説明

デジタルコンテンツを用いたサービスにおける双方向データ通信方式

【課題】 サービス提供者に的確に質問内容を伝え,効率的に回答を得ることのできる双方向データ通信方式を提供する。
【解決手段】 本発明の双方向データ通信方式は,デジタル教材(コンテンツ)を配信する映像配信サーバ11と,デジタル教材を視聴する映像受信装置12と,受講者からの質問データを受け付ける質問受付サーバ13と,映像教材DB14と,質問DB15と,回答DB16と,質問確認,回答作成用の端末17とを備え,コンテンツの利用者(受講者)は学習を進める中で質問が発生すれば該当コンテンツのIN点,OUT点を設定して,センタ側の質問受付サーバ13へ送信し,センタ側では前記IN点,OUT点情報を元に質問内容を確認し,回答を提示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はデジタルコンテンツ提供サービスに於いて,コンテンツ提供者と利用者とのコミュニケーションをサポートし,利用者の質問等に対して,迅速に,より的確な回答を返信するための双方向データ通信方式に関するものである。
【背景技術】
【0002】
デジタルコンテンツを用いたサービスの1つにeラーニングシステムがある。地上デジタル放送の特性を活かした新たなサービスの利活用として,サーバ型放送サービスの教育分野への適用などが検討されるなど,昨今のネットワーク環境の普及に伴い,マルチメディア技術を用いて学習を行うeラーニングは脚光を浴びている。eラーニングでは,デジタル教材を用いて学習を行うため,場所に拘束されず遠隔地で学習が可能である点,同じ教材を何度も使用可能である点など,個人の理解度に合わせて学習を進められるといったメリットがある。
【0003】
eラーニングについては,受講者の学習水準や性格に対応して,カリキュラムの進度を適宜修正または選択しうるシステムが知られている。(例えば,特許文献1や特許文献2参照)。また,利用者の習熟度に合わせて最適な質問文を提示・選択させることで,質問をしやすくする方法も知られている。(例えば,特許文献3)
eラーニングシステムにおいて受講者は,受信した教材コンテンツにより学習を進める。このeラーニングシステムにおいては,受講者は質問があれば,コンテンツ提供者(センタシステム)に受講者の端末から質問を送信することになる。
【0004】
しかし,このように教材コンテンツを予め用意しておき,「いつでも」授業を受けることができるような非同期型のeラーニングシステムの場合,受講者が質問をしたいことを講師に正確に伝えるのが困難であるという問題があった。
【0005】
但し,講師が複数の受講者と対面して行う集合教育では,質問内容が不明確であっても,講師は質問者と対話を進める中で質問の意図を把握することができる。したがって,受講者は,意図した回答を得ることができる。
【特許文献1】特開2005−321819号公報
【特許文献2】特開2005−321768号公報
【特許文献3】特開2004−05322号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら,非同期型のeラーニングシステムでは,受講者と講師の間で対話を進めながら質問をすることが困難であり,受講者が質問に対する的確な回答を得るまでにタイムラグが発生してしまう。また,集合教育に比べ,教材のどの部分に関する質問なのかを説明する必要があるなど,手間が多く,どうしても一方通行の学習になりがちであった。
【0007】
本発明は,従来の問題を解決するためになされたもので,猥雑な操作なくコンテンツ(サービス)提供者に質問内容を伝え,迅速に的確な回答を得ることのできる双方向データ通信方式を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の双方向データ通信方式は,コンテンツ利用側で発生した質問等を前記コンテンツを提供する側へ伝える方式であり,前記コンテンツ利用側で前記質問に関連するコンテ
ンツの該当箇所を特定する情報を付加し,前記コンテンツの該当箇所を特定する情報と,前記質問に関する質問情報とを合わせて前記コンテンツ提供側に送信することを特徴とする構成を有している。
【0009】
この構成により,受講者は疑問の対象となるコンテンツ該当箇所を明確にセンタ(コンテンツ提供者)に伝えることが可能となるため,センタ側では質問に対する的確な回答を提示することが可能になる。
