説明

カートン

【課題】廃棄時に封入フラップの破断部が確実に破断して容易に解体することができるカートンを提供する。
【解決手段】2組の対向壁部4,6及び5,7と、一対の封入壁部とからなるカートンにおいて、前記対向壁部の1組5,7の両端に連設された一対の封入フラップ10a,11a及び10b,11bは、前記対向壁部のもう1組の一方の壁部4の両端に連設された前記下側封入片8,9の破断部との接着領域43を取り囲む破断用スリット31を備え、該破断用スリット31は、第1スリット32と、該第1スリット32よりも前記下側封入片8,9の前記解体用切取線42側に位置する第2スリット33とに分割され、該第2スリット33は、先端部側スリット37と、折曲端部側スリット38と、第2中央スリット39とに分割され、2本の延伸スリット40,41が、前記第2スリット33の外方に沿ってそれぞれ延伸する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カートンに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、廃棄時に使用済みのものを解体できるように構成された箱体が、公知のものとして多数存在する。
【0003】
例えば、特許文献1では、底面側端面パネルと重ならないように形成した端面フラップの破断領域と上面側端面パネルとを貼り合わせた紙カートンが開示されている。かかる構成の紙カートンを解体する場合、上面側端面パネルを展開することで、破断領域を囲むミシン線を破断する。しかしながら、ミシン線に適当な切れ目が入らずに、破断領域が底面側端面パネルに残存することがある。このような場合には、接着剤の接着力が簡易な解体を阻害する要因となり、余計な力を使って解体しなければならず、力の弱い者にとっては解体が困難な構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−276862号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本発明は、廃棄時に封入フラップの破断部が確実に破断して容易に解体することができるカートンを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる課題を解決するための手段として、本発明は、2組の対向壁部と、前記対向壁部の1組の両端に連設された一対の封入フラップと、前記対向壁部のもう1組の両端に連設された上側封入片及び下側封入片とからなり、前記一対の封入フラップに前記下側封入片を重ね合わせて接着するとともに、前記下側封入片に前記上側封入片を重ね合わせて接着する一対の封入壁部とからなるカートンにおいて、前記下側封入片は、前記上側封入片の先端部の外方に沿って形成される解体用切取線を備え、前記解体用切取線によって離脱する破断部と前記封入フラップとが接着され、前記封入フラップは、前記下側封入片の破断部との接着領域を取り囲む破断用スリットを備え、該破断用スリットは、第1スリットと、該第1スリットよりも前記下側封入片の前記解体用切取線側で延在する第2スリットとに分割され、該第2スリットは、前記封入フラップの先端部側で延在する先端部側スリットと、前記封入フラップの折曲端部側で延在する折曲端部側スリットと、該先端部側スリットと該折曲端部側スリットとの間を延在する中央スリットとに分割され、互いに隣接する前記第2スリットの先端部側スリットの端部と前記中央スリットの端部のうちいずれか一方から、第1延伸スリットが、前記第2スリットの外方に沿って延伸するとともに、互いに隣接する前記第2スリットの前記折曲端部側スリットの端部と前記中央スリットの端部のうちいずれか一方から、第2延伸スリットが、前記第2スリットの外方に沿って延伸する。
【0007】
前記第1スリットは、前記封入フラップの先端部側と折曲端部側でそれぞれ対称状に延在する一対の端部側スリットと中央スリットとに分割され、
前記一対の端部側スリットは、前記第2スリットの前記先端部側スリット及び前記折曲端部側スリットより開始する継ぎ目の切断が到達できる範囲を内方及び外方に拡大するように互いに乖離する方向へ略円弧状に延在してから、前記第1スリットの中央スリットに向かって互いに接近しながら延在するのが好ましい。
【0008】
前記第1スリットの中央スリットは、前記一対の端部側スリットより前記下側封入片の先端部側に位置して、前記一対の端部側スリットより開始する継ぎ目の切断が到達できる範囲を内方及び外方に拡大するように前記下側封入片の先端部に沿って延在するのが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、上側封入片の展開時に、第2スリットと各延伸スリットとの間に形成される接続片が、破断部とともに展開動作に追随して、上側封入片による破断部の引き上げを一定程度まで補助する。その結果、切断が比較的困難な第2スリットの継ぎ目を容易に切断することができるだけでなく、切断に必要な力が他の継ぎ目にも効果的に加わり、破断部を封入フラップから確実に離脱させることができる。
【0010】
