説明

キッチン台

【課題】副調理者が踏み台を利用している場合においても、主調理者の行動が妨げられてしまうことなく調理が出来るキッチン台を提供すること。
【解決手段】本体2の内部に収納される収納位置と該収納位置から外方に向けて引き出された引出位置との間で移動自在に設けられる踏み台12、踏み台22を備えるキッチン台1であって、踏み台12、踏み台22を出し入れするための出入口19、出入口29が、本体2の正面とは異なる側面及び/または背面に設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本体の内部に収納される収納位置とこの収納位置から外方に向けて引き出された引出位置との間で移動自在に設けられる踏み台を備えるキッチン台に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のキッチン台には、踏み台を出し入れするための出入り口が設けられ、この出入り口に踏み台が出し入れ可能に組み込まれており、子ども等の副調理者がこの踏み台を利用できるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開平11−103951号公報(第2頁、第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1にあっては、踏み台の出入り口が、キッチン台の調理等を行う正面側において設けられているため、副調理者がこの踏み台を出して利用している場合に、キッチン台を使用する主調理者の行動が、この踏み台により妨げられてしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、副調理者が踏み台を利用している場合においても、主調理者の行動が妨げられてしまうことなく調理が出来るキッチン台を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のキッチン台は、
本体の内部に収納される収納位置と該収納位置から外方に向けて引き出された引出位置との間で移動自在に設けられる踏み台を備えるキッチン台であって、
前記踏み台を出し入れするための出入口が、本体の正面とは異なる側面及び/または背面に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、例えば主調理者が対峙するキッチン台の本体の正面とは異なる方向を向く側面及び/または背面に踏み台の出入口を設けることで、主調理者の行動を妨げることなく、子供等の副調理者が踏み台を利用して主調理者とともに調理作業を行うことができる。
【0007】
本発明の請求項2に記載のキッチン台は、請求項1に記載のキッチン台であって、
前記キッチン台の天板における前記本体の正面と側面との角部には、シンクまたは調理部が設けられており、
前記出入口は、前記本体の側面における前記シンクまたは調理部との対向位置下方に配設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、主調理者はシンクまたは調理部を本体の正面側から利用しているときでも、子供等の副調理者は踏み台を利用して、同じシンクまたは調理部を本体の側面側、つまり主調理者とは別の方向から利用することができるため、主調理者の行動を妨げることがない。
【0008】
本発明の請求項3に記載のキッチン台は、請求項1または2に記載のキッチン台であって、
前記キッチン台の天板にシンクまたは調理部が設けられており、
前記出入口は、前記本体の背面における前記シンクまたは調理部との対向位置下方に配設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、主調理者はシンクまたは調理部を本体の正面側から利用しているときでも、子供等の副調理者は踏み台を利用して、同じシンクまたは調理部を本体の背面側、つまり主調理者とは別の方向から利用することができるため、主調理者の行動を妨げることがない。
【0009】
本発明の請求項4に記載のキッチン台は、請求項1ないし3のいずれかに記載のキッチン台であって、
前記踏み台の下方には、物品を収納可能な収納部を有する引出体が構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、上下方向に所定高さを有する踏み台を、踏み板と収納部を有する引出体とから構成することで、踏み台の下方の空間も収納部として有効利用できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明の実施例を以下に説明する。
【実施例】
【0011】
