説明

アンモニア分解触媒及びアンモニア分解方法

【課題】本発明は、でアンモニア、特にガス中に含まれるアンモニアを低濃度から高濃度まで広範囲に分解することにある。
【解決手段】本発明は、8族から10族の元素の少なくとも一種の元素(白金族元素)を酸強度(H定数)が−5.6以上である金属酸化物(低酸強度酸化物)に担持したことを特徴とするアンモニア分解触媒であり、好ましくは、当該低酸強度酸化物が酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化マグネシウム、酸化チタンである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンモニアを分解する触媒及び当該触媒を用いたアンモニアの分解方法を提供するものである。
【背景技術】
【0002】
アンモニアは臭気性を有するのでガス中含まれるとき処理することが必要となるものであり、従来から処理方法は提示され、例えば酸素とアンモニアを接触させて酸化分解する方法、アンモニアを水素へ転化する方法などが提案されている。例えば、コークス炉から生じるアンモニアを空気の存在下に白金アルミナ触媒、マンガンアルミナ触媒、鉄アルミナ触媒を用いてアンモニアを分解し水素を得る方法(特許文献1)であるが、当該方法ではNOxが副生することが多く新たにNOx処理の設備が必要となり好ましくは無く、また有機性廃棄物処理工程から生じるアンモニアガスをニッケル、アルカリ土類、ランタノイドを担持したアルミナ、シリカ等を用いて分解し水素を得る方法(特許文献2)であるが、当該方法では転化率が低く実用的ではないものである。更にコークス炉から生じるアンモニアの処理に際して従来の触媒が鉄アルミナ、白金アルミナ、ルテニウムアルミナであるに対してルテニウムとアルカリ金属、アルカリ土類金属とをアルミナに担持した触媒を用いてアンモニアを分解し水素を得る方法(特許文献3)では当該方法では転化率が低く実用的ではなく好ましくはないものである。
【0003】
【特許文献1】特開昭64−56301号公報
【特許文献2】特開2004−195454号公報
【特許文献3】特開平01−119341号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、アンモニア濃度が低濃度から高濃度まで広範囲において、効率良く分解することができる触媒である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは鋭意検討の結果、上記課題を解決する方法として、8族から10族の元素の少なくとも一種の元素(白金族元素)と、酸強度(H定数)が−5.6以上である金属酸化物(低酸強度酸化物)とを含むことを特徴とするアンモニア分解触媒及び当該触媒を用いたアンモニアの分解方法を見出し発明の完成に至ったものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明を用いることでアンモニア、特にガス中に含まれるアンモニアを低濃度から高濃度まで広範囲に分解することができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の第一発明は、8族から10族の元素の少なくとも一種の元素と、酸強度(H定数)が−5.6以上である金属酸化物(低酸強度酸化物)とを含むことを特徴とするアンモニア分解触媒であり、好ましくは8族から10族の元素の少なくとも一種の元素を酸強度(H定数)が−5.6以上である金属酸化物(低酸強度酸化物)に担持したアンモニア分解触媒であり、好ましくは酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化マグネシウム、酸化ニオブ、酸化チタン、酸化バナジウム、酸化タンタル、酸化ハフニウム、酸化イットリウム、酸化ランタン、酸化ネオジムであり、更に好ましくは酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化マグネシウムおよび酸化チタンからなる群から選ばれる少なくとも一種である。
【0008】
また当該低酸強度酸化物の比表面積が1〜300m/gであることが好ましい。
【0009】
本発明の第二発明は、当該触媒を用いてアンモニアを分解することを特徴とするアンモニア分解方法であり、好ましくは当該アンモニアが尿素を分解して得られるものであること、180〜950℃でアンモニア分解することである。以下に本発明を詳細に述べる。
【0010】
8族から10族の元素の少なくとも一種の元素であれば何れのものであっても良いが、好ましくは白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、鉄、コバルトおよびニッケルからなる群から選ばれる少なくとも一種であり、更に好ましくはルテニウムおよび/または鉄であり、最も好ましくはルテニウムである。
【0011】
8族から10族の元素の少なくとも一種の元素の原料としては、金属、水酸化物、酸化物、炭酸塩、硝酸塩、塩化物、ニトロシル硝酸塩、硫酸塩、カルボニル錯体を使用することができ、好ましくは硝酸塩、塩化物、ニトロシル硝酸塩、カルボニル錯体である。
