ディジタル音楽プレーヤを遠隔的に制御するユーザ・インタフェース
【課題】ディジタル・メディア・プレーヤの動作を遠隔的に制御する方法およびシステムを提供する。
【解決手段】腕時計または他の別目的デバイスは、ディジタル・メディア・プレーヤと通信するトランシーバを組み込んでいてもよい。ユーザは、腕時計のハウジングのあたりに配置された複数のボタンを使用して腕時計と対話してもよく、それによって、ユーザはディジタル・メディア・プレーヤの音量レベルを調節し、オーディオ再生を指図し、ディジタル・メディア・プレーヤをパワーオンまたはオフし、ユーザによって前に特定された歌の再生を要求し、かつ腕時計の設定を調節してもよい。腕時計および/またはディジタル・メディア・プレーヤは、生物学的パフォーマンス測定デバイスと通信してもよく、ユーザは、腕時計を経由して、生物学的パフォーマンス測定デバイスによって記録された生物学的パフォーマンス測定の再生を要求してもよい。
【解決手段】腕時計または他の別目的デバイスは、ディジタル・メディア・プレーヤと通信するトランシーバを組み込んでいてもよい。ユーザは、腕時計のハウジングのあたりに配置された複数のボタンを使用して腕時計と対話してもよく、それによって、ユーザはディジタル・メディア・プレーヤの音量レベルを調節し、オーディオ再生を指図し、ディジタル・メディア・プレーヤをパワーオンまたはオフし、ユーザによって前に特定された歌の再生を要求し、かつ腕時計の設定を調節してもよい。腕時計および/またはディジタル・メディア・プレーヤは、生物学的パフォーマンス測定デバイスと通信してもよく、ユーザは、腕時計を経由して、生物学的パフォーマンス測定デバイスによって記録された生物学的パフォーマンス測定の再生を要求してもよい。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2006年5月22日に出願された特許仮出願第60/802,636号に基づく非仮特許出願であり、前記仮特許出願の優先権を主張する。前記特許仮出願は、最初に名前を挙げられた発明者Stefan Andrenおよび代理人整理番号005127.00649を有する。
【0002】
発明の分野
本発明は、一般的には、消費者電子デバイスのユーザ・インタフェースに関する。より具体的には、本発明は、ディジタル・メディア・プレーヤ、例えば、MP3、ACC、または他のオーディオ・ファイルをプレイするメディア・プレーヤを遠隔的に制御するユーザ・インタフェースに関する。本発明の様々な例は、ディジタル・メディア・プレーヤを遠隔的に制御する腕時計での使用に、特に応用することができる。
【背景技術】
【0003】
発明の背景
ディジタル・メディア・プレーヤ、例えば、電子記憶メディアに記憶されたサウンド・ファイルを再生する音楽プレーヤが普及しつつある。それらプレーヤの可搬性を理由として、多くの人々は、或る種の身体活動、例えば、ジョギングまたは運動を遂行しながら、音楽または他のレコーディングに耳を傾けている。ディジタル・メディア・プレーヤの小さな形態要因は、身体活動を遂行しながらプレーヤを容易に携行することを許すが、同じ小さな形態要因は、しばしば、大部分のディジタル・メディア・プレーヤを制御するために要求される微細なモータ技能に起因して、そのような身体活動の間のプレーヤ制御を困難にする。即ち、身体活動、例えば、ジョギングを遂行する間、ディジタル・メディア・プレーヤを制御するために必要な微細なモータ技能を使用することは、より困難になる。
【発明の概要】
【0004】
後続する記載は、本発明の幾つかの局面の基本的理解を提供するため、本発明の簡単な概要を提供する。この概要は、本発明の広範な概観ではない。本発明の重要または臨界的要素を特定すること、または本発明の範囲を線引きすることは意図されない。後続する概要は、下記で提供される一層詳細な説明の前置きとして、簡単な形態で本発明の幾つかの概念を呈示するだけである。
【0005】
上記で説明された先行技術における制限を克服するため、および、本明細書を読んで理解したときに明らかとなる他の制限を克服するため、本発明の局面は、ディジタル・メディア・プレーヤを制御する遠隔制御デバイスへ向けられる。他の機能を遂行することに加えて、ディジタル音楽プレーヤを制御するように構成された腕時計または類似の別目的デバイスの上で、幾つかの実装が使用されてもよい。腕時計または他の別目的デバイスは、ディジタル・メディア・プレーヤと通信するトランシーバを組み込んでよい。ユーザは、腕時計のハウジングのあたりに配置された複数のボタンを使用して、腕時計と対話してもよい。複数のボタンを介して、ユーザはディジタル・メディア・プレーヤの音量レベルを調節し、オーディオ再生を指図し、ディジタル・メディア・プレーヤをパワーオンまたはオフし、ユーザによって前に特定された歌の再生を要求し、腕時計の設定を調節してもよい。腕時計および/またはディジタル・メディア・プレーヤは、生物学的パフォーマンス測定デバイスと通信してもよく、ユーザは、腕時計を経由して、生物学的パフォーマンス測定デバイスによって記録された生物学的パフォーマンス測定の再生を要求してもよい。
【0006】
方法およびシステムは、人のユーザによって装着されるように構成されたデバイス・ハウジング、デバイスの視覚出力を提供するディスプレイ、複数の入力ボタンを含む入力サブシステム、ユーザから複数のボタンを経由して受け取られる入力に基づいてディジタル・メディア・プレーヤと通信するトランシーバ、および記憶された制御論理に基づいてデバイスの全体的動作を制御するプロセッサを有するデバイス(例えば、腕時計)を包含してもよい。制御論理は、デバイスが、複数の入力ボタンの第1のボタンの短い押下を検出すると、プレイ/ポーズ・トグル・コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送ることを指示してもよい。デバイスは、複数の入力ボタンの第2のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、次のオーディオ・ファイルへスキップする。デバイスは、第2のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを早送りする。デバイスは、複数の入力ボタンの第3のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、前のオーディオ・ファイルへスキップする。デバイスは、第3のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを巻き戻す。デバイスは、複数の入力ボタンの第4のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、音量を1段階増分する。デバイスは、第4のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、第4のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールアップする。デバイスは、複数の入力ボタンの第5のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、音量を1段階減分する。デバイスは、第5のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、第5のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールダウンする。
以下に、本発明の基本的な諸特徴及び種々な態様を列挙する。
1. 人のユーザによって装着されるように構成されたデバイス・ハウジングと、
デバイスの視覚出力を提供するディスプレイと;
複数の入力ボタンを含む入力サブシステムと;
ユーザから複数のボタンを経由して受け取られる入力に基づいてディジタル・メディア・プレーヤと通信するトランシーバと;
デバイスのディジタル・メディア制御機能を規定する制御論理に基づいてデバイスの全体的動作を制御するプロセッサとを含み、
該制御論理が、以下の工程を含む、デバイス:
複数の入力ボタンの第1のボタンの短い押下を検出すると、プレイ/ポーズ・トグル・コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送る工程、
複数の入力ボタンの第2のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、次のオーディオ・ファイルへスキップする工程、
第2のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを早送りする工程、
複数の入力ボタンの第3のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、前のオーディオ・ファイルへスキップする工程、
第3のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを巻き戻す工程、
複数の入力ボタンの第4のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、音量を1段階増分する工程、
第4のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、第4のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールアップする工程、
複数の入力ボタンの第5のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、音量を1段階減分する工程、および
第5のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、第5のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールダウンする工程。
2. 制御論理が、
複数の入力ボタンの第6のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、ユーザによって前に特定された対応するオーディオ・ファイルをプレイする工程
を更に含む、請求項101記載のデバイス。
3. 腕時計を含み、かつ制御論理が、複数の入力ボタンの第6のボタンの短い押下を検出すると、現在の時間をディスプレイに表示する工程を更に含む、請求項101記載のデバイス。
4. 制御論理が、所定の時間量の後に、表示された時間をフェードアウトする工程を更に含む、請求項103記載のデバイス。
5. ディスプレイは、発光ダイオード(LED)のドットマトリクス・アレイを含む、請求項101記載のデバイス。
6. 制御論理が、ディスプレイに出力するための複数のアニメーション・シーケンスを更に含み、各アニメーションは、デバイスによって遂行される行為に基づく、請求項101記載のデバイス。
7. 第1のアニメーションはディスプレイの左側からアイコンをアニメーション化し、および第2のアニメーションはディスプレイの右側からアイコンをアニメーション化し、ならびに第1および第2のアニメーションの選択は、デバイスの左または右側に位置しているアニメーション起動ボタンの場所に基づく、請求項106記載のデバイス。
8. ハウジングはベゼルを含み、
第1のボタンはベゼルの中で中央に位置し、
第2のボタンはベゼルの右部分に位置し、
第3のボタンはベゼルの左部分に位置し、
第4のボタンはベゼルの上方部分に位置し、かつ
第5のボタンはベゼルの下方部分に位置する、
請求項103記載のデバイス。
9. ハウジングはベゼルを含み、ディスプレイは該ベゼルの上方に位置する、請求項103記載のデバイス。
10. 制御論理が、複数の入力ボタンの第6のボタンの短い押下を検出すると、コマンドを遠隔デバイスへ送って、ユーザに関連して測定された生物学的パフォーマンス・パラメータを可聴的に再生する工程を更に含む、請求項101記載のデバイス。
11. 人のユーザによって装着されるように構成されたデバイス・ハウジングと、デバイスの視覚出力を提供するディスプレイと、複数の入力ボタンを含む入力サブシステムと、ユーザから複数のボタンを経由して受け取られる入力に基づいてディジタル・メディア・プレーヤと通信するトランシーバと、記憶された制御論理に基づいてデバイスの全体的動作を制御するプロセッサとを含むデバイスの上で、
複数の入力ボタンの第1のボタンの短い押下を検出したことに応答して、プレイ/ポーズ・トグル・コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送る工程;
複数の入力ボタンの第2のボタンの短い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、次のオーディオ・ファイルへスキップする工程;
第2のボタンの長い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、現在プレイしているオーディオ・ファイルを早送りする工程;
複数の入力ボタンの第3のボタンの短い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、前のオーディオ・ファイルへスキップする工程;
第3のボタンの長い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、現在プレイしているオーディオ・ファイルを巻き戻す工程;
複数の入力ボタンの第4のボタンの短い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、音量を1段階増分する工程;
第4のボタンの長い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、第4のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールアップする工程;
複数の入力ボタンの第5のボタンの短い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、音量を1段階減分する工程;および
第5のボタンの長い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、第5のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールダウンする工程
を含む、方法。
12. 複数の入力ボタンの第6のボタンの長い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、ユーザによって前に特定された対応するオーディオ・ファイルをプレイする工程を更に含む、請求項111記載の方法。
13. デバイスは腕時計を含み、かつ方法は、複数の入力ボタンの第6のボタンの短い押下を検出したことに応答して、現在の時間をディスプレイに表示する工程を更に含む、請求項111記載の方法。
14. 所定の時間の後に、表示された時間をフェードアウトする工程を更に含む、請求項113記載の方法。
15. フェードする工程は、発光ダイオード(LED)のドットマトリクス・アレイをフェードアウトする工程を含む、請求項111記載の方法。
16. デバイスによって遂行される行為に基づいて、ディスプレイに出力するための複数のアニメーション・シーケンスの1つを選択する工程を更に含む、請求項111記載の方法。
17. 第1のアニメーションがディスプレイの左側からアイコンをアニメーション化し、および第2のアニメーションがディスプレイの右側からアイコンをアニメーション化し、ならびに第1および第2のアニメーションの選択が、デバイスの左または右側に位置しているアニメーション起動ボタンの場所に基づく、請求項116記載の方法。
18. デバイス・ハウジングはベゼルを含み、
第1のボタンはベゼルの中で中央に位置し、
