説明

アンテナ装置

【課題】シート状のアンテナを取り外し可能にし、その取り外したシート状のアンテナを再利用できるアンテナ装置を提供する。
【解決手段】シート状のアンテナ(10a)と、そのシート状のアンテナ(10a)が着脱可能に取り付けられる部材であって、壁面に取り付けられるアンテナ取付部材(15)と、を備え、シート状のアンテナ(10a)はアンテナ取付部材(15)に対して着脱可能に取り付けられることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンテナ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車用のアンテナ装置としては、車体外部に突出するマストを持たないマストレスアンテナ装置を使用したいという要望が強い。マストが車体から突出する構造だと、外観上好ましくないことに加え、マストが折損してしまう場合がある等の欠点があるためである。
【0003】
自動車用のマストレスアンテナ装置としては、樹脂等のフィルム状シートの上に金属箔を特定のパターンに形成してなるシート・アンテナを車両用バンパーの内壁に接着剤や両面テープ等で貼り付けるという構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開平11−88026号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記シート・アンテナを車両用バンパーの内壁に貼り付けて使用する場合においては、例えばバンパーが破損したときに、シート・アンテナだけをバンパーから取り外して再利用しようとしても、接着剤や両面テープがシート・アンテナの貼付面にくっついて残るため、そのシート・アンテナを再利用することは難しい。
【0006】
すると、バンパーが破損したときに、そのバンパーの内壁に貼り付けられていたシート・アンテナは正常であっても、そのシート・アンテナをバンパーから取り外して再利用することは困難であるため、シート・アンテナもバンパーと同時に交換する必要がある。そうすると、メンテナンスコストが大きくなるという課題があった。
【0007】
また、シート・アンテナを車両用バンパーの内壁に直接貼り付けて使用した場合は、シート・アンテナの向きや角度は、バンパー内壁面の形状に依存することになる。そうすると、シート・アンテナの向きや角度を設計者の意図に合わせて任意に設定することはできず、アンテナ本来の性能を発揮できない場合があるという課題もあった。
【0008】
本発明は、上述した課題のうち少なくとも何れか一方を解決することができるアンテナ装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、アンテナと、アンテナが着脱可能に取り付けられる部材であって、壁面に取り付けられるアンテナ取付部材と、を備えることを特徴とする。
【0010】
かかる構成によれば、例えばアンテナが設置されている壁面が破損した場合であっても、アンテナをアンテナ取付部材から取り外し、その取り外したアンテナを再利用することができるため、コスト低減を図ることができる。また、アンテナは、アンテナ取付部材を介して壁面に取り付けられるので、アンテナの壁面に対する角度や壁面に取り付けられたときのアンテナの形状を設計者の意図に合わせて任意に設定することが可能になる。
【0011】
本発明のアンテナ装置であって、アンテナ及びアンテナ取付部材は、それぞれ互いに接続されるための係合突起又は係合突起を嵌めることができる係合穴を有していることが好適である。
【0012】
かかる構成によれば、係合突起を係合穴に対して嵌めたり、外したりすることでアンテナをアンテナ取付部材に対して取り付けたり、取り外したりすることができる。
【0013】
本発明のアンテナ装置であって、アンテナ取付部材は、互いに間隔を空けて壁面に取り付けられる第1及び第2の底面部と、係合突起又は係合突起を嵌めることができる係合穴が設けられている上面部と、第1の底面部と上面部とを繋ぐ第1の側面部と、第2の底面部と上面部とを繋ぐ第2の側面部と、を有し、側面部と底面部との境界領域は、側面部又は底面部における他の領域よりも剛性が低く、側面部と底面部との間の角度は変更可能であることが好適である。
【0014】
かかる構成によれば、底面部と側面部との間の角度を変更して、底面部を壁面に取り付けることができる。加えて、底面部が壁面の形状に対し追従、密着して取り付けることができる。
【0015】
本発明のアンテナ装置であって、アンテナ取付部材は、アンテナが載せられる面と、アンテナを押さえるための回動可能なアームと、を備え、アンテナは、アームと面との間に挟み込まれることが好適である。
【0016】
かかる構成によれば、簡易な構成で、アンテナをアンテナ取付部材に対して着脱可能に取り付けることができる。
【0017】
本発明のアンテナ装置であって、アンテナ取付部材は、互いに間隔を空けて壁面に取り付けられる第1及び第2の底面部と、アンテナが載せられる上面部と、第1の底面部と上面部とを繋ぐ第1の側面部と、第2の底面部と上面部とを繋ぐ第2の側面部と、を有し、側面部と底面部との境界領域は、側面部又は底面部における他の領域よりも剛性が低く、側面部と底面部との間の角度は変更可能であることが好適である。
【0018】
本発明のアンテナ装置であって、アンテナ取付部材は、車両用バンパーの内壁面に取り付けられることが好適である。
【0019】
かかる構成によれば、バンパーが破損したときにも、アンテナが正常であれば、再利用することが可能になる。
【0020】
本発明のアンテナ装置であって、アンテナは、シート状のアンテナであることが好適である。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、例えばアンテナが設置されている壁面が破損した場合であっても、アンテナをアンテナ取付部材から取り外し、その取り外したアンテナを再利用することができるため、コスト低減を図ることができる。また、アンテナは、アンテナ取付部材を介して壁面に取り付けられるので、アンテナの壁面に対する角度や壁面に取り付けられたときのアンテナの形状を設計者の意図に合わせて任意に設定することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という)を図面に従って説明する。
【0023】
図1は、本実施形態に係る自動車用アンテナ装置の構成を示す図で、シート状アンテナ10a〜10cを車両11の前部バンパー12及び後部バンパー13に取り付けた状態を示す平面図である。
【0024】
前部バンパー12の中央の内壁面に第1のシート状アンテナ10aが取り付けられている。後部バンパー13の左右の湾曲しているコーナー部の内壁面に第2及び第3のシート状アンテナ10b、10cが取り付けられている。後述するように、シート状アンテナ10a〜10cは、アンテナ取付部材を介して、バンパーの内壁面に取り付けられている。上記シート状アンテナ10a〜10cは、車両11に搭載されている受信ユニット14と接続されている。
【0025】
図2は、前部バンパー12に取り付けられている第1のシート状アンテナ10aを、図1のA方向から見た第1のシート状アンテナ10aの正面図である。第1のシート状アンテナ10aは、アンテナ取付部材15を介して前部バンパー12の内壁面に取り付けられている。取付の態様については、後述する。なお、本実施形態においては、図2に示すように、第1のシート状アンテナ10aの両端部にアンテナ取付部材15が取り付けられる構成としているが、アンテナ取付部材15のシート状アンテナ10aへの取付場所やアンテナ取付部材15の数は種々の変更が可能であることは勿論である。
【0026】
図2を参照しながら、第1のシート状アンテナ10aの構成について説明する。第1のシート状アンテナ10aは、フィルムシート16と、アンテナ素子17と、給電回路18と、を含む。フィルムシート16は、樹脂等からなる透明のシートである。給電回路18は、図示しないコネクタによって同軸ケーブル19に接続されている。同軸ケーブル19は、車両11に搭載された受信ユニット14に接続されている。第2及び第3のシート状アンテナ10b、10cについても同様の構成となっている。
【0027】
アンテナ素子17によって受信された信号は、給電回路18に入力され、同軸ケーブル19を介して受信ユニット14に出力される。
【0028】
図3は、アンテナ取付部材15を図2のB方向から見たアンテナ取付部材15単体の側面図である。以下、図3を参照しながら説明する。図3の斜線部分は、バンパーの内壁面を示している。
【0029】
アンテナ取付部材15は、樹脂製の部材であって、第1及び第2の底面部20a,20b、上面部21、第1及び第2の側面部22a,22bを備える。第1の底面部20a及び第2の底面部20bは、互いに間隔を空けてバンパーの内壁面に接着剤等で取り付けられる。上面部21は、後述するようにシート状アンテナ10aが取り付けられる平坦な面を備える。上面部21には、シート状アンテナ10aを取り付けるための第1及び第2の係合突起23a、23bが、互いに間隔を空けて設けられている。第1の側面部22aは、第1の底面部20aと上面部21とを繋いでいる。第2の側面部22bは、第2の底面部20bと上面部21とを繋いでいる。図3に示すように、第1及び第2の側面部22a、22bの厚さt1は、第1及び第2の底面部20a,20b側に近づくにつれて小さくなる。
【0030】
また、アンテナ取付部材15にはシート状アンテナ10aを押さえるためのアーム24が取り付けられている。アーム24は、軸25を中心に図3の矢印の方向に回動することができる。
【0031】
図4(a)は、図3の斜視図である。シート状アンテナ10aには、上記第1の係合突起23aを嵌めることができる第1の係合穴26aと、上記第2の係合突起23bを嵌めることができる第2の係合穴26bと、が設けられている。また、アーム24には、上記第1の係合突起23aを嵌めることができる係合穴27と、上記第2の係合突起23bを嵌めることができる係合溝28と、が設けられている。係合溝28は、アーム24の先端部に設けられている。アーム24の先端部は、L字状に形成されている。図4(b)は、アーム24の先端部の斜視図である。図4(b)より、係合溝28の形状もL字状になっていることが分かる。図4(c)は、アーム24の先端部に対応するアンテナ取付部材15の斜視図である。図4(c)より、アンテナ取付部材15には、アーム24のL字形状の係合溝28における第2の係合突起24bが嵌められない側の溝に嵌めるための係止部材29が設けられているのが分かる。
【0032】
図4(a)に戻って説明する。シート状アンテナ10aを、アンテナ取付部材15に取り付けるときは、最初にシート状アンテナ10aに設けられている第1及び第2の係合穴26a,26bにアンテナ取付部材15の第1及び第2の係合突起23a,23bをそれぞれ嵌める。そして、アーム24を図4(a)に示す矢印の方向に回動させ、第1及び第2の係合穴26a,26bから突出している第1及び第2の係合突起23a,23bを、アーム24に設けられている係合穴27及び係合溝28にそれぞれ嵌める。同時に、アーム24のL字形状の係合溝28における第2の係合突起23bが嵌められていない側の溝に、アンテナ取付部材15に設けられている係止部材29を嵌めて、アーム24をアンテナ取付部材15に対して固定する。上記と逆の手順で、シート状アンテナ10aをアンテナ取付部材15から取り外すことも可能である。
【0033】
このようにして、シート状アンテナ10aは、アンテナ取付部材15に対して着脱可能に取り付けられる。第2及び第3のシート状アンテナ10b、10cについても同様にアンテナ取付部材15に着脱可能に取り付けられる。
【0034】
本発明は、シート状アンテナ10a〜10cが着脱可能に取り付けられる部材であって、壁面に取り付けられるアンテナ取付部材15を備えていることを特徴とする。例えば、従来技術のように、シート状アンテナ10a〜10cがバンパーの内壁面に直接貼り付けられる構成では、バンパーが破損してその内壁面に亀裂などが入ったときに、シート状アンテナ10a〜10cも一緒に破れてしまう恐れがある。また、仮にシート状アンテナ10a〜10cが正常であって、それをバンパー内壁面から取り外して再利用しようとしても、シート状アンテナ10a〜10cに接着剤等がくっついて残るため、その再利用は難しい。本実施形態の構成によれば、バンパー破損時の衝撃変形をアンテナ取付部材15がクッションとして受け止めるため、シート状アンテナ10a〜10cのダメージが軽減される。シート状アンテナ10a〜10cは、バンパー破損時にその内壁面に生じた亀裂によって破られることはない。また、本実施形態においては、バンパー破損時にシート状アンテナ10a〜10cをアンテナ取付部材15から取り外したときに、接着剤等がシート状アンテナ10a〜10cにくっついて残るようなことはなく、再利用が可能である。そのため、バンパー破損時に、シート状アンテナ10a〜10cをバンパーと同時に交換する必要は無く、メンテナンスコストの低減を図ることができる。
【0035】
なお、本実施形態においては、シート状アンテナ10aをアンテナ取付部材15に着脱可能に取り付ける態様として、シート状アンテナ10a及びアンテナ取付部材15は、それぞれ係合突起又は係合穴を有し、その係合突起と係合穴を嵌め合わせるという例を中心に説明してきたが、これに限らず種々の変更が可能である。例えば、アンテナ取付部材15における第1及び第2の係合突起23a、23bや、シート状アンテナ10aにおける第1及び第2の係合穴26a、26bを設けずに、シート状アンテナ10aをアンテナ取付部材15の上面部21に載せ、アーム24を回動させてアーム24の係合溝28にアンテナ取付部材15に設けられている係止部材29を嵌めることにより、シート状アンテナ10aをアーム24と上面部21との間に挟み込むという態様であっても良い。
【0036】
かかる態様によれば、アンテナ取付部材15やシート状アンテナ10aに係合突起や係合穴を設けることなく、より簡易な構成で、シート状アンテナ10aをアンテナ取付部材15に対して着脱可能に取り付けることが可能になる。
【0037】
また、上述のシート状アンテナ10aをアーム24と上面部21との間に挟み込むという態様において、上面部21にシート状アンテナ10aの位置決めをするための突起を少なくとも1つ設けると共に、シート状アンテナ10aには、その突起を挿通させるための挿通穴を設けるという態様であっても良い。かかる態様によれば、アーム24と上面部21との間に挟み込まれるシート状アンテナ10aの正確な位置決めを行うことが可能になる。
【0038】
また、本実施形態においては、アンテナ取付部材15の側面部22a,22bの高さや、アンテナ取付部材15のシート状アンテナ10a〜10cへの取付場所などを変更することによって、シート状アンテナ10a〜10cのバンパーの内壁面に対する角度やバンパーの内壁面に取り付けられたときのシート状アンテナ10a〜10cの形状などを設計者の意図に合わせて変更することができる。
【0039】
例えば、アンテナ取付部材15の第1の側面部22aの高さを第2の側面部22bの高さよりも低くすると、第1及び第2の側面部22a,22bに接続されている上面部21は、バンパーの内壁面に対して傾斜する。そうすると、上面部21に取り付けられているシート状アンテナ10a〜10cもバンパーの内壁面に対して傾斜する。このようにして、シート状アンテナ10a〜10cのバンパー内壁面に対する傾斜角度を変更することができる。また、例えばシート状アンテナ10a〜10cの両端部と中央部との3箇所にアンテナ取付部材15を取り付ける構成として、シート状アンテナ10a〜10cの中央部に取り付けられたアンテナ取付部材15の側面部22a,22bの高さを、シート状アンテナ10a〜10cの両端部に取り付けられたアンテナ取付部材15の側面部22a,22bの高さよりも高くすることもできる。そうすると、バンパーの内壁面に取り付けられたときのシート状アンテナ10a〜10cの形状は、シート状アンテナ10aの中央部がバンパーの内壁面に対して突出するような形状となる。このようにして、バンパーの内壁面に取り付けられたときのシート状アンテナ10a〜10cの形状を変更することができる。
【0040】
また、本実施形態においては、アンテナ取付部材15の第1及び第2の側面部22a,22bと第1及び第2の底面部20a,20bとの境界領域は、底面部20又は側面部22における他の領域よりも剛性が低いことが好ましい。例えば、図3に示すように、第1及び第2の側面部22a,22bと第1及び第2の底面部20a,20bとの境界におけるアンテナ取付部材15の厚さt2は、底面部20又は側面部22の他の領域における厚さよりも小さくすることが好適である。かかる構成によれば、第1及び第2の底面部20a,20bをそれぞれ第1及び第2の側面部22a,22bに対して容易に曲げることができ、底面部20と側面部22との間の角度を変更することができる。そうすると、例えば、図5に示すようにバンパーの内壁面が平坦な面ではなく湾曲しているような場合であっても、底面部20a,20bを側面部22a,22bに対してそれぞれ曲げて壁面に取り付けることができる。
【0041】
また、本実施形態においては、シート状アンテナ10a〜10cは、アンテナ取付部材15を介して車両用バンパーの湾曲しているコーナー部の内壁面に取り付けることもできる。かかる構成によれば、十分な距離を隔てて各アンテナを設置することができる。
【0042】
複数のアンテナを利用して1つの電波を受信するアンテナ装置において、各アンテナが車両全方向に対し良好に電波を受信するためには、各アンテナは車両全方位方向に向くように配置されるのが好ましい。そのため上記構成によれば、各アンテナを車両全方向に対し良好に電波を受信できるように、バンパー内壁に対し適宜配置ができ、アンテナ装置として電波受信を良好な状態に保つことができる。
【0043】
また、本実施形態においては、アンテナ取付部材15にアーム24を回動可能に取り付け、シート状アンテナ10aをアンテナ取付部材15とアーム24とで挟み込むという態様としているが、これに限らず種々の変更が可能であることは勿論である。例えば、シート状アンテナ10aに係合突起を設け、アンテナ取付部材15の上面部21に、その係合突起を嵌めることのできる係合穴を設けて、アーム24を設けないという態様であっても良い。また、係合突起や係合穴の数についても種々の変更が可能である。また、本実施形態においては、シート状のアンテナの態様としているが、これに限らず種々の変更が可能であることは勿論である。例えば、シート状のアンテナより厚い板状や、棒状のような態様であっても良い。
【0044】
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本実施形態に係る自動車用アンテナ装置の平面図である。
【図2】本実施形態に係るシート状アンテナを図1のA方向から見た図である。
【図3】本実施形態に係るアンテナ取付部材を図2のB方向から見た図である。
【図4(a)】図3の斜視図である。
【図4(b)】本実施形態に係るアーム先端部の斜視図である。
【図4(c)】本実施形態に係るアーム先端部に対応するアンテナ取付部材の斜視図である。
【図5】本実施形態に係るアンテナ取付部材がバンパーの湾曲した内壁面に取付けられた状態を示す図である。
【符号の説明】
【0046】
10a,10b,10c シート状アンテナ、11 車両、12 前部バンパー、13 後部、 バンパー、14 受信ユニット、15 アンテナ取付部材、16 フィルムシート、17 アンテナ素子、18 給電回路、19 同軸ケーブル、20a 第1の底面部、20b 第2の底面部、21 上面部、22a 第1の側面部、22b 第2の側面部、23a 第1の係合突起、23b 第2の係合突起、24 アーム、25 軸、26a 第1の係合穴、26b 第2の係合穴、27 係合穴、28 係合溝、29 係止部材。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アンテナと、
前記アンテナが着脱可能に取り付けられる部材であって、壁面に取り付けられるアンテナ取付部材と、を備えることを特徴とするアンテナ装置。
【請求項2】
請求項1に記載のアンテナ装置であって、
前記アンテナ及び前記アンテナ取付部材は、それぞれ互いに接続されるための係合突起又は前記係合突起を嵌めることができる係合穴を有していることを特徴とするアンテナ装置。
【請求項3】
請求項2に記載のアンテナ装置であって、
前記アンテナ取付部材は、互いに間隔を空けて前記壁面に取り付けられる第1及び第2の底面部と、
前記係合突起又は前記係合突起を嵌めることができる係合穴が設けられている上面部と、
前記第1の底面部と前記上面部とを繋ぐ第1の側面部と、
前記第2の底面部と前記上面部とを繋ぐ第2の側面部と、を有し、
前記側面部と前記底面部との境界領域は、前記側面部又は前記底面部における他の領域よりも剛性が低く、
前記側面部と前記底面部との間の角度は変更可能であることを特徴とするアンテナ装置。
【請求項4】
請求項1に記載のアンテナ装置であって、
前記アンテナ取付部材は、
前記アンテナが載せられる面と、
前記アンテナを押さえるための回動可能なアームと、を備え、
前記アンテナは、前記アームと前記面との間に挟み込まれることを特徴とするアンテナ装置。
【請求項5】
請求項4に記載のアンテナ装置であって、
前記アンテナ取付部材は、互いに間隔を空けて前記壁面に取り付けられる第1及び第2の底面部と、
前記アンテナが載せられる上面部と、
前記第1の底面部と前記上面部とを繋ぐ第1の側面部と、
前記第2の底面部と前記上面部とを繋ぐ第2の側面部と、を有し、
前記側面部と前記底面部との境界領域は、前記側面部又は前記底面部における他の領域よりも剛性が低く、
前記側面部と前記底面部との間の角度は変更可能であることを特徴とするアンテナ装置。
【請求項6】
請求項1から5の何れか1項に記載のアンテナ装置であって、
前記アンテナ取付部材は、車両用バンパーの内壁面に取り付けられることを特徴とするアンテナ装置。
【請求項7】
請求項1から6の何れか1項に記載のアンテナ装置であって、
前記アンテナは、シート状のアンテナであることを特徴とするアンテナ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4(a)】
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【図4(b)】
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【図4(c)】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−206116(P2008−206116A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−43149(P2007−43149)
【出願日】平成19年2月23日(2007.2.23)
【出願人】(000185617)小島プレス工業株式会社 (515)
【Fターム(参考)】