【0012】
当該低酸強度酸化物は、酸強度(H定数)で−5.6以上、好ましくは−5.6〜+1.5であり、最も好ましくは+1.5以上である。H定数とは、Hammettの酸度関数を用いて表した酸強度である。H定数が上記値を示す金属酸化物であれば何れであっても良いが、好ましくは酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化ニオブ、酸化バナジウム、酸化タンタル、酸化ハフニウム、酸化イットリウム、酸化ランタン、酸化ネオジムであり、更に好ましくは酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化マグネシウムおよび酸化チタンからなる群から選ばれる少なくとも一種であることである。これらの酸化物は単独酸化物でも複合酸化物でも用いることができる。また、同一組成の酸化物であっても酸強度が上記範囲内であるものが好ましい。
【0013】
また、当該低酸強度酸化物の原料は、酸化物の他、硝酸塩、炭酸塩など熱分解で酸化物となるものを使用することもできる。
【0014】
当該酸強度の測定方法としては、固体表面の酸強度を指示薬で測定する方法であり、具体的には約0.1gの試料を試験管に入れ、3〜5mLのベンゼンを加えた後、約0.1質量%の指示薬を含むベンゼン溶液の少量を加えたときの色の変化を観察する方法を用いることができる。
【0015】
当該低酸強度酸化物の比表面積が1〜300m/g、好ましくは5〜260m/g、更に20〜200m/gであることが好ましい。比表面積の測定方法としてBET法を用いるものである。例えば同一組成の酸化物であったとしても上記範囲内の酸化物であることが好ましい。
【0016】
8族から10族の元素の少なくとも一種の元素の量(金属換算)は、当該低酸強度酸化物100質量部に対して0.1〜50質量部、好ましくは0.5〜20質量部、更に好ましくは1.0〜6.0質量部である。
【0017】
当該触媒には他の成分を添加(添加成分)することができ、例えばアルカリ金属であり、好ましくはセシウム、ルビジウムおよびカリウムからなる群から選ばれる少なくとも一種である。添加成分の量は元素換算で、当該低酸強度酸化物100質量部に対して1〜40質量部、好ましくは3〜20質量部である。
【0018】
アンモニアガスとしては、アンモニアを一般的に使用することができる他、尿素のように熱分解等によりアンモニアを生じさせるものであっても良い。またアンモニアガスには触媒毒にならない程度であれば他の成分が含まれていても良い。
【0019】
対触媒当たりのアンモニアガス量は、SV(空間速度)で、1000〜20000hr−1、好ましくは2000〜15000hr−1、最も好ましくは3000〜10000hr−1である。なお、触媒当たりとは、触媒を反応器に詰めたときに占める容積当たりの単位時間当たりのアンモニアガス容積である。
【0020】
反応温度は、180〜950℃、好ましくは300〜900℃、更に好ましくは400〜800℃である。反応圧力は0.002MPa〜2MPa、好ましくは0.004MPa〜1MPaである。
【0021】
触媒の調製方法としては、一般的に方法を用いることができ、低酸強度酸化物と白金族元素とを混合する方法、白金族元素の水性液を低酸強度酸化物に含浸する方法、水性液に含まれる白金族元素を低酸強度酸化物に化学的に吸着させる方法などを用いることができる。好ましくは含浸する方法である。更に具体的に調製方法を示すと、乾燥させた低酸強度酸化物の吸水量(体積)を測定しておき、含浸させたい白金族元素の量がちょうどその体積になるように濃度調整した溶液を、乾燥させた低酸強度酸化物に撹拌しながら徐々にしみ込ませる方法である。
【0022】
また、本発明にかかる触媒は、白金族元素の少なくとも一種の元素と低酸強度酸化物とを含む触媒であれば何れの形態であっても良く、白金族元素と低酸強度酸化物との混合物である形態、または白金族元素の少なくとも一種の元素を低酸強度酸化物に担持した形態であっても良いが、好ましくは後者の担持である。
【実施例】
【0023】
以下に実施例と比較例により本発明を詳細に説明するが、本発明の趣旨に反しない限り以下の実施例に限定されるものではない。
【0024】
(実施例1)
(触媒A)
ルテニウム含有率3.938質量%のルテニウム溶液13.365gを、γ−アルミナ(BET比表面積130m/g)の担体10gに均一になるように含浸し、Ru換算で5質量%になるように調整後、90〜120℃で乾燥を行った。その後、300℃,1時間の水素還元を行った。Ru/Alを得た。
(アンモニア分解反応)
99.9%以上の純度のアンモニアを用いて、アンモニア分解反応を行った。300℃、SV=6000hr−1、常圧で実施した結果、分解率は7.1%であった。SV=15000hr−1に変えた時の結果は、分解率4.0%であった。
【0025】
(実施例2)
(触媒B)
ルテニウム含有率3.938質量%の硝酸ルテニウム水溶液(田中貴金属製)13.365gを、γ−アルミナ(日揮製、表面積166m/g)の担体10gに均一になるように含浸し、Ru換算で5質量%になるように調整後、90〜120℃で乾燥を行った。その後、400℃,4時間の水素還元を行った。Ru/Alを得た。
(アンモニア分解反応)
99.9%以上の純度のアンモニアを用いて、アンモニア分解反応を行った。300℃、SV=6000hr−1、常圧で実施した結果、分解率は3.7%であった。
【0026】
(実施例3)
(触媒C)
Ce(NO・6HOを水に溶解し0.2N溶液とし、5%アンモニア水でpH10にして沈殿を生成させ、撹拌,静置後に吸引濾過して純水で洗浄した。100℃乾燥後に空気中で500℃、3時間焼成を行い、CeO担体を得た。これに、マヨネーズ瓶にてルテニウムカルボニルRu(CO)12をTHFに溶解させた溶液を含浸させ、一晩攪拌を継続させた後にエバポレーターでTHFを除去し、350℃まで窒素中で昇温、315℃、1時間水素気流で還元処理し、2.45質量%Ru/CeOを得た。BET表面積を測定した結果、29m/gであった。
(アンモニア分解反応)
99.9%以上の純度のアンモニアを用いて、アンモニア分解反応を行った。300℃、SV=6000hr−1、常圧で実施した結果、分解率は7.8%であった。SV=15000hr−1に変えた時の結果は、分解率4.4%であった。
【0027】
(実施例4)
(触媒D)
塩基性炭酸マグネシウムを500℃、3時間焼成を行い、MgO担体を得た。触媒Cにおいて、CeO担体をMgO担体に変えた以外は触媒Cと同じ調製法により、2.44質量%Ru/MgOを得た。BET表面積を測定した結果、126m/gであった。
(アンモニア分解反応)
99.9%以上の純度のアンモニアを用いて、アンモニア分解反応を行った。300℃、SV=6000hr−1、常圧で実施した結果、分解率は2.7%であった。
【0028】
(実施例5)
(触媒E)
触媒Cにおいて、CeO担体をルチル型の酸化チタン担体に変えた以外は触媒Cと同じ調製法により、2.44質量%Ru/TiOを得た。
(アンモニア分解反応)
99.9%以上の純度のアンモニアを用いて、アンモニア分解反応を行った。300℃、SV=6000hr−1、常圧で実施した結果、分解率は3.3%であった。
【0029】
(実施例6)
(触媒F)
硝酸セシウムを用いて、乾燥した触媒Aの吸水量と同じ体積の含浸液がCs/Ru=1(モル比)になるように水容液を調製し、触媒Aに対して均一になるように含浸した。400℃の水素処理を4時間実施し、Cs−Ru/Al(Cs/Ru=1 モル比)を得た。BET表面積を測定した結果、103m/gであった。
(アンモニア分解反応)
99.9%以上の純度のアンモニアを用いて、アンモニア分解反応を行った。300℃、SV=6000hr−1、常圧で実施した結果、分解率は37.5%であった。SV=15000hr−1に変えた時の結果は、分解率25.9%であった。200℃、SV=6000hr−1、常圧での結果は、分解率3.3%であった。SV=15000hr−1に変えた時の結果は、分解率1.9%であった。450℃、SV=3500hr−1、常圧で25時間実施した時の結果は、分解率は96.2〜99.3%であった。その後、400℃、SV=3000hr−1で実施した時の結果は、分解率96.0%であった。SV=6000hr−1に変えた時の結果は、分解率92.9%であった。反応温度を350℃に下げて実施したところ、SV=3000hr−1で分解率73.7%、SV=6000hr−1で分解率65.6%であった。500℃に反応温度を上げて実施したところ、SV=3500hr−1、7000hr−1共に分解率100%であった。又、600℃、750℃で分解率を測定した結果は、SV=3500、7000共に分解率100%であった。
【0030】
(実施例7)
(触媒G)
触媒Fにおいて、硝酸セシウムを変えて硝酸ルビジウムを用いた以外は触媒Fと同じ方法で、Rb−Ru/Al(Rb/Ru=1 モル比)を得た。
(アンモニア分解反応)
99.9%以上の純度のアンモニアを用いて、アンモニア分解反応を行った。300℃、SV=6000hr−1、常圧で実施した結果、分解率は26.0%であった。
【0031】
(実施例8)
(触媒H)
触媒Fにおいて、硝酸セシウムを変えて硝酸カリウムを用いた以外は触媒Fと同じ方法で、K−Ru/Al(K/Ru=1 モル比)を得た。
(アンモニア分解反応)
99.9%以上の純度のアンモニアを用いて、アンモニア分解反応を行った。300℃、SV=6000hr−1、常圧で実施した結果、分解率は20.0%であった。
【0032】
(実施例9)
(触媒I)
触媒Fにおいて、Ru/Alを変えて触媒C(Ru/CeO)を用いた以外は、触媒Fと同じ調製方法でセシウムを含浸して、Cs−Ru/CeO(Cs/Ru=1 モル比)を得た。BET表面積を測定した結果は、24m/gであった。
(アンモニア分解反応)
99.9%以上の純度のアンモニアを用いて、アンモニア分解反応を行った。300℃、SV=6000hr−1、常圧で実施した結果、分解率は31.4%であった。SV=15000hr−1に変えた時の結果は、分解率21.3%であった。200℃、SV=6000hr−1、常圧での結果は、分解率2.6%であった。SV=15000hr−1に変えた時の結果は、分解率1.6%であった。
【0033】
(実施例10)
(触媒J)
触媒Fにおいて、Cs/Ruの比率をCs/Ru=8(モル比)に変えた以外は触媒Fと同じ調製方法で、Cs−Ru/Al(Cs/Ru=8 モル比)を得た。BET表面積を測定した結果、46m/gであった。
(アンモニア分解反応)
99.9%以上の純度のアンモニアを用いて、アンモニア分解反応を行った。300℃、SV=6000hr−1、常圧で実施した結果、分解率は32.4%であった。SV=15000hr−1に変えた時の結果は、分解率21.0%であった。200℃、SV=6000hr−1、常圧で実施した結果、分解率は3.1%であった。SV=15000hr−1に変えた時の結果は、分解率1.5%であった。
【0034】
(実施例11)
(触媒K)
Cs/Ru=8(モル比)に変えた以外は触媒Iと同じ調製方法で実施し、Cs−Ru/CeO(Cs/Ru=8 モル比)を得た。
(アンモニア分解反応)
99.9%以上の純度のアンモニアを用いて、アンモニア分解反応を行った。300℃、SV=6000hr−1、常圧で実施した結果、分解率は16.6%であった。SV=15000hr−1に変えた時の結果は、分解率10.2%であった。
【0035】
(実施例12)
(触媒L)
Ce(NO・6HOを水に溶解し0.2N溶液とし、5%アンモニア水でpH10にして沈殿を生成させ、撹拌,静置後に吸引濾過して純水で洗浄した。100℃乾燥後に空気中で500℃、3時間焼成を行い、CeO担体を得た。Ni(NO・6HOをメタノールに溶解し、得られたCeOに含浸を行った。500℃空気中1時間焼成を行い、真空排気後、水素中で12時間還元を行った。Ni/CeOを得た。これに、マヨネーズ瓶にてルテニウムカルボニルRu(CO)12をTHFに溶解させた溶液を含浸させ、一晩攪拌を継続させた後にエバポレーターでTHFを除去し、400℃まで真空乾燥、315℃、1時間水素気流で還元処理を行った。0.48質量%Ni−2.45質量%Ru/CeOを得た。
(アンモニア分解反応)
99.9%以上の純度のアンモニアを用いて、アンモニア分解反応を行った。300℃、SV=6000hr−1、常圧で実施した結果、分解率は2.6%であった。SV=15000hr−1に変えた時の結果は、分解率1.7%であった。
【0036】
(比較例1)
(触媒E)
担体にシリカアルミナ(日揮製、表面積196m/g、SiO:67.5質量%、Al:25.6質量%)を用いた以外は触媒Bと同じ調製方法を実施し、5質量%Ru/SiO・Alを得た。
【0037】
(アンモニア分解反応)
99.9%以上の純度のアンモニアを用いて、アンモニア分解反応を行った。300℃、SV=6000hr−1、常圧で実施した結果、分解率は1.7%であった。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明は、アンモニアの分解に関するものであり、アンモニア臭気を有するガスの無臭化する環境的な分野、アンモニアを窒素、水素に転化する分野に応用できるものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
8族から10族の元素の少なくとも一種の元素(以下、「白金族元素」とも称する)と、酸強度(H定数)が−5.6以上である金属酸化物(以下、「低酸強度酸化物」とも称する)とを含むことを特徴とするアンモニア分解触媒。
【請求項2】
当該8族から10族の元素の少なくとも一種の元素が、白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、鉄、コバルトおよびニッケルからなる群から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1記載のアンモニア分解触媒。
【請求項3】
当該低酸強度酸化物が酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化マグネシウムおよび酸化チタンからなる群から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1記載の触媒。
【請求項4】
当該低酸強度酸化物の比表面積が1〜300m/gであることを特徴とする請求項1記載の触媒。
【請求項5】
請求項1〜4記載の触媒を用いてアンモニアを分解することを特徴とするアンモニア分解方法。
【請求項6】
当該アンモニアが尿素を分解して得られるものであることを特徴とする請求項5記載のアンモニア分解方法。
【請求項7】
180〜950℃でアンモニア分解することを特徴とする請求項5記載のアンモニア分解方法。

【公開番号】特開2009−254981(P2009−254981A)
【公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−107512(P2008−107512)
【出願日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【出願人】(000004628)株式会社日本触媒 (2,292)
【Fターム(参考)】