第2のボタンはベゼルの右部分に位置し、
第3のボタンはベゼルの左部分に位置し、
第4のボタンはベゼルの上方部分に位置し、かつ
第5のボタンはベゼルの下方部分に位置する、
請求項113記載の方法。
19. デバイス・ハウジングはベゼルを含み、ディスプレイは該ベゼルの上方に位置する、請求項113記載の方法。
20. 複数の入力ボタンの第6のボタンの短い押下を検出したことに応答して、コマンドを遠隔デバイスへ送り、ユーザに関連して測定された生物学的パフォーマンス・パラメータを可聴的に再生する工程を更に含む、請求項111記載の方法。
21. 人の手首を実質的に取り囲んで、腕時計を人の手首に固定するように構成されたハウジングと;
腕時計の視覚出力を提供するディスプレイと;
複数の入力ボタンを含む入力サブシステムと;
ユーザから複数のボタンを経由して受け取られる入力に基づいてディジタル・メディア・プレーヤと通信するトランシーバと;
腕時計のディジタル・メディア制御機能を規定する制御論理に基づいて腕時計の全体的動作を制御するプロセッサとを含み、
該制御論理は、以下の工程を含む腕時計であって:
複数の入力ボタンの第1のボタンの短い押下を検出すると、プレイ/ポーズ・トグル・コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送る工程、
複数の入力ボタンの第2のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、次のオーディオ・ファイルへスキップする工程、
第2のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを早送りする工程、
複数の入力ボタンの第3のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、前のオーディオ・ファイルへスキップする工程、
第3のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを巻き戻す工程、
複数の入力ボタンの第4のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、音量を1段階増分する工程、
第4のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、第4のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールアップする工程、
複数の入力ボタンの第5のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、音量を1段階減分する工程、
第5のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、第5のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールダウンする工程、
複数の入力ボタンの第6のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、ユーザによって前に特定された対応するオーディオ・ファイルをプレイする工程、および
複数の入力ボタンの第7のボタンの短い押下を検出すると、現在の時間をディスプレイに表示する工程;
ここで、該第2のボタンは腕時計のベゼルの右部分近くにほぼ位置し;
該第3のボタンは腕時計のベゼルの左部分近くにほぼ位置し;
該第4のボタンは腕時計のベゼルの頂部近くにほぼ位置し;
該第5のボタンは腕時計のベゼルの下方部分近くにほぼ位置し;
該第6のボタンは腕時計の第1の側面にほぼ位置し;かつ
該第7のボタンは該第6のボタンから、腕時計の反対側面にほぼ位置する、
腕時計。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の例示的態様に従った腕時計を図解する。
【図2】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御する制御流れを図解する。
【図3】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御するフィードバック/パワープレイ制御流れを図解する。
【図4】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御する音量制御流れを図解する。
【図5】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御するトラック変更制御流れを図解する。
【図6】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御するトラック変更制御流れを図解する。
【図7】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御するプレイ/ポーズ/パワー制御流れを図解する。
【図8】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御する調節モード制御流れを図解する。
【図9】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御する調節モード制御流れを図解する。
【図10】本明細書において説明される例示的局面に従った遠隔ディジタル音楽プレーヤを制御する間、腕時計によって表示されるアニメーションを図解する。
【図11】本明細書において説明される例示的局面に従った遠隔ディジタル音楽プレーヤを制御する間、腕時計によって表示されるアニメーションを図解する。
【図12】本明細書において説明される例示的局面に従った遠隔ディジタル音楽プレーヤを制御する間、腕時計によって表示されるアニメーションを図解する。
【図13】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御するマルチボタン制御流れを図解する。
【図14】本明細書において説明される例示的局面に従ったデモ・モード・アニメーションを図解する。
【図15】本明細書において説明される例示的局面に従った目覚ましアニメーションを図解する。
【図16】本発明の例示的態様に従った腕時計を図解する。
【図17】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御する音量制御流れを図解する。
【図18】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御するトラック制御流れを図解する。
【図19】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御するトラック制御流れを図解する。
【図20】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御するフィードバック/パワープレイ制御流れを図解する。
【図21】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御するプレイ/ポーズ/パワー制御流れを図解する。
【図22】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御する調節モード制御流れを図解する。
【図23】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御するスポーツ・モード制御流れを図解する。
【図24】本明細書において説明される一つまたは複数の例示的局面に従った腕時計のブロック・ハードウェア図を図解する。
【発明を実施するための形態】
【0008】
発明の詳細な説明
本明細書において検討されるように、本発明の様々な例は、腕時計または他の多目的デバイスで採用されて、ディジタル・メディア・プレーヤの動作を制御しうる。ディジタル・メディア・プレーヤは、例えば、多様な形式のいずれかで保存されたサウンド・ファイルを再生する音楽プレーヤを含む。サウンド・ファイルには、MP3ファイル、ACCファイル、およびWAVファイルが含まれる。ディジタル・メディア・プレーヤのタイプに依存して、これらのファイルは、磁気記憶メディア、例えば、磁気ハードディスク・ドライブ、電子メモリ回路、例えば、フラッシュメモリ・デバイス、または他の公知の記憶メディアに記憶されてもよい。本発明の幾つかの例では、サウンド・ファイルは、光記憶メディア、例えば、コンパクト・ディスク・プレーヤに記憶されてもよい。更にまた、本発明の幾つかの例では、ディジタル・メディア・プレーヤは、追加的に、ビデオ・ファイル、例えば、MPEGファイルを再生および表示する、写真を表示する、ゲームをプレイするなどを行いうる。
【0009】
図1は、本発明の一つまたは複数の局面を実現しうる腕時計を図解する。図1で分かるように、腕時計は、この表面に5つのボタン、即ち、中央ボタン103、左面ボタン105、右面ボタン107、上面ボタン109、下面ボタン111、左側面ボタン113、および右側面ボタン115を含んでもよい。このボタン配列または配列の一部分(例えば、ボタン103〜111)は、ディジタル・メディア・プレーヤ上の従来のボタン構成に対応してもよい。ボタン105〜111は、腕時計101のベゼルのあたりに配置されてもよい。この構成において、中央面ボタン103は「プレイ」コマンドに対応し、左面ボタン105は「巻き戻し/前のトラック」コマンドに対応し、右面ボタン107は「順巻き/次のトラック」コマンドに対応し、上面ボタン109は「音量アップ」コマンドに対応し、下面ボタン111は「音量ダウン」コマンドに対応してもよい。図解された例において、腕時計101は、そのケーシングのどちらの側面にも一対のボタンを含む。これらのボタンは、本明細書において、それぞれ左側面ボタン113および右側面ボタン115と呼ばれる。腕時計101は、ディスプレイ区域117、例えば、LCDディスプレイ、ドットマトリクスLEDなども含んでよい。
【0010】
腕時計101は、腕時計101のユーザまたは装着者によって入力されたボタン・コマンドに基づいて、ディジタル・メディア・プレーヤ121と無線で通信してもよい。例えば、ユーザが最初のボタン(例えば、任意のボタン)を押下するとき、腕時計101はディジタル・メディア・プレーヤ121と無線で「対を成し」てもよい。
【0011】
図2を参照すると、腕時計101の各ボタンの押圧は、腕時計、遠隔場所から腕時計と通信しているディジタル・メディア・プレーヤ121,またはこれら双方のいずれかで機能を活性化する。図面で使用されるように、短縮語「P」は、対応するボタンを短く押圧する行為を指す。この行為は、本明細書において短押下とも呼ばれる。短縮語「LP」は、対応するボタンを押圧し、次に、例えば、.5秒よりも大きい或る閾値期間にわたって、対応するボタンを押圧位置に保留する行為を指す。この行為は、本明細書において長押下とも呼ばれる。こうして、図2の図解された例において、右側面ボタン115の短押圧は、腕時計が自分の現在の時間値を表示することを引き起こし、一方では、右側面ボタン115の押圧および保留(長押下)は、腕時計が自分の調節モードを起動して、ユーザが現在の時間値を調節できるようにすることを引き起こす。
【0012】
図3を参照すると、左側面ボタン113は、遠隔的に制御されるディジタル・メディア・プレーヤに関連する機能を遂行してもよい。本発明の様々な例では、ディジタル・メディア・プレーヤ(または腕時計)は、ユーザに関連する活動パフォーマンス・パラメータを測定する更に他のデバイス119と通信してもよい。活動パフォーマンス・パラメータ測定デバイス119は、ユーザに関連する生物学的パフォーマンス・パラメータ、例えば、ユーザの心拍数または血液酸素含有量を測定するデバイスであってもよい。活動パフォーマンス測定デバイス119は、代替的または追加的に、ユーザに関連する身体パフォーマンス・パラメータ、例えば、ユーザによって移動された距離、ユーザの速度、またはユーザの現在位置を測定するデバイスであってもよい。本発明のこれらの例では、ユーザが左側面ボタン113を短く押圧するとき、腕時計101は、活動パフォーマンス測定デバイス119によって最も近時に測定されたパフォーマンス・パラメータの値を可聴的に再生するように、ディジタル・メディア・プレーヤへ指令してもよい。
【0013】
しかしながら、ユーザが左側面ボタン113を押圧および保留する場合に、腕時計101はパワープレイ・モードに入ることをディジタル・メディア・プレーヤに指令してもよい。パワープレイ・モードにおいて、ディジタル・メディア・プレーヤは、ユーザによって前に指定された特定のサウンド・ファイルを再生する。例えば、ユーザは、或るタイプの身体活動を遂行する、例えば、丘を駆け上る、または重量挙げをするとき、特に奮起させるお気に入りの歌を見い出すかもしれない。ユーザが、例えば、呼吸整復をする直前または激しい競走の最終距離で、特別の奮起激励を得る必要を感じるならば、ユーザは、左側面ボタン113を押圧および保留して、ディジタル・メディア・プレーヤが、前に指定された歌の再生を始めることを引き起こすことができる。もちろん、奮起させる歌に加えて、ユーザは、任意の所望のサウンド・ファイル、例えば、特別の歩調を維持するのに有用な奮起語句または歌を含有するサウンド・ファイルの再生を、左側面ボタン113に指定することができる。
【0014】
図4を参照すると、頂部ボタン109および底部ボタン111は、それぞれディジタル・メディア・プレーヤの音量レベルのアップおよびダウンを遠隔的に調節するように使用されてもよい。ユーザが頂部ボタン109を短く押下するとき、腕時計101はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、プレーヤの音量を1増分段階だけ増加する。ユーザが頂部ボタン109を押下および保留するとき、腕時計101はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、頂部ボタン109が放されるまでプレーヤの音量増加を保つ。ユーザが底部ボタン111を短く押下するとき、腕時計101はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、プレーヤの音量を1増分段階だけ減少する。ユーザが底部ボタン111を押下および保留するとき、腕時計101はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、底部ボタン111が放されるまでプレーヤの音量減少を保つ。図4で示されるように、腕時計101は各々の行為に基づいて視覚フィードバックを提供してもよい。
【0015】
図5および図6を参照すると、左ボタン105および右ボタン107は、それぞれディジタル・メディア・プレーヤ121の上でオーディオ・プレイを逆方向および順方向へ移動するために使用されてもよい。ユーザが左ボタン105を短く押下するとき、腕時計101はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、前または先行するオーディオ・ファイルへスキップする。ユーザが左ボタン105を押下および保留するとき、腕時計101はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを巻き戻す。ユーザが右ボタン107を短く押下するとき、腕時計101はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、次または後続のオーディオ・ファイルへスキップする。ユーザが右ボタン107を押下および保留するとき、腕時計101はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを早送りする。図5および図6で示されるように、腕時計101は各行為に基づいて視覚フィードバックを提供してもよい。
【0016】