【0010】
また,本発明の双方向データ通信方式は,前記双方向データ通信方式において,コンテンツ提供側で過去の質問データを蓄積しておき,コンテンツ利用側から送られてきた質問に対して,質問対象コンテンツの該当箇所を特定する情報が類似しているデータを検索し,存在すれば,質問とその回答を質問者に提示することを特徴とする構成を有している。
【0011】
この構成により,対象となるコンテンツ該当箇所が類似している質問と,その回答がコンテンツ提供側で蓄積されていた場合,受講者はその回答をすぐに取得できるため,非同期型のeラーニングシステムの課題の1つであった「質問から回答を得るまでのタイムラグ」を短縮することが可能になる。また,質問内容ではなく,コンテンツの質問対象となるコンテンツの該当箇所を検索条件にしているため,該当箇所における受講者が気付かなかった観点での質問なども入手することができ,より学習効果を高めることが可能となる。
【0012】
さらに,本発明の双方向データ通信方式は,前記双方向データ通信方式において,コンテンツ提供側でコンテンツを意味のある単位で区切るデータをコンテンツに付加して配信し,コンテンツ利用側では疑問点に関連するコンテンツの該当箇所を特定する作業を,前記コンテンツを意味のある単位で区切ったデータの中から選択することで,質問の該当箇所を特定するデータを容易に設定可能となることを特徴とした構成を有している。
【0013】
この構成により,コンテンツ提供者は,例えば学習単元毎など,コンテンツを意味のある単位で区切るデータをコンテンツに付加して配信し,受講者は質問作成時に,前記区切りデータをコンテンツを利用する装置で表示させ,前記区切りデータが質問該当箇所を示す情報と一致していれば,受講者は疑問点に関連するコンテンツの該当箇所を特定する作業を,その区切り情報を選択するだけで可能となり,質問作成作業を簡素化することが可能となる。
【0014】
さらに,本発明の双方向データ通信方式は,コンテンツ提供側でコンテンツに関連する重要語句データをコンテンツに付加して配信し,コンテンツ利用側では前記重要語句データを組み合わせることで質問文を作成することを特徴とした構成を有している。
【0015】
この構成により,受講者はコンテンツ利用装置で,質問作成時にコンテンツに関連する重要語句データを選択可能な状態で表示させ,その重要語句を選択することで,猥雑な文字入力作業を省略し,質問文の作成が可能となる。なお,質問文作成時に,予めいくつかの質問文の雛形を用意しておき,前記重要語句データをあてはめるだけで質問文を作成するようにすることも可能である。
【発明の効果】
【0016】
本発明は,疑問点に関連するコンテンツの該当箇所を特定する情報と,疑問点に関する質問情報を合わせてコンテンツ提供側に送信することで,利用者の疑問の対象となるコンテンツ該当箇所を明確にコンテンツ提供者に伝えることが可能となり,コンテンツ提供者側では質問に対する的確な回答を迅速に提示できるという効果を有する双方向データ通信方式を提供するものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下,本発明の実施形態の双方向データ通信方式について,図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
【0018】
本発明の第1実施形態の双方向データ通信方式を図1に示す。図1において,本発明の実施の形態の双方向データ通信方式は,デジタル教材(コンテンツ)を配信する映像配信サーバ11と,デジタル教材を視聴する映像受信装置12と,受講者からの質問データを受け付ける質問受付サーバ13と,映像教材DB14と,質問DB15と,回答DB16と,質問確認,回答作成用の端末17とを有する。なお,回答作成用の端末は複数台あっても良い。
【0019】
更に,映像受信装置12は,映像表示部121と,受講者が映像の再生制御をしたり,質問データを作成するためのユーザインターフェース部122と,ユーザインターフェース部122の指示により,映像表示部,質問データ生成部を制御する制御部123と,ユーザインターフェース部122で入力された情報を元に,質問データを生成する質問データ生成部124を有し,質問受付サーバ13は,映像受信装置から送信される質問データを受信する通信処理部131と,受信した質問データを解析し,以降の処理を制御する制御部132と,受信した質問データにある,質問対象となるコンテンツ教材のID,IN点,OUT点,から同様の教材に対する質問があるか検索する類似質問検索部133と,類似質問が存在した場合,それに対応する回答データを取得する回答検索部134と,類似質問が存在しなかった場合,新たな回答の作成指示を出す回答作成依頼部135とを有する。