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の実施例におけるキッチン台の全体像を示す斜視図である。図2(a)は、キッチン台の上面図であり、(b)は、キッチン台の背面図であり、(c)は、右側面図である。図3(a)、はキッチン台の本体に収納された踏み台付き引出体を示す右側面図であり、(b)は、キッチン台の本体から引出された踏み台付き引出体を示す背面図である。図4(a)は、収納位置と引出位置との間における踏み台付き引出体を示す拡大側面図であり、(b)は、引出位置における踏み台付き引出体を示す拡大側面図であり、(c)は、収納位置における踏み台付き引出体を示す拡大側面図である。図5は、踏み台の開閉状況を示す側面図である。
【0012】
図1及び図2に示されるように、本実施例におけるキッチン台1は、いわゆるアイランド型のキッチン台であって、各種の収納部を備えた複数のキャビネットからなる本体2と、本体2の上面に載置された天板3とから主として構成されている。図1紙面左上側、図2(a)紙面上側が、キッチン台1の正面である。以下、キッチン台1の右側とはキッチン台1の正面側に立って右側のことであり、キッチン台1の左側とはキッチン台1の正面側に立って左側のことであり、キッチン台1の背面側とはキッチン台1を挟んで正面側と対向する側のことであるものとする。
【0013】
キッチン台1の天板3には、左側の側面との角部に調理部としてのコンロ4が設けられているとともに、右側の側面との角部にシンク5が設けられている。コンロ4の背面側には、水分等の飛散防止用のパネル6が天板3から立設されている。また、正面側に立って中央側は調理部として調理台7が設けられ、この調理台7に連続して、背面側も調理部としての調理台8が設けられている。更に、キッチン台1の全周に沿って、側面には収納部としての開き戸9若しくは図示しない引出しが適宜設けられ、右側の側面には備え付けの食器洗浄機10が設けられている。
【0014】
キッチン台1は、基本的には、主調理者が正面側に立って調理を行うように出来ているが、調理者がキッチン台1の全周に沿って行動出来るように成っており、すなわちキッチン台1の正面側のみでなく、左右両側面若しくは背面側を利用しての調理が可能となる。このような形態のキッチン台1においては、調理者が複数である場合でもキッチン台1の全周を利用した調理が可能である。
【0015】
次に、キッチン台1には、キッチン台1が載置された床面に対し所定高さ有する踏み台付き引出体11、21が設けられている。踏み台付き引出体11を有する本体2は、上キャビネットと下キャビネットとに分割されており、踏み台付き引出体11は、下キャビネットに設けられている。下キャビネットの踏み台付き引出体11を出し入れするための出入口19が、キッチン台1の正面とは異なる右側の側面に、すなわちキッチン台1の正面に設けられた上キャビネット(図示略)に対し略90度向きを変えた右側の側面における下部において設けられている。そして、この出入口19に踏み台付き引出体11が嵌挿され、本体2の内部に収納される収納位置と、この収納位置から外方、すなわち右側外方に向けて十分に引き出された引出位置との間で移動自在に設けられている。同様に、踏み台付き引出体21を出し入れするための出入口29が、キッチン台1の背面側における下部において設けられており、この出入口29に踏み台付き引出体21が嵌挿され、上記と同様の収納位置と引出位置との間で移動自在に設けられている。
【0016】
このように出入口19、29が、例えば主調理者が対峙するキッチン台1の本体2の正面とは異なる方向を向く側面及び/または背面に設けられていることで、主調理者の行動を妨げることなく、子供等の副調理者が踏み台を利用して主調理者とともに調理作業を行うことができる。
【0017】
また、キッチン台1の天板3における本体2の正面と側面との角部には、シンク5及びコンロ4が設けられており、出入口19が、本体2の側面におけるシンク5及びコンロ4との対向位置下方に配設されていることで、主調理者はシンク5またはコンロ4を本体2の正面側から利用しているときでも、子供等の副調理者は踏み台付き引出体11を利用して、同じシンク5またはコンロ4を本体2の側面側、つまり主調理者とは別の方向から利用することができるため、主調理者の行動を妨げることがない。
【0018】
更に、キッチン台1の天板3にシンク5及びコンロ4が設けられており、出入口29が、本体2の背面におけるコンロ4との対向位置下方に配設されていることで、主調理者はシンク5またはコンロ4を本体2の正面側から利用しているときでも、子供等の副調理者は踏み台付き引出体21を利用して、同じシンク5またはコンロ4を本体2の背面側、つまり主調理者とは別の方向から利用することができるため、主調理者の行動を妨げることがない。