図7を参照すると、中央ボタン103は、ディジタル・メディア・プレーヤ121のスタート/ストップ動作を制御するために使用されてもよい。例えば、ユーザが中央ボタン103を短く押下するとき、腕時計101はプレイ/ポーズ・トグル・コマンドをディジタル・メディア・プレーヤ121へ送って、プレイとポーズ状態との間を交替する。ユーザが中央ボタン103を押下および保留するとき、腕時計101はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、トレーニングをストップ/ポーズするか(特別のトレーニング・モードにあるとき)、パワーダウンする(特別のトレーニング・モードでないとき)。図7で示されるように、腕時計101は各行為に基づいて視覚フィードバックを提供してもよい。
【0017】
図1は、デフォルト状態、例えば、情報を表示していないディスプレイ117を図解する。図2〜図7の各々は、腕時計101が遂行する行為に基づいて視覚フィードバックを提供しているディスプレイ117を図解する。視覚フィードバックは、記号、デザイン、パターン、数字、または文字(集約的に、アイコン)の静的表示、点滅アイコン、またはアニメーション・アイコンを含んでもよい。スピーカを組み込んだ態様において、例えば、ボタンの押下を確認するために可聴フィードバックも同様に含まれてもよい。図2〜図7の各々は、待機期間または各行為に関連する他の事象を更に示し、該事象が生起すると、ディスプレイ117はデフォルト状態へ戻る。
【0018】
図2〜図7は、例示的態様の基本的動作を図解する。ボタンが押下位置に固着されると、腕時計101は、或る所定期間、例えば、2分後に、クリア信号を送ってもよい。腕時計101は、ボタン押下の間に或る所定の最小時間経過を要求してもよい。即ち、腕時計101は、前のボタンが押下された後、所定の時間量に満たないで後続するボタン押下を無視してもよい。例示的態様によれば、複数の同時のボタン押下は無視されるか、または腕時計101が追加機能を遂行することを引き起こしてもよい。例えば、図13は、或る所定の時間量、例えば、>5の間、第1のボタン組み合わせ、例えば、ボタン105、107を押下することによって、デモ・モードに入ってもよいことを図解する。或る所定の時間量、例えば、>5秒の間に、第2のボタン組み合わせ、例えば、ボタン103、109を押下することによって、マスタ・リセットが遂行されてもよい。他のボタン組み合わせおよび/または所定の時間量が使用されてもよい。
【0019】
図8〜図9は、腕時計101の時間値を調節する制御流れを図解する。時間調節モードにある間、ディスプレイ117は恒常オン状態にあってもよい。或る所定の時間量、例えば、30秒の非活動の後、腕時計101はデフォルト・モードへ復帰し(即ち、時間調節モードから脱出し)、ディスプレイ117をデフォルト状態へ戻してもよい。図10および図11は、図8〜図9で図解された制御流れの様々な段階の間に、腕時計101によってディスプレイ117の上に表示されてもよいアニメーション1001、1003、1005、1101、1103、1005を図解する。例えば、或る所定の時間量(例えば、>.5秒)の間、右側面ボタン115を押下および保留することによって時間調節モードに入ると、図8は、ユーザが時間を調節する前に、「時間」アイコン「H」がアニメーション1001(図10)に従ってアニメーション様式で表示されることを示す。図8〜図9の残りも、腕時計101が図8〜図9で描写された時間調節モードにある間、図10および図11で示されたアニメーションのどれが各行為に対応するかを特定する。図10および図11のアニメーションは同じであるが、図10ではアイコンが右から現れるのに対して、図11ではアイコンが左から現れることが異なる。代替の態様において、左または右のボタンのいずれが行為をトリガするかに関係なく、同じアニメーションが使用されてもよい。
【0020】
図12は、同様に、図3〜図9で図解された制御流れの様々な段階の間に、腕時計101によってディスプレイ117に表示されるアニメーション1201、1203、1205、1207、1209、および1211を図解する。例えば、腕時計101は、ユーザがデフォルト・モードからボタン107を短く押下して次のトラックへスキップするとき、ディスプレイ117にアニメーション1201を表示してもよい。腕時計101は、ユーザがデフォルト・モードからボタン105を短く押下して前のトラックへスキップするとき、ディスプレイ117でアニメーション1203を表示してもよい。腕時計101は、ユーザがデフォルト・モードからボタン113を短く押下して、活動パフォーマンス測定デバイス119によって測定された値を可聴的に再生する音声フィードバックを要求するとき、ディスプレイ117にアニメーション1205を表示してもよい。腕時計101は、ユーザがボタン113およびボタン115を同時に押下して調節設定モードから脱出するとき、ディスプレイ117にアニメーション1207を表示してもよい。腕時計101は、ユーザがデフォルト・モードから所定の時間量、例えば、>.5秒の間ボタン113を押下および保留して、上記で説明されたパワープレイ・モードを要求するとき、ディスプレイ117にアニメーション1209を表示してもよい。腕時計101は、ユーザがデフォルト・モードから所定の時間量、例えば、>.5秒の間ボタン103を押下および保留して、ディジタル・メディア・プレーヤ121がトレーニングをストップ/ポーズするか、ディジタル・メディア・プレーヤをパワーダウン・モードにする(上記で検討されたように、ディジタル・メディア・プレーヤの現在のモードに依存して)ことを要求するとき、ディスプレイ117にアニメーション1211を表示してもよい。
【0021】
図14は、ユーザが組み合わせボタンを押下し、例えば、図13で図解されるようなデモ・モードに入った結果として、腕時計101によりディスプレイ117に表示されるデモ・モード・アニメーション1401を図解する。図15は、腕時計101および/またはディジタル・メディア・プレーヤ121がパワーダウン・モードから目覚めるとき、腕時計101がディスプレイ117に表示する目覚ましアニメーション・シーケンスを図解する。
【0022】
図16は、本発明の第2の例示的態様に従った腕時計1601を図解する。腕時計1601は、入力ボタン1603、1605、1607、1609、1611、1613、1615、および1617、ならびに視覚ディスプレイ1619を含んでもよい。腕時計1601はディジタル・メディア・プレーヤ121と無線で通信してもよい。ディジタル・メディア・プレーヤ121および/または腕時計1601は、パフォーマンス測定デバイス119と更に通信してもよい。ボタンは、腕時計1601のベゼルの周り、腕時計1601の一つまたは複数の側面、腕時計1601の正面、または所望の他の場所に設置されてもよい。
【0023】
一つまたは複数のボタン1603〜1617は、腕時計1601が一つまたは複数のコマンドをディジタル・メディア・プレーヤ121へ送ることを引き起こしてもよい。ここに図解された態様において、ボタン1617は「プレイ」コマンドに対応し、ボタン1607は「巻き戻し/前のトラック」コマンドに対応し、ボタン1609は「順巻き/次のトラック」コマンドに対応し、ボタン1603は「音量アップ」コマンドに対応し、ボタン1605は「音量ダウン」コマンドに対応してもよい。腕時計101は、腕時計101のユーザまたは装着者によって入力されたボタン・コマンドに基づいて、ディジタル・メディア・プレーヤ121と無線で通信してもよい。例えば、ユーザが最初のボタン(例えば、任意のボタン)を押下するとき、腕時計101はディジタル・メディア・プレーヤ121と無線で「対を成し」てもよい。
【0024】
図17は、腕時計1601を使用してディジタル・メディア・プレーヤ121の音量レベルを調節する制御流れを図解する。頂部ボタン1603および底部ボタン1605は、それぞれディジタル・メディア・プレーヤ121の音量レベルのアップおよびダウンを遠隔的に調節するために使用されてもよい。ユーザが頂部ボタン1603を短く押下するとき、腕時計1601はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、プレーヤの音量を1増分段階だけ増加する。ユーザが頂部ボタン1603を押下および保留するとき、腕時計1601はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、頂部ボタン1603が放されるまでプレーヤの音量増加を保つ。ユーザが底部ボタン1605を短く押下するとき、腕時計1601はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、プレーヤの音量を1増分段階だけ減少する。ユーザが底部ボタン1605を押下および保留するとき、腕時計1601はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、底部ボタン1605が放されるまでプレーヤの音量減少を保つ。図17で示されるように、腕時計1601は各行為に基づいて視覚フィードバックを提供してもよい。
【0025】
図18および図19を参照すると、右ボタン1609および左ボタン1607は、それぞれディジタル・メディア・プレーヤ121で、オーディオ・プレイを順方向および逆方向に移動するために使用されてもよい。ユーザが左ボタン1607を短く押下するとき、腕時計1601はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、前または先行するオーディオ・ファイルへスキップする。ユーザが左ボタン1607を押下および保留するとき、腕時計1601はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを巻き戻す。ユーザが右ボタン1609を短く押下するとき、腕時計1601はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、次または後続のオーディオ・ファイルへスキップする。ユーザが右ボタン1609を押下および保留するとき、腕時計1601はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを早送りする。図18および図19で示されるように、腕時計1601は各行為に基づいて視覚フィードバックを提供してもよい。
【0026】
図20を参照すると、ユーザが北西ボタン1611を短く押圧するとき、腕時計1601はディジタル・メディア・プレーヤに指令して、活動パフォーマンス測定デバイス119によって最も近時に測定されたパフォーマンス・パラメータの値を可聴的に再生してもよい。ユーザが北西ボタン1611を押圧および保留するとき、腕時計1601はディジタル・メディア・プレーヤに指令して、上記で説明されたパワープレイ・モードに入ってもよい。図20で示されるように、腕時計1601は、遂行された行為に基づいて、視覚フィードバックを提供してもよい。
【0027】
図21を参照すると、南西ボタン1617は、ディジタル・メディア・プレーヤ121のスタート/ストップ動作を制御するために使用されてもよい。例えば、ユーザが南西ボタン1617を短く押下するとき、腕時計1601はプレイ/ポーズ・トグル・コマンドをディジタル・メディア・プレーヤ121へ送って、プレイとポーズ状態との間で交替する。ユーザが南西ボタン1617を押下および保留するとき、腕時計1601はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、トレーニングをストップ/ポーズするか(特別のトレーニング・モードにあるとき)、パワーダウンする(特別のトレーニング・モードでないとき)。図21で示されるように、腕時計1601は各行為に基づいて視覚フィードバックを提供してもよい。
【0028】
図18を再び参照すると、ユーザが北東ボタン1613を押下するとき、腕時計1601は、図23を参照して下記で更に検討されるスポーツ・モードに入ってもよい。ユーザが南東ボタン1615を短く押下するとき、腕時計1601は、或る所定の期間の間、組み込みライトを点灯してもよい。ユーザが長く押下するとき、腕時計1601は、図22を参照して説明される調節モードへ入ってもよい。
【0029】
図22は、調節モードの間の腕時計1601の制御流れを図解する。例えば、調節モードを介して、ユーザは腕時計1601の設定を変更することができる。最初、ユーザは南東ボタン1615を長く押下して調節モードへ入る。腕時計1601は、腕時計1601が調節モードにあることの視覚フィードバック2201を提供してもよい。調節モードに入ると、腕時計1601は、調節するための第1の変数、例えば、時間を呈示してもよい。調節モードにある間、ボタン1603の押下は、現在調節されている変数をステップアップしてもよく、ボタン1603の長い押下は、現在調節されている変数をスクロールアップしてもよい。ボタン1605の押下は、現在調節されている変数をステップダウンしてもよく、ボタン1605の長い押下は、現在調節されている変数をスクロールダウンしてもよい。1つの例示的態様によれば、腕時計1601は、変数、即ち、時間、分、秒、月、日、年、12/24時間形式、表示設定(日-01、月-01)、およびパワー設定(例えば、0、1、3、6、12、24時間後のパワー節約モード)を繰り返し表示してもよい。ユーザは、ボタン1607および1609を使用して、次の変数へ前進するか、前の変数へ後退することができる。ボタン1609の押下は、調節されている変数を後続の変数へ進めてもよく、ボタン1607の押下は、調節されている変数を前の変数へ変えてもよい。変数リストの終わりに到達すると、腕時計1601はリスト内の最初の変数へループバックしてもよい。
【0030】
図23は、スポーツ・モードの間の腕時計1601の制御流れを図解する。スポーツ・モードは、例えば、クロノグラフ特徴を提供する。最初、デフォルト・モードから、ユーザはボタン1613を長く押下して、腕時計1601がスポーツ・モードへ入ることを引き起こしてもよい。一度スポーツ・モードに入ると、ボタン1613の押下は、腕時計1601に表示されるクロノグラフをスタートおよびストップしてもよく、ボタン1615の長い押下は、クロノグラフをクリアまたはリセットしてもよい。他のボタン、例えば、ボタン1611は、腕時計1601がスポーツ・モードにある間、ラップ特徴を提供してもよい。
【0031】
前述した態様は、例示を目的とするだけである。発明の範囲から逸脱することなく、修正および変形が行われてもよい。例えば、ボタンの機能は、交換、除去、付加、または変更されてもよい。腕時計101および1601はパフォーマンス測定デバイス119と直接通信するか、ディジタル・メディア・プレーヤ121を介してパフォーマンス測定デバイス119と間接的に通信してもよい。腕時計101、1601およびディジタル・メディア・プレーヤ121は、好ましくは、例えば、ブルートゥース、無線周波数などを使用して無線で通信するが、あるいは、ケーブルを経由して直接接続されてもよい。他の機能の遂行に加えてディジタル・メディア・プレーヤを制御するように構成された腕時計または類似の別目的デバイスで、幾つかの実装が使用されてもよい。
【0032】