【0020】
以上のように構成された双方向データ通信方式について,図2を用いてその動作を説明する。まず,コンテンツの利用者(受講者)は,映像配信サーバ11から配信されるデジタル教材を,映像受信装置12を用いて視聴し,学習を進める。その過程で疑問点があれば,映像受信装置12のユーザインターフェース部122を用いて,該当コンテンツの疑問の対象となる部分のIN点,OUT点を設定し,質問を作成して教材コンテンツ提供者であるセンタ側の質問受付サーバ13へ送信する。質問受付サーバ13では質問を受信すると,制御部132で教材ID,IN点,OUT点を抽出し,類似質問検索部133でそれらの情報を用いて,質問DB15から過去に同じ教材箇所に対して質問がなかったかを検索し,検索にヒットすれば,回答検索部134により回答DB16からヒットした質問に対応する回答を抽出し,受講者に通知する。
【0021】
また,過去に同じ教材箇所の質問がなかった場合,あるいは受講者が納得する回答が得られなかった場合は,回答作成依頼部135より回答作成用の端末17に質問内容が転送され,回答作成者により質問に対応する回答が作成される。作成された回答は,回答DB16に登録されると共に,新たな教材が作成されていれば,映像教材DB14にも登録され,これらの情報が質問者へ連絡される。
【0022】
次に,類似質問検索部133による検索処理の詳細を,図3を用いて説明する。類似質問検索部133での検索条件として(1)IN点,OUT点がほぼ一致している場合,(2)OUT点のみ,ほぼ一致している場合,(3)質問DBにあるIN点,OUT点が,今回の質問のIN点,OUT点に包含される場合,(4)今回の質問のIN点,OUT点が,質問DBにあるIN点,OUT点に包含される場合という具合に,多様な検索条件での検索が可能であり,徐々に条件を緩めて検索することで,質問者の質問に近い回答から順に回答を提示することが可能となる。
【0023】
このような本実施形態の双方向データ通信方式によれば,質問者が作成する質問データ
に該当教材コンテンツを特定する情報を付加することにより,疑問の対象となるコンテンツ該当箇所を明確にコンテンツ提供者に伝えることが可能となるため,コンテンツ提供者側では質問に対する的確な回答を提示することが可能になる。
【0024】
また,質問内容ではなく,該当教材コンテンツのIN点,OUT点を用いて検索を行うことで,該当箇所における受講者が気付かなかった観点での質問とその回答なども入手することができ,より学習効果を高めることが可能となる。
【0025】
また,コンテンツ提供者側で以下の情報を作成し,教材コンテンツと共に映像受信装置12へ送信することにより,受講者の質問入力作業を補助することもできる。(1)教材コンテンツの学習単元毎のIN点,OUT点を設定したメタデータ→質問データのIN点,OUT点候補として使用,(2)重要語句の辞書データ→質問文作成時に語句候補データとして使用し,入力の手間を省く,(3)質問文の雛形になる,定型質問フォーマット→全コンテンツ共通データとして,予め受信機に設定しておくことも可能,これにより,映像受信装置12はユーザインターフェース部122で,例えば図4にあげるような質問データ入力画面を用いて,学習単元毎の映像を,頭出し操作なしに,IN点,OUT点を設定が可能となり,また,文字入力をすることなく,質問文の雛形と重要語句を選んでいくだけで質問文が作成可能となるなど,受講者の質問データの作成作業を簡素化することができる。
【0026】
また,前記重要語句データだけでは作成できないフリーフォーマットの質問を作成する場合もあり,この時は受講者が文章を入力しなければならないが,ユーザインターフェース部122のキー入力部はリモコンである場合も想定される。質問入力時にリモコンと映像表示部121を交互に見るのは煩わしいが,リモコンに小さな画面を設けてそこで質問内容を確認しながら入力してしまい,その後本体へ転送することで,その煩わしさを解消し,文字入力操作性の向上を図ることもできる。