【0019】
踏み台付き引出体11は、調理者などが上面に載上可能な踏み台12と、この踏み台12の下方において物品を収納可能な収納部13aを有する箱状の引出体13と、から構成されている。同様に、踏み台付き引出体21は、調理者などが上面に載上可能な踏み台22と、この踏み台22の下方において物品を収納可能な収納部を有する箱状の引出体23と、から構成されている。
【0020】
以下、踏み台付き引出体11、21は同様の構造を有しているため、踏み台付き引出体11の構造について説明し、踏み台付き引出体21の構造については説明を省略する。
【0021】
踏み台付き引出体11の引出体13は上方に開口した箱状に形成され、この開口を開閉可能に、踏み台12が引出体13にヒンジ部24及び連結部材25により連結されており、踏み台12と引出体13とは、収納位置と引出位置との間を一体に移動するようになっている。
【0022】
このように、踏み台付き引出体11が、上面に載上可能な踏み台12と、物品を収納可能な収納部13aを有する引出体13と、から構成されていることで、踏み台12の下方の空間も収納部13aとして有効利用できる。
【0023】
次に、図3(a)、(b)に示されるように、踏み台付き引出体11の移動について説明すると、先ず、本体2の出入口19と連通する内部における踏み台付き引出体11の収納空間を構成する左右の側板2a、2aの内面には、側面視コ字状に形成された固定レール14が、前後方向に沿ってそれぞれ固着されている。そして引出体13を構成する左右の側板13b外面に、摺動レール15が前後方向に沿ってそれぞれ固着されるとともに、固定レール14のコ字状の開口に前後方向にそれぞれ嵌挿されている。また、引出体13の底板下面には、左右方向及び前後方向に所定に離間した4箇所に、キャスタ26が設けられている。そして、踏み台付き引出体11を収納位置に押込み若しくは引出すことで、踏み台付き引出体11の摺動レール15が固定レール14に沿って摺動し、踏み台付き引出体11が本体2に対しスムーズに移動自在となる。
【0024】
次に、踏み台付き引出体11の引出位置におけるロック機構について説明する。
【0025】
先ず、引出体13の左右両側板13b、13b外面に沿って、摺動レール15よりも上方箇所に、係合レバー16、16がそれぞれ前後方向に設けられている。尚、左右両側板13b、13b外面にそれぞれ設けられている係合レバー16、16及び附属するその他の部材は、同じ構造を有しているため、以下、一方側の係合レバー16に関する構造について説明し、他方側の係合レバー16の説明は省略する。
【0026】
係合レバー16は、より具体的には、磁性を有する金属から主として成るとともに、後方部が斜下方に向かったテーパ部16aに形成されており、側板13b前方部において枢支された回動部16bを中心に、左右方向の仮想の回動軸周りに所定角度回動可能に設けられている。また、係合レバー16の略中央側の適所には、上下方向に延びる開口部16dが形成されており、この開口部16dに、引出体13の側板13bに固着された突起部13cが嵌挿されている。このようにすることで、開口部16dに嵌挿された突起部13cが、係合レバー16の回動の際におけるガイドとして機能する。
【0027】
また、引出体13の側板13b外面における係合レバー16の上方側の適所に、保持手段としてのマグネット17が、磁気を備えた磁気面を下方に向けて、固定に取付けられている。更に、本体2内部の側板2aにおける後方側の適所には、保持状態解除部材としての解除ピン18が、内方の引出体13側に向かって突設され、後述のように係合レバー16のテーパ部16aに当接可能に設けられている。
【0028】
次に、図4(a)に示されるように、踏み台付き引出体11の係合について説明すると、踏み台付き引出体11が、キッチン台1の本体2に収納された収納位置と、本体2から十分に引出された引出位置との間に位置している場合、踏み台付き引出体11は、係合レバー16の後端部が固定レール14の上面に当接した位置、すなわち係合待機位置で、前後方向に移動自在と成っている。
【0029】
次に、図4(b)に示されるように、踏み台付き引出体11が、引出位置に位置した場合、固定レール14の上面に当接していた係合レバー16の後端部16cが、固定レール14の上面から外れて自重により下方に回動し、摺動レール15の上面に当接するとともに後端部16cが固定レール14の前端部14aと係合する位置、すなわち上記した係合待機位置よりも下方の係合位置に移動する(図示点線部参照)。この係合位置においては、引出体13の側板13bに枢支された係合レバー16の後端部16cが、キッチン台1の本体2の側板2aに固着された固定レール14の前端部14aと係合することで、踏み台付き引出体11の後方への引き出し方向の移動が規制される。
