説明

アンテナモジュール

【課題】アンテナの送受信の角度のカバー範囲を広げて無線ネットワーク装置の使用性能を向上すること。
【解決手段】アンテナモジュールは、基板を包含し、該基板の一側に少なくとも一つの第1アンテナが設けられ、基板の別側に少なくとも一つの第2アンテナが設けられ、こうして、アンテナモジュールの両側がいずれも送受信可能とされ、これによりアンテナの送受信の角度のカバー範囲を広げて無線ネットワーク装置の使用性能を向上する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一種のアンテナモジュールに係り、特に、基板両側において信号を発射できるアンテナモジュールであって、アンテナモジュールの信号発射の角度のカバー範囲を広げた、アンテナモジュールの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
科学技術発明の最終目的は大衆に便利な生活をもたらすことにあり、インターネットの発明は大衆の生活に便利さをもたらした例の一つであり、インターネットの出現は大衆の生活に無限の可能性をもたらし、特に、情報があふれる現代にあって、インターネットは現代の大衆にとって不可欠の工具の一つであり、仕事或いは生活のいずれの面でも、インターネットは大衆に相当多くのサービス、例えば、通信、ショッピング或いは遠距離教育等を提供している。早期のインターネット或いは内部ネットワークはケーブルでデータを伝送していたが、現在はアンテナで無線方式でデータの伝送が行われ、アンテナがなければ、無線インターネット装置、例えばアクセスポイント(AP)アルイハネットワークユーザーは、データの発射或いは受け取りが行えない。このためアンテナの役割は無線インターネット技術にとって、不可欠である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
現在の無線ネットワーク装置のほとんどは、嵌め込み式のアンテナモジュールを使用して信号を発射しており、現在アンテナモジュールの複数のアンテナはいずれも基板の一側、即ち無線インターネット装置の一側に設けられている。基板の反射により信号はある方向に拡散させられ、信号波がアンテナモジュールの基板による阻止を受けるほか、信号の発射角度のカバー範囲が無線インターネット装置の一側となり、このため無線インターネット装置のオンライン機能が下がり、ユーザーにとっては、大きな不便を生じることになる。この欠点に基づき、もしアンテナモジュールを基板の別側にも設けて信号の送受ができるようにすれば、無線インターネット装置のオンライン機能を向上できる。
【0004】
実際に、プリント回路板の基板の同側或いは異なる側に位置するアンテナは、連合することで多様なアンテナ組合せ、多様な電磁波場型を形成でき、マルチ空間伝送のアンテナ、例えばアンテナの空間、パターン、分極の多様性は本発明により具体的に容易に実施できる。
【0005】
このため本発明は一種のアンテナモジュールを提供し、それは、無線インターネット装置の両側それぞれが信号を発射でき、ゆえに周知のアンテナモジュールの使用上の欠点を改善でき、上述の問題を解決できるものとする。
【0006】
ゆえに、本発明の主要な目的は、一種のアンテナモジュールを提供することにあり、それは、基板の両側で信号の送受が行えこれによりこれによりアンテナモジュールの有効な角度カバー範囲を広げ、これにより無線インターネット装置の性能を向上できるものとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、アンテナモジュールにおいて、
基板と、
該基板の一側に設けられた少なくとも一つの第1アンテナと、
該基板の別側に設けられた少なくとも一つの第2アンテナと、
を包含し、そのうち、各第1アンテナと各第2アンテナに輻射素子とフィード素子が設置され、該フィード素子の一端が該輻射素子に接続され、該フィード素子の別端が該基板の伝送線に接続されたことを特徴とする、アンテナモジュールとしている。
請求項2の発明は、請求項1記載のアンテナモジュールにおいて、前記基板が回路板とされたことを特徴とする、アンテナモジュールとしている。
