【課題】被加工物に対して加工工具を加工工具の軸線方向に沿って変位させる工具変位機構における信頼性およびメンテナンス性を向上させることができる切削加工装置を提供する。
【解決手段】切削加工装置１００は、筐体１０１内の一部を領域遮断壁体１０５で仕切って閉じた空間とした加工領域ＷＦが形成されている。加工領域ＷＦ内には、被加工物ＷＫを保持するワーク保持部１０６が設けられている。ワーク保持部１０６の上方には、領域遮断壁体１０５の一部を構成する工具案内壁体１１８を貫通した状態で加工工具１１０を着脱自在に保持する工具保持体１１１が設けられている。工具保持体１１１は、工具案内壁体１１８に形成された貫通孔１１８ａに摺動可能に嵌合するスリーブ体１１９に摺動可能に嵌合するとともに同スリーブ体１１９をスプリング１２０で引っ張った状態で、加工ヘッド内部領域ＨＦに配置された加工ヘッド１１２の可動ベース１１３に支持されている。 （もっと読む）

【課題】簡易な構成で機密性、遮蔽性および耐久性を確保できる主軸カバーを提供する。
【解決手段】加工領域Ａに臨むように配設される主軸装置２と、主軸装置２を移動自在に支持する主軸支持手段３と、を有する工作機械において加工領域Ａと主軸支持手段３との間を遮蔽する主軸カバー４であって、布材またはシート状部材からなる本体部４１と、本体部４１に形成され主軸装置２が嵌入される嵌入孔４２と、本体部４１に形成され主軸装置２の移動方向における許容移動量に相当する弛み長さを有する弛み部４３と、弛み部４３に設けられ、弛み部４３を本体部４１の外周縁部４ｃまたは嵌入孔４２の方向に引っ張るように付勢する伸縮部材５と、を備えた。 （もっと読む）

【課題】 移動カバーが屈曲可能であり、この移動カバー用のワイパーをがたつかせずに設けられる工作機械のカバー構造を提供する。
【解決手段】 移動カバー８と移動ガイド２６とワイパー３２とを備える。移動カバー８は、複数の細長薄板部材２１がその長手方向を平行にして並列に配置され、隣合う細長薄板部材２１同士が互いに角度可変に連結されており、各細長薄板部材２１の並び方向に移動する。移動ガイド２６は、移動カバー８の移動を案内する。ワイパー３２は、移動カバー８の細長薄板部材２１の板面に接触して、移動カバー８に付着した切粉や切削油を除去する。ワイパー３２を、その長手方向が細長薄板部材２１の長手方向に対して傾斜するように設ける。 （もっと読む）

【課題】ドリル等の工具の内部通路へ切削油を供給する際にはエアシール形成手段から噴出する加圧エアを高圧に切換えるようにした数値制御式工作機械及び数値制御式工作機械のエア圧切換え方法を提供すること。
【解決手段】主軸９に取り付けた工具２６の内部通路へ切削油を供給可能な切削油供給手段と、主軸９の端部外周から環状に噴出する加圧エアからなるエアシールを形成するエアシール形成手段とを備えた数値制御式工作機械１において、エアシール形成手段に供給する加圧エアの圧力を、切削油供給手段の不作動中には所定の第１圧力に設定すると共に、切削油供給手段の作動中には第１圧力よりも高い第２圧力に設定するエア圧切換え手段４０を設けた。 （もっと読む）

【課題】 切削ブレードの回転によって飛散せしめられた廃液のミストが蔓延するのを抑制することができる切削装置を提供する。
【解決手段】 切削ブレード４３を装着した回転スピンドル４２と、回転スピンドルを回転可能に支持するスピンドルハウジング４１と、スピンドルハウジングに取付けられ切削ブレードを覆うブレードカバー手段４４と、ブレードカバー手段に支持され切削ブレードによる切削領域に切削水を供給する切削水噴出ノズル４４３を備えた切削手段を具備している切削装置であって、ブレードカバー手段には切削ブレードの回転によって飛散せしめられた廃液のミストを気体と液体に分離する気液分離手段５が配設されている。 （もっと読む）

【課題】 主軸頭の送り軸の案内部をガードする巻取りカバーを有した工作機械のスプラッシュガードで、主軸頭が高速で移動しても、シール性能の良い装置を提供する。
【解決手段】 主軸頭１のＸ軸の移動に対しては、主軸頭１と共に移動する巻取りカバー７にＸ軸枠体１５の内側に設けたワイパー１７及び１９を押付けてシールし、主軸頭１のＹ軸の移動に対しては、主軸頭１に係合しているＸ軸枠体１５と共に移動する巻取りカバー２３にＹ軸枠体２１の内側に設けたワイパー３１及び３３を押付けて切屑やクーラントをシールする。それらのワイパーは金属薄板のばね部材で作られ、リップ部の中央部に補強板を固定して、リップ部の中央部が撓まないようにした構造である。 （もっと読む）

【課題】ワークの加工作業中において、切粉がベッドの上面に広範囲に飛散して堆積するのを低減して、切粉の廃棄処理を容易に行うことができる主軸装置を提供する。
【解決手段】主軸装置２２を構成する主軸頭３１の先端部に取り付けられた蓋板４４に対して、取付板４５をビス４６によって取り付ける。前記取付板４５の前面に接着剤を介して衝撃緩衝板４７を取り付ける。前記主軸頭３１の内部に回転可能に支持された主軸３３の先端部にホルダ取付部材３４を介して工具ホルダ２３を取り外し可能に装着する。工具ホルダ２３の先端部に取り付けられた工具２４によって、ワークＷの加工を行う。このワークの加工作業中において飛散する切粉が後方に移動したとき、前記衝撃緩衝板４７によってその衝撃を緩和し、切粉が跳ね返りにより広範囲に飛散するのを防止する。 （もっと読む）