また、継ぎ目の切断が多少ずれたとしても連結すべきスリットに到達させることができ、破断部が封入フラップに残存することがなく、余計な力を使わなくても、カートンを解体することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態に係るカートンの斜視図である。
【図2】図1のカートンの展開図である。
【図3】図1のカートンの組立方法を示す説明図である。
【図4】下方封入片に対する封入フラップの接着領域を示す破断用スリットの部分拡大図である。
【図5】図1のカートンの解体方法を示す説明図である。
【図6】第1接続片と第2接続片の破断前後の状態を示す封入フラップの破断用スリットの部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明を実施するための一例を示すこととする。図1は、本発明の実施形態に係るカートン1を示している。カートン1は、図2に示すように、カートン用の板紙を打ち抜いたブランク2を組み立てて、略直方体状に構成したものである。
【0013】
ブランク2は、図2に示すように、概略、のり付けフラップ3と、上壁部4と、後壁部5と、底壁部6と、前壁部7と、2つの上側封入片8,9と、2組の一対の封入フラップ10a,10b及び11a,11bと、2つの下側封入片12,13と、折曲部14〜25と、摘み用打ち抜き孔26と、一対の開封用切取線27,28と、開閉用谷折り線29とからなる。
【0014】
のり付けフラップ3は、折曲部14を形成した上壁部5の長辺折曲端部に連設され、折曲部14より略台形状に突出する。摘み用打ち抜き孔26は、のり付けフラップ3の先端部側の中央に形成される。一対の開封用切取線27,28は、のり付けフラップ3の領域内では、該摘み用打ち抜き孔26の左右両側より、折曲部14に対して平行にわずかに延在してから垂直方向にもわずかに延在し、さらに、折曲部14の手前まで外方へ傾斜しながら延在した後、折曲部14に対して垂直方向にわずかに延在して、折曲部14と交差する。
【0015】
上壁部4は、折曲部17を形成した後壁部5の長辺折曲端部に連設され、折曲部14〜17により矩形状に規定される。一対の開封用切取線27,28は、のり付けフラップ3より連続して延在し、上壁部4の領域内では、折曲部14より折曲部17手前の開閉用谷折り線29の各端部まで、折曲部17に対して垂直方向に延在する。開閉用谷折り線29は、各開封用切取線27,28の上壁部4側の端部の間を、折曲部17に対して平行に延在する。
【0016】
後壁部5は、折曲部20を形成した底壁部6の長辺折曲端部に連設され、折曲部17〜20により矩形状に規定される。
【0017】
底壁部6は、折曲部23を形成した前壁部7の長辺折曲端部に連設される。底壁部6は、上壁部4と同一形状で、折曲部20〜23により矩形状に規定される。
【0018】
前壁部7は、後壁部5と同一形状の矩形状に構成される。前壁部7は、先端部寄りの中央に形成された係止用スリット30を備える。
【0019】
左右両側の封入壁部の上側封入片8,9は、折曲部15,16を形成した上壁部4の短辺折曲端部にそれぞれ連設され、折曲部15,16より略台形状にそれぞれ突出する。
【0020】
左側の封入壁部の一対の封入フラップ10a,10bは、折曲部18,24を形成した後壁部5の短辺折曲端部にそれぞれ連設され、折曲部18,24より略台形状にそれぞれ突出する。右側の封入壁部の一対の封入フラップ11a,11bは、折曲部19,25を形成した前壁部7の短辺折曲端部にそれぞれ連設され、折曲部19,25より略台形状にそれぞれ突出する。前記一対の封入フラップ10a,10b及び11a,11bは、それぞれ、破断用スリット31を備える。破断用スリット31は、下側封入片12,13の先端部側に位置する第1スリット32と、下側封入片12,13の切取線側に位置する第2スリット33とに分割されている。
【0021】
第1スリット32は、一対の端部側スリット34,35と、第1中央スリット36とに分割されている。一対の端部側スリット34,35は、封入フラップ10a,10b,11a,11bの先端部側と折曲端部側でそれぞれ対称状に延在する。一対の端部側スリット34,35は、第2スリット33の両端部より内方の位置から外方へ略円弧状に延在して、後述の第2スリット33の先端部側スリット37及び折曲端部側スリット38より開始する継ぎ目の切断が到達できる範囲を内方及び外方に拡大し、第1中央スリット36に向かって互いに接近しながら延在する。第1中央スリット36は、一対の端部側スリット34,35より下側封入片12,13の先端部側に位置して、下側封入片12,13の先端部に沿って略円弧状に延在し、一対の端部側スリット34,35より開始する継ぎ目の切断が到達できる範囲を内方及び外方に拡大する。ここで、「継ぎ目」とは、スリットを分割する中断部分を言う。
【0022】
