクター41を把持するプロテクターチャック42と、プロテクターチャック42を回転させるサーボモータ43と、制御部44とを有している。制御部44は、トルクが予め定められたトルク制限値に達するとトルクをトルク制限値に保持するトルク制御を開始し、トルク制御の開始から予め定められた所定時間経過した後にサーボモータ43の回転速度の設定値を零に減少させる回転停止制御を開始し、サーボモータ43の回転速度の設定値が零になるとトルク制御を停止する。 (もっと読む)


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