図24は、本明細書において図解された一つまたは複数の局面に従って使用されるデバイス2401のブロック・ハードウェア図を図解する。デバイス2401は、腕時計101、腕時計1601、または本明細書において説明された一つまたは複数の局面と整合して動作するように適応される或る他の別目的デバイスを表す。デバイス2401は、プライマリサブシステム2417およびDM制御サブシステム2415の中に記憶された命令に基づいてデバイスの全体的動作を制御するプロセッサ2403を含んでもよい。プライマリサブシステム2417は制御論理を記憶して、デバイス2401が、主要機能、例えば、上記で図解されるような腕時計機能と整合して動作することを引き起こすか、他の別目的デバイス、例えば、スキューバダイビング、移動電話、移動通信などの機能を含んでもよい。あるいは、デバイス2401は、本明細書において説明されたようなディジタル・メディア・プレーヤだけを制御する特殊目的デバイスであってもよい。ディジタル・メディア制御サブシステム2415は、制御論理を記憶して、デバイス2401が、本明細書において説明された一つまたは複数の局面に整合して動作することを引き起こす。サブシステム2415および2417は、必要に応じて揮発性および/または不揮発性メモリを含んでもよい。
【0033】
デバイス2401は、入力システム2405、ディスプレイ2407、スピーカ2409、入出力データ・ポート2411、およびトランシーバ2413を更に含んでもよい。入力システム2405は、複数の入力ボタン、例えば、ボタン103〜115および/またはボタン1603〜1617を含んでもよい。入力ボタンは、物理的ボタン、ソフト・ボタン、スイッチ、レバー、トグル、または他の作動可能デバイスまたはシステムを含んでもよい。入力システム2405は、音声認識のためのマイクロホンを更に含んでもよい。ディスプレイ2407は、図16〜図23で図解されるようなLCDディスプレイ、および/または図1〜図15で図解されるようなドットマトリクスLEDディスプレイを含んでもよい。あるいは、他の型の公知のディスプレイが使用されてもよい。スピーカ2409は、デバイス2401の行為/機能に基づくオーディオ・フィードバック、例えば、ボタン確認クリック、既定の規準を満たす生物学的パフォーマンス・パラメータに基づく警報を提供してもよい(警報は、ディジタル・メディア・プレーヤの中で代わりに実現されてもよく、ユーザによって装着されたヘッドセットを介して警報をプレイしてもよい)。デバイス2401は通信ポートを使用して、ディジタル・メディア・プレーヤ121(図示されず)と通信してもよい。例えば、デバイス2401とディジタル・メディア・プレーヤ121(図示されず)との間で直接のケーブル接続を提供するため、入出力2411が使用されてもよい。あるいは(または、追加的に)、デバイス2401は、トランシーバ2413、例えば、ブルートゥース・トランシーバ、無線周波数トランシーバ、家庭帯域無線トランシーバなどを経由して、主にディジタル・メディア・プレーヤ121(図示されず)と通信してもよい。
【0034】
制御論理は、コンピュータ使用可能データおよび/またはコンピュータ実行可能命令、例えば、一つまたは複数のコンピュータまたは他のデバイスによって実行される一つまたは複数のプログラム・モジュールの中で具体化されてもよい。一般的に、プログラム・モジュールは、コンピュータまたは他のデバイスの中でプロセッサによって実行されるとき、特定のタスクを遂行するか、特定の抽象データ型を実現するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含む。コンピュータ実行可能命令は、コンピュータ読み取り可能メディア、例えば、ハードディスク、光ディスク、取り外し可能記憶メディア、ソリッドステートメモリ、RAMなどに記憶されてもよい。当業者によって理解されるように、プログラム・モジュールの機能性は、様々な態様の中で所望に応じて組み合わせられるか配分されてもよい。追加的に、制御論理は、ファームウェアまたはハードウェア同等物、例えば、集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレー(FPGA)などの中で全体的または部分的に具体化されてもよい。本発明の一つまたは複数の局面を一層効果的に実現するため、特定のデータ構造が使用されてもよく、そのようなデータ構造は、本明細書において説明されるコンピュータ実行可能命令およびコンピュータ使用可能データの範囲の中に入るものと考えられる。
【0035】
本発明は、本発明の現在の好ましい実施形態を含む特定の例に関して説明されたが、上記で説明されたシステムおよび手法の多数の変形および置換が存在し、これらは本明細書において記述される本発明の趣旨および範囲の中に入ることを当業者は理解する。
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2006年5月22日に出願された特許仮出願第60/802,636号に基づく非仮特許出願であり、前記仮特許出願の優先権を主張する。前記特許仮出願は、最初に名前を挙げられた発明者Stefan Andrenおよび代理人整理番号005127.00649を有する。
【0002】
発明の分野
本発明は、一般的には、消費者電子デバイスのユーザ・インタフェースに関する。より具体的には、本発明は、ディジタル・メディア・プレーヤ、例えば、MP3、ACC、または他のオーディオ・ファイルをプレイするメディア・プレーヤを遠隔的に制御するユーザ・インタフェースに関する。本発明の様々な例は、ディジタル・メディア・プレーヤを遠隔的に制御する腕時計での使用に、特に応用することができる。
【背景技術】
【0003】
発明の背景
ディジタル・メディア・プレーヤ、例えば、電子記憶メディアに記憶されたサウンド・ファイルを再生する音楽プレーヤが普及しつつある。それらプレーヤの可搬性を理由として、多くの人々は、或る種の身体活動、例えば、ジョギングまたは運動を遂行しながら、音楽または他のレコーディングに耳を傾けている。ディジタル・メディア・プレーヤの小さな形態要因は、身体活動を遂行しながらプレーヤを容易に携行することを許すが、同じ小さな形態要因は、しばしば、大部分のディジタル・メディア・プレーヤを制御するために要求される微細なモータ技能に起因して、そのような身体活動の間のプレーヤ制御を困難にする。即ち、身体活動、例えば、ジョギングを遂行する間、ディジタル・メディア・プレーヤを制御するために必要な微細なモータ技能を使用することは、より困難になる。
【発明の概要】
【0004】
後続する記載は、本発明の幾つかの局面の基本的理解を提供するため、本発明の簡単な概要を提供する。この概要は、本発明の広範な概観ではない。本発明の重要または臨界的要素を特定すること、または本発明の範囲を線引きすることは意図されない。後続する概要は、下記で提供される一層詳細な説明の前置きとして、簡単な形態で本発明の幾つかの概念を呈示するだけである。
【0005】
上記で説明された先行技術における制限を克服するため、および、本明細書を読んで理解したときに明らかとなる他の制限を克服するため、本発明の局面は、ディジタル・メディア・プレーヤを制御する遠隔制御デバイスへ向けられる。他の機能を遂行することに加えて、ディジタル音楽プレーヤを制御するように構成された腕時計または類似の別目的デバイスの上で、幾つかの実装が使用されてもよい。腕時計または他の別目的デバイスは、ディジタル・メディア・プレーヤと通信するトランシーバを組み込んでよい。ユーザは、腕時計のハウジングのあたりに配置された複数のボタンを使用して、腕時計と対話してもよい。複数のボタンを介して、ユーザはディジタル・メディア・プレーヤの音量レベルを調節し、オーディオ再生を指図し、ディジタル・メディア・プレーヤをパワーオンまたはオフし、ユーザによって前に特定された歌の再生を要求し、腕時計の設定を調節してもよい。腕時計および/またはディジタル・メディア・プレーヤは、生物学的パフォーマンス測定デバイスと通信してもよく、ユーザは、腕時計を経由して、生物学的パフォーマンス測定デバイスによって記録された生物学的パフォーマンス測定の再生を要求してもよい。
【0006】
方法およびシステムは、人のユーザによって装着されるように構成されたデバイス・ハウジング、デバイスの視覚出力を提供するディスプレイ、複数の入力ボタンを含む入力サブシステム、ユーザから複数のボタンを経由して受け取られる入力に基づいてディジタル・メディア・プレーヤと通信するトランシーバ、および記憶された制御論理に基づいてデバイスの全体的動作を制御するプロセッサを有するデバイス(例えば、腕時計)を包含してもよい。制御論理は、デバイスが、複数の入力ボタンの第1のボタンの短い押下を検出すると、プレイ/ポーズ・トグル・コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送ることを指示してもよい。デバイスは、複数の入力ボタンの第2のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、次のオーディオ・ファイルへスキップする。デバイスは、第2のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを早送りする。デバイスは、複数の入力ボタンの第3のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、前のオーディオ・ファイルへスキップする。デバイスは、第3のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを巻き戻す。デバイスは、複数の入力ボタンの第4のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、音量を1段階増分する。デバイスは、第4のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、第4のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールアップする。デバイスは、複数の入力ボタンの第5のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、音量を1段階減分する。デバイスは、第5のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、第5のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールダウンする。
以下に、本発明の基本的な諸特徴及び種々な態様を列挙する。
1. 人のユーザによって装着されるように構成されたデバイス・ハウジングと、
デバイスの視覚出力を提供するディスプレイと;
複数の入力ボタンを含む入力サブシステムと;
ユーザから複数のボタンを経由して受け取られる入力に基づいてディジタル・メディア・プレーヤと通信するトランシーバと;
デバイスのディジタル・メディア制御機能を規定する制御論理に基づいてデバイスの全体的動作を制御するプロセッサとを含み、
該制御論理が、以下の工程を含む、デバイス:
複数の入力ボタンの第1のボタンの短い押下を検出すると、プレイ/ポーズ・トグル・コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送る工程、
複数の入力ボタンの第2のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、次のオーディオ・ファイルへスキップする工程、
第2のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを早送りする工程、
複数の入力ボタンの第3のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、前のオーディオ・ファイルへスキップする工程、
第3のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを巻き戻す工程、
複数の入力ボタンの第4のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、音量を1段階増分する工程、
第4のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、第4のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールアップする工程、
複数の入力ボタンの第5のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、音量を1段階減分する工程、および
第5のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、第5のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールダウンする工程。
2. 制御論理が、
複数の入力ボタンの第6のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、ユーザによって前に特定された対応するオーディオ・ファイルをプレイする工程
を更に含む、請求項101記載のデバイス。
3. 腕時計を含み、かつ制御論理が、複数の入力ボタンの第6のボタンの短い押下を検出すると、現在の時間をディスプレイに表示する工程を更に含む、請求項101記載のデバイス。
4. 制御論理が、所定の時間量の後に、表示された時間をフェードアウトする工程を更に含む、請求項103記載のデバイス。
5. ディスプレイは、発光ダイオード(LED)のドットマトリクス・アレイを含む、請求項101記載のデバイス。
6. 制御論理が、ディスプレイに出力するための複数のアニメーション・シーケンスを更に含み、各アニメーションは、デバイスによって遂行される行為に基づく、請求項101記載のデバイス。
7. 第1のアニメーションはディスプレイの左側からアイコンをアニメーション化し、および第2のアニメーションはディスプレイの右側からアイコンをアニメーション化し、ならびに第1および第2のアニメーションの選択は、デバイスの左または右側に位置しているアニメーション起動ボタンの場所に基づく、請求項106記載のデバイス。
8. ハウジングはベゼルを含み、
第1のボタンはベゼルの中で中央に位置し、
第2のボタンはベゼルの右部分に位置し、
第3のボタンはベゼルの左部分に位置し、
第4のボタンはベゼルの上方部分に位置し、かつ
第5のボタンはベゼルの下方部分に位置する、
請求項103記載のデバイス。
9. ハウジングはベゼルを含み、ディスプレイは該ベゼルの上方に位置する、請求項103記載のデバイス。
10. 制御論理が、複数の入力ボタンの第6のボタンの短い押下を検出すると、コマンドを遠隔デバイスへ送って、ユーザに関連して測定された生物学的パフォーマンス・パラメータを可聴的に再生する工程を更に含む、請求項101記載のデバイス。
11. 人のユーザによって装着されるように構成されたデバイス・ハウジングと、デバイスの視覚出力を提供するディスプレイと、複数の入力ボタンを含む入力サブシステムと、ユーザから複数のボタンを経由して受け取られる入力に基づいてディジタル・メディア・プレーヤと通信するトランシーバと、記憶された制御論理に基づいてデバイスの全体的動作を制御するプロセッサとを含むデバイスの上で、
複数の入力ボタンの第1のボタンの短い押下を検出したことに応答して、プレイ/ポーズ・トグル・コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送る工程;
複数の入力ボタンの第2のボタンの短い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、次のオーディオ・ファイルへスキップする工程;
第2のボタンの長い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、現在プレイしているオーディオ・ファイルを早送りする工程;
複数の入力ボタンの第3のボタンの短い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、前のオーディオ・ファイルへスキップする工程;
第3のボタンの長い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、現在プレイしているオーディオ・ファイルを巻き戻す工程;