請求項3の発明は、請求項1記載のアンテナモジュールにおいて、前記フィード素子がストリップ形或いは柱形フィード素子とされたことを特徴とする、アンテナモジュールとしている。
請求項4の発明は、請求項1記載のアンテナモジュールにおいて、前記第1アンテナ或いは第2アンテナが矩形アンテナとされたことを特徴とする、アンテナモジュールとしている。
請求項5の発明は、請求項4記載のアンテナモジュールにおいて、前記矩形アンテナが2分の1或いは4分の1の波長アンテナとされたことを特徴とする、アンテナモジュールとしている。
請求項6の発明は、請求項5記載のアンテナモジュールにおいて、前記4分の1の波長アンテナが更に接地素子を包含し、該接地素子の一端が前記輻射素子に接続され、該接地素子の別端が前記基板の接地面に接続されたことを特徴とする、アンテナモジュールとしている。
請求項7の発明は、請求項6記載のアンテナモジュールにおいて、前記接地素子がワイドストリップ形接地素子とされたことを特徴とする、アンテナモジュールとしている。
請求項8の発明は、請求項1記載のアンテナモジュールにおいて、前記第1アンテナ或いは第2アンテナがプラナー逆Fアンテナとされたことを特徴とする、アンテナモジュールとしている。
請求項9の発明は、請求項8記載のアンテナモジュールにおいて、前記プラナー逆Fアンテナが更に接地素子を包含し、この接地素子の一端が前記輻射素子に接続され、該接地素子の別端が前記基板の接地面に接続されたことを特徴とする、アンテナモジュールとしている。
請求項10の発明は、請求項9記載のアンテナモジュールにおいて、前記プラナー逆Fアンテナの接地素子がナローストリップ形接地素子とされたことを特徴とする、アンテナモジュールとしている。
請求項11の発明は、請求項1記載のアンテナモジュールにおいて、前記基板が第1回路板と第2回路板を包含し、該第1回路板と該第2回路板の間に導体が設置され、該第1アンテナが該第1回路板の一側に設けられ、該第2アンテナが該第2回路板の一側に設けられ、該第1アンテナと該第2アンテナがそれぞれ該基板の両側に設けられたことを特徴とする、アンテナモジュールとしている。
請求項12の発明は、請求項11記載のアンテナモジュールにおいて、前記第1アンテナの前記フィード素子と前記伝送線が第2回路板に共同構成されたことを特徴とする、アンテナモジュールとしている。
請求項13の発明は、請求項11記載のアンテナモジュールにおいて、前記第1アンテナと第2アンテナが4分の1波長アンテナとされ、それは更に接地素子を包含し、該接地素子の一端は前記輻射素子に接続され、該接地素子の別端は対応する回路板の接地面に接続され、該接地素子と該導体が共同構成されたことを特徴とする、アンテナモジュールとしている。
請求項14の発明は、請求項11記載のアンテナモジュールにおいて、前記第1アンテナ或いは第2アンテナがプラナー逆Fアンテナとされ、それは更に接地素子を包含し、該接地素子の一端が前記輻射素子に接続され、該接地素子の別端が対応する回路板の接地面に接続され、該接地素子と該導体が共同構成されたことを特徴とする、アンテナモジュールとしている。
請求項15の発明は、請求項1記載のアンテナモジュールにおいて、前記基板が第1回路板、第2回路板、及び第3回路板を包含し、該第1回路板と該第2回路板の間、及び、該第2回路板と該第3回路板の間にそれぞれ導体が設置され、該第1アンテナが該第1回路板と該第3回路板の一側に設けられ、該第2アンテナが該第2回路板の一側に設けられ、該第1アンテナと該第2アンテナがそれぞれ該基板の両側に設けられたことを特徴とする、アンテナモジュールとしている。
請求項16の発明は、請求項15記載のアンテナモジュールにおいて、前記第1アンテナの前記フィード素子と前記伝送線が第2回路板に共同構成されたことを特徴とする、アンテナモジュールとしている。
請求項17の発明は、請求項15記載のアンテナモジュールにおいて、前記第1アンテナと第2アンテナが4分の1波長アンテナとされ、それは更に接地素子を包含し、該接地素子の一端が前記輻射素子に接続され、該接地素子の別端は対応する回路板の接地面に接続され、該接地素子と該導体が共同構成されたことを特徴とする、アンテナモジュールとしている。