【0027】
以上のようなしくみを導入して,受講者の使い勝手を良くすることで,本双方向データ通信方式の利用率を向上させることで,より多くの質問データ,回答データの蓄積ができ,結果として学習効率の向上,サービス利用者の拡大につなげていくことが可能となる。
【0028】
なお,以上の説明では,コンテンツ提供者が提供するコンテンツを学習用教材として構成した例について説明したが,その他,商品説明用のデジタルマニュアルや広告販売のためのデジタルカタログ等を用いたサービスについても同様に実施可能である。
(第2実施形態)
【0029】
次に,本発明の第2実施形態の双方向データ通信方式を図5に示す。図5において,本発明の実施の形態の双方向データ通信方式は,アンケート集計と結果公表というサービス形態として実施され,映像コンテンツを配信する映像配信サーバ21と,映像コンテンツを視聴する映像受信装置22と,受講者からのアンケート回答を受け付けるアンケート受付サーバ23と,映像コンテンツDB24と,アンケートDB25と,アンケート結果公表サーバ26と,登録コンテンツ管理用の端末27とを有する。なお,登録コンテンツ管理用の端末は複数台あっても良い。
【0030】
以上のように構成された双方向データ通信方式について,図6を用いてその動作を説明する。まず,コンテンツの利用者は,映像配信サーバ21から配信されるデジタルコンテンツを,映像受信装置12を用いて視聴する。視聴を終了すると,例えばコンテンツの中で気に入ったシーンに関するアンケート画面が表示され,利用者はユーザインターフェース部122を用いて,該当コンテンツのIN点,OUT点を設定してサービス提供者であるセンタ側のアンケート受付サーバ23へ送信する。アンケート受付サーバ23ではアン
ケート回答を受信すると,制御部232でコンテンツID,IN点,OUT点を抽出し,アンケートデータ処理部233を通じて,アンケートDB25へ登録する。
【0031】
コンテンツ提供者側では,前記のように収集されたアンケート回答の集計結果を元に,ランキング上位のシーンのIN点,OUT点のメタデータをグループ化し,ランキング情報と共に,前記グループ化したメタデータをアンケート結果公表サーバ26で公開する。
【0032】
また,コンテンツ提供者側では前記アンケート結果を元に,コンテンツの人気シーンを勘案し,登録映像コンテンツ管理端末27を用いて,利用者に提供するコンテンツを取捨選択し,新たなサービス形態の検討に利用することも可能である。
【0033】
利用者側では,映像受信装置22を用いてアンケート結果を確認することができ,また,グループ化されたメタデータを用いて,例えば,人気シーンのみを連続して視聴するようなサービスを受けることが可能になる。
【0034】
以上のように本発明の第2実施形態の双方向データ通信方式によれば,利用者からの人気シーンに関するデータを集計するアンケートDB25と,ランキング情報・人気シーンのメタデータをグループ化した情報を公開するを設けることにより,例えば,あるジャンルの人気シーンを,コンテンツをまたがって連続視聴するようなサービスを提供することができる。
【産業上の利用可能性】
【0035】
以上のように,本発明にかかる双方向データ通信方式は,利用者がコンテンツのどの部分に対して情報を送信してきたのかを明確にすることができ,例えば,学習教材コンテンツの疑問点に関連するコンテンツの該当箇所を特定する情報と,質問情報を合わせてコンテンツ提供者側に送信することで,利用者の疑問の対象となるコンテンツ該当箇所を明確にし,コンテンツ提供者側では質問に対する的確な回答を迅速に提示できるという効果を有し,デジタルコンテンツを用いたeラーニングシステム等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の第1実施形態における,双方向データ通信方式のブロック図
【図2】本発明の第1実施形態における,双方向データ通信方式の動作説明のためのフロー図
【図3】本発明の第1実施形態における,類似質問検索処理の詳細フロー図
【図4】本発明の第1実施形態における,映像受信装置の画面例を示す図
【図5】本発明の第2実施形態における,双方向データ通信方式のブロック図
【図6】本発明の第2実施形態における,双方向データ通信方式の動作説明のためのフロー図
【符号の説明】
【0037】
11 映像配信サーバ