複数の入力ボタンの第4のボタンの短い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、音量を1段階増分する工程;
第4のボタンの長い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、第4のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールアップする工程;
複数の入力ボタンの第5のボタンの短い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、音量を1段階減分する工程;および
第5のボタンの長い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、第5のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールダウンする工程
を含む、方法。
12. 複数の入力ボタンの第6のボタンの長い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、ユーザによって前に特定された対応するオーディオ・ファイルをプレイする工程を更に含む、請求項111記載の方法。
13. デバイスは腕時計を含み、かつ方法は、複数の入力ボタンの第6のボタンの短い押下を検出したことに応答して、現在の時間をディスプレイに表示する工程を更に含む、請求項111記載の方法。
14. 所定の時間の後に、表示された時間をフェードアウトする工程を更に含む、請求項113記載の方法。
15. フェードする工程は、発光ダイオード(LED)のドットマトリクス・アレイをフェードアウトする工程を含む、請求項111記載の方法。
16. デバイスによって遂行される行為に基づいて、ディスプレイに出力するための複数のアニメーション・シーケンスの1つを選択する工程を更に含む、請求項111記載の方法。
17. 第1のアニメーションがディスプレイの左側からアイコンをアニメーション化し、および第2のアニメーションがディスプレイの右側からアイコンをアニメーション化し、ならびに第1および第2のアニメーションの選択が、デバイスの左または右側に位置しているアニメーション起動ボタンの場所に基づく、請求項116記載の方法。
18. デバイス・ハウジングはベゼルを含み、
第1のボタンはベゼルの中で中央に位置し、
第2のボタンはベゼルの右部分に位置し、
第3のボタンはベゼルの左部分に位置し、
第4のボタンはベゼルの上方部分に位置し、かつ
第5のボタンはベゼルの下方部分に位置する、
請求項113記載の方法。
19. デバイス・ハウジングはベゼルを含み、ディスプレイは該ベゼルの上方に位置する、請求項113記載の方法。
20. 複数の入力ボタンの第6のボタンの短い押下を検出したことに応答して、コマンドを遠隔デバイスへ送り、ユーザに関連して測定された生物学的パフォーマンス・パラメータを可聴的に再生する工程を更に含む、請求項111記載の方法。
21. 人の手首を実質的に取り囲んで、腕時計を人の手首に固定するように構成されたハウジングと;
腕時計の視覚出力を提供するディスプレイと;
複数の入力ボタンを含む入力サブシステムと;
ユーザから複数のボタンを経由して受け取られる入力に基づいてディジタル・メディア・プレーヤと通信するトランシーバと;
腕時計のディジタル・メディア制御機能を規定する制御論理に基づいて腕時計の全体的動作を制御するプロセッサとを含み、
該制御論理は、以下の工程を含む腕時計であって:
複数の入力ボタンの第1のボタンの短い押下を検出すると、プレイ/ポーズ・トグル・コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送る工程、
複数の入力ボタンの第2のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、次のオーディオ・ファイルへスキップする工程、
第2のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを早送りする工程、
複数の入力ボタンの第3のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、前のオーディオ・ファイルへスキップする工程、
第3のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを巻き戻す工程、
複数の入力ボタンの第4のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、音量を1段階増分する工程、
第4のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、第4のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールアップする工程、
複数の入力ボタンの第5のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、音量を1段階減分する工程、
第5のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、第5のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールダウンする工程、
複数の入力ボタンの第6のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、ユーザによって前に特定された対応するオーディオ・ファイルをプレイする工程、および
複数の入力ボタンの第7のボタンの短い押下を検出すると、現在の時間をディスプレイに表示する工程;
ここで、該第2のボタンは腕時計のベゼルの右部分近くにほぼ位置し;
該第3のボタンは腕時計のベゼルの左部分近くにほぼ位置し;
該第4のボタンは腕時計のベゼルの頂部近くにほぼ位置し;
該第5のボタンは腕時計のベゼルの下方部分近くにほぼ位置し;
該第6のボタンは腕時計の第1の側面にほぼ位置し;かつ
該第7のボタンは該第6のボタンから、腕時計の反対側面にほぼ位置する、
腕時計。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の例示的態様に従った腕時計を図解する。
【図2】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御する制御流れを図解する。
【図3】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御するフィードバック/パワープレイ制御流れを図解する。
【図4】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御する音量制御流れを図解する。
【図5】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御するトラック変更制御流れを図解する。
【図6】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御するトラック変更制御流れを図解する。
【図7】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御するプレイ/ポーズ/パワー制御流れを図解する。
【図8】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御する調節モード制御流れを図解する。
【図9】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御する調節モード制御流れを図解する。
【図10】本明細書において説明される例示的局面に従った遠隔ディジタル音楽プレーヤを制御する間、腕時計によって表示されるアニメーションを図解する。
【図11】本明細書において説明される例示的局面に従った遠隔ディジタル音楽プレーヤを制御する間、腕時計によって表示されるアニメーションを図解する。
【図12】本明細書において説明される例示的局面に従った遠隔ディジタル音楽プレーヤを制御する間、腕時計によって表示されるアニメーションを図解する。
【図13】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御するマルチボタン制御流れを図解する。
【図14】本明細書において説明される例示的局面に従ったデモ・モード・アニメーションを図解する。
【図15】本明細書において説明される例示的局面に従った目覚ましアニメーションを図解する。
【図16】本発明の例示的態様に従った腕時計を図解する。
【図17】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御する音量制御流れを図解する。
【図18】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御するトラック制御流れを図解する。
【図19】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御するトラック制御流れを図解する。
【図20】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御するフィードバック/パワープレイ制御流れを図解する。
【図21】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御するプレイ/ポーズ/パワー制御流れを図解する。
【図22】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御する調節モード制御流れを図解する。
【図23】本明細書において説明される例示的局面に従った腕時計および遠隔ディジタル音楽プレーヤの動作を制御するスポーツ・モード制御流れを図解する。
【図24】本明細書において説明される一つまたは複数の例示的局面に従った腕時計のブロック・ハードウェア図を図解する。
【発明を実施するための形態】
【0008】
発明の詳細な説明
本明細書において検討されるように、本発明の様々な例は、腕時計または他の多目的デバイスで採用されて、ディジタル・メディア・プレーヤの動作を制御しうる。ディジタル・メディア・プレーヤは、例えば、多様な形式のいずれかで保存されたサウンド・ファイルを再生する音楽プレーヤを含む。サウンド・ファイルには、MP3ファイル、ACCファイル、およびWAVファイルが含まれる。ディジタル・メディア・プレーヤのタイプに依存して、これらのファイルは、磁気記憶メディア、例えば、磁気ハードディスク・ドライブ、電子メモリ回路、例えば、フラッシュメモリ・デバイス、または他の公知の記憶メディアに記憶されてもよい。本発明の幾つかの例では、サウンド・ファイルは、光記憶メディア、例えば、コンパクト・ディスク・プレーヤに記憶されてもよい。更にまた、本発明の幾つかの例では、ディジタル・メディア・プレーヤは、追加的に、ビデオ・ファイル、例えば、MPEGファイルを再生および表示する、写真を表示する、ゲームをプレイするなどを行いうる。
【0009】
図1は、本発明の一つまたは複数の局面を実現しうる腕時計を図解する。図1で分かるように、腕時計は、この表面に5つのボタン、即ち、中央ボタン103、左面ボタン105、右面ボタン107、上面ボタン109、下面ボタン111、左側面ボタン113、および右側面ボタン115を含んでもよい。このボタン配列または配列の一部分(例えば、ボタン103〜111)は、ディジタル・メディア・プレーヤ上の従来のボタン構成に対応してもよい。ボタン105〜111は、腕時計101のベゼルのあたりに配置されてもよい。この構成において、中央面ボタン103は「プレイ」コマンドに対応し、左面ボタン105は「巻き戻し/前のトラック」コマンドに対応し、右面ボタン107は「順巻き/次のトラック」コマンドに対応し、上面ボタン109は「音量アップ」コマンドに対応し、下面ボタン111は「音量ダウン」コマンドに対応してもよい。図解された例において、腕時計101は、そのケーシングのどちらの側面にも一対のボタンを含む。これらのボタンは、本明細書において、それぞれ左側面ボタン113および右側面ボタン115と呼ばれる。腕時計101は、ディスプレイ区域117、例えば、LCDディスプレイ、ドットマトリクスLEDなども含んでよい。
【0010】
腕時計101は、腕時計101のユーザまたは装着者によって入力されたボタン・コマンドに基づいて、ディジタル・メディア・プレーヤ121と無線で通信してもよい。例えば、ユーザが最初のボタン(例えば、任意のボタン)を押下するとき、腕時計101はディジタル・メディア・プレーヤ121と無線で「対を成し」てもよい。
【0011】
図2を参照すると、腕時計101の各ボタンの押圧は、腕時計、遠隔場所から腕時計と通信しているディジタル・メディア・プレーヤ121,またはこれら双方のいずれかで機能を活性化する。図面で使用されるように、短縮語「P」は、対応するボタンを短く押圧する行為を指す。この行為は、本明細書において短押下とも呼ばれる。短縮語「LP」は、対応するボタンを押圧し、次に、例えば、.5秒よりも大きい或る閾値期間にわたって、対応するボタンを押圧位置に保留する行為を指す。この行為は、本明細書において長押下とも呼ばれる。こうして、図2の図解された例において、右側面ボタン115の短押圧は、腕時計が自分の現在の時間値を表示することを引き起こし、一方では、右側面ボタン115の押圧および保留(長押下)は、腕時計が自分の調節モードを起動して、ユーザが現在の時間値を調節できるようにすることを引き起こす。
【0012】
図3を参照すると、左側面ボタン113は、遠隔的に制御されるディジタル・メディア・プレーヤに関連する機能を遂行してもよい。本発明の様々な例では、ディジタル・メディア・プレーヤ(または腕時計)は、ユーザに関連する活動パフォーマンス・パラメータを測定する更に他のデバイス119と通信してもよい。活動パフォーマンス・パラメータ測定デバイス119は、ユーザに関連する生物学的パフォーマンス・パラメータ、例えば、ユーザの心拍数または血液酸素含有量を測定するデバイスであってもよい。活動パフォーマンス測定デバイス119は、代替的または追加的に、ユーザに関連する身体パフォーマンス・パラメータ、例えば、ユーザによって移動された距離、ユーザの速度、またはユーザの現在位置を測定するデバイスであってもよい。本発明のこれらの例では、ユーザが左側面ボタン113を短く押圧するとき、腕時計101は、活動パフォーマンス測定デバイス119によって最も近時に測定されたパフォーマンス・パラメータの値を可聴的に再生するように、ディジタル・メディア・プレーヤへ指令してもよい。
【0013】
しかしながら、ユーザが左側面ボタン113を押圧および保留する場合に、腕時計101はパワープレイ・モードに入ることをディジタル・メディア・プレーヤに指令してもよい。パワープレイ・モードにおいて、ディジタル・メディア・プレーヤは、ユーザによって前に指定された特定のサウンド・ファイルを再生する。例えば、ユーザは、或るタイプの身体活動を遂行する、例えば、丘を駆け上る、または重量挙げをするとき、特に奮起させるお気に入りの歌を見い出すかもしれない。ユーザが、例えば、呼吸整復をする直前または激しい競走の最終距離で、特別の奮起激励を得る必要を感じるならば、ユーザは、左側面ボタン113を押圧および保留して、ディジタル・メディア・プレーヤが、前に指定された歌の再生を始めることを引き起こすことができる。もちろん、奮起させる歌に加えて、ユーザは、任意の所望のサウンド・ファイル、例えば、特別の歩調を維持するのに有用な奮起語句または歌を含有するサウンド・ファイルの再生を、左側面ボタン113に指定することができる。
【0014】