【0030】
このように、踏み台付き引出体11を引き出し方向に移動自在に支持する固定レール14及び摺動レール15を利用して係合レバー16を係合位置において係合させることができるため、キッチン台1の本体2側に被係合部等を別個に設けなくて済む。
【0031】
また、係合レバー16は、引出体13の左右側板13bの外面に沿ってそれぞれ上下移動自在に設けられていることで、左右幅方向に特段のスペースをとらずに済むため、本体2の左右幅方向の収納スペースが小さくなることを防止できる。
【0032】
尚、固定レール14の前端部所定箇所に図示しない係止部が突設されているとともに、摺動レール15の後端部所定箇所に図示しない突出部が設けられており、上記した踏み台の引出位置において、固定レール14の前記係止部と摺動レール15の前記突出部とが当接することで、踏み台付き引出体11が本体2から抜け出すことを防止している。
【0033】
次いで、図4(b)に示されるように、踏み台付き引出体11の係合解除について説明すると、上述した係合位置にある左右の係合レバー16を、上方に向けて回動して上方移動操作し、係合レバー16の上面をマグネット17の下方を向く磁気面に当接させ、磁力により保持することで、左右の係合レバー16を上記した係合位置及び係合待機位置よりも上方であって係合レバー16の後端部16cと固定レール14の前端部14aとの係合が解除された係合解除位置に保持する。このように、係合レバー16が係合解除位置に位置することで、踏み台付き引出体11は、引き出し方向に本体2に対して前後移動自在となる。
【0034】
このように、係合レバー16は、引出体13の左右側板13bの外面に沿ってそれぞれ前後幅方向にわたり延設されていることで、係合レバー16を保持する上方移動操作を引出体13の前方側で簡便に行うことができる。
【0035】
次に、図4(c)に示されるように、踏み台付き引出体11を収納位置に向けて押し込むに従い、係合レバー16のテーパ部16aが、本体2に固着された解除ピン18と当接して漸次下方に押圧され、係合レバー16はマグネット17から離れて自重により下方に回動し、係合レバー16の後端部16cが再び固定レール14の上面に当接した係合待機位置に戻る。すなわち、係合レバー16の保持状態が解除され、踏み台付き引出体11は、係合レバー16が係合待機位置にいる状態で前後方向に移動自在と成る。
【0036】
上述したように、踏み台付き引出体11を収納位置から引き出して使用する際には、引出位置において係合レバー16が自重により係合待機位置から下方の係合位置まで移動して本体所定箇所に係合することで、引き出し方向への移動が規制される。踏み台付き引出体11を収納する際には、左右の係合レバー16それぞれを別々に上方移動操作して保持手段としてのマグネット17に保持させておくことができるため、踏み台付き引出体11の左右幅寸法が広い場合でも、左右の係合レバー16を確実に係合解除位置に保持した状態で収納することができる。また、収納位置に収納することで、係合解除位置に保持された係合レバー16は係合待機位置まで自重により移動するため、次回引き出すときに係合レバー16が保持手段により保持されたままで係合が行われないといった事態を回避できる。
【0037】
また、係合レバー16は自重により係合待機位置から係合位置まで移動するため、簡単な機構で移動規制を行うことができる。
【0038】
また、このように、保持手段はマグネット17であり、係合レバー16を磁力により保持可能であるとともに、保持状態解除部材は係合レバー16に当接可能に設けられた解除ピン18であることで、係合レバー16の保持及び保持解除を簡単な機構で行うことができる。
【0039】
次に、図5に示されるように、踏み台付き引出体11の踏み台12の開閉構造について説明すると、踏み台12は、後端部においてヒンジ部24により引出体13と連結されており、左右方向の仮想の回動軸回りに回動することで、引出体13の上部開口を開閉可能に成っている。また、ヒンジ部24とは別に、踏み台12と引出体13とを連結する調節式の連結部材25が設けられており、この連結部材25により、踏み台12が引出体13の上部開口を所定角度で開放した状態を保持できる。
【0040】
尚、踏み台の開閉構造については、必ずしも本実施例に限定されるものではなく、例えば、踏み台がスライド式に移動して引出体の上部開口を開閉するものであってもよい。
【0041】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0042】
例えば、上記実施例では、キッチン台1は、アイランド型のキッチン台であって、天板にシンク5や調理部としてコンロ4が設けられているが、キッチン台の型や、シンクまたは調理部の配置については、必ずしも本実施例に限られず、例えばI型やL型のキッチン台であってもよいし、また、天板にシンクまたは調理部のみが設けられたキッチン台であっても構わない。
【0043】
また、上記実施例では、キッチン台1の右側の側面及び背面の2箇所において踏み台付き引出体11、21の出入口19、29が設けられているが、出入口の設けられる位置は、キッチン台の正面とは異なる側面若しくは背面の少なくともいずれか一方であれば、具体的な設置位置や数量は、必ずしも本実施例に限られない。
【0044】
また、上記実施例では、係合レバー16は、引出体13の前方部において枢支された回動部16bを中心に、左右方向の仮想の回動軸回りに回動可能であって、係合待機位置、係合位置、及び係合解除位置に移動可能に設けられているが、係合レバーは、例えば前後方向の回動軸回りに回動可能であって、係合待機位置、係合位置、及び係合解除位置に移動可能に設けられていてもよい。
【0045】
更に、上記実施例では、踏み台12に引出体13が連結された踏み台付き引出体11が、キッチン台1の本体2の出入口19に出し入れ可能に構成されているが、上下方向に延びる脚部を備えたシンプルな踏み台が、キッチン台の本体の出入口に出し入れ可能に構成されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の実施例におけるキッチン台の全体像を示す斜視図である。
【図2】(a)は、キッチン台の上面図であり、(b)は、キッチン台の背面図であり、(c)は、右側面図である。
【図3】(a)、はキッチン台の本体に収納された踏み台付き引出体を示す右側面図であり、(b)は、キッチン台の本体から引出された踏み台付き引出体を示す背面図である。
【図4】(a)は、収納位置と引出位置との間における踏み台付き引出体を示す拡大側面図であり、(b)は、引出位置における踏み台付き引出体を示す拡大側面図であり、(c)は、収納位置における踏み台付き引出体を示す拡大側面図である。
【図5】踏み台の開閉状況を示す側面図である。
【符号の説明】
【0047】
1 キッチン台
2 本体
3 天板
4 コンロ(調理部)
5 シンク
7 調理台(調理部)
8 調理台(調理部)
11 踏み台付き引出体
12 踏み台
13 引出体
13a 収納部
13b 側板
14 固定レール
15 摺動レール
16 係合レバー
17 マグネット
18 解除ピン
19 出入口
21 踏み台付き引出体
22 踏み台
23 引出体
24 ヒンジ部
29 出入口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体の内部に収納される収納位置と該収納位置から外方に向けて引き出された引出位置との間で移動自在に設けられる踏み台を備えるキッチン台であって、
前記踏み台を出し入れするための出入口が、本体の正面とは異なる側面及び/または背面に設けられていることを特徴とするキッチン台。
【請求項2】
前記キッチン台の天板における前記本体の正面と側面との角部には、シンクまたは調理部が設けられており、
前記出入口は、前記本体の側面における前記シンクまたは調理部との対向位置下方に配設されていることを特徴とする請求項1に記載のキッチン台。
【請求項3】
前記キッチン台の天板にシンクまたは調理部が設けられており、
前記出入口は、前記本体の背面における前記シンクまたは調理部との対向位置下方に配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載のキッチン台。
【請求項4】
前記踏み台の下方には、物品を収納可能な収納部を有する引出体が構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のキッチン台。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−228753(P2008−228753A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−68204(P2007−68204)
【出願日】平成19年3月16日(2007.3.16)
【出願人】(000002222)サンウエーブ工業株式会社 (196)
【Fターム(参考)】