12 映像受信装置
13 質問受付サーバ
14 映像教材DB
15 質問DB
16 回答DB
17 質問確認回答作成用の端末
21 映像配信サーバ
22 映像受信装置
23 アンケート受付サーバ
24 映像コンテンツDB
25 アンケートDB
26 アンケート結果公表サーバ
27 登録映像コンテンツ管理端末
121 映像表示部
122 ユーザインターフェース部
123 制御部(映像受信装置)
124 質問データ生成部
131 通信処理部
132 制御部(質問受付サーバ)
133 類似質問検索部
134 回答検索部
135 回答作成依頼部
221 映像表示部
222 ユーザインターフェース部
223 制御部(映像受信装置)
224 アンケートデータ生成部
231 通信処理部
232 制御部(アンケート受付サーバ)
233 アンケートデータ処理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツ利用側で発生した質問等を前記コンテンツを提供する側へ伝える方式であり,前記コンテンツ利用側で前記質問に関連するコンテンツの該当箇所を特定する情報を付加し,前記コンテンツの該当箇所を特定する情報と,前記質問に関する質問情報とを合わせて前記コンテンツ提供側に送信することを特徴とする,双方向データ通信方式。
【請求項2】
前記コンテンツ提供側で過去の質問データを蓄積しておき,前記コンテンツ利用側から送られてきた質問に対して,質問対象コンテンツの該当箇所を特定する情報が類似しているデータを検索し,存在すれば,質問とその回答を質問者に提示することを特徴とする請求項1記載の双方向データ通信方式。
【請求項3】
前記コンテンツ提供側でコンテンツを意味のある単位で区切る情報をコンテンツに付加して配信し,コンテンツを利用する側では疑問点等に関連するコンテンツの該当箇所を特定する作業を,前記コンテンツを意味のある単位で区切った情報の中から選択することで,質問の該当箇所を特定するデータを容易に設定可能にできることを特徴とする請求項1または2記載の双方向データ通信方式。
【請求項4】
前記コンテンツ提供側でコンテンツに関連する重要語句データをコンテンツに付加して配信し,前記コンテンツ利用側では前記重要語句データを組み合わせることで質問文を作成することを特徴とする,請求項1〜3のいずれかに記載の双方向データ通信方式。
【請求項5】
請求項1〜4に記載の双方向データ通信方式を実現するための,コンテンツ配信装置,質問情報蓄積装置,質問情報検索装置および回答データ作成装置を有することを特徴とするコンテンツ提供システム。
【請求項6】
請求項5に記載の装置に加え,前記コンテンツを意味のある単位に区切るデータを生成し,コンテンツと共に送信する機能を有することを特徴とするコンテンツ提供システム。
【請求項7】
請求項5または6に記載の装置に加え,コンテンツに関連する重要語句データを生成し,コンテンツと共に送信する機能を有することを特徴とするコンテンツ提供システム。
【請求項8】
請求項1〜4に記載の双方向データ通信方式を実現するため,提供されたコンテンツに対する疑問点の該当箇所を指定する機能と,質問データ等を生成する機能と,それらの情報をコンテンツ提供者に送信する機能を有することを特徴とするコンテンツ利用装置。
【請求項9】
請求項8に記載の機能に加え,コンテンツ提供者から提供されるコンテンツの区切りデータ,コンテンツに関連する重要語句データの片方,若しくは両方を利用して,提供されたコンテンツに対する疑問点等の該当箇所を指定する機能と,質問データ等を生成する機能を有することを特徴とするコンテンツ利用装置。
【請求項10】
請求項8または9に記載の機能に加え,コンテンツ利用装置のリモコン部に文字入力機能と入力文章を表示する機能と,文字入力後に本体に入力文章を送信する機能とを有することを特徴とするコンテンツ利用装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−327988(P2007−327988A)
【公開日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−156957(P2006−156957)
【出願日】平成18年6月6日(2006.6.6)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】