図4を参照すると、頂部ボタン109および底部ボタン111は、それぞれディジタル・メディア・プレーヤの音量レベルのアップおよびダウンを遠隔的に調節するように使用されてもよい。ユーザが頂部ボタン109を短く押下するとき、腕時計101はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、プレーヤの音量を1増分段階だけ増加する。ユーザが頂部ボタン109を押下および保留するとき、腕時計101はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、頂部ボタン109が放されるまでプレーヤの音量増加を保つ。ユーザが底部ボタン111を短く押下するとき、腕時計101はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、プレーヤの音量を1増分段階だけ減少する。ユーザが底部ボタン111を押下および保留するとき、腕時計101はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、底部ボタン111が放されるまでプレーヤの音量減少を保つ。図4で示されるように、腕時計101は各々の行為に基づいて視覚フィードバックを提供してもよい。
【0015】
図5および図6を参照すると、左ボタン105および右ボタン107は、それぞれディジタル・メディア・プレーヤ121の上でオーディオ・プレイを逆方向および順方向へ移動するために使用されてもよい。ユーザが左ボタン105を短く押下するとき、腕時計101はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、前または先行するオーディオ・ファイルへスキップする。ユーザが左ボタン105を押下および保留するとき、腕時計101はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを巻き戻す。ユーザが右ボタン107を短く押下するとき、腕時計101はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、次または後続のオーディオ・ファイルへスキップする。ユーザが右ボタン107を押下および保留するとき、腕時計101はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを早送りする。図5および図6で示されるように、腕時計101は各行為に基づいて視覚フィードバックを提供してもよい。
【0016】
図7を参照すると、中央ボタン103は、ディジタル・メディア・プレーヤ121のスタート/ストップ動作を制御するために使用されてもよい。例えば、ユーザが中央ボタン103を短く押下するとき、腕時計101はプレイ/ポーズ・トグル・コマンドをディジタル・メディア・プレーヤ121へ送って、プレイとポーズ状態との間を交替する。ユーザが中央ボタン103を押下および保留するとき、腕時計101はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、トレーニングをストップ/ポーズするか(特別のトレーニング・モードにあるとき)、パワーダウンする(特別のトレーニング・モードでないとき)。図7で示されるように、腕時計101は各行為に基づいて視覚フィードバックを提供してもよい。
【0017】
図1は、デフォルト状態、例えば、情報を表示していないディスプレイ117を図解する。図2〜図7の各々は、腕時計101が遂行する行為に基づいて視覚フィードバックを提供しているディスプレイ117を図解する。視覚フィードバックは、記号、デザイン、パターン、数字、または文字(集約的に、アイコン)の静的表示、点滅アイコン、またはアニメーション・アイコンを含んでもよい。スピーカを組み込んだ態様において、例えば、ボタンの押下を確認するために可聴フィードバックも同様に含まれてもよい。図2〜図7の各々は、待機期間または各行為に関連する他の事象を更に示し、該事象が生起すると、ディスプレイ117はデフォルト状態へ戻る。
【0018】
図2〜図7は、例示的態様の基本的動作を図解する。ボタンが押下位置に固着されると、腕時計101は、或る所定期間、例えば、2分後に、クリア信号を送ってもよい。腕時計101は、ボタン押下の間に或る所定の最小時間経過を要求してもよい。即ち、腕時計101は、前のボタンが押下された後、所定の時間量に満たないで後続するボタン押下を無視してもよい。例示的態様によれば、複数の同時のボタン押下は無視されるか、または腕時計101が追加機能を遂行することを引き起こしてもよい。例えば、図13は、或る所定の時間量、例えば、>5の間、第1のボタン組み合わせ、例えば、ボタン105、107を押下することによって、デモ・モードに入ってもよいことを図解する。或る所定の時間量、例えば、>5秒の間に、第2のボタン組み合わせ、例えば、ボタン103、109を押下することによって、マスタ・リセットが遂行されてもよい。他のボタン組み合わせおよび/または所定の時間量が使用されてもよい。
【0019】
図8〜図9は、腕時計101の時間値を調節する制御流れを図解する。時間調節モードにある間、ディスプレイ117は恒常オン状態にあってもよい。或る所定の時間量、例えば、30秒の非活動の後、腕時計101はデフォルト・モードへ復帰し(即ち、時間調節モードから脱出し)、ディスプレイ117をデフォルト状態へ戻してもよい。図10および図11は、図8〜図9で図解された制御流れの様々な段階の間に、腕時計101によってディスプレイ117の上に表示されてもよいアニメーション1001、1003、1005、1101、1103、1005を図解する。例えば、或る所定の時間量(例えば、>.5秒)の間、右側面ボタン115を押下および保留することによって時間調節モードに入ると、図8は、ユーザが時間を調節する前に、「時間」アイコン「H」がアニメーション1001(図10)に従ってアニメーション様式で表示されることを示す。図8〜図9の残りも、腕時計101が図8〜図9で描写された時間調節モードにある間、図10および図11で示されたアニメーションのどれが各行為に対応するかを特定する。図10および図11のアニメーションは同じであるが、図10ではアイコンが右から現れるのに対して、図11ではアイコンが左から現れることが異なる。代替の態様において、左または右のボタンのいずれが行為をトリガするかに関係なく、同じアニメーションが使用されてもよい。
【0020】
図12は、同様に、図3〜図9で図解された制御流れの様々な段階の間に、腕時計101によってディスプレイ117に表示されるアニメーション1201、1203、1205、1207、1209、および1211を図解する。例えば、腕時計101は、ユーザがデフォルト・モードからボタン107を短く押下して次のトラックへスキップするとき、ディスプレイ117にアニメーション1201を表示してもよい。腕時計101は、ユーザがデフォルト・モードからボタン105を短く押下して前のトラックへスキップするとき、ディスプレイ117でアニメーション1203を表示してもよい。腕時計101は、ユーザがデフォルト・モードからボタン113を短く押下して、活動パフォーマンス測定デバイス119によって測定された値を可聴的に再生する音声フィードバックを要求するとき、ディスプレイ117にアニメーション1205を表示してもよい。腕時計101は、ユーザがボタン113およびボタン115を同時に押下して調節設定モードから脱出するとき、ディスプレイ117にアニメーション1207を表示してもよい。腕時計101は、ユーザがデフォルト・モードから所定の時間量、例えば、>.5秒の間ボタン113を押下および保留して、上記で説明されたパワープレイ・モードを要求するとき、ディスプレイ117にアニメーション1209を表示してもよい。腕時計101は、ユーザがデフォルト・モードから所定の時間量、例えば、>.5秒の間ボタン103を押下および保留して、ディジタル・メディア・プレーヤ121がトレーニングをストップ/ポーズするか、ディジタル・メディア・プレーヤをパワーダウン・モードにする(上記で検討されたように、ディジタル・メディア・プレーヤの現在のモードに依存して)ことを要求するとき、ディスプレイ117にアニメーション1211を表示してもよい。
【0021】
図14は、ユーザが組み合わせボタンを押下し、例えば、図13で図解されるようなデモ・モードに入った結果として、腕時計101によりディスプレイ117に表示されるデモ・モード・アニメーション1401を図解する。図15は、腕時計101および/またはディジタル・メディア・プレーヤ121がパワーダウン・モードから目覚めるとき、腕時計101がディスプレイ117に表示する目覚ましアニメーション・シーケンスを図解する。
【0022】
図16は、本発明の第2の例示的態様に従った腕時計1601を図解する。腕時計1601は、入力ボタン1603、1605、1607、1609、1611、1613、1615、および1617、ならびに視覚ディスプレイ1619を含んでもよい。腕時計1601はディジタル・メディア・プレーヤ121と無線で通信してもよい。ディジタル・メディア・プレーヤ121および/または腕時計1601は、パフォーマンス測定デバイス119と更に通信してもよい。ボタンは、腕時計1601のベゼルの周り、腕時計1601の一つまたは複数の側面、腕時計1601の正面、または所望の他の場所に設置されてもよい。
【0023】
一つまたは複数のボタン1603〜1617は、腕時計1601が一つまたは複数のコマンドをディジタル・メディア・プレーヤ121へ送ることを引き起こしてもよい。ここに図解された態様において、ボタン1617は「プレイ」コマンドに対応し、ボタン1607は「巻き戻し/前のトラック」コマンドに対応し、ボタン1609は「順巻き/次のトラック」コマンドに対応し、ボタン1603は「音量アップ」コマンドに対応し、ボタン1605は「音量ダウン」コマンドに対応してもよい。腕時計101は、腕時計101のユーザまたは装着者によって入力されたボタン・コマンドに基づいて、ディジタル・メディア・プレーヤ121と無線で通信してもよい。例えば、ユーザが最初のボタン(例えば、任意のボタン)を押下するとき、腕時計101はディジタル・メディア・プレーヤ121と無線で「対を成し」てもよい。
【0024】
図17は、腕時計1601を使用してディジタル・メディア・プレーヤ121の音量レベルを調節する制御流れを図解する。頂部ボタン1603および底部ボタン1605は、それぞれディジタル・メディア・プレーヤ121の音量レベルのアップおよびダウンを遠隔的に調節するために使用されてもよい。ユーザが頂部ボタン1603を短く押下するとき、腕時計1601はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、プレーヤの音量を1増分段階だけ増加する。ユーザが頂部ボタン1603を押下および保留するとき、腕時計1601はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、頂部ボタン1603が放されるまでプレーヤの音量増加を保つ。ユーザが底部ボタン1605を短く押下するとき、腕時計1601はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、プレーヤの音量を1増分段階だけ減少する。ユーザが底部ボタン1605を押下および保留するとき、腕時計1601はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、底部ボタン1605が放されるまでプレーヤの音量減少を保つ。図17で示されるように、腕時計1601は各行為に基づいて視覚フィードバックを提供してもよい。
【0025】
図18および図19を参照すると、右ボタン1609および左ボタン1607は、それぞれディジタル・メディア・プレーヤ121で、オーディオ・プレイを順方向および逆方向に移動するために使用されてもよい。ユーザが左ボタン1607を短く押下するとき、腕時計1601はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、前または先行するオーディオ・ファイルへスキップする。ユーザが左ボタン1607を押下および保留するとき、腕時計1601はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを巻き戻す。ユーザが右ボタン1609を短く押下するとき、腕時計1601はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、次または後続のオーディオ・ファイルへスキップする。ユーザが右ボタン1609を押下および保留するとき、腕時計1601はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを早送りする。図18および図19で示されるように、腕時計1601は各行為に基づいて視覚フィードバックを提供してもよい。
【0026】
図20を参照すると、ユーザが北西ボタン1611を短く押圧するとき、腕時計1601はディジタル・メディア・プレーヤに指令して、活動パフォーマンス測定デバイス119によって最も近時に測定されたパフォーマンス・パラメータの値を可聴的に再生してもよい。ユーザが北西ボタン1611を押圧および保留するとき、腕時計1601はディジタル・メディア・プレーヤに指令して、上記で説明されたパワープレイ・モードに入ってもよい。図20で示されるように、腕時計1601は、遂行された行為に基づいて、視覚フィードバックを提供してもよい。
【0027】
図21を参照すると、南西ボタン1617は、ディジタル・メディア・プレーヤ121のスタート/ストップ動作を制御するために使用されてもよい。例えば、ユーザが南西ボタン1617を短く押下するとき、腕時計1601はプレイ/ポーズ・トグル・コマンドをディジタル・メディア・プレーヤ121へ送って、プレイとポーズ状態との間で交替する。ユーザが南西ボタン1617を押下および保留するとき、腕時計1601はコマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、トレーニングをストップ/ポーズするか(特別のトレーニング・モードにあるとき)、パワーダウンする(特別のトレーニング・モードでないとき)。図21で示されるように、腕時計1601は各行為に基づいて視覚フィードバックを提供してもよい。
【0028】
図18を再び参照すると、ユーザが北東ボタン1613を押下するとき、腕時計1601は、図23を参照して下記で更に検討されるスポーツ・モードに入ってもよい。ユーザが南東ボタン1615を短く押下するとき、腕時計1601は、或る所定の期間の間、組み込みライトを点灯してもよい。ユーザが長く押下するとき、腕時計1601は、図22を参照して説明される調節モードへ入ってもよい。
【0029】
図22は、調節モードの間の腕時計1601の制御流れを図解する。例えば、調節モードを介して、ユーザは腕時計1601の設定を変更することができる。最初、ユーザは南東ボタン1615を長く押下して調節モードへ入る。腕時計1601は、腕時計1601が調節モードにあることの視覚フィードバック2201を提供してもよい。調節モードに入ると、腕時計1601は、調節するための第1の変数、例えば、時間を呈示してもよい。調節モードにある間、ボタン1603の押下は、現在調節されている変数をステップアップしてもよく、ボタン1603の長い押下は、現在調節されている変数をスクロールアップしてもよい。ボタン1605の押下は、現在調節されている変数をステップダウンしてもよく、ボタン1605の長い押下は、現在調節されている変数をスクロールダウンしてもよい。1つの例示的態様によれば、腕時計1601は、変数、即ち、時間、分、秒、月、日、年、12/24時間形式、表示設定(日-01、月-01)、およびパワー設定(例えば、0、1、3、6、12、24時間後のパワー節約モード)を繰り返し表示してもよい。ユーザは、ボタン1607および1609を使用して、次の変数へ前進するか、前の変数へ後退することができる。ボタン1609の押下は、調節されている変数を後続の変数へ進めてもよく、ボタン1607の押下は、調節されている変数を前の変数へ変えてもよい。変数リストの終わりに到達すると、腕時計1601はリスト内の最初の変数へループバックしてもよい。