第2スリット33は、封入フラップ10a,10b,11a,11bの先端部側で延在する先端部側スリット37と、封入フラップ10a,10b,11a,11bの折曲端部側で延在する折曲端部側スリット38と、第2中央スリット39とに分割されている。先端部側スリット37は、第1スリット32の端部側スリットの一方34と一定の間隔をあけた位置から、第2中央スリット39の一端に向かって略円弧状に延在する。先端部側スリット37には、第1延伸スリット40が接続されている。第1延伸スリット40は、第2中央スリット39の一端と隣接する先端部側スリット37の端部から第2中央スリット39の外方に沿って略円弧状に延在する。第2中央スリット39は、先端部側スリット37と折曲端部側スリット38との間を略円弧状に延在する。第2中央スリット39には、第2延伸スリット41が接続されている。第2延伸スリット41は、折曲端部側スリット38と隣接する第2中央スリット39の他端から折曲端部側スリット38の外方に沿って略円弧状に延伸する。折曲端部側スリット38は、第1スリット32の端部側スリットの他方35と一定の間隔をあけた位置から、第2中央スリット39の他端に向かって略円弧状に延在する。
【0023】
本実施形態に係るカートン1の場合、破断用スリット31の継ぎ目は、0.1mm〜5mmであるのが好ましい。次に、各延伸スリット40,41は、第2スリット33の外方に0.1mm〜5mmの間隔をあけて延伸するのが好ましい。また、各延伸スリット40,41は、1.0mm〜20.0mmの長さで、第2スリット33の外方に沿って延伸するのが好ましい。
【0024】
左右両側の封入壁部の下側封入片12,13は、折曲部21,22を形成した底壁部6の短辺折曲端部にそれぞれ連設され、折曲部21,22より略台形状にそれぞれ突出する。下側封入片12,13は、上側封入片8,9の先端部の外方に沿って形成される解体用切取線42を備える。解体用切取線42は、両側端部から中央付近まで下側封入片12,13の先端部に沿って延在し、かつ、中央で折曲端部側に向かって略半円状に湾曲する。
【0025】
次に、本実施形態に係るカートン1の組立方法及び使用方法について説明する。
【0026】
図3は、本実施形態に係るカートン1の組立方法を示している。図4は、下方封入片12,13に対する封入フラップ10a,10b,11a,11bの接着領域43を示している。折曲部23,20で前壁部7及び後壁部5を垂直方向に折り曲げて、起立させる。次に、折曲部18,19及び24,25で一対の封入フラップ10a,10b及び11a,11bを内側方向へ折り曲げる。図4に示すように、破断用スリット31で取り囲まれた接着領域43に接着剤を塗布する。図3(a)に示すように、この接着領域43と、折曲部21,22で起立させた状態の下側封入片12,13の破断部45とを貼り合わせて収容空間を形成し、内容物を充填する。内容物の充填後、のり付けフラップ3の先端部に接着剤を塗布してから、図3(b)に示すように、前壁部7と、折曲部14で折り曲げたのり付けフラップ3とを貼り合わせる。さらに、下側封入片12,13の破断部45に接着剤を塗布してから、該破断部45と、折曲部15,16で折り曲げた上側封入片8,9の先端部とを貼り合わせれば、本実施形態に係るカートン1の組立作業が完了する。
【0027】
本実施形態に係るカートンを使用する場合には、摘み用打ち抜き孔26にそえた親指で上方側に力を加えて、一対の開封用切取線27,28の一部を切断する。さらに、開封用切取線27,28の残りを切断して、取り出し口と蓋フラップとを形成し、収納空間に収納された内容物を取り出す。開封したカートン1を保管する場合には、蓋フラップの摘み部44を前壁部7の係止用スリット30に差し込み、取り出し口を蓋フラップで閉じた状態にして収納空間を封止する。
【0028】
次に、本実施形態に係るカートン1の解体方法について説明する。
【0029】
図5は、本実施形態に係るカートン1の解体方法を示したものである。収納空間に収納された全ての内容物を取り出し口より取り出した場合、図5に示すように、左側封入壁部の解体用切取線42中央の湾曲箇所にそえた親指を収納空間側へ押し込み、解体用切取線42の一部を切断する。さらに、上側封入片8の先端部と下側封入片12の切断箇所に親指をそえながら外方に力を加えて上側封入片8を展開すると、解体用切取線42と破断用スリット31の継ぎ目の切断によって、各破断部45,46が、下側封入片12及び一対の封入フラップ10a,10bから離脱する。右側の封入壁部についても、上記展開作業と同様の手順で上側封入片13を展開して、各破断部45,46を下側封入片12及び一対の封入フラップ11a,11bから離脱させる。さらに、下側封入片12,13の残存部分と一対の封入フラップ10a,10b及び11a,11bを展開する。この状態で、4つの壁部4〜7のうち隣接するいずれか2つの壁部を押圧してカートン1を折り畳めば、本実施形態に係るカートン1の解体作業が完了する。
【0030】