請求項18の発明は、請求項15記載のアンテナモジュールにおいて、前記第1アンテナ或いは第2アンテナがプラナー逆Fアンテナとされ、それは更に接地素子を包含し、該接地素子の一端が前記輻射素子に接続され、該接地素子の別端が対応する回路板の接地面に接続され、該接地素子と該導体が共同構成されたことを特徴とする、アンテナモジュールとしている。
【発明の効果】
【0008】
本発明のアンテナモジュールは、基板、少なくとも一つの第1アンテナ、少なくとも一つの第2アンテナを包含し、第1アンテナは該基板の一側に配設され、第2アンテナは該基板の別側に配設され、こうして、アンテナモジュールの両側がいずれも信号の送受可能とされ、アンテナモジュールの有効な角度カバー範囲が広げられ、無線インターネット装置の使用性能を向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1、図2及び図3は本発明の第1実施例の正面図、側面図及び底面図である。これらの図に示されるように、本発明のアンテナモジュールは、基板10、複数の第1アンテナ20、複数の第2アンテナ30を包含する。基板10は回路板とされ、第1アンテナ20は基板10の一側に設置され、第2アンテナ30は基板10のもう一側に配置され、第1アンテナ20と第2アンテナ30は2分の1波長の矩形アンテナとされ、各第1アンテナ20と第2アンテナ30にそれぞれ一つの輻射素子22、32とフィード素子24、34が設置され、該フィード素子24、34はストリップ型プローブ或いは柱形プローブのフィード素子とされ得て、フィード素子24の一端は輻射素子22に接続され、フィード素子24の別端は基板10に設けられた伝送線12に接続され、フィード素子34の一端は輻射素子32に接続され、フィード素子34の別端は基板10に設けられた伝送線13に接続され、伝送線12、13は各種プリント回路板の伝送線とされ、例えばストリップライン伝送線、マイクロストリップ伝送線或いはコプラナーウエーブガイド(Coplanar−Waveguide)伝送線とされうる。本発明のアンテナモジュールは、基板10の両側で信号の送受可能であり、ゆえに本発明のアンテナモジュールは信号の有効角度のカバー範囲を広げることができ、即ちアンテナモジュールを嵌め込んだ無線ネットワーク装置の性能を向上できる。
【0010】
上述の第1アンテナ20と第2アンテナ30は4分の1波長の矩形アンテナとされることもでき、図4、5、6に示されるようにこの実施例のアンテナは上述の実施例のアンテナとこの部分が異なり、この実施例の第1アンテナ20と第2アンテナ30には接地素子28、38が設けられ、接地素子28、38はワイドストリップ接地素子とされ得て、接地素子28、38の一端はそれぞれ輻射素子22、32に接続され、接地素子28、38の別端はそれぞれ基板10の両側の接地面に接続されている。
【0011】
図7、8、9は本発明の第3実施例の正面図、側面図及び底面図である。図示されるように、この実施例の上述の実施例との違いは、この実施例の第1アンテナ20と第2アンテナ30はプラナー逆Fアンテナ(Planar Inverted F Antenna;PIFA)とされていることで、この実施例の第1アンテナ20と第2アンテナ30の接地素子28、38はナローストリップ接地素子とされる。
【0012】
図10、11、12は本発明の第4実施例の正面図、側面図及び底面図である。図示されるように、この実施例の第1実施例との違いは、この実施例の基板10は、第1回路板15と第2回路板16を包含し、第1回路板15と第2回路板16の間に導体18が設置され、第1回路板15と第2回路板16が導体18により電気的に連通し、導体18は金属帯或いは導電性を具えたスルーホールラインとされ、第1アンテナ20は第1回路板15の一側に設けられ、第2アンテナ30は第2回路板16の一側に設けられ、即ち第1アンテナ20と第2アンテナ30がそれぞれ基板10の両側に設けられている。
【0013】
第1アンテナ20と第2アンテナ30のフィード素子24、34はそれぞれ対応する輻射素子22、32と回路板(第1回路板15、第2回路板16)の伝送線12、13の間に接続され、即ち、第1アンテナ20のフィード素子24の一端は輻射素子22に接続され、別端は第1回路板15の伝送線12に接続され、第2アンテナ30のフィード素子34の一端は輻射素子32に接続され、別端は第2回路板16の伝送線13に接続され、この実施例のアンテナモジュールの厚さは、上述の実施例のアンテナモジュールの厚さより小さく、これにより本発明は一種のスタック式回路板の基板10を提供するのみならず、基板の両側で信号が発射できるようにし、アンテナモジュールのサイズを小さくすることができる。
【0014】
図13、14、15は本発明の第5実施例の正面図、側面図、底面図である。図示されるように、この実施例の上述の第4実施例との違いは、この実施例の伝送線12と第1アンテナ20のフィード素子24が第2回路板16に共同構成され、同様に伝送線13もまた第2アンテナ30のフィード素子34と第1回路板15に共同構成され、こうしてアンテナモジュールの製造が更に効率的に行えるものとされている。
【0015】
図16、17、18は本発明の第6実施例の正面図、側面図、底面図である。図示されるように、この実施例の第1アンテナ20と第2アンテナ30は4分の1波長の矩形アンテナとされ、ゆえに第4実施例との違いは以下のとおりである。即ち、この実施例の第1アンテナ20と第2アンテナ30は第2実施例のように接地素子28、38が設けられ、接地素子28、38はワイドストリップ型接地素子とされ、接地素子28、38は対応する輻射素子22、32と回路板(第1回路板15、第2回路板16)の接地面の間に接続され、即ち接地素子28の一端は輻射素子22に接続され、接地素子28の別端は第1回路板15の接地面に接続され、接地素子38の一端は輻射素子32に接続され、接地素子38の別端は第2回路板16の接地面に接続され、第1回路板15の接地面と第2回路板16の接地面は導体18により電気的に連通し、接地素子28、38が導体と共同構成され、これにより本発明のアンテナモジュールの製造が更に効率的に行えるものとされる。
【0016】
図19、20、21は本発明の第7実施例の正面図、側面図、底面図である。図示されるように、この実施例の上述の第6実施例との違いは、伝送線12と第1アンテナ20のフィード素子24が第2回路板16に共同構成され、同様に、伝送線13もまた第2アンテナ30のフィード素子34と第1回路板15に共同構成されているところである。
【0017】
図22、23、24は本発明の第8実施例の正面図、側面図、底面図である。図示されるように、この実施例の第1アンテナ20と第2アンテナ30はプラナー逆Fアンテナとされ、この実施例の第6実施例との違いは、この実施例の接地素子28、38はナローストリップ形接地素子とされていることである。
【0018】
図25、26、27は本発明の第9実施例の正面図、側面図、底面図である。図示されるように、この実施例の上述の第8実施例との違いは、この実施例の伝送線12と第1アンテナ20のフィード素子24が第2回路板16に共同構成され、同様に伝送線13も第2アンテナ30のフィード素子34と第1回路板15に共同構成されていることである。
【0019】
図28、29、30は本発明の第10実施例の正面図、側面図、底面図である。図示されるように、この実施例では、基板10は第1回路板15、第2回路板16、第3回路板19を包含し、第1回路板15と第2回路板16の間に導体18が設置され、第2回路板16と第3回路板19の間にも導体18が設置され、こうして第1回路板15と第2回路板16が電気的に連通し、第2回路板16と第3回路板19もまた電気的に連痛し、第1アンテナ20が第1回路板15と第3回路板19の一側に設けられ、第2アンテナ30が第2回路板16の一側に設けられ、これから分かるように、第1アンテナ20と第2アンテナ30がそれぞれ基板10の両側に設けられている。
【0020】
この実施例の第1アンテナ20と第2アンテナ30は2分の1波長の矩形アンテナとされ、しかし第1アンテナ20と第2アンテナ30は上述の実施例と同様に、異なるタイプとされ得て、回路板(第1回路板15、第2回路板16、第3回路板19)に設置され、例えば第1アンテナ20と第2アンテナ30は4分の1波長の矩形アンテナアルイハプラナー逆Fアンテナとされうる。このほか、伝送線12は第1アンテナ20のフィード素子24と第2回路板16に共同構成されるか、或いは伝送線13が第2アンテナ30のフィード素子34と第1回路板15と第3回路板19に共同構成されうる。このほか、第1アンテナ20と第2アンテナ30が4分の1波長の矩形アンテナ或いはプラナー逆Fアンテナとされる時、第1アンテナ20の接地素子28と第2アンテナ30の接地素子38は導体18と共同構成可能であり、上述したことから分かるように、本発明は非常に大きな製造弾性を有し、このほか本発明のアンテナモジュールの基板10はまたシステムの必要に応じて、更に第4回路板或いは第5回路板等を包含しうる。
【0021】
総合すると、本発明のアンテナモジュールは基板の両側にそれぞれ第1アンテナと第2アンテナが設置され、これによりアンテナモジュールが基板の両側で信号発射可能とされ、アンテナモジュールの信号の有効角度カバー範囲が広げられ、これによりアンテナモジュールを嵌め込んだ無線ネットワーク装置の使用性能を高める。
【0022】
本発明は新規性、進歩性及び産業上の利用価値を有し、特許の要件に符合する。なお、以上の実施例は本発明の実施範囲を限定するものではなく、以上の実施例の説明及び図面に基づきなしうる細部の修飾及び変更は、いずれも本発明の請求範囲に属するものとする。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の第1実施例の正面図である。
【図2】本発明の第1実施例の側面図である。
【図3】本発明の第1実施例の底面図である。
【図4】本発明の第2実施例の正面図である。
【図5】本発明の第2実施例の側面図である。
【図6】本発明の第2実施例の底面図である。
【図7】本発明の第3実施例の正面図である。
【図8】本発明の第3実施例の側面図である。
【図9】本発明の第3実施例の底面図である。
【図10】本発明の第4実施例の正面図である。
【図11】本発明の第4実施例の側面図である。
【図12】本発明の第4実施例の底面図である。
【図13】本発明の第5実施例の正面図である。
【図14】本発明の第5実施例の側面図である。
【図15】本発明の第5実施例の底面図である。
【図16】本発明の第6実施例の正面図である。
【図17】本発明の第6実施例の側面図である。
【図18】本発明の第6実施例の底面図である。
【図19】本発明の第7実施例の正面図である。
【図20】本発明の第7実施例の側面図である。
【図21】本発明の第7実施例の底面図である。
【図22】本発明の第8実施例の正面図である。
【図23】本発明の第8実施例の側面図である。
【図24】本発明の第8実施例の底面図である。
【図25】本発明の第9実施例の正面図である。
【図26】本発明の第9実施例の側面図である。
【図27】本発明の第9実施例の底面図である。
【図28】本発明の第10実施例の正面図である。
【図29】本発明の第10実施例の側面図である。
【図30】本発明の第10実施例の底面図である。
【符号の説明】
【0024】
10 基板 22 輻射素子
12 伝送線 24 フィード素子
13 伝送線 28 接地素子
15 第1回路板 30 第2アンテナ
16 第2回路板 32 輻射素子
18 導体 34 フィード素子
19 第3回路板 38 接地素子
20 第1アンテナ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アンテナモジュールにおいて、
基板と、
該基板の一側に設けられた少なくとも一つの第1アンテナと、
該基板の別側に設けられた少なくとも一つの第2アンテナと、
を包含し、そのうち、各第1アンテナと各第2アンテナに輻射素子とフィード素子が設置され、該フィード素子の一端が該輻射素子に接続され、該フィード素子の別端が該基板の伝送線に接続されたことを特徴とする、アンテナモジュール。
【請求項2】
請求項1記載のアンテナモジュールにおいて、前記基板が回路板とされたことを特徴とする、アンテナモジュール。
【請求項3】
請求項1記載のアンテナモジュールにおいて、前記フィード素子がストリップ形或いは柱形フィード素子とされたことを特徴とする、アンテナモジュール。
【請求項4】
請求項1記載のアンテナモジュールにおいて、前記第1アンテナ或いは第2アンテナが矩形アンテナとされたことを特徴とする、アンテナモジュール。
【請求項5】
請求項4記載のアンテナモジュールにおいて、前記矩形アンテナが2分の1或いは4分の1の波長アンテナとされたことを特徴とする、アンテナモジュール。
【請求項6】
請求項5記載のアンテナモジュールにおいて、前記4分の1の波長アンテナが更に接地素子を包含し、該接地素子の一端が前記輻射素子に接続され、該接地素子の別端が前記基板の接地面に接続されたことを特徴とする、アンテナモジュール。
【請求項7】
請求項6記載のアンテナモジュールにおいて、前記接地素子がワイドストリップ形接地素子とされたことを特徴とする、アンテナモジュール。
【請求項8】
請求項1記載のアンテナモジュールにおいて、前記第1アンテナ或いは第2アンテナがプラナー逆Fアンテナとされたことを特徴とする、アンテナモジュール。
【請求項9】
請求項8記載のアンテナモジュールにおいて、前記プラナー逆Fアンテナが更に接地素子を包含し、この接地素子の一端が前記輻射素子に接続され、該接地素子の別端が前記基板の接地面に接続されたことを特徴とする、アンテナモジュール。
【請求項10】
請求項9記載のアンテナモジュールにおいて、前記プラナー逆Fアンテナの接地素子がナローストリップ形接地素子とされたことを特徴とする、アンテナモジュール。
【請求項11】
請求項1記載のアンテナモジュールにおいて、前記基板が第1回路板と第2回路板を包含し、該第1回路板と該第2回路板の間に導体が設置され、該第1アンテナが該第1回路板の一側に設けられ、該第2アンテナが該第2回路板の一側に設けられ、該第1アンテナと該第2アンテナがそれぞれ該基板の両側に設けられたことを特徴とする、アンテナモジュール。
【請求項12】
請求項11記載のアンテナモジュールにおいて、前記第1アンテナの前記フィード素子と前記伝送線が第2回路板に共同構成されたことを特徴とする、アンテナモジュール。
【請求項13】
請求項11記載のアンテナモジュールにおいて、前記第1アンテナと第2アンテナが4分の1波長アンテナとされ、それは更に接地素子を包含し、該接地素子の一端は前記輻射素子に接続され、該接地素子の別端は対応する回路板の接地面に接続され、該接地素子と該導体が共同構成されたことを特徴とする、アンテナモジュール。
【請求項14】
請求項11記載のアンテナモジュールにおいて、前記第1アンテナ或いは第2アンテナがプラナー逆Fアンテナとされ、それは更に接地素子を包含し、該接地素子の一端が前記輻射素子に接続され、該接地素子の別端が対応する回路板の接地面に接続され、該接地素子と該導体が共同構成されたことを特徴とする、アンテナモジュール。
【請求項15】
請求項1記載のアンテナモジュールにおいて、前記基板が第1回路板、第2回路板、及び第3回路板を包含し、該第1回路板と該第2回路板の間、及び、該第2回路板と該第3回路板の間にそれぞれ導体が設置され、該第1アンテナが該第1回路板と該第3回路板の一側に設けられ、該第2アンテナが該第2回路板の一側に設けられ、該第1アンテナと該第2アンテナがそれぞれ該基板の両側に設けられたことを特徴とする、アンテナモジュール。
【請求項16】
請求項15記載のアンテナモジュールにおいて、前記第1アンテナの前記フィード素子と前記伝送線が第2回路板に共同構成されたことを特徴とする、アンテナモジュール。
【請求項17】
請求項15記載のアンテナモジュールにおいて、前記第1アンテナと第2アンテナが4分の1波長アンテナとされ、それは更に接地素子を包含し、該接地素子の一端が前記輻射素子に接続され、該接地素子の別端は対応する回路板の接地面に接続され、該接地素子と該導体が共同構成されたことを特徴とする、アンテナモジュール。
【請求項18】
請求項15記載のアンテナモジュールにおいて、前記第1アンテナ或いは第2アンテナがプラナー逆Fアンテナとされ、それは更に接地素子を包含し、該接地素子の一端が前記輻射素子に接続され、該接地素子の別端が対応する回路板の接地面に接続され、該接地素子と該導体が共同構成されたことを特徴とする、アンテナモジュール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【公開番号】特開2007−60612(P2007−60612A)
【公開日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−338369(P2005−338369)
【出願日】平成17年11月24日(2005.11.24)
【出願人】(597105186)智邦科技股▲ふん▼有限公司 (7)
【Fターム(参考)】