【0030】
図23は、スポーツ・モードの間の腕時計1601の制御流れを図解する。スポーツ・モードは、例えば、クロノグラフ特徴を提供する。最初、デフォルト・モードから、ユーザはボタン1613を長く押下して、腕時計1601がスポーツ・モードへ入ることを引き起こしてもよい。一度スポーツ・モードに入ると、ボタン1613の押下は、腕時計1601に表示されるクロノグラフをスタートおよびストップしてもよく、ボタン1615の長い押下は、クロノグラフをクリアまたはリセットしてもよい。他のボタン、例えば、ボタン1611は、腕時計1601がスポーツ・モードにある間、ラップ特徴を提供してもよい。
【0031】
前述した態様は、例示を目的とするだけである。発明の範囲から逸脱することなく、修正および変形が行われてもよい。例えば、ボタンの機能は、交換、除去、付加、または変更されてもよい。腕時計101および1601はパフォーマンス測定デバイス119と直接通信するか、ディジタル・メディア・プレーヤ121を介してパフォーマンス測定デバイス119と間接的に通信してもよい。腕時計101、1601およびディジタル・メディア・プレーヤ121は、好ましくは、例えば、ブルートゥース、無線周波数などを使用して無線で通信するが、あるいは、ケーブルを経由して直接接続されてもよい。他の機能の遂行に加えてディジタル・メディア・プレーヤを制御するように構成された腕時計または類似の別目的デバイスで、幾つかの実装が使用されてもよい。
【0032】
図24は、本明細書において図解された一つまたは複数の局面に従って使用されるデバイス2401のブロック・ハードウェア図を図解する。デバイス2401は、腕時計101、腕時計1601、または本明細書において説明された一つまたは複数の局面と整合して動作するように適応される或る他の別目的デバイスを表す。デバイス2401は、プライマリサブシステム2417およびDM制御サブシステム2415の中に記憶された命令に基づいてデバイスの全体的動作を制御するプロセッサ2403を含んでもよい。プライマリサブシステム2417は制御論理を記憶して、デバイス2401が、主要機能、例えば、上記で図解されるような腕時計機能と整合して動作することを引き起こすか、他の別目的デバイス、例えば、スキューバダイビング、移動電話、移動通信などの機能を含んでもよい。あるいは、デバイス2401は、本明細書において説明されたようなディジタル・メディア・プレーヤだけを制御する特殊目的デバイスであってもよい。ディジタル・メディア制御サブシステム2415は、制御論理を記憶して、デバイス2401が、本明細書において説明された一つまたは複数の局面に整合して動作することを引き起こす。サブシステム2415および2417は、必要に応じて揮発性および/または不揮発性メモリを含んでもよい。
【0033】
デバイス2401は、入力システム2405、ディスプレイ2407、スピーカ2409、入出力データ・ポート2411、およびトランシーバ2413を更に含んでもよい。入力システム2405は、複数の入力ボタン、例えば、ボタン103〜115および/またはボタン1603〜1617を含んでもよい。入力ボタンは、物理的ボタン、ソフト・ボタン、スイッチ、レバー、トグル、または他の作動可能デバイスまたはシステムを含んでもよい。入力システム2405は、音声認識のためのマイクロホンを更に含んでもよい。ディスプレイ2407は、図16〜図23で図解されるようなLCDディスプレイ、および/または図1〜図15で図解されるようなドットマトリクスLEDディスプレイを含んでもよい。あるいは、他の型の公知のディスプレイが使用されてもよい。スピーカ2409は、デバイス2401の行為/機能に基づくオーディオ・フィードバック、例えば、ボタン確認クリック、既定の規準を満たす生物学的パフォーマンス・パラメータに基づく警報を提供してもよい(警報は、ディジタル・メディア・プレーヤの中で代わりに実現されてもよく、ユーザによって装着されたヘッドセットを介して警報をプレイしてもよい)。デバイス2401は通信ポートを使用して、ディジタル・メディア・プレーヤ121(図示されず)と通信してもよい。例えば、デバイス2401とディジタル・メディア・プレーヤ121(図示されず)との間で直接のケーブル接続を提供するため、入出力2411が使用されてもよい。あるいは(または、追加的に)、デバイス2401は、トランシーバ2413、例えば、ブルートゥース・トランシーバ、無線周波数トランシーバ、家庭帯域無線トランシーバなどを経由して、主にディジタル・メディア・プレーヤ121(図示されず)と通信してもよい。
【0034】
制御論理は、コンピュータ使用可能データおよび/またはコンピュータ実行可能命令、例えば、一つまたは複数のコンピュータまたは他のデバイスによって実行される一つまたは複数のプログラム・モジュールの中で具体化されてもよい。一般的に、プログラム・モジュールは、コンピュータまたは他のデバイスの中でプロセッサによって実行されるとき、特定のタスクを遂行するか、特定の抽象データ型を実現するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含む。コンピュータ実行可能命令は、コンピュータ読み取り可能メディア、例えば、ハードディスク、光ディスク、取り外し可能記憶メディア、ソリッドステートメモリ、RAMなどに記憶されてもよい。当業者によって理解されるように、プログラム・モジュールの機能性は、様々な態様の中で所望に応じて組み合わせられるか配分されてもよい。追加的に、制御論理は、ファームウェアまたはハードウェア同等物、例えば、集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレー(FPGA)などの中で全体的または部分的に具体化されてもよい。本発明の一つまたは複数の局面を一層効果的に実現するため、特定のデータ構造が使用されてもよく、そのようなデータ構造は、本明細書において説明されるコンピュータ実行可能命令およびコンピュータ使用可能データの範囲の中に入るものと考えられる。
【0035】
本発明は、本発明の現在の好ましい実施形態を含む特定の例に関して説明されたが、上記で説明されたシステムおよび手法の多数の変形および置換が存在し、これらは本明細書において記述される本発明の趣旨および範囲の中に入ることを当業者は理解する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
人のユーザによって装着されるように構成されたデバイス・ハウジングと、
デバイスの視覚出力を提供するように構成されたディスプレイと;
複数の入力ボタンを含む入力サブシステムと;
複数のボタンを経由して受け取られる入力に基づいてデバイスから離れて位置するディジタル・メディア・プレーヤと無線で通信するように構成されたトランシーバと;
デバイスに少なくとも以下の工程を実行させる制御論理を処理するように構成されたプロセッサとを含む、デバイス:
複数の入力ボタンの第1のボタンの短い押下を検出すると、プレイ/ポーズ・トグル・コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送る工程、
複数の入力ボタンの第2のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、次のオーディオ・ファイルへスキップする工程、
第2のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを早送りする工程、
複数の入力ボタンの第3のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、前のオーディオ・ファイルへスキップする工程、
第3のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを巻き戻す工程、
複数の入力ボタンの第4のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、音量を1段階増分する工程、
第4のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、第4のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールアップする工程、
複数の入力ボタンの第5のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、音量を1段階減分する工程、
第5のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、第5のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールダウンする工程、および
コマンドの1つが無線でディジタル・メディア・プレーヤへ送られるたびにデバイスのディスプレイに複数のアニメーション・シーケンスの1つを表示させる工程であって、複数のアニメーション・シーケンスの各々がコマンドの1つに対応している工程。
【請求項2】
プロセッサによる制御論理の処理が、デバイスに以下を実行させることを更に含む、請求項1記載のデバイス。
複数の入力ボタンの第6のボタンの短い押下を検出すると、現在の時間をディスプレイに表示する工程;および
複数の入力ボタンの第6のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、ユーザによって前に特定された対応するオーディオ・ファイルをプレイする工程。
【請求項3】
プロセッサによる制御論理の処理が、所定の時間量の後に、デバイスに表示された時間をフェードアウトさせる工程を更に含む、請求項2記載のデバイス。
【請求項4】
ディスプレイは、発光ダイオード(LED)のドットマトリクス・アレイを含む、請求項1記載のデバイス。
【請求項5】
デバイスが、デバイスの左側のボタンの作動の検出に反応して、ディスプレイの左側からアイコンの第1のアニメーションを表示するように構成されており、かつ、デバイスが、デバイスの右側のボタンの作動の検出に反応して、ディスプレイの右側からアイコンの第2のアニメーションを表示するように構成されている、請求項1記載のデバイス。
【請求項6】
ハウジングはベゼルを含み、
第1のボタンはベゼルの中で中央に位置し、
第2のボタンはベゼルの右部分に位置し、
第3のボタンはベゼルの左部分に位置し、
第4のボタンはベゼルの上方部分に位置し、かつ
第5のボタンはベゼルの下方部分に位置する、
請求項1記載のデバイス。
【請求項7】
プロセッサによる制御論理の処理が、複数の入力ボタンの第6のボタンの短い押下を検出すると、デバイスにコマンドを遠隔デバイスへ送らせ、ユーザに関連して測定された生物学的パフォーマンス・パラメータを可聴的に再生させる工程を更に含む、請求項1記載のデバイス。
【請求項8】
人のユーザによって装着されるように構成されたデバイス・ハウジングと、デバイスの視覚出力を提供するように構成されたディスプレイと、複数の入力ボタンを含む入力サブシステムと、複数のボタンを経由して受け取られる入力に基づいてディジタル・メディア・プレーヤと無線で通信するように構成されたトランシーバと、制御論理を処理するように構成されたプロセッサとを含むデバイスにおいて、
複数の入力ボタンの第1のボタンの短い押下を検出したことに応答して、プレイ/ポーズ・トグル・コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送る工程;
複数の入力ボタンの第2のボタンの短い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、次のオーディオ・ファイルへスキップする工程;
第2のボタンの長い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、現在プレイしているオーディオ・ファイルを早送りする工程;
複数の入力ボタンの第3のボタンの短い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、前のオーディオ・ファイルへスキップする工程;
第3のボタンの長い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、現在プレイしているオーディオ・ファイルを巻き戻す工程;
複数の入力ボタンの第4のボタンの短い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、音量を1段階増分する工程;
第4のボタンの長い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、第4のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールアップする工程;
複数の入力ボタンの第5のボタンの短い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、音量を1段階減分する工程;
第5のボタンの長い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、第5のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールダウンする工程;および
コマンドの1つが無線でディジタル・メディア・プレーヤへ送られるたびにデバイスのディスプレイに複数のアニメーション・シーケンスの1つを表示させる工程であって、複数のアニメーション・シーケンスの各々がコマンドの1つに対応している工程
を含む、方法。
【請求項9】
デバイスは腕時計を含み、方法が
複数の入力ボタンの第6のボタンの長い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、ユーザによって前に特定された対応するオーディオ・ファイルをプレイする工程;および
複数の入力ボタンの第6のボタンの短い押下を検出したことに応答して、現在の時間をディスプレイに表示する工程
を更に含む、請求項8記載の方法。
【請求項10】
所定の時間の後に、表示された時間をフェードアウトする工程を更に含む、請求項9記載の方法。
【請求項11】
フェードする工程は、発光ダイオード(LED)のドットマトリクス・アレイをフェードアウトする工程を含む、請求項8記載の方法。
【請求項12】
デバイスの左側のボタンの作動の検出に反応して第1のアニメーションがディスプレイの左側からアイコンをアニメーション化し、およびデバイスの右側のボタンの作動の検出に反応して第2のアニメーションがディスプレイの右側からアイコンをアニメーション化する、請求項8記載の方法。
【請求項13】
ハウジングはベゼルを含み、
第1のボタンはベゼルの中で中央に位置し、
第2のボタンはベゼルの右部分に位置し、
第3のボタンはベゼルの左部分に位置し、
第4のボタンはベゼルの上方部分に位置し、かつ
第5のボタンはベゼルの下方部分に位置する、
請求項8記載の方法。
【請求項14】
複数の入力ボタンの第6のボタンの短い押下を検出したことに応答して、コマンドを遠隔デバイスへ送り、ユーザに関連して測定された生物学的パフォーマンス・パラメータを可聴的に再生する工程を更に含む、請求項8記載の方法。
【請求項15】
ハウジングと;
視覚出力を提供するように構成されたディスプレイと;
入力ボタンを含む入力サブシステムと;
装置から離れて位置するディジタル・メディア・プレーヤと無線で通信するように構成されたトランシーバと;
装置に少なくとも以下を実行させる制御論理を処理するように構成されたプロセッサとを含む、装置:
入力ボタンの作動と作動の時間の長さを検出する工程であって、入力ボタンが、時間の長さが閾値未満である場合は第1の機能に関連付けられ、時間の長さが閾値より長い場合は第2の機能と関連づけられる工程;
時間の長さに基づいて第1の機能もしくは第2の機能に対応するコマンドをトランシーバに無線で送らせる工程;および
コマンドの無線送信に伴い、第1のアニメーション・シーケンスもしくは第2のアニメーション・シーケンスをディスプレイに表示させる工程であって、第1のアニメーション・シーケンスはディジタル・メディア・プレーヤに第1の機能を実行することを指示することに対応するコマンドを表し、第2のアニメーション・シーケンスはディジタル・メディア・プレーヤに第2の機能を実行することを指示することに対応するコマンドを表す工程。
【請求項16】
プロセッサによる制御論理の処理が、時間の長さが所定の時間期間を超えているかどうかの決定に応じて入力ボタンの作動を無視するためのクリア信号を装置に通信させる工程を更に含む、請求項15記載の装置。
【請求項17】
入力ボタンが装置のいずれかの側に位置する複数の入力ボタンの1つであり、作動中に複数のボタンが位置する側が、第1のアニメーション・シーケンスと第2のアニメーション・シーケンスの移動方向を制御する、請求項15記載の装置。
【請求項18】
プロセッサにより入力ボタンの作動と作動の時間の長さを検出する工程であって、入力ボタンが、時間の長さが閾値未満である場合は第1の機能に関連付けられ、時間の長さが閾値より長い場合は第2の機能と関連づけられる工程;
時間の長さに基づいて第1の機能もしくは第2の機能に対応するコマンドを無線で送らせる工程;および
コマンドの無線送信に伴い、第1のアニメーション・シーケンスもしくは第2のアニメーション・シーケンスを表示させる工程であって、第1のアニメーション・シーケンスはディジタル・メディア・プレーヤに第1の機能を実行することを指示することに対応するコマンドを表し、第2のアニメーション・シーケンスはディジタル・メディア・プレーヤに第2の機能を実行することを指示することに対応するコマンドを表す工程
を含む方法。
【請求項19】
時間の長さが所定の時間期間を超えているかどうかの決定に応じて入力ボタンの作動を無視するためのクリア信号を通信する工程を更に含む、請求項18記載の方法。
【請求項20】
入力ボタンが装置のいずれかの側に位置する複数の入力ボタンの1つであり、作動中に複数のボタンが位置する側が、第1のアニメーション・シーケンスと第2のアニメーション・シーケンスの移動方向を制御する、請求項18記載の方法。
【請求項21】
コマンドがディジタル・メディア・プレーヤにユーザに関連する身体パフォーマンス・パラメータを出力することを指示する、請求項18記載の方法。
【請求項1】
人のユーザによって装着されるように構成されたデバイス・ハウジングと、
デバイスの視覚出力を提供するように構成されたディスプレイと;
複数の入力ボタンを含む入力サブシステムと;
複数のボタンを経由して受け取られる入力に基づいてデバイスから離れて位置するディジタル・メディア・プレーヤと無線で通信するように構成されたトランシーバと;
デバイスに少なくとも以下の工程を実行させる制御論理を処理するように構成されたプロセッサとを含む、デバイス:
複数の入力ボタンの第1のボタンの短い押下を検出すると、プレイ/ポーズ・トグル・コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送る工程、
複数の入力ボタンの第2のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、次のオーディオ・ファイルへスキップする工程、
第2のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを早送りする工程、
複数の入力ボタンの第3のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、前のオーディオ・ファイルへスキップする工程、
第3のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、現在プレイしているオーディオ・ファイルを巻き戻す工程、
複数の入力ボタンの第4のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、音量を1段階増分する工程、
第4のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、第4のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールアップする工程、
複数の入力ボタンの第5のボタンの短い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、音量を1段階減分する工程、
第5のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、第5のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールダウンする工程、および
コマンドの1つが無線でディジタル・メディア・プレーヤへ送られるたびにデバイスのディスプレイに複数のアニメーション・シーケンスの1つを表示させる工程であって、複数のアニメーション・シーケンスの各々がコマンドの1つに対応している工程。
【請求項2】
プロセッサによる制御論理の処理が、デバイスに以下を実行させることを更に含む、請求項1記載のデバイス。
複数の入力ボタンの第6のボタンの短い押下を検出すると、現在の時間をディスプレイに表示する工程;および
複数の入力ボタンの第6のボタンの長い押下を検出すると、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送って、ユーザによって前に特定された対応するオーディオ・ファイルをプレイする工程。
【請求項3】
プロセッサによる制御論理の処理が、所定の時間量の後に、デバイスに表示された時間をフェードアウトさせる工程を更に含む、請求項2記載のデバイス。
【請求項4】
ディスプレイは、発光ダイオード(LED)のドットマトリクス・アレイを含む、請求項1記載のデバイス。
【請求項5】
デバイスが、デバイスの左側のボタンの作動の検出に反応して、ディスプレイの左側からアイコンの第1のアニメーションを表示するように構成されており、かつ、デバイスが、デバイスの右側のボタンの作動の検出に反応して、ディスプレイの右側からアイコンの第2のアニメーションを表示するように構成されている、請求項1記載のデバイス。
【請求項6】
ハウジングはベゼルを含み、
第1のボタンはベゼルの中で中央に位置し、
第2のボタンはベゼルの右部分に位置し、
第3のボタンはベゼルの左部分に位置し、
第4のボタンはベゼルの上方部分に位置し、かつ
第5のボタンはベゼルの下方部分に位置する、
請求項1記載のデバイス。
【請求項7】
プロセッサによる制御論理の処理が、複数の入力ボタンの第6のボタンの短い押下を検出すると、デバイスにコマンドを遠隔デバイスへ送らせ、ユーザに関連して測定された生物学的パフォーマンス・パラメータを可聴的に再生させる工程を更に含む、請求項1記載のデバイス。
【請求項8】
人のユーザによって装着されるように構成されたデバイス・ハウジングと、デバイスの視覚出力を提供するように構成されたディスプレイと、複数の入力ボタンを含む入力サブシステムと、複数のボタンを経由して受け取られる入力に基づいてディジタル・メディア・プレーヤと無線で通信するように構成されたトランシーバと、制御論理を処理するように構成されたプロセッサとを含むデバイスにおいて、
複数の入力ボタンの第1のボタンの短い押下を検出したことに応答して、プレイ/ポーズ・トグル・コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送る工程;
複数の入力ボタンの第2のボタンの短い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、次のオーディオ・ファイルへスキップする工程;
第2のボタンの長い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、現在プレイしているオーディオ・ファイルを早送りする工程;
複数の入力ボタンの第3のボタンの短い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、前のオーディオ・ファイルへスキップする工程;
第3のボタンの長い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、現在プレイしているオーディオ・ファイルを巻き戻す工程;
複数の入力ボタンの第4のボタンの短い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、音量を1段階増分する工程;
第4のボタンの長い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、第4のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールアップする工程;
複数の入力ボタンの第5のボタンの短い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、音量を1段階減分する工程;
第5のボタンの長い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、第5のボタンが押圧状態にある間、音量をスクロールダウンする工程;および
コマンドの1つが無線でディジタル・メディア・プレーヤへ送られるたびにデバイスのディスプレイに複数のアニメーション・シーケンスの1つを表示させる工程であって、複数のアニメーション・シーケンスの各々がコマンドの1つに対応している工程
を含む、方法。
【請求項9】
デバイスは腕時計を含み、方法が
複数の入力ボタンの第6のボタンの長い押下を検出したことに応答して、コマンドをディジタル・メディア・プレーヤへ送り、ユーザによって前に特定された対応するオーディオ・ファイルをプレイする工程;および
複数の入力ボタンの第6のボタンの短い押下を検出したことに応答して、現在の時間をディスプレイに表示する工程
を更に含む、請求項8記載の方法。
【請求項10】
所定の時間の後に、表示された時間をフェードアウトする工程を更に含む、請求項9記載の方法。
【請求項11】
フェードする工程は、発光ダイオード(LED)のドットマトリクス・アレイをフェードアウトする工程を含む、請求項8記載の方法。
【請求項12】
デバイスの左側のボタンの作動の検出に反応して第1のアニメーションがディスプレイの左側からアイコンをアニメーション化し、およびデバイスの右側のボタンの作動の検出に反応して第2のアニメーションがディスプレイの右側からアイコンをアニメーション化する、請求項8記載の方法。
【請求項13】
ハウジングはベゼルを含み、
第1のボタンはベゼルの中で中央に位置し、
第2のボタンはベゼルの右部分に位置し、
第3のボタンはベゼルの左部分に位置し、
第4のボタンはベゼルの上方部分に位置し、かつ
第5のボタンはベゼルの下方部分に位置する、
請求項8記載の方法。
【請求項14】
複数の入力ボタンの第6のボタンの短い押下を検出したことに応答して、コマンドを遠隔デバイスへ送り、ユーザに関連して測定された生物学的パフォーマンス・パラメータを可聴的に再生する工程を更に含む、請求項8記載の方法。
【請求項15】
ハウジングと;
視覚出力を提供するように構成されたディスプレイと;
入力ボタンを含む入力サブシステムと;
装置から離れて位置するディジタル・メディア・プレーヤと無線で通信するように構成されたトランシーバと;
装置に少なくとも以下を実行させる制御論理を処理するように構成されたプロセッサとを含む、装置:
入力ボタンの作動と作動の時間の長さを検出する工程であって、入力ボタンが、時間の長さが閾値未満である場合は第1の機能に関連付けられ、時間の長さが閾値より長い場合は第2の機能と関連づけられる工程;
時間の長さに基づいて第1の機能もしくは第2の機能に対応するコマンドをトランシーバに無線で送らせる工程;および
コマンドの無線送信に伴い、第1のアニメーション・シーケンスもしくは第2のアニメーション・シーケンスをディスプレイに表示させる工程であって、第1のアニメーション・シーケンスはディジタル・メディア・プレーヤに第1の機能を実行することを指示することに対応するコマンドを表し、第2のアニメーション・シーケンスはディジタル・メディア・プレーヤに第2の機能を実行することを指示することに対応するコマンドを表す工程。
【請求項16】
プロセッサによる制御論理の処理が、時間の長さが所定の時間期間を超えているかどうかの決定に応じて入力ボタンの作動を無視するためのクリア信号を装置に通信させる工程を更に含む、請求項15記載の装置。
【請求項17】
入力ボタンが装置のいずれかの側に位置する複数の入力ボタンの1つであり、作動中に複数のボタンが位置する側が、第1のアニメーション・シーケンスと第2のアニメーション・シーケンスの移動方向を制御する、請求項15記載の装置。
【請求項18】
プロセッサにより入力ボタンの作動と作動の時間の長さを検出する工程であって、入力ボタンが、時間の長さが閾値未満である場合は第1の機能に関連付けられ、時間の長さが閾値より長い場合は第2の機能と関連づけられる工程;
時間の長さに基づいて第1の機能もしくは第2の機能に対応するコマンドを無線で送らせる工程;および
コマンドの無線送信に伴い、第1のアニメーション・シーケンスもしくは第2のアニメーション・シーケンスを表示させる工程であって、第1のアニメーション・シーケンスはディジタル・メディア・プレーヤに第1の機能を実行することを指示することに対応するコマンドを表し、第2のアニメーション・シーケンスはディジタル・メディア・プレーヤに第2の機能を実行することを指示することに対応するコマンドを表す工程
を含む方法。
【請求項19】
時間の長さが所定の時間期間を超えているかどうかの決定に応じて入力ボタンの作動を無視するためのクリア信号を通信する工程を更に含む、請求項18記載の方法。
【請求項20】
入力ボタンが装置のいずれかの側に位置する複数の入力ボタンの1つであり、作動中に複数のボタンが位置する側が、第1のアニメーション・シーケンスと第2のアニメーション・シーケンスの移動方向を制御する、請求項18記載の方法。
【請求項21】
コマンドがディジタル・メディア・プレーヤにユーザに関連する身体パフォーマンス・パラメータを出力することを指示する、請求項18記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【公開番号】特開2012−147432(P2012−147432A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−1502(P2012−1502)
【出願日】平成24年1月6日(2012.1.6)
【分割の表示】特願2009−512100(P2009−512100)の分割
【原出願日】平成19年5月22日(2007.5.22)
【出願人】(505424859)ナイキ インターナショナル リミテッド (249)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年1月6日(2012.1.6)
【分割の表示】特願2009−512100(P2009−512100)の分割
【原出願日】平成19年5月22日(2007.5.22)
【出願人】(505424859)ナイキ インターナショナル リミテッド (249)
【Fターム(参考)】
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