図6は、第1接続片47及び第2接続片48の破断前後の状態を示したものである。上側封入片8,9を展開すると、一対の封入フラップ10a,10b,11a,11bの破断部46は、第2スリット33の第2中央スリット39側の部分から離脱しようとする。この時、図6(a)に示すように、第1接続片47と第2接続片48は、破断部46とともに展開動作に追随しながら、上側封入片8,9による破断部46を引き上げやすくする。さらに上側封入片8,9を展開すると、破断部46と各接続片47,48との接続箇所である継ぎ目が切断し、第1接続片47と第2接続片48は、破断部46から離脱して、展開動作に追随しなくなる。このように、切断が比較的困難な第2スリット33の継ぎ目を容易に切断することができるだけでなく、破断部46と各接続片47,48が切断した時には、上側封入片8,9が破断部46を封入フラップ10a,10b,11a,11bから一定程度引き上げているので、切断に必要な力が他の継ぎ目にも効果的に加わって、破断部46を封入フラップ10a,10b,11a,11bから確実に離脱させることができる。その結果、接着剤の接着力による抵抗をそれ程受けずに、本実施形態に係るカートン1を解体することができる。
【0031】
また、本実施形態に係るカートン1では、第1スリット32と第2スリット33との間の継ぎ目及び第1スリット32の継ぎ目については、継ぎ目の切断が到達できる範囲を内方及び外方に拡大しているので、切断による切れ目の軌道が多少ずれたとしても連結すべきスリットに到達して、破断部46を封入フラップ10a,10b,11a,11bから確実に離脱させる。
【符号の説明】
【0032】
1 カートン
2 ブランク
3 のり付けフラップ
4 上壁部
5 後壁部
6 底壁部
7 前壁部
8,9 上側封入片
10a,11a 一対の封入フラップ
10b,11b 一対の封入フラップ
12,13 下側封入片
14〜25 折曲部
26 摘み用打ち抜き孔
27,28 一対の開封用切取線
29 開閉用谷折り線
30 係止用スリット
31 破断用スリット
32 第1スリット
33 第2スリット
34,35 一対の端部側スリット
36 第1中央スリット
37 先端部側スリット
38 折曲端部側スリット
39 第2中央スリット
40 第1延伸スリット
41 第2延伸スリット
42 解体用切取線
43 接着領域
44 摘み部
45 下側封入片の破断部
46 封入フラップの破断部
47 第1接続片
48 第2接続片

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2組の対向壁部と、
前記対向壁部の1組の両端に連設された一対の封入フラップと、前記対向壁部のもう1組の両端に連設された上側封入片及び下側封入片とからなり、前記一対の封入フラップに前記下側封入片を重ね合わせて接着するとともに、前記下側封入片に前記上側封入片を重ね合わせて接着する一対の封入壁部とからなるカートンにおいて、
前記下側封入片は、前記上側封入片の先端部の外方に沿って形成される解体用切取線を備え、
前記解体用切取線によって離脱する破断部と前記封入フラップとが接着され、
前記封入フラップは、前記下側封入片の破断部との接着領域を取り囲む破断用スリットを備え、
該破断用スリットは、第1スリットと、該第1スリットよりも前記下側封入片の前記解体用切取線側で延在する第2スリットとに分割され、
該第2スリットは、前記封入フラップの先端部側で延在する先端部側スリットと、前記封入フラップの折曲端部側で延在する折曲端部側スリットと、該先端部側スリットと該折曲端部側スリットとの間を延在する中央スリットとに分割され、
互いに隣接する前記第2スリットの先端部側スリットの端部と前記中央スリットの端部のうちいずれか一方から、第1延伸スリットが、前記第2スリットの外方に沿って延伸するとともに、互いに隣接する前記第2スリットの前記折曲端部側スリットの端部と前記中央スリットの端部のうちいずれか一方から、第2延伸スリットが、前記第2スリットの外方に沿って延伸することを特徴とする、カートン。
【請求項2】
前記第1スリットは、前記封入フラップの先端部側と折曲端部側でそれぞれ対称状に延在する一対の端部側スリットと中央スリットとに分割され、
前記一対の端部側スリットは、前記第2スリットの前記先端部側スリット及び前記折曲端部側スリットより開始する継ぎ目の切断が到達できる範囲を内方及び外方に拡大するように互いに乖離する方向へ略円弧状に延在してから、前記第1スリットの中央スリットに向かって互いに接近しながら延在することを特徴とする、請求項1に記載のカートン。
【請求項3】
前記第1スリットの中央スリットは、前記一対の端部側スリットより前記下側封入片の先端部側に位置して、前記一対の端部側スリットより開始する継ぎ目の切断が到達できる範囲を内方及び外方に拡大するように前記下側封入片の先端部に沿って延在することを特徴とする、請求項2に記載のカートン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−79558(P2011−79558A)
【公開日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−234297(P2009−234297)
【出願日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【出願人】(000006116)森永製菓株式